JP2021086136A - 台紙なしラベル - Google Patents

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哲也 高島
未希子 高橋
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Abstract

【課題】いったん被着体に貼付したラベルを剥がした後、別のラベルの貼付けを抑制可能とするラベルを提供する。【解決手段】本発明のある態様は、第1の剥離剤層、ラベル基材、および、粘着剤層が、この順で積層された台紙なしラベルにおいて、ラベル基材が粘着剤層と接する面の少なくとも一部には、第2の剥離剤層が形成され、粘着剤層の第1の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力は、粘着剤層の第2の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力よりも小さく、粘着剤層のJIS Z 0237、JIS Z 1529及びJIS Z 1538により規定されているステンレス試験板に対する180°引き剥がし粘着力は、粘着剤層の第2の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力よりも大きい、台紙なしラベルである。【選択図】図2

Description

本発明は、台紙なしラベルに関する。
従来から、台紙(剥離紙又はセパレータとも呼ばれる。)を用いない台紙なしラベルが提案され、実用化されている(例えば、特許文献1)。
台紙なしラベルは、裏面の粘着剤が1周内側のラベルの表面に仮着した状態でロール状に巻かれて出荷される。そのため、ラベル表面から粘着剤が容易に剥がれるように、ラベル表面には、剥離剤層が形成されている。台紙なしラベルは、軽い力で巻出し(巻戻し)可能である。
特開2001−183979号公報
ところで、ラベルには台紙の有無に関わらず様々な用途や使い方がある。ラベルを貼り付けたままの使い方(永久接着)や、一定期間貼り付けた後に剥がす使い方(再剥離)が大半である。しかし、その一方で、ラベルの不正な貼替えを抑制するような使い方も求められている。例えば、消費期限を印字したラベルを生鮮食品の包装(ラップフィルム等)に貼り付ける使い方の場合、ラベルの再剥離や別のラベルとの貼替をしにくい状態を作り出すことが望まれる。最初に貼られたラベルを剥がし、消費期限を改ざんした別のラベルに貼替えられる恐れがあるためである。
上述した観点に鑑み、本発明は、いったん被着体に貼付したラベルを剥がした後、別のラベルの貼付けを抑制可能とするラベルを提供することを目的とする。
本発明のある態様は、第1の剥離剤層、ラベル基材、および、粘着剤層が、この順で積層された台紙なしラベルにおいて、前記ラベル基材が前記粘着剤層と接する面の少なくとも一部には、第2の剥離剤層が形成され、前記粘着剤層の第1の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力は、前記粘着剤層の第2の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力よりも小さく、前記粘着剤層のJIS Z 0237、JIS Z 1529及びJIS Z 1538により規定されているステンレス試験板に対する180°引き剥がし粘着力は、前記粘着剤層の第2の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力よりも大きい、台紙なしラベルである。
本発明のある態様によれば、いったん被着体に貼付したラベルを剥がした後、別のラベルの貼付けを抑制可能とするラベルを提供できる。
実施形態の台紙なしラベルの表面および裏面を示す図である。 実施形態の台紙なしラベルの断面図である。 実施形態の台紙なしラベルが巻回されたラベルロールから台紙なしラベルを巻き出すときの状態を示す図である。 実施形態の台紙なしラベルの一部を被着体から剥がした状態を示す図である。 実施形態の台紙なしラベルの一部を被着体から剥がすときの台紙なしラベルの断面の変化を説明する図である。
以下、本発明の台紙なしラベルの一実施形態について図面等を参照して説明する。本実施形態の台紙なしラベル10は、感熱式プリンタで印字が行われるラベルである。
図1は、本実施形態の台紙なしラベル10の表面および裏面を示す図である。図2は、本実施形態の台紙なしラベル10について、図1のA−A断面図である。図3は、本実施形態の台紙なしラベル10が巻回されたラベルロールRから台紙なしラベル10を巻き出すときの状態を示す図である。
なお、図1〜図3を含め、参照される各図では理解を容易にするために、台紙なしラベル10の各部の大きさ、形状を適宜誇張して示している。また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
なお、以下の説明では、図2の紙面の上下に従って上下方向若しくは表側、裏側を規定するが、これは本実施形態の説明の目的のために過ぎず、本発明を限定する意図ではない。
図1を参照すると、本実施形態の台紙なしラベル10の表面は、図示しないプリンタによって印字が行われる印字面であり、台紙なしラベル10の裏面は、例えば食品包装物等の被着体に貼付するための貼付面である。
図2を参照すると、台紙なしラベル10は、表側から裏側に向けて、第1の剥離剤層13、サーマル紙14、および、粘着剤層15をこの順で積層した積層体で構成される。また、サーマル紙14が粘着剤層15と接する面の少なくとも一部には、第2の剥離剤層16が形成されている。
サーマル紙14は、基材14a(ラベル基材の一例)、および、この基材14aの表面に設けられるサーマル層14bからなる。サーマル層14bは、熱により感熱発色する層である。
基材14aは、例えば、上質紙、厚紙などの紙素材のもの、合成紙、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、ネーマ、ポリスチレン、ポリイミドなどのフィルム素材およびその加工品が選定できる。
基材14aの厚みは、加工性およびコストなどを考慮して設定され、特に限定するものではないが、例えば10〜250μmである。プリンタ印字や自動貼付けする場合は60〜100μmが望ましい。
第1の剥離剤層13は、剥離剤をサーマル層14bの表面に塗工することにより形成される。剥離剤として例えば紫外線硬化型のシリコーンを主成分とするものを採用可能である。第1の剥離剤層13は、台紙なしラベル10がロール状に巻き取られた状態(ラベルロールの状態)において、粘着剤層15に対して剥離可能に重なる。
粘着剤層15は、基材14aの裏面側に設けられる層であり、台紙なしラベル10の使用時に、被着体に接着される。
粘着剤層15は、任意のタイプの粘着剤を、基材14aの裏面側から塗工することにより形成される。粘着剤としては、例えば、ゴム系やアクリル系のホットメルト粘着剤、エマルジョン粘着剤、あるいはソルベント粘着剤などが採用可能である。粘着剤層15の厚みは限定しないが、例えば10〜30μmである。
第2の剥離剤層16は、基材14aの少なくとも一部に形成され、例えば図1に示すように、台紙なしラベル10の裏面側からパターニングされて塗工することにより形成される。塗工する際には、例えば、フレキソ印刷、凸版印刷を利用することができる。筋塗りやベタ塗りする場合、例えば、グラビアコーター、コンマコーター、3本リバースコーター、ダイレクトグラビアコーター、オフセットグラビアコーター、5本ロールコーター、リバースグラビアコーター、マイヤーバーコーターが使用可能である。
図2に示すように、第2の剥離剤層16が形成された部分では、基材14aから台紙なしラベル10の裏面に向けて、第2の剥離剤層16、粘着剤層15の順に積層される。
第2の剥離剤層16は、後述するように、台紙なしラベル10をいったん被着体に貼付し、その後に台紙なしラベル10を被着体2から剥がした場合に、第2の剥離剤層16と接する粘着剤層15(つまり、第2の剥離剤層16の直下の粘着剤層15の部分)を、被着体の被貼付面に残留させるために設けられている。
第2の剥離剤層16の剥離剤としては、例えば、メジウムやニスにシリコーン系剥離剤を混合したものや、アルキルペンダントポリマーなどが採用可能である。第2の剥離剤層16の厚みは限定しないが、例えば0.5〜10μmである。
図3を参照すると、台紙なしラベル10は、ロール状に巻回されたラベルロールRとしてプリンタに収容され、ラベルロールRから巻き出されてから印字される。
図3には、ラベルロールRから巻き出される台紙なしラベル10の部分断面を拡大して示している。図3に示すように、巻き出された台紙なしラベル10は、その下のラベルロールRの一部を構成する台紙なしラベル10と積層され、裏面側の粘着剤層15と表面側の第1の剥離剤層13とが仮着した状態となっている。
図4は、本実施形態の台紙なしラベル10の一部を被着体から剥がした状態を示す図である。図5は、本実施形態の台紙なしラベル10の一部を被着体から剥がすときの台紙なしラベル10の断面の変化を説明する図である。
ここで、本実施形態の台紙なしラベル10の各層の接着力(引き剥がし粘着力)について説明する。
・接着力FA:粘着剤層15の第1の剥離剤層13に対する180°引き剥がし粘着力
(粘着剤層15が仮着する隣接する台紙なしラベル10は、一般的なラベルでは台紙に相当し、幅25mmあたり数g〜数十gの小さい力で引き剥がすことができ、ラベルロールRの巻き戻し力に相当する。)
・接着力FB:粘着剤層15の第2の剥離剤層16に対する180°引き剥がし粘着力
・接着力FC:粘着剤層15の基材14aに対する180°引き剥がし粘着力(粘着剤層15の基材14aに対する投錨性を意味する。)
・接着力FD(図5参照):粘着剤層15のJIS Z1538及びZ0237により規定されているステンレス試験板に対する180°引き剥がし粘着力
接着力FA、接着力FB、接着力FCおよび接着力FD、は、JIS Z 0237、JIS Z 1529及びJIS Z 1538に基づいて測定する。この場合、接着力FA、接着力FBおよび接着力FCは、上記のステンレス試験板をそれぞれ引き剥がす対象に置き換えて測定する。
例えば、接着力FAを測定するときには、金属板等の平坦な試験板の表面に台紙なしラベル10を貼り付ける。試験片として同一の台紙なしラベル10を用意し、その粘着剤層15を規定の圧力で試験板表面の第1の剥離剤層13上に接着させる。そして、試験片の粘着剤層15を、試験板表面の台紙なしラベル10の第1の剥離剤層13から引き剥がすときの力を測定する。
接着力FBを測定するときには、金属板等の平坦な試験板に、台紙なしラベル10の粘着剤層15以外の部分が積層されたものを、第2の剥離剤層16が露出するようにしてテープ等で固定する(例えば、上下端をテープで固定する)。試験片として、台紙なしラベル10の粘着剤層15を、試験板に固定された第2の剥離剤層16上に接着させる。そして、試験片の粘着剤層15を、試験板に固定された第2の剥離剤層16から引き剥がすときの力を測定する。
接着力FCを測定するときには、サーマル紙14を基材14aが露出するようにして金属板等の平坦な試験板にテープで固定する。試験片として台紙なしラベル10の粘着剤層15を、試験板に固定されたサーマル紙14の基材14a上に接着させる。そして、試験片の粘着剤層15を、試験板に固定されたサーマル紙14の基材14aから引き剥がすときの力を測定する。
本実施形態の台紙なしラベル10では、FC>FB>FAとなるように構成される。そのため、ラベルロールRから台紙なしラベル10を巻き出すときに、粘着剤層15と第2の剥離剤層16が分離することなく、台紙なしラベル10は、一周内側の台紙なしラベル10から剥離される。
接着力FAは、100〜3000mN/25mmであることが好ましい。より好ましくは100〜1000mN/25mmである。100mN/25mm未満の場合は、ロール状に成形する際に型くずれする恐れがある。3000mN/25mmを超える場合は、ロールから巻き出しにくくなる。特に、プリンタで印字する場合や自動貼り付け機で貼り付ける場合、接着力FAが大きいと規定の長さを巻き出しできなくなるため、接着力の上限は1000mN/25mmであることが好ましい。
接着力FBは、1000〜5000mN/25mmであることが好ましい。1000mN/25mm未満の場合は、粘着剤層15を塗工する際にムラが生ずる恐れがあるほか、ラベルロールRから巻出す際に仮着した第1の剥離剤層13に転写する恐れがある。5000mN/25mmを超える場合は、いったん被着体2に貼り付けた台紙なしラベル10を剥がす際、粘着剤層15が第2の剥離剤層16から剥離して被着体2に留まることがなく、基材14aと一体に剥がれる恐れがある。
接着力FCは、5000mN/25mm以上であることが好ましい。より好ましくは10000mN/25mm以上である。さらに、後述する接着力FDよりも大きいことが必要である。5000mN/25mm未満の場合は、いったん被着体2に貼り付けた台紙なしラベル10を剥がす際、粘着剤層15が意図せずに被着体2に留まる恐れがある。
接着力FDは、5000mN/25mm以上であることが好ましい。5000mN/25mm未満の場合は、台紙なしラベル10としての粘着力が弱く、様々な被着体に安定して貼り付くための十分な性能が満たされない。また、接着力FDは、接着力FCを超えないことが必要である。接着力FDが接着力FCを超えた場合、台紙なしラベル10を被着体2から剥離すると、基材14aに塗工された粘着剤までもが被着体2に残留する恐れがある。
次に、図4および図5を参照して、ユーザが本実施形態の台紙なしラベル10を被貼付面から剥がした場合について説明する。
図4に、本実施形態の台紙なしラベル10をいったん被着体2の被貼付面2sに貼り付けた後、台紙なしラベル10の一部を被貼付面2sから剥がした状態を示す。また、図4では、被貼付面2sから剥がす前の台紙なしラベル10の一部の輪郭線CTを仮想線で示している。このように、台紙なしラベル10を被貼付面2sから剥がした場合、台紙なしラベル10の第2の剥離剤層16の直下に位置する粘着剤層15aが被貼付面2sに残留する。
次に、図5を用いて詳しく説明する。
図5の状態S1は、台紙なしラベル10が被貼付面2sに完全に貼付された状態を示し、状態S2,S3は、台紙なしラベル10が被貼付面2sから剥がされつつある状態を時系列順に示している。
図5において、被貼付面2sに対する粘着剤層15の粘着力を接着力FDとすると、FD>FBである。つまり、被貼付面2sに対する粘着剤層15の接着力が、粘着剤層15の第2の剥離剤層16に対する接着力よりも大きくなるように構成される。そのため、図5の状態S1から状態S3に示すように、台紙なしラベル10を被貼付面2sから剥がす操作に伴い、第2の剥離剤層16の直下に位置する粘着剤層15aは、被貼付面2sに貼り付いたままとなり、第2の剥離剤層16は粘着剤層15aから剥離する。それによって、第2の剥離剤層16の直下に位置する粘着剤層15aが被貼付面2sに残留する。
上述したように、いったん被着体2に台紙なしラベル10を貼付した後に台紙なしラベル10を剥がそうとすると、第2の剥離剤層16の直下に位置する粘着剤層15aが被着体2の被貼付面2sに残留することになり、残留した粘着剤により被着体2がべとべとした状態となる。つまり、残留した粘着剤によって被着体2の被貼付面2sが汚れ、その表面性状が変わることになる。そのため、ユーザが別の台紙なしラベル10を被着体2に貼り付ける意欲を減退させることになり、結果として、いったん台紙なしラベル10を被着体2に貼付した後に別の台紙なしラベル10を貼付することを抑制することが可能となる。
これは、特に被着体2が例えば生鮮食料品のパックで、台紙なしラベル10に賞味期限が印字されている場合に有効である。台紙なしラベル10を剥がして賞味期限を改竄したラベルに貼り変えようとしても被貼付面2sがべたついており、さらには剥がす際に第2の剥離剤層16の有無によって被貼付面2sに不均一な張力が加わって被着体2が歪んでいるために、他のラベルの不正な貼付けを抑制する効果が得られる。
なお、接着力FDは、被貼付面2sの材質、表面性状によって変動しうるが、前述したように、JIS Z1538及びZ0237により規定されているステンレス試験板に対する180°引き剥がし粘着力により測定することができる。この試験方法によって粘着力の測定を行うときに、粘着剤層15がステンレス試験板から引き剥がされるよりも先に、第2の剥離剤層16が粘着剤層15から剥離されるように構成されている(つまり、FD>FB)。
図1に示した台紙なしラベル10では、第2の剥離剤層16の形態が正三角形の集合体である場合を例示したが、その限りではない。第2の剥離剤層16は、如何なる形態を採ることもできる。
以上、本発明の台紙なしラベルの実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。例えば、上述したいずれかの実施形態で述べた技術的事項は、適宜他の実施形態と組み合わせて適用することができる。
例えば、上述した実施形態の台紙なしラベル10では、第2の剥離剤層16が基材14aの一部に形成されている場合について例示したが、第2の剥離剤層16が基材14aの全面に形成されてもよい。その場合には、接着力FC(図5参照)を考慮する必要はないが、ロールの巻き出しの観点から、接着力FA,FBとの間にはFB>FAの関係が必要である。また、上述した試験において、粘着剤層15がステンレス試験板から引き剥がされるよりも先に、第2の剥離剤層16が粘着剤層15から剥離されるように、接着力FB,FDとの間にはFD>FBの関係が必要である。FD>FBの関係が必要である。第2の剥離剤層16が基材14aの全面に形成されている場合には、被着体2から台紙なしラベルを剥がしたときに粘着剤層15の全面で粘着剤が被貼付面2sに留まることになる。その場合でも、被貼付面2sがべたついた状態となり、別のラベルを貼付することを抑制する効果が発揮される。
上述した実施形態では、台紙なしラベル10が感熱式プリンタで印字が行われるラベルである場合について説明したが、その限りではない。サーマル紙14に代えて、インクリボンを用いた熱転写方式のプリンタなどで印字を行うのに用いられる紙基材等が適用可能である。さらには、サーマル紙の代わりにアート紙、コート紙、キャストコート紙、フォイル紙および厚紙等の紙素材や、合成紙、PET,PP、PE、ネーマ、ポリスチレン、ポリイミドのようなフィルム素材およびその加工品を用いても良い。この場合、前述した紙素材やフィルム素材と第1の剥離剤層との間に文字、図柄、バーコード、二次元コードのような識別コードを印刷しておいても良い。
2…被着体
2s…被貼付面
10…台紙なしラベル
13…第1の剥離剤層
14…サーマル紙
14a…基材
14b…サーマル層
15,15a…粘着剤層
16…第2の剥離剤層
FA,FB,FC,FD…接着力
R…ラベルロール

Claims (9)

  1. 第1の剥離剤層、ラベル基材、および、粘着剤層が、この順で積層された台紙なしラベルにおいて、
    前記ラベル基材が前記粘着剤層と接する面の少なくとも一部には、第2の剥離剤層が形成され、
    前記粘着剤層の第1の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力は、前記粘着剤層の第2の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力よりも小さく、
    前記粘着剤層のJIS Z 0237、JIS Z 1529及びJIS Z 1538により規定されているステンレス試験板に対する180°引き剥がし粘着力は、前記粘着剤層の第2の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力よりも大きい、
    台紙なしラベル。
  2. 前記粘着剤層の第2の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力は、前記粘着剤層の前記ラベル基材に対する180°引き剥がし粘着力よりも小さく、
    前記粘着剤層の前記ラベル基材に対する180°引き剥がし粘着力は、前記粘着剤層のJIS Z 0237、JIS Z 1529及びJIS Z 1538により規定されているステンレス試験板に対する180°引き剥がし粘着力よりも大きい、
    請求項1記載の台紙なしラベル。
  3. 前記粘着剤層の第1の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力、前記粘着剤層の第2の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力、および、前記粘着剤層の前記ラベル基材に対する180°引き剥がし粘着力は、JIS Z 0237、JIS Z 1529及びJIS Z 1538により規定されているステンレス試験板をそれぞれ引き剥がす対象に置き換えて試験した値である、
    請求項1または請求項2に記載の台紙なしラベル。
  4. 前記台紙なしラベルが長尺帯状であり、ロール状に巻回されている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の台紙なしラベル。
  5. 前記ラベル基材がサーマル紙である、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の台紙なしラベル。
  6. 前記粘着剤層の第1の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力は、100〜3000mN/25mmである、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の台紙なしラベル。
  7. 前記粘着剤層の第2の剥離剤層に対する180°引き剥がし粘着力は、1000〜5000mN/25mmである、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の台紙なしラベル。
  8. 前記粘着剤層の前記ラベル基材に対する180°引き剥がし粘着力は、5000mN/25mm以上である、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の台紙なしラベル。
  9. 前記粘着剤層のJIS Z 0237、JIS Z 1529及びJIS Z 1538により規定されているステンレス試験板に対する180°引き剥がし粘着力は、5000mN/25mm以上である、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の台紙なしラベル。
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