JPH10268769A - 粘着紙 - Google Patents

粘着紙

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JPH10268769A
JPH10268769A JP9274997A JP9274997A JPH10268769A JP H10268769 A JPH10268769 A JP H10268769A JP 9274997 A JP9274997 A JP 9274997A JP 9274997 A JP9274997 A JP 9274997A JP H10268769 A JPH10268769 A JP H10268769A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
base material
adhesive
image
label
Prior art date
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Pending
Application number
JP9274997A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Eguchi
健一郎 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sato Corp
Original Assignee
Sato Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sato Corp filed Critical Sato Corp
Priority to JP9274997A priority Critical patent/JPH10268769A/ja
Publication of JPH10268769A publication Critical patent/JPH10268769A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構造にするとともに、生産性を向
上し、かつ、需要者側で破棄される紙の量を少なくした
粘着紙を提供することを目的とする。 【解決手段】 基材2および粘着層3を含む粘着紙1に
おいて、基材2の表面の少なくとも一部に画像が形成さ
れるとともに、基材2の表面の一部または全部に紫外線
硬化型シリコ−ン系化合物からなる剥離層4を設けたこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば商品の箱や
包装紙等にシールやラベルとして貼り着ける粘着紙であ
って、特にその表面に別のラベルを重ね貼りした場合に
も重ね貼りしたラベルを再剥離可能な粘着紙に関する。
【0002】
【従来の技術】小売商品の多くには値札ラベルが貼り着
けてあることが多い。値札ラベルとは、製造元をはじ
め、商品名、内容物、価格、バ−コ−ド化された情報な
どを記録したラベルのことである。値札ラベルは商品に
直接貼り着けたり化粧箱等に貼り着けて使用する。この
ラベルには流通過程や店頭で剥れることがないよう、粘
着力の高い強粘着剤が用いられる。商品に貼り着けた値
札ラベルは、使い方によっては剥したり貼替えすること
もある。進物用の商品では販売時に値札ラベルを剥すこ
とが一般的である。また、価格変更時にもラベルを貼替
えることになる。
【0003】しかし、値札ラベルには、粘着力の高い強
粘着剤が塗布されているため、貼り替えが難しい。無理
に剥そうとするとラベル自体が破れたり、化粧箱等の被
着体が破損してしまう。ラベルや被着体の破損を防ぐに
は、値札ラベルに粘着力の低い弱粘着剤や再剥離型の粘
着剤を用いれば良いが、流通過程や店頭で剥れ易いとい
う問題がある。また、値札ラベルを剥した場合には、商
品名や製造元等の情報も一緒に失われることになる。値
札ラベルを貼替えし易くするために、図4ないし図5に
従来の示す多層ラベル20が用いられる。
【0004】図4に示した多層ラベル20は、上紙30
と下紙40とで構成される。上紙30は基紙31とポリ
エステルフィルム32とからなる。下紙40は基紙41
の表面に樹脂層42、他面に粘着層43を設けたもので
ある。多層ラベル20は上紙30のポリエステルフィル
ム32と下紙40の樹脂層42を合わせて熱圧着により
仮着され、上紙30を下紙40から剥離可能になってい
る。上紙30の略中心部には基紙31からポリエステル
フィルム32に至るスリット21が設けられ、上紙片3
0aと上紙片30bとに分割可能になっている。上紙片
30aの表面は表示領域8になっており、商品名等の固
定情報9が印刷されている。
【0005】多層ラベル20は、図4のように商品や化
粧箱等の被着体10に貼り着けられる。上紙片30bの
表面には価格を表示した値札ラベル7が貼り着けられ
る。値札ラベル7は、紙類から成る基紙7aと粘着層7
bとからなる汎用のもので良い。商品の価格に変更が生
じた場合には、図5に示すように値札ラベル7を上紙片
30bごと剥離して廃棄する。そして、露出した下紙4
0の表面(樹脂層42の表面)に新たな値札ラベル(不
図示)を貼り着ける。しかし、多層ラベル20は上紙3
0と下紙40とを別々に作って積層した多層構造のため
に生産性が悪く、専用の設備が必要である。また、剥す
必要のない部分、即ち上紙片30bまで多層構造になっ
ており、材料の無駄が多い。値札ラベル7を剥す際には
上紙片30bを一緒に剥離するためにゴミの量が増大す
る。下紙40の表面に新たに貼り付けた値札ラベルは剥
すことができないため、貼り替えは一回に限られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、構造が簡単
で生産性が向上するとともに、紙などの材料の使用量が
少なく森林資源保護に寄与するとともに、ゴミの発生量
が少ない粘着紙を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めになされた本発明の粘着紙1は、基材2および粘着層
3を含む粘着紙1において、基材2表面の少なくとも一
部に画像が形成されるとともに、基材2表面の一部また
は全部に紫外線硬化型シリコ−ン系化合物からなる剥離
層4を設けたことを特徴とする。
【0008】前記剥離層4の表面に別のラベルが仮着さ
れていることを特徴とする。
【0009】したがって、基材の表面の一部または全部
に紫外線硬化型シリコーン系化合物からなる剥離性の高
い剥離層が設けられており、別のラベルをこの剥離層の
表面に貼り着ければ簡単に剥すことができ再剥離再貼着
が繰り返しできる。
【0010】基材2は、例えば紙、サーマル紙、織布、
不織布、樹脂シート、蒸着フィルムや、それらの積層体
が使用できる。粘着層3には、例えばエマルジョン系粘
着剤、ソルベント系粘着剤、ホットメルト系粘着剤、紫
外線硬化型粘着剤、紫外線硬化型ホットメルト系粘着
剤、電子線硬化型粘着剤、再湿糊(水糊)、ヒ−トシ−
ル型粘着剤を使用する。紫外線硬化型シリコ−ン系化合
物は、例えば、カチオン重合型、ラジカル重合型、ラジ
カル付加型、ヒドロシリル化反応型、付加重合型、共重
合型、縮重合型、無溶剤型、が使用可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1ないし
図3に基づいて説明する。また、従来と同一の部分には
同一符号を付し、その詳細はこれを省略する。本発明の
第一の実施の形態である粘着紙1は、基材2の裏面に粘
着層3を塗布し、表面の一部である粘着紙1の略中心部
から右面部分に紫外線硬化型シリコ−ン系化合物からな
る剥離層4を設けたものである。また、基材2の剥離層
4以外の部分は画像などを記録する表示領域8になって
いる。表示領域8には、予め文字などを印刷しておいて
もよい。
【0012】この粘着紙1は以下のように使用する。粘
着紙1の表示領域8に熱転写プリンタ(不図示)などを
用いて商品名、商品の内容を表す文字やバーコード等の
商品情報9(画像)を印字した後、商品や化粧箱等の被
着体10に貼着する。次に、商品の価格等を印字した値
札ラベル7を剥離層4の表面に上貼りする。値札ラベル
7は、基紙7a、粘着層7bとからなり、剥離層4から
はみ出さない程度の大きさのものを使用する。商品は、
この状態で売り場等に並べられる。売り場に並べられた
商品は、価格変更等により値札ラベル7を貼り替える場
合がある。その際、値札ラベル7を図2のように剥離層
4の表面から剥し取る。値札ラベル7は、剥離層4の表
面に貼られているため、容易に剥離することができ、値
札ラベル7自体が破れたり、商品や化粧箱等の被着体1
0が損傷することがない。
【0013】値札ラベル7を剥離した後には、変更後の
価格を印字した新たな値札ラベル(不図示)を上貼りす
れば良い。このように、紫外線硬化型シリコ−ン系化合
物を基材2の表面に塗布したので剥離性が高く、再剥離
再貼着を繰り返すことが可能である。
【0014】図3に第二の実施の形態を示す。また前述
と同様な部分には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。図3の粘着紙12は、図1に示した粘着紙1の表示
領域8に画像11a、剥離層4の下方に画像11bを印
刷したものである。この場合、画像11a、11bを印
刷した後に、紫外線硬化型シリコーン系化合物をインラ
インで塗工し、剥離層4を設ける。この粘着紙12は、
その表面に例えば会社名や電話番号などの付加情報であ
る画像11a、11bを先に印刷し、その上に紫外線硬
化型シリコーン系化合物を塗工して剥離層4を形成した
ものであり、この剥離層4の表面に値札ラベル7を上貼
してある。
【0015】剥離層4の表面に上貼りした値札ラベル7
を剥した場合でも画像11a、11bは粘着紙12表面
にそのまま残る。画像11bの保護も可能になる。この
ように構成した粘着紙は、前述と同様に紫外線硬化型シ
リコ−ン化合物を塗布しているので、その表面に上貼し
た値札ラベルを容易に剥離することができるとともに、
剥離した部分に別の値札ラベルを貼着し、再度剥すこと
も可能である。また、紫外線硬化型シリコ−ン化合物を
基材の表面全部に塗布してもよく、この場合には、印刷
された画像が全て保護される。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の粘
着紙は、剥離性の高い紫外線硬化型シリコ−ン系化合物
からなる剥離層を粘着紙の表面に設けてあり、剥離層に
上貼りした別のラベルを剥離可能である。別のラベルを
貼り着けて剥離する作業を何度も繰り返すことができ
る。また、従来使用されている多層ラベルに比べて構造
が単純であり、材料の使用量が少なく省資源に貢献す
る。さらに、汎用の印刷機を用いて印刷と剥離層の形成
をインラインで行なうことができ、生産性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着紙の第一の実施の形態を示す拡大
概略斜視図である。
【図2】図1の粘着紙の使用方法を説明する拡大概略斜
視図である。
【図3】本発明の粘着紙の第二の実施の形態を示す拡大
概略斜視図である。
【図4】従来例である多層ラベルの拡大概略斜視図であ
る。
【図5】従来例である多層ラベルの使用方法を説明する
拡大概略斜視図である。
【符号の説明】
1 粘着紙(第一の実施の形態) 2 基材 3 粘着層 4 紫外線硬化型シリコ−ン化合物(剥離層) 7 値札ラベル(別のラベル) 8 表示領域 9 画像(商品情報) 10 商品(被着体) 11a 画像(付加情報) 11b 画像(付加情報) 12 粘着紙(第二の実施の形態) 20 多層ラベル(従来)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材および粘着層を含む粘着紙におい
    て、基材表面の少なくとも一部に画像が形成されるとと
    もに、基材表面の一部または全部に紫外線硬化型シリコ
    −ン系化合物からなる剥離層を設けたことを特徴とする
    粘着紙。
  2. 【請求項2】 前記剥離層の表面に別のラベルが仮着さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の粘着紙。
JP9274997A 1997-03-28 1997-03-28 粘着紙 Pending JPH10268769A (ja)

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JP9274997A JPH10268769A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 粘着紙

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JP9274997A JPH10268769A (ja) 1997-03-28 1997-03-28 粘着紙

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Cited By (5)

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