JP7200086B2 - ラベルの使用方法及び被着体 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベルの使用方法及び被着体に関する。
スーパーマーケット等の店舗において、惣菜、肉、魚等の生鮮食料品売場では、売場に並べられた時間等に応じて、当初設定された価格から値引きが行われることがある。このような場合に、先に商品に貼付されていた値札ラベルを剥がすこと無く、その値札ラベルの上に、値引き率や値引き後の値段等の情報が印字された新たなラベルを重ね貼りすることが行われる。
また、惣菜、肉、魚等のように、店舗内で製造したり加工したりした品物を販売する際に、貼付される、原材料、消費期限、内容量等の商品情報及び価格等が印字された値札ラベルの作製を店舗内で行うことのできるラベルプリンタが導入されている。
このようなラベルプリンタに適用されるラベルには、長尺状のラベル連続体が巻回されたラベルロールから繰り出されて個別に切り離される、いわゆる、台紙なしラベルがある。
台紙なしラベルは、巻回された際、ラベル連続体の表面にラベル連続体の粘着剤層が当接することになる。このため、互いに貼り付かないように、ラベル表面に剥離剤層が形成されている。
しかし、このように、ラベル表面に剥離剤層が形成されたラベルでは、剥離剤層があるために、別のラベルを重ねて貼り付けることができない。このため、上述したような重ね貼り用途に用いることが難しかった。
そこで、特許文献1には、ラベル表面に、剥離剤層が形成された剥離領域と剥離剤層が無い非剥離領域とが形成され、ラベル裏面に、粘着剤層が形成された粘着領域と粘着剤層が無い非粘着領域とが形成されたラベルが開示されている。
特許文献1に記載されたラベルでは、被着体に先に貼付されたラベルの表面に形成された非剥離剤層と、後から貼付するラベルの裏面に形成された粘着剤層とを対応させて重ねることで、被着体に先に貼付されたラベルと後から貼付するラベルとを重ね貼りすることができる。
特開2009-223009号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたようなラベルでは、作業者がラベルを重ね貼りする際、被着体に先に貼付されたラベルの非剥離層と、後から貼付するラベルの粘着剤層とが対応するように貼り付ける必要がある。作業者にとって、目視確認しながら、ラベルの非剥離層と粘着剤層とを対応させて重ねることは困難であり、この作業には手間がかかっていた。
そこで、本発明は、先に被着体に貼付されていたラベルの上に、次のラベルを重ね貼りする用途において、ラベルの重ね貼り作業を簡便にすることを目的とする。
本発明のある態様によれば、基材の裏面に、粘着剤層が形成された粘着領域と前記粘着剤層が形成されていない非粘着領域とを有し、前記粘着領域が形成された前記裏面に対応する表面に剥離剤層が形成された剥離領域と、前記剥離剤層が形成されていない非剥離領域とを有するラベルの使用方法であって、前記粘着領域と前記非粘着領域とを被着体に対向させた状態で、前記粘着領域により前記被着体に貼付された第一のラベルの前記非剥離領域と前記剥離領域とが対向するように前記第一のラベルを折り畳んで、前記第一のラベルの前記非粘着領域を被着体の表面側に露出させ、前記露出した前記第一のラベルの前記非粘着領域の一部と前記被着体の一部とに亘って第二のラベルの前記粘着領域を貼付するラベルの使用方法が提供される。
上記態様によれば、第一のラベルの基材の粘着領域を被着体に貼付した状態で、非粘着領域が形成された部分を剥離領域が形成された部分に対向するように折り畳み、折り畳まれて露出した第一のラベルの非粘着領域の一部と被着体の一部とに亘って、第二のラベルを貼付することができる。
このように、第一のラベルを折り畳んで、折り畳んだ第一のラベルと被着体とに亘って、第二のラベルを貼付するだけでよいため、作業者にとって、ラベルの重ね貼り作業を簡便にすることができる。
図1は、第一実施形態に係るラベルを表面側からみた平面図である。 図2は、第一実施形態に係るラベルを裏面側からみた平面図である。 図3は、図1のIII-III断面図である。 図4は、ラベル連続体を説明する平面図である。 図5は、ラベル連続体が巻回されてなるラベルロールを説明する模式図である。 図6は、本実施形態に係るラベルの使用方法を説明する模式図である。 図7は、本実施形態に係るラベルの使用方法を説明する模式図である。 図8は、本実施形態に係るラベルの使用方法を説明する模式図である。 図9は、本実施形態に係るラベルの使用方法を説明する模式図である。 図10は、第一実施形態の第一変形例に係るラベルを表面側からみた平面図である。 図11は、図10に示す第一変形例に係るラベルを折り畳んだ状態を説明する模式図である。 図12は、第一実施形態の第二変形例に係るラベルを裏面側からみた平面図である。 図13は、図12に示す第二変形例に係るラベルを折り畳んだ状態を説明する模式図である。 図14は、第二実施形態に係るラベルを表面側からみた平面図である。
[ラベルの説明]
<第一実施形態のラベル>
本発明の実施形態に係るラベルの使用方法に適用されるラベル1について、図1~図3を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係るラベル1を表面側からみた平面図であり、図2は、本実施形態に係るラベル1を裏面側からみた平面図である。また、図3は、図1のIII-III断面図である。
ラベル1は、図1~図3に示すように、基材10と、粘着剤層11と、剥離剤層12とを有する。ラベル1の表面10bには、被着体に関する情報が印字されて、被着体に貼付される。ラベル1は、売場において値引きが行われた際に、値引き率や値引き後の値段等の情報が印字される値引きシールに適用することができる。
なお、本実施例では、同一であるラベル1の1枚目と2枚目を区別するために、ラベル1Aとラベル1Bと表記することがある。
基材10として、リボン印字用若しくはサーマル印字用の紙基材、又はリボン印字用若しくはサーマル印字用の樹脂フィルム基材等を用いることができる。
紙基材としては、クラフト紙、上質紙、上質紙の表面に顔料をコートしたアート紙及びコート紙、上質紙の表面に光沢のある顔料をコートしたグロス紙、紙に金属箔を貼り合わせたホイル紙、特殊紙、グラシン紙、感熱紙等を用いることができる。
また、樹脂フィルム基材としては、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、塩化ビニルフィルム、ポリスチレンフィルム、合成樹脂を主原料とした紙状フィルム、ABSフィルム、ポリプロピレンフィルム等を用いることができる。
これらのなかでは、容易に折曲げることのできる材料であることが好ましい。また、基材10の厚さは、容易に折曲げることができる厚さであればよい。また、二つに折り畳まれた第一のラベル1Aに第二のラベル1Bを重ね貼りするときに、貼り付けを妨げないような厚さであればよい。
本実施形態においては、基材10として感熱紙が用いられる。これにより、サーマルプリンタを用いることでラベル1に印字を行うことができる。
表面10bには、図1に示すように、一例として、値下げ後の値段を表すバーコード41及び値引き率を示すイラスト42等が印字されている。
本実施形態において、バーコード41は、生鮮食品のように店舗毎に製造される商品に関する情報がコード化されたインストアマーキングとよばれるものである。本実施形態では、インストアマーキングの一例として、13桁の数字列で表されるJAN13を使用することができる。
これらのバーコード41及びイラスト42等は、サーマルプリンタにより、店舗等において印字可能である。
また、裏面10aには、図2に示すように、予め、アイマーク51が印刷されている。アイマーク51は、バーコード41及びイラスト42等を表面10bへ印字する際における印字位置の決定やラベル1の搬送量をカウントするために使用される。
粘着剤層11は、基材10の裏面10aの一部に形成される。基材10は、裏面10aに、粘着剤層11が形成された粘着領域21と粘着剤層11が形成されていない非粘着領域22と有する。粘着剤層11を形成するための粘着剤としては、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤等を適用できる。
剥離剤層12は、粘着領域21が形成された裏面10aに対応する表面10bに形成されている。基材10は、表面10bに、剥離剤層が形成された剥離領域31と、剥離剤層12が形成されていない非剥離領域32とを有する。剥離剤層12として、シリコーン加工等の剥離加工が施されている。
本実施形態においては、基材10の裏面10aに、粘着領域21と非粘着領域22とが区分して形成されている。また、表面10bに、剥離領域31と非剥離領域32とが区分して形成されている。
これにより、基材10を粘着領域21において被着体300の所定部分に貼付した状態で、粘着領域21と非粘着領域22との境界、すなわち、表面10bの剥離領域31と非剥離領域32との境界において、表面10bを内側にして、剥離領域31と非剥離領域32とが対向するように基材10を折り畳むことができる。
また、剥離剤層12の表面に粘着剤層11が貼付された場合には、剥離剤層12と粘着剤層11とは剥離可能となる。すなわち、ラベル1同士を重ね合わせる際、第一のラベル1Aの剥離剤層12の上に第二のラベル2の粘着剤層11を重ね合わせると、両者は剥離可能となる。
本実施形態では、ラベル1は、個別のラベルに切り離し可能な長尺状のラベル連続体100として形成されている。
図4は、ラベル連続体100を説明する平面図であり、図5は、ラベル連続体100が巻回されてなるラベルロール200を説明する模式図である。
ラベル連続体100は、図4に示されるように、切り離されることでラベル1(1A,1B)となる長尺状の基材シート101を有する。基材シート101の裏面には、粘着剤層(図4には図示されていない)が形成されている。また、基材シート101の表面101aの片側には、剥離剤層12が形成されている。剥離剤層12は、ドットの集合で表されている。
基材シート101には、マイクロミシン等によりラベル1(1A,1B)が区画されている。
本実施形態に係るラベル連続体100は、セパレータを用いること無く、粘着剤層11が形成された粘着領域と剥離剤層12が形成された剥離領域とが対向するように巻回され、図5に示すようなラベルロール200として供給される。なお、図5に示すラベルロール200は、基材シート101の表面101aのもう一方側は、剥離剤層12が形成されていない非剥離領域とされており、非剥離領域には、粘着剤層11が形成されていない非粘着領域が対向するように巻回されている。
[ラベルの使用方法]
続いて、上述したラベル1の使用方法について、図6を用いて説明する。
図6は、本実施形態に係るラベル1の使用方法を説明する模式図である。図6(a)は、被着体300に貼付されたラベル1を説明する図であり、図6(b)は、被着体300に貼付されて折り畳まれたラベル1を説明する図であり、図6(c)は、折り畳まれた第一のラベル1Aに第二のラベル1Bが重ね貼りされた状態を説明する図である。
本実施形態においては、ラベル1は値引きシールに適用される。図6(a)に示すように、ラベル1(以下、ラベル1Aと表す)には、最初の値引き率(10%)に関する情報が含まれたバーコード41及びイラスト42が印字されている。このラベル1を被着体300に貼付する。
図6(b)に示すように、ラベル1Aは、被着体300に貼付した状態であっても、非粘着領域22が形成された基材10の部分は、被着体300に貼着していないため、この基材10の部分を浮き上がらせることができる。
このため、被着体300の値段が変更された場合には、基材10の表面10bに印字された値引き率(10%)に関する情報が含まれたバーコード41及びイラスト42を内側にして、剥離領域31と非剥離領域32とが対向するように折り畳むことで、古い情報が含まれたバーコード14及びイラスト42を隠すことができる。
続いて、図6(c)に示すように、第一のラベル1Aを折り畳むことによって露出された第一のラベル1Aの非粘着領域22の一部と被着体300の一部とに亘って、別のラベルを貼付する。
本実施形態では、別のラベルは、第一のラベル1Aと同一構造の第二のラベル1Bを使用することができる。第二のラベル1Bには、被着体300の値引き率が30%であることを表すバーコード41と、値引き率が30%で有ることを示すイラスト42とが印字されている。
このように、本実施形態においては、変更前の値引き率(10%)に関する情報が含まれたバーコード41及びイラスト42を隠して、変更後の値引き率(30%)に関する情報が含まれたバーコード43及びイラスト44が印字された新たなラベル1Bを貼付することができる。
図7,図8及び図9は、本実施形態に係るラベル1(ラベル1A,1B)の別の使用方法を説明する模式図である。
本実施形態では、第一のラベル1Aを、予め被着体300に貼付された別のラベル(本実施形態においては、後述する計量ラベルL)に重ね貼りすることができる。そして、別のラベルに重ね貼りした状態で、上述のように、ラベル1Aを折り畳んで、折り畳まれたラベル1Aにラベル1Bを重ね貼りすることもできる。
図7には、生鮮食品などの店内加工食品(被着体)のパッケージに貼付される、いわゆる計量ラベルLの一例が示されている。
計量ラベルLには、ご飯、煮物(里芋、人参)、焼さけ、スパゲッティ、エビフライ、ポテトサラダ(一部に小麦、卵、大豆、牛肉を含む)等の原材料名、内容量、値段等の情報を、ラベルプリンタを用いて印字することができる。
この計量ラベルLが被着体としての弁当400に貼付されている場合について説明する。所定の時間が経過したこと等により、値引きされて、当初設定された価格が変更された場合、変更後の値引き率を示すバーコード41が印字された新たなラベル1Aを計量ラベルLの特定領域に重ねて貼り付けることができる(図7参照)。
本実施形態では、特定領域とは、弁当400に予め貼付された計量ラベルLに印字された古い価格が含まれるバーコードBを示す。この古いバーコードBが誤って読み取られないように、第一のラベル1Aは、特定領域であるバーコードBの一部と弁当400の包装に亘って貼り付けられることが好ましい(図8参照)。
続いて、第一のラベル1Aに印字された値引き率10%から値引き率30%に変更になった場合には、第一のラベル1Aを、図6を用いて説明した要領で折り畳み、折り畳まれた第一のラベル1Aと弁当400のラッピングフィルムとに亘って第二のラベル1Bを貼り付ける(図9参照)。
これにより、弁当400に予め貼付された計量ラベルLに印字されたバーコードBの内容が更新された場合に、新たな情報が印字されたラベル1A,1Bを重ね貼りすることができる。
<作用効果>
次に、本実施形態に係るラベルの作用効果について説明する。
本実施形態に係るラベル1は、基材10の裏面10aの一部に粘着剤層11による粘着領域21と、粘着剤層11が形成されていない非粘着領域22とを有する。また、粘着領域21が形成された裏面10aに対応する表面10bに剥離剤層12が形成された剥離領域31と、剥離剤層12が形成されていない非剥離領域32とを有する。
これにより、ラベル1Aは、粘着領域21では被着体300に貼付されるが、非粘着領域22では被着体に貼付されていない。このため、非粘着領域22が形成された基材10の部分は、被着体300の表面から浮き上がらせることができる。
したがって、図6に示すように、非剥離領域32と剥離領域31とを対向するようにして、基材10を折り畳むことができる。これにより、ラベル1Aの表面10bに印字されたバーコード41やイラスト42を隠すことができる。
また、基材10が折り畳まれることにより、ラベル1Aの表面に印字されたバーコード41やイラスト42が隠されるため、レジカウンター等において、古い価格情報を含むバーコード41が誤って読み取られることを防止できる。
また、本実施形態においては、基材10の裏面10aに、粘着領域21と非粘着領域22とが区分して形成されている。また、表面10bに、剥離領域31と非剥離領域32とが区分して形成されている。このため、作業者は、粘着領域21と非粘着領域22との境界、すなわち、表面10bの剥離領域31と非剥離領域32との境界で、基材10を折り畳みやくなる。
また、折り畳まれたラベル1には、別のラベル(本実施形態では、同一構造のラベル1B)を貼付することができる。これによれば、先に貼付された第一のラベル1Aの基材10の表面10bに印字された情報を隠して、更新された情報が印字された第二のラベル1Bを重ね貼りすることができる。
また、ラベル1Bを重ね貼りする際に、非剥離領域32と粘着領域21とが適度な重複範囲で貼り付いていないと、後から貼付したラベル1Bが脱落してしまう。本実施形態においては、折り畳まれたラベル1Aでは、非粘着領域22が露出されているため、第二のラベル1Bは、露出した第一のラベル1Aの非粘着領域22の一部と被着体300の一部とに亘って貼付することができる。
これにより、第二のラベル2Bは、第一のラベル1Aと被着体300の両方に貼着することになる。したがって、重ね貼りされた第二のラベル1Bの脱落を防止することができる。
また、本実施形態によれば、一例として、生鮮食品売場において、当初設定された価格から値引きが行われる場合等に、包装容器に封止された食料品のラッピングフィルムに貼付された当初価格が印字された第一のラベル1Aを折り畳んで、折り畳まれた第一のラベル1Aの上に、値引き率や値引き後の値段が印字された第二のラベル1Bを貼付することができる。
これによれば、第一のラベル1Aをラッピングフィルムから剥離する必要がないため、ラッピングフィルムを損傷することがない。
また、ラベル1Aは折り畳まれた状態で非粘着領域22が露出しているため、不要に粘着することがない。したがって、店員や消費者が包装容器に貼付されている折り畳まれたラベル1Aを触ってしまった場合でも、べたつくことがなく、取り扱い性を妨げない。
次に、本実施形態に係るラベルの使用方法の作用効果について説明する。
本実施形態に係るラベルの使用方法によれば、被着体300に第一のラベル1Aを貼付した状態で、基材10の表面10bに印字された値引き率(10%)に関する情報が含まれたバーコード41及びイラスト42を内側にして、剥離領域31と非剥離領域32とが対向するように折り畳み、さらに、折り畳むことによって露出された第一のラベル1Aの非粘着領域22の一部と被着体300の一部とに亘って、第二のラベル1Bを貼付することができる。
このようなラベルの使用方法によれば、第一のラベル1Aを折り畳み、折り畳まれた第一のラベル1Aの上に第二のラベル1Bを重ねて貼り付けるだけでよい。これにより、粘着領域21と剥離領域31とを対向させて重ねる作業が不要となる。したがって、作業者にとって、第一のラベル1A及び第二のラベル1Bの重ね貼り作業を簡便にすることができる。
また、第二のラベル1Bは、第一のラベル1Aが折り畳まれることによって露出した非粘着領域22の一部と被着体300の一部とに亘って貼付される。この際、第二のラベル1Bは、剥離領域31と重複しないため、重ね貼りした第二のラベル1Bの脱落を防止することができる。
(第一変形例)
第一実施形態に係るラベル1は、種々の変更が可能である。図10は、第一実施形態の第一変形例に係るラベル2(2A,2B)を示す図である。また、図11は、ラベル2Aを折り畳んだ状態を説明する模式図である。
図10では、図1に示した表面10bに印字されるイラスト42の一つは、説明の都合上、省略されている。また、図11に示される二点鎖線は、折り畳まれた状態の第一のラベル2Aに重ねて貼付される、第二のラベル2B又は別のラベルを仮想的に表している。
なお、図10及び図11では、ラベル1と同一の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
ラベル2Aは、基材10の非粘着領域22及び非剥離領域32が形成される部分に、スリット61が形成されている。
スリット61は、第二のラベル2B又は別のラベルを第一のラベル2Aに重ねて貼付する際に、第一のラベル2Aの非粘着領域22の一部と被着体300の一部とに亘って、第二のラベル2B又は別のラベルを貼付するためのガイドとして機能する。
図11に示されるように、スリット61は、ラベル2Aの基材10の非剥離領域32が剥離領域31に対向するように折り畳まれた際に、基材10の平面から浮き上がることができる。
これにより、折り畳まれた第一のラベル2Aに、第二のラベル2B又は別のラベルを重ねて貼付する際、第二のラベル2Bの貼付位置を作業者に分かり易く伝えることができる。
作業者は、スリット61に第二のラベル2Bの端部又は別のラベルの端部を合わせることにより、第一のラベル2Aの非粘着領域22の一部と被着体300の一部とに亘るように第二のラベル2B又は別のラベルを貼付することができる。
なお、スリット61は、基材10の粘着領域21及び非剥離領域32が形成される部分にも形成されていてもよい。
(第二変形例)
図12は、第二変形例に係るラベル3(3A,3B)を示す図である。また、図13は、ラベル3Aを折り畳んだ状態を説明する模式図である。図13に示される二点鎖線は、折り畳まれた第一のラベル3Aに重ねて貼付される、第二のラベル3B又は別のラベルを仮想的に表している。なお、図12及び図13では、ラベル1と同一の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
ラベル3Aは、基材10の裏面10aの非粘着領域22に、貼付位置を位置決めするために使われる貼付位置合わせマーク71が、予め印刷されている。
これにより、折り畳まれた第一のラベル3Aに、第二のラベル3B又は別のラベルを重ねて貼付する際、第二のラベル3Bの貼付位置を作業者に分かり易く伝えることができる。
作業者は、この貼付位置合わせマーク71に第二のラベル3Bの端部又は別のラベルの端部を合わせることにより、第一のラベル3Aの非粘着領域22の一部と被着体300の一部とに亘るように第二のラベル3B又は別のラベルを貼付することができる。
<第二実施形態のラベル>
次に、第二実施形態に係るラベル4について、図14を用いて説明する。図14は、第二実施形態に係るラベル4を表面側からみた平面図である。
ラベル4は、基材10の表面10bに剥離剤層12によって形成される剥離領域81が表面10b全面に亘って形成されている点がラベル1と異なる。
ラベル4によれば、剥離領域81が基材10の表面10bの全面に亘って形成されている。このため、ラベル4に剥離領域81を形成するために、基材10の表面10bの半面を覆うような措置又は半面にのみ塗布するための構成を用意する必要がなく、従来の工法を適用できる。
なお、ラベル4には、第一変形例に示したスリット61が形成されていてもよい。また、ラベル4には、第二変形例に示した貼付位置合わせマーク71が形成されていてもよい。
これにより、作業者は、スリット61又は貼付位置合わせマーク71により、ラベル4の重ね貼りをする際の位置合わせを行うことができる。
[その他の実施形態]
上述の本発明の実施形態は、本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
本実施形態においては、非剥離領域32は、層が形成されていない領域であると説明した。しかし、非剥離領域32には、剥離剤層とは異なる層が形成されていてもよい。
本実施形態では、ラベル1~4が値引きシールであるとして説明したが、ラベル1~4が計量ラベルLであってもよい。
本実施形態では、剥離領域31は、粘着領域21が形成された裏面10aに対応する表面10bに形成されている。ラベル1がラベルロールとして提供される場合には、ラベル連続体の表面に形成される剥離領域31は、粘着領域21よりも広く形成されることが好ましい。
1,2,3,4 ラベル
10 基材
10a 裏面
10b 表面
11 粘着剤層
12 剥離剤層
21 粘着領域
22 非粘着領域
31 剥離領域
32 非剥離領域
41,43 バーコード
42,44 イラスト
51 アイマーク
61 スリット
71 貼付位置合わせマーク
81 剥離領域
100 ラベル連続体
101 基材シート
101a 表面
115 不要部分
200 ラベルロール
300 被着体
400 弁当

Claims (9)

  1. 基材の裏面に、粘着剤層が形成された粘着領域と前記粘着剤層が形成されていない非粘着領域とを有し、前記粘着領域が形成された前記裏面に対応する表面に剥離剤層が形成された剥離領域と、前記剥離剤層が形成されていない非剥離領域とを有するラベルの使用方法であって、
    前記粘着領域と前記非粘着領域とを被着体に対向させた状態で、前記粘着領域により前記被着体に貼付された第一のラベルの前記非剥離領域と前記剥離領域とが対向するように前記第一のラベルを折り畳んで、前記第一のラベルの前記非粘着領域を前記被着体の表面側に露出させ、
    前記露出させた前記第一のラベルの前記非粘着領域の一部と前記被着体の一部とに亘って第二のラベルの前記粘着領域を貼付する、
    ラベルの使用方法。
  2. 請求項1に記載のラベルの使用方法であって、
    前記ラベルは、前記表面に、前記剥離領域と前記非剥離領域とが区分して形成され、前記裏面に、前記粘着領域と前記非粘着領域とが区分して形成されてなる、
    ラベルの使用方法。
  3. 請求項1に記載のラベルの使用方法であって、
    前記ラベルは、前記非粘着領域にスリットが形成されており、前記スリットに前記第二のラベルの前記粘着領域の端部を合わせて前記被着体に貼付する、
    ラベルの使用方法。
  4. 請求項1または2に記載のラベルの使用方法であって、
    前記第一のラベルの前記非粘着領域に形成された位置合わせマークに前記第二のラベルの前記粘着領域の端部を合わせて前記被着体に貼付する、
    ラベルの使用方法。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載のラベルの使用方法であって、
    前記第一のラベルは、予め前記被着体に貼付された別のラベルの表面の特定領域と、前記被着体の一部とに亘って貼付され、前記別のラベルの表面には剥離剤層が形成されている、
    ラベルの使用方法。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載のラベルの使用方法であって、
    前記第一のラベル及び前記第二のラベルは、個別のラベルに切り離し可能な長尺状のラベル連続体として形成されており、前記ラベル連続体は、前記粘着領域と前記剥離領域とが対向するように巻回されている、
    ラベルの使用方法。
  7. 請求項6に記載のラベルの使用方法であって、
    前記ラベル連続体は、前記非粘着領域と前記非剥離領域とが対向するように巻回されている、
    ラベルの使用方法。
  8. 基材の裏面に、粘着剤層が形成された粘着領域と前記粘着剤層が形成されていない非粘着領域とを有し、前記基材の表面には、剥離剤層が形成された剥離領域を有するラベルの使用方法であって、
    前記粘着領域と前記非粘着領域とを被着体に対向させた状態で、前記粘着領域により前記被着体に貼付された第一のラベルの前記剥離領域同士が対向するように前記第一のラベルを折り畳んで、前記第一のラベルの前記非粘着領域を前記被着体の表面側に露出させ、
    露出された前記第一のラベルの前記非粘着領域の一部と前記被着体の一部とに亘って第二のラベルの前記粘着領域を貼付する、
    ラベルの使用方法。
  9. 第一のラベルと第二のラベルとが貼付された被着体であって、
    前記第一のラベル及び前記第二のラベルはそれぞれ、
    基材の裏面の一部に、粘着剤層が形成された粘着領域と前記粘着剤層が形成されていない非粘着領域とを有し、前記粘着領域が形成された前記裏面に対応する表面に剥離剤層が形成された剥離領域と、前記剥離剤層が形成されていない非剥離領域とを有するラベルであって、
    前記粘着領域と前記非粘着領域とを被着体に対向させた状態で、前記粘着領域により前記被着体に貼付された前記第一のラベルの前記非剥離領域と前記剥離領域とが対向するように折り畳んで、前記非粘着領域を前記被着体の表面側に露出させ、
    前記第二のラベルの前記粘着領域を露出された前記第一のラベルの前記非粘着領域の一部と前記被着体の一部とに亘るようにして、前記被着体の所定部分に貼付されている、
    被着体。
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