JP6212837B2 - 熨斗付き配送伝票 - Google Patents

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Description

本発明は、熨斗付き配送伝票に関し、さらに詳しくは、少なくとも貼付票と配達票及び熨斗を備えた1枚目用紙と、タック構造を有する2枚目用紙とが、接着剤を介して貼り合わせられた熨斗付き配送伝票で、その伝票から配達票、貼付票、熨斗などの必要な部分を剥がすことが可能な熨斗付き配送伝票に関する。
近年、一枚の伝票用紙上に複数種類の伝票を配列させて、各伝票を同時にプリンター印字したものを組とする1パート形式の配送伝票(以下、1パート配送伝票という)が多く利用されるようになってきた。
その代表的な1パート配送伝票は、剥離紙、粘着剤層、タック基材の順に積層されてなるタック紙の前記粘着剤層の形成された面(以下、タック紙裏面という)と反対側の面(以下、タック紙表面という)に、接着剤層を介して配達票と貼付票とを面状に配置して形成する伝票用紙が設けられ、少なくとも該配達票は該タック紙表面から剥離可能な構造をとっている。
1パート配送伝票は、上記のように一枚の伝票用紙上に配達票と貼付票が設けられているので、コンピュータで管理されている配送情報に基づき、お届け先情報、依頼元情報、その他バーコード等の管理用の情報などを、プリンター装置で配送伝票上の所定個所に高速で印字することが可能である。その使用に当たっては、事前に所定事項がプリンターで印字された1パート配送伝票を用意し、当該1パート配送伝票を構成するタック紙裏面の剥離紙を剥がし、粘着剤層を介して所定の配送物に貼付する。
配送業者は、当該配送物を受取人に渡した証しとして、受取人に前記配達票へ受領印あるいはサインを施してもらい、これを受け取る。通常は受け取った配達票に付されているバーコードを用いて、コンピュータで管理されている配送情報の消し込み処理などを行う。
このような1パート配送伝票として、例えば特許文献1には、紙と粘着剤層と剥離紙からなる積層体の紙面に、熨斗紙部と配送伝票部がミシン目に切り取り可能に形成された帳票が記載されている。この配送伝票では、表面の印字面をフルに使用するもので、伝票裏面の剥離紙にハーフカット加工をして、ラベルを剥がして用いている。しかし、この配送伝票では、剥離紙を簡単には剥がせない、つまり剥がす作業に手間がかかるという問題がある。また、熨斗紙部を伝票から剥がした際に、その熨斗紙部の粘着剤層の影響で、熨斗紙のカール発生が大きい問題がある。
さらに、特許文献1に記載された伝票は、熨斗紙部と配送伝票部との断面で、高さが異なり、段差が生じており、伝票の表面における平坦性に劣り、ノンインパクトプリンターで印字処理する際に、印字のカスレや、シワなどが生じて、問題がある。それに対して、特許文献2には、1パート配送伝票で、伝票表面の平坦性を有するもので、表側用紙と、ラベル基材/粘着剤/離型紙の順に積層されたタック紙とが貼り合せられた構成の配送伝票であり、熨斗部分が、その一部分を除いて表側用紙のみが分離可能に剥離可能な構造を有しているものが開示されている。
しかし、この配送伝票でも、熨斗紙部を伝票から剥がした際に、その熨斗紙部の粘着剤層の影響で、熨斗紙のカール発生を抑制することができていない。
上記の課題に対して、本出願人は特許文献3の発明を提案し、その配送伝票を作成し、プリンターにより配送伝票に印字処理を行なった際に、熨斗の裏面にストライプ状の非接着部が存在し、その部分で配送伝票の1枚目で浮きが生じて、印字カスレが生じやすい問題が生じた。特に、搬送経路でカーブ(曲がり)の度合いが大きい箇所があると、上記の印字カスレが顕著となる。
特許第3853467号公報 特開2002−331778号公報 特開2012−6184号公報
したがって、本発明は1パート配送伝票において、配達票、貼付票及び熨斗を設けた構成で、伝票から必要な部分を剥がす際の手間がかからず、またノンインパクトプリンター等で印字処理する際に、印字のカスレや、シワなどが生じることなく、印字品質に優れ、また伝票から熨斗を剥がした際の熨斗のカール発生を抑制でき、さらに印字領域を無駄なく配置して設計した熨斗付き配送伝票を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1の発明は、貼付票と配達票と熨斗となる領域を少なくとも備えた1枚目用紙の裏面側に2枚目用紙が、接着剤を介して貼り合わせられた配送伝票において、
前記2枚目用紙はタック基材と粘着剤と剥離紙とがこの順に積層されたタック構造を有し、
前記熨斗となる領域は短辺と長辺の四辺で囲まれており、前記四辺のうち、少なくとも前記配送伝票の外形となる辺と一致しない辺は、前記1枚目用紙ならびに前記2枚目用紙のタック基材を貫通し少なくとも粘着剤と接するハーフカットが設けられ、
前記1枚目用紙の裏面側には、前記熨斗となる領域の短辺端部から所定間隔をおいた領域に接着剤が設けられ、前記接着剤が設けられた領域を除く領域に剥離層が設けられ、
前記2枚目用紙の前記熨斗となる領域に対応する領域の前記配送伝票の外形となる辺と一致する短辺端部から所定間隔をおいた位置であって、かつ前記接着剤が設けられた領域を除く位置に前記タック構造のタック基材を貫通し少なくとも粘着剤と接するハーフカットが設けられ、かつ、前記2枚目用紙のタック基材表面側であって、少なくとも前記熨斗となる領域のうち前記剥離層が設けられるとともに接着剤が塗工された領域に対応する領域に、前記熨斗となる領域の長辺に沿った方向にストライプ状に、80%以上の網点の目止め層である印刷部と、5〜40%の網点の目止め層である印刷部とが交互に複数設けられていることを特徴とする熨斗付き配送伝票に関するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載する熨斗の短辺端部の少なくとも一方に前記1枚目用紙ならびに前記2枚目用紙のタック基材を貫通し少なくとも粘着剤と接するハーフカットにより任意の用途に利用できる伝票が、熨斗、貼付票及び配達票から剥離可能であることを特徴とする請求項1に記載する熨斗付き配送伝票である。
これにより、ハーフカットDとハーフカットAにより分断された熨斗以外の伝票領域を、例えばシールとして利用することができ、付加価値が高まる。
本発明の熨斗付き配送伝票は、1パート配送伝票であり、伝票から配達票、貼付票、熨斗などの必要な部分を剥がす際、手間がかからず、容易に剥がせ、またノンインパクトプリンター等で印字処理する際に、伝票の表面における平坦性が高く、かつ貼付票、配達票及び熨斗などが配置された配送伝票である。非接着部が限定された位置に小さい面積で有するだけであり、その配送伝票をノンインパクトプリンター等で印字処理する際、印字のカスレや、シワなどが生じることなく、印字品質に優れたものである。また、その伝票から熨斗を剥がした際の熨斗のカール発生を抑制でき、さらに印字領域を無駄なく配置して設計した伝票であり、非常に実用性が高い。
本発明の1実施例を示す熨斗付き配送伝票の説明図である。 本発明の1実施例を示す熨斗付き配送伝票の説明図であり、配送伝票の熨斗、貼付票等の配置と、ハーフカットの位置、さらに接着剤などの塗工領域を示した平面図と断面図である。 本発明の1実施例を示す熨斗付き配送伝票で、熨斗を配送伝票から剥がした後の状態を示す説明図である。 本発明の1実施例を示す熨斗付き配送伝票で、貼付票及び配達票を配送伝票から剥がした後の状態を示す説明図である。 本発明の1実施例を示す熨斗付き配送伝票で、シールを配送伝票から剥がした後の状態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
本発明では、熨斗付き配送伝票として、「熨斗」の用語を用いているが、贈答品につける熨斗に限らず、取扱注意や冷凍品、こわれ物等の告知する内容の言葉が記載されたラベルであってもよい。
図1は、本発明の1実施例を示す熨斗付き配送伝票の説明図である。1枚目用紙は、貼付票3と配達票4をハーフカットBにより隣接して備え、また熨斗2と、他の部分である貼付票3及び配達票4とがハーフカットAにより隣接している。ハーフカットAとハーフカットBの位置は、配送伝票の外形が長辺と短辺からなる長方形において、ハーフカットAが上記長辺と平行な位置にあり、またハーフカットBは前記短辺と平行な位置にある。また、1枚目用紙の熨斗2の右端部がハーフカットDにより切断され、そのハーフカットDとハーフカットAにより分断された、熨斗2と隣接した領域が、シール5として任意の用途に、貼付して利用することができる。
図1の1)には1枚目用紙と2枚目用紙とを接着剤を介して、貼り合せることを示しているが、1枚目及び2枚目用紙にハーフカットが示されているが、貼り合せる前と後の両方の時点で、ハーフカット加工されているものを合わせて示した。
詳しくは、1枚目用紙は、予めハーフカットBを加工しておくことが可能であるが、2枚目用紙と貼り合せた後に、ハーフカットA、Dを加工し、ハーフカットBの加工も行なうことが位置合わせの関係上好ましい。
2枚目用紙は、1枚目用紙と貼り合せる前に、予めハーフカットCを施し、1枚目用紙と貼り合せた後に、ハーフカットA、Dの加工を施す。すなわち、2枚目用紙の表面から、ハーフカットCをタック基材から粘着剤まで切断して形成する。そして、1枚目用紙と2枚目用紙とを貼り合せて、ハーフカットA、Dとして、1枚目用紙から、タック基材が粘着剤を介して剥離紙と積層したタック構造の粘着剤と接する位置まで、切断して、加工する。さらに、1枚目用紙と2枚目用紙とを貼り合わせた状態で、ハーフカットBとして、1枚目用紙のみを切断することができる。
また図1の1)の2枚目用紙表面の熨斗2に相当する位置で、ハーフカットAと平行な方向で間隔nをおいて複数(図示したものは3本)のストライプ状に、ベタの目止め層30が設けられ、そのベタの目止め層30と隣接して、ハーフカットAと平行な方向で間隔をおいて複数(図示したものは2本)のストライプ状に、網点の目止め層40が設けられている。
図1の2)は、1枚目用紙の裏面に剥離層6、6´が形成されていることを示したもので、熨斗2の左端部からハーフカットCの位置までの部分(P)を除いた条件の熨斗2で、ハーフカットDの位置まで、剥離層6が形成されている。この熨斗2を配送伝票から剥がした際に、熨斗が剥離層6から剥がれ、ハーフカットCから2枚目用紙の粘着剤が付着したタック基材が分離して、粘着剤が露出して、任意の物に、貼付可能となる。また、1枚目用紙の配達票4の裏面には、剥離層6´が形成され、熨斗付き配送伝票1を取り扱う運送会社のドライバー等の人が、その配達票4を熨斗付き配送伝票1から何ら支障なく、剥離層6´と接着剤8との間で剥離できる。
また図1の3)に、1枚目用紙と2枚目用紙を貼り合わせる際の接着剤が塗工されて形成された位置を示すものである。接着剤は、熨斗2に相当する位置のハーフカットCと、そのハーフカットCから間隔Lの位置にある線9と、ハーフカットAで囲まれた領域Qを除いた1枚目用紙の裏面全面に、1枚目用紙と2枚目用紙とを貼り合わせるために、塗工、形成されている。尚、上記のハーフカットCから間隔Lの位置にある線9は、図1の1)に示すように、ベタの目止め層30及び網点の目止め層40の左端部、つまりハーフカットC側の端部の位置に相当する。これにより、1枚目用紙の熨斗2の位置で、2枚目用紙と接着剤で貼り合わせられた状態から、領域Qに接着剤がないので、この領域Qから長辺方向に、1枚目用紙と2枚目用紙を剥離層6の利用により、容易に剥離できる。
さらにその時の剥がす位置にある2枚目用紙表面に、ハーフカットAと平行な方向でストライプ状に、ベタの目止め層30と網点の目止め層40を隣接させて繰り返し形成したので、ベタの目止め層30の位置の接着剤は1枚目用紙との接着性で、網点の目止め層40の位置の接着剤の1枚目用紙との接着性と比べて、接着が高いが、1枚目用紙と2枚目用紙を剥離できる。一方で、網点の目止め層40の位置の接着剤は、1枚目用紙と2枚目用紙とが、プリンターの搬送で剥がれはしないが、接着性は比較的低く、熨斗を剥がす際の手間がかからず、またその剥がした際の熨斗のカール発生を抑制できる。
図1の場合、ベタの目止め層30が印刷部Yに相当し、網点の目止め層40が印刷部Zに相当する。印刷部Yと印刷部Zの1枚目用紙と接着剤による接着力が、印刷部Yの接着力を接着力Yとし、印刷部Zの接着力を接着力Zとして、接着力Y>接着力Zの関係にある。印刷部Yの例として、ベタの目止め層を挙げ、印刷部Zの例として網点の目止め層を挙げて図示しているが、これに限らずに、上記の接着力Y>接着力Zの関係を満足できるものであれば、印刷部Yと印刷部Zは、例えば、印刷部Y又は印刷部Zを全く印刷しない領域とするなど、上記接着力Yと接着力Zを調整させればよい。以下の図2〜図5で、印刷部Yとして、ベタの目止め層を挙げ、印刷部Zとして網点の目止め層を挙げているが、上記と同意に、それに限定されるものではない。
図1では、ハーフカットAが配送伝票の外形における長辺と平行な位置に有し、またハーフカットB、C、Dが配送伝票の外形における短辺と平行な位置に有する例を示したが、それに限らずにハーフカットAが配送伝票の外形における短辺と平行な位置に有し、またハーフカットB、C、Dが配送伝票の外形における長辺と平行な位置に有するものでも良い。このハーフカットの位置関係は、以下に示す図2〜図5の場合でも同様である。
図2は、本発明の1実施例を示す熨斗付き配送伝票の説明図であり、図2の上に示した図は熨斗付き配送伝票1の熨斗2、貼付票3等の配置と、ハーフカットの位置、さらに接着剤7、8などの塗工領域を示した平面図である。また、図2の下図は、上記平面図に示したX−Xにおける断面図を示したものである。図2で示した熨斗付き配送伝票1は、熨斗2の左端からハーフカットCの位置まで、詳細にはハーフカットCの位置よりも少し左端部の近くの位置まで、接着剤7が1枚目用紙裏面側に設けられている。熨斗2については、そのハーフカットCの位置近傍から、前記左端部と反対側の方向に、接着剤を設けていない領域20、すなわち非接着部を有している。尚、図1で説明した領域Qが、図2の領域20に相当する。図2のX−Xにおける断面図で示したように、本発明の熨斗付き配送伝票1は、伝票の表面における平坦性が高いので、1枚目用紙への印字におけるカスレや、シワなどが生じることなく、印字品質に優れたものとなる。
また、熨斗2の1枚目用紙の裏面側の剥離層6と接して接着剤8が、設けられている。但し、図2に示した熨斗付き配送伝票の1枚目用紙の裏面の剥離層は、図1の2)で示した配置で設けられており、また2枚目用紙表面には、図1の1)で示したベタの目止め層30及び網点の目止め層40が同様に設けられている。熨斗付き配送伝票の1枚目用紙と2枚目用紙との間で、上記の熨斗2に相当する位置だけでなく、貼付票3、配達票4及びシール5の位置に相当する部分の全体を、ベタで接着剤8が設けられている。そして、配送伝票から熨斗を剥離する際に、熨斗2の短冊形態の長辺方向が、その剥離方向と一致しているので、熨斗2の2枚目用紙の表面の目止め層がベタの部分30と、網点の目止め層40の印刷されたパターンが、その剥離方向と同じ方向で間隔をおいて複数のストライプ状であり、剥離する抵抗が少なく、熨斗に外力が加わりにくくなり、結果として熨斗のカール発生を抑制できるようになった。また貼付票3及び配達票4の1枚目用紙の裏面全面には、上記の熨斗2及びシール5の1枚目用紙の裏面に有する接着剤7、8と同様の接着剤が塗工されていて、タック構造の2枚目用紙と接着している。
また図2のX−Xにおける断面図において、タック構造を有する2枚目用紙の熨斗に相当する位置で、左端部から間隔(m)をおいてハーフカットCが予め設けられている。そのハーフカットCは、タック基材10から粘着剤11までを切断している。また熨斗2の右端部がハーフカットDにより配送伝票から剥離可能なものであり、該ハーフカットDは1枚目用紙から、ベタの目止め層30を含むタック基材10が粘着剤11を介して剥離紙12と積層したタック構造の粘着剤11の位置まで、切断されている。これにより、ハーフカットDとハーフカットAにより分断された領域を、シール5として任意の物体に貼付して利用することができる。
熨斗2の1枚目用紙の裏面側で、左端部からハーフカットCの位置までの部分を除いた箇所に、剥離層6が形成され、熨斗2を熨斗付き配送伝票1から剥がした際に、熨斗2が剥離層6から剥がれる。そして、熨斗2が配送伝票から剥がれる箇所を、X−Xにおける断面図において、破線で示した。すなわち、ハーフカットDから、シール5と分離して、熨斗2の右端を剥がし、続けて1枚目用紙の剥離層6が接着剤8から剥がれ、さらに非接着部20で、1枚目用紙の剥離層と、2枚目用紙のタック基材10との間で剥がれ、さらに続けてハーフカットCで、2枚目用紙のタック基材10/粘着剤11/剥離紙12の積層体が分離し、そしてハーフカットCから、熨斗付き配送伝票1の左端部にかけて、2枚目用紙の剥離紙12が上記積層体から分離して剥がれる。その結果、配送伝票から剥がした熨斗の粘着剤11により、任意の物に、熨斗を貼付することが可能となる。
図3は、本発明の1実施例を示す熨斗付き配送伝票で、熨斗2を配送伝票1から剥がした後の状態を示す説明図であり、剥がした後の熨斗2の平面図とその対応する断面図を図3の右側に示した。図3の左側に示す図は、上記の熨斗2を剥がした後の配送伝票1の表面を示すものである。貼付票3、配達票4及びシール5については、熨斗2を剥がす前と後で、全く変化はないが、熨斗2が剥がされた箇所は、左端部からハーフカットCまでの部分で、剥離紙12が露出している。その剥離紙12に隣接して、非接着部20、塗工された接着剤8が露出し、その露出した接着剤8はハーフカットDの位置まで存在する。
上記の配送伝票から剥がされた熨斗2は、左端部に粘着剤11が露出した形態となり、この粘着剤11を使用して、任意の物に、貼付できるようになる。尚、熨斗2における接着剤8はベタで塗工されているが、その接着剤8と接する2枚目用紙表面には、図1の1)で示したベタの目止め層30及び網点の目止め層40が同様に設けられているので、剥がされる熨斗のカール発生を抑制することができる。
図4は、本発明の1実施例を示す熨斗付き配送伝票で、貼付票3及び配達票4を配送伝票1から剥がした後の状態を示す説明図であり、剥がした後の貼付票3及び配達票4の平面図と、その対応する断面図を示した。図4の左側に示す図は、上記の貼付票3及び配達票4を剥がした後の配送伝票1の表面を示す平面図である。図4の右側に示す図は、図4の左側に示す図の対応する断面図である。但し、図3で示した熨斗2は既に剥がされた後の配送伝票から、貼付票3及び配達票4を剥がすものとして説明している。
シール5については、貼付票3及び配達票4を剥がす前と後で、全く変化はないが、貼付票3及び配達票4が剥がされた箇所は、図3で熨斗2の左端部からハーフカットCまでの部分における剥離紙12が露出している部分と同様に、剥離紙12が露出している。貼付票3及び配達票4が、上記の通り、剥離紙12から剥がされ、またハーフカットAの部分で、熨斗に相当する箇所及びシール5の箇所と接する位置で、分離して、粘着剤11を利用して、配達する対象物である荷物に貼付される。そして、荷物に貼付された貼付票3及び配達票4は、その荷物を取り扱う運送会社のドライバー等の人が、配達票4を、剥離層6と接着剤8との間で剥離して、配達先である届け先の方に、その配達票に、荷物の受領した判ないしサインをもらい、該配達票を配達記録として持ち帰る。尚、届けられた荷物に貼付された配送伝票は、貼付票がその配送伝票に固定されている。したがって、荷物を受け取った人は、貼付票に記録された配達先の住所、氏名及び配達された対象物の品名、数量等を確認できる。
図5は、本発明の1実施例を示す熨斗付き配送伝票で、但し、熨斗2、貼付票3及び配達票4が既に剥がされた後の配送伝票で、シール5を熨斗付き配送伝票1から剥がした後の状態を示す説明図であり、シールを剥がした後の配送伝票の平面図を図5の右側に示し、その剥がされたシール5の断面図を図5の右側に示した。
配送伝票1のハーフカットA及びハーフカットDから分断して、シール5が剥離紙12から剥がれ、1枚目用紙/接着剤8/タック基材10/粘着剤11の層構成を有したシール5を、熨斗2、貼付票3及び配達票4が剥がされて、残存した伝票を扱う方が、任意の物に、粘着剤11により貼って、シールの1枚目用紙にメモ書きしたり、氏名を記入したり、任意の用途に利用することができ、付加価値の高いものとなる。
本発明の熨斗付き配送伝票の利用方法を以下に説明する。
ステップ1:図1、2に示すような熨斗付き配送伝票から、熨斗2を剥がす。
ステップ2:その熨斗2の左端からハーフカットCまでの箇所に有する粘着剤11により、商品(お届けする荷物など)に、その熨斗2を貼り付ける。(図3を参照)
ステップ3:続けて、その配送伝票から貼付票3及び配達票4を剥がす。(剥がされた貼付票3及び配達票4の裏面には、粘着剤11を有する。)
ステップ4:上記剥がされた貼付票3及び配達票4を、粘着剤11により、配達する荷物に貼付する。
ステップ5:その荷物を取り扱う運送会社のドライバー等の人が、配達票4を、荷物から剥離する。必要に応じて、配達先である届け先の方に、その配達票に、荷物の受領した判ないしサインをもらい、該配達票を配達記録として持ち帰る。(図4を参照)
ステップ6:熨斗2、貼付票3及び配達票4が剥がされ、残存した伝票を扱う方が、シール5を伝票から剥がす。(図5を参照)
ステップ7:その剥がされたシール5を、任意の物に、粘着剤11により貼って、利用する。
本発明の熨斗付き配送伝票における1枚目用紙としては、熨斗、貼付票及び配達票として利用可能であれば、その種類は限定されないが、1枚目用紙の表面には、感熱発色記録、熱転写記録や、インクジェット記録などのノンインパクト記録で、印字記録するものであり、それらの記録方式に適した用紙が用いることが好ましい。例えば、感熱発色用紙(サーマル用紙)、熱転写記録用紙、インクジェット記録用紙などである。
また、上記の接着剤7、8と剥離層6は、本発明の熨斗付き配送伝票の使用する方法に支障がなく適用できるものであれば、その材料など限定するものではない。またタック構造を有する2枚目用紙は、その粘着剤で荷物に貼り付けて簡単には剥がれないものを使用する。尚、2枚目用紙は、タック基材/粘着剤/剥離紙の構成で積層したタック構造であれば、一般的なもので限定されるものではない。但し、2枚目用紙のタック基材は接着剤7、8との密着性が良ければよく、上質紙、中質紙などが好ましく用いられる。また、タック基材の表面に、必要に応じて、接着剤7、8との密着性を高めるために、表面層を設けることができる。
また、2枚目用紙に形成する目止め層は、ベタの目止め層及び網点の目止め層は、同一の材料で、オフセット印刷等の印刷版の1版で形成することが、それらの印刷位置にずれが生じなく、また工程数が少なく効率的であり、好ましい。その目止め層は、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子材料を主成分とする材料で形成することが好ましい。それは、上記の接着剤7、8として、例えばアクリル共重合系エマルジョンを主体として構成する、あるいはアクリル共重合系エマルジョンに、ポリビニルアルコールに代表される水溶性樹脂エマルジョンを分散させた塗工液により、塗布して形成することで、上記の目止め層と接着剤との接着が、剥離可能に密着され、かつ、剥離後の剥離面に粘着性がなく、再粘着不能である、いわゆる擬似接着にすることができ、伝票からの必要な部分の剥がしやすさ、また印字処理する際の印字のカスレや、シワの防止、また伝票から熨斗を剥がした際の熨斗のカール発生の防止を確実に発揮できるからである。
上記の目止め層が、網点の場合は、目止め層のインキが2枚目用紙表面に付着している部分と、そのインキが付着していない用紙の部分の面積比率で示した網点であり、網点の目止め層40は、網点5〜40%で形成することができる。また、ベタの目止め層30は、網点では100%で2枚目用紙表面の全面に、インキが付着しているものだけでなく、網点が80%以上であれば、本発明の網点の目止め層を形成することができる。
本発明の熨斗付き配送伝票の製造方法に関しては、例えば1枚目用紙の裏面に所定のパターンで剥離層を形成しておき、また2枚目用紙の表面に、ベタの目止め層と網点の目止め層をオフセット印刷等により形成し、さらにハーフカットCを加工して形成しておき、その1枚目用紙と2枚目用紙の各々は、巻取りで用意し、所定のパターンで接着剤を連続的に塗工し、所定の積層構成になるように、ラミネートする。その後に所定の箇所にハーフカットA及びハーフカットDを、1枚目用紙から、2枚目用紙のタック構造の粘着剤と接する位置まで、切断、加工して連続形成し、またハーフカットBは、1枚目用紙のみに対して、切断、加工して連続形成して、その後に所定のサイズに、シート状に裁断(シートカット)して、熨斗付き配送伝票を作製することができる。
本発明の熨斗付き配送伝票は、贈答品の配送に利用する用途に限らずに、例えば取扱注意や冷凍品、こわれ物等の告知する内容の言葉が記載されたラベル付きの配送伝票として利用することが可能である。
1 熨斗付き配送伝票
2 熨斗
3 貼付票
4 配達票
5 シール
6、6´ 剥離層
7、8 接着剤
9 ハーフカットCから間隔Lの位置にある線
10 タック基材
11 粘着剤
12 剥離紙
20 非接着部
30 ベタの目止め層(印刷部Y)
40 網点の目止め層(印刷部Z)

Claims (2)

  1. 貼付票と配達票と熨斗となる領域を少なくとも備えた1枚目用紙の裏面側に2枚目用紙が、接着剤を介して貼り合わせられた配送伝票において、
    前記2枚目用紙はタック基材と粘着剤と剥離紙とがこの順に積層されたタック構造を有し、
    前記熨斗となる領域は短辺と長辺の四辺で囲まれており、前記四辺のうち、少なくとも前記配送伝票の外形となる辺と一致しない辺は、前記1枚目用紙ならびに前記2枚目用紙のタック基材を貫通し少なくとも粘着剤と接するハーフカットが設けられ、
    前記1枚目用紙の裏面側には、前記熨斗となる領域の短辺端部から所定間隔をおいた領域に接着剤が設けられ、前記接着剤が設けられた領域を除く領域に剥離層が設けられ、
    前記2枚目用紙の前記熨斗となる領域に対応する領域の前記配送伝票の外形となる辺と一致する短辺端部から所定間隔をおいた位置であって、かつ前記接着剤が設けられた領域を除く位置に前記タック構造のタック基材を貫通し少なくとも粘着剤と接するハーフカットが設けられ、かつ、前記2枚目用紙のタック基材表面側であって、少なくとも前記熨斗となる領域のうち前記剥離層が設けられるとともに接着剤が塗工された領域に対応する領域に、前記熨斗となる領域の長辺に沿った方向にストライプ状に、80%以上の網点の目止め層である印刷部と、5〜40%の網点の目止め層である印刷部とが交互に複数設けられていることを特徴とする熨斗付き配送伝票。
  2. 前記熨斗の短辺端の少なくとも一方に前記1枚目用紙ならびに前記2枚目用紙のタック基材を貫通し少なくとも粘着剤と接するハーフカットにより任意の用途に利用できる伝票が、熨斗、貼付票及び配達票から剥離可能であることを特徴とする請求項1に記載する熨斗付き配送伝票。
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