JP5950115B2 - 穀粒搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、穀粒搬送装置に係るものである。
従来、グレンタンク内に設けた螺旋式の排出装置の終端に、接続部材を介して排出用縦揚穀装置の下部を接続した穀粒搬送装置の構成は、公知である(特許文献1)。
この接続部材は、L型の円筒の交差部分の内面に排出装置の螺旋軸と排出用縦揚穀装置の螺旋軸とに回転を伝達して連動させる連動部を形成し、連動部内には互いに噛み合うベベルギヤを設けた構成である(特許文献1の図2参照)。
特開2008−220244号公報
前記公知例の接続部材は、左右の構成要素(接続メタル)を合わせて構成しており、左右に分割する型の構成上、連動部の側方は肉厚の筒となり、穀粒の流路が狭いために詰まりが発生するおそれがある。
そして、穀粒の搬送を円滑にするためには、連動部の側方の部分を後から切削加工して補助穀粒流路に形成していた。
そのため、製造が容易でなく、製造コストが上昇するという課題がある。
本願は、接続部材の形状を工夫し、鋳造により安価に製造しながら、切削加工を不要にしつつ補助穀粒流路の形成を容易にしたものである。
請求項1記載の発明は、穀粒搬送用の第1螺旋軸20を内装した第1搬送装置12の端部と、第2螺旋軸18を内装した第2搬送装置10の端部とを、接続部材11、30を介して連通し、 前記第1螺旋軸20の端部と第2螺旋軸18の端部を、接続部材11、30内に形成された連動部21の内部で連動させ、前記接続部材11、30の上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14とを連結する連結部15は、直杆形状に形成された外側の連結部15と、半円筒状に形成された内側の連結部15により構成し、前記連動部21を外側の連結部15の内面側に設け、前記接続部材11、30は、第1螺旋軸20の軸心と第2螺旋軸18の軸心を含む単−の分割面で2つの構成要素25に分割し、各構成要素25は、前記分割面に対して対称であると共に、搬送上手側と搬送下手側との中間部を基準に搬送上手側と搬送下手側とにおいても対称に成形した構成とし、各構成要素25における前記連動部21の側方に臨む部位に各構成要素25内の穀粒流路23と接続部材11、30の外部とが連通するように開口部26を、鋳造により夫々形成し、前記各開口部26には該開口部26を閉塞する蓋27を夫々設け、該各蓋27は前記上手側取付用円筒部13および下手側取付用円筒部14より薄い板厚に夫々形成し、前記各蓋27の内面と連動部21の側面との間に、接続部材11、30内の穀粒が通過可能な補助穀粒通路24を夫々形成し、前記接続部材11、30は、左右に分割した構成要素25の一方を機体フレーム1側に取付けた状態で他方の構成要素25を着脱可能に構成し、前記開口部26は、前記分割面に垂直な方向から見て、連動部21の全域に亘って形成した穀粒搬送装置としたものであり、接続部材は、2つに分割して形成された構成要素25の連動部21の側方には開口部26を設けているので、連動部21の近傍で穀粒の詰まりが生じた際には、開口部26より接続部材11,30内のメンテナンスを行う。
請求項記載の発明は、前記接続部材11,30における連動部21よりも搬送方向上手側の部位に、半円筒形状に形成した磨耗防止部材45を設けた穀粒搬送装置としたものであり、接続部材11,30に入った穀粒は半円筒形状に形成した摩耗防止部材45の内側を通って搬送される。
請求項1記載の発明では、2つの構成要素25による接続部材でありながら、連動部21の近傍で発生した穀粒の詰まりを開口部26により容易に除去することができ、接続部材の開口部26を連動部21の側方に形成することにより、切削加工を不要にしつつ、構成要素25内の穀粒流路の拡大を実現でき、蓋27を取り外すことで、接続部材11,30の内部を大きく開放して、詰まり除去等のメンテナンス作業を行うことができる。
請求項記載の発明では、接続部材の開口部26に蓋27を設けているので、蓋27の側方に補助穀粒流路24を形成して流路を広くしているので、摩擦を抑制し、この部分の耐摩耗性の性能を向上させる必要がなく、そのため、取付用円筒部内の摩耗防止部材45は半円筒形状に形成しても、耐摩耗性の性能を十分に確保でき、製造および組立を容易にでき、製造および組立コストを低くできる。
コンバインのグレンタンク付近の側面図。 グレンタンクの第1搬送装置と第2搬送装置との接続部材の斜視図。 同斜視図。 第1搬送装置と第2搬送装置の接続部材の部分の断面図。 同正面図。 第1搬送装置と排出オーガとの接続部材の斜視図。 同展開状態の断面図。 第2搬送装置と第1搬送装置と排出オーガの接続部材の部分の展開状態の断面図。 第2搬送装置と第1搬送装置との接続部材の正面図。 接続部材と蓋の他の実施例の斜視図。 同第2搬送装置と排出オーガの接続部分の展開状態の断面図。 同第2搬送装置と第1搬送装置との接続部分の正面図。 接続部材の他の実施例の斜視図。 同排出オーガの接続部分の平面状態の断面図。 接続部材の他の実施例の斜視図。 同排出オーガの接続部分の平面状態の断面図。 グレンタンクの第1搬送装置と第2搬送装置との接続部材の斜視図。
本発明の一実施例を図面により説明すると、1はコンバインの機体フレームであり、機体フレーム1の下方には走行装置2を設け、機体フレーム1の上方には脱穀装置3を設ける。5はグレンタンク、6は操縦部である。
前記グレンタンク5内には、グレンタンク5内の穀粒を排出する螺旋搬送式の第2搬送装置(タンク排出装置)10を設ける(図2)。該第2搬送装置10には接続部材11を介して第1搬送装置(排出用縦揚穀装置)12の下部を取付ける。
穀粒搬送用の第1螺旋軸20を内装した第1搬送装置12の端部と、第2螺旋軸18を内装した第2搬送装置10の端部とを、接続部材11を介して連通する。前記第1螺旋軸20の端部と第2螺旋軸18の端部を、接続部材11内に形成された連動部21の内部で連動させる。
したがって、第1搬送装置(排出用縦揚穀装置)12と第2搬送装置(タンク排出装置)10とを接続する接続部材11により穀粒搬送装置を構成している。
即ち、前記接続部材11は搬送方向に一対設けた上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14とを連結部15により連結して、側面視でL型状に形成する。前記接続部材11内には第2搬送装置10の第2搬送螺旋(排出螺旋)17の第2螺旋軸18の終端と第1搬送装置12の第1搬送螺旋(排出用揚穀螺旋)19の第1螺旋軸20の下部の終端とを内部で連動させる連動部21を設け、該連動部21内の螺旋軸には互いに噛み合うベベルギヤ22を設ける。
前記排出螺旋17の第2螺旋軸18の前端はグレンタンク5より前方に突出させてエンジンからの回転が入力される入力プーリ(図示省略)を設ける。
前記接続部材11は、第1螺旋軸20の軸心と第2螺旋軸18の軸心を含む単−の分割面で2つの構成要素25に分割し、該構成要素25における前記連動部21の側方に臨む部位に、接続部材11の外部へ連通する開口部26を形成する。
即ち、前記接続部材11は、前記上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14と連結部15と連動部21を左右に分割した構成要素25により構成する。
前記連動部21と構成要素25の内周面との間には補助穀粒流路24を設ける。
従来の接続部材11は鋳造により、L型状の円筒で内部に連動部21を有するように形成しているので、全体として略同一の厚みを有して形成し、その結果、連動部21の側面と構成要素25の内周面との間には隙間はなく、そのため、従来では、別途切削加工して連動部21周辺の穀粒流路を広げていた。
本願では、構成要素25における前記連動部21の側方に臨む部位に、接続部材11の外部へ連通する開口部26を形成する。この開口部26を閉塞する蓋27を設け、該蓋27の内面と連動部21の側面との間に、接続部材11の穀粒が通過可能な補助穀粒通路24を形成する。
前記接続部材11は、上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14とを連結する連結部15に連動部21を設け、連動部21の側方となる部分の接続部材11に予め開口部26を形成し、この開口部26を上手側取付用円筒部13および下手側取付用円筒部14より薄い板厚の蓋27により閉塞して、連動部21の側方と蓋27との間に補助穀粒流路24を形成し、切削加工を不要として製造を容易にしている。
なお、蓋27は構成要素25よりも硬い(耐摩耗性の高い)ことが望ましく、本実施例では構成要素25をアルミニウム材、蓋27を鋼材により構成している。
前記接続部材11は、第1螺旋軸20の軸心と第2螺旋軸18の軸心を含む単−の分割面で2つの構成要素25に分割し、前記開口部26は、前記分割面に垂直な方向から見て、連動部21の全域に亘って形成する。
そのため、補助穀粒流路24は構成要素25の分割面に垂直な方向から見て、連動部21の全域に亘って形成され、穀粒はこの補助穀粒流路24も通って円滑に排出される。
また、前記開口部26は、前記第1螺旋軸20と第2螺旋軸18の両方または何れか一方と前記分割面に垂直な方向から見て重なるように形成する。
そのため、前記蓋27を外して開口部26を開放すると、連動部21の周囲だけでなく第1螺旋軸20と第2螺旋軸18の周囲が開放され、メンテナンスを容易にする。
前記構成要素25の連動部21の連結部15の側方部分には、開口部26を形成し、開口部26は掃除口28として使用する。
即ち、通常排出作業中、開口部26は蓋27により閉塞し、排出作業後、蓋27を外すと掃除口28として開口部26は開口する。
そのため、構成要素25の連動部21の側方部分は、開口部26(掃除口)があるので、メンテナンスを容易にするだけでなく、連動部21付近の穀粒流路を広くすることができる。
前記左右の構成要素25の何れか一方の開口部26の部分を、前記掃除口28とする。
即ち、左右の構成要素25の夫々に開口部26を設けているが、一方の開口部26を開口させて掃除口28とすれば、メンテナンスは可能となり、簡単に清掃作業を行える。
また、掃除口28を蓋27により閉塞し、蓋27を設けているので、開口部26による構成要素25の強度低下を抑制する。
前記構成要素25の左右両側の開口部26の部分に、前記掃除口28を設ける。
そのため、構成要素25の連動部21の左右両側の側方部分は、掃除口28があるので、メンテナンスを容易にするだけでなく、連動部21付近の穀粒流路を広くすることができる。
また、掃除口28を蓋27により閉塞し、蓋27を設けているので、開口部26による構成要素25の強度低下を抑制する。
前記第1搬送装置12の上部には上側接続部材(接続部材)30を介して排出オーガ31を取付け(図6)、前記上側接続部材30は前記接続部材11と同じ構成とし、上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14と連結部15と連動部21を左右に分割した構成要素25により構成し、各構成要素25の連動部21の側方には構成要素25内の穀粒流路と外部とを連通する開口部26を形成し、該開口部26を上手側取付用円筒部13および下手側取付用円筒部14より薄い板厚の蓋27により閉塞し、構成要素25のうち搬送方向の上部上手側構成要素25Aには、前記第1搬送螺旋19の螺旋軸20の上部とオーガ螺旋33に穀粒を引き継ぐ引継ぎ螺旋34の螺旋回転軸35の一端とを軸装し、構成要素25のうち上部下手側構成要素25Bには、引継ぎ螺旋34の螺旋回転軸35の他端と排出オーガ31のオーガ螺旋33の螺旋軸36とを軸装する。
即ち、第1搬送装置(排出用縦揚穀装置)12と第2搬送装置(タンク排出装置)10とを接続する接続部材11と、第1搬送装置(排出用縦揚穀装置)12と排出オーガ31とを接続する上側接続部材30により穀粒搬送装置を構成し、二つの上側接続部材30の4個の構成要素25と接続部材11の2個の構成要素25を夫々共用するように構成する。
そのため、コンバインの排出機構の部品点数を減少させられる。
前記構成要素25は、搬送上手側(搬送始端側)と搬送下手側(搬送終端側)とが対称形状(上下対称)になるように構成する。
即ち、図4に示したように、ラインA(分割面内)に対して対称となる。
そのため、一つの型で二分割した接続部材11および上側接続部材30を構成することができる。
しかして、図10〜図12は、接続部材11および上側接続部材30の他の実施例を示し、前記接続部材11,30は搬送方向に一対設けた上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14とを連結する連結部15に、扇型状の開口部26を形成し、該開口部26を蓋27により閉塞する。
即ち、上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14とを連結する連結部15としての強度を、外側の連結部15および内側の連結部15と蓋27により確保できればよく、外側の連結部15および内側の連結部15の形状は任意であり、外側の連結部15および内側の連結部15の形状により開口部26の形状の一部が決定される。
換言すると、構成要素25は、接続部材11および上側接続部材30を固定側への取付および支持するのに十分な強度を有する上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14と、上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14とを連結するのに十分な強度を有する外側の連結部15と内側の連結部15とにより構成し、上手側取付用円筒部13および下手側取付用円筒部14と外側の連結部15および内側の連結部15とにより包囲された範囲に前記開口部26を形成すればよい。
したがって、前記接続部材11および上側接続部材30は、前記上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14および外側の連結部15と内側の連結部15と、連動部21を左右に分割した構成要素25により構成され、各構成要素25の連動部21の側方の補助穀粒流路24と外部とを連通する開口部26を上手側取付用円筒部13および下手側取付用円筒部14より薄い板厚の蓋27により閉塞する。
この場合、図10に示したように、外側の連結部15は、曲面の殆どない直杆形状とし、この連結部15に連動部21を設けており、そのため、開口部26を大きく開口させられる。
一方、内側の連結部15は半円筒状の曲面を有して形成し、曲面により構成要素25としての強度を確保し、接続部材11および上側接続部材30の構成として、合理的な構成となっている。
また、蓋27は、曲面の殆どない直杆形状の外側の連結部15に取付け、蓋27の内面と連動部21との間に補助穀粒流路24を形成するために、穀粒が円滑に流れることを考慮して、円弧面を有して形成している。
このように、構成要素25の外側の連結部15を曲面の殆どない細い直杆形状とすることで、開口部26および補助穀粒流路24を広くし、しかも、蓋27を本来の接続部材11および上側接続部材30の穀粒搬送用の曲面有して形成することができ、合理的な構成となり、接続部材11および上側接続部材30の製造コストを低くする。
前記開口部26の開口形状は任意であり、開口部26は、接続部材11および上側接続部材30の左右の構成要素25の割面に垂直な方向から見て(または、前記上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14の両者の軸心を含む平面から見て)、連動部21の全域に亘って形成する。
そのため、補助穀粒流路24は構成要素25の分割面に垂直な方向から見て、連動部21の全域に亘って形成され、穀粒はこの補助穀粒流路24も通って円滑に排出される。
また、開口部26は、前記第2搬送螺旋と第1搬送螺旋の両方または何れか一方と側面視において重なるように形成する。
そのため、蓋27を取り外すことで、連動部21の周囲だけでなく第1螺旋軸20と第2螺旋軸18の周囲が開放される。
図10の実施例の開口部26は、前記連動部21の流路下手側と流路上手側とが略同じ大きさで開口するように、扇形形状に形成している。
図13、図14は、接続部材11および上側接続部材30の他の実施例であり、上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14の何れか一方の軸方向の長さを短くし、その分前記開口部26を拡大して形成する。
そのため、接続部材11および上側接続部材30の接続強度を確保した上で開口部26を大きくできる。
図15は、接続部材11および上側接続部材30の他の実施例であり、上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14の何れも軸方向の長さを短くし、その分前記開口部26を拡大し、開口部26もL形形状としている。
前記第1搬送装置12の上部には上側接続部材30、30を介して排出オーガ31を取付け、前記上側接続部材30は前記接続部材11と同じ構成とし、上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14および外側の連結部15と内側の連結部15と、連動部21を左右に分割した構成要素25により構成し、各構成要素25の連動部21の側方には構成要素25内の穀粒流路と外部とを連通する開口部26を形成し、該開口部26を上手側取付用円筒部13および下手側取付用円筒部14より薄い板厚の蓋27により閉塞し、構成要素25のうち搬送方向の上部上手側構成要素25Aには、前記第1搬送螺旋19の第1螺旋軸20の上部とオーガ螺旋33に穀粒を引き継ぐ引継ぎ螺旋34の螺旋回転軸35の一端とを軸装し、構成要素25のうち上部下手側構成要素25Bには、引継ぎ螺旋34の螺旋回転軸35の他端と排出オーガ31のオーガ螺旋33の螺旋軸36とを軸装する。
即ち、2つの上側接続部材30の4つの構成要素25と接続部材11の2つの構成要素25を共用するように構成する。
そのため、コンバインの排出機構の部品点数を減少させられる。
前記接続部材11、30は、左右に分割した構成要素25を一方を機体フレーム1側に取付けた状態で他方の構成要素25を着脱可能に構成する。
そのため、接続部材11および上側接続部材30の片側の構成要素25を着脱でき、メンテナンス性を向上させられる。
前記接続部材11,30は、左右に分割した構成要素25を一方を機体フレーム1側に取付けた状態で他方の構成要素25を着脱可能に構成する。
そのため、接続部材11,30の片側の構成要素25を着脱でき、メンテナンス性を向上させられる。
前記構成要素25には、下側接続部材11と上側接続部材30とを共用するために、下側接続部材11に使用する際に取付けるオーガ旋回モータ40を取付ける取付用ステー41の取付穴42を予め形成する。
そのため、上側接続部材30のときには使用しない取付穴42を使用して取付用ステー41を介してオーガ旋回モータ40を取付けられる。
下側接続部材11のときには使用しない取付穴42を使用してオーガ上下モータ43を上側接続部材30に取付ける。
前記下側接続部材11と上側接続部材30の下手側の構成要素25の夫々には、終始半円筒形状に形成した摩耗防止部材45を設ける。
即ち、構成要素25の連動部21の周囲に開口部26を形成して流路を広くすることができ、摩耗が大きい搬送螺旋の終端の構成要素25の内面に摩耗防止部材45を設ければよい。
そのため、摩耗防止部材45の形状を、軸心方向に対する交差方向の面を除いた終始半円筒形状に形成することができ、製造を容易にする。
また、図示は省略するが、前記排出オーガ31のオーガチューブ46を、上側接続部材30の下手側取付用円筒部14内に伸ばして、摩耗防止部材としてもよく、このように、オーガチューブ46の一部を摩耗防止部材と兼用すると、構成を単純化することができ、好適である。
(作用)
エンジンを駆動して走行装置2により機体を走行させると、刈取装置4により穀稈を刈取り、刈取った穀稈を脱穀装置3へ供給して脱穀し、脱穀された穀粒は、グレンタンク5に一時貯留され、一定量貯留されると、グレンタンク5内の第2搬送装置10を作動させ、第2搬送装置10により搬送された穀粒は第1搬送装置12の揚穀螺旋により揚穀され、揚穀された穀粒は排出オーガ31により軽トラック等の所定のタンクに排出される。
第2搬送装置10と第1搬送装置12は、接続部材11を介して接続され、接続部材11は搬送方向に一対設けた上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14とを連結部15により連結して、側面視でL型状に形成し、前記接続部材11内には排出螺旋17の第2螺旋軸18と第1搬送装置12の第1搬送螺旋19の第1螺旋軸20とを連動させる連動部21を設け、該連動部21内の螺旋軸20に互いに噛み合うベベルギヤ22を設け、前記接続部材11は、前記上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14と連結部15と連動部21を左右に分割した構成要素25により構成し、各構成要素25の連動部21の側方には構成要素25内の穀粒流路と外部とを連通する開口部26を形成し、該開口部26を上手側取付用円筒部13および下手側取付用円筒部14より薄い板厚の蓋27により閉塞しているので、鋳造で製造した接続部材11でありながら、切削加工しなくても、構成要素25内の連動部21の側方に穀粒流路23のみならず補助穀粒流路24を形成し、詰まり発生を防止する。
即ち、接続部材11をグレンタンク5と第1搬送装置12の揚穀筒29への取付および支持するのに十分な強度を有する上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14と、上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14とを連結するのに十分な強度を有し連動部21を設けた連結部15とを有する左右に分割した構成要素25により構成し、各構成要素25の連動部21の側方の連結部15に開口部26を形成すればよいので、製造は容易になる。
前記第1搬送装置12の上部には上側接続部材30を介して排出オーガ31を取付け、前記上側接続部材30は接続部材11と同じ構成とし、上手側取付用円筒部13と下手側取付用円筒部14と連結部15と連動部21を左右に分割した構成要素25により構成し、各構成要素25の連動部21の側方には構成要素25内の穀粒流路23と外部とを連通する開口部26を形成し、該開口部26を上手側取付用円筒部13および下手側取付用円筒部14と連結部15よりも薄い板厚の蓋27により閉塞し、構成要素25のうち搬送方向の上部上手側構成要素25Aには、前記第1搬送螺旋19の第1螺旋軸20とオーガ螺旋33に穀粒を引き継ぐ引継ぎ螺旋34の螺旋回転軸35とを連動部21に軸装し、構成要素25のうち下手側上部構成要素25Bには、引継ぎ螺旋34の螺旋回転軸35と排出オーガ31のオーガ螺旋33の螺旋軸36とを軸装する。
そのため、2つの上側接続部材30の4つの構成要素25と接続部材11の2つの構成要素25を共用化する。
したがって、コンバインの排出機構の部品点数を減少させられる。
前記構成要素25は、搬送上手側と搬送下手側とが対称形状になるように構成しているので、同じ一つの型で二分割した構成要素25により接続部材11および上側接続部材30を構成することができる。
前記接続部材11、30は、左右に分割した構成要素25を一方を機体フレーム1側に取付けた状態で他方の構成要素25を着脱可能に構成しているので、接続部材11、30の片側の構成要素25を着脱することにより、メンテナンス性を向上させられる。
前記接続部材11,30は、左右に分割した構成要素25を一方を機体フレーム1側に取付けた状態で他方の構成要素25を着脱可能に構成しているので、接続部材11,30の片側の構成要素25を着脱することにより、メンテナンス性を向上させられる。
前記構成要素25には、接続部材11と上側接続部材30とを共用するために、上側接続部材30に使用する際に取付けるオーガ旋回モータ40を取付ける取付用ステー41の取付穴42を予め形成しているので、接続部材11のときには使用しない取付穴42を使用して取付用ステー41を介してオーガ旋回モータ40を取付けられる。
接続部材11のときには使用しない取付穴42を使用してオーガ上下モータ43を上側接続部材30に取付けているので、オーガ上下モータ43の装着機構を簡素にする。
なお、エンジンからの回転が第2搬送装置10の第2螺旋軸18に伝達されて排出螺旋17を駆動し、この第2螺旋軸18の回転が接続部材11のベベルギヤ22を介して第1搬送装置12の第1螺旋軸20に伝達されて第1搬送螺旋19を駆動し、第1搬送螺旋19の回転が上側接続部材30の螺旋回転軸35にベベルギヤ22を介して伝達されて引継ぎ螺旋34を駆動し、引継ぎ螺旋34の回転がベベルギヤ22を介して排出オーガ31のオーガ螺旋33に伝達されて、グレンタンク5内の穀粒が排出される。
しかして、接続部材11の開口部26に蓋27を設けているので、蓋27の部分の耐摩耗性の性能を向上させることができ、そのため、上手側取付用円筒部13内の摩耗防止部材45は半円筒形状に形成しても、耐摩耗性の性能を十分に確保でき、製造および組立を容易にでき、製造および組立コストを低くできる。
前記排出オーガ31のオーガチューブ46を、上側接続部材30の下手側取付用円筒部14内に伸ばして、摩耗防止部材とすると、オーガチューブ46の一部を摩耗防止部材に兼用でき、構成を単純化することができる。
前記構成要素25の連動部21の側方部分には、掃除口28を設けているので、メンテナンスを容易にするだけでなく、連動部21付近の穀粒流路を広くすることができる。
前記構成要素25の左右の何れか一方に開口部26の部分に、前記掃除口28を設けているので、掃除口28の構成を簡素にする。
また、掃除口28を蓋27により閉塞し、蓋27を設けているので、開口部26による構成要素25の強度低下を抑制する。
前記構成要素25の左右両側の開口部26の部分に、前記掃除口28を設けているので、構成要素25の連動部21の左右両側の側方部分は、掃除口28があるので、メンテナンスを容易にするだけでなく、連動部21付近の穀粒流路を広くすることができる。
また、左右の掃除口28を蓋27により夫々閉塞し、蓋27を設けているので、開口部26による構成要素25の強度低下を抑制する。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示および説明しているが、これらの実施例は夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、6…操縦部、10…第2搬送装置、11…接続部材、12…第1搬送装置、13…上手側取付用円筒部、14…下手側取付用円筒部、17…第2搬送螺旋、18…第2螺旋軸、19…第1搬送螺旋、20…螺旋軸、21…連動部、22…ベベルギヤ、23…穀粒流路、24…補助穀粒流路、25…構成要素、26…開口部、27…蓋、28…掃除口、29…揚穀筒、30…上側接続部材、31…排出オーガ、33…オーガ螺旋、34…引継ぎ螺旋、35…螺旋回転軸、36…螺旋軸、40…オーガ旋回モータ、41…取付用ステー、42…取付穴、43…オーガ上下モータ、45…摩耗防止部材、46…オーガチューブ。

Claims (2)

  1. 穀粒搬送用の第1螺旋軸(20)を内装した第1搬送装置(12)の端部と、第2螺旋軸(18)を内装した第2搬送装置(10)の端部とを、接続部材(11、30)を介して連通し、 前記第1螺旋軸(20)の端部と第2螺旋軸(18)の端部を、接続部材(11、30)内に形成された連動部(21)の内部で連動させ、前記接続部材(11、30)の上手側取付用円筒部(13)と下手側取付用円筒部(14)とを連結する連結部(15)は、直杆形状に形成された外側の連結部(15)と、半円筒状に形成された内側の連結部(15)により構成し、前記連動部(21)を外側の連結部(15)の内面側に設け、前記接続部材(11、30)は、第1螺旋軸(20)の軸心と第2螺旋軸(18)の軸心を含む単−の分割面で2つの構成要素(25)に分割し、各構成要素(25)は、前記分割面に対して対称であると共に、搬送上手側と搬送下手側との中間部を基準に搬送上手側と搬送下手側とにおいても対称に成形した構成とし、各構成要素(25)における前記連動部(21)の側方に臨む部位に各構成要素(25)内の穀粒流路(23)と接続部材(11、30)の外部とが連通するように開口部(26)を、鋳造により夫々形成し、前記各開口部(26)には該開口部(26)を閉塞する蓋(27)を夫々設け、該各蓋(27)は前記上手側取付用円筒部(13)および下手側取付用円筒部(14)より薄い板厚に夫々形成し、前記各蓋(27)の内面と連動部(21)の側面との間に、接続部材(11、30)内の穀粒が通過可能な補助穀粒通路(24)を夫々形成し、前記接続部材(11、30)は、左右に分割した構成要素(25)の一方を機体フレーム(1)側に取付けた状態で他方の構成要素(25)を着脱可能に構成し、前記開口部(26)は、前記分割面に垂直な方向から見て、連動部(21)の全域に亘って形成した穀粒搬送装置。
  2. 請求項1記載の発明において、前記接続部材(11、30)における連動部(21)よりも搬送方向上手側の部位に、半円筒形状に形成した磨耗防止部材(45)を設けた穀粒搬送装置。
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