JP2019076040A - 排藁細断装置 - Google Patents

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Takashi Kitahara
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Abstract

【課題】回転胴体の回転バランスが良好な排藁細断装置が要望されている。【解決手段】回転駆動される回転胴体13と、回転胴体13の外周部から回転胴体13の径方向外側に向かって突出する複数の回転刃14と、複数の回転刃14と対応する状態で設けられた複数の固定刃15と、が備えられ、複数の回転刃14と複数の固定刃15とによって脱穀処理後の排藁を細断処理する排藁細断装置12であって、複数の回転刃14は、回転胴体13の回転軸心X1方向における同じ位置で回転胴体13の周方向に位相をずらして配置される二つ一組の回転刃14が、回転軸心X1方向に沿って間隔をあけて複数組配置されることで構成され、二つ一組の回転刃14における各回転刃14の基端部は、回転胴体13の側面視で回転軸心X1を通る直線上に位置するように配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、回転駆動される回転胴体と、回転胴体の外周部から回転胴体の径方向外側に向かって突出する複数の回転刃と、複数の回転刃と対応する状態で設けられた複数の固定刃と、が備えられ、複数の回転刃と複数の固定刃とによって脱穀処理後の排藁を細断処理する排藁細断装置に関する。
上記のような排藁細断装置として、例えば、特許文献1に記載の排藁細断装置が既に知られている。特許文献1には、回転駆動される回転胴体(文献では「回転体」)と、回転胴体の外周部から回転胴体の径方向外側に向かって突出する複数の回転刃と、複数の回転刃と対応する状態で設けられた複数の固定刃と、が備えられ、複数の回転刃と複数の固定刃とによって脱穀処理後の排藁を細断処理する排藁細断装置が開示されている。
特開2017−86021号公報
特許文献1に記載の排藁細断装置では、各回転刃が回転軸心方向における異なる位置に配置されている。このため、回転胴体の回転時に、各回転刃による遠心力が回転軸心方向における異なる位置で作用することになり、回転胴体が高速で回転すると、回転軸心がぶれてしまうことが懸念される。
上記状況に鑑み、回転胴体の回転バランスが良好な排藁細断装置が要望されている。
本発明の特徴は、
回転駆動される回転胴体と、前記回転胴体の外周部から前記回転胴体の径方向外側に向かって突出する複数の回転刃と、前記複数の回転刃と対応する状態で設けられた複数の固定刃と、が備えられ、前記複数の回転刃と前記複数の固定刃とによって脱穀処理後の排藁を細断処理する排藁細断装置であって、
前記複数の回転刃は、前記回転胴体の回転軸心方向における同じ位置で前記回転胴体の周方向に位相をずらして配置される二つ一組の回転刃が、前記回転軸心方向に沿って間隔をあけて複数組配置されることで構成され、
前記二つ一組の回転刃における各回転刃の基端部は、前記回転胴体の側面視で前記回転軸心を通る直線上に位置するように配置されていることにある。
本特徴構成によれば、二つ一組の回転刃における一方の回転刃と他方の回転刃とが、回転軸心方向における同じ位置に配置され、かつ、二つ一組の回転刃における各回転刃の基部が回転胴体の側面視で回転軸心を通る直線上に位置している。これにより、回転胴体の回転時に、一方の回転刃による遠心力と他方の回転刃による遠心力とが、回転軸心方向における同じ位置において、回転胴体の側面視で回転軸心を通る直線上で、互いに反対側の径方向外側に向かって作用することになる。この結果、一方の回転刃による遠心力と他方の回転刃による遠心力とがバランスすることになり、回転胴体が高速で回転しても回転軸心がぶれ難い。すなわち、本特徴構成によれば、回転胴体の回転バランスが良好な排藁細断装置を実現することができる。
さらに、本発明において、
前記回転胴体の外周部に、前記回転刃が取り付けられる取り付け部が複数設けられ、
前記回転刃の夫々は、同一の前記取り付け部に取り付けられる一対の回転刃体によって構成され、
前記固定刃は、前記回転軸心方向において、同一の前記取り付け部に取り付けられた前記一対の回転刃体の間と、隣り合う前記取り付け部に取り付けられた隣り合う前記回転刃の間と、に位置するように設けられていると好適である。
本特徴構成によれば、同一の取り付け部に取り付けられた一対の回転刃体の間と、隣り合う取り付け部に取り付けられた隣り合う回転刃の間との何れの箇所においても、排藁が回転刃と固定刃とによって細断処理されることになる。これにより、排藁を細かく細断処理することができる。
さらに、本発明において、
前記回転胴体の外周部に、前記回転刃が取り付けられる取り付け部が複数設けられ、
前記回転刃は、前記回転軸心と平行な軸心周りで揺動可能な状態で、前記取り付け部に支持され、
前記回転刃が前記回転胴体の回転方向とは反対側に回転しないように前記回転刃に回り止め作用する回り止め部材が、前記取り付け部に着脱可能に取り付けられていると好適である。
本特徴構成によれば、回り止め部材が回転刃に回り止め作用することにより、回転刃を排藁に対してしっかりと切断作用させることができる。また、回り止め部材が着脱可能であるため、回り止め部材を交換したり、あるいは、排藁の細断処理量や作物の種類等に応じて、回り止めを行うか否かを変更したりすることができる。
さらに、本発明において、
前記回転胴体及び前記複数の回転刃を覆う箱形状のケースが備えられ、
前記ケースの底部に、前記ケースの前部から前記回転胴体の下方を通って後方に向かって延びる底板が設けられ、
前記固定刃は、前記底板から前記回転胴体側に向かって突出し、かつ、突出方向に沿って出退可能であると好適である。
本特徴構成によれば、排藁の細断処理量や作物の種類等に応じて、切断性能を最適化するべく、回転刃に対する固定刃のラップ代を調整することができる。
さらに、本発明において、
前記固定刃は、前記回転胴体の側面視において、前記底板に対する交差角度が変化するように揺動可能であると好適である。
本特徴構成によれば、排藁の細断処理量や作物の種類等に応じて、切断性能を最適化するべく、回転刃と固定刃との交差角度を調整することができる。
さらに、本発明において、
前記回転胴体及び前記複数の回転刃を覆う箱形状のケースと、
前記ケースの後部から後方に向かって延びると共に細断処理後の排藁を拡散する拡散部材と、が備えられ、
前記拡散部材は、折り畳み可能であると好適である。
本特徴構成によれば、細断処理後の排藁が拡散部材によって拡散されることにより、細断処理後の排藁を圃場の特定箇所に偏らないように撒くことができる。また、拡散部材を折り畳むことにより、拡散部材が邪魔になることなく、排藁細断装置を容易に運ぶことができる。
さらに、本発明において、
前記拡散部材は、左右の側板と、左側の前記側板と右側の前記側板とに亘る天板と、を有する下方に開口する部材であり、
前記左側の側板、前記右側の側板及び前記天板は、夫々、前支点周りで揺動可能であり、
前記左側の側板と前記天板の左端部とを連結解除可能に連結する左連結部と、
前記右側の側板と前記天板の右端部とを連結解除可能に連結する右連結部と、が備えられ、
前記左連結部及び前記右連結部を夫々連結解除した状態で、前記左側の側板、前記右側の側板及び前記天板を、夫々、前支点周りで前側に揺動させて折り畳み可能に構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、左側の側板、右側の側板及び天板を、夫々、折り畳むことにより、拡散部材をよりコンパクトに折り畳むことができる。
さらに、本発明において、
前記左右の側板及び前記天板を折り畳んだ状態で固定する固定部が備えられ、
前記左右の側板と前記天板とが重なり合う状態で、前記固定部によって固定されるように構成されていると好適である。
本特徴構成によれば、排藁細断装置を運ぶ際に、左右の側板及び天板を固定部によって折り畳んだ状態で固定することにより、左右の側板及び天板がばたつくことがない。その際、左右の側板と天板とが重なり合う状態で固定されるため、拡散部材をよりコンパクトに折り畳むことができる。
コンバインを示す左側面図である。 コンバインを示す平面図である。 排藁細断装置を示す左側面断面図である。 排藁細断装置の内部を示す背面図である。 回転刃の配置を示す左側面図である。 回転刃及び固定刃の配置を示す展開図である。 回転刃の取り付け構造を示す左側面断面図である。 図7におけるVIII−VIII断面図である。 回転刃の取り付け構造を示す分解斜視図である。 固定刃の取り付け構造を示す底面図である。 固定刃の突出長さを最大にした状態を示す左側面断面図である。 固定刃の突出長さを最小にした状態を示す左側面断面図である。 拡散部材を示す左側面図である。 拡散部材を示す背面図である。 拡散部材を折り畳んだ状態を示す左側面図である。 拡散部材を折り畳んだ状態を示す背面図である。 別実施形態に係る固定刃の取り付け構造を示す左側面断面図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。なお、以下の説明では、図1及び図2に示す矢印Fの方向を「機体前側」、矢印Bの方向を「機体後側」、図2に示す矢印Lの方向を「機体左側」、矢印Rの方向を「機体右側」とする。
〔コンバインの全体構成〕
図1及び図2には、普通型コンバイン(本発明に係る「コンバイン」に相当)を示している。本コンバインには、機体フレーム1と、走行装置2と、が備えられている。走行装置2には、左右一対の前輪2Fと、左右一対の後輪2Bと、が備えられている。機体の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取部3が設けられている。刈取部3には、植立穀稈を掻き込む掻込リール4と、植立穀稈を切断する刈刃5と、刈取穀稈を掻き込む掻込オーガ6と、が備えられている。
機体の前部には、運転キャビン7が設けられている。機体フレーム1上には、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置8が設けられている。刈取部3と脱穀装置8とに亘って、刈取穀稈を脱穀装置8に向けて搬送するフィーダ9が設けられている。脱穀装置8上には、脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留タンク10が設けられている。穀粒貯留タンク10内の穀粒を外部に排出する穀粒排出装置11が設けられている。脱穀装置8の後側には、複数の回転刃14と複数の固定刃15とによって脱穀処理後の排藁を細断処理する排藁細断装置12が連設されている。
〔排藁細断装置〕
図3及び図4に示すように、排藁細断装置12には、回転駆動される回転胴体13と、回転胴体13の外周部から回転胴体13の径方向外側に向かって突出する複数の回転刃14と、複数の回転刃14と対応する状態で設けられた複数の固定刃15と、回転胴体13及び複数の回転刃14を覆う箱形状のケース16と、ケース16の後部から後方に向かって延びると共に細断処理後の排藁を拡散する拡散部材17(図1及び図2参照)と、が備えられている。
〔ケース〕
ケース16には、左右の側板18と、左側の側板18と右側の側板18とに亘る天板19と、が備えられている。ケース16のうち前部から上部に亘る部分には、脱穀処理後の排藁を受け入れる受け入れ口20が形成されている。ケース16の後下部には、細断処理後の排藁を放出する放出口21が形成されている。
ケース16の底部には、底板22が設けられている。底板22は、左側の側板18と右側の側板18とに亘って設けられている。底板22は、ケース16の前端部から回転胴体13の下方を通って後方に向かって延びている。底板22の後端は、回転軸心X1よりも後側に位置している。
〔回転胴体〕
回転胴体13は、円筒状の部材であり、左右方向に延びる回転軸心X1周りで回転可能な状態で、左右の側板18に支持されている。回転胴体13のうち左側の側板18から左方に突出する部分には、回転駆動力が入力される入力プーリ23が設けられている。回転胴体13は、回転軸心X1周りで矢印Aの方向に回転駆動される。
〔回転刃〕
図3から図9に示すように、複数の回転刃14は、二つ一組の回転刃(以下単に「一組の回転刃」と称する。)14が回転軸心X1方向に沿って間隔(等間隔)をあけて複数組(本実施形態では、九つ)配置されることで構成されている。一組の回転刃14において、一方の回転刃14と他方の回転刃14とは、回転軸心X1方向における同じ位置で回転胴体13の周方向に180度位相をずらして配置されている。隣り合う一組の回転刃14の回転軸心X1周りの間隔は、等角度間隔(本実施形態では、20度間隔)である。
ここで、九つの一組の回転刃14において、左側から順に、第一番目の一組の回転刃14、第二番目の一組の回転刃14、第三番目の一組の回転刃14、第四番目の一組の回転刃14、第五番目の一組の回転刃14、第六番目の一組の回転刃14、第七番目の一組の回転刃14、第八番目の一組の回転刃14、第九番目の一組の回転刃14と称する。
九つの一組の回転刃14における各回転刃14の基端部は、夫々、回転胴体13の側面視で回転軸心X1を通る直線L1〜L9上に位置するように配置されている。詳述すると、図5に示すように、第一番目の一組の回転刃14における各回転刃14の基端部は、第一の直線L1上に位置している。第二番目の一組の回転刃14における各回転刃14の基端部は、第二の直線L2上に位置している。第三番目の一組の回転刃14における各回転刃14の基端部は、第三の直線L3上に位置している。第四番目の一組の回転刃14における各回転刃14の基端部は、第四の直線L4上に位置している。第五番目の一組の回転刃14における各回転刃14の基端部は、第五の直線L5上に位置している。第六番目の一組の回転刃14における各回転刃14の基端部は、第六の直線L6上に位置している。第七番目の一組の回転刃14における各回転刃14の基端部は、第七の直線L7上に位置している。第八番目の一組の回転刃14における各回転刃14の基端部は、第八の直線L8上に位置している。第九番目の一組の回転刃14における各回転刃14の基端部は、第九の直線L9上に位置している。
回転胴体13の外周部には、回転刃14が取り付けられる取り付け部24が複数設けられている。取り付け部24には、支持片25と、一対の端部片26と、が備えられている。支持片25には、回転刃14が回転軸心X1と平行な軸心X2周りで揺動可能な状態で支持されている。端部片26は、支持片25における回転胴体13の周方向の両端部に設けられている。
本実施形態では、回転刃14は、いわゆるハンマーナイフ式の回転刃として構成されている。回転刃14の夫々は、同一の取り付け部24に取り付けられる一対の回転刃体27によって構成されている。
回転刃14が軸心X2周りで回転胴体13の回転方向とは反対側に回転しないように回転刃14に回り止め作用する回り止め部材28が、取り付け部24に着脱可能に取り付けられている。取り付け部24には、一対の回転刃体27及び一対の回り止め部材28が着脱可能に取り付けられている。回り止め部材28は、部分28aと、部分28bと、を有する略L字形状の部材である。部分28bは、回転刃体27の基端部に対して軸心X2周りで接触している。
一対の回り止め部材28は、一対の部分28aが支持片25を軸心X2方向の両側から挟み込む状態で、取り付け部24に取り付けられている。一対の回転刃体27及び一対の回り止め部材28は、ボルト29を介して支持片25に揺動可能に支持されている。ボルト29のうち各部分28aと各回転刃体27との間には、夫々、ボス部30が外嵌されている。ボルト29の先端部には、ナット31が取り付けられている。
このような構成によれば、図7に示すように、部分28bが端部片26に当接することにより、回転刃14が軸心X2周りで回転胴体13の回転方向とは反対側に回転しないように回り止めされることになる。
〔固定刃〕
図4及び図10から図12に示すように、固定刃15は、回転軸心X1方向において、同一の取り付け部24に取り付けられた一対の回転刃体27の間と、隣り合う取り付け部24に取り付けられた隣り合う回転刃14の間と、に位置するように設けられている。固定刃15は、底板22から回転胴体13側に向かって突出し、かつ、突出方向に沿って出退可能である。底板22には、固定刃15が突出する開口部22aが形成されている。
複数の固定刃15の基端部は、左右方向に延びる連結軸32によって連結されている。連結軸32には、複数(例えば、四つ)のステー33が取り付けられている。複数の固定刃15は、連結軸32及びステー33を介してフレーム34に支持されている。
ステー33は、突出方向に沿ってスライド可能にフレーム34に支持されている。ステー33は、フレーム34にボルト35によって固定されている。ステー33には、ボルト35に対応する長孔33aが形成されている。フレーム34の左右両端部には、夫々、側板18に固定される固定板36が設けられている。固定板36は、側板18に複数(例えば、三本)のボルト37によって固定されている。
このような構成によれば、ボルト35を緩めた状態で、ステー33を突出方向に沿ってスライドさせることにより、固定刃15の突出長さを、図11に示す状態(固定刃15の突出長さを最大にした状態)と、図12に示す状態(固定刃15の突出長さを最小にした状態)との範囲で調整することができる。
〔拡散部材〕
図13及び図14に示すように、拡散部材17は、左右の側板38と、左側の側板38と右側の側板38とに亘る天板39と、を有する下方に開口する部材である。拡散部材17は、放出口21と連通するように、接続部材40を介してケース16の後部に取り付けられている。左右の側板38の下端部には、夫々、ハンプ41が取り付けられている。天板39の下端部には、ハンプ42が取り付けられている。天板39には、細断処理後の排藁を案内する複数のガイド46が設けられている。ガイド46は、天板39に対して垂直な軸心周りで揺動可能な状態で、天板39に支持されている。左側の側板38、右側の側板38及び天板39は、夫々、前支点周りで揺動可能である。左側の側板38は、前支点周りで揺動可能なように、ヒンジ43(例えば、二つ)を介して、接続部材40の左側部に支持されている。右側の側板38は、前支点周りで揺動可能なように、ヒンジ43(例えば、二つ)を介して、接続部材40の右側部に支持されている。天板39は、前支点周りで揺動可能なように、ヒンジ43(例えば、四つ)を介して、接続部材40の上部に支持されている。
左側の側板38と天板39の左端部とが、ボルト44、45(本発明に係る「左連結部」に相当)によって連結解除可能に連結されている。左側の側板38のうち天板39の左端部に対応する縁部には、ボルト44に対応する孔38a(図16参照)及びボルト45に対応する溝38b(図16参照)が形成されている。
右側の側板38と天板39の右端部とが、ボルト44、45(本発明に係る「右連結部」に相当)によって連結解除可能に連結されている。右側の側板38のうち天板39の右端部に対応する縁部には、ボルト44に対応する孔38a(図16参照)及びボルト45に対応する溝38b(図16参照)が形成されている。
図15及び図16に示すように、拡散部材17は、左側のボルト44、45及び右側のボルト44、45を夫々連結解除した状態で、左側の側板38、右側の側板38及び天板39を、夫々、前支点周りで前側に揺動させて折り畳み可能である。左右のボルト44は、左右の側板38及び天板39を折り畳んだ状態で固定するもの(本発明に係る「固定部」に相当)でもあり、左右の側板38と天板39とが重なり合う状態で、左右のボルト44によって固定されるように構成されている。
詳述すると、左側のボルト44を孔38aから取り外すと共に、左側のボルト45を緩めることにより、左側の側板38と天板39の右端部との連結を解除することができる。その際、左側のボルト45を溝38bから取り外さなくても、左側の側板38を前支点周りで前側に揺動させるのに伴って、左側のボルト45が溝38bの開口から抜け出ることになり、左側の側板38と天板39の右端部との連結を解除することができる。
同様に、右側のボルト44を孔38aから取り外すと共に、右側のボルト45を緩めることにより、右側の側板38と天板39の左端部との連結を解除することができる。その際、右側のボルト45を溝38bから取り外さなくても、右側の側板38を前支点周りで前側に揺動させるのに伴って、右側のボルト45が溝38bの開口から抜け出ることになり、右側の側板38と天板39の左端部との連結を解除することができる。
そして、左側のボルト44、45及び右側のボルト44、45を夫々連結解除した状態で、左側の側板38、右側の側板38及び天板39を、夫々、前支点周りで前側に揺動させて折り畳んだ後、天板39が左右の側板38に対して後側から重なり合う状態で、左側の側板38と天板39の右端部とを左側のボルト44によって固定し、右側の側板38と天板39の右端部とを右側のボルト44によって固定することになる。左右の側板38には、夫々、ボルト44に対応する孔38cが形成されている。ここで、天板39を前支点周りで前側に揺動させて折り畳む際、ガイド46が左右の側板38と干渉するのを回避するために、最横外側のガイド46を閉じておけばよい。こうして、左右の側板38と天板39とが重なり合う状態で、左右のボルト44によって固定されることになる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、一組の回転刃14が九つ設けられているが、一組の回転刃14の組数は、九つに限定されるものではない。また、隣り合う一組の回転刃14の回転軸心X1周りの間隔は、等角度間隔でなくてもよい。
(2)上記実施形態では、一の取り付け部24に一対の回転刃体27が取り付けられているが、一の取り付け部24に一の回転刃体27しか取り付けられていなくてもよい。
(3)上記実施形態において、固定刃15は、回転軸心X1方向において、同一の取り付け部24に取り付けられた一対の回転刃体27の間と、隣り合う取り付け部24に取り付けられた隣り合う回転刃14の間と、に一枚位置するように設けられているが、何れかの固定刃15を省略してもよい。
(4)上記実施形態では、回転刃14が軸心X2周りで揺動可能(ハンマーナイフ式の回転刃)であるが、軸心X2周りで揺動不能(固定式の回転刃)であってもよい。
(5)図17に示すように、固定刃15は、回転胴体13の側面視において、底板22に対する交差角度αが変化するように揺動可能であってもよい。詳述すると、固定板36は、底板22よりも上側に位置するボルト37を支点にして揺動可能である。側板18には、底板22よりも下側に位置するボルト37に対応する長孔18aが形成されている。このような構成によれば、ボルト37を緩めた状態で、固定板36を底板22よりも上側に位置するボルト37を支点にして揺動させることにより、固定刃15の交差角度αを長孔18aの範囲で調整することができる。
(6)上記実施形態では、固定刃15が突出方向に出退可能であるが、突出方向に出退不能(突出長さが一定)であってもよい。
(7)上記実施形態では、左右の側板38と天板39とが重なり合う状態で、左右のボルト44によって固定されるように構成されているが、左右の側板38と天板39とが重なり合わないように、左右の側板38及び天板39を折り畳んだ状態で固定するように構成してもよい。
(8)上記実施形態では、拡散部材17が折り畳み可能であるが、折り畳み不能であってもよい。
本発明は、コンバイン用の排藁細断装置に利用可能である。
12 排藁細断装置
13 回転胴体
14 回転刃
15 固定刃
16 ケース
17 拡散部材
22 底板
24 取り付け部
27 回転刃体
28 回り止め部材
38 側板
39 天板
44 ボルト(左連結部、固定部)
45 ボルト(右連結部)
L1〜L9 直線
X1 回転軸心
X2 軸心
α 交差角度

Claims (8)

  1. 回転駆動される回転胴体と、前記回転胴体の外周部から前記回転胴体の径方向外側に向かって突出する複数の回転刃と、前記複数の回転刃と対応する状態で設けられた複数の固定刃と、が備えられ、前記複数の回転刃と前記複数の固定刃とによって脱穀処理後の排藁を細断処理する排藁細断装置であって、
    前記複数の回転刃は、前記回転胴体の回転軸心方向における同じ位置で前記回転胴体の周方向に位相をずらして配置される二つ一組の回転刃が、前記回転軸心方向に沿って間隔をあけて複数組配置されることで構成され、
    前記二つ一組の回転刃における各回転刃の基端部は、前記回転胴体の側面視で前記回転軸心を通る直線上に位置するように配置されている排藁細断装置。
  2. 前記回転胴体の外周部に、前記回転刃が取り付けられる取り付け部が複数設けられ、
    前記回転刃の夫々は、同一の前記取り付け部に取り付けられる一対の回転刃体によって構成され、
    前記固定刃は、前記回転軸心方向において、同一の前記取り付け部に取り付けられた前記一対の回転刃体の間と、隣り合う前記取り付け部に取り付けられた隣り合う前記回転刃の間と、に位置するように設けられている請求項1に記載の排藁細断装置。
  3. 前記回転胴体の外周部に、前記回転刃が取り付けられる取り付け部が複数設けられ、
    前記回転刃は、前記回転軸心と平行な軸心周りで揺動可能な状態で、前記取り付け部に支持され、
    前記回転刃が前記回転胴体の回転方向とは反対側に回転しないように前記回転刃に回り止め作用する回り止め部材が、前記取り付け部に着脱可能に取り付けられている請求項1又は2に記載の排藁細断装置。
  4. 前記回転胴体及び前記複数の回転刃を覆う箱形状のケースが備えられ、
    前記ケースの底部に、前記ケースの前部から前記回転胴体の下方を通って後方に向かって延びる底板が設けられ、
    前記固定刃は、前記底板から前記回転胴体側に向かって突出し、かつ、突出方向に沿って出退可能である請求項1から3の何れか一項に記載の排藁細断装置。
  5. 前記固定刃は、前記回転胴体の側面視において、前記底板に対する交差角度が変化するように揺動可能である請求項4に記載の排藁細断装置。
  6. 前記回転胴体及び前記複数の回転刃を覆う箱形状のケースと、
    前記ケースの後部から後方に向かって延びると共に細断処理後の排藁を拡散する拡散部材と、が備えられ、
    前記拡散部材は、折り畳み可能である請求項1から5の何れか一項に記載の排藁細断装置。
  7. 前記拡散部材は、左右の側板と、左側の前記側板と右側の前記側板とに亘る天板と、を有する下方に開口する部材であり、
    前記左側の側板、前記右側の側板及び前記天板は、夫々、前支点周りで揺動可能であり、
    前記左側の側板と前記天板の左端部とを連結解除可能に連結する左連結部と、
    前記右側の側板と前記天板の右端部とを連結解除可能に連結する右連結部と、が備えられ、
    前記左連結部及び前記右連結部を夫々連結解除した状態で、前記左側の側板、前記右側の側板及び前記天板を、夫々、前支点周りで前側に揺動させて折り畳み可能に構成されている請求項6に記載の排藁細断装置。
  8. 前記左右の側板及び前記天板を折り畳んだ状態で固定する固定部が備えられ、
    前記左右の側板と前記天板とが重なり合う状態で、前記固定部によって固定されるように構成されている請求項7に記載の排藁細断装置。
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