JP2016154512A - 脱穀装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】扱室に軸装した扱胴を、その前部を前部が細いテーパー部に形成し、後部を前後の側枠間に渡し掛けた桟部材と、この桟部材に回転方向に隣接する桟部材の間を塞ぐ遮蔽部材により多角形状の胴筒部により形成した構成では、隣接する桟部材の間に遮蔽部材を取付けるので、扱胴の製造組立や桟部材の交換が容易でない。また、扱胴の周囲に形成される空間が狭く、脱穀処理物の詰まりが発生するという課題がある。
【解決手段】 扱室22内に備えた扱胴軸27と同心状の扱胴21の円筒部24の外周に、扱胴軸27の軸心方向に扱歯20を複数設けた所定高さを有する取付杆28を設け、該取付杆28は円筒部24の円周方向に複数設けた脱穀装置。
【選択図】図3
【解決手段】 扱室22内に備えた扱胴軸27と同心状の扱胴21の円筒部24の外周に、扱胴軸27の軸心方向に扱歯20を複数設けた所定高さを有する取付杆28を設け、該取付杆28は円筒部24の円周方向に複数設けた脱穀装置。
【選択図】図3
Description
本発明は、脱穀装置に係るものである。
従来、扱室に軸装した扱胴を、その前部を前部が細いテーパー部に形成し、後部を前後の側枠間に渡し掛けた桟部材と、この桟部材に回転方向に隣接する桟部材の間を塞ぐ遮蔽部材により多角形状の胴筒部により形成した構成は、公知である(特許文献1)。
前記公知例は、隣接する桟部材の間に遮蔽部材を取付けるので、扱胴の製造組立や桟部材の交換が容易でないという課題がある。
また、扱胴の周囲に形成される空間が狭く、脱穀処理物の詰まりが発生するという課題がある。
即ち、扱胴の周囲に形成される空間は、桟部材に取付けた扱歯の先端の移動軌跡と、遮蔽部材の外面との間の空間となるが、遮蔽部材は平板状に形成されているので、扱胴の周囲に形成される空間が狭くなる。
本願は、扱歯の取付構成を工夫し、扱胴の製造組立を容易にすると共に、扱胴の周囲に形成される空間を広くして、脱穀処理効率を向上させるようにしたものである。
また、扱胴の周囲に形成される空間が狭く、脱穀処理物の詰まりが発生するという課題がある。
即ち、扱胴の周囲に形成される空間は、桟部材に取付けた扱歯の先端の移動軌跡と、遮蔽部材の外面との間の空間となるが、遮蔽部材は平板状に形成されているので、扱胴の周囲に形成される空間が狭くなる。
本願は、扱歯の取付構成を工夫し、扱胴の製造組立を容易にすると共に、扱胴の周囲に形成される空間を広くして、脱穀処理効率を向上させるようにしたものである。
請求項1記載の発明は、扱室22内に備えた扱胴軸27と同心状の扱胴21の円筒部24の外周に、扱胴軸27の軸心方向に扱歯20を複数設けた所定高さを有する取付杆28を設け、該取付杆28は円筒部24の円周方向に複数設けた脱穀装置としたものであり、扱胴21は、予め扱歯20を取付けた取付杆28を円筒部24の外周に取付けて組み立てる。
円筒部24の外周に設けた取付杆28は所定高さを有するので、円周方向に隣接する取付杆28の間の凹部29内にまで脱穀処理物が入って脱穀処理される。
請求項2記載の発明は、前記円筒部24の前後に前側フランジ25と後側フランジ26とを夫々設け、前側フランジ25と後側フランジ26とに前記取付杆28を渡しかけて設けた脱穀装置としたものであり、円筒部24の前後に設けた前側フランジ25と後側フランジ26とに、取付杆28の両端を取付ける。
請求項3記載の発明は、前記取付杆28の内面34は、扱胴21の円筒部24の外周に当接させるか、内面34と円筒部24の外周の間に穀粒より小なる隙間を有して設けた脱穀装置としたものであり、脱穀処理物は取付杆28の内面34と円筒部24の外周との間に入らずに脱穀処理される。
請求項4記載の発明は、前記円筒部24の前後方向の中間部に、前記扱胴軸27に固定されて円筒部24の外周に延設される中間仕切板35を設け、該中間仕切板35に前記取付杆28を連結した脱穀装置としたものであり、扱胴軸27の所定位置に中間仕切板35の中心を固定し、中間仕切板35の前後両面に分割した円筒部24を夫々固定すると共に、中間仕切板35に取付杆28を連結する。
円筒部24の外周に設けた取付杆28は所定高さを有するので、円周方向に隣接する取付杆28の間の凹部29内にまで脱穀処理物が入って脱穀処理される。
請求項2記載の発明は、前記円筒部24の前後に前側フランジ25と後側フランジ26とを夫々設け、前側フランジ25と後側フランジ26とに前記取付杆28を渡しかけて設けた脱穀装置としたものであり、円筒部24の前後に設けた前側フランジ25と後側フランジ26とに、取付杆28の両端を取付ける。
請求項3記載の発明は、前記取付杆28の内面34は、扱胴21の円筒部24の外周に当接させるか、内面34と円筒部24の外周の間に穀粒より小なる隙間を有して設けた脱穀装置としたものであり、脱穀処理物は取付杆28の内面34と円筒部24の外周との間に入らずに脱穀処理される。
請求項4記載の発明は、前記円筒部24の前後方向の中間部に、前記扱胴軸27に固定されて円筒部24の外周に延設される中間仕切板35を設け、該中間仕切板35に前記取付杆28を連結した脱穀装置としたものであり、扱胴軸27の所定位置に中間仕切板35の中心を固定し、中間仕切板35の前後両面に分割した円筒部24を夫々固定すると共に、中間仕切板35に取付杆28を連結する。
請求項1記載の発明では、扱胴21の組立を容易にでき、また、同径の扱胴21に比し、隣接する取付杆28の間の凹部29により扱室22内の容積拡大して脱穀処理効率を向上させることができる。
請求項2記載の発明では、扱歯20の取付を容易にできる。
請求項3記載の発明では、円筒部24の外周に取付杆28を設けても、取付杆28と円筒部24との間に穀粒が詰まるのを防止し、脱穀ロスの発生を抑制できる。
請求項4記載の発明では、円筒部24および扱歯20の支持強度を向上させることができる。
請求項2記載の発明では、扱歯20の取付を容易にできる。
請求項3記載の発明では、円筒部24の外周に取付杆28を設けても、取付杆28と円筒部24との間に穀粒が詰まるのを防止し、脱穀ロスの発生を抑制できる。
請求項4記載の発明では、円筒部24および扱歯20の支持強度を向上させることができる。
本発明の一実施例を図面により説明すると、1は機体フレーム、2は機体フレーム1の下部に設けた走行装置、3は機体フレーム1上に設けた脱穀装置、4は刈取装置、5はグレンタンク、6は脱穀装置3の前方の一側に設けた操縦部である。
刈取装置4は、オーガー(図示省略)を設けたオーガーフレーム7に、リール8と、刈刃(図示省略)を設けて構成し、オーガーフレーム7には搬送エレベーター9の先端を取付け、搬送エレベーター9の基部は脱穀装置3の扱室22に接続する。
10は脱穀装置3の唐箕、11は同揺動選別棚、12は移送棚部、13はシーブ、14はストローラック、15は一番コンベア、16は二番コンベアである。
前記脱穀装置3は、上部に扱歯20を有する扱胴21を略水平に軸装した扱室22を設ける。
刈取装置4は、オーガー(図示省略)を設けたオーガーフレーム7に、リール8と、刈刃(図示省略)を設けて構成し、オーガーフレーム7には搬送エレベーター9の先端を取付け、搬送エレベーター9の基部は脱穀装置3の扱室22に接続する。
10は脱穀装置3の唐箕、11は同揺動選別棚、12は移送棚部、13はシーブ、14はストローラック、15は一番コンベア、16は二番コンベアである。
前記脱穀装置3は、上部に扱歯20を有する扱胴21を略水平に軸装した扱室22を設ける。
扱胴21は、先端部に後側が大径となる円錐状のテーパー部23に形成し、テーパー部23に続いてテーパー部23の後端より小径で終始略同径の円筒状の円筒部24に形成し、円筒部24の前端に設けた前側フランジ25と円筒部24の後端に設けた後側フランジ26と扱胴軸27を取付ける。
即ち、扱胴21の円筒部24は、扱胴軸27と同心状に設け、円筒部24の外周に、扱胴軸27の軸心方向に扱歯20を複数設けた所定高さを有する取付杆28を設け、該取付杆28は円筒部24の円周方向に複数設ける。
そのため、扱歯20は、扱胴21(円筒部24)の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた取付杆28を円筒部24の外周面に取り付ければよく、取付を容易にする。
即ち、扱胴21の円筒部24は、扱胴軸27と同心状に設け、円筒部24の外周に、扱胴軸27の軸心方向に扱歯20を複数設けた所定高さを有する取付杆28を設け、該取付杆28は円筒部24の円周方向に複数設ける。
そのため、扱歯20は、扱胴21(円筒部24)の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた取付杆28を円筒部24の外周面に取り付ければよく、取付を容易にする。
扱歯20は直棒形状に形成し、前後方向の前記取付杆28に所定間隔をおいて複数設け、扱歯20を取付けた取付杆28は円筒部24の円周方向に複数設ける。
そのため、円筒部24の円周方向に隣接する取付杆28の間に凹部29が形成されることになって、その結果、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
円筒部24の前後には前記前側フランジ25と前記後側フランジ26とを夫々設け、前側フランジ25と後側フランジ26とに前記取付杆28を渡しかけて設ける。
そのため、扱歯20は、扱胴21の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた取付杆28の前後両端を扱胴21の前側フランジ25と後側フランジ26に取り付ければよく、一層、取付を容易にする。
そのため、円筒部24の円周方向に隣接する取付杆28の間に凹部29が形成されることになって、その結果、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
円筒部24の前後には前記前側フランジ25と前記後側フランジ26とを夫々設け、前側フランジ25と後側フランジ26とに前記取付杆28を渡しかけて設ける。
そのため、扱歯20は、扱胴21の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた取付杆28の前後両端を扱胴21の前側フランジ25と後側フランジ26に取り付ければよく、一層、取付を容易にする。
また、取付杆28は、扱歯20を取付杆28に取付ける長さ方向の間隔を変えたものを複数種類用意すると、作業対象作物に応じた間隔に扱歯20を簡単に配置することができ、作業効率を向上させられる。
また、扱歯20は取付杆28を介して扱胴21の前側フランジ25と後側フランジ26に取り付けるために、前側フランジ25および後側フランジ26の外周縁の径に対して円筒部24の径を相対的に小径とし、取付杆28の外面30と円筒部24の外周面31との間に間隔Lを形成する。
そのため、間隔Lにより円筒部24の円周方向に隣接する取付杆28の間に前記凹部29が形成され、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
なお、理解を容易にするため、一部の図面では、同一箇所に、符号の「24」と「31」と「29」と「L」との夫々を付していることがあるが、これによって構成が限定されることはない。
また、扱歯20は取付杆28を介して扱胴21の前側フランジ25と後側フランジ26に取り付けるために、前側フランジ25および後側フランジ26の外周縁の径に対して円筒部24の径を相対的に小径とし、取付杆28の外面30と円筒部24の外周面31との間に間隔Lを形成する。
そのため、間隔Lにより円筒部24の円周方向に隣接する取付杆28の間に前記凹部29が形成され、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
なお、理解を容易にするため、一部の図面では、同一箇所に、符号の「24」と「31」と「29」と「L」との夫々を付していることがあるが、これによって構成が限定されることはない。
前記取付杆28は、その前後両端にステー32を固定し、ステー32はボルト33により前側フランジ25と後側フランジ26とに取付ける。
そのため、扱歯20の取付を容易にする。
前記取付杆28の内面34は、扱胴21の円筒部24の外周に当接させて設ける。
即ち、扱胴21の円筒部24の外周に、取付杆28の内面(裏面)34を当接するように、円筒部24の径を設定する。
そのため、取付杆28は円筒部24の外周面により強固に支持される。
即ち、取付杆28の高さは、間隔Lと同一とし、取付杆28の内面34を円筒部24の外周に当接させて、円筒部24の外周と取付杆28の内面34との間の隙間を無くす構成としている。
そのため、円筒部24の外周と取付杆28の内面34との間に、被処理物の穀粒が詰まるのを抑制し、詰まり発生防止できる。
そのため、扱歯20の取付を容易にする。
前記取付杆28の内面34は、扱胴21の円筒部24の外周に当接させて設ける。
即ち、扱胴21の円筒部24の外周に、取付杆28の内面(裏面)34を当接するように、円筒部24の径を設定する。
そのため、取付杆28は円筒部24の外周面により強固に支持される。
即ち、取付杆28の高さは、間隔Lと同一とし、取付杆28の内面34を円筒部24の外周に当接させて、円筒部24の外周と取付杆28の内面34との間の隙間を無くす構成としている。
そのため、円筒部24の外周と取付杆28の内面34との間に、被処理物の穀粒が詰まるのを抑制し、詰まり発生防止できる。
なお、この隙間を無くすのは、穀粒が詰まるのを防止するためなので、図5のように、円筒部24の外周と取付杆28の内面34との間に、穀粒より小なる隙間であれば、許容でき、隙間を許容することにより、製造組立を容易にする。
扱胴21の円筒部24の外周面には、放射方向に突出する中間仕切板35を所定間隔(等間隔)をおいて複数設け、この中間仕切板35に前記取付杆28を取付ける。
即ち、扱胴軸27には円筒部24の外周に延設される中間仕切板35を設け、該中間仕切板35に前記取付杆28を連結する。
そのため、中間仕切板35により取付杆28を支持するので、扱歯20の支持強度を向上させられる。
即ち、中間仕切板35の外周には、取付杆28が係合する切欠部(図示省略)を形成し、この切欠部に係合させた取付杆28に設けたステー32をボルト33により中間仕切板35に取付ける。
そのため、取付杆28は、円筒部24と中間仕切板35と扱胴軸27とにより強固に支持される。
扱胴21の円筒部24の外周面には、放射方向に突出する中間仕切板35を所定間隔(等間隔)をおいて複数設け、この中間仕切板35に前記取付杆28を取付ける。
即ち、扱胴軸27には円筒部24の外周に延設される中間仕切板35を設け、該中間仕切板35に前記取付杆28を連結する。
そのため、中間仕切板35により取付杆28を支持するので、扱歯20の支持強度を向上させられる。
即ち、中間仕切板35の外周には、取付杆28が係合する切欠部(図示省略)を形成し、この切欠部に係合させた取付杆28に設けたステー32をボルト33により中間仕切板35に取付ける。
そのため、取付杆28は、円筒部24と中間仕切板35と扱胴軸27とにより強固に支持される。
中間仕切板35の取付構成は任意であるが、扱胴軸27に取付部材35Aを固定し、取付部材35Aに中間仕切板35の中心の透孔周辺を重ねてボルト35Bにより固定している。
また、扱胴21は、円筒部24を等分に分割し、円筒部24の分割部に扱胴軸27に固定の前記中間仕切板35を設けて、各分割円筒部24を連結し、中間仕切板35に分割した扱歯20付き取付杆28を取付ける(図3、図7)。
そのため、扱胴21に負荷が集中する部位は、作物条件により前後方向において変化するので、扱胴21全体を交換することなく、負荷により変形した部分の24のみを交換でき、扱胴21の前後において異なる負荷に対応したメンテナンスをすることができる。
また、中間仕切板35は、円筒部24の外周に螺旋状に設けることもできる。
そのため、中間仕切板35は被処理物を移送する作用も期待できる。
また、扱胴21は、円筒部24を等分に分割し、円筒部24の分割部に扱胴軸27に固定の前記中間仕切板35を設けて、各分割円筒部24を連結し、中間仕切板35に分割した扱歯20付き取付杆28を取付ける(図3、図7)。
そのため、扱胴21に負荷が集中する部位は、作物条件により前後方向において変化するので、扱胴21全体を交換することなく、負荷により変形した部分の24のみを交換でき、扱胴21の前後において異なる負荷に対応したメンテナンスをすることができる。
また、中間仕切板35は、円筒部24の外周に螺旋状に設けることもできる。
そのため、中間仕切板35は被処理物を移送する作用も期待できる。
図7は、扱胴21の他の例を示し、平板状の取付杆28に扱歯20を植設し、この取付杆28を前後に分割すると共に、扱胴21の円筒部24に着脱自在に取付ける。
そのため、通常では、扱胴21の前側部分の作業負荷が大きく、扱歯20の摩耗を含めた劣化が激しいので、所定時間経過後に、比較的摩耗の少ない後側の取付杆28と入れ替え、前後の扱歯20の高寿命化を達成できる。
取付杆28は、扱歯20の植設の前後ピッチの相違するものを2種類用意し、選択使用する構成とする。
そのため、取付杆28および扱歯20の製造・組立を容易にする。
この場合、ピッチ幅広の取付杆28Aとピッチ幅狭の取付杆28Bとは、いずれか一方を短く形成する。
そのため、2種の取付杆28の判別性が良くなり、組立およびメンテナンスを容易にする。
そのため、通常では、扱胴21の前側部分の作業負荷が大きく、扱歯20の摩耗を含めた劣化が激しいので、所定時間経過後に、比較的摩耗の少ない後側の取付杆28と入れ替え、前後の扱歯20の高寿命化を達成できる。
取付杆28は、扱歯20の植設の前後ピッチの相違するものを2種類用意し、選択使用する構成とする。
そのため、取付杆28および扱歯20の製造・組立を容易にする。
この場合、ピッチ幅広の取付杆28Aとピッチ幅狭の取付杆28Bとは、いずれか一方を短く形成する。
そのため、2種の取付杆28の判別性が良くなり、組立およびメンテナンスを容易にする。
本例では、ピッチ幅広の取付杆28を、ピッチ幅狭の取付杆28より短く形成しているので、コストおよび重量を低減する。
即ち、全体の扱歯20の本数は減らすと、脱穀処理能力が低下することに着眼し、取付杆28を短くすることにより軽量化を図っている。
取付杆28を扱胴21に固定するボルト40は、扱胴21の回転上手側では、扱歯20を前後に挟むように配置し、回転下手側では取付杆28の前後両端を固定する。
そのため、取付作業を容易にでき、かつ、軽量化を図れる。
取付杆28には、扱歯20の回転下手側に補強部材41を設ける。補強部材41は鋳造あるいは鍛造にて、扱歯20と一体成形により形成する。
そのため、補強部材41は扱歯20と一体なので、取付を容易にでき、また、被処理物へ与える損傷を抑制する。
即ち、全体の扱歯20の本数は減らすと、脱穀処理能力が低下することに着眼し、取付杆28を短くすることにより軽量化を図っている。
取付杆28を扱胴21に固定するボルト40は、扱胴21の回転上手側では、扱歯20を前後に挟むように配置し、回転下手側では取付杆28の前後両端を固定する。
そのため、取付作業を容易にでき、かつ、軽量化を図れる。
取付杆28には、扱歯20の回転下手側に補強部材41を設ける。補強部材41は鋳造あるいは鍛造にて、扱歯20と一体成形により形成する。
そのため、補強部材41は扱歯20と一体なので、取付を容易にでき、また、被処理物へ与える損傷を抑制する。
図12は、脱穀装置3の後部に設けた、脱穀装置3から排出されるワラ屑類等を切断するスプレッダ式の切断処理装置45を示し、切断処理装置45には、排稈等を切断する回転刃46と、切断処理装置45の前部の下部に起立・倒伏可能な切刃47とを設ける。
切刃47の刃先先端形状を回転刃46の先端円弧と略同じ円弧に構成する。
そのため、切刃47の作用長さを充分に得ることができ、切断性能を向上させることができる。
切刃47と回転刃46との重なり代は、切刃47の基部から先端に掛けてほぼ同じに構成する。
そのため、切刃47の一部に負荷が集中することがないので、負荷の軽減が図れ、その結果、切断性能を向上させることができる。
切刃47の刃先先端形状を回転刃46の先端円弧と略同じ円弧に構成する。
そのため、切刃47の作用長さを充分に得ることができ、切断性能を向上させることができる。
切刃47と回転刃46との重なり代は、切刃47の基部から先端に掛けてほぼ同じに構成する。
そのため、切刃47の一部に負荷が集中することがないので、負荷の軽減が図れ、その結果、切断性能を向上させることができる。
(実施形態の作用)
脱穀装置3に穀稈が供給されると、回転する扱胴21により脱穀され、脱穀された脱穀物は、扱網より揺動選別棚11上に落下し、揺動選別棚11の揺動と唐箕10からの送風により選別され、穀粒は揺動選別棚11から落下した穀粒が一番コンベア15に回収される。
扱胴21の円筒部24の外周に設けた扱歯20は直棒形状に形成し、前後方向の取付杆28に所定間隔をおいて複数設け、扱歯20を取付けた取付杆28の前後両端を扱胴21の前側フランジ25と後側フランジ26に夫々固定状態に取付けているので、扱歯20を円筒部24に直接植設するのに比し、取付を容易にする。
即ち、扱歯20は、扱胴21の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた取付杆28の前後両端を扱胴21の前側フランジ25と後側フランジ26に取り付ければよく、取付を容易にする。
脱穀装置3に穀稈が供給されると、回転する扱胴21により脱穀され、脱穀された脱穀物は、扱網より揺動選別棚11上に落下し、揺動選別棚11の揺動と唐箕10からの送風により選別され、穀粒は揺動選別棚11から落下した穀粒が一番コンベア15に回収される。
扱胴21の円筒部24の外周に設けた扱歯20は直棒形状に形成し、前後方向の取付杆28に所定間隔をおいて複数設け、扱歯20を取付けた取付杆28の前後両端を扱胴21の前側フランジ25と後側フランジ26に夫々固定状態に取付けているので、扱歯20を円筒部24に直接植設するのに比し、取付を容易にする。
即ち、扱歯20は、扱胴21の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた取付杆28の前後両端を扱胴21の前側フランジ25と後側フランジ26に取り付ければよく、取付を容易にする。
また、取付杆28は、扱歯20を取付杆28に取付ける長さ方向の間隔を変えたものを複数種類用意することにより、作業対象作物に応じた間隔に扱歯20を簡単に配置することができ、作業効率を向上させられる。
扱胴21の円筒部24は、扱胴軸27と同心状に設け、円筒部24の外周に、扱胴軸27の軸心方向に扱歯20を複数設けた所定高さを有する取付杆28を設け、該取付杆28は円筒部24の円周方向に複数設けているので、扱歯20は、扱胴21(円筒部24)の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた取付杆28を円筒部24の外周面に取り付ければよく、取付を容易にする。
扱歯20は直棒形状に形成し、前後方向の前記取付杆28に所定間隔をおいて複数設け、扱歯20を取付けた取付杆28は円筒部24の円周方向に複数設けているので、円筒部24の円周方向に隣接する取付杆28の間に凹部29が形成されることになって、その結果、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
扱胴21の円筒部24は、扱胴軸27と同心状に設け、円筒部24の外周に、扱胴軸27の軸心方向に扱歯20を複数設けた所定高さを有する取付杆28を設け、該取付杆28は円筒部24の円周方向に複数設けているので、扱歯20は、扱胴21(円筒部24)の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた取付杆28を円筒部24の外周面に取り付ければよく、取付を容易にする。
扱歯20は直棒形状に形成し、前後方向の前記取付杆28に所定間隔をおいて複数設け、扱歯20を取付けた取付杆28は円筒部24の円周方向に複数設けているので、円筒部24の円周方向に隣接する取付杆28の間に凹部29が形成されることになって、その結果、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
また、扱歯20は取付杆28を介して扱胴21の前側フランジ25と後側フランジ26に取り付けるので、円周方向の隣接する取付杆28の間の前側フランジ25および後側フランジ26の外周縁と円筒部24の外周面との間に隙間(凹部29)Lを形成することになる。
その結果、隙間(凹部29)Lの分、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
取付杆28の前後両端にステー32を固定し、ステー32はボルト33により前側フランジ25と後側フランジ26とに取付けるので、扱歯20の取付を容易にする。
扱胴21の円筒部24の外周に、取付杆28の内面(裏面)を当接するように、円筒部24の径を設定しているので、取付杆28は円筒部24の外周面により強固に支持される。
また、円筒部24の外周に取付杆28の内面を当接させて、円筒部24の外周と取付杆28の内面との間の隙間を無くすので、被処理物が挟まるのを抑制し、詰まり発生防止できる。
その結果、隙間(凹部29)Lの分、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
取付杆28の前後両端にステー32を固定し、ステー32はボルト33により前側フランジ25と後側フランジ26とに取付けるので、扱歯20の取付を容易にする。
扱胴21の円筒部24の外周に、取付杆28の内面(裏面)を当接するように、円筒部24の径を設定しているので、取付杆28は円筒部24の外周面により強固に支持される。
また、円筒部24の外周に取付杆28の内面を当接させて、円筒部24の外周と取付杆28の内面との間の隙間を無くすので、被処理物が挟まるのを抑制し、詰まり発生防止できる。
また、扱胴21の円筒部24の外周面には、放射方向に突出する中間仕切板35を所定間隔(等間隔)をおいて複数設け、扱歯20を設けた取付杆28を、中間仕切板35の間隔と同じ長さで円筒部24の軸心方向に複数分割して形成し、各中間仕切板35間に取付杆28を取付けるので、中間仕切板35により取付杆28を支持するので、扱歯20の支持強度を向上させられる。
また、中間仕切板35は、円筒部24の外周に螺旋状に設けると、中間仕切板35は被処理物を移送する作用も期待できる。
また、扱胴21は円筒部24を等分に分割し、円筒部24の分割部に扱胴軸27に固定の中間仕切板35を設けて、各分割円筒部24を連結し、中間仕切板35に分割した扱歯20付き取付杆28を取付けるので、作物条件により扱胴21の前後において異なる負荷に対するメンテナンスを容易にする。
なお、前記した各実施形態は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
また、中間仕切板35は、円筒部24の外周に螺旋状に設けると、中間仕切板35は被処理物を移送する作用も期待できる。
また、扱胴21は円筒部24を等分に分割し、円筒部24の分割部に扱胴軸27に固定の中間仕切板35を設けて、各分割円筒部24を連結し、中間仕切板35に分割した扱歯20付き取付杆28を取付けるので、作物条件により扱胴21の前後において異なる負荷に対するメンテナンスを容易にする。
なお、前記した各実施形態は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取部、5…グレンタンク、6…操縦部、20…扱歯、21…扱胴、22…扱室、23…テーパー部、24…円筒部、25…前側フランジ、26…後側フランジ、27…扱胴軸、28…取付杆、29…凹部、30…外面、32…ステー、33…ボルト、34…内面、35…中間仕切板、40…ボルト、41…補強部材、45…切断処理装置、46…回転刃、47…切刃。
Claims (4)
- 扱室(22)内に備えた扱胴軸(27)と同心状の扱胴(21)の円筒部(24)の外周に、扱胴軸(27)の軸心方向に扱歯(20)を複数設けた所定高さを有する取付杆(28)を設け、該取付杆(28)は円筒部(24)の円周方向に複数設けた脱穀装置。
- 請求項1記載の発明において、前記円筒部(24)の前後に前側フランジ(25)と後側フランジ(26)とを夫々設け、前側フランジ(25)と後側フランジ(26)とに前記取付杆(28)を渡しかけて設けた脱穀装置。
- 請求項1または請求項2記載の発明において、前記取付杆(28)の内面(34)は、扱胴(21)の円筒部(24)の外周に当接させるか、内面(34)と円筒部(24)の外周の間に穀粒より小なる隙間を有して設けた脱穀装置。
- 請求項1または請求項2または請求項3記載の発明において、前記円筒部(24)の前後方向の中間部に、前記扱胴軸(27)に固定されて円筒部(24)の外周に延設される中間仕切板(35)を設け、該中間仕切板(35)に前記取付杆(28)を連結した脱穀装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015036264A JP2016154512A (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | 脱穀装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015036264A JP2016154512A (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | 脱穀装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016154512A true JP2016154512A (ja) | 2016-09-01 |
Family
ID=56824097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015036264A Pending JP2016154512A (ja) | 2015-02-26 | 2015-02-26 | 脱穀装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016154512A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019230397A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社クボタ | 扱胴 |
JP2019208393A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社クボタ | 扱胴 |
-
2015
- 2015-02-26 JP JP2015036264A patent/JP2016154512A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019230397A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社クボタ | 扱胴 |
JP2019208393A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社クボタ | 扱胴 |
CN112004407A (zh) * | 2018-05-31 | 2020-11-27 | 株式会社久保田 | 脱粒筒 |
US11917947B2 (en) | 2018-05-31 | 2024-03-05 | Kubota Corporation | Threshing cylinder |
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