JP2016202010A - 脱穀装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転方向に隣接した桟部材の間を遮蔽部材で塞いでドラム部を形成した、従来の扱胴では、ドラム部の長さ方向の中間部を支持する構成が無く、扱室内の負荷が大きくなると変形するという課題がある。
【解決手段】前部の取込部39と、後側のドラム部27を備えた扱胴21を扱室22に軸装し、扱胴21は、扱歯20を複数設けた扱歯支持部材25を、扱胴軸26と径方向に所定間隔をおいて配置すると共に、扱歯支持部材25はドラム部27の前板31と後側の後板32とに渡しかけて構成し、扱歯支持部材25の前後中間部は前記扱胴軸26に取付けた中間仕切板38に取付け、扱歯支持部材25には、前記中間仕切板38を前後から挾持するブラケット36を取付けた脱穀装置。
【選択図】図3
【解決手段】前部の取込部39と、後側のドラム部27を備えた扱胴21を扱室22に軸装し、扱胴21は、扱歯20を複数設けた扱歯支持部材25を、扱胴軸26と径方向に所定間隔をおいて配置すると共に、扱歯支持部材25はドラム部27の前板31と後側の後板32とに渡しかけて構成し、扱歯支持部材25の前後中間部は前記扱胴軸26に取付けた中間仕切板38に取付け、扱歯支持部材25には、前記中間仕切板38を前後から挾持するブラケット36を取付けた脱穀装置。
【選択図】図3
Description
本発明は、脱穀装置に係るものである。
従来、扱室に軸装した扱胴を、その前部を前部が細いテーパー部に形成し、後部を前後の側枠間に渡し掛けた桟部材と、この桟部材に回転方向に隣接する桟部材の間を塞ぐ遮蔽部材により多角形状の胴筒部により形成した構成は、公知である(特許文献1)。
前記公知例は、単に、回転方向に隣接する桟部材の間を遮蔽部材で塞ぎ、遮蔽部材の前後部を前後の側枠に夫々取付けてドラム部を形成しているので、ドラム部の中間部の支持が無く、扱室内の負荷が大きくなると変形するという課題がある。
本願は、扱胴の構成を工夫し、扱胴の変形を防止すると共に、扱胴の組立を容易にするようにしたものである。
本願は、扱胴の構成を工夫し、扱胴の変形を防止すると共に、扱胴の組立を容易にするようにしたものである。
請求項1記載の発明は、前部の取込部39と、後側のドラム部27を備えた扱胴21を扱室22に軸装し、扱胴21は、扱歯20を複数設けた扱歯支持部材25を、扱胴軸26と径方向に所定間隔をおいて配置すると共に、扱歯支持部材25はドラム部27の前板31と後側の後板32とに渡しかけて構成し、扱歯支持部材25の前後中間部は前記扱胴軸26に取付けた中間仕切板38に取付け、扱歯支持部材25には、前記中間仕切板38を前後から挾持するブラケット36を取付けた脱穀装置としたものであり、扱胴21のドラム部27は前板31と後板32と中間仕切板38により支持されて回転して、脱穀処理を行う。
請求項2記載の発明は、前記扱歯支持部材25の内側に、多角形状のドラム部27を設け、前記扱胴軸26に固定状態に取付けた中間仕切板38の前後で前記ドラム部27を分割し、ドラム部27を中間仕切板38の前後面に連結した脱穀装置としたものであり、前後で分割したドラム部27を中間仕切板38を介して互いに連結して、扱胴21を組み立てる。
請求項3記載の発明は、前記ドラム部27は、周方向に分割して形成した脱穀装置としたものであり、ドラム部27は、周方向に分割した部分を組合せて組み立てる。
請求項2記載の発明は、前記扱歯支持部材25の内側に、多角形状のドラム部27を設け、前記扱胴軸26に固定状態に取付けた中間仕切板38の前後で前記ドラム部27を分割し、ドラム部27を中間仕切板38の前後面に連結した脱穀装置としたものであり、前後で分割したドラム部27を中間仕切板38を介して互いに連結して、扱胴21を組み立てる。
請求項3記載の発明は、前記ドラム部27は、周方向に分割して形成した脱穀装置としたものであり、ドラム部27は、周方向に分割した部分を組合せて組み立てる。
請求項1記載の発明では、扱胴21のドラム部27は前板31と後板32と中間仕切板38により支持されているので、扱胴21の剛性を向上させて変形を防止でき、脱穀能力を向上させることができる。
請求項2記載の発明では、分割したドラム部27を中間仕切板38を介して連結するので、扱胴21の組立を容易にでき、扱歯支持部材25を安定して支持できる。
請求項3記載の発明では、ドラム部27の組立を容易にでき、扱胴21全体の組立も容易にできる。
請求項2記載の発明では、分割したドラム部27を中間仕切板38を介して連結するので、扱胴21の組立を容易にでき、扱歯支持部材25を安定して支持できる。
請求項3記載の発明では、ドラム部27の組立を容易にでき、扱胴21全体の組立も容易にできる。
本発明の一実施例を図面により説明すると、1は機体フレーム、2は機体フレーム1の下部に設けた走行装置、3は機体フレーム1上に設けた脱穀装置、4は刈取装置、5はグレンタンク、6は脱穀装置3の前方の一側に設けた操縦部である。
刈取装置4は、オーガー(図示省略)を設けたオーガーフレーム7に、リール8と、刈刃(図示省略)を設けて構成し、オーガーフレーム7には搬送エレベーター9の先端を取付け、搬送エレベーター9の基部は脱穀装置3の扱室22に接続する。
10は脱穀装置3の唐箕、11は同揺動選別棚、12は移送棚部、13はシーブ、14はストローラック、15は一番コンベア、16は二番コンベアである(図2)。
前記脱穀装置3は、上部に扱歯20を有する扱胴21を略水平に軸装した扱室22を設ける。
扱胴21は、扱歯20を複数設けた扱歯支持部材25を、扱胴軸26と径方向(放射方向)に所定間隔をおいて配置すると共に、扱歯支持部材25は互いに周方向(回転方向)に所定間隔を置いて配置し(図4)、扱歯支持部材25の内側に多角形状のドラム部27を設け、ドラム部27と扱歯支持部材25とは、ドラム部27の頂部(角部)を扱胴軸26の周方向で、扱歯支持部材25間に臨ませて配置する。
刈取装置4は、オーガー(図示省略)を設けたオーガーフレーム7に、リール8と、刈刃(図示省略)を設けて構成し、オーガーフレーム7には搬送エレベーター9の先端を取付け、搬送エレベーター9の基部は脱穀装置3の扱室22に接続する。
10は脱穀装置3の唐箕、11は同揺動選別棚、12は移送棚部、13はシーブ、14はストローラック、15は一番コンベア、16は二番コンベアである(図2)。
前記脱穀装置3は、上部に扱歯20を有する扱胴21を略水平に軸装した扱室22を設ける。
扱胴21は、扱歯20を複数設けた扱歯支持部材25を、扱胴軸26と径方向(放射方向)に所定間隔をおいて配置すると共に、扱歯支持部材25は互いに周方向(回転方向)に所定間隔を置いて配置し(図4)、扱歯支持部材25の内側に多角形状のドラム部27を設け、ドラム部27と扱歯支持部材25とは、ドラム部27の頂部(角部)を扱胴軸26の周方向で、扱歯支持部材25間に臨ませて配置する。
そのため、扱歯支持部材25の内側にドラム部27を設けているので、扱胴21の剛性を向上させ、扱歯支持部材25間から扱歯支持部材25とドラム部27の外周面との間の空間29に入り込んだ脱穀物によって、ドラム部27が変更するのを防止する。
28はドラム部27の頂部30間の辺部(面部)である。
換言すると、扱胴21は、複数の扱歯20を取付けたパイプ状の扱歯支持部材25を扱胴21の回転方向に複数配置し、複数の扱歯支持部材25の内部に扱胴21のドラム部27を設ける。
また、ドラム部27の組立は、ドラム部27の前端に位置する前側フランジ31とドラム部27の後端に位置する後側フランジ32とに扱胴軸26を固定状態に取付け、扱歯支持部材25の間からドラム部27を挿入して扱胴軸26に取付ける。
そのため、扱歯20は、扱胴21(ドラム部27)の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた取付杆扱歯支持部材25を前側フランジ31と後側フランジ32に取り付ければよく、取付を容易にする。
28はドラム部27の頂部30間の辺部(面部)である。
換言すると、扱胴21は、複数の扱歯20を取付けたパイプ状の扱歯支持部材25を扱胴21の回転方向に複数配置し、複数の扱歯支持部材25の内部に扱胴21のドラム部27を設ける。
また、ドラム部27の組立は、ドラム部27の前端に位置する前側フランジ31とドラム部27の後端に位置する後側フランジ32とに扱胴軸26を固定状態に取付け、扱歯支持部材25の間からドラム部27を挿入して扱胴軸26に取付ける。
そのため、扱歯20は、扱胴21(ドラム部27)の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた取付杆扱歯支持部材25を前側フランジ31と後側フランジ32に取り付ければよく、取付を容易にする。
前記ドラム部27は、正面視における断面形状を、六角形に形成する。
即ち、ドラム部27は、四辺を有する二枚の板部材33を合わせて六角形に形成し、六個の頂部30と辺部28を有して構成する。
そのため、断面形状が円形のドラム部27に比し、平板により多角形状に板部材33を成形(プレス加工等)すればよく、製造および組立を容易にする。
33Aは二枚の板部材33を固定するボルトである。
ドラム部27は、板部材33の周縁に取付部34を設け、取付部34を前側フランジ31と後側フランジ32にボルト35により取付ける(図4)。
また、ドラム部27の回転方向に隣接する扱歯支持部材25の間に空間29が形成されることになって、その結果、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる(なお、作図上、同一部分に符号「29」と「31」を付している。)。
即ち、ドラム部27は、四辺を有する二枚の板部材33を合わせて六角形に形成し、六個の頂部30と辺部28を有して構成する。
そのため、断面形状が円形のドラム部27に比し、平板により多角形状に板部材33を成形(プレス加工等)すればよく、製造および組立を容易にする。
33Aは二枚の板部材33を固定するボルトである。
ドラム部27は、板部材33の周縁に取付部34を設け、取付部34を前側フランジ31と後側フランジ32にボルト35により取付ける(図4)。
また、ドラム部27の回転方向に隣接する扱歯支持部材25の間に空間29が形成されることになって、その結果、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる(なお、作図上、同一部分に符号「29」と「31」を付している。)。
ドラム部27の前後には前記前側フランジ31と前記後側フランジ32とを夫々設け、前側フランジ31と後側フランジ32とに前記扱歯支持部材25を渡しかけて設ける。
そのため、扱歯20は、扱胴21の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた扱歯支持部材25の前後両端を扱胴21の前側フランジ31と後側フランジ32に取り付ければよく、一層、取付を容易にする。
前記扱歯支持部材25は、その前後両端にブラケット36を固定し、ブラケット36はボルト37により前側フランジ31と後側フランジ32とに取付ける。
そのため、扱歯20の取付を容易にする。
扱胴21のドラム部27には、放射方向に突出する中間仕切板38を所定間隔(等間隔)をおいて複数設け、この中間仕切板38に前記扱歯支持部材25を取付ける(なお、作図上、同一部分に符号「31」と「38」を付している。)。
即ち、扱胴軸26にはドラム部27の外周に延設される中間仕切板38を設け、該中間仕切板38に前記扱歯支持部材25を連結する。
そのため、中間仕切板38により扱歯支持部材25の中間部を支持するので、扱歯20の支持強度を向上させられる。
そのため、扱歯20は、扱胴21の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた扱歯支持部材25の前後両端を扱胴21の前側フランジ31と後側フランジ32に取り付ければよく、一層、取付を容易にする。
前記扱歯支持部材25は、その前後両端にブラケット36を固定し、ブラケット36はボルト37により前側フランジ31と後側フランジ32とに取付ける。
そのため、扱歯20の取付を容易にする。
扱胴21のドラム部27には、放射方向に突出する中間仕切板38を所定間隔(等間隔)をおいて複数設け、この中間仕切板38に前記扱歯支持部材25を取付ける(なお、作図上、同一部分に符号「31」と「38」を付している。)。
即ち、扱胴軸26にはドラム部27の外周に延設される中間仕切板38を設け、該中間仕切板38に前記扱歯支持部材25を連結する。
そのため、中間仕切板38により扱歯支持部材25の中間部を支持するので、扱歯20の支持強度を向上させられる。
扱胴21は、ドラム部27の先端部に後側が大径となる円錐状の取込部(テーパ部)39に形成した構成とし、扱歯20を複数設けた扱歯支持部材25を、扱胴軸26と径方向(放射方向)に所定間隔をおいて配置すると共に、ドラム部27の前端の前側フランジ31とドラム部27の後端の後側フランジ32に渡しかけて設け、扱歯支持部材25の中間を扱胴軸26に支持する中間仕切板38を設け、扱歯支持部材25は前側フランジ31と後側フランジ32と中間仕切板38とにブラケット36により連結する構成とし、前記中間仕切板38は一対のブラケット36により挟持して連結する(図6)。
そのため、扱胴軸26とドラム部27と前側フランジ31と後側フランジ32と中間仕切板38とを一体状に組み立て、特に、中間部の中間仕切板38の取付支持構成の強度を向上させられ、脱穀能力を向上させられる。
また、扱胴21は、テーパー部39の前端に先端側フランジ40を設け(図3)、ドラム部27の前後の前側フランジ31および後側フランジ32と、中間仕切板38により、扱胴21の4カ所を支持する。
そのため、強固に支持する。
そのため、扱胴軸26とドラム部27と前側フランジ31と後側フランジ32と中間仕切板38とを一体状に組み立て、特に、中間部の中間仕切板38の取付支持構成の強度を向上させられ、脱穀能力を向上させられる。
また、扱胴21は、テーパー部39の前端に先端側フランジ40を設け(図3)、ドラム部27の前後の前側フランジ31および後側フランジ32と、中間仕切板38により、扱胴21の4カ所を支持する。
そのため、強固に支持する。
中間仕切板38の外周には、扱歯支持部材25が係合する切欠部(図示省略)を形成し、この切欠部に係合させた扱歯支持部材25に設けたブラケット36をボルト37により中間仕切板38に取付ける。
そのため、扱歯支持部材25は、ドラム部27と中間仕切板38と扱胴軸26とにより強固に支持される。
この場合、ブラケット36は前後一対設け、一対のブラケット36により中間仕切板38を前後から挟持する(図6)。
そのため、扱歯支持部材25と中間仕切板38と扱胴軸26とを強固に支持する。
中間仕切板38の取付構成は任意であるが、扱胴軸26に取付部材42を固定し、取付部材42に中間仕切板38の中心の透孔周辺を重ねてボルト43により固定している。
扱歯支持部材25の内側にドラム部27を設け、前記中間仕切板38を扱胴軸26に連結すると共に、ドラム部27は中間仕切板38の前後で分割し、中間仕切板38の前後面に連結する。
そのため、ドラム部27の組立を容易にする。また、扱歯支持部材25を安定して支持する。
そのため、扱歯支持部材25は、ドラム部27と中間仕切板38と扱胴軸26とにより強固に支持される。
この場合、ブラケット36は前後一対設け、一対のブラケット36により中間仕切板38を前後から挟持する(図6)。
そのため、扱歯支持部材25と中間仕切板38と扱胴軸26とを強固に支持する。
中間仕切板38の取付構成は任意であるが、扱胴軸26に取付部材42を固定し、取付部材42に中間仕切板38の中心の透孔周辺を重ねてボルト43により固定している。
扱歯支持部材25の内側にドラム部27を設け、前記中間仕切板38を扱胴軸26に連結すると共に、ドラム部27は中間仕切板38の前後で分割し、中間仕切板38の前後面に連結する。
そのため、ドラム部27の組立を容易にする。また、扱歯支持部材25を安定して支持する。
この場合、扱胴21は、ドラム部27を等分に複数に分割し、ドラム部27の分割部に扱胴軸26に固定の前記中間仕切板38を設けて、各分割ドラム部27を連結し、中間仕切板38に分割した扱歯20付き扱歯支持部材25を取付けてもよい。
そのため、扱胴21に負荷が集中する部位は、作物条件により前後方向において変化するので、扱胴21全体を交換することなく、負荷により変形した部分のドラム部27のみを交換でき、扱胴21の前後において異なる負荷に対応したメンテナンスをすることができる。
即ち、各分割ドラム部27の前後端部にフランジ状の取付部材44を設け、取付部材44を中間仕切板38と前側フランジ31および後側フランジ32に取付けて組み立てる。
扱歯支持部材25は、扱歯20の植設の前後ピッチの相違するものを数種類用意し、選択使用する構成としてもよく、このようにすると、扱歯支持部材25および扱歯20の製造・組立を容易にする。
ドラム部27と扱歯支持部材25とは、ドラム部27の辺部28が各扱歯支持部材25の内側に位置するように配置する。
即ち、同心上に配置した扱歯支持部材25の内側に、ドラム部27の辺部28が位置する。
そのため、扱胴21に負荷が集中する部位は、作物条件により前後方向において変化するので、扱胴21全体を交換することなく、負荷により変形した部分のドラム部27のみを交換でき、扱胴21の前後において異なる負荷に対応したメンテナンスをすることができる。
即ち、各分割ドラム部27の前後端部にフランジ状の取付部材44を設け、取付部材44を中間仕切板38と前側フランジ31および後側フランジ32に取付けて組み立てる。
扱歯支持部材25は、扱歯20の植設の前後ピッチの相違するものを数種類用意し、選択使用する構成としてもよく、このようにすると、扱歯支持部材25および扱歯20の製造・組立を容易にする。
ドラム部27と扱歯支持部材25とは、ドラム部27の辺部28が各扱歯支持部材25の内側に位置するように配置する。
即ち、同心上に配置した扱歯支持部材25の内側に、ドラム部27の辺部28が位置する。
ドラム部27の外周面から扱歯支持部材25に向かって延出した遮蔽プレート45でドラム部27と扱歯支持部材25の間を塞ぐ構成とする(図4)。
即ち、ドラム部27の辺部28と各扱歯支持部材25との間に遮蔽プレート45を設ける。
そのため、扱歯支持部材25の内側に入り込んだ脱穀物へのこなし作用を高める。
即ち、脱穀被処理物の塊状に肥大成長を抑制し、未脱粒の穀粒が残ることを防止する。
遮蔽プレート45の基部は辺部28の回転方向の中間部に固定状態に取付け、遮蔽プレート45の先端は扱歯支持部材25側に当接または固定状態に取付ける。
そのため、前記空間29は、隣接する二本の扱歯支持部材25と、扱歯支持部材25の内側の遮蔽プレート45と、ドラム部27の外周とにより包囲された空間として形成され(図4)、空間29が扱歯支持部材25の移動軌跡の内側の扱胴21部分に形成されることになって、その結果、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
即ち、ドラム部27の辺部28と各扱歯支持部材25との間に遮蔽プレート45を設ける。
そのため、扱歯支持部材25の内側に入り込んだ脱穀物へのこなし作用を高める。
即ち、脱穀被処理物の塊状に肥大成長を抑制し、未脱粒の穀粒が残ることを防止する。
遮蔽プレート45の基部は辺部28の回転方向の中間部に固定状態に取付け、遮蔽プレート45の先端は扱歯支持部材25側に当接または固定状態に取付ける。
そのため、前記空間29は、隣接する二本の扱歯支持部材25と、扱歯支持部材25の内側の遮蔽プレート45と、ドラム部27の外周とにより包囲された空間として形成され(図4)、空間29が扱歯支持部材25の移動軌跡の内側の扱胴21部分に形成されることになって、その結果、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
また、図9のように、扱歯20にて持ち回るように回転させられた被処理物Sは、遮蔽プレート45に案内されて、空間29内に入り、空間29内にてドラム部27の頂部30と辺部28により撹拌させられ、回転方向上手側の遮蔽プレート45に至った被処理物は扱胴21の回転の遠心力により空間29外に出て、再び、扱歯20の回転作用を受けて脱穀装置処理を受け、前記空間29への出入りを反復し、扱室22の容積を拡大して、脱穀処理効率を向上させられる。
また、遮蔽プレート45の先端を扱歯支持部材25に固定した場合には、ドラム部27と扱歯支持部材25とを遮蔽プレート45により支持することになるので、互いが互いの強度メンバーとなって、扱胴21の剛性を向上させられる。
遮蔽プレート45が扱歯支持部材25およびドラム部27と共に回転することにより起風を発生させ、扱室22からの処理物の漏下を促進させる。
扱歯支持部材25のドラム部27側には、扱歯側遮蔽部材(プレート)47を設け、扱歯側遮蔽部材47に遮蔽プレート45の先端部を当接させる(図4)。
そのため、ドラム部27に設けた遮蔽プレート45の剛性を高めて高負荷脱穀時の扱胴21の破損を防止する。
また、遮蔽プレート45の先端を扱歯支持部材25に固定した場合には、ドラム部27と扱歯支持部材25とを遮蔽プレート45により支持することになるので、互いが互いの強度メンバーとなって、扱胴21の剛性を向上させられる。
遮蔽プレート45が扱歯支持部材25およびドラム部27と共に回転することにより起風を発生させ、扱室22からの処理物の漏下を促進させる。
扱歯支持部材25のドラム部27側には、扱歯側遮蔽部材(プレート)47を設け、扱歯側遮蔽部材47に遮蔽プレート45の先端部を当接させる(図4)。
そのため、ドラム部27に設けた遮蔽プレート45の剛性を高めて高負荷脱穀時の扱胴21の破損を防止する。
扱歯側遮蔽部材47は、前記遮蔽プレート45に、回転方向の下手側から接触させる。
そのため、扱胴21の回転により、遮蔽プレート45が受ける被処理物の荷重を扱歯側遮蔽部材47が支持するので、支持を確実にする。
また、扱歯側遮蔽部材47と遮蔽プレート45との間に異物が詰まるのを防止する。
扱歯側遮蔽部材47に、扱歯20の基部を回避するための切欠部48を形成する(図7)。
即ち、扱歯側遮蔽部材47の扱歯支持部材25側には、扱歯側遮蔽部材47の長さ方向に長い切欠部48を、扱歯20の取付け間隔に合わせて設ける。
そのため、扱歯支持部材25に扱歯20を貫通させて固定した場合に、扱歯支持部材25より内側に扱歯20の内端が突き出るが、この扱歯20の内端の突出部分が扱歯側遮蔽部材47と干渉するのを防止し、組立を容易にする。
即ち、扱歯支持部材25に予め扱歯側遮蔽部材47を固定し、この状態で、扱歯支持部材25の各取付孔(図示省略)に直棒形状に形成した扱歯20を夫々挿入すると、扱歯20の内端が扱歯側遮蔽部材47の切欠部48に当接し、この状態で、扱歯20を扱歯支持部材25に溶接固定する。
したがって、扱歯側遮蔽部材47は扱歯20との干渉を防止するだけでなく、位置決めの作用も奏する。
そのため、扱胴21の回転により、遮蔽プレート45が受ける被処理物の荷重を扱歯側遮蔽部材47が支持するので、支持を確実にする。
また、扱歯側遮蔽部材47と遮蔽プレート45との間に異物が詰まるのを防止する。
扱歯側遮蔽部材47に、扱歯20の基部を回避するための切欠部48を形成する(図7)。
即ち、扱歯側遮蔽部材47の扱歯支持部材25側には、扱歯側遮蔽部材47の長さ方向に長い切欠部48を、扱歯20の取付け間隔に合わせて設ける。
そのため、扱歯支持部材25に扱歯20を貫通させて固定した場合に、扱歯支持部材25より内側に扱歯20の内端が突き出るが、この扱歯20の内端の突出部分が扱歯側遮蔽部材47と干渉するのを防止し、組立を容易にする。
即ち、扱歯支持部材25に予め扱歯側遮蔽部材47を固定し、この状態で、扱歯支持部材25の各取付孔(図示省略)に直棒形状に形成した扱歯20を夫々挿入すると、扱歯20の内端が扱歯側遮蔽部材47の切欠部48に当接し、この状態で、扱歯20を扱歯支持部材25に溶接固定する。
したがって、扱歯側遮蔽部材47は扱歯20との干渉を防止するだけでなく、位置決めの作用も奏する。
また、ドラム部27と扱歯支持部材25とは、ドラム部27の各頂点部30が隣接する扱歯支持部材25の間に位置させる。
図2に示したように、脱穀装置3の後部には、脱穀装置3から排出されるワラ屑類等を切断するスプレッダ式の切断処理装置50を設け、切断処理装置50には、排稈等を切断する回転刃(チョッパ)51と、切断処理装置50の前部の下部に起立・倒伏可能な切刃52を設けて構成する。
図10に示したように、脱穀装置3には、エンジン(図示省略)からの回転が第一カウンタ軸53に入力され、第一カウンタ軸53に設けたプーリによって唐箕10を駆動する。
図2に示したように、脱穀装置3の後部には、脱穀装置3から排出されるワラ屑類等を切断するスプレッダ式の切断処理装置50を設け、切断処理装置50には、排稈等を切断する回転刃(チョッパ)51と、切断処理装置50の前部の下部に起立・倒伏可能な切刃52を設けて構成する。
図10に示したように、脱穀装置3には、エンジン(図示省略)からの回転が第一カウンタ軸53に入力され、第一カウンタ軸53に設けたプーリによって唐箕10を駆動する。
また、脱穀装置3の機体の前後中間位置に第二カウンタ軸54を設け、第一カウンタ軸53のプーリと第二カウンタ軸54のプーリとにベルト55を掛け回し、第一カウンタ軸53の回転を第二カウンタ軸54に伝達させる。
そして、第二カウンタ軸54のプーリと回転刃51のプーリとにベルト56を掛け回して、回転刃51を駆動する構成とする。
そのため、前側の第一カウンタ軸53から離れた回転刃51にベルト伝動する構成であっても、前後中間位置に設けた第二カウンタ軸54から回転刃51にベルト伝動するので、各ベルト55、56の長さを短くでき、伝動効率を低下させない。
また、第二カウンタ軸54から一番螺旋15と二番螺旋16の各プーリにベルト57を掛け回し、ベルト57を掛け回して伝動する揺動カウンタプーリ58から揺動棚14のプーリにベルト59を掛け回すことができ、この点でも、各ベルト57、59長を短くでき、伝動効率を低下させない。
そして、第二カウンタ軸54のプーリと回転刃51のプーリとにベルト56を掛け回して、回転刃51を駆動する構成とする。
そのため、前側の第一カウンタ軸53から離れた回転刃51にベルト伝動する構成であっても、前後中間位置に設けた第二カウンタ軸54から回転刃51にベルト伝動するので、各ベルト55、56の長さを短くでき、伝動効率を低下させない。
また、第二カウンタ軸54から一番螺旋15と二番螺旋16の各プーリにベルト57を掛け回し、ベルト57を掛け回して伝動する揺動カウンタプーリ58から揺動棚14のプーリにベルト59を掛け回すことができ、この点でも、各ベルト57、59長を短くでき、伝動効率を低下させない。
(実施形態の作用)
脱穀装置3に穀稈が供給されると、回転する扱胴21により脱穀され、脱穀された脱穀物は、扱網より揺動選別棚11上に落下し、揺動選別棚11の揺動と唐箕10からの送風により選別され、穀粒は揺動選別棚11から落下した穀粒が一番コンベア15に回収される。
扱胴21は、複数の扱歯20を取付けたパイプ状の扱歯支持部材25を扱胴21の回転方向に複数配置し、複数の扱歯支持部材25の内部に扱胴21のドラム部27を設けているので、扱歯20は、扱胴21(ドラム部27)の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた扱歯支持部材25を前側フランジ31と後側フランジ32に取り付ければよく、取付を容易にする。
また、扱胴21は、ドラム部27の前端に設けた前側フランジ31とドラム部27の後端に設けた後側フランジ32とに扱胴軸26を取付け、扱歯支持部材25の間からドラム部27を挿入して扱胴軸26に取付けるので、組立を容易にする。
脱穀装置3に穀稈が供給されると、回転する扱胴21により脱穀され、脱穀された脱穀物は、扱網より揺動選別棚11上に落下し、揺動選別棚11の揺動と唐箕10からの送風により選別され、穀粒は揺動選別棚11から落下した穀粒が一番コンベア15に回収される。
扱胴21は、複数の扱歯20を取付けたパイプ状の扱歯支持部材25を扱胴21の回転方向に複数配置し、複数の扱歯支持部材25の内部に扱胴21のドラム部27を設けているので、扱歯20は、扱胴21(ドラム部27)の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた扱歯支持部材25を前側フランジ31と後側フランジ32に取り付ければよく、取付を容易にする。
また、扱胴21は、ドラム部27の前端に設けた前側フランジ31とドラム部27の後端に設けた後側フランジ32とに扱胴軸26を取付け、扱歯支持部材25の間からドラム部27を挿入して扱胴軸26に取付けるので、組立を容易にする。
したがって、断面形状が円形のドラム部27に比し、平板により多角形状に板部材33を成形(プレス加工等)すればよく、製造および組立を容易にする。
ドラム部27は、正面視における断面形状を、六角形に形成しているので、断面形状が円形のドラム部27に比し、平板により多角形状に板部材33を成形(プレス加工等)すればよく、製造および組立を容易にする。
即ち、ドラム部27は、四辺を有する二枚の板部材板部材33を合わせて六角形に形成するので、ドラム部27を精度の高い多角形形状に形成でき、脱穀処理効率を向上させられる。
ドラム部27の前後には前記前側フランジ31と前記後側フランジ32とを夫々設け、前側フランジ31と後側フランジ32とに前記扱歯支持部材25を渡しかけて設けているので、扱歯20は、扱胴21の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた扱歯支持部材25の前後両端を扱胴21の前側フランジ31と後側フランジ32に取り付ければよく、一層、取付を容易にする。
ドラム部27は、正面視における断面形状を、六角形に形成しているので、断面形状が円形のドラム部27に比し、平板により多角形状に板部材33を成形(プレス加工等)すればよく、製造および組立を容易にする。
即ち、ドラム部27は、四辺を有する二枚の板部材板部材33を合わせて六角形に形成するので、ドラム部27を精度の高い多角形形状に形成でき、脱穀処理効率を向上させられる。
ドラム部27の前後には前記前側フランジ31と前記後側フランジ32とを夫々設け、前側フランジ31と後側フランジ32とに前記扱歯支持部材25を渡しかけて設けているので、扱歯20は、扱胴21の外周に直接取付けた場合に比し、扱歯20を取付けた扱歯支持部材25の前後両端を扱胴21の前側フランジ31と後側フランジ32に取り付ければよく、一層、取付を容易にする。
前記扱歯支持部材25は、その前後両端にブラケット36を固定し、ブラケット36はボルト37により前側フランジ31と後側フランジ32とに取付けているので、扱歯20の取付を容易にする。
扱胴21のドラム部27には、放射方向に突出する中間仕切板38を所定間隔(等間隔)をおいて複数設け、この中間仕切板38に扱歯支持部材25を取付けるので、中間仕切板38により扱歯支持部材25の中間部を支持することができ、扱歯20の支持強度を向上させられる。
扱胴21は、先端部に後側が大径となる円錐状のテーパー部39に形成し、テーパー部39の前端に先端側フランジ先端側フランジ40を設け、ドラム部27の前後の前側フランジ31および後側フランジ32と、中間仕切板38により、扱胴21の4カ所を支持するので、強固に支持する。
中間仕切板38の外周には、扱歯支持部材25が係合する切欠部(図示省略)を形成し、この切欠部に係合させた扱歯支持部材25に設けたブラケット36をボルト37により中間仕切板38に取付けるので、扱歯支持部材25は、ドラム部27と中間仕切板38と扱胴軸26とにより強固に支持される。
扱胴21のドラム部27には、放射方向に突出する中間仕切板38を所定間隔(等間隔)をおいて複数設け、この中間仕切板38に扱歯支持部材25を取付けるので、中間仕切板38により扱歯支持部材25の中間部を支持することができ、扱歯20の支持強度を向上させられる。
扱胴21は、先端部に後側が大径となる円錐状のテーパー部39に形成し、テーパー部39の前端に先端側フランジ先端側フランジ40を設け、ドラム部27の前後の前側フランジ31および後側フランジ32と、中間仕切板38により、扱胴21の4カ所を支持するので、強固に支持する。
中間仕切板38の外周には、扱歯支持部材25が係合する切欠部(図示省略)を形成し、この切欠部に係合させた扱歯支持部材25に設けたブラケット36をボルト37により中間仕切板38に取付けるので、扱歯支持部材25は、ドラム部27と中間仕切板38と扱胴軸26とにより強固に支持される。
この場合、ブラケット36は前後一対設け、一対のブラケット36により中間仕切板38を前後から挟持するので、扱歯支持部材25と中間仕切板38と扱胴軸26とを強固に支持する。
扱胴21は、ドラム部27を等分に分割し、ドラム部27の分割部に扱胴軸26に固定の中間仕切板38を設けて、各分割ドラム部27を連結し、中間仕切板38に分割した扱歯20付き扱歯支持部材25を取付けると、扱胴21に負荷が集中する部位は、作物条件により前後方向において変化するので、扱胴21全体を交換することなく、負荷により変形した部分のドラム部27のみを交換でき、扱胴21の前後において異なる負荷に対応したメンテナンスをすることができる。
扱歯支持部材25は、扱歯20の植設の前後ピッチの相違するものを数種類用意し、選択使用する構成としてもよく、このようにすると、扱歯支持部材25および扱歯20の製造・組立を容易にする。
扱胴21は、ドラム部27を等分に分割し、ドラム部27の分割部に扱胴軸26に固定の中間仕切板38を設けて、各分割ドラム部27を連結し、中間仕切板38に分割した扱歯20付き扱歯支持部材25を取付けると、扱胴21に負荷が集中する部位は、作物条件により前後方向において変化するので、扱胴21全体を交換することなく、負荷により変形した部分のドラム部27のみを交換でき、扱胴21の前後において異なる負荷に対応したメンテナンスをすることができる。
扱歯支持部材25は、扱歯20の植設の前後ピッチの相違するものを数種類用意し、選択使用する構成としてもよく、このようにすると、扱歯支持部材25および扱歯20の製造・組立を容易にする。
ドラム部27の板部材33と各扱歯支持部材25との間には、遮蔽プレート45を設け、遮蔽プレート45の基部は板部材33の回転方向の中間部に固定状態に取付け、遮蔽プレート45の先端は扱歯支持部材25側に当接または固定状態に取付けているので、空間29は、隣接する二本の扱歯支持部材25と、扱歯支持部材25の内側の遮蔽プレート45と、ドラム部27の板部材33の外周とにより包囲された空間として形成され、この空間が扱歯支持部材25の移動軌跡の内側の扱胴21部分に形成されることになって、その結果、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
また、扱歯20にて持ち回るように回転させられた被処理物は、遮蔽プレート45に案内されて、空間29内に入り、空間29内にてドラム部27の板部材33の頂部30により撹拌させられ、扱胴21の回転の遠心力により空間29外に出て、再び、扱歯20にて持ち回るように回転させられて、前記空間29への出入りを反復するので、脱穀処理効率を向上させられる。
また、扱歯20にて持ち回るように回転させられた被処理物は、遮蔽プレート45に案内されて、空間29内に入り、空間29内にてドラム部27の板部材33の頂部30により撹拌させられ、扱胴21の回転の遠心力により空間29外に出て、再び、扱歯20にて持ち回るように回転させられて、前記空間29への出入りを反復するので、脱穀処理効率を向上させられる。
また、ドラム部27の回転方向に隣接する扱歯支持部材25の間に空間29が形成されることになるので、その結果、扱室22の容積を拡大させることができ、脱穀負荷を軽減させることができる。
また、ドラム部27の板部材33と扱歯支持部材25とを遮蔽プレート45により支持することになるので、互いが互いの強度メンバーとなって、扱胴21の剛性を向上させられる。
扱歯支持部材25のドラム部27側には、パイプ側プレート扱歯側遮蔽部材47を設け、扱歯側遮蔽部材47に遮蔽プレート45の先端部を当接させているので、扱胴21の回転時、回転方向の下手側に扱歯側遮蔽部材47が位置して、遮蔽プレート45を支持する。
即ち、遮蔽プレート45は、扱歯側遮蔽部材47に扱胴21の回転方向の下手側に接触させているので、扱胴21の回転により、遮蔽プレート45が受ける被処理物の荷重を扱歯側遮蔽部材47が支持するので、支持を確実にする。
また、ドラム部27の板部材33と扱歯支持部材25とを遮蔽プレート45により支持することになるので、互いが互いの強度メンバーとなって、扱胴21の剛性を向上させられる。
扱歯支持部材25のドラム部27側には、パイプ側プレート扱歯側遮蔽部材47を設け、扱歯側遮蔽部材47に遮蔽プレート45の先端部を当接させているので、扱胴21の回転時、回転方向の下手側に扱歯側遮蔽部材47が位置して、遮蔽プレート45を支持する。
即ち、遮蔽プレート45は、扱歯側遮蔽部材47に扱胴21の回転方向の下手側に接触させているので、扱胴21の回転により、遮蔽プレート45が受ける被処理物の荷重を扱歯側遮蔽部材47が支持するので、支持を確実にする。
扱歯側遮蔽部材47に、扱歯20の基部を回避するための切欠部切欠部48を形成しているので、扱歯支持部材25に扱歯20を貫通させて固定した場合に、扱歯支持部材25より内側に扱歯20の内端が突き出るが、この扱歯20の内端の突出部分が扱歯側遮蔽部材47と干渉するのを防止し、組立を容易にする。
即ち、扱歯支持部材25に予め扱歯側遮蔽部材47を固定し、この状態で、扱歯支持部材25の各取付孔(図示省略)に直棒形状に形成した扱歯20を夫々挿入すると、扱歯20の内端が扱歯側遮蔽部材47の切欠部48に当接し、この状態で、扱歯20を扱歯支持部材25に溶接固定する。
したがって、扱歯側遮蔽部材47は扱歯20との干渉を防止するだけでなく、位置決めの作用も奏する。
なお、前記した各実施形態は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
即ち、扱歯支持部材25に予め扱歯側遮蔽部材47を固定し、この状態で、扱歯支持部材25の各取付孔(図示省略)に直棒形状に形成した扱歯20を夫々挿入すると、扱歯20の内端が扱歯側遮蔽部材47の切欠部48に当接し、この状態で、扱歯20を扱歯支持部材25に溶接固定する。
したがって、扱歯側遮蔽部材47は扱歯20との干渉を防止するだけでなく、位置決めの作用も奏する。
なお、前記した各実施形態は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示、あるいは説明しているが、これらは夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取部、5…グレンタンク、6…操縦部、10…唐箕、11…揺動選別棚、12…移送棚部、13…シーブ、14…ストローラック、15…一番コンベア、16…二番コンベア、20…扱歯、21…扱胴、22…扱室、25…扱歯支持部材、26…扱胴軸、27…ドラム部、28…辺部、29…空間、30…頂部、31…前側フランジ、32…後側フランジ、33…板部材、33A…ボルト、36…ブラケット、37…ボルト、38…中間仕切板、39…テーパー部、42…取付部材、43…ボルト、44…取付部材、45…遮蔽プレート、47…扱歯側遮蔽部材、48…切欠部、50…切断処理装置、51…回転刃、52…切刃、53…第一カウンタ軸、54…第二カウンタ軸、55…ベルト、56…ベルト、57…ベルト、58…揺動カウンタプーリ。
Claims (3)
- 前部の取込部(39)と、後側のドラム部(27)を備えた扱胴21を扱室22に軸装し、扱胴(21)は、扱歯(20)を複数設けた扱歯支持部材(25)を、扱胴軸(26)と径方向に所定間隔をおいて配置すると共に、扱歯支持部材(25)はドラム部(27)の前板(31)と後側の後板(32)とに渡しかけて構成し、扱歯支持部材(25)の前後中間部は前記扱胴軸(26)に取付けた中間仕切板(38)に取付け、扱歯支持部材(25)には、前記中間仕切板(38)を前後から挾持するブラケット(36)を取付けた脱穀装置。
- 請求項1記載の発明において、前記扱歯支持部材(25)の内側に、多角形状のドラム部(27)を設け、前記扱胴軸(26)に固定状態に取付けた中間仕切板(38)の前後で前記ドラム部(27)を分割し、ドラム部(27)を中間仕切板(38)の前後面に連結した脱穀装置。
- 請求項2記載の発明において、前記ドラム部(27)は、周方向に分割して形成した脱穀装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015083227A JP2016202010A (ja) | 2015-04-15 | 2015-04-15 | 脱穀装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015083227A JP2016202010A (ja) | 2015-04-15 | 2015-04-15 | 脱穀装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016202010A true JP2016202010A (ja) | 2016-12-08 |
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ID=57486048
Family Applications (1)
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JP2015083227A Pending JP2016202010A (ja) | 2015-04-15 | 2015-04-15 | 脱穀装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016202010A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019146522A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 株式会社クボタ | 脱穀装置 |
WO2019230397A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社クボタ | 扱胴 |
JP2019208393A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社クボタ | 扱胴 |
-
2015
- 2015-04-15 JP JP2015083227A patent/JP2016202010A/ja active Pending
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JP2019146522A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 株式会社クボタ | 脱穀装置 |
WO2019230397A1 (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 株式会社クボタ | 扱胴 |
JP2019208393A (ja) * | 2018-05-31 | 2019-12-12 | 株式会社クボタ | 扱胴 |
CN112004407A (zh) * | 2018-05-31 | 2020-11-27 | 株式会社久保田 | 脱粒筒 |
US11917947B2 (en) | 2018-05-31 | 2024-03-05 | Kubota Corporation | Threshing cylinder |
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