JP5943974B2 - ポリビニルアルコールフィルムおよびその製造法 - Google Patents
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Description
さらに、本発明では、PVAフィルムの膨潤処理時のシワ等に由来するスジ状の表示斑が生じにくく、光学特性に優れ、膜幅方向に均一な偏光フィルムを提供することを目的とする。
本発明のPVAフィルムは、PVA系樹脂を主原料とする光学フィルムであって、フィルムの膜幅方向全体にわたる光学軸の傾き(配向角)が、フィルムの長手方向に対して45〜135°である。
RMD/RTD < 1.000
を満たすように乾燥させることが好ましい。
なお、以下、長尺の原反フィルムにおいて、MD(Machinery Direction)は長手方向を表し、TD(Transverse Direction)は膜幅方向を表すものとする。
周速比S’/Sが0.990を超えると、製膜時に長手方向にかかるフィルムの張力が強くなるため、本発明のPVAフィルムが得られないおそれがある。一方、周速比S’/Sが0.950未満であると、各乾燥ロールを通過する際にフィルムがたるみ、シワが生じたり、乾燥ロールに巻き付いて断紙したりするおそれがある。
膨潤伸張率=L’/L×100 (%)
で表されるものとする。
また、変性PVA系重合体における変性量は15モル%未満であることが好ましく、5モル%以下であることがより好ましい。
本明細書における「ケン化度」とは、ケン化によりビニルアルコール単位に変換され得る単位の中で、実際にビニルアルコール単位にケン化されている単位の割合を示したものであって、JIS K 6726に記載の方法により測定したケン化度を意味する。
製膜原液の揮発分率(質量%)={(Wa−Wb)/Wa}×100
Wa:製膜原液の質量(g)
Wb:Wa(g)の製膜原液を105℃の電熱乾燥機中で16時間乾燥した後の質量(g)
以上のようにして得られた偏光板は、アクリル系粘着剤等を塗布した後、ガラス基板に貼り合わせて液晶ディスプレイ装置の部品として使用される。偏光板をガラス基板に貼り合わせる際に、位相差フィルム、視野角向上フィルム、輝度向上フィルム等を同時に貼り合わせてもよい。
実施例、比較例に記載されているRMD/RTDの値、PVAフィルムの配向角、製膜工程における揮発分率、厚み、膨潤伸張率、限界延伸倍率、シワおよび染色斑、偏光フィルムの透過率の測定は以下の方法によって実施した。
揮発分率が16質量%となった直後に位置する乾燥ロールの周速度をS、この乾燥ロールの周面を通過するPVAフィルムの全膜幅をTとし、揮発分率が8質量%となった直後に位置する乾燥ロールの周速度をS’、この乾燥ロールの周面を通過するPVAフィルムの全膜幅をT’とすると、
RMD/RTD={(S’/S)×100}/{(T’/T)×100}
によって算出した。
配向角は、王子計測機器株式会社製の位相差測定器(KOBRA−WFD)を用い、MD40mm×TD全幅のフィルムサンプルを採取し、製膜時第1乾燥ロールに接していた面を上にし、上から光(λ=590nm)があたるようにして、0〜180°の範囲において膜幅方向に50mmピッチで測定した。
なお測定は、波長板の方位(遅相軸)を0°にした状態で常に試料との重ね合わせ測定を行い、その結果得られる見かけ上のレターデーション(R’)と配向角(φ’)から、以下の式に従い試料のレターデーション(Rs)と配向角(φs)を算出した。
Rs={(R’−Ro)2+Di2×φ’2}1/2
φs=1/2cos−1{(R’−Ro)/Rs}
Ro:波長板のレターデーション
Di:測定波長とRoによって決まる係数
乾燥ロール上のPVAフィルムを膜幅方向に10等分し、その等分した膜幅方向の中央点の揮発分率をファイバー式赤外線水分計(株式会社フジワーク製「IM−3SCV MODEL−1900(L)」を使用して測定し、その10点の平均値をとってPVAフィルムの揮発分率とした。なお、測定にあたっては、あらかじめ5〜25質量%の領域における揮発分率が既知のPVAフィルムを用いて、赤外線水分計の検量線を作成しておき、得られた測定値から揮発分率を算出した。
PVAフィルムの膨潤伸張率は、膜幅中央部より650mm幅にスリット裁断したロール状のPVAフィルムを用い、膨潤処理を行う膨潤槽の出口/入口の速度比を1.2に設定して30℃の純水中で5分間膨潤処理を行い、膨潤槽出口の膜幅を測定した。膨潤槽入口の膜幅をL(=650mm)、膨潤槽出口の膜幅をL’(mm)とし、下記式で表される数値を膨潤伸張率とした。
膨潤伸張率=L’/L×100 (%)
なお、本発明において規定する「膜幅中央部」とは、フィルム全幅に対する中心点から左右に等しく25%の長さずつ広がった合計50%までの範囲とし、全幅における残りの部分を「端部」と呼称する。
MD130mm×TD40mmのフィルムサンプルを膜幅中央部より2枚採取し、チャック間(延伸間)距離を40mmとし、該サンプルを30℃のヨウ素0.05%、ヨウ化カリウム5%の水溶液中に1分浸漬させた後、50℃のホウ酸4%水溶液中で直ちに長手方向へ2枚同時に延伸し、2枚のうち1枚が切断した時点での伸び量を元の寸法(40mm)で除し、これをPVAフィルムの限界延伸倍率とした。
膜幅中央部より、650mm幅に裁断したPVAフィルムを用い、これに、膨潤、染色、延伸、固定、乾燥の各処理工程をこの順番で施し、ロール状の偏光フィルムを連続的に作製した。各処理を施すにあたり採用した条件は下記のとおりである。
<膨潤処理工程>30℃の純水中に3分間浸漬した。
<染色処理工程>33℃のヨウ素/ヨウ化カリウムの濃度比1/33の水溶液中に、5分間浸漬した。
<延伸処理工程>50℃のヨウ化カリウム4質量%+ホウ酸4質量%水溶液中において、総延伸倍率6.0倍まで一軸延伸を行った。
<固定処理工程>40℃のヨウ化カリウム4質量%+ホウ酸2質量%水溶液中に30秒間浸漬した。
<乾燥処理工程>張力を保持したまま60℃で2分間乾燥した。
染色斑の評価は、得られた偏光フィルムの膜幅方向について、5mm間隔でヨウ素−PVA錯体量を測定し、偏光膜全幅におけるヨウ素−PVA錯体量の最大値と最小値の差を染色斑として表した。なお、錯体量の測定は下記のようにして行った。
シワおよび染色斑の評価用に作製した偏光フィルムの幅方向の中央部から、偏光フィルムの延伸軸方向に平行な一辺を有する40mm×40mmの正方形の偏光フィルムサンプルを2枚採取した。それぞれの偏光フィルムサンプルについて日立ハイテクノロジーズ株式会社製の分光光度計U−4100(積分球付属)を用いて、JIS Z 8722(物体色の測定方法)に準拠し、C光源、2度視野の可視光領域の視感度補正を行った後、1枚の偏光フィルムサンプルについて、延伸軸方向に対して45度傾けた場合の光の透過率と−45度傾けた場合の光の透過率を測定して、それらの平均値(Y1)を求めた。
もう一枚の偏光フィルムサンプルについても、前記と同様にして延伸軸方向に対して45度傾けた場合の光の透過率と−45度傾けた場合の光の透過率を測定して、それらの平均値(Y2)を求めた。
前記で求めたY1とY2を平均して偏光フィルムの透過率(Y)(%)とした。
図2のドラム製膜機を使用して、ケン化度99.9モル%、平均重合度2400のPVA100質量部、グリセリン12質量部、ラウリン酸ジエタノールアミド0.1質量部、および水からなる揮発分率66質量%の製膜原液2をTダイ1から第1乾燥ロール3(表面温度94℃、周速度14m/min)に吐出し、その後第2乾燥ロール4aで剥離し、第2乾燥ロール以降、平均85℃で乾燥を行った。その際、揮発分率が16質量%になった直後の乾燥ロールは第5乾燥ロールであり、揮発分率が8質量%となった直後の乾燥ロールは第10乾燥ロールであった。この区間における乾燥ロール(第5乾燥ロールの周速度:S、第10乾燥ロールの周速度:S’)の周速比S’/Sを0.970にすることで、RMD/RTDを0.989とした。続いて、後続の乾燥ロール(〜4b)で乾燥し、最後に巻き取り装置6で巻き取ることによりPVAフィルム5(厚さ75.3μm、膜幅3000mm)を得た。得られたフィルムの評価結果を表1に記す。
図2のドラム製膜機を使用して、ケン化度99.9モル%、平均重合度2400のPVA100質量部、グリセリン12質量部、ラウリン酸ジエタノールアミド0.1質量部、および水からなる揮発分率66質量%の製膜原液2をTダイ1から第1乾燥ロール3(表面温度93℃、周速度14m/min)に吐出し、その後第2乾燥ロール4aで剥離し、第2乾燥ロール以降、平均80℃で乾燥を行った。その際、揮発分率が16質量%になった直後の乾燥ロールは第6乾燥ロールであり、揮発分率が8質量%となった直後の乾燥ロールは第11乾燥ロールであった。この区間における乾燥ロール(第6乾燥ロールの周速度:S、第11乾燥ロールの周速度:S’)の周速比S’/Sを0.975にすることで、RMD/RTDを0.987とした。続いて、後続の乾燥ロール(〜4b)で乾燥し、最後に巻き取り装置6で巻き取ることによりPVAフィルム5(厚さ75.7μm、膜幅3000mm)を得た。得られたフィルムの評価結果を表1に記す。
図2のドラム製膜機を使用して、ケン化度99.9モル%、平均重合度2400のPVA100質量部、グリセリン12質量部、ラウリン酸ジエタノールアミド0.1質量部、および水からなる揮発分率66質量%の製膜原液2をTダイ1から第1乾燥ロール3(表面温度93℃、周速度14m/min)に吐出し、その後第2乾燥ロール4aで剥離し、第2乾燥ロール以降、平均80℃で乾燥を行った。その際、揮発分率が16質量%になった直後の乾燥ロールは第6乾燥ロールであり、揮発分率が8質量%となった直後の乾燥ロールは第11乾燥ロールであった。この区間における乾燥ロール(第6乾燥ロールの周速度:S、第11乾燥ロールの周速度:S’)の周速比S’/Sを0.985にすることで、RMD/RTDを0.998とした。続いて、後続の乾燥ロール(〜4b)で乾燥し、最後に巻き取り装置6で巻き取ることによりPVAフィルム5(厚さ75.4μm、膜幅3000mm)を得た。得られたフィルムの評価結果を表1に記す。
図2のドラム製膜機を使用して、ケン化度99.9モル%、平均重合度2400のPVA100質量部、グリセリン12質量部、ラウリン酸ジエタノールアミド0.1質量部、および水からなる揮発分率66質量%の製膜原液2をTダイ1から第1乾燥ロール3(表面温度95℃、周速度15m/min)に吐出し、その後第2乾燥ロール4aで剥離し、第2乾燥ロール以降、平均80℃で乾燥を行った。その際、揮発分率が16質量%になった直後の乾燥ロールは第7乾燥ロールであり、揮発分率が8質量%となった直後の乾燥ロールは第12乾燥ロールであった。この区間における乾燥ロール(第7乾燥ロールの周速度:S、第12乾燥ロールの周速度:S’)の周速比S’/Sを0.973にすることで、RMD/RTDを0.985とした。続いて、後続の乾燥ロール(〜4b)で乾燥し、最後に巻き取り装置6で巻き取ることによりPVAフィルム5(厚さ77.2μm、膜幅3000mm)を得た。得られたフィルムの評価結果を表1に記す。
実施例1において、乾燥ロールの周速比S’/Sを0.995にすることで、RMD/RTDを1.007とした以外は同様にして、PVAフィルム5(厚さ75.7μm、膜幅3000mm)を得た。得られたフィルムの評価結果を表1に記す。
実施例2において、乾燥ロールの周速比S’/Sを1.000にすることで、RMD/RTDを1.007とした以外は同様にして、PVAフィルム5(厚さ76.4μm、膜幅3000mm)を得た。得られたフィルムの評価結果を表1に記す。
実施例3において、乾燥ロールの周速比S’/Sを0.995にすることで、RMD/RTDを1.007とした以外は同様にして、PVAフィルム5(厚さ75.0μm、膜幅3000mm)を得た。得られたフィルムの評価結果を表1に記す。
実施例3において、乾燥ロールの周速比S’/Sを0.991にすることで、RMD/RTDを1.003とした以外は同様にして、PVAフィルム5(厚さ75.0μm、膜幅3000mm)を得た。得られたフィルムの評価結果を表1に記す。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる発明の範囲内のものと解釈される。
Claims (2)
- ポリビニルアルコール系樹脂を主原料とする光学フィルムであって、前記ポリビニルアルコール系樹脂は平均重合度が2000〜6000、ケン化度が99.0モル%以上、可塑剤の添加量がポリビニルアルコール100質量部に対して5〜20質量部であり、フィルムの膜幅方向全体にわたる光学軸の傾きが、フィルムの長手方向に対して45〜135°であり、膨潤伸張率が100〜124%であるポリビニルアルコールフィルムであって、長手方向に対して一軸延伸して偏光フィルムを製造するためのポリビニルアルコールフィルム。
ここで、
前記膨潤伸張率は、30℃の純水中で5分間膨潤処理を行った場合に、膨潤槽入口でのフィルムの膜幅をL(mm)、測定される膨潤槽出口での膜幅を膜幅をL’(mm)とするとき、膨潤伸張率=L’/L×100 (%)として示される数値である。 - 請求項1に記載のポリビニルアルコールフィルムから作製される偏光フィルム。
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