JP5940001B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、吸気弁と排気弁の両方の開閉タイミング(バルブタイミング)を制御する内燃機関のバルブタイミング制御システムに関する。
従来からスプロケットに対するカムシャフトの相対回転位相を油圧によって変更するバルブタイミング制御システムが一般的に知られているが、近時、電動モータの回転力を、減速機構を介してカムシャフトに伝達することにより、クランクシャフトから回転力が伝達されるスプロケットに対するカムシャフトの相対回転位相を変更することにより、吸気弁や排気弁のバルブタイミングを制御するバルブタイミング制御システムが提供されている。
例えば、以下の特許文献1に記載されたバルブタイミング制御システムは、吸気側カムシャフトと排気側カムシャフトの両方に、それぞれ電動モータで駆動されるバルブタイミング制御装置が設けられている。
特開2006−207398号公報
前記公報記載のバルブタイミング制御システムにあっては、前述のように、吸気側カムシャフトと排気側カムシャフトの両方にバルブタイミング制御装置が設けられているが、前記吸気側のバルブタイミング制御装置は内燃機関の始動後からいずれの運転領域においても頻繁に作動するのに対して、排気側のバルブタイミング制御装置は、内燃機関の例えば中回転領域以外ではバルブタイミング(位相)が保持されていることが多い。
したがって、吸気側のバルブタイミング制御装置では、バルブタイミングの作動応答性の向上が要求されるのに対して、排気側のバルブタイミング制御装置では、位相保持性の向上が要求される。
しかしながら、前記特許文献1に記載のバルブタイミング制御システムは、吸気側と排気側のバルブタイミング制御装置の減速機構は同じものを採用している。このため、作動応答性を優先すると位相保持性が悪化してしまい、逆に位相保持性を優先すると作動応答性が悪化してしまうといった二律背反する問題がある。
本発明は、吸気側バルブタイミング制御装置の作動応答性と排気側バルブタイミング制御装置の位相保持性を両立させることのできる内燃機関のバルブタイミング制御システムを提供することを目的としている。
本願請求項1に記載の発明は、とりわけ、吸気側と排気側のそれぞれの電動式バルブタイミング制御装置は、通電されることによって回転力を出力する電動モータと、該電動モータの回転を減速して吸気弁と排気弁のバルブタイミングを変更する減速機構を備え、前記吸気側電動式バルブタイミング制御装置の減速機構のフリクションを、前記排気側電動式バルブタイミング制御装置の減速機構のフリクションよりも小さく形成したことを特徴としている。
この発明によれば、吸気側バルブタイミング制御装置の作動応答性と排気側バルブタイミング制御装置の位相保持性の両方を満足させることができる。
本発明に係るバルブタイミング制御システムの第1実施形態を示す要部平面図である。 図1のA矢視図である。 本実施形態の吸気側VTCを示す縦断面図である。 本実施形態における主要な構成部材を示す分解斜視図である。 図3のB−B線断面図である。 図3のC−C線断面図である。 図3のD−D線断面図である。 本実施形態の排気側VTCを示す縦断面図である。 図8のE−E線断面図である。 図8のF−F線断面図である。 本実施形態の吸気側VTCと排気側VTCのフリクションの相違を示す特性図である。 バルブタイミング制御システムの第2実施形態を示す要部平面図である。 第3実施形態における吸気側と排気側の各電動モータのコギングトルクの相違を示す特性図である。
以下、本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御システムの実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
このバルブタイミング制御システムは、図1及び図2に示すように、シリンダヘッド01のアッパデッキ上に固定された枠状の軸受部材06によって回転自在に支持された吸気側カムシャフト02及び該吸気側カムシャフト02に平行に配置された排気側カムシャフト03と、該各吸排気側カムシャフト02,03の前端部にそれぞれ設けられた電動式の吸気側バルブタイミング制御装置(以下、吸気側VTCと称す。)04及び同じく電動式の排気側バルブタイミング制御装置(以下、排気側VTCと称す。)05と、を備えている。
前記軸受部材06は、アルミ合金材によって形成されて、前記各バルブタイミング制御装置04,05の一部を覆うチェーンカバー07と一体に形成されている。また、このチェーンカバー07の前記吸気側VTC04側には、該吸気側VTC04の前端部を覆うカバー部材3がボルトによって固定されている。
前記吸気側VTC04は、図3及び図4に示すように、内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動する駆動回転体であるスプロケット1と、該スプロケット1と前記吸気側カムシャフト02の間に配置されて、機関運転状態に応じて両者1,02の相対回転位相を変更する位相変更機構2と、を備えている。
前記スプロケット1は、全体が鉄系金属によって環状一体に形成され、内周面が段差径状のスプロケット本体1aと、該スプロケット本体1aの外周に一体に設けられて、巻回された図外のタイミングチェーンを介してクランクシャフトからの回転力を受ける歯車部1bと、前記スプロケット本体1aの前端側に一体に設けられた内歯構成部19と、から構成されている。
また、このスプロケット1は、スプロケット本体1aと前記吸気側カムシャフト02の前端部に設けられた後述する従動部材9との間に設けられた1つの大径ボールベアリング43によって、前記吸気側カムシャフト02と相対回転自在に支持されるようになっている。
前記大径ボールベアリング43は、外輪43aと、内輪43b及び該両輪43a、43bの間に介装されたボール43cと、から構成され、前記外輪43aがスプロケット本体1aの内周側に固定されているのに対して内輪43bが後述する従動部材9の外周側に固定されている。
前記スプロケット本体1aは、内周側に円環溝状の外輪固定部60が切欠形成されており、この外輪固定部60は、段差径状に形成されて、前記大径ボールベアリング43の外輪43aが軸方向から圧入されると共に、該外輪43aの軸方向一方側の位置決めをするようになっている。
前記内歯構成部19は、前記スプロケット本体1aの前端部外周側に一体に設けられ、後述する電動モータ12方向へ延出した円筒状に形成されていると共に、内周には波形状の複数の内歯19aが形成されている。また、前記内歯構成部19の前端側には、後述するハウジング5と一体の円環状の雌ねじ形成部6が対向配置されている。
さらに、スプロケット本体1aの内歯構成部19と反対側の後端部には、円環状の保持プレート61が配置されている。この保持プレート61は、金属板材によって一体に形成され、図3に示すように、外径が前記スプロケット本体1aの外径とほぼ同一に設定されていると共に、内径が前記大径ボールベアリング43の径方向のほぼ中央付近の径に設定されている。
したがって、保持プレート61の内周部61aは、前記外輪43aの軸方向の外端面43eに対して一定の隙間をもって覆うように対向配置されている。また、前記内周部61aの内周縁所定位置には、径方向内側、つまり中心軸方向に向かって突出したストッパ凸部61bが一体に設けられている。
このストッパ凸部61bは、図6に示すように、ほぼ扇状に形成されて、先端縁61cが後述するストッパ溝2bの円弧状内周面に沿った円弧状に形成されている。さらに、前記保持プレート61の外周部には、前記各ボルト7が挿通する6つのボルト挿通孔61dが周方向の等間隔位置に貫通形成されている。
さらに、前記保持プレート61の内面と該内面に対向する前記大径ボールベアリング43の外輪43aの外端面43eとの間には、円環状のスペーサ62が介装されている。このスペーサ62は、前記保持プレート61を前記各ボルト7によって共締め固定した際に、保持プレート61の内面から前記外輪43aの外端面43eへ僅かな押し付け力を付与するものである。
前記スプロケット本体1a(内歯構成部19)及び保持プレート61のそれぞれの外周部には、それぞれボルト挿通孔1c、61dが周方向のほぼ等間隔位置に6つ貫通形成されている。また、前記雌ねじ形成部6には、各ボルト挿通孔1c、61dと対応した位置に6つの雌ねじ孔6aが形成されており、これらに挿通した6本のボルト7によって前記スプロケット1と保持プレート61及びハウジング5が軸方向から共締め固定されている。
また、前記スプロケット本体1aと前記内歯構成部19、保持プレート61及び雌ねじ形成部6は、それぞれの外径がほぼ同一に設定されている。
前記チェーンカバー07は、図1及び図3に示すように、タイミングチェーンを覆うように上下方向に沿って配置固定され、前記吸気側VTC04に対応した位置に開口部07aが形成されている。また、この開口部07aを構成する環状壁の円周方向の4箇所にボス部07bが一体に形成されていると共に、環状壁から各ボス部07bの内部に亘って形成された雌ねじ孔07cがそれぞれ形成されている。
前記カバー部材3は、図1及び図3に示すように、アルミニウム合金材によってカップ状に一体に形成されて、膨出状のカバー本体3aと、該カバー本体3aの開口側の外周縁に一体に形成された円環状の取付フランジ3bとから構成されている。前記カバー本体3aは、位相変更機構2の前端部を覆うように配置されていると共に、外周部側には円筒壁3cが軸方向に沿って一体に形成されている。この円筒壁3cは、内部に保持用孔3dが形成されている。
前記取付フランジ3bは、円周方向のほぼ等間隔位置に4つのボス部3eが周方向のほぼ等間隔位置(約90°位置)に設けられている。この各ボス部3eには、前記チェーンカバー07に形成された各雌ねじ孔07cに螺着するボルト54が挿通するボルト挿通孔3fがそれぞれ貫通形成されており、前記各ボルト54によってカバー部材3がチェーンカバー07に固定されている。
また、前記カバー本体3aの外周側の段差部内周面と前記ハウジング5の外周面との間には、大径なオイルシール50が介装されている。この大径オイルシール50は、横断面ほぼコ字形状に形成されて、合成ゴムの基材の内部に芯金が埋設されていると共に、外周側の円環状基部が前記カバー部材3の内周面に設けられた段差円環部3hに嵌着固定されている。
前記ハウジング5は、図3及び図4に示すように、鉄系金属材をプレス成形によって有底筒状に形成された筒状部であるハウジング本体5aと、該ハウジング本体5aの前端開口を封止する合成樹脂の非磁性材からなる封止プレート11と、を備えている。
前記ハウジング本体5aは、後端側に円板状の底壁5bを有し、該底壁5bのほぼ中央に後述の偏心軸部39を挿通する大径な軸部挿通孔が形成されていると共に、該軸部挿通孔の孔縁には、吸気側カムシャフト02の軸方向へ突出した円筒状の延出部5cが一体に設けられている。また、前記底壁5bの前端面外周側には、前記雌ねじ形成部6が一体に設けられている。
前記吸気側カムシャフト02は、外周に前記一対の吸気弁を開作動させる一気筒当たり2つの回転カム(図示せず)を有していると共に、前端部にフランジ部02aが一体に設けられている。このフランジ部02aは、図3に示すように、外径が後述する従動部材9の固定端部9aの外径よりも僅かに大きく設定されて、各構成部品の組み付け後に、前端面の外周部が前記大径ボールベアリング43の内輪43bの軸方向外端面に当接配置されるようになっている。また、フランジ部02aの前端面に、従動部材9がカムボルト10によって軸方向から結合されている。
また、前記フランジ部02aの外周には、図6に示すように、前記保持プレート61のストッパ凸部61bが係入するストッパ凹溝02bが円周方向に沿って形成されている。このストッパ凹溝02bは、円周方向へ所定長さの円弧状に形成されて、この長さ範囲で回動したストッパ凸部61bの両端縁が周方向の対向縁02c、02dにそれぞれ当接することによって、スプロケット1に対する吸気側カムシャフト02の最大進角側あるいは最大遅角側の相対回転位置を規制するようになっている。
なお、前記ストッパ凸部61bは、前記保持プレート61の大径ボールベアリング43の外輪43aに軸方向外側から対向して固定する部位よりも吸気側カムシャフト02側に離間して配置されて、前記従動部材9の固定端部9aとは軸方向で非接触状態になっている。したがって、ストッパ凸部61bと固定端部9aとの干渉を十分抑制できる。
前記カムボルト10は、図3に示すように、頭部10aの軸部10b側の端面に円環状のワッシャ部が配置されていると共に、軸部10bの外周に前記吸気側カムシャフト02の端部から内部軸方向に形成された雌ねじ部に螺着する雄ねじ部が形成されている。
前記従動部材9は、鉄系金属によって一体に形成され、図3に示すように、前端側に形成された円板状の固定端部9aと、該固定端部9aの内周前端面から軸方向へ突出した円筒部9bと、前記固定端部9aの外周部に一体に形成されて、複数のローラ48を保持する円筒状の保持器41とから構成されている。
前記固定端部9aは、後端面が前記吸気側カムシャフト02のフランジ部02aの前端面に当接配置されて、前記カムボルト10の軸力によってフランジ部02aに軸方向から圧接固定されている。
前記円筒部9bは、中央に前記カムボルト10の軸部10bが挿通される挿通孔9dが貫通形成されていると共に、外周側にはニードルベアリング38が設けられている。
前記保持器41は、図3〜図5に示すように、前記固定端部9aの外周部前端から断面ほぼL字形状に折曲形成されて、前記円筒部9bと同方向へ突出した有底円筒状に形成されている。この保持器41の筒状先端部41aは、前記雌ねじ形成部6と前記延出部5dとの間に形成された円環状の空間部44を介してハウジング5の底部5b方向へ延出している。また、前記筒状先端部41aの周方向のほぼ等間隔位置に、前記複数のローラ48をそれぞれ転動自在に保持するほぼ長方形状の複数のローラ保持孔41bが周方向の等間隔位置に形成されている。このローラ保持孔41b(ローラ48)は、その全体の数が前記内歯構成部19の内歯19aの全体の歯数よりも1つ少なくなっている。
また、前記固定端部9aの外周部と保持器41の底部側結合部との間には、大径ボールベアリング43の内輪43bを固定する内輪固定部63が切欠形成されている。
この内輪固定部63は、前記外輪固定部60と径方向から対向した段差状に切欠形成されて、カムシャフト軸方向に延びた円環状の外周面と、該外周面の前記開口と反対に一体に有し、径方向に沿って形成された第2固定段差面とから構成されている。前記外周面には、大径ボールベアリング43の内輪43bが軸方向から圧入されると共に、前記第2固定段差面には、圧入された前記内輪43bの内端面が当接して軸方向の位置決めがされるようになっている。
前記位相変更機構2は、前記吸気側カムシャフト02のほぼ同軸上前端側に配置された前記電動モータ12と、該電動モータ12の回転を減速して吸気側カムシャフト02に伝達するローラ式の前記減速機構8と、から主として構成されている。
前記電動モータ12は、図3及び図4に示すように、ブラシ付きのDCモータであって、前記スプロケット1と一体に回転するヨークである前記ハウジング5と、該ハウジング5の内部に回転自在に設けられたモータ出力軸13と、ハウジング5の内周面に固定されたステータである半円弧状の一対の永久磁石14,15と、前記封止プレート11に固定された固定子16と、を備えている。
前記モータ出力軸13は、段差円筒状に形成されてアーマチュアとして機能し、軸方向のほぼ中央位置に形成された段差部13cを介して吸気側カムシャフト02側の大径部13aと、保持体28側の小径部13bとから構成されている。前記大径部13aは、外周に鉄心ロータ17が固定されていると共に、内部に偏心軸部39が軸方向から圧入固定されて、前記段差部13cの内面によって偏心軸部39の軸方向の位置決めがされるようになっている。
一方、前記小径部13bは、外周に円環部材20が圧入固定されていると共に、該円環部材20の外周面にコミュテータ21が軸方向から圧入固定されて前記段差部13cの外面によって軸方向の位置決めがなされている。
さらに、前記小径部13bの内周面には、モータ出力軸13や偏心軸部39内に供給されて前記各ベアリング37,38を潤滑するための潤滑油の外部への漏洩を抑制する栓体53が圧入固定されている。
前記鉄心ロータ17は、複数の磁極を持つ磁性材によって形成され、外周側が電磁コイル18のコイル線を巻回させるスロットを有するボビンとして構成されている。
一方、前記コミュテータ21は、導電材によって円環状に形成されて、前記鉄心ロータ17の極数と同数に分割された各セグメントに前記電磁コイル18の引き出されたコイル線の端末が電気的に接続されている。つまり、内周側に形成された折り返し部に、コイル線の端末先端を挟み込んで電気的に接続されるようになっている。
前記永久磁石14,15は、全体が円筒状に形成されて円周方向に複数の磁極を有していると共に、その軸方向の位置が前記鉄心ロータ17の固定位置よりも前方にオフセット配置されている。
前記固定子16は、図7に示すように、前記封止プレート11の内周側に一体的に設けられた円板状の樹脂プレート22と、該樹脂プレート22の内側に設けられた一対の樹脂ホルダー23a、23bと、該各樹脂ホルダー23a、23bの内部に径方向に沿って摺動自在に収容配置されて、コイルスプリング24a、24bのばね力で各先端面が前記コミュテータ21の外周面に径方向から弾接する切換ブラシ(整流子)である一対の第1ブラシ25a、25bと、前記樹脂ホルダー23a、23bの前端面に、各外端面を露出した状態で埋設固定された内外二重の円環状の給電用スリップリング26a、26bと、前記各第1ブラシ25a、25bと各給電用スリップリング26a、26bを電気的に接続するハーネス27a、27bと、から主として構成されている。
前記封止プレート11は、前記ハウジング5の前端部内周に形成された凹状段差部にかしめによって位置決め固定されている。また、中央位置には、モータ出力軸13の一端部などが挿通される軸挿通孔11aが貫通形成されている。
前記カバー本体3aには、合成樹脂材によって一体的にモールドされた保持体28が固定されている。この保持体28は、図3及び図4に示すように、側面視ほぼL字形状に形成され、前記保持用孔3cに挿入されるほぼ円筒状のブラシ保持部28aと、該ブラシ保持部28aの上端部に有するコネクタ部28bと、前記ブラシ保持部28aの両側に一体に突設されて、前記カバー本体3aにボルト固定される一対のブラケット部28c、28cと、前記保持体28の内部に大部分が埋設された一対の給電用端子片31、31と、から主として構成されている。
前記一対の給電用端子片31,31は、上下方向に沿って平行かつクランク状に形成されて、一方側(下端側)の各端子31a、31aが前記ブラシ保持部28aの底壁外面に露出状態で配置されている一方、他方側(上端側)の各端子31b、31bが前記コネクタ部28bの雌型嵌合溝28d内に突設されている。また、前記他方側端子31b、31bは、図外の雄端子を介してコントロールユニットに電気的に接続されている。
前記ブラシ保持部28aは、ほぼ水平方向(軸方向)に延設されて、内部の上下位置に形成された円柱状の貫通孔内にスリーブ状の摺動部が固定されていると共に、該各摺動部の内部に、各先端面が前記各スリップリング26a、26bに軸方向からそれぞれ当接する第2ブラシ30a、30aが軸方向へ摺動自在に保持されている。
この各第2ブラシ30a、30aは、ほぼ長方体状に形成されて、各貫通孔の底部側に有する底板との間に弾装された付勢部材である第2コイルスプリング32a、32aのばね力によってそれぞれ前記各スリップリング26a、26b方向に付勢されている。
また、前記第2ブラシ30a、30aの後端部と前記一方側端子31a、31aとの間には、可撓性を有する一対のピグテールハーネス33、33が溶接固定されて、前記両者を電気的に接続している。このピグテールハーネス33、33は、その長さが前記第2ブラシ30a、30aが前記各コイルスプリング32a、32aによって最大に進出した際に、前記各摺動部29a、29bから脱落しないように、その最大摺動位置を規制する長さに設定されている。
また、前記ブラシ保持部28aの基部側外周に形成された円環状の嵌着溝内に、環状シール部材34が嵌着保持されている。
前記ブラケット部28c、28cは、ほぼ三角形状に形成されて、両側部に形成されたボルト挿通孔の挿通された図外のビスによってカバー本体3aに固定されるようになっている。
前記モータ出力軸13と偏心軸部39は、前記カムボルト10の頭部10a側の軸部10bの外周面に設けられた小径ボールベアリング37と、前記従動部材9の円筒部9bの外周面に設けられて小径ボールベアリング37の軸方向側部に配置された前記ニードルベアリング38とによって回転自在に支持されている。
前記ニードルベアリング38は、偏心軸部39の内周面に圧入された円筒状のリテーナ38aと、該リテーナ38aの内部に回転自在に保持された複数の転動体であるニードルローラ38bとから構成されている。このニードルローラ38bは、前記従動部材9の円筒部9bの外周面を転動している。
前記小径ボールベアリング37は、内輪が前記従動部材9の円筒部9bの前端縁とカムボルト10のワッシャ10cとの間に挟持状態に固定されている
また、前記モータ出力軸13(偏心軸部39)の外周面と前記ハウジング5の延出部5dの内周面との間には、減速機構8の内部から電動モータ12内への潤滑油のリークを阻止する小径なオイルシール46が設けられている。
また、前記モータ出力軸13の前端内部には、図3に示すように、カムボルト10側の空間部を閉止する断面ほぼコ字形状のキャップ53が圧入固定されている。
前記コントロールユニットは、図外のクランク角センサやエアーフローメータ、水温センサ、アクセル開度センサなど各種のセンサ類から情報信号に基づいて現在の機関運転状態を検出して、機関制御を行うと共に、前記電磁コイル18に通電してモータ出力軸13の回転制御を行い、減速機構8を介して吸気側カムシャフト02のスプロケット1に対する相対回転位相を制御するようになっている。
前記減速機構8は、図3〜図5に示すように、偏心回転運動を行う前記偏心軸部39と、該偏心軸部39の外周に設けられた中径ボールベアリング47と、該中径ボールベアリング47の外周に設けられた前記ローラ48と、該ローラ48を転動方向に保持しつつ径方向の移動を許容する前記保持器41と、該保持器41と一体の前記従動部材9と、から主として構成されている。
前記偏心軸部39は、段差径の円筒状に形成されて、前端側の小径部39aが前述したモータ出力軸13の大径部13aの内周面に圧入固定されている共に、後端側の大径部39bの外周面に形成されたカム面の軸心Yがモータ出力軸13の軸心Xから径方向へ僅かに偏心している。
前記中径ボールベアリング47は、内輪47aと外輪47b及び両輪47a、47bとの間に介装されたボール47cとから構成されている。前記内輪47aは、前記偏心軸部39の外周面に圧入固定されているのに対して、前記外輪47bは、軸方向で固定されることなくフリーな状態になっている。つまり、この外輪47bは、軸方向の電動モータ12側の一端面がどの部位にも接触せず、また軸方向の他端面がこれに対向する保持器41の内側面との間に微小な隙間が形成されてフリーな状態になっている。また、この外輪47bの外周面には、前記各ローラ48の外周面が転動自在に当接していると共に、この外輪47bの外周側には、円環状の第2隙間C1が形成されて、この第2隙間C1によって中径ボールベアリング47全体が前記偏心軸部39の偏心回転に伴って径方向へ移動可能、つまり偏心動可能になっている。
前記各ローラ48は、鉄系金属によって形成され、前記中径ボールベアリング47の偏心動に伴って径方向へ移動しつつ歯車である前記内歯構成部19の内歯19aに嵌入すると共に、保持器41のローラ保持孔41bの両側縁によって周方向にガイドされつつ径方向へ揺動運動させるようになっている。
前記減速機構8の内部には、潤滑油供給手段によって潤滑油が供給されるようになっている。この潤滑油供給手段は、前記シリンダヘッドの軸受の内部に形成されて、図外のメインオイルギャラリーから潤滑油が供給される油供給通路と、図3に示すように、前記吸気側カムシャフト02の内部軸方向に形成されて、前記油供給通路にグルーブ溝を介して連通した油供給孔51と、前記従動部材9の内部軸方向に貫通形成されて、一端が該油供給孔51に開口し、他端が前記ニードルベアリング38と中径ボールベアリング47の付近に開口した前記小径なオイル孔52と、同じく従動部材9に貫通形成された前記大径な3つの図外のオイル排出孔と、から構成されている。
この潤滑油供給手段によって、前記空間部44に潤滑油が供給されて滞留し、ここから中径ボールベアリング47や各ローラ48を潤滑すると共に、さらには偏心軸部39とモータ出力軸13の内部に流入してニードルベアリング38や小径ボールベアリング37などの可動部の潤滑に供されるようになっている。なお、前記空間部44内に滞留した潤滑油は、前記小径オイルシール46によってハウジング5内へのリークが抑制されている。
以下、吸気側VTC04の作動について説明すると、まず、機関のクランクシャフトが回転駆動するとタイミングチェーンを介してスプロケット1が回転して、その回転力が内歯構成部19と雌ねじ形成部6を介してハウジング5、つまり電動モータ12が同期回転する。一方、前記内歯構成部19の回転力が、各ローラ48から保持器41及び従動部材9を経由して吸気側カムシャフト02に伝達される。これによって、吸気側カムシャフト02のカムが吸気弁を開閉作動させる。
そして、機関始動後の所定の機関運転時には、前記コントロールユニットから各端子片31,31や各ピグテールハーネス33、33及び給電用ブラシ30a、30b、各スリップリング26a、26bなどを介して電動モータ12の電磁コイル17に通電される。これによって、モータ出力軸13が回転駆動され、この回転力が減速機構8を介して吸気側カムシャフト02に減速された回転力が伝達される。
すなわち、前記モータ出力軸13の回転に伴い偏心軸部39が偏心回転すると、各ローラ48がモータ出力軸13の1回転毎に保持器41の各ローラ保持孔41bで径方向へガイドされながら前記内歯構成部19の一の内歯19aを乗り越えて隣接する他の内歯19aに転動しながら移動し、これを順次繰り返しながら円周方向へ転接する。この各ローラ48の転接によって前記モータ出力軸13の回転が減速されつつ前記従動部材9に回転力が伝達される。このときの減速比は、前記ローラ48の個数などによって任意に設定することが可能である。
これにより、吸気側カムシャフト02がスプロケット1に対して正逆相対回転して相対回転位相が変換されて、吸気弁の開閉タイミングを進角側あるいは遅角側に変換制御するのである。
そして、前記電動モータ12の回転を前記各内歯19a内に配置された前記各ローラ48の転接を利用して減速させるようになっていることから、図11に示すように、これら減速時のフリクションF1が十分に小さくなる。これによって、前述したスプロケット1に対する吸気側カムシャフト02の進角側あるいは遅角側への相対回転変換の応答性が向上する。
また、前記スプロケット1に対する吸気側カムシャフト02の正逆相対回転の最大位置規制(角度位置規制)は、前記ストッパ凸部61bの各側面が前記ストッパ凹溝2bの各対向面2c、2dのいずれか一方に当接することによって行われる。
〔排気側VTC〕
一方、前記電動式の排気側VTC05は、図1、図8〜図10に示すように、クランクシャフトによって回転駆動する駆動側回転体70と、該駆動側回転体70と前記排気側カムシャフト03の間に配置されて、機関運転状態に応じて両者70、03の相対回転位相を変更する位相変更機構71と、を備えている。
前記駆動側回転体70は、スプロケット75と有底筒状に形成された歯車部材80とをボルトによって共締めしてなる。
前記位相変更機構71は、トルク発生系としての電動モータ72及び通電制御回路73と、電動モータ72の回転を減速して排気側カムシャフト03に伝達する減速機構としての遊星歯車機構74とから構成されている。
前記電動モータ72は、例えばブラシレスモータであり、モータ出力軸72aへ与える制御トルクを通電によって発生する。通電制御回路73は、マイクロコンピュータ及びモータドライバ等から構成されており、電動モータ72の外部に配置されている。通電制御回路73は、電動モータ72と電気的に接続されており、内燃機関の運転状況に応じて電動モータ72への通電を制御する。この制御された通電を受けて電動モータ72は、モータ出力軸72aへ与える回転トルクを保持又は増減する。
前記遊星歯車機構74は、従動側回転体76と遊星キャリア77、弾性部材78及び遊星回転体79を備えている。
前記歯車部材80の周壁部は、歯先円が歯底円の内周側にある駆動側内歯車部81を形成している。スプロケット75には、径方向外側へ突出する複数の歯75aが設けられている。スプロケット75は、それらの歯75aとクランクシャフトの複数の歯との間に、図外のタイミングチェーンが巻回されて、クランクシャフトからの回転力が伝達されるようになっている。したがって、クランクシャフトから出力された回転トルクがタイミングチェーンを通じてスプロケット75へ入力されるときには、スプロケット75はクランクシャフトと連動して、該クランクシャフトに対する相対位相を保ちつつ回転する。このときスプロケット75の回転方向は、図9,図10の反時計方向となる。
図9,図10に示すように、有底筒状に形成された従動側回転体76は、スプロケット75の内周側に嵌合していると共に、周壁部には歯先円が歯底円の内周側にある従動側内歯車部82を形成している。この従動側内歯車部82は、駆動側内歯車部81に対し軸方向へずれて同軸上に配置されている。従動側内歯車部82の径は駆動側内歯車部81の径よりも小さく、また従動側内歯車部82の歯数は駆動側内歯車部81の歯数よりも少ない。
前記従動側回転体76の底壁部は、図8に示すように、排気側カムシャフト03に同軸連結される連結部76aを形成している。この連結によって、従動側回転体76は、排気側カムシャフト03と連動して該排気側カムシャフト03に対する相対位相を保ちつつ回転可能となっており、またスプロケット75に対して相対回転可能となっている。
なお、前記スプロケット75に対して従動側回転体76が進角する相対回転方向が図9,図10の方向Xであり、スプロケット75に対して従動側回転体76が遅角する相対回転方向が図9,図10の方向Yである。
筒状に形成された遊星キャリア77は、図8〜図10に示すように、トルク発生系4のモータ出力軸72aから回転トルクが入力される入力部83を内周部によって形成している。
入力部83は歯車部81,82及びモータ出力軸72aに対して同心配置されており、径方向内側へ向かって開口する溝部84を複数有している。遊星キャリア77は、それら溝部84に嵌合する継手43を介してモータ出力軸72aと連結されている。この連結によって遊星キャリア77は、モータ出力軸72aと一体に回転可能となっており、また、前記各回転体70、76に対して相対回転可能となっている。
前記遊星キャリア77は、さらに歯車部81,82に対して偏心する偏心部86を外周部によって形成している。この偏心部86は、径方向外側へ向かって開口する凹部87を一対有し、それら各凹部87内に前記弾性部材78が収容されている。
遊星回転体79は、遊星ベアリング88及び遊星歯車89を組み合わせてなる。遊星ベアリング88は、外輪88a及び内輪88bの間にボール状の転動体88cを挟持してなるラジアルベアリングである。
ここで、前記外輪88aは、遊星歯車89の中心孔89aの内周側に圧入によって同心固定されている。また一方、内輪88bは、遊星キャリア77の偏心部86の外周側に同心嵌合している。このような構成から遊星ベアリング88は、遊星キャリア77によって内周側から支持されていると共に、弾性部材78から受ける復原力を遊星歯車89の中心孔89aへ作用させるようになっている。
前記遊星歯車89は、段付筒状に形成され、偏心部86に対して同心配置されており、歯車部81,82に対しては偏心して配置されている。また、遊星歯車89は、歯先円が歯底円の外周側にある駆動側外歯車部90及び従動側外歯車部91を、それぞれ大径部分及び小径部分によって一体に形成している。駆動側外歯車部90及び従動側外歯車部91の歯数はそれぞれ、駆動側内歯車部81及び従動側内歯車部82の歯数よりも同数ずつ少なくなるように設定されている。これにより従動側外歯車部91の歯数は、駆動側外歯車部90の歯数よりも少なくなっている。
前記駆動側外歯車部90は、駆動側内歯車部81の内周側において当該歯車部81と噛合している。従動側外歯車部91は、駆動側外歯車部90に対し軸方向へずれて同軸上に配置され、従動側内歯車部82の内周側において当該歯車部82と噛合している。これにより遊星歯車89は、歯車部90,91の偏心軸線E(図9,10参照)の周りに自転しつつ偏心部86の回転方向へ公転する遊星運動を実現可能となっている。
前記構成の位相変更機構71は、モータ出力軸72aから遊星キャリア77の入力部83へ入力される回転トルクに応じてスプロケット75に対する排気側カムシャフト03の相対回転位相を変更することにより、排気弁を内燃機関の運転状態に適した開閉タイミングとすることが可能になる。
具体的には、回転トルクが保持されること等により遊星キャリア77がスプロケット75に対して相対回転しないときには、遊星歯車89の歯車部90,91がそれぞれ歯車部81,82との噛合位置を保ちつつ前記各回転体70、76と一体に回転する。したがって、スプロケット75と排気側カムシャフト03の相対回転位相は変化せず、その結果として排気弁の開閉タイミングが一定に保たれる。
回転トルクが方向Xへ増大して遊星キャリア77がスプロケット75に対して方向Xへ相対回転するときには、遊星歯車89の歯車部90,91がそれぞれ歯車部81,82との噛合位置を変化させつつ一体に遊星運動することにより、従動側回転体76がスプロケット75に対して方向Xへと相対回転する。したがって、前記相対回転位相が進角側に変化し、その結果として排気弁の開閉タイミングが進角側に制御される。
回転トルクが方向Yへ増大して遊星キャリア77がスプロケット75に対して方向Yへ相対回転するときには、遊星歯車89の歯車部90,91がそれぞれ歯車部81,82との噛合位置を変化させつつ一体に遊星運動することにより、従動側回転体76がスプロケット75に対して方向Yへと相対回転する。したがって、相対回転位相が遅角側へ変化し、その結果として排気弁の開閉タイミングが遅角側に制御される。
このように、この排気側VTC05は、前述のように、モータ出力軸72aの回転トルクが方向Xあるいは方向Yへ増大して遊星歯車89の歯車部90、91がそれぞれ歯車部81、82との噛合位置を変化させつつ一体に遊星運動することによってスプロケット75に対して従動側回転体76(排気側カムシャフト03)を相対回転させるようになっている。つまり、各歯車部81、82,90,91の噛み合いによって相対回転させるようになっていることから、各歯車部材81、82,90,91間でのフリクションF2が比較的大きくなって前記相対回転の応答性が低下する傾向にあるが、反面、前記大きなフリクションによって相対回転位置の保持性が向上する。
以上のように、本実施形態における吸気側VTC04は、電動モータ12の回転を減速機構8の各内歯19a内に配置された各ローラ48の転接を利用して減速させるようになっていることから、図11に示すように、これら減速時のフリクションF1が十分に小さくなる。これによって、前述したスプロケット1に対する吸気側カムシャフト02の進角側あるいは遅角側への相対回転変換の応答性が向上する。
一方、排気側VTC05は、遊星歯車機構74の各歯車部81、82,90,91の噛み合いによるフリクションF2が、図11に示すように、吸気側VTC04よりも大きいことから、相対回転位置の保持性が良好になる。
したがって、吸気側VTC04によるスプロケット1に対する吸気側カムシャフト02の進角、遅角側方向の相対回転の作動応答性が向上する一方、排気側VTC05によるスプロケット75に対する排気側カムシャフト03の相対回転位置の安定した保持性が向上するといった両方の要求を満足させることができる。
〔第2実施形態〕
図12は前記吸気側VTC04と排気側VTC05のそれぞれの位相変更機構に用いられる減速機構を、例えば第1実施形態の吸気側VTC04に適用されたローラ式の減速機構8と同じローラ式の減速機構8’を排気側VTC05にも適用した。この上で、吸気側VTC04の電動モータ100をブラシレスモータとする一方、排気側VTC05の電動モータ101をブラシ付きモータによって構成したものである。
前記吸気側VTC04は、前記電動モータ100のハウジング100aがクランクシャフトから回転力を受けるスプロケット102とボルトによって固定されて、該スプロケット102と常時同期回転するようになっている。
一方、排気側VTC05は、前記電動モータ101がスプロケット103とは直接結合されておらず分離独立していて、スプロケット103の回転に影響を受けない構造になっている。
したがって、前記吸気側VTC04は、機関運転中にハウジング100aがスプロケット102と一緒に常時回転していることによって動摩擦が発生している。このため、機関運転変化に応じて電動モータ100を回転させて減速機構を介してスプロケット102に対して吸気側カムシャフト02を相対回転させた際には、前記動摩擦によってかかる相対回転の立ち上がり速度が速くなる。この結果、吸気側カムシャフト02の相対回転変換の作動応答性が高くなる。
しかも、前記電動モータ100は、ブラシレスであることからブラシ付きの場合に比較して摺動抵抗がなくなるので、これによっても相対回転の作動応答性が向上する。
一方、排気側VTC05は、機関運転中にスプロケット103が回転駆動していてもコントロールユニットから電動モータ101に制御信号が通電されない限りモータ出力軸は回転せずに静止状態になっている。このため、機関運転状態の変化に応じて電動モータ101が作動開始する際には、前記静止摩擦抵抗によって応答性が低下するが、所定の相対回転位置での保持性が良好になり、安定した保持が得られる。
また、電動モータ101は、給電用のブラシ付きであることから、該ブラシとスリップリングとの間に摺動抵抗が働くことから、この点でも前記スプロケット103と排気側カムシャフト03との相対回転位置の保持性が良好になる。
〔第3実施形態〕
また、第3実施形態として、具体的に図示しないが、前記吸気側VTC04と排気側VTC05の各電動モータのコギングトルクを異ならせて、吸気側カムシャフト02と排気側カムシャフト03の相対回転位相の制御応答性と保持性の両方を満足することも可能である。
すなわち、吸気側VTC04の電動モータの極数を多く設定する一方、排気側VTC05の電動モータの極数を吸気側よりも少なく設定する。これによって、図13に示すように、吸気側電動モータのコギングトルクT1は、排気側電動モータのコギングトルクT2よりも小さくすることが可能になる。
この結果、吸気側VTC04では、コギングトルクT1の小さい電動モータの回転立ち上がりが速くなって前記相対回転変換の作動応答性が良好になる。一方、排気側VTC05の電動モータは、コギングトルクT2が大きくなることから、相対回転変換の作動応答性は低下するものの、所定の相対回転位置での保持性が良好になる。
本発明は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、電動モータや減速機構の構造をさらに変更して、吸気側VTCの作動応答性の向上と排気側VTCの相対回転位置の保持性の向上の両方を満足させることができる。
前記実施形態から把握される前記請求項以外の発明の技術的思想について以下に説明する。
〔請求項a〕請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御システムにおいて、
前記吸気側電動式バルブタイミング制御装置の減速機構は、ローラ減速機構である一方、
前記排気側電動式バルブタイミング制御装置の減速機構は、サイクロイド減速機構であることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御システム。
〔請求項b〕請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御システムにおいて、
前記吸気側電動式バルブタイミング制御装置の電動モータの極数を、前記排気側電動式バルブタイミング制御装置の電動モータの極数よりも多く形成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御システム。
この発明によれば、吸気側の電動モータの極数を排気側よりも多くしたことによって、コギングトルクが小さくなって応答性の良い回転が得られる一方、排気側ではコギングトルクが大きくなることから位相の保持力が高くなる。
〔請求項c〕請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御システムにおいて、
前記吸気側電動式バルブタイミング制御装置の電動モータは、バルブタイミング制御装置の駆動回転体と常時一体的に回転する一方、
前記排気側電動式バルブタイミング制御装置の電動モータは、バルブタイミングを変更する制御信号を入力することに回転し始めることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御システム。
この発明によれば、吸気側電動式バルブタイミング制御装置の電動モータには動摩擦が働いていることから、減速機構を介したバルブタイミングの変更応答性が良好になるのに対して、排気側電動式バルブタイミング制御装置の電動モータは静摩擦になっていることから、バルブタイミングの位相保持性が高くなる。
01…シリンダヘッド
02…吸気側カムシャフト
03…排気側カムシャフト
04…吸気側VTC
05…排気側VTC
1…スプロケット
2…カムシャフト
4…位相変更機構
5…ハウジング
8…減速機構
9…従動部材
12…電動モータ
13…モータ出力軸
19…内歯構成部
70…駆動側回転体
71…位相変更機構
72…電動モータ
72a…モータ出力軸
74…遊星歯車機構(減速機構)
75…スプロケット
80…歯車部材
81,82…歯車部
89…遊星歯車

Claims (4)

  1. 吸気側カムシャフトと排気側カムシャフトの両方に電動式バルブタイミング制御装置を設けてなる内燃機関のバルブタイミング制御システムであって、
    前記それぞれの電動式バルブタイミング制御装置は、通電されることによって回転力を出力する電動モータと、該電動モータの回転を減速して吸気弁と排気弁のバルブタイミングを変更する減速機構を備え、
    前記吸気側電動式バルブタイミング制御装置の減速機構のフリクションを、前記排気側電動式バルブタイミング制御装置の減速機構のフリクションよりも小さく形成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御システム。
  2. 吸気側カムシャフトと排気側カムシャフトの両方に電動式バルブタイミング制御装置を設けてなる内燃機関のバルブタイミング制御システムであって、
    前記それぞれの電動式バルブタイミング制御装置は、通電されることによって回転力を出力する電動モータと、該電動モータの回転を減速して吸気弁と排気弁のバルブタイミングを変更する歯車を有する減速機構を備え、
    前記吸気側電動式バルブタイミング制御装置の減速機構は、前記歯車の各歯部間に転動体が転動して回転トルクを伝達する構成とする一方、
    前記排気側電動式バルブタイミング制御装置の減速機構は、前記歯車と別の歯車同士が噛合して回転トルクを伝達する構成としたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御システム。
  3. 吸気側カムシャフトと排気側カムシャフトの両方に電動式バルブタイミング制御装置を設けてなる内燃機関のバルブタイミング制御システムであって、
    前記それぞれの電動式バルブタイミング制御装置は、通電されることによって回転力を出力する電動モータと、該電動モータの回転を減速して吸気弁と排気弁のバルブタイミングを変更する減速機構を備え、
    前記吸気側電動式バルブタイミング制御装置の電動モータのコギングトルクを、前記排気側電動式バルブタイミング制御装置の電動モータのコギングトルクよりも小さく設定したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御システム。
  4. 吸気側カムシャフトと排気側カムシャフトの両方に電動式バルブタイミング制御装置を設けてなる内燃機関のバルブタイミング制御システムであって、
    前記それぞれの電動式バルブタイミング制御装置は、通電されることによって回転力を出力する電動モータと、該電動モータの回転を減速して吸気弁と排気弁のバルブタイミングを変更する減速機構を備え、
    前記吸気側電動式バルブタイミング制御装置の電動モータを、ブラシレスモータによって構成する一方、
    前記排気側電動式バルブタイミング制御装置の電動モータを、ブラシ付きDCモータによって構成したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御システム。
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