JP2016217327A - チェーンケース - Google Patents
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Abstract
【課題】吸気側及び排気側それぞれで可変装置用の取付孔が形成されるチェーンケースの剛性を高める。【解決手段】内燃機関の機関本体に取り付けられてタイミングチェーンを収容するチェーンケースは、吸気側可変装置を取り付けるための第1取付孔21と、排気側可変装置を取り付けるための第2取付孔22とを有する。チェーンケース20の外側面23から機関本体に対向する内側面24に向かう方向を奥行方向とするとき、チェーンケースの外側面23のうちの第1取付孔21が設けられた第1取付面26と第2取付孔22が設けられた第2取付面27との間には、第1取付面26の奥行方向の位置と第2取付面27の奥行方向の位置とを異ならせる段差25が設けられている。【選択図】図4
Description
本発明は、内燃機関のタイミングチェーンを収容するためのチェーンケースに関する。
内燃機関には、吸気バルブや排気バルブといった機関バルブのバルブタイミングを可変とするための油圧式のバルブタイミング可変機構が設けられたものがある。こうした内燃機関では、バルブタイミング可変機構に対するオイルの給排を通じてカムシャフトの端部に固定された可動部材を動作させ、それによってカムシャフトのクランクシャフトに対する相対回転位相を変更するようにしている。このようにクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を変更することで、内燃機関において機関バルブのバルブタイミングが可変とされる。
上記バルブタイミング可変機構に対するオイルの給排は、同バルブタイミング可変機構とオイルポンプとを繋ぐ油圧回路を構成する複数の油路を通じて行われる。また、油圧回路における複数の油路の途中には、バルブタイミング可変機構に対するオイルの給排態様を変更するべく、アクチュエータにより動作されるオイルコントロールバルブが設けられる。そして、このオイルコントロールバルブをアクチュエータにより動作させてバルブタイミング可変機構に対するオイルの給排態様を変更することで、同バルブタイミング可変機構が油圧に基づいて動作するようになる。なお、上記バルブタイミング可変機構、オイルコントロールバルブ、およびアクチュエータは、機関バルブのバルブタイミングを可変設定する可変装置として機能する。
ところで、バルブタイミング可変機構の応答性の向上を図ること、バルブタイミング可変機構とオイルコントロールバルブとの間の部分のオイル漏れを抑制することを意図して、オイルの給排態様を変更する機能だけでなく、バルブタイミング可変機構の可動部材をカムシャフトに連結させる機能を有するオイルコントロールバルブが提案されている。この態様においては、オイルコントロールバルブのアクチュエータなど、可変装置の一部がチェーンケース側から取り付けられる。
このようにチェーンケース側から可変装置の一部を取り付ける態様の一例として、特許文献1にはソレノイドを挿入するための嵌合孔が設けられたチェーンケースが記載されている。
ところで吸気バルブのバルブタイミングを可変設定する可変装置と排気バルブのバルブタイミングを可変設定する可変装置との両方が内燃機関に設けられるとき、それらの可変装置の各々にはオイルコントロールバルブが設けられる。この態様において上述のようにチェーンケースに可変装置を取り付けるための取付孔を設ける場合には、チェーンケースには、吸気側の可変装置用の取付孔、及び排気側の可変装置用の取付孔の両方が形成されることとなるため、チェーンケースの剛性が低くなる。チェーンケースの剛性が低くなると、必然的にチェーンケースに発生する振動が大きくなり、オイルコントロールバルブのアクチュエータとして高い耐震性を有する特殊なアクチュエータが必要となる。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸気側及び排気側それぞれで可変装置用の取付孔が形成されるチェーンケースの剛性を高めることにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するチェーンケースは、内燃機関の機関本体に取り付けられてタイミングチェーンを収容するチェーンケースであって、前記内燃機関は、吸気バルブのカムシャフトとクランクシャフトとの相対回転位相を変更する吸気側可変装置と、排気バルブのカムシャフトとクランクシャフトとの相対回転位相を変更する排気側可変装置とを備え、前記チェーンケースは、前記吸気側可変装置を取り付けるための第1取付孔と、前記排気側可変装置を取り付けるための第2取付孔とを有し、当該チェーンケースの外側面から前記機関本体に対向する内側面に向かう方向を奥行方向とするとき、当該チェーンケースの外側面のうちの前記第1取付孔が設けられた第1取付面と前記第2取付孔が設けられた第2取付面との間には、前記第1取付面の奥行方向の位置と前記第2取付面の奥行方向の位置とを異ならせる段差が設けられている。
上記課題を解決するチェーンケースは、内燃機関の機関本体に取り付けられてタイミングチェーンを収容するチェーンケースであって、前記内燃機関は、吸気バルブのカムシャフトとクランクシャフトとの相対回転位相を変更する吸気側可変装置と、排気バルブのカムシャフトとクランクシャフトとの相対回転位相を変更する排気側可変装置とを備え、前記チェーンケースは、前記吸気側可変装置を取り付けるための第1取付孔と、前記排気側可変装置を取り付けるための第2取付孔とを有し、当該チェーンケースの外側面から前記機関本体に対向する内側面に向かう方向を奥行方向とするとき、当該チェーンケースの外側面のうちの前記第1取付孔が設けられた第1取付面と前記第2取付孔が設けられた第2取付面との間には、前記第1取付面の奥行方向の位置と前記第2取付面の奥行方向の位置とを異ならせる段差が設けられている。
上記構成では、第1取付孔及び第2取付孔が形成されたチェーンケースには、第1取付孔が設けられた第1取付面と第2取付孔が設けられた第2取付面との間に段差が設けられている。このように段差が設けられることにより、チェーンケースの剛性、特に第1取付面及び第2取付面の剛性が高められる。このため、チェーンケースに生じる振動を低減することができる。
以下、チェーンケースを具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、内燃機関10は、複数のシリンダが形成されたシリンダブロック11の下部に、エンジンオイルを貯留するオイルパン12を備えている。シリンダブロック11の上部には、シリンダヘッド13が設けられている。シリンダブロック11及びシリンダヘッド13は、機関本体19を構成する。シリンダヘッド13には、ヘッドカバー18が装着されるとともに、吸気側カムシャフト14及び排気側カムシャフト15(図3参照)が回転可能に支持されている。吸気側カムシャフト14は、その回転に伴って同吸気側カムシャフト14に設けられたカムを回転させることにより吸気バルブを開閉動作する。排気側カムシャフト15は、その回転に伴って同排気側カムシャフト15に設けられたカムを回転させることにより排気バルブを開閉動作する。吸気側カムシャフト14の端部に設けられたスプロケット及び排気側カムシャフト15の端部に設けられたスプロケットには、クランクシャフト17の動力を吸気側カムシャフト14及び排気側カムシャフト15に伝達するタイミングチェーン16が掛装されている。
図1に示すように、内燃機関10は、複数のシリンダが形成されたシリンダブロック11の下部に、エンジンオイルを貯留するオイルパン12を備えている。シリンダブロック11の上部には、シリンダヘッド13が設けられている。シリンダブロック11及びシリンダヘッド13は、機関本体19を構成する。シリンダヘッド13には、ヘッドカバー18が装着されるとともに、吸気側カムシャフト14及び排気側カムシャフト15(図3参照)が回転可能に支持されている。吸気側カムシャフト14は、その回転に伴って同吸気側カムシャフト14に設けられたカムを回転させることにより吸気バルブを開閉動作する。排気側カムシャフト15は、その回転に伴って同排気側カムシャフト15に設けられたカムを回転させることにより排気バルブを開閉動作する。吸気側カムシャフト14の端部に設けられたスプロケット及び排気側カムシャフト15の端部に設けられたスプロケットには、クランクシャフト17の動力を吸気側カムシャフト14及び排気側カムシャフト15に伝達するタイミングチェーン16が掛装されている。
また、機関本体19には、タイミングチェーン16を収容するチェーンケース20が取り付けられている。チェーンケース20は、例えばアルミ合金等の金属材からなり、シリンダブロック11及びシリンダヘッド13のフロント部をシールする。オイルパン12側からヘッドカバー18側へ向かう方向を高さ方向、吸気側カムシャフト14から排気側カムシャフト15に向かう方向を幅方向、チェーンケース20から機関本体19に向かう方向を奥行方向Xとするとき、チェーンケース20の奥行方向Xの長さ(厚み)は、高さ方向の長さ及び幅方向の長さに比べて小さい。また、チェーンケース20は、一つの部材でもよいし、複数の部材が組み合わされて形成されていてもよい。
図2に示すように、吸気側カムシャフト14には、吸気側バルブタイミング可変機構(以下、吸気側可変機構31)が設けられている。吸気側可変機構31が駆動されることで、クランクシャフト17に対する吸気側カムシャフト14の相対回転位相が変更されて、吸気バルブのバルブタイミングが変更される。
吸気側可変機構31は、ケース38内に図示しない減速機構及びリンク機構32を備え、吸気側カムシャフト14に連結されている。吸気側カムシャフト14の先端には、スプロケット33が設けられている。スプロケット33には、タイミングチェーン16を介してクランクシャフト17の動力が伝達される。
リンク機構32の一部であるカムプレート34は、ピン35を介して吸気側カムシャフト14に連結され、吸気側カムシャフト14の軸線L1を中心に回転する。なお、カムプレート34と吸気側カムシャフト14を一体的に形成してもよい。
吸気側可変機構31には、電動モータ36の出力軸37が接続されている。吸気側可変機構31及び電動モータ36によって吸気側可変装置30が構成される。電動モータ36は、吸気側カムシャフト14の軸線L1と同心軸となるように設けられている。電動モータ36が正転することによって、リンク機構32がスプロケット33に対して相対的に回転し、クランクシャフト17に対する吸気側カムシャフト14の相対回転位相が進角側に変更される。また、電動モータ36が逆転することによって、リンク機構32がスプロケット33に対して相対的に回転し、クランクシャフト17に対する吸気側カムシャフト14の相対回転位相が遅角側に変更される。
図3に示すように、排気側カムシャフト15には、排気側バルブタイミング可変機構(以下、排気側可変機構41)が設けられている。排気側可変機構41が駆動されることで、クランクシャフト17に対する排気側カムシャフト15の相対回転位相が変更されて、排気バルブのバルブタイミングが変更される。
排気側可変機構41は、複数のベーン42を有する可動部材43と、複数の突部44を有するケース45とを備えている。可動部材43は、ケース45内に回転可能に収容されている。ケース45の突部44は、径方向内側に突出している。これらのベーン42及び突部44との間の空間は、オイルが給排される進角側油圧室又は遅角側油圧室として機能する。進角側油圧室又は遅角側油圧室のオイルの給排により、可動部材43がケース45に対して相対回転し、排気側カムシャフト15のクランクシャフト17に対する相対回転位相が変更される。
ケース45は、クランクシャフト17からの動力が伝達されるスプロケット46に対して固定されている。そのため、クランクシャフト17の回転がスプロケット46に伝達されると、スプロケット46及びケース45は、排気側カムシャフト15の軸線L2を中心に回転するようになる。このスプロケット46及びケース45の回転は、ケース45内のオイルを介して可動部材43に伝達され、さらに排気側カムシャフト15に伝達される。
排気側可変機構41に対するオイルの給排は、オイルコントロールバルブ50を通じて行われる。オイルコントロールバルブ50は、略筒状のセンターボルト51と、センターボルト51内を移動可能に設けられたスプール52とを備えている。センターボルト51の排気側カムシャフト15側の端部には、雄螺子が形成され、雄螺子は、排気側カムシャフト15に形成された雌螺子に螺合している。また、可動部材43は、センターボルト51のうち排気側カムシャフト15と反対側の端部に設けられたフランジ56と、センターボルト51の他方の端部を固定する支持部47との間で固定されている。
センターボルト51は、オイルパン12からオイルを汲み上げるオイルポンプに接続する油路、オイルパン12へオイルを排出する油路、進角側油圧室に接続する油路、遅角側油圧室に接続する油路にそれぞれ接続されるポート53を有している。また、センターボルト51内には、スプール52を排気側カムシャフト15とは反対側に付勢する付勢ばね55が設けられている。
また、オイルコントロールバルブ50に対して排気側カムシャフト15と反対側には、アクチュエータ54が設けられている。このアクチュエータ54と排気側可変機構41によって排気側可変装置40が構成される。アクチュエータ54は、ソレノイド等かからなり、通電によってスプール52を、付勢ばね55による付勢力に抗して排気側カムシャフト15側に押圧する。アクチュエータ54の押圧力を制御することにより、スプール52は、アクチュエータ54の押圧力と付勢ばね55による付勢力とがつりあう位置に配置される。そして、スプール52の位置を制御することによって、センターボルト51に形成された各ポート53と油路との接続状態が切り換えられる。
アクチュエータ54の駆動によりオイルコントロールバルブ50のスプール52の位置が変更されると、可動部材43がケース45に対して相対回転する。これにより、クランクシャフト17に対する排気側カムシャフト15の相対回転位相が変化し、その変化に対応して排気バルブのバルブタイミングが変化するようになる。
上述したような構成の吸気側可変装置30の電動モータ36は、チェーンケース20を貫通するように形成された取付孔を介して、チェーンケース20内の吸気側可変機構31に取り付けられる。また、排気側可変装置40のアクチュエータ54は、チェーンケース20に貫通するように形成された取付孔を介して、チェーンケース20内の排気側可変機構41に取り付けられる。
次に図4を参照して、チェーンケース20の構成について説明する。チェーンケース20は、その縁を機関本体19にボルトなどで固定することにより機関本体19に固定される。また、チェーンケース20の上部の右側には、吸気側可変装置30を構成する電動モータ36を取り付けるための第1取付孔21が外側面23から内側面24に向かって貫通している。さらに、チェーンケース20の上部の左側には、排気側可変装置40を構成するアクチュエータ54を取り付けるための第2取付孔22が外側面23から内側面24に向かって貫通している。第1取付孔21の外側には、電動モータ36をボルトなどで固定するための孔60が設けられている。第2取付孔22の外側には、アクチュエータ54をボルトなどで固定するための孔61が設けられている。第1取付孔21の直径は、外径の大きい電動モータ36を装着するために第2取付孔22の直径よりも大きくなっている。
第1取付孔21と第2取付孔22との間には、チェーンケース20が折り曲げられることにより形成された段差25が設けられている。段差25は、オイルパン12側からヘッドカバー18側へ向かう高さ方向Yに延びている。なお、図4では、チェーンケース20を簡素化して図示しているが、例えば、冷却水を循環させるポンプなどの部材を取り付けるための他の孔が形成されていてもよい。
図5に示すように、第1取付面26と第2取付面27との間に段差25が形成されることによって、第1取付孔21が形成された第1取付面26は、第2取付孔22が形成された第2取付面27よりも奥行方向Xにおいて機関本体19側に位置する。なお、第1取付孔21の直径とチェーンケース20の奥行方向の長さである厚さとの比率、第2取付孔22の直径とチェーンケース20の厚さとの比率は、図5に示される比率に限定されない。
また、チェーンケース20のうち、第1取付孔21及び第2取付孔22が設けられた部分よりもオイルパン12側をケース下部28とするとき、ケース下部28の外側面23は、第1取付面26と同一面とされる。すなわち、第2取付面27が機関本体19とは反対側へ突出している。
次に、チェーンケース20の作用について説明する。このように、第1取付孔21と第2取付孔22との間に段差25を設けることにより、チェーンケース20の剛性、特に第1取付孔21と第2取付孔22とが形成されたケース上部の剛性を高めることができる。特に、電動モータ36を駆動源とする吸気側可変装置30を取り付けるための第1取付孔21は直径が大きくなるため、第1取付面26及び第2取付面27を含む外側面が平らな面である場合には剛性が低くなりがちであるため、特に効果を発揮できる。チェーンケース20は、その高さ及び幅に対して厚さが小さいため、奥行方向と略平行な方向に振動が生じやすいが、上述したようにチェーンケース20の剛性が高められることで、走行時の車体の振動、機関本体19の駆動などに起因するチェーンケース20の振動を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)チェーンケース20には、吸気側可変装置30を取り付けるための第1取付孔21及び排気側可変装置40を取り付けるための第2取付孔22が形成されている。このチェーンケース20には、第1取付孔21が設けられた第1取付面26と第2取付孔22が設けられた第2取付面27との間に段差25が設けられている。このように段差25が設けられることにより、チェーンケース20の剛性、特に第1取付面26及び第2取付面27の剛性が高められる。このため、チェーンケース20に生じる振動も低減することができる。
(1)チェーンケース20には、吸気側可変装置30を取り付けるための第1取付孔21及び排気側可変装置40を取り付けるための第2取付孔22が形成されている。このチェーンケース20には、第1取付孔21が設けられた第1取付面26と第2取付孔22が設けられた第2取付面27との間に段差25が設けられている。このように段差25が設けられることにより、チェーンケース20の剛性、特に第1取付面26及び第2取付面27の剛性が高められる。このため、チェーンケース20に生じる振動も低減することができる。
なお、上記各実施形態は、以下のような形態をもって実施することもできる。
・図6に示すように、チェーンケース20のうち、第1取付面26及び第2取付面27よりも下側の部分をケース下部28とするとき、第1取付面26の奥行方向の位置、第2取付面27の奥行方向の位置、ケース下部28の奥行方向の位置を、互いに異なる位置としてもよい。
・図6に示すように、チェーンケース20のうち、第1取付面26及び第2取付面27よりも下側の部分をケース下部28とするとき、第1取付面26の奥行方向の位置、第2取付面27の奥行方向の位置、ケース下部28の奥行方向の位置を、互いに異なる位置としてもよい。
すなわち図7に示すように、第2取付面27を奥行方向Xにおいて機関本体19側から最も離れた位置に配置し、第1取付面26を奥行方向において最も機関本体19側となる位置に配置する。また、ケース下部28の外側面23は、奥行方向Xにおいて第1取付面26と第2取付面27との間の位置に配置する。第1取付面26と第2取付面27との間には段差25が設けられ、第1取付面26及び第2取付面27とケース下部28との間にも段差29(図6参照)が設けられる。また、チェーンケース20の板厚を異ならせることによって、段差25,29を形成してもよいし(図7参照)、チェーンケース20を折り曲げることにより段差25,29を形成してもよい。このようにしてもチェーンケース20の剛性を高めることができる。
・図8及び図9に示すように、第2取付面27及びケース下部28の外側面23を同一面とし、第1取付面26を第2取付面27よりも奥行方向Xにおいて機関本体19側に配置してもよい。このようにしてもチェーンケース20の剛性を高めることができる。
・上記実施形態の吸気側可変装置30及び排気側可変装置40は一例であって、上述した構成以外のものであってもよい。
・上記実施形態及び他の実施形態(図9)では、チェーンケース20を折り曲げることにより段差25を形成しているが、チェーンケース20の厚さを変更したり、複数の部材を組み合わせることにより段差25を形成してもよい。
・上記実施形態及び他の実施形態(図9)では、チェーンケース20を折り曲げることにより段差25を形成しているが、チェーンケース20の厚さを変更したり、複数の部材を組み合わせることにより段差25を形成してもよい。
・上記実施形態及び他の実施形態では、吸気側に電動モータ36を駆動源とする吸気側可変装置30を設け、排気側に油圧式の排気側可変装置40を設けたが、吸気側及び排気側の両方に電動モータ36を駆動源とするバルブタイミング可変装置を設けてもよい。又は、吸気側及び排気側の両方に油圧式のバルブタイミング可変装置を設けてもよい。又は、吸気側に油圧式のバルブタイミング可変装置を設け、排気側に電動モータ36を駆動源とするバルブタイミング可変装置を設けてもよい。
10…内燃機関、11…シリンダブロック、12…オイルパン、13…シリンダヘッド、14…吸気側カムシャフト、15…排気側カムシャフト、16…タイミングチェーン、17…クランクシャフト、18…ヘッドカバー、19…機関本体、20…チェーンケース、21…第1取付孔、22…第2取付孔、23…外側面、24…内側面、25…段差、26…第1取付面、27…第2取付面、28…ケース下部、29…段差、30…吸気側可変装置、31…吸気側可変機構、32…リンク機構、33…スプロケット、34…カムプレート、35…ピン、36…電動モータ、37…出力軸、38…ケース、40…排気側可変装置、41…排気側可変機構、42…ベーン、43…可動部材、44…突部、45…ケース、46…スプロケット、47…支持部、50…オイルコントロールバルブ、51…センターボルト、52…スプール、53…ポート、54…アクチュエータ、55…付勢ばね、56…フランジ、60,61…孔。
Claims (1)
- 内燃機関の機関本体に取り付けられてタイミングチェーンを収容するチェーンケースにおいて、
前記内燃機関は、吸気バルブのカムシャフトとクランクシャフトとの相対回転位相を変更する吸気側可変装置と、排気バルブのカムシャフトとクランクシャフトとの相対回転位相を変更する排気側可変装置とを備え、
前記チェーンケースは、前記吸気側可変装置を取り付けるための第1取付孔と、前記排気側可変装置を取り付けるための第2取付孔とを有し、当該チェーンケースの外側面から前記機関本体に対向する内側面に向かう方向を奥行方向とするとき、当該チェーンケースの外側面のうちの前記第1取付孔が設けられた第1取付面と当該チェーンケースの外側面のうちの前記第2取付孔が設けられた第2取付面との間には、前記第1取付面の奥行方向の位置と前記第2取付面の奥行方向の位置とを異ならせる段差が設けられている
ことを特徴とするチェーンケース。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102022114960A1 (de) | 2021-06-25 | 2022-12-29 | Suzuki Motor Corporation | Deckelstruktur für verbrennungsmotor |
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