JP5553174B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents
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Description
これにより、係止部よりも径内方向にて、ジグを付勢部材の被係止部と当接させることができる。このため、ジグが付勢部材の被係止部の径外方向の端部から滑って脱離することを抑制することができる。
これにより、肉抜き部は、肉抜き溝または肉抜き穴に具現化される。ここで、肉抜き部を肉抜き穴とする構成は、肉抜き部を肉抜き溝とする構成より、付勢部材の被係止部が、ジグのハウジング側の被係止部から滑って脱離することを抑制する効果を高めることができる。
これにより、例えば、軸方向に沿ってベーンロータとハウジングとの間にシール部材を組付ける時、複数のジグ穴に支持部材を通してハウジングを軸方向に支持しながら、軸方向に沿ってシール部材をベーンロータとハウジングとの間に設けることができる。よって、バルブタイミング調整装置の組付け性を向上させることができる。また、複数のジグ穴はハウジングの突出部に対応する位置に形成されているため、支持部材は、ハウジングの突出部に対応している位置を支持することになる。突出部は、軸方向の肉厚が厚く形成されているため、ハウジングが軸方向の支持力により変形することを抑制することができる。
(一実施形態)
本発明の一実施形態によるバルブタイミング調整装置を図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態のバルブタイミング調整装置1は、車両のエンジンの排気弁のバルブタイミングを調整するものである。
図1に示すように、装置本体10は、エンジンカバー100の内部に設けられ、ハウジング18、ベーンロータ14、板部材としてのシグナルプレート30、係止部としてのスプリングフック39、および、付勢部材としてのアシストスプリング36等を備えている。
α>β ・・・式1
<エンジン始動時>
停止状態のエンジンが始動すると、オイルポンプ4が起動するとともに、ECU46が切換弁41への通電をオン制御して遅角通路74を開放する。すると、オイルポンプ4から吐出された作動油が遅角通路65〜68を経由して遅角油圧室55〜58へ流入する。その結果、ストッパピストン26は、通路291を通じて遅角油圧室55からの油圧を受け、この油圧が所定圧まで上昇すると、ストッパピストン26が嵌合リング27から抜け出す。これにより、ベーンロータ14とハウジング18とが相対回転可能な状態となる。
この後、ECU46は、切換弁41への通電を制御することにより、進角通路73および遅角通路74のうちオイルポンプ4と連通する通路を切り換える。その結果、進角通路73がオイルポンプ4と連通するときには、オイルポンプ4により汲み上げられた作動油が進角通路73、進角通路61〜64を経由して進角油圧室51〜54へ流入する。また、このときには、遅角油圧室55〜58の作動油が、遅角通路65〜68、遅角通路74、およびドレイン通路76を経由してオイルタンク5へ排出される。これにより、進角油圧室51〜54に面するベーン142〜145に作動油の油圧が印加され、ベーンロータ14がハウジング18に対し進角方向Xへ相対回転する。
一方、遅角通路74がオイルポンプ4と連通するときには、オイルポンプ4により汲み上げられた作動油が遅角通路74、遅角通路65〜68を経由して遅角油圧室55〜58へ流入する。また、このときには、進角油圧室51〜54の作動油が、進角通路61〜64、進角通路73、およびドレイン通路77を経由してオイルタンク5へ排出される。これにより、遅角油圧室55〜58に面するベーン142〜145に作動油の油圧が印加され、ベーンロータ14がハウジング18に対し遅角方向Yへ相対回転する。
エンジンが停止すると、オイルポンプ4も停止するため、進角通路73および遅角通路74のいずれへも作動油が供給されなくなる。すると、アシストスプリング36の復元力によってベーンロータ14が最進角位置まで相対回転し、ストッパピストン26が嵌合リング27に嵌合する。
図5は、シール部材16およびスプロケット11が組付けられていない装置本体10を図1のZ方向から見た平面図である。ここで、ベーンロータ14、凹部146、および、シュー121〜124を破線で示す。
本実施形態では、図5に示すように、ジグ穴341、342、343、344に支持部材としてのジグG1を通して、ハウジング18のフロントプレート13を軸方向に支持しながら、ベーンロータ14のフロントプレート13とは反対側からシール部材16をベーンロータ14の凹部146に設ける。本実施形態では、シグナルプレート30にジグ穴341、342、343、344が形成されているため、ジグG1はジグ穴341、342、343、344を通してフロントプレート13を支持することができる。これにより、シール部材16の組付け性を向上させることができ、バルブタイミング調整装置1の組付け性を向上させることができる。
本実施形態では、ジグ穴341、342、343、344にジグG1を通して、ハウジング18のフロントプレート13を軸方向に支持しながら、ねじ15をねじ穴17に螺入することでスプロケット11をシューハウジング12に固定する。ここで、ねじ穴17はシュー121〜124に対応する位置に形成されている。よって、ねじ15を螺入する軸方向の力と、ジグ穴341、342、343、344を通すジグG1の軸方向の支持力とは略一致する。このため、スプロケット11の組付け性を向上させることができ、バルブタイミング調整装置1の組付け性を向上させることができる。
図6は、アシストスプリング36の組付け途中を図1のZ方向から見た平面図である。図6に示すように、アシストスプリング36は、付勢部362が位置決め部23に差し込まれ、固定部361が位置決め部23の位置決め溝24に固定されている。また、アシストスプリング36の被係止部363は、スプリングフック39に係止されていない第1位置P1に位置している。図6では、説明の便宜のために、被係止部363がスプリングフック39に係止されている第2位置P2を破線で示す。
また、長穴33はスプリングフック39よりも径内方向に形成されている。このため、スプリングフック39よりも径内方向にて、ジグG2をアシストスプリング36の被係止部363と当接させることができる。よって、ジグG2が被係止部363の径外方向の端部から滑って脱離することを抑制することができる。
上記実施形態では、シグナルプレートに肉抜き部としての長穴が形成されている。これに対し、他の実施形態では、シグナルプレートに肉抜き溝を形成することとしてもよい。
上記実施形態では、長穴はスプリングフックよりも径内方向に形成されている。これに対し、他の実施形態では、スプリングフックの径外方向に長穴を形成する構成としてもよい。
上記実施形態では、シグナルプレートに四つのジグ穴がシューに対応するよう形成されている。これに対し、他の実施形態では、三つ以下のジグ穴、または、五つ以上のジグ穴を形成する構成としてもよい。また、他の実施形態では、ジグ穴はシューに対応しない構成としてもよい。さらに、他の実施形態では、シグナルプレートにジグ穴を形成しない構成としてもよい。
上記実施形態では、エンジンの排気弁を制御するバルブタイミング調整装置について説明した。これに対し、エンジンの吸気弁を制御するバルブタイミング調整装置に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、ベーンロータはカムシャフトとともに回転するように構成されていたが、他の実施形態では、ベーンロータはクランクシャフトとともに回転するように構成してもよい。
以上、本発明は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
11 ・・・スプロケット(ハウジング)
12 ・・・シューハウジング(ハウジング)
13 ・・・フロントプレート(ハウジング)
18 ・・・ハウジング
14 ・・・ベーンロータ
30 ・・・シグナルプレート(板部材)
33 ・・・長穴(肉抜き部、肉抜き穴)
36 ・・・アシストスプリング(付勢部材)
39 ・・・スプリングフック(係止部)
50 ・・・収容室
51、52、53、54 ・・・進角油圧室(進角室)
55、56、57、58 ・・・遅角油圧室(遅角質)
94 ・・・カムシャフト(従動軸)
96 ・・・吸気弁
97 ・・・排気弁
99 ・・・エンジン(内燃機関)
121、122、123、124・・・シュー(突出部)
142、143、144、145・・・ベーン
341、342、343、344・・・ジグ穴
361 ・・・固定部(付勢部材の一端)
363 ・・・被係止部(付勢部材の他端)
Claims (4)
- 内燃機関の駆動軸と、当該駆動軸の駆動力により回転駆動されて吸気弁および排気弁を開閉する従動軸との位相を変化させることによって、吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、
前記駆動軸または前記従動軸の一方とともに回転し、径内方向に突出して形成されている突出部により回転方向に所定角度範囲で形成される収容室を有するハウジングと、
前記駆動軸または前記従動軸の他方とともに回転し、外周に設けられた複数のベーンにより前記収容室を遅角室および進角室に仕切り、前記遅角室および前記進角室に供給される作動流体の圧力により前記ハウジングに対して遅角方向または進角方向に相対回動するように駆動されるベーンロータと、
前記ベーンロータと接続するとともに前記ハウジングの軸方向の一方の端面と略平行に設けられ、周方向に延びる肉抜き部を有する板部材と、
前記ハウジングの前記板部材側の端面から、前記板部材の前記ハウジングとは反対側の端面を超えて突出するよう設けられる係止部と、
前記ベーンロータに固定される固定部、前記係止部に係止される被係止部、および、前記固定部と前記被係止部との間に設けられ、前記固定部が前記ベーンロータに固定された状態で、前記被係止部が第1位置から第2位置まで移動されて前記係止部に係止されると、前記ベーンロータを前記ハウジングに対して相対回転させる付勢力を発生する付勢部を有する付勢部材と、
を備え、
前記肉抜き部は、少なくとも、前記付勢部に付勢力が生じていない時の前記被係止部の位置である前記第1位置に対応する位置から、前記被係止部が前記係止部に係止されている時の前記被係止部の位置である前記第2位置に対応する位置まで周方向に延びることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
- 前記肉抜き部は、前記係止部より、前記板部材の径内方向に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記肉抜き部は、前記板部材の板厚方向に凹む肉抜き溝、または、前記板部材を板厚方向に貫く肉抜き穴であることを特徴とする請求項1または2に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記板部材は、前記ハウジングの前記突出部に対応する位置に、前記板部材を板厚方向に貫く複数のジグ穴を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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