JP2008215313A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関に適したバルブタイミング調整を達成するバルブタイミング調整装置の提供。
【解決手段】装置1は、電動モータ4と、電動モータ4への通電により電動モータ4を回転駆動し内燃機関の停止に伴って当該通電をカットする通電制御回路6と、電動モータ4の回転出力に応じてクランク軸及びカム軸2間の相対位相を調整する位相調整機構8とを備え、電動モータ4は、通電制御回路6からの通電に応じて回転することで回転出力を位相調整機構8へ与えるモータ軸102と、モータ軸102を支持するハウジング100と、モータ軸102に固定され相反磁極をモータ軸102の回転方向に交互に形成する第一永久磁石部材120と、ハウジング100に固定されて磁気ギャップ140を挟んで第一永久磁石部材120と向き合い相反磁極を前記回転方向に交互に形成する第二永久磁石部材130とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】装置1は、電動モータ4と、電動モータ4への通電により電動モータ4を回転駆動し内燃機関の停止に伴って当該通電をカットする通電制御回路6と、電動モータ4の回転出力に応じてクランク軸及びカム軸2間の相対位相を調整する位相調整機構8とを備え、電動モータ4は、通電制御回路6からの通電に応じて回転することで回転出力を位相調整機構8へ与えるモータ軸102と、モータ軸102を支持するハウジング100と、モータ軸102に固定され相反磁極をモータ軸102の回転方向に交互に形成する第一永久磁石部材120と、ハウジング100に固定されて磁気ギャップ140を挟んで第一永久磁石部材120と向き合い相反磁極を前記回転方向に交互に形成する第二永久磁石部材130とを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、クランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する吸気弁及び排気弁のうち少なくとも一方のバルブタイミングを調整する内燃機関のバルブタイミング調整装置に関する。
従来、バルブタイミングを決めるクランク軸及びカム軸間の相対位相(以下、「機関位相」という)を、電動モータの回転出力に応じて位相調整機構により調整するようにしたバルブタイミング調整装置が知られている。そして、こうしたバルブタイミング調整装置の一種に、内燃機関の停止に伴って電動モータが停止した状態下、内燃機関の次の始動を許容する位相(以下、「始動位相」という)に機関位相を保持可能としたものが、特許文献1に開示されている。
具体的に、特許文献1に開示のバルブタイミング調整装置では、案内溝を形成する案内回転体の回転により当該案内溝内を可動体が案内され、それによって機関位相が変化するように位相調整機構を構成している。ここで案内溝は、案内回転体の径方向軸線に対して相反側へ傾斜した二領域からなるV字状を呈しており、内燃機関及び電動モータの停止状態においては、案内溝の一方の領域の端部に可動体が定位することによって始動位相が実現されるようになっている。
特開2005―098142号公報
しかし、特許文献1に開示のバルブタイミング調整装置では、内燃機関及び電動モータの停止状態においてバルブ反力によりカム軸が回転して発生したカムトルクが、当該カム軸から位相調整機構へと伝達されることがある。それ故、案内溝の領域形状によっては、領域端部に可動体を保持させておくことが困難となり、その結果、機関位相が所望の始動位相からずれて内燃機関を適切に始動し得なくなるおそれがある。
そこで、内燃機関及び電動モータの停止状態において可動体の保持が可能となるように、案内溝の領域形状を調整することが考えられる。しかし、その場合には、案内溝の領域形状が制限されることになるため、内燃機関の運転に適したバルブタイミング調整を十分に達成し得なくなるおそれがある。したがって、両者のトレードオフバランスを図ることが、余儀なくされてしまうのである。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、内燃機関に適したバルブタイミング調整を達成するバルブタイミング調整装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、クランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する吸気弁及び排気弁のうち少なくとも一方のバルブタイミングを調整する内燃機関のバルブタイミング調整装置であって、電動モータと、電動モータへ通電することにより電動モータを回転駆動し、内燃機関の停止に伴って当該通電をカットする通電制御手段と、電動モータの回転出力に応じて機関位相を調整する位相調整機構とを備え、電動モータは、通電制御手段からの通電に応じて回転することにより、機関位相調整のための回転出力を位相調整機構へ与えるモータ軸と、モータ軸を回転自在に支持する支持部材と、モータ軸に固定され、相反する磁極をモータ軸の回転方向に交互に形成する第一永久磁石部材と、支持部材に固定されて磁気ギャップを挟んで第一永久磁石部材と向き合い、相反する磁極をモータ軸の回転方向に交互に形成する第二永久磁石部材とを有することを特徴とする。
このような請求項1に記載の発明によると、相反する磁極をモータ軸の回転方向に交互に形成し磁気ギャップを挟んで向き合う第一永久磁石部材及び第二永久磁石部材の間には、磁界が形成される。ここで第一永久磁石部材はモータ軸に固定され、第二永久磁石部材はモータ軸を支持する支持部材に固定されるので、回転側となる第一永久磁石部材には、その停止状態において、モータ軸の回転位置ずれを妨げる向きに保持トルクが発生する。故に、内燃機関の停止に伴う通電カットにより電動モータが停止した状態下、カム軸のカムトルクが位相調整機構を通じてモータ軸へ伝達されたとしても、第一永久磁石部材に発生する保持トルクによってモータ軸を保持することができる。したがって、内燃機関及び電動モータの停止状態においては、モータ軸からの回転出力に応じて位相調整機構によって調整される機関位相を所望の始動位相に保持して、内燃機関の始動性を確保することが可能となる。以上、請求項1に記載の発明によれば、内燃機関の特に始動に適したバルブタイミング調整を達成することができるのである。
請求項2に記載の発明によると、第一永久磁石部材と第二永久磁石部材とは、モータ軸の径方向において向き合う。これによれば、第一永久磁石部材及び第二永久磁石部材がモータ軸の軸方向に沿ってラップすることになるので、当該軸方向において電動モータを小型化することができるのである。尚、第一永久磁石部材と第二永久磁石部材とについては、請求項3に記載の発明のように、モータ軸の軸方向において向き合わせてもよい。
請求項4に記載の発明によると、電動モータは、モータ軸にコギングトルクを発生するモータステータを有する。これによれば、内燃機関及び電動モータの停止状態においてカムトルクがモータ軸へ伝達されたとしても、第一永久磁石部材に発生する保持トルクのみならず、電動モータに固有のコギングトルクも利用してモータ軸を確実に保持することができるのである。
請求項5に記載の発明によると、モータステータは、第一磁石部材に作用することによりモータ軸を回転させる磁界を、通電制御手段からの通電により形成する。これによれば、内燃機関の停止状態において保持トルクを発生させる機能のみならず、内燃機関の運転中のバルブタイミング調整時にモータ軸を回転させる機能をも、第一永久磁石部材によって担うことができる。このような一部材への機能の集約は、部品点数を削減してコストを低減することを可能にする。
請求項6に記載の発明によると、通電制御手段は、内燃機関の停止に必須の条件を検知した場合に、電動モータへの通電を制御することにより所定の機関位相を実現した後、当該通電をカットする。これによれば、通電カット時点において一定の機関位相が実現された状態で電動モータが停止することになるので、当該停止後において第一永久磁石部材に発生の保持トルクによって保持しておく機関位相としては、安定した始動位相を実現することが可能となるのである。
請求項7に記載の発明によると、位相調整機構は、クランク軸と連動して回転する第一回転体と、カム軸と連動して回転する第二回転体と、案内溝を形成し、電動モータのモータ軸の回転出力に応じて回転する案内回転体と、案内回転体の回転により案内溝内を案内される可動体と、第一回転体と第二回転体と可動体とに連繋し、可動体の変位により機関位相を変化させるリンク機構部とを有する。
上述したように内燃機関及び電動モータの停止状態においては、第一永久磁石部材に発生の保持トルクによってモータ軸、ひいては機関位相が保持される。したがって、請求項7に記載の発明による位相調整機構の案内溝には、内燃機関の運転に適した形状を優先的に付与することができるのである。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置1を示している。バルブタイミング調整装置1は車両に搭載され、内燃機関のクランク軸(図示しない)からカム軸2へ機関トルクを伝達する伝達系に設置されている。バルブタイミング調整装置1は電動モータ4、通電制御回路6及び位相調整機構8を組み合わせてなり、クランク軸及びカム軸2間の機関位相によって決まるバルブタイミングを調整する。尚、本実施形態においてカム軸2は内燃機関の吸気弁を開閉するものであり、バルブタイミング調整装置1は当該吸気弁のバルブタイミングを調整する。
図1は、本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置1を示している。バルブタイミング調整装置1は車両に搭載され、内燃機関のクランク軸(図示しない)からカム軸2へ機関トルクを伝達する伝達系に設置されている。バルブタイミング調整装置1は電動モータ4、通電制御回路6及び位相調整機構8を組み合わせてなり、クランク軸及びカム軸2間の機関位相によって決まるバルブタイミングを調整する。尚、本実施形態においてカム軸2は内燃機関の吸気弁を開閉するものであり、バルブタイミング調整装置1は当該吸気弁のバルブタイミングを調整する。
電動モータ4はブラシレスモータであり、ハウジング100、モータ軸102及びモータステータ103を備えている。
ハウジング100は、ステー(図示しない)を介して内燃機関に固定される固定節である。ハウジング100には、軸受101が複数設けられている。各軸受101は、モータ軸102の軸本体104を支持している。この支持によりモータ軸102は、図2の方向X,Yへ正逆回転自在となっている。
図1,2に示すように、モータ軸102において軸本体104から外周側へ突出するロータ部105には、複数の永久磁石106がモータ軸102の回転方向において等間隔に固定されている。各永久磁石106は、ロータ部105の外周面110側に形成する磁極の極性がモータ軸102の回転方向において交互に相反するように、配置されている。本実施形態において各永久磁石106は、ロータ部105の内部に埋設されているが、ロータ部105の外周面110に固定されていてもよい。
モータステータ103はロータ部105の外周側に同心的に配置されて、ハウジング100に固定されている。モータステータ103は、コア108及びコイル109を有している。コア108は鉄片を積層して形成され、モータ軸102の回転方向において等間隔に複数配置されている。各コア108は、磁気ギャップ112を挟んでロータ部105の外周面110と向き合っている。各コア108に個別に巻装されているコイル109には、通電制御回路6が電気的に接続されている。
図1に示すように通電制御回路6は、例えば電動モータ4の駆動ドライバ及び当該ドライバの制御用マイクロコンピュータ等から構成され、電動モータ4の外部及び/又は内部に配置されている。通電制御回路6は、電動モータ4の各コイル109への通電を内燃機関の運転状況等に応じて制御する。
したがって、通電制御回路6からの通電に応じて電動モータ4は、各永久磁石106へ作用させる回転磁界を各コイル109の励磁によって形成することで、当該回転磁界に従う方向X,Y(図2参照)のモータトルクをモータ軸102に発生させる。その結果、モータ軸102が回転駆動されて、当該モータ軸102と連結される位相調整機構8へ回転出力としてのモータトルクが与えられることになる。
また一方、通電カット状態の電動モータ4では、各コア108が各永久磁石106の形成磁界の作用によって磁化される。その結果、モータ軸102のロータ部105には、回転位置に応じて正負に交番するコギングトルクが発生することになる。
図1に示すように位相調整機構8は、駆動側回転体10、従動側回転体18、遊星歯車機構部30及びリンク機構部50を備えている。
図1,3に示すように、駆動側回転体10は全体として中空形状であり、遊星歯車機構部30、リンク機構部50等を収容している。駆動側回転体10は、二段円筒状のスプロケット11の大径側端部に二段円筒状のカバー12の大径側端部を同軸上に螺子止めしてなる。スプロケット11は複数の歯16を有しており、これらの歯16とクランク軸の複数の歯との間においてタイミングチェーンが巻き掛けられる。したがって、クランク軸から出力された機関トルクがタイミングチェーンを通じてスプロケット11へ伝達されるときには、駆動側回転体10がクランク軸と連動して、当該クランク軸との間の相対位相を保ちつつ回転する。このとき駆動側回転体10の回転方向は、図3の時計方向となる。
図1,3に示すように従動側回転体18は、軸部17及び一対の連繋部19を有している。円筒状の軸部17は、駆動側回転体10と同心的に配置されている。軸部17の一端部は、スプロケット11の内周側に摺動回転自在に嵌合していると共に、同軸上のカム軸2の一端部にボルト固定されている。これにより従動側回転体18は、カム軸2と連動して当該カム軸2との間の相対位相を保ちつつ回転可能となっており、また駆動側回転体10に対して相対回転可能となっている。尚、駆動側回転体10に対して従動側回転体18が進角する相対回転方向が図3の方向Xであり、駆動側回転体10に対して従動側回転体18が遅角する相対回転方向が図3の方向Yである。
図1,3に示すように各連繋部19は、軸部17を径方向に挟む二箇所から外周側へ突出する平板状にそれぞれ形成されている。
図1,4に示すように遊星歯車機構部30は、太陽歯車31、遊星キャリア32、遊星歯車33及び案内回転体34等から構成されている。
外歯車からなる太陽歯車31は、カバー12に同心的にリベットかしめされて駆動側回転体10と一体に回転可能となっている。したがって、太陽歯車31はクランク軸と連動して、当該クランク軸との間の相対位相を保ちつつ回転する。
全体として筒状の遊星キャリア32において駆動側回転体10及びモータ軸102と同心的な内周面35には溝部36が開口しており、当該溝部36に嵌合する継手37を介して遊星キャリア32がモータ軸102の軸本体104と連結されている。これにより遊星キャリア32は、モータ軸102と一体に回転可能となっており、また回転体10,18に対して相対回転可能となっている。
遊星キャリア32はさらに、駆動側回転体10及び太陽歯車31に対して偏心する外周面38を有している。
遊星歯車33は、太陽歯車31よりも歯数が所定数だけ多い内歯車部39を有している。遊星歯車33は、太陽歯車31の外周側に内歯車部39が位置するようにして太陽歯車31に対し偏心して配置され、当該偏心側とは反対側において内歯車部39を太陽歯車31に噛合させている。遊星歯車33は、遊星キャリア32の外周面38にベアリング40を介して嵌合している。これにより遊星歯車33は、遊星キャリア32によって遊星運動自在に支持されている。ここで遊星運動とは、遊星歯車33が太陽歯車31に対する偏心軸線周りに自転しつつ、遊星キャリア32の回転方向へ公転する運動をいう。
図1,5に示すように、案内回転体34は円環板状に形成され、回転体10,18と同心的に且つ遊星歯車33に対して偏心して配置されている。案内回転体34は、軸部17の外周側に摺動回転自在に嵌合している。これにより案内回転体34は、回転体10,18に対して相対回転可能となっている。
図1,4に示すように案内回転体34は、回転方向へ等間隔をあけた複数箇所に円筒孔状の係合孔48を有している。また、それに対応して遊星歯車33は、自転方向(本実施形態では、遊星歯車33の周方向と一致する)に等間隔をあけた複数箇所に柱状の係合突起49を有している。各係合突起49は、それぞれ対応する係合孔48に個別に遊挿されて係合する。案内回転体34は、各係合孔48への各係合突起49の係合により遊星歯車33の自転運動を抽出して、当該自転運動に応じた回転運動を実現する。
こうした構成の遊星歯車機構部30では、駆動側回転体10に対して遊星キャリア32が相対回転しないときには、遊星歯車33が遊星運動することなく駆動側回転体10と共に回転し、各係合突起49が各係合孔48を回転側へ押圧する。その結果、案内回転体34が駆動側回転体10との間の相対位相を保ちつつ、図6の時計方向へ回転する。
モータトルクが方向Xへ増大すること等により駆動側回転体10に対して遊星キャリア32が方向Xへ相対回転するときには、遊星歯車33が太陽歯車31との噛合歯を変えつつ遊星運動することで、各係合突起49が各係合孔48を回転側へ押圧する力が増大する。その結果、駆動側回転体10に対して案内回転体34が方向Xへ相対回転する。
また一方、モータトルクが方向Yへ増大すること等により駆動側回転体10に対して遊星キャリア32が方向Yへ相対回転するときには、遊星歯車33が太陽歯車31との噛合歯を変えつつ遊星運動することで、各係合突起49が各係合孔48を反回転側へ押圧する。その結果、駆動側回転体10に対して案内回転体34が方向Yへ相対回転する。
図1,3,5,6に示すようにリンク機構部50は、一対の第一リンク52、一対の第二リンク53、溝形成部54及び一対の可動体56等から構成されている。尚、図1,3,5は、機関位相が最遅角位相となるときの作動状態を示し、図6は、機関位相が最進角位相となるときの作動状態を示している。また、図3,5,6では、断面を表すハッチングの図示を省略している。
図1,3に示すように各第一リンク52は、それぞれ円弧形の平板状に形成されて軸部17を径方向に挟む二箇所に配置され、スプロケット11の所定箇所に回り対偶によって連繋している。各第二リンク53は、それぞれω字形の平板状に形成されて軸部17を径方向に挟む二箇所に配置され、対応する連繋部19に回り対偶によって連繋し且つ対応する第一リンク52に回り対偶によって連繋している。
図1,5に示すように溝形成部54は、案内回転体34において遊星歯車33とは反対側の端面を含む部分によって形成されている。溝形成部54は、軸部17を径方向に挟む二箇所にそれぞれ案内溝58を形成している。各案内溝58は所定の幅をもって延伸し、当該延伸方向において軸部17の中心からの距離が変化する渦巻形の曲線状を呈している。
図1,3,5に示すように、各可動体56は円柱軸状に形成され、軸部17に対して偏心して配置されている。各可動体56の一端部は柱筒二部材によって形成され、対応する案内溝58内に滑動自在に嵌合している。各可動体56の他端部は、対応する第一リンク52に相対回転自在に嵌合し、各可動体56の中間部は、対応する第二リンク53に圧入固定されている。かかる嵌合及び圧入固定により各可動体56は、リンク52,53に連繋している。
こうした構成のリンク機構部50では、案内回転体34が駆動側回転体10との間の相対位相を保っているときには、各可動体56がそれぞれ案内溝58内を案内されずに案内回転体34と共に回転する。このとき、連繋するリンク52,53同士の相対位置関係は変化しないので、従動側回転体18が駆動側回転体10との間の相対位相を保ちつつ図5,6の時計方向へ回転する。したがって、機関位相が変化せず、バルブタイミングが保持される。
駆動側回転体10に対して案内回転体34が方向Xへ相対回転するときには、各可動体56が案内溝58内を案内されて軸部17側へ変位する。その結果、各第二リンク53が可動体56により押圧されて連繋部19と共に方向Xへ駆動されるため、駆動側回転体10に対して従動側回転体18が方向Xへ相対回転する(図6参照)。したがって、機関位相がクランク軸に対するカム軸2の進角側へ変化し、それに合わせてバルブタイミングが進角する。
また一方、駆動側回転体10に対して案内回転体34が方向Yへ相対回転するときには、各可動体56が案内溝58内を案内されて軸部17とは反対側へ変位する。その結果、各第二リンク53が可動体56により引張られて連繋部19と共に方向Yへ駆動されるため、駆動側回転体10に対して従動側回転体18が方向Yへ相対回転する(図5参照)。したがって、機関位相がクランク軸に対するカム軸2の遅角側へ変化し、それに合わせてバルブタイミングが遅角する。
次に、第一実施形態の特徴的構成について説明する。
図1に示すように電動モータ4は、一対の永久磁石部材120,130をさらに備えている。各永久磁石部材120,130は、磁化された磁性材から形成されている。
図7,8に示すように、第一永久磁石部材120は円環板状を呈しており、第一フレーム122を介してモータ軸102のロータ部105の一端部に同軸上に固定されている。この固定により第一永久磁石部材120は、モータ軸102と一体に回転可能となっている。
また一方、第二永久磁石部材130は第一永久磁石部材120よりも小径の円環板状を呈しており、第二フレーム132を介してハウジング100に固定されている。この固定により第二永久磁石部材130は、軸方向に沿って第一永久磁石部材120と部分的にラップするようにして、第一永久磁石部材120の内周側に同心的に配置されている。即ち、第二永久磁石部材130と第一永久磁石部材120とは、磁気ギャップ140を挟んで径方向において向き合っており、それら部材130,120の配置スペースが軸方向において縮小された形となっている。
図8に示すように、磁気ギャップ140を挟む第一永久磁石部材120の内周面124及び第二永久磁石部材130の外周面134は、それぞれ第一磁極面124及び第二磁極面134として磁極を形成している。ここで、各磁極面124,134における磁極の形成形態は、図9に示すように、極性の相反する磁極がモータ軸102の回転方向において交互に並ぶ形態である。したがって、図8に示す各磁極面124,134間の磁気ギャップ140には、常時、磁界が形成されることとなる。
こうした構成により、図7の各コイル109への通電がカットされてモータトルクが消失した状態においては、各磁極面124,134の相反する磁極同士が向き合うようにして、第一永久磁石部材120がモータ軸102と共に停止する。また、この停止状態からモータ軸102が第一永久磁石部材120と共に回転して位置ずれしようとすると、当該回転位置ずれを妨げる向きの保持トルクが第一永久磁石部材120に発生する。尚、各コイル109への通電状態においては、保持トルクよりも大きなモータトルクが発生してモータ軸102の回転駆動が妨げられないようになっている。
次に、第一実施形態の特徴的作動を説明する。
アイドル回転状態の内燃機関がイグニッションスイッチのオフ指令等の停止指令を受けて停止するときには、通電制御回路6がその停止指令を検知して各コイル109への通電を制御することにより、機関位相を図10に示す所定の位相Pcに保持する。
この位相保持状態のまま、内燃機関の回転数が閾値Rth(例えば200rpm)以下に低下すると、通電制御回路6が各コイル109への通電をカットする。その結果、第一永久磁石部材120に発生する保持トルクやロータ部105に発生するコギングトルク等によりモータ軸102が完全停止し、また内燃機関も完全停止に至る。ここで、電動モータ4への通電カットから内燃機関の完全停止までの時間は非常に短い(例えば0.1秒程度)ので、図10に示すように機関位相は、通電カット時点における位相Pcよりも僅かに遅角側の位相Psに安定して止まることとなる。そこで、本実施形態では、停止した内燃機関の次の始動を許容しさらに燃費を向上させる始動位相として、最遅角位相及び最進角位相の間の中間位相Psが設定されるのである。
こうして内燃機関が停止してから次の始動までの間においては、バルブ反力によりカム軸2が回転して発生したカムトルクが、位相調整機構8を通じてモータ軸102まで伝達されることがある。そこで、本実施形態では、第一永久磁石部材120に発生させる保持トルクについて、位相調整機構8を通じてモータ軸102へ作用するカムトルクの予測最大値よりも大きくなるように、設定する。これにより、モータ軸102に作用するカムトルクを保持トルクによって相殺し得るので、モータ軸102、ひいては始動位相Psを保持したまま、次の始動に備えることができるのである。
尚、図11は、永久磁石部材120,130の軸方向のラップ長(図7のL参照)と保持トルクとの相関を示している。この図から、カムトルクを相殺するために、より大きな保持トルクを得るには、永久磁石部材120,130のラップ長を可及的に長く設定すればよいことが判る。
以上説明した第一実施形態によると、内燃機関及び電動モータ4の停止状態においては、第一永久磁石部材120に発生する保持トルクの作用によって始動位相Psが保持されるので、内燃機関の始動時には、その始動に最適なバルブタイミングを得ることができる。
また、そうした保持トルクの作用によって始動位相Psが保持されることによれば、当該位相保持に適した形状を案内溝58に付与する必要がなくなるので、内燃機関運転中のバルブタイミング調整に最適な形状を案内溝58に付与することができるのである。
さらに、第一実施形態によると、通電カットされた電動モータ4の停止状態においては、モータ軸102のロータ部105にコギングトルクが発生するので、当該コギングトルクもモータ軸102の保持に利用して位相Psの保持性を高めることができる。
尚、このような第一実施形態では、通電制御回路6が特許請求の範囲に記載の「通電制御手段」に相当し、軸受101の設けられたハウジング100が特許請求の範囲に記載の「支持部材」に相当し、駆動側回転体10及び従動側回転体20がそれぞれ特許請求の範囲に記載の「第一回転体」及び「第二回転体」に相当している。
(第二実施形態)
図12に示すように、本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例である。第二実施形態において、モータ軸102に固定の第一永久磁石部材220とハウジング100に固定の第二永久磁石部材230とは、磁気ギャップ240を挟んで軸方向に向き合っている。これにより、各永久磁石部材220,230の互いに向き合う端面224,234がそれぞれ磁極面224,234として、相反する磁極をモータ軸102の回転方向に交互に形成している。
図12に示すように、本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例である。第二実施形態において、モータ軸102に固定の第一永久磁石部材220とハウジング100に固定の第二永久磁石部材230とは、磁気ギャップ240を挟んで軸方向に向き合っている。これにより、各永久磁石部材220,230の互いに向き合う端面224,234がそれぞれ磁極面224,234として、相反する磁極をモータ軸102の回転方向に交互に形成している。
このような第二実施形態によっても、永久磁石部材220,230間に磁界を形成して回転側の第一永久磁石部材220に保持トルクを発生させることができるので、内燃機関の始動時には、その始動に最適なバルブタイミングを得ることができる。
(第三実施形態)
図13に示すように、本発明の第三実施形態は第一実施形態の変形例である。第三実施形態において第一永久磁石部材320は、モータ軸102のロータ部105よりも軸方向に長く形成され、当該ロータ部105の外周面110に直に固定されている。これにより第一永久磁石部材320は、その径方向において、内周側の第二永久磁石部材130と磁気ギャップ340を挟んで向き合っているのみならず、外周側の各コア108とも磁気ギャップ312を挟んで向き合っている。尚、本実施形態では、第一永久磁石部材320とモータステータ103との作用により所望のモータトルク及びコギングトルクが発生するように、各永久磁石部材320,130の磁極面324,134において形成される磁極数が設定されている。
図13に示すように、本発明の第三実施形態は第一実施形態の変形例である。第三実施形態において第一永久磁石部材320は、モータ軸102のロータ部105よりも軸方向に長く形成され、当該ロータ部105の外周面110に直に固定されている。これにより第一永久磁石部材320は、その径方向において、内周側の第二永久磁石部材130と磁気ギャップ340を挟んで向き合っているのみならず、外周側の各コア108とも磁気ギャップ312を挟んで向き合っている。尚、本実施形態では、第一永久磁石部材320とモータステータ103との作用により所望のモータトルク及びコギングトルクが発生するように、各永久磁石部材320,130の磁極面324,134において形成される磁極数が設定されている。
このような第三実施形態によっても、永久磁石部材320,130間に磁界を形成して回転側の第一永久磁石部材320に保持トルクを発生させることができるので、内燃機関の始動時には、その始動に最適なバルブタイミングを得ることができる。しかも、第一永久磁石部材320は、保持トルクを発生させる機能のみならず、モータトルク及びコギングトルクを発生させる機能も担っており、そうした一部材への機能集約によって部品点数の削減並びにコストの低減を図ることができるのである。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
第一永久磁石部材120,220,320及び第二永久磁石部材130,230が形成する磁極の数については、相反する極性がモータ軸102の回転方向に交互に並ぶ限りにおいて適数に設定することができる。また、第一永久磁石部材120,220については、その複数に対し同数の第二永久磁石部材130,230を組み合わせて設けるようにしてもよい。さらに、第一永久磁石部材320については、その一つに対し複数の第二永久磁石部材130を組み合わせて設けるようにしてもよい。さらにまた、径方向において向き合う第一永久磁石部材120,320及び第二永久磁石部材130については、当該径方向における内外関係を上述のものとは逆、即ち第一永久磁石部材120,320の外周側に第二永久磁石部材130が配置された形としてもよい。
電動モータ4としては、上述の如き構成のブラシレスモータ以外にも、本発明の作用効果が得られる限りにおいて、各種のモータを採用することができる。また、位相調整機構8としては、上述の如き案内溝58を利用する機構以外にも、モータ軸102からの回転出力に応じて機関位相を調整可能且つカム軸2のカムトルクをモータ軸102まで伝達可能な限りにおいて、各種の機構を採用することができる。例えば位相調整機構8のリンク機構部50として、上述の如く一対のリンク52,53を組み合わせたもの以外であっても、可動体56を通じてカムトルクを案内回転体34まで伝達可能なリンク機構を採用してもよいのである。
「始動位相」については、上述した最遅角位相及び最進角位相の間の中間位相Ps以外にも、最遅角位相又は最進角位相に設定してもよい。また、「内燃機関の停止に必須の条件」としては、内燃機関が停止する際に必ず現出する条件であれば、上述した内燃機関の停止指令以外にも、例えば内燃機関のアイドル回転数等を採用してもよい。
そして、本発明は、上述した吸気弁のバルブタイミングを調整する装置以外にも、排気弁のバルブタイミングを調整する装置や、吸気弁及び排気弁の双方のバルブタイミングを調整する装置にも適用することができるのである。
1 バルブタイミング調整装置、2 カム軸、4 電動モータ、6 通電制御回路(通電制御手段)、8 位相調整機構、10 駆動側回転体(第一回転体)、18 従動側回転体(第二回転体)、30 遊星歯車機構部、34 案内回転体、50 リンク機構部、54 溝形成部、56 可動体、58 案内溝、100 ハウジング(支持部材)、101 軸受、102 モータ軸、103 モータステータ、104 軸本体、105 ロータ部、106 永久磁石、108 コア、109 コイル、110 外周面、120,220,320 第一永久磁石部材、124 内周面・第一磁極面、130,230 第二永久磁石部材、134 外周面・第二磁極面、140,240,340 磁気ギャップ、224,234 端面・磁極面、Pc 位相(所定の相対位相)、Ps 始動位相
Claims (7)
- クランク軸からのトルク伝達によりカム軸が開閉する吸気弁及び排気弁のうち少なくとも一方のバルブタイミングを調整する内燃機関のバルブタイミング調整装置であって、
電動モータと、
前記電動モータへ通電することにより前記電動モータを回転駆動し、前記内燃機関の停止に伴って当該通電をカットする通電制御手段と、
前記電動モータの回転出力に応じて前記クランク軸及び前記カム軸間の相対位相を調整する位相調整機構とを備え、
前記電動モータは、
前記通電制御手段からの通電に応じて回転することにより、前記回転出力を前記位相調整機構へ与えるモータ軸と、
前記モータ軸を回転自在に支持する支持部材と、
前記モータ軸に固定され、相反する磁極を前記モータ軸の回転方向に交互に形成する第一永久磁石部材と、
前記支持部材に固定されて磁気ギャップを挟んで前記第一永久磁石部材と向き合い、相反する磁極を前記回転方向に交互に形成する第二永久磁石部材とを有することを特徴とするバルブタイミング調整装置。 - 前記第一永久磁石部材と前記第二永久磁石部材とは、前記モータ軸の径方向において向き合うことを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記第一永久磁石部材と前記第二永久磁石部材とは、前記モータ軸の軸方向において向き合うことを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記電動モータは、
前記支持部材に固定され、前記モータ軸にコギングトルクを発生するモータステータを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記モータステータは、前記第一磁石部材に作用することにより前記モータ軸を回転させる磁界を、前記通電制御手段からの通電により形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記通電制御手段は、前記内燃機関の停止に必須の条件を検知した場合に、前記電動モータへの通電を制御することにより所定の前記相対位相を実現した後、当該通電をカットすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
- 位相調整機構は、
前記クランク軸と連動して回転する第一回転体と、
前記カム軸と連動して回転する第二回転体と
案内溝を形成し、前記回転出力に応じて回転する案内回転体と、
前記案内回転体の回転により前記案内溝内を案内される可動体と、
前記第一回転体と前記第二回転体と前記可動体とに連繋し、前記可動体の変位により前記相対位相を変化させるリンク機構部とを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-03-07 JP JP2007057606A patent/JP2008215313A/ja active Pending
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