JP2017011996A - ブラシレスモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】車両エンジンルーム内が高温となっても界磁磁石を減磁(不可逆温度変化)し難くすることができるブラシレスモータを提供すること。【解決手段】バルブタイミング可変装置3用のブラシレスモータ11は、周方向に複数の第1爪状磁極31bが形成された第1ロータコア31と周方向に複数の第2爪状磁極が形成された第2ロータコア32との軸方向の間に軸方向に磁化された環状磁石33が配置されることで、第1爪状磁極31bが第1の磁極として機能し、第2爪状磁極が第2の磁極として機能するロータを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両エンジンルーム内に配置される位置制御装置用のブラシレスモータに関するものである。
従来、車両エンジンルーム内に配置される位置制御装置用のモータとしては、例えば、特許文献1に開示されたバルブタイミング可変装置用のブラシレスモータがある。このブラシレスモータは、ロータコアの軸方向に貫通した孔に界磁磁石が挿入固定されたロータを備えている。
特許第4468033号公報
しかしながら、上記のようなブラシレスモータでは、界磁磁石がロータコアの軸方向に貫通した孔に挿入固定されている構成によって、界磁磁石が外部の影響を受け易く、例えば、車両エンジンルーム内が高温となると、界磁磁石が減磁(不可逆温度変化)し易いという問題がある。尚、高温状態では、界磁磁石の磁力が弱くなるため、ステータのコイルに流す電流を大きくする制御を行うことが考えられるが、このようにすると、界磁磁石がより減磁(不可逆温度変化)し易くなってしまう。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、例えば、車両エンジンルーム内が高温となっても界磁磁石を減磁(不可逆温度変化)し難くすることができるブラシレスモータを提供することにある。
上記課題を解決するブラシレスモータは、車両エンジンルーム内に配置される位置制御装置用のブラシレスモータであって、巻線が巻回されたステータと、周方向に複数の第1磁極部が形成された第1ロータコアと周方向に複数の第2磁極部が形成された第2ロータコアとの軸方向の間に前記軸方向に磁化された界磁磁石が配置されることで、前記第1磁極部が第1の磁極として機能し、前記第2磁極部が第2の磁極として機能するロータと、前記ロータに固定されたセンサマグネットと、前記センサマグネットと対向するホール素子と、前記センサマグネット及びホール素子により前記ロータの回転位置を検出し前記位置制御装置の位置制御を行うべく前記ステータの巻線に回転磁界を発生させる駆動電流を供給する制御回路と、を備えた。
同構成によれば、車両エンジンルーム内に配置される位置制御装置用のブラシレスモータにおけるロータの界磁磁石は第1ロータコアと第2ロータコアとの軸方向の間に配置され、外部の影響を受け難くなるため、例えば、車両エンジンルーム内が高温となっても界磁磁石を減磁(不可逆温度変化)し難くすることができる。よって、安定して位置制御を行うことができる。
上記ブラシレスモータにおいて、有底筒状の筒状ハウジングと、該筒状ハウジングの開口部を閉塞するフロントエンドプレートとを有し、該筒状ハウジングの内周面に前記ステータが固定されたモータケースを備え、前記ホール素子は、前記モータケースの前記フロントエンドプレート側に設けられている。
本発明のブラシレスモータでは、例えば、車両エンジンルーム内が高温となっても界磁磁石を減磁(不可逆温度変化)し難くすることができる。
一実施形態におけるブラシレスモータの断面図。 同形態におけるブラシレスモータの一部断面斜視図。 (a)は別例におけるロータの斜視図。(b)は別例におけるロータの断面図。 (a)は別例におけるロータの斜視図。(b)は別例におけるロータの断面図。 (a)は別例におけるロータの斜視図。(b)は別例におけるロータの断面図。 別例におけるロータの斜視図。 別例におけるロータの断面図。
以下、ブラシレスモータの一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のブラシレスモータ11は、車両エンジンルーム1内に配置される位置制御装置用、詳しくはエンジン2に連結されるバルブタイミング可変装置3用のものである。
図1に示すように、ブラシレスモータ11のモータケース12は、有底筒状に形成された筒状ハウジング13と、該筒状ハウジング13のフロント側(図1中、左側)の開口部を閉塞するフロントエンドプレート14とを有している。
図1に示すように、筒状ハウジング13の内周面にはステータ16が固定されている。ステータ16は、径方向内側に延びる複数(本実施形態では12個)の集中巻用ティースとしてのティース17aを有する電機子コア17と、電機子コア17のティース17aにインシュレータ18を介して巻回される巻線19とを備えている。ステータ16は、外部の制御回路Sから巻線19に駆動電流が供給されることで回転磁界を発生する。
図1に示すように、ブラシレスモータ11のロータ21は回転軸22を有し、ステータ16の内側に配置されている。回転軸22は非磁性体の金属シャフトであって、筒状ハウジング13の底部13a及びフロントエンドプレート14に支持された軸受23,24により回転可能に支持されている。外部に突出した回転軸22の先端には、バルブタイミング可変装置3が連結され、回転軸22の回転駆動によって、運転状態に応じたバルブタイミング(エンジン2のクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相)が適宜変更されるようになっている。
図1及び図2に示すように、ロータ21は、前記回転軸22に外嵌される第1及び第2ロータコア31,32と、界磁磁石としての環状磁石33とを備える。
第1ロータコア31は、略円板状の第1コアベース31aの外周部に、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第1磁極部としての第1爪状磁極31bが径方向外側に突出されるとともに軸方向に延びて形成されている。
第2ロータコア32は、第1ロータコア31と同形状であって、略円板状の第2コアベース32aの外周部に、等間隔に複数の第2磁極部としての第2爪状磁極32bが径方向外側に突出されるとともに軸方向に延びて形成されている。そして、第2ロータコア32は、各第2爪状磁極32bが周方向に隣り合う第1爪状磁極31b間に配置されるようにして、且つ第1コアベース31aと第2コアベース32aとの軸方向の間に環状磁石33が配置(挟持)されるようにして第1ロータコア31に対して組み付けられている。尚、本実施形態では、第1及び第2コアベース31a,32aは環状磁石33に対してそれぞれ接着剤により固着されている。
図1に示すように、環状磁石33は、ネオジム磁石であって、前記第1及び第2コアベース31a,32aの外周部よりも径方向内側に配置されるように、詳しくは、その外径が第1及び第2コアベース31a,32aの外径よりも小さく設定されている。そして、環状磁石33は、第1爪状磁極31bを第1の磁極(本実施形態ではN極)として機能させ、第2爪状磁極32bを第2の磁極(本実施形態ではS極)として機能させるように、軸方向に磁化されている。即ち、本実施形態のロータ21は、界磁磁石としての環状磁石33を用いた所謂ランデル型構造のロータである。ロータ21は、N極となる第1爪状磁極31bと、S極となる第2爪状磁極32bとが周方向に交互に配置されており、極数が8極(極対数が4個)となる。すなわち、本実施形態では、ロータ21の極数が2×n(但し、nは自然数)に設定されるとともに、ステータ16のティース17aの数が3×nに設定され、具体的には、ロータ21の極数が「8」に設定され、ステータ16のティース17aの数が「12」に設定されている。
尚、本実施形態では、組み付けられた第1及び第2コアベース31a,32a及び環状磁石33は、その軸方向長さに対する直径が4倍以上に設定され、その直径は具体的には100mm以下に設定されている。
又、図1に示すように、本実施形態のロータ21には、略円板状のマグネット固定部材41を介してセンサマグネット42が設けられている。マグネット固定部材41は、第1ロータコア31における第2ロータコア32の反対側で回転軸22に外嵌され、その外周側にセンサマグネット42が固定されている。尚、センサマグネット42は周方向(回転方向)において所定角度毎にN極とS極が交互に現れるように構成される。そして、前記フロントエンドプレート14において、センサマグネット42と軸方向に対向する位置にはホール素子43が設けられ、該ホール素子43によりセンサマグネット42を検出することでロータ21の回転位置が検出可能とされている。
次に、上記のように構成されたブラシレスモータ11の作用について説明する。
例えば、車両走行時の運転状態に応じてバルブタイミングを変更する制御が行われる際には、制御回路Sから巻線19に3相の駆動電流が供給され回転磁界が発生される。すると、ロータ21が回転駆動し、バルブタイミング可変装置3によってバルブタイミング(エンジン2のクランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相)が変更される。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)車両エンジンルーム1内に配置されるバルブタイミング可変装置3用のブラシレスモータ11におけるロータ21の環状磁石33は、第1ロータコア31と第2ロータコア32との軸方向の間に配置される。これにより、環状磁石33は、外部の影響を受け難くなるため、例えば、車両エンジンルーム1内が高温となっても環状磁石33を減磁(不可逆温度変化)し難くすることができる。よって、安定して位置制御、即ちバルブタイミングを変更させることができる。
(2)第1磁極部及び第2磁極部は、第1及び第2ロータコア31,32の略円板状の第1及び第2コアベース31a,32aの外周部から径方向外側に突出されるとともに環状磁石33の径方向外側面を覆うように軸方向に延びる第1及び第2爪状磁極31b,32bとされるため、環状磁石33は、より外部の影響を受け難くなる。よって、例えば、車両エンジンルーム1内が高温となっても環状磁石33をより減磁(不可逆温度変化)し難くすることができる。
(3)環状磁石33は、第1及び第2ロータコア31,32の円板状の第1及び第2コアベース31a,32aの外周部よりも径方向内側に配置されるように設定されるため、より外部の影響を受け難くなる。よって、例えば、車両エンジンルーム1内が高温となっても環状磁石33をより減磁(不可逆温度変化)し難くすることができる。
(4)ロータ21の極数が2×n(但し、nは自然数)に設定されるとともに、ステータ16のティース17aの数が3×nに設定されるため、最小公倍数が小さくなり、第1及び第2爪状磁極31b,32bとティース17aとを多く正対させることができ、ディテントトルクを大きくすることができる。よって、非駆動時に、車両エンジンルーム1内の振動等でロータ21が回転してしまうことを抑えることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、環状磁石33は、第1及び第2ロータコア31,32の円板状の第1及び第2コアベース31a,32aの外周部よりも径方向内側に配置されるように設定されるとしたが、変更してもよい。
例えば、図3(a),(b)に示すように、環状磁石51の外径を第1及び第2コアベース31a,32aの外径と同じに設定してもよい。尚、この例(図3参照)では、各部材の厚み等も変更して図示している。
・上記実施形態のロータ21は、永久磁石を環状磁石33のみ備えたものとしたが、これに限定されず、他の永久磁石を追加したロータに変更してもよい。
例えば、図4(a),(b)に示すように、上記別例(図3参照)における第1及び第2爪状磁極31b,32bの背面(径方向内側の面)に径方向に磁化された背面補助磁石52を追加してもよいし、第1爪状磁極31bと第2爪状磁極32bとの周方向の間に周方向に磁化された極間補助磁石53を追加してもよい。
・上記実施形態では、第1磁極部及び第2磁極部を第1及び第2爪状磁極31b,32bとしたが、これに限定されず、他の形状の磁極部に変更してもよい。
例えば、図5(a),(b)に示すように、第1及び第2コアベース31a,32aの外周部から径方向外側に突出した(更に軸方向に延びていない)第1及び第2突出磁極31c,32cとしてもよい。
・上記実施形態の第1及び第2爪状磁極31b,32b(第1磁極部及び第2磁極部)の径方向外側面の軸直交方向の断面形状を、ロータ21の回転軸22の中心軸線を中心とする同心円とならないように設定してもよい。
例えば、図6に示すように、変更してもよい。この例では、第1及び第2爪状磁極31b,32bの径方向外側面が、回転軸22の中心軸線を中心とする同心円形状の円弧面を有するとともに、その円弧面から凹設された一対の補助溝55を有している。尚、この例では、補助溝55を有した形状としたが、これに限定されず、例えば、径方向外側面の全体が同心円とならないように形成してもよい。
このようにすると、回転しようとする第1及び第2爪状磁極31b,32bの表面とステータ16(ティース17a)との間隔がそれぞれ変動することになる。よって、その変動に伴い磁界の変化が大きく生じ、回転時の負荷となり、ディテントトルクが増加する。よって、非駆動時に、車両エンジンルーム1内の振動等でロータ21が回転してしまうことを抑えることができる。
・上記実施形態では、第1及び第2コアベース31a,32aは環状磁石33に対してそれぞれ接着剤により固着されて組み付けられるとしたが、これに限定されず、他の構成で組み付けてもよい。
例えば、図7に示すように、第1ロータコア31と第2ロータコア32とを、締結部材としてのリベット56にて締結固定してもよい。詳しくは、この例では、第1及び第2ロータコア31,32と、環状磁石51と、これらを収容するロータケース25と、マグネット固定部材41には軸方向において重なる位置に貫通孔57が複数形成されている。尚、この例の貫通孔57は、回転軸22を中心とした同心円上において所定間隔(本実施形態では周方向に90°間隔)毎に形成されている。そして、この貫通孔57にリベット56を挿通した状態でリベット56の端部をかしめて第1及び第2ロータコア31,32と、環状磁石51と、これらを収容するロータケース25と、マグネット固定部材41とをかしめ(締結)固定してもよい。尚、この例のロータケース25は、有底筒状ハウジング25aと、有底筒状ハウジング25aの開口部を閉塞する蓋部25bとを有する。又、勿論、このロータケース25を備えていない構成としてもよい。又、この例のリベット56は非磁性体で構成されている。又、リベット56は、ボルトとナット等の他の締結部材に変更してもよい。
このようにすると、例えば、接着剤を用いて固定したものに比べて強固に固定され、車両エンジンルーム1内が高温となっても接着部分が剥離するといったことがない。
・上記実施形態では、ロータ21の極数が「8」に設定され、ステータ16のティース17aの数が「12」に設定されるとしたが、それらの数は変更してもよい。例えば、ロータ21の極数を「4」に設定するとともに、ステータ16のティース17aの数を「6」に設定してもよい。又、例えば、ロータ21の極数を「6」に設定するとともに、ステータ16のティース17aの数を「9」に設定してもよい。又、ロータ21の極数が2×n(但し、nは自然数)でステータ16のティース17aの数が3×nの条件を満たさない数に変更してもよい。
・上記実施形態では、バルブタイミング可変装置3用のブラシレスモータ11に具体化したが、車両エンジンルーム1内に配置される他の位置制御装置(例えばスロットル弁制御装置)用のブラシレスモータに具体化してもよい。
以下に技術的思想を記載する。
・車両エンジンルーム内に配置される位置制御装置用のブラシレスモータであって、ステータと、周方向に複数の第1磁極部が形成された第1ロータコアと周方向に複数の第2磁極部が形成された第2ロータコアとの軸方向の間に前記軸方向に磁化された界磁磁石が配置されることで、前記第1磁極部が第1の磁極として機能し、前記第2磁極部が第2の磁極として機能するロータとを備え、制御回路から前記ステータの巻線に3相の駆動電流が供給され回転磁界が発生される。
同構成によれば、車両エンジンルーム内に配置される位置制御装置用のブラシレスモータにおけるロータの界磁磁石は第1ロータコアと第2ロータコアとの軸方向の間に配置され、外部の影響を受け難くなるため、例えば、車両エンジンルーム内が高温となっても界磁磁石を減磁(不可逆温度変化)し難くすることができる。よって、安定して位置制御を行うことができる。
・車両エンジンルーム内に配置される位置制御装置用のブラシレスモータであって、周方向に複数の第1磁極部が形成された第1ロータコアと周方向に複数の第2磁極部が形成された第2ロータコアとの軸方向の間に前記軸方向に磁化された界磁磁石が配置されることで、前記第1磁極部が第1の磁極として機能し、前記第2磁極部が第2の磁極として機能するロータを備え、前記ロータの極数が2×n(但し、nは自然数)に設定され、ステータの集中巻用ティースの数が3×nに設定される。
同構成によれば、車両エンジンルーム内に配置される位置制御装置用のブラシレスモータにおけるロータの界磁磁石は第1ロータコアと第2ロータコアとの軸方向の間に配置され、外部の影響を受け難くなるため、例えば、車両エンジンルーム内が高温となっても界磁磁石を減磁(不可逆温度変化)し難くすることができる。よって、安定して位置制御を行うことができる。
また、ロータの極数が2×n(但し、nは自然数)に設定され、ステータの集中巻用ティースの数が3×nに設定されるため、最小公倍数が小さくなり、磁極部と集中巻用ティースとを多く正対させることができ、ディテントトルクを大きくすることができる。よって、非駆動時に、車両エンジンルーム内の振動等でロータが回転してしまうことを抑えることができる。
・前記第1磁極部及び第2磁極部は、前記第1及び第2ロータコアの略円板状の第1及び第2コアベースの外周部から径方向外側に突出されるとともに前記界磁磁石の径方向外側面を覆うように軸方向に延びる第1爪状磁極及び第2爪状磁極である。
同構成によれば、前記第1磁極部及び第2磁極部は、第1及び第2ロータコアの略円板状の第1及び第2コアベースの外周部から径方向外側に突出されるとともに前記界磁磁石の径方向外側面を覆うように軸方向に延びる第1爪状磁極及び第2爪状磁極であるため、界磁磁石は、より外部の影響を受け難くなる。よって、例えば、車両エンジンルーム内が高温となっても界磁磁石をより減磁(不可逆温度変化)し難くすることができる。
・前記界磁磁石は、前記第1及び第2ロータコアの略円板状の第1及び第2コアベースの外周部よりも径方向内側に配置されるように設定される。
同構成によれば、界磁磁石は、第1及び第2ロータコアの円板状の第1及び第2コアベースの外周部よりも径方向内側に配置されるように設定されるため、より外部の影響を受け難くなる。よって、例えば、車両エンジンルーム内が高温となっても界磁磁石をより減磁(不可逆温度変化)し難くすることができる。
・前記第1ロータコアと前記第2ロータコアとは、締結部材にて締結固定される。
同構成によれば、第1ロータコアと第2ロータコアとは、締結部材にて締結固定されるため、例えば、接着剤を用いて固定したものに比べて強固に固定され、車両エンジンルーム内が高温となっても接着部分が剥離するといったことがない。
・前記第1磁極部及び第2磁極部の径方向外側面は、前記ロータの回転軸の中心軸線を中心とする同心円形状の円弧面を有するとともに、該円弧面から凹設された補助溝を有することで、前記第1磁極部及び第2磁極部の径方向外側面の軸直交方向の断面形状が、前記ロータの回転軸の中心軸線を中心とする同心円とならない。
同構成によれば、第1磁極部及び第2磁極部の径方向外側面の軸直交方向の断面形状が、ロータの回転軸の中心軸線を中心とする同心円とならないため、回転しようとする第1及び第2磁極部の表面とステータとの間隔がそれぞれ変動することになる。よって、その変動に伴い磁界の変化が大きく生じ、回転時の負荷となり、ディテントトルクが増加する。よって、非駆動時に、車両エンジンルーム内の振動等でロータが回転してしまうことを抑えることができる。
・上記ブラシレスモータはバルブタイミング可変装置用である。
同構成によれば、バルブタイミング可変装置用のブラシレスモータの耐久性を高くして、安定してバルブタイミングを変更させることができる。
1…車両エンジンルーム、3…バルブタイミング可変装置、16…ステータ、21…ロータ、22…回転軸、31…第1ロータコア、31a…第1コアベース、31b…第1爪状磁極(第1磁極部)、31c…第1突出磁極(第1磁極部)、32…第2ロータコア、32a…第2コアベース、32b…第2爪状磁極(第2磁極部)、32c…第2突出磁極(第2磁極部)、33,51…環状磁石(界磁磁石)、56…リベット(締結部材)。

Claims (2)

  1. 車両エンジンルーム内に配置される位置制御装置用のブラシレスモータであって、
    巻線が巻回されたステータと、
    周方向に複数の第1磁極部が形成された第1ロータコアと周方向に複数の第2磁極部が形成された第2ロータコアとの軸方向の間に前記軸方向に磁化された界磁磁石が配置されることで、前記第1磁極部が第1の磁極として機能し、前記第2磁極部が第2の磁極として機能するロータと、
    前記ロータに固定されたセンサマグネットと、
    前記センサマグネットと対向するホール素子と、
    前記センサマグネット及びホール素子により前記ロータの回転位置を検出し前記位置制御装置の位置制御を行うべく前記ステータの巻線に回転磁界を発生させる駆動電流を供給する制御回路と、
    を備えたブラシレスモータ。
  2. 請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、
    有底筒状の筒状ハウジングと、該筒状ハウジングの開口部を閉塞するフロントエンドプレートとを有し、該筒状ハウジングの内周面に前記ステータが固定されたモータケースを備え、
    前記ホール素子は、前記モータケースの前記フロントエンドプレート側に設けられていることを特徴とするブラシレスモータ。
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