JP2005098142A - バルブタイミング調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 回転位相の変化方向を短時間で切換可能なバルブタイミング調整装置を提供する。
【解決手段】 回転中心線Oからの径方向距離が変化するように延伸する案内通路64を形成し、駆動回転体に対し相対回転して案内通路64の長手方向に可動体26を案内する案内回転体25と、可動体26が回転中心線Oから離れるとき駆動軸に対する従動軸の回転位相を遅角側に変化させ、可動体26が回転中心線Oに近づくとき回転位相を進角側に変化させる位相変化機構10を設ける。案内通路64は、案内回転体25の径方向軸線に対し傾斜して延伸し案内通路64の長手方向において当該通路一端64aに近づくに従い径方向距離が漸減する漸減領域66と、案内回転体25の径方向軸線に対し傾斜して延伸し案内通路64の長手方向において一端64aに近づくに従い径方向距離が漸増する漸増領域68とを長手方向に連続して有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の弁の開閉タイミング(以下、バルブタイミングという)を調整する内燃機関(以下、エンジンという)のバルブタイミング調整装置に関する。
従来、バルブタイミング調整装置は、エンジンにおいて吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の弁を開閉駆動する従動軸に駆動軸の駆動トルクを伝達する伝達系に設けられ、駆動軸に対する従動軸の回転位相(以下、単に回転位相という)を変化させることでバルブタイミングを調整する。例えば、特許文献1のバルブタイミング調整装置では、駆動軸と同期回転するスプロケットと従動軸と同期回転するレバー部材とを有する位相変化機構を用い、その位相変換機構により可動操作部材の運動をスプロケットに対するレバー部材の相対回転運動に変換して回転位相を変化させている。
特許文献1の装置において、可動操作部材の運動はガイドプレートを用いて制御されている。具体的に可動操作部材は、ガイドプレートのガイド壁に嵌合されており、スプロケットに対するガイドプレートの相対回転に伴ってガイド壁内の通路の長手方向に案内される。ここで可動操作部材が案内される通路は、長手方向の一端に近づくほどガイドプレートの回転中心線からの径方向距離が漸増する渦巻状である。特許文献1の装置では、可動操作部材が渦巻状通路の一端側に移動して回転中心線から離れるとき位相変化機構で回転位相を遅角側に変化させ、可動操作部材が渦巻状通路の他端側に移動して回転中心線に近づくとき位相変化機構で回転位相を進角側に変化させている。
特開2001−41013号公報
近年、エンジンを始動した直後に回転位相を遅角側に変化させて最遅角位相とした後、回転位相を進角側に変化させて最進角位相とする一連の作動を短時間で実施するバルブタイミング調整装置が求められている。しかし、特許文献1の装置では、可動操作部材が通路の一端側又は他端側に移動するとき回転位相の変化方向は遅角側又は進角側の一方向に限られるため、回転位相の変化方向を切り換えるにはスプロケットに対するガイドプレートの相対回転方向を切り換えなくてはならない。そのため、回転位相の変化方向を切り換えるのに時間がかかってしまう。
本発明の目的は、回転位相の変化方向を短時間で切換可能なバルブタイミング調整装置を提供することにある。
請求項1〜13に記載の発明によると、案内回転体の回転中心線からの径方向距離が変化するように延伸する案内通路は、漸減領域と漸増領域とを長手方向に連続して有している。ここで漸減領域は、案内回転体の径方向軸線に対し傾斜して延伸し、案内通路の長手方向において当該通路の一端に近づくに従い回転中心線からの径方向距離(以下、単に径方向距離という)が漸減する領域である。また、漸増領域は、案内回転体の径方向軸線に対し傾斜して延伸し、案内通路の長手方向において当該通路の一端に近づくに従い径方向距離が漸増する領域である。このような案内通路を形成する案内回転体が、駆動軸と同期して回転する駆動回転体に対し相対回転すると、その相対回転方向に応じた通路長手方向に可動体が案内される。案内通路の長手方向一端側に移動する可動体は、漸減領域及び漸増領域の一方から他方に移るとき、回転中心線に対する相対位置の変化方向を、径方向距離の拡大方向及び縮小方向の一方から他方に切り換えられる。可動体が案内通路の長手方向他端側に移動する場合にも同様となる。位相変化手段は、可動体が回転中心線から離れるとき回転位相を遅角側及び進角側の一方に変化させ、可動体が回転中心線に近づくとき回転位相を遅角側及び進角側の他方に変化させるので、回転中心線に対する可動体の相対位置の変化方向が切り換わることで回転位相の変化方向も切り換わる。以上、請求項1〜13に記載の発明によれば、駆動回転体に対する案内回転体の相対回転により可動体を案内通路の長手方向一端側又は他端側に移動させるだけで、その案内回転体の相対回転方向を切り換えなくても、回転位相の変化方向を切り換えることができる。したがって、回転位相の変換方向を短時間で切換可能となる。
従来、回転位相が最遅角位相及び最進角位相となるときに始動不能となり、回転位相が最遅角位相と最進角位相との間の中間位相となるときに始動可能となるエンジンが知られている。こういった特性のエンジンに適用されるバルブタイミング調整装置では、エンジン始動時の回転位相として所望の中間位相を正確に実現することが重要である。しかし、特許文献1の装置において中間位相を実現するには、渦巻状通路の中途部に可動操作部材を定位させなくてはならない。そのため、可動操作部材の定位位置が渦巻状通路の長手方向にずれ易く、所望の中間位相を正確に実現することが難しい。
これに対し、請求項2,3に記載の発明によると、漸減領域の反漸増領域側端に可動体が移動したとき、案内回転体のストッパが当該可動体を係止し、位相変化手段が中間位相に回転位相を変化させる。また、請求項4,5に記載の発明によると、漸増領域の反漸減領域側端に可動体が移動したとき、案内回転体のストッパが当該可動体を係止し、位相変化手段が中間位相に回転位相を変化させる。このような請求項2〜5に記載の発明によると、漸減領域の反漸増領域側端又は漸増領域の反漸減領域側端に移動して中間位相を実現させる可動体は、それ以上の移動をストッパにより制限される。このストッパの制限作用により、漸減領域の反漸増領域側端又は漸増領域の反漸減領域側端に可動体を容易に定位させることができるので、所望の中間位相が正確に実現される。
請求項6に記載の発明によると、可動体をストッパに押し付ける向きの押付トルクをトルク付与手段が案内回転体に付与することで、漸減領域の反漸増領域側端又は漸増領域の反漸減領域側端において可動体を確実に定位させることができる。したがって、漸減領域の反漸増領域側端又は漸増領域の反漸減領域側端に可動体が移動したとき実現される中間位相の精度を高めることができる。
請求項7に記載の発明によると、トルク付与手段は、電動機を用いて押付トルクを発生するので、押付トルクの大きさを正確に制御することができる。
請求項8に記載の発明によると、トルク付与手段は、変形により押付トルクを発生する弾性部材を有するので、トルク付与手段の構成を簡素化できる。
請求項9に記載の発明によると、漸減領域は、漸増領域を挟む形態で複数配設される。また、請求項10に記載の発明によると、漸増領域は、漸減領域を挟む形態で複数配設される。このような請求項9,10に記載の発明によれば、駆動回転体に対する案内回転体の相対回転により可動体を案内通路の長手方向一端側又は他端側に移動させるだけで、その案内回転体の相対回転方向を切り換えることなく複数回、回転位相の変化方向を切り換えることができる。
請求項11に記載の発明によると、漸減領域において漸増領域側端を除く部分並びに漸増領域において漸減領域側端を除く部分はそれぞれ直線状に形成され、漸減領域の漸増領域側端と漸増領域の漸減領域側端とは曲線状に接続されている。これにより、漸減領域及び漸増領域における径方向距離の変化率について設定自由度を高めつつ、案内通路を容易に形成することが可能になる。
請求項12に記載の発明によると、漸減領域において漸増領域側端を除く部分並びに漸増領域において漸減領域側端を除く部分はそれぞれ曲線状に形成され、漸減領域の漸増領域側端と漸増領域の漸減領域側端とは曲線状に接続されている。これにより、漸減領域及び漸増領域における径方向距離の変化率について設定自由度を高めることができる。
請求項13に記載の発明によると、漸減領域と漸増領域とは同一の仮想直線上を延伸しているので、案内通路の形成が容易となる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態によるバルブタイミング調整装置を図2に示す。第一実施形態のバルブタイミング調整装置1は、エンジンにおいて駆動軸としてのクランクシャフトの駆動トルクを従動軸としてのカムシャフト2に伝達する伝達系に設けられている。バルブタイミング調整装置1は、クランクシャフトに対するカムシャフト2の回転位相を変化させることで、図3に白抜矢印で示すようにエンジンの吸気弁のバルブタイミングを調整する。
バルブタイミング調整装置1は、位相変化機構10、案内回転体25、可動体26、電動機30及び減速機20を備えている。
まず、位相変化手段としての位相変化機構10について説明する。図2及び図4に示すように位相変化機構10は、スプロケット11、出力軸16、腕部材28,29を組み合わせて構成され、クランクシャフトに対するカムシャフト2の回転位相を変化させる。尚、図4及び後に説明する図1、図6及び図7では、断面を表すハッチングを省略している。
スプロケット11は、支持筒部12、支持筒部12より大径の入力筒部13、支持筒部12と入力筒部13との間を階段状に繋ぐリンク部14を有している。支持筒部12は、出力軸16の外周壁により回転中心線O周りに相対回転可能に支持されている。入力筒部13に形成された複数の歯13aとクランクシャフトに形成された複数の歯とにチェーンベルトが掛け渡される。クランクシャフトの駆動トルクがチェーンベルトを通じて入力筒部13に入力されるとき、スプロケット11はクランクシャフトに対する回転位相を保ちつつ回転中心線Oの周りに図3の時計方向へ回転する。即ちスプロケット11は、駆動軸であるクランクシャフトと同期して回転する駆動回転体として機能している。リンク部14は、両板面が回転中心線Oの平行線に垂直となる平板状に形成されている。
出力軸16は、固定部17及びリンク部18を有している。固定部17の一端部にカムシャフト2の一端部が同心上にボルト固定されており、出力軸16はカムシャフト2に対する回転位相を保ちつつ回転中心線O周りに回転する。即ち出力軸16は、従動軸であるカムシャフト2と同期して回転する従動回転体として機能している。これによりスプロケット11に対する出力軸16の回転位相は、クランクシャフトに対するカムシャフト2の回転位相と実質的に一致する。リンク部18は矩形平板状に形成され、両板面が回転中心線Oの平行線に垂直となる形態で二つ配設されている。各リンク部18は、固定部17の回転中心線Oを挟む二箇所から互いに逆向きに突出している。
腕部材28,29は、入力筒部13に固定のカバー15とリンク部14とによって、リンク部18、案内回転体25、可動体26、並びに減速機20の遊星歯車22及び伝達回転体24と共に挟持されている。腕部材28は小判形の平板状に形成され、両板面が回転中心線Oの平行線に垂直となる形態で二つ配設されている。各腕部材28の一端部は、リンク部14の回転中心線Oを挟む二箇所のうち対応する箇所に軸部材51を介して連繋されて、リンク部14と回り対偶80をなしている。腕部材29はC字形の平板状に形成され、両板面が回転中心線Oの平行線に垂直となる形態で二つ配設されている。各腕部材29の一端部は、対応するリンク部18に軸部材55を介して連繋されて、対応リンク部18と回り対偶82をなしている。また、各腕部材29の他端部は、対応する腕部材28に可動体26を介して連繋されて、対応腕部材28と回り対偶84をなしている。
このように要素11,16,28,29が連繋した位相変化機構10では、クランクシャフトの回転に伴い出力軸16が図4の時計方向に回転し、可動体26の運動をスプロケット11に対する出力軸16の相対回転運動に変化することでクランクシャフトに対するカムシャフト2の回転位相(以下、シャフト位相という)を変化させる。
具体的には、案内回転体25の径方向において回転中心線Oに対する可動体26の相対位置が保持されるとき、腕部材28,29がなす回り対偶84、リンク部18及び腕部材29がなす回り対偶82、リンク部14及び腕部材28がなす回り対偶80の各位置は変化しない。これにより、出力軸16がスプロケット11に対する回転位相を保ちつつカムシャフト2と同期回転し、シャフト位相が一定に保持される。
可動体26が回転中心線Oから離れるときには、腕部材28が、リンク部14及び腕部材29に対しそれぞれ軸部材51及び可動体26の中心線周りに相対回転しつつ、可動体26の動きに応じて回り対偶84の位置を回転中心線Oから離す。それと同時に腕部材29が、リンク部18に対し軸部材55の中心線周りに相対回転しつつ、可動体26の動きに応じて回り対偶82の位置を回り対偶80の位置に対し遅角方向Yに近づける。これにより、出力軸16がスプロケット11に対し遅角方向Yに相対回転するので、シャフト位相が遅角側に変化する。
可動体26が回転中心線Oに近づくときには、腕部材28が、リンク部14及び腕部材29に対しそれぞれ軸部材51及び可動体26の中心線周りに相対回転しつつ、可動体26の動きに応じて回り対偶84の位置を回転中心線Oに近づける。それと同時に腕部材29が、リンク部18に対し軸部材55の中心線周りに相対回転しつつ、可動体26の動きに応じて回り対偶82の位置を回り対偶80の位置に対し進角方向Xに離す。これにより出力軸16がスプロケット11に対し進角方向Xに相対回転するので、シャフト位相が進角側に変化する。
次に、案内回転体25及び可動体26について説明する。図1及び図2に示すように案内回転体25は、円形平板状に形成され、両板面が回転中心線Oの平行線に垂直となる形態で配設されている。案内回転体25の一方の板面側に伝達回転体24が嵌合固定されており、案内回転体25と伝達回転体24とは回転中心線O周りに一体回転可能且つスプロケット11に対し相対回転可能となっている。案内回転体25の他方の板面は、各腕部材29と相対摺動可能に接触すると共に、各腕部材28、各リンク部18及びリンク部14と板面同士を向き合わせている。案内回転体25の回転中心線Oを挟む二箇所には、図1及び図5に示す如き長孔62が形成されている。各長孔62は案内回転体25の両板面に開口し、互いに180°の回転対称となるように配設されている。各長孔62は、回転中心線Oからの径方向距離Rが変化するように延伸する案内通路64を内周側に形成し、当該通路64の一端64aを形成する端壁部62aでストッパ62aを構成している。
案内通路64は具体的には、漸減領域66と漸増領域68と長手方向に連続して有している。漸減領域66は、案内回転体25の径方向軸線に対し傾斜して延伸し、案内通路64の長手方向において当該通路64の一端64aに近づくに従い径方向距離Rが漸減する領域である。漸減領域66の一端66aは、ストッパ62aで遮られた案内通路64の一端64aと一致しており、漸減領域66はその一端66a側から他端66b側に向かうほど、即ち回転中心線Oから離れるほど進角方向Xに傾斜している。漸増領域68は、案内回転体25の径方向軸線に対し傾斜して延伸し、案内通路64の長手方向において当該通路64の一端64aに近づくに従い径方向距離Rが漸増する領域である。漸増領域68の一端68aは漸減領域66の反ストッパ側端66bに接続されており、漸増領域68はその一端68a側に他端68b側から向かうほど、即ち回転中心線Oから離れるほど遅角方向Yに傾斜している。尚、図1及び図5〜図7において二点鎖線は、漸減領域66の漸増領域側端66bと漸増領域68の漸減領域側端68aとの接続境界を示している。
この第一実施形態では、漸減領域66において漸増領域側端66bを除く部分並びに漸増領域68において漸減領域側端68aを除く部分がそれぞれ直線状に形成されている。さらに第一実施形態では、漸減領域66の漸増領域側端66bと漸増領域68の漸減領域側端68aとが曲線状に接続されており、漸減領域66の漸増領域側端66bを除く部分と漸増領域68の漸減領域側端68aを除く部分とのなす角θが例えば直角等、適宜に設定されている。またさらに第一実施形態では、漸減領域66が漸増領域68よりも短い長さに形成されている。
図1及び図2に示すように可動体26は、長孔62及びその内周側の案内通路64に対応して二つ配設されている。各可動体26は、芯部材70及び殻部材72を組み合わせて構成されている。芯部材70は円柱状に形成され、伝達回転体24とリンク部14の間に挟持されている。殻部材72は、芯部材70の一端部の外周壁に同心嵌合する円筒状に形成され、伝達回転体24と腕部材29の間に挟持されている。これにより中心線が回転中心線Oに平行となっている殻部材72の外周壁には、対応する長孔62の側壁部62b,62cが案内通路64の幅方向両側から嵌合している。殻部材72は、長孔62に対し相対回転可能且つ案内通路64の長手方向に相対滑り可能である。芯部材70において殻部材72との嵌合端部を除く部分の外周壁は、対応する腕部材28,29の端部に相対回転可能に嵌合している。
案内回転体25がスプロケット11に対し相対回転しないとき可動体26は、案内回転体25に対し相対滑りしないで回転中心線Oに対する相対位置を保ったまま案内回転体25と一体に回転する。
図6に示すように、可動体26が漸増領域68の反漸減領域側端68bに移動したときには、可動体26が回転中心線Oに最接近する。このとき、位相変化機構10によってシャフト位相は図8に示すように最進角位相とされる。そのため、吸気弁のバルブタイミングが図3に実線グラフで示すタイミングとなり、エンジンの始動が不能となる。
図6の状態から案内回転体25がスプロケット11に対し進角方向Xに相対回転すると、長孔62の案内作用によって可動体26が漸増領域68をその長手方向の漸減領域側に向かって移動する。このとき、位相変化機構10によってシャフト位相は図8に示すように最進角位相から遅角側に変化する。
図7に示すように、漸増領域68の漸減領域側端68aと漸減領域66の漸増領域側端66bとの接続境界まで可動体26が移動すると、可動体26が回転中心線Oから最離間する。このとき、位相変化機構10によってシャフト位相は図8に示すように最遅角位相とされる。そのため、吸気弁のバルブタイミングが図3に破線グラフで示すタイミングとなり、エンジンの始動が不能となる。
図7に示す状態から案内回転体25がスプロケット11に対し遅角方向Yに相対回転すると、長孔62の案内作用によって可動体26が漸増領域68をその長手方向の反漸減領域側に向かって移動する。このとき、位相変化機構10によってシャフト位相が図8に示す如く最遅角位相から進角側に変化する。
一方、図7に示す状態から案内回転体25がスプロケット11に対し進角方向Xに相対回転すると、長孔62の案内作用によって可動体26が漸減領域66をその長手方向の反漸増領域側に向かって移動する。このとき、位相変化機構10によってシャフト位相は図8に示すように最遅角位相から進角側に変化する。
図1に示すように、漸減領域66の反漸増領域側端66aまで可動体26が移動すると、可動体26がストッパ62aに当接して係止され、回転中心線Oに対する可動体26の相対位置が図6に示す最接近位置と図7に示す最離間位置との間となる。このとき、位相変化機構10によってシャフト位相は、図8に示すように最進角位相と最遅角位相の間となる中間位相とされる。この図1に示す中間位相では、吸気弁のバルブタイミングが図3に一点鎖線グラフで示すタイミングとなり、エンジン始動が可能となる。
図1に示す状態から案内回転体25がスプロケット11に対し遅角方向Yに相対回転すると、長孔62の案内作用によって可動体26が漸減領域66をその長手方向の漸増領域側に向かって移動する。このとき、位相変化機構10によってシャフト位相が図8に示す如く中間位相から遅角側に変化する。
次に、電動機30について説明する。図2及び図9に示すように電動機30は、ハウジング31、軸受32、回転軸33、ステータ34等から構成されている。
ハウジング31はステー35を介してエンジンに固定されている。ハウジング31には二つの軸受32及びステータ34が収容固定されている。回転軸33は各軸受32により回転中心線O方向の二箇所を支持され、回転中心線O周りに回転可能である。回転軸33は、偏心軸19に軸継手36を介して連結固定されており、偏心軸19と一体となって図9の時計方向に回転する。回転軸33は、その本体33aから径方向外側に突出する円形板状のロータ部33bを有している。ロータ部33bの外周壁に複数の磁石37が埋設されている。磁石37は例えば希土類磁石等の永久磁石で構成され、回転中心線O周りに等間隔に並んでいる。
ステータ34は回転軸33の外周側に配置されており、円筒状の本体40、コア41及びコイル42を有している。コア41は複数枚の鉄片を積層して形成され、本体40の内周壁から回転軸33側に向かって突出している。コア41は、回転中心線O周りに等間隔に並ぶ形態で複数配設されている。各コア41にはコイル42が巻回しされている。ステータ34は、図示しない制御回路による各コイル42への通電状態に応じて回転軸33の外周側に磁界を形成する。ここで制御回路による各コイル42への通電は、各コイル42が形成する磁界によって遅角方向Yの制御トルクと進角方向Xの制御トルクとを回転軸33に付与するように実施される。
次に、減速機20について説明する。図2及び図10に示すように減速機20は、リングギア21、偏心軸19、遊星歯車22、ベアリング23、伝達回転体24等から構成されている。
リングギア21は入力筒部13の内周壁に同心上に固定されている。リングギア21は、歯先曲面が歯底曲面の内周側にある内歯車で構成されている。リングギア21はスプロケット11と一体となって回転中心線O周りに図10の時計方向に回転する。
偏心軸19は、電動機30の回転軸33に連結固定されることで回転中心線Oに対し偏心して配設されている。図10においてPは偏心軸19の中心軸線を表している。遊星歯車22は、歯先曲面が歯底曲面の外周側にある外歯車で構成されている。遊星歯車22の歯先曲面の曲率半径はリングギア21の歯底曲面の曲率半径よりも小さく、遊星歯車22の歯数はリングギア21の歯数よりも1つ少ない。遊星歯車22は、複数の歯の一部をリングギア21の複数の歯の一部に噛み合わせる形態でリングギア21の内周側に遊星運動可能に配設されている。遊星歯車22には円筒孔22bが同心上に形成されており、偏心軸19の一端部がベアリング23を介して円筒孔22bに相対回転可能に嵌合されている。この嵌合により偏心軸19及び回転軸33がスプロケット11に対し進角方向X及び遅角方向Yに相対回転可能となっている。
伝達回転体24は円形平板状に形成され、両板面が回転中心線Oの平行線に垂直となる形態で配設されている。伝達回転体24の複数箇所には円筒孔状の係合孔24aが形成されており、各係合孔24aは回転中心線O周りに等間隔に配設されている。伝達回転体24の反案内回転体側に配設された遊星歯車22は、各係合孔24aと向き合う箇所から円柱状に突出する係合突起22aを有している。各係合突起22aは偏心軸19の偏心軸線P周りに等間隔に配設されており、向かい合う係合孔24aに突入している。
このような減速機20において、回転軸33から偏心軸19に伝達された制御トルクに変化が生じないときには、クランクシャフトの回転に伴い遊星歯車22が、リングギア21との噛み合い位置を保ったまま、スプロケット11、偏心軸19及び回転軸33と一体に図10の時計方向に回転する。これにより、係合突起22aが係合孔24aを回転方向に押圧するため、案内回転体25と共に伝達回転体24が、スプロケット11に対し回転位相を保ったまま回転中心線O周りに図10の時計方向に回転する。
偏心軸19に伝達された制御トルクが図10の反時計方向に増大するときには、遊星歯車22が偏心軸19及びスプロケット11に対し図10の時計方向に相対回転する。これにより、係合突起22aが係合孔24aを回転方向に押圧する力が増大するため、案内回転体25と共に伝達回転体24がスプロケット11に対し進角方向Xに相対回転する。
偏心軸19に伝達された制御トルクが図10の時計方向に増大するときには、遊星歯車22が偏心軸19及びスプロケット11に対し図10の反時計方向に相対回転する。これにより、係合突起22aが係合孔24aを反回転方向に押圧するようになるため、案内回転体25と共に伝達回転体24がスプロケット11に対し遅角方向Yに相対回転する。
次に、バルブタイミング調整装置1の特徴的な作動について説明する。
エンジンの始動直前には、電動機30及び減速機20が作動することにより、可動体26をストッパ62aに押し付ける進角方向Xの押付トルクが案内回転体25に付与される。これにより、可動体26が漸減領域66の反漸増領域側端66aに確実に定位するため、エンジン始動を可能にする図1の中間位相が正確に実現される。したがって、エンジンが始動不能となる不具合を防止することができる。このように第一実施形態では、電動機30及び減速機20がトルク付与手段を構成している。
エンジンがスタータにより始動されると、電動機30及び減速機20の作動により案内回転体25がスプロケット11に対して遅角方向Yに相対回転させられ、可動体26が領域66,68の接続境界にまで移動させられる。これによりシャフト位相が遅角側に変化して最遅角位相となり、エンジン燃焼室内への充填空気量が減少して圧縮行程におけるエンジン燃焼室内の圧力上昇が抑えられる。その結果、低温環境下においてもエンジンの回転数が上昇し易くなる。
エンジンの回転数が所定値まで上昇すると、電動機30及び減速機20の作動により案内回転体25がスプロケット11に対して遅角方向Yに相対回転させられ、可動体26が漸増領域68の反漸減領域側端68bにまで移動させられる。これによりシャフト位相が進角側に変化して最進角位相となり、エンジン燃焼室内への充填空気量が増加して圧縮行程におけるエンジン燃焼室内の圧力が大きく上昇する。その結果、エンジンが完爆し定常運転状態となる。
この後、可動体26を漸増領域68の両端68a,68b間において往復運動させてシャフト位相を変化させる通常制御が実施される。
尚、エンジンが停止されると、電動機30及び減速機20の作動により案内回転体25がスプロケット11に対して進角方向Xに相対回転させられ、可動体26が漸減領域66の反漸増領域側端66aにまで移動させられる。
以上説明した第一実施形態によると、エンジンを始動して定常運転状態を確保する際、案内通路64に沿った一方向に可動体26を移動させるだけで、スプロケット11に対する案内回転体25の相対回転方向を切り換えなくても、シャフト位相の変化方向を遅角側から進角側へと切り換えられる。これにより、シャフト位相の変換方向を切り換えるために必要な時間が短縮されるため、低温環境時においてもエンジンを迅速に定常運転させることができる。
さらに第一実施形態によると、漸減領域66の漸増領域側端66bを除く部分と漸増領域68の漸減領域側端68aを除く部分とをそれぞれ直線状に形成しているので、それら各部分の形成が容易である。しかも、漸減領域66の漸増領域側端66bと漸増領域68の漸減領域側端68aとを曲線状に接続しているため、漸減領域66及び漸増領域68における径方向距離Rの変化率を上記角θに応じて設定することができる。要するに、各領域66,68における径方向距離Rの変化率についての設定自由度が高くなっている。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態によるバルブタイミング調整装置を図11に示す。第二実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一符号を付す。
第二実施形態では、漸減領域66の漸増領域側端66bを除く部分と漸増領域68の漸減領域側端68aを除く部分とがそれぞれ曲線状に形成されると共に、漸減領域66の漸増領域側端66bと漸増領域68の漸減領域側端68aとが曲線状に接続されている。尚、図11において二点鎖線は、漸減領域66の漸増領域側端66bと漸増領域68の漸減領域側端68aとの接続境界を示している。
このような第二実施形態によると、図12に示すようにスプロケット11に対する案内回転体25の回転位相に対してシャフト位相をリニアに変化させることができる。この場合、案内回転体25とカムシャフト2との間において減速比が一定になるので、シャフト位相を容易に且つ正確に制御することができる。
(第三実施形態)
本発明の第三実施形態によるバルブタイミング調整装置を図13に示す。第三実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一符号を付す。
第三実施形態では、漸減領域66が漸増領域68との接続端66b側から他端66a側に向かうほど、即ち回転中心線Oから離れるほど遅角方向Yに傾斜している。さらに第三実施形態では、ストッパ62aで遮られた案内通路64の一端64aと漸増領域68の反漸減領域側端68bとが一致しており、当該端68b側に漸減領域66との接続端68a側から向かうほど、即ち回転中心線Oから離れるほど漸増領域68は進角方向Xに傾斜している。またさらに第三実施形態では、漸減領域66の漸増領域側端66bを除く部分と漸増領域68の漸減領域側端68aを除く部分とがそれぞれ曲線状に形成されると共に、漸減領域66の漸増領域側端66bと漸増領域68の漸減領域側端68aとが曲線状に接続されている。尚、図13において二点鎖線は、漸減領域66の漸増領域側端66bと漸増領域68の漸減領域側端68aとの接続境界を示している。
このような第三実施形態によると、漸減領域66の反漸増領域側端66aに可動体26が移動したときには、シャフト位相が図14に示す最遅角位相となる。漸減領域66と漸増領域68との接続境界に可動体26が移動したときには、シャフト位相が図14に示す最進角位相となる。漸増領域68の反漸減領域側端68bに可動体26が移動したときには、シャフト位相が図14に示す中間位相となる。したがって、スプロケット11に対する案内回転体25の相対回転により可動体26を案内通路64の長手方向一方側に移動させるだけで、スプロケット11に対する案内回転体25の相対回転方向を切り換えることなく、シャフト位相の変化方向を進角側から遅角側へと切り換えることができる。しかも、第三実施形態によると、図14に示すようにスプロケット11に対する案内回転体25の回転位相に対してシャフト位相をリニアに変化させることができる。この場合、案内回転体25とカムシャフト2との間において減速比が一定になるので、シャフト位相を容易に且つ正確に制御することができる。
(第四実施形態)
本発明の第四実施形態によるバルブタイミング調整装置を図15に示す。第四実施形態は第三実施形態の変形例であり、第三実施形態と実質的に同一の構成部分には同一符号を付す。
第四実施形態では、漸減領域66と漸増領域68とが同一の仮想直線L上を延伸している。尚、図15において二点鎖線は、漸減領域66の漸増領域側端66bと漸増領域68の漸減領域側端68aとの接続境界を示している。
このような第四実施形態においても、各領域66,68は、案内回転体25の径方向軸線に対し傾斜して延伸し、案内通路64の長手方向において当該通路64の一端64aに近づくに従い径方向距離Rが漸減又は漸増する構成を満たしている。したがって、漸減領域66の反漸増領域側端66aに可動体26が移動したときシャフト位相は図16に示す最遅角位相となり、漸減領域66と漸増領域68との接続境界に可動体26が移動したときシャフト位相は図16に示す最進角位相となり、漸増領域68の反漸減領域側端68bに可動体26が移動したときシャフト位相は図16に示す中間位相となる。
(第五実施形態)
本発明の第五実施形態によるバルブタイミング調整装置を図17に示す。第五実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一符号を付す。
第五実施形態の案内通路64は、第一実施形態と同一構成の漸減領域66(以下、第一漸減領域66という)に加え、別の漸減領域66’(以下、第二漸減領域66’という)を有している。第二漸減領域66’は、案内回転体25の径方向軸線に対し傾斜して延伸し、案内通路64の長手方向においてストッパ62aで遮られた当該通路64の一端64aに近づくに従い径方向距離Rが漸減する領域である。第二漸減領域66’の一端66a’は漸増領域68の反第一漸減領域側端68bに接続されており、案内通路64の長手方向において漸増領域68と連続している。即ち第二漸減領域66’は、第一漸減領域66との間に漸増領域68を挟む形態で配設されている。尚、図17において二点鎖線は、第二漸減領域66’の漸増領域側端66a’と漸増領域68の第二漸減領域側端68bとの接続境界、並びに第一漸減領域66の漸増領域側端66bと漸増領域68の第一漸減領域側端68aとの接続境界を示している。
第五実施形態の第二漸減領域66’は特に、漸増領域68との接続端66a’側から他端66b’側に向かうほど、即ち回転中心線Oから離れるほど進角方向Xに傾斜して、且つ漸増領域68よりも短い長さで延伸している。さらに第五実施形態では、第二漸減領域66’において漸増領域側端66a’を除く部分と漸増領域68において両端68a,68bを除く部分とがそれぞれ直線状に形成され、第二漸減領域66’の漸増領域側端66a’と漸増領域68の第二漸減領域側端68bとが曲線状に接続されている。またさらに第五実施形態では、第二漸減領域66’の漸増領域側端66a’を除く部分と漸増領域68の両端68a,68bを除く部分とのなす角φが適宜に設定されている。
このうような第五実施形態によると、第一漸減領域66の反漸増領域側端66aに可動体26が移動したときには、シャフト位相が図18に示す第一中間位相となる。第一漸減領域66と漸増領域68との接続境界に可動体26が移動したときには、シャフト位相が図18に示す最遅角位相となる。漸増領域68と第二漸減領域66’との接続境界に可動体26が移動したときには、シャフト位相が図18に示す最進角位相となる。第二漸減領域66’の反漸増領域側端66b’に可動体26が移動したときには、シャフト位相が図18に示す第二中間位相となる。したがって、スプロケット11に対する案内回転体25の相対回転により可動体26を案内通路64の長手方向一方側に移動させるだけで、スプロケット11に対する案内回転体25の相対回転方向を切り換えることなく二回、シャフト位相の変化方向を切り換え可能となる。
(第六実施形態)
本発明の第六実施形態によるバルブタイミング調整装置を図19に示す。第七実施形態は第一実施形態の変形例であり、第一実施形態と実質的に同一の構成部分には同一符号を付す。
第六実施形態では、押付トルクを発生するトルク付与手段を弾性部材としてのトーションスプリング90により実現している。
具体的にトーションスプリング90の一端部90aはスプロケット11の突起部11aに係止され、トーションスプリング90の他端部90bは案内回転体25の突起部25aに係止されている。トーションスプリング90のねじり方向は、スプロケット11に対して案内回転体25が遅角方向Yに相対回転する方向と一致している。トーションスプリング90は、案内回転体25がスプロケット11に対して遅角方向Yに相対回転するに従ってねじり変形し、進角方向Xのトルクを案内回転体25に付与する。したがって、図19に示すように可動体26が漸減領域66の反漸増領域側端66aに定位してシャフト位相が中間位相となるときには、トーションスプリング90から案内回転体25に付与される進角方向Xのトルクによって可動体26がストッパ62aに押し付けられる。これにより、漸減領域66の反漸増領域側端66aに可動体26が確実に定位するようになるため、
エンジン始動を可能にする中間位相が正確に実現される。
以上、本第六実施形態では、トーションスプリング90から案内回転体25に付与される進角方向Xのトルクが押付トルクとして利用されている。
尚、上述の第一〜第六実施形態では、吸気弁のバルブタイミングを調整する装置に本発明を適用した例について説明した。これに対し、排気弁のバルブタイミングを調整する装置、あるいは吸気弁及び排気弁の双方のバルブタイミングを調整する装置に本発明を適用してもよい。
さらに上述の第五実施形態では、漸増領域68を挟む形態で二つの漸減領域66,66’を配設したが、漸減領域66を挟む形態で漸増領域を二つ配設するようにしてもよい。あるいはまた、案内通路64の長手方向に漸減領域と漸増領域とを交互に連ねて複数ずつ配設するようにしてもよい。この場合、漸増領域を挟む形態で漸減領域が複数配設されていると考えることができ、また漸減領域を挟む形態で漸増領域が複数配設されていると考えることができる。
またさらに上述の第一〜第六実施形態では、案内回転体25の長孔62により案内通路64を形成することで、案内通路64の幅方向両側に側壁部62b,62cを設けた。これに対し、案内通路64の幅方向一方側のみに当該通路が沿う壁部を設けるようにしてもよい。但し、その場合には、案内通路64の幅方向一方側の壁部に可動体26を押し付け可能な構成を採用することが望ましい。
さらにまた、上述の第一〜第五実施形態では、押付トルクを発生するトルク付与手段を電動機30及び減速機20で構成したが、電動機30のみでトルク付与手段を構成してもよい。あるいは、クランクシャフトの駆動トルクを伝達されることで回転するブレーキ部材並びにブレーキ部材を磁気吸引するソレノイドを有し、ソレノイドに磁気吸引されたブレーキ部材に生じる制動トルクを押付トルクとして利用する装置でトルク付与手段を構成してもよい。
加えて上述の第六実施形態では、押付トルクを発生するトルク付与手段を弾性部材としてのトーションスプリング90により構成した。これに対し、かかるトルク付与手段を構成する弾性部材として、引張りコイルスプリング、圧縮コイルスプリング等の弾性変形可能な部材を用いてもよい。
本発明の第一実施形態を示す図であって、図2のI−I線断面図である。 本発明の第一実施形態を示す図であって、図4のII−II線断面図である。 本発明の第一実施形態により調整されるバルブタイミングについて説明するためのグラフである。 本発明の第一実施形態を示す図であって、図2のIV−IV線断面図である。 本発明の第一実施形態の案内回転体を示す正面図である。 本発明の第一実施形態を示す図であって、図1とは別の作動状態を示す断面図である。 本発明の第一実施形態を示す図であって、図1及び図6とは別の作動状態を示す断面図である。 本発明の第一実施形態の作動を説明するためのグラフである。 本発明の第一実施形態を示す図であって、図2のIX−IX線断面図である。 本発明の第一実施形態を示す図であって、図2のX−X線断面図である。 本発明の第二実施形態の案内回転体を示す正面図である。 本発明の第二実施形態の作動を説明するためのグラフである。 本発明の第三実施形態の案内回転体を示す正面図である。 本発明の第三実施形態の作動を説明するためのグラフである。 本発明の第四実施形態の案内回転体を示す正面図である。 本発明の第四実施形態の作動を説明するためのグラフである。 本発明の第五実施形態の案内回転体を示す正面図である。 本発明の第五実施形態の作動を説明するためのグラフである。 本発明の第六実施形態を示す図であって、図1に相当する図である。
符号の説明
1 バルブタイミング調整装置、2 カムシャフト(従動軸)、10 位相変化機構(位相変化手段)、11 スプロケット(駆動回転体)、16 出力軸、20 減速機(トルク付与手段)、25 案内回転体、26 可動体、28,29 腕部材、30 電動機(トルク付与手段)、62 長孔、62a ストッパ、64 案内通路、66 漸減領域,第一漸減領域、66’ 第二漸減領域、68 漸増領域、90 トーションスプリング(トルク付与手段、弾性部材)

Claims (13)

  1. 内燃機関において吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の弁を開閉駆動する従動軸に駆動軸の駆動トルクを伝達する伝達系に設けられ、前記少なくとも一方の弁の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置であって、
    前記駆動軸と同期して回転する駆動回転体と、
    可動体と、
    回転中心線からの径方向距離が変化するように延伸する案内通路を形成しており、前記駆動回転体に対し相対回転することで前記案内通路の長手方向に前記可動体を案内する案内回転体と、
    前記可動体が前記回転中心線から離れるとき前記駆動軸に対する前記従動軸の回転位相を遅角側及び進角側の一方に変化させ、前記可動体が前記回転中心線に近づくとき前記回転位相を遅角側及び進角側の他方に変化させる位相変化手段と、
    を備え、
    前記案内通路は、漸減領域と漸増領域とを長手方向に連続して有しており、
    前記漸減領域は、前記案内回転体の径方向軸線に対し傾斜して延伸し、前記案内通路の長手方向において前記案内通路の一端に近づくに従い前記径方向距離が漸減する領域であり、
    前記漸増領域は、前記径方向軸線に対し傾斜して延伸し、前記案内通路の長手方向において前記案内通路の前記一端に近づくに従い前記径方向距離が漸増する領域であることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
  2. 前記案内回転体は、前記漸減領域の反漸増領域側端に移動した前記可動体を係止するストッパを有しており、
    前記位相変化手段は、前記漸減領域の反漸増領域側端に前記可動体が移動したとき最遅角位相と最進角位相との間となる中間位相に前記回転位相を変化させることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  3. 前記位相変化手段は、前記漸減領域の漸増領域側端と前記漸増領域の漸減領域側端との接続境界に前記可動体が移動したとき最遅角位相及び最進角位相の一方に前記回転位相を変化させ、前記漸増領域の反漸減領域側端に前記可動体が移動したとき最遅角位相及び最進角位相の他方に前記回転位相を変化させることを特徴とする請求項2に記載のバルブタイミング調整装置。
  4. 前記案内回転体は、前記漸増領域の反漸減領域側端に移動した前記可動体を係止するストッパを有しており、
    前記位相変化手段は、前記漸増領域の反漸減領域側端に前記可動体が移動したとき最遅角位相と最進角位相との間となる中間位相に前記回転位相を変化させることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。
  5. 前記位相変化手段は、前記漸減領域の漸増領域側端と前記漸増領域の漸減領域側端との接続境界に前記可動体が移動したとき最遅角位相及び最進角位相の一方に前記回転位相を変化させ、前記漸減領域の反漸増領域側端に前記可動体が移動したとき最遅角位相及び最進角位相の他方に前記回転位相を変化させることを特徴とする請求項4に記載のバルブタイミング調整装置。
  6. 前記可動体を前記ストッパに押し付ける向きの押付トルクを前記案内回転体に付与するトルク付与手段をさらに備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  7. 前記トルク付与手段は、電動機を用いて前記押付トルクを発生することを特徴とする請求項6に記載のバルブタイミング調整装置。
  8. 前記トルク付与手段は、変形により前記押付トルクを発生する弾性部材を有することを特徴とする請求項6に記載のバルブタイミング調整装置。
  9. 前記漸減領域は、前記漸増領域を挟む形態で複数配設されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  10. 前記漸増領域は、前記漸減領域を挟む形態で複数配設されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  11. 前記漸減領域において漸増領域側端を除く部分並びに前記漸増領域において漸減領域側端を除く部分はそれぞれ直線状に形成され、
    前記漸減領域の漸増領域側端と前記漸増領域の漸減領域側端とは曲線状に接続されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  12. 前記漸減領域において漸増領域側端を除く部分並びに前記漸増領域において漸減領域側端を除く部分はそれぞれ曲線状に形成され、
    前記漸減領域の漸増領域側端と前記漸増領域の漸減領域側端とは曲線状に接続されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
  13. 前記漸減領域と前記漸増領域とは同一の仮想直線上を延伸していることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。
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