JP2007255410A - 可変バルブタイミング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクチュエータへの通電を停止して位相を維持し、かつ大きな範囲で開閉タイミングを変化させる。
【解決手段】ECUは、インテークバルブの位相が最遅角とCA(1)との間の第1の領域にあると(S108にてYES)、電動モータへの通電を停止するステップ(S110)を含む、プログラムを実行する。インテークバルブの位相が最遅角とCA(1)との間の第1の領域にある場合、電動モータの出力軸とスプロケットとの相対回転数が減速比R(1)で減速されて、インテークバルブの位相が変化される。インテークバルブの位相がCA(2)(CA(2)はCA(1)よりも進角側)と最進角との間の第2の領域にある場合、電動モータの出力軸とスプロケットとの相対回転数が減速比R(2)(R(1)>R(2))で減速されて、インテークバルブの位相が変化される。
【選択図】図11

Description

本発明は可変バルブタイミング装置に関し、特に、アクチュエータの作動量に応じた変化量でバルブが開閉するタイミングを変更する可変バルブタイミング装置に関する。
従来より、インテークバルブやエキゾーストバルブが開閉する位相(クランク角)を運転状態に応じて変更するVVT(Variable Valve Timing)が知られている。一般的に、VVTにおいてはインテークバルブやエキゾーストバルブを開閉させるカムシャフトをスプロケット等に対して相対的に回転させることにより位相を変更する。カムシャフトは、油圧や電動モータ等のアクチュエータにより回転される。特に電動モータでカムシャフトを回転させる場合、油圧で回転させる場合に比べてカムシャフトを回転させるトルクを得難い。そのため、電動モータでカムシャフトを回転させる場合は、電動モータの出力軸の回転を減速機構等により減速することによりカムシャフトを回転させる。この場合、位相の変化幅は、減速機構による制約を受ける。
特開2004−150397号公報(特許文献1)は、位相変化幅の設定自由度が高いバルブタイミング調整装置を開示する。特許文献1に記載のバルブタイミング調整装置は、吸気弁及び排気弁の少なくとも一方を開閉駆動する従動軸に内燃機関の駆動軸の駆動トルクを伝達する伝達系に設けられ、吸気弁及び排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを調整する。このバルブタイミング調整装置は、駆動軸の駆動トルクにより回転中心線周りに回転する第一回転体と、第一回転体の回転に伴い回転中心線周りに第一回転体と同一方向に回転して従動軸を同期回転させる第二回転体であって第一回転体に対して相対回転可能な第二回転体と、制御部材を有し、制御部材の回転中心線からの径方向距離を変化させる制御装置とを含む。第一回転体は、回転中心線からの径方向距離が変化するように延伸する第一軌道を形成する第一孔部であって第一軌道を通過する制御部材に回転方向両側において当接する第一孔部を有し、第二回転体は、回転中心線からの径方向距離が変化するように延伸する第二軌道を形成する第二孔部であって第二軌道を通過する制御部材に回転方向両側において当接する第二孔部を有し、第一軌道と第二軌道とは、第一回転体及び第二回転体の回転方向において互いに傾斜する。このバルブタイミング装置においては、電動機(電動モータ)がトルクを発生しない場合において位相が維持される。
この公報に記載のバルブタイミング調整装置によれば、第一回転体の第一孔部は、回転中心線からの径方向距離が変化するように延伸する第一軌道を形成し、その第一軌道を通過する制御部材に回転方向両側において当接する。また、第二回転体の第二孔部は、回転中心線からの径方向距離が変化するように延伸する第二軌道を形成し、その第二軌道を通過する制御部材に回転方向両側において当接する。ここで、第一軌道と第二軌道とは第一回転体及び第二回転体の回転方向において互いに傾斜する。そのため、制御装置が制御部材の回転中心線からの径方向距離を変化させるときには、第一孔部及び第二孔部の少なくとも一方が制御部材により押圧されることで、制御部材が第一軌道及び第二軌道を共に通過するようにして第二回転体が第一回転体に対して相対回転する。このように作動するバルブタイミング調整装置では、第一回転体に対する第二回転体の位相変化幅が第一軌道及び第二軌道の長さと相互傾斜の度合いとに依存する。回転中心線からの径方向距離が変化するように第一軌道及び第二軌道を延伸形成することで、それら軌道の長さと相互傾斜の度合いとを比較的自由に設定することができる。したがって、第一回転体に対する第二回転体の位相変化幅、ひいては駆動軸に対する従動軸の位相変化幅について設定自由度を高めることができる。
特開2004−150397号公報
ところで、特開2004−150397号公報に記載のバルブタイミング調整装置のように、電動モータがトルク発生していない場合、すなわち電動モータへの通電を停止した場合において位相を維持するようにするには、電動モータの作動量に対する位相の変化量の比率である減速比を大きくし、カムシャフトから電動モータに伝達されるトルクにより、電動モータの出力軸が回転されないようにしなければならない。しかしながら、減速比が大きいと、開閉タイミングを変更できる領域が狭くなる。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、アクチュエータへの通電を停止して位相を維持し、かつ大きな範囲で開閉タイミングを変化させることができる可変バルブタイミング装置を提供することである。
第1の発明に係る可変バルブタイミング装置は、インテークバルブおよびエキゾーストバルブのうちの少なくともいずれか一方のバルブの開閉タイミングを変更する。この可変バルブタイミング装置は、可変バルブタイミング装置を作動させるアクチュエータと、開閉タイミングが第1の領域にある場合において、アクチュエータの作動量に対して第1の変化量で開閉タイミングを変更し、開閉タイミングが第1の領域とは異なる第2の領域にある場合において、アクチュエータの作動量に対して第1の変化量よりも大きい第2の変化量で開閉タイミングを変更する変更機構と、アクチュエータへの通電を制御することにより、開閉タイミングを制御するための制御手段とを含む。制御手段は、開閉タイミングが第1の領域にある場合において、アクチュエータへの通電を停止することにより、開閉タイミングを維持するように制御するための手段を含む。
第1の発明によると、開閉タイミングが第1の領域にある場合において、アクチュエータの作動量に対して第1の変化量で開閉タイミングが変更される。開閉タイミングが第2の領域にある場合において、アクチュエータの作動量に対して第1の変化量よりも大きい第2の変化量で開閉タイミングが変更される。これにより、第2の領域おいて開閉タイミングを大きく変化させることができる。一方、第1の領域においては、開閉タイミングの変化量が小さい、すなわち減速比が大きい。そのため、アクチュエータがトルクを発生しない状態であっても、たとえばエンジンの運転に伴なってカムシャフトに作用するトルクによりアクチュエータが駆動されて開閉タイミングが変化することを抑制することができる。したがって、第1の領域においては、アクチュエータへの通電を停止することにより、開閉タイミングが維持される。これにより、アクチュエータへの通電を停止して位相を維持し、かつ大きな範囲で開閉タイミングを変化させることができる可変バルブタイミング装置を提供することができる。
第2の発明に係る可変バルブタイミング装置においては、第1の発明の構成に加え、変更機構は、開閉タイミングが第1の領域にある場合において、アクチュエータの作動量に対して第1の変化量で開閉タイミングを変更し、開閉タイミングが第2の領域にある場合において、アクチュエータの作動量に対して第2の変化量で開閉タイミングを変更することに加えて、開閉タイミングが第1の領域および第2の領域とは異なる第3の領域にある場合において、アクチュエータの作動量と開閉タイミングの変化量との比率が変化するように、アクチュエータの作動量に応じて開閉タイミングを変更する。可変バルブタイミング装置は、第1の領域、第2の領域および第3の領域のうち、第3の領域以外の領域内において、開閉タイミングの目標タイミングを設定するための設定手段をさらに含む。制御手段は、開閉タイミングが目標タイミングになるように、開閉タイミングを制御するための手段を含む。
第2の発明によると、開閉タイミングが第3の領域にある場合において、アクチュエータの作動量と開閉タイミングの変化量との比率、すなわち減速比が変化するように、開閉タイミングが変更される。たとえば、第1の領域と第2の領域との間の領域において、減速比が変化する。これにより、開閉タイミングが第1の領域から第2の領域に、もしくは第2の領域から第1の領域に変化する場合において、アクチュエータの作動量に対する開閉タイミングの変化量を漸増もしくは漸減させることができる。そのため、開閉タイミングの変化量がステップ状に急変することを抑制して、開閉タイミングが急変することを抑制することができる。ところが、このような第3の領域においては、アクチュエータの作動量に対する開閉タイミングの変化量を予測し難いため、制御性が悪化し、開閉タイミングの精度が悪化し得る。したがって、第1の領域、第2の領域および第3の領域のうち、第3の領域以外の領域内において、開閉タイミングの目標タイミングが設定され、この目標タイミングになるように、開閉タイミングが制御される。これにより、開閉タイミングを、第1の領域および第2の領域のうちの少なくともいずれか一方の領域内のタイミングにすることができる。そのため、開閉タイミングの制御性が悪化し、開閉タイミングの精度が悪化することを抑制することができる。
第3の発明に係る可変バルブタイミング装置においては、第1または2の発明の構成に加え、第1の領域は、第2の領域よりも遅角側の領域である。
第3の発明によると、遅角側の領域において、アクチュエータへの通電を停止することにより、開閉タイミングが維持される。これにより、たとえば開閉タイミングが遅角側にされる頻度が高いエンジンにおいて、アクチュエータへの通電を停止する頻度を高めることができる。そのため、究極的には燃費を向上することができる。
第4の発明に係る可変バルブタイミング装置は、第1〜3のいずれかの発明の構成に加え、内燃機関の出力軸に連結されたカムシャフトを回転させることにより開閉タイミングを変更する。制御手段は、開閉タイミングが第1の領域にある場合において、内燃機関の回転数が予め定められた回転数よりも低いとアクチュエータへの通電を停止することにより、開閉タイミングを維持し、内燃機関の回転数が予め定められた回転数よりも高いとアクチュエータへの通電を行なうことにより、開閉タイミングを維持するように制御するための手段を含む。
第4の発明によると、内燃機関の回転数、すなわち内燃機関の出力軸の回転数が予め定められた回転数よりも低いとアクチュエータへの通電を停止することにより、開閉タイミングが維持される。内燃機関の回転数が予め定められた回転数よりも高いとアクチュエータへの通電を行なうことにより、開閉タイミングが維持される。これにより、内燃機関が駆動することによりカムシャフトに作用するトルクが小さいために、アクチュエータに通電しなくても開閉タイミングを維持できる場合にはアクチュエータの通電を停止することができる。内燃機関が駆動することによりカムシャフトに作用するトルクが大きいために、開閉タイミングが変化するおそれがある場合は、アクチュエータに通電して開閉タイミングを精度よく維持することができる。
第5の発明に係る可変バルブタイミング装置は、第1〜3のいずれかの発明の構成に加え、内燃機関の出力軸に連結されたカムシャフトを回転させることにより開閉タイミングを変更する。制御手段は、開閉タイミングが第1の領域内の最も遅いタイミングにある場合において、内燃機関の回転数が予め定められた回転数よりも低いとアクチュエータへの通電を停止することにより、開閉タイミングを維持し、内燃機関の回転数が予め定められた回転数よりも高いとアクチュエータへの通電を行なうことにより、開閉タイミングを維持するように制御するための手段を含む。
第5の発明によると、内燃機関の回転数、すなわち内燃機関の出力軸の回転数が予め定められた回転数よりも低いとアクチュエータへの通電を停止することにより、第1の領域内の最も遅いタイミングに開閉タイミングが維持される。内燃機関の回転数が予め定められた回転数よりも高いとアクチュエータへの通電を行なうことにより、第1の領域内の最も遅いタイミングに開閉タイミングが維持される。これにより、内燃機関が駆動することによりカムシャフトに作用するトルクが小さいために、アクチュエータに通電しなくても最も遅いタイミングに開閉タイミングを維持できる場合にはアクチュエータの通電を停止することができる。内燃機関が駆動することによりカムシャフトに作用するトルクが大きいために、開閉タイミングが変化するおそれがある場合は、アクチュエータに通電して開閉タイミングを最も遅いタイミングに精度よく維持することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る可変バルブタイミング装置を搭載した車両のエンジンについて説明する。
エンジン1000は、「A」バンク1010と「B」バンク1012とに、それぞれ4つの気筒(シリンダ)からなる気筒群が設けられたV型8気筒エンジンである。なお、V型8気筒以外の形式のエンジンを用いるようにしてもよい。
エンジン1000には、エアクリーナ1020から空気が吸入される。吸入空気量は、スロットルバルブ1030により調整される。スロットルバルブ1030はモータにより駆動される電子スロットルバルブである。
空気は、吸気通路1032を通ってシリンダ1040に導入される。空気は、シリンダ1040(燃焼室)において燃料と混合される。シリンダ1040には、インジェクタ1050から燃料が直接噴射される。すなわち、インジェクタ1050の噴射孔はシリンダ1040内に設けられている。
燃料は吸気行程において噴射される。なお、燃料が噴射される時期は、吸気行程に限らない。また、本実施の形態においては、インジェクタ1050の噴射孔がシリンダ1040内に設けられた直噴エンジンとしてエンジン1000を説明するが、直噴用のインジェクタ1050に加えて、ポート噴射用のインジェクタを設けてもよい。さらに、ポート噴射用のインジェクタのみを設けるようにしてもよい。
シリンダ1040内の混合気は、点火プラグ1060により着火され、燃焼する。燃焼後の混合気、すなわち排気ガスは、三元触媒1070により浄化された後、車外に排出される。混合気の燃焼によりピストン1080押し下げられ、クランクシャフト1090が回転する。
シリンダ1040の頭頂部には、インテークバルブ1100およびエキゾーストバルブ1110が設けられる。インテークバルブ1100はインテークカムシャフト1120により駆動される。エキゾーストバルブ1110はエキゾーストカムシャフト1130により駆動される。インテークカムシャフト1120とエキゾーストカムシャフト1130とは、チェーンやギヤ等により連結され、同じ回転数で回転する。
インテークバルブ1100およびエキゾーストバルブ1110は、タイミングベルトやチェーンなどを介してクランクシャフト1090に連結される。インテークバルブ1100およびエキゾーストバルブ1110は、クランクシャフト1090の回転に伴ない回転せしめられる。
インテークバルブ1100は、インテークカムシャフト1120に設けられたインテーク用VVT機構2000により、位相(開閉タイミング)が制御される。エキゾーストバルブ1110は、エキゾーストカムシャフト1130に設けられたエキゾースト用VVT機構3000により、位相(開閉タイミング)が制御される。
本実施の形態においては、インテークカムシャフト1120およびエキゾーストカムシャフト1130がVVT機構により回転されることにより、インテークバルブ1100およびエキゾーストバルブ1110の位相が制御される。なお、位相を制御する方法はこれに限らない。
インテーク用VVT機構2000は、電動モータ2060(図3において図示せず)により作動する。電動モータ2060は、ECU4000により制御される。電動モータ2060の電流や電圧は電流計(図示せず)および電圧計(図示せず)により検知され、ECU4000に入力される。
エキゾースト用VVT機構3000は、油圧により作動する。なお、インテーク用VVT機構2000を油圧により作動するようにしてもよく、エキゾースト用VVT機構3000を電動モータにより作動するようにしてもよい。
ECU4000には、クランク角センサ5000からクランクシャフト1090の回転数(すなわちエンジン回転数NE)およびクランク角を表す信号が入力される。また、ECU4000には、カムポジションセンサ5010からインテークカムシャフト1120およびエキゾーストカムシャフト1130の位相(回転方向におけるカムシャフトの位置)を表す信号(インテークバルブ1100およびエキゾーストバルブ1110の位相を表す信号)が入力される。
さらに、ECU4000には、水温センサ5020からエンジン1000の水温(冷却水の温度)を表す信号が、エアフローメータ5030からエンジン1000の吸入空気量(エンジン1000に吸入される空気量)を表す信号が入力される。
ECU4000は、これらのセンサから入力された信号、メモリ(図示せず)に記憶されたマップおよびプログラムに基づいて、エンジン1000が所望の運転状態になるように、スロットル開度、点火時期、燃料噴射時期、燃料噴射量、インテークバルブ1100の位相、エキゾーストバルブ1110の位相などを制御する。
本実施の形態において、ECU4000は、図2に示すように、エンジン回転数NEと吸入空気量KLとをパラメータとしたマップに基づいて、インテークバルブ1100の位相を決定する。インテークバルブ1100の位相を決定するためのマップは、水温別に複数記憶される。
以下、インテーク用VVT機構2000についてさらに説明する。なお、エキゾースト用VVT機構3000を、以下に説明するインテーク用VVT機構2000と同じ構成にするようにしてもよい。
図3に示すように、インテーク用VVT機構2000は、スプロケット2010、カムプレート2020、リンク機構2030、ガイドプレート2040、減速機2050、および電動モータ2060から構成される。
スプロケット2010は、チェーン等を介してクランクシャフト1090に連結される。スプロケット2010の回転数は、クランクシャフト1090の2分の1の回転数である。スプロケット2010の回転軸と同心軸で、スプロケット2010に対して相対的に回転可能であるように、インテークカムシャフト1120が設けられる。
カムプレート2020は、ピン(1)2070によりインテークカムシャフト1120に連結される。カムプレート2020は、スプロケット2010の内部において、インテークカムシャフト1120と一体的に回転する。なお、カムプレート2020とインテークカムシャフト1120とを一体的に形成するようにしてもよい。
リンク機構2030は、アーム(1)2031とアーム(2)2032とから構成される。図3におけるA−A断面である図4に示すように、インテークカムシャフト1120の回転軸に対して点対称になるように、一対のアーム(1)2031がスプロケット2010内に設けられる。各アーム(1)2031は、ピン(2)2072を中心として搖動可能であるようにスプロケット2010に連結される。
図3におけるB−B断面である図5、および図5の状態からインテークバルブ1100の位相を進角させた状態である図6に示すように、アーム(1)2031とカムプレート2020とが、アーム(2)2032により連結される。
アーム(2)2032は、ピン(3)2074を中心として、アーム(1)2031に対して搖動可能であるように支持される。また、アーム(2)2032は、ピン(4)2076を中心として、カムプレート2020に対して搖動可能であるように支持される。
一対のリンク機構2030により、インテークカムシャフト1120がスプロケット2010に対して相対的に回転し、インテークバルブ1100の位相が変更される。そのため、一対のリンク機構2030のうちのいずれか一方が破損等して折れた場合であっても、他方のリンク機構によりインテークバルブ1100の位相を変更することが可能である。
図3に戻って、各リンク機構2030(アーム(2)2032)のガイドプレート2040側の面には、制御ピン2034が設けられる。制御ピン2034は、ピン(3)2074と同心軸に設けられる。各制御ピン2034は、ガイドプレート2040に設けられたガイド溝2042内を摺動する。
各制御ピン2034は、ガイドプレート2040のガイド溝2042内を摺動することにより、半径方向に移動される。各制御ピン2034が半径方向に移動されることにより、インテークカムシャフト1120がスプロケット2010に対して相対回転せしめられる。
図3におけるC−C断面である図7に示すように、ガイド溝2042は、ガイドプレート2040が回転することにより各制御ピン2034を半径方向に移動させるように、渦巻形状に形成される。なお、ガイド溝2042の形状はこれに限らない。
制御ピン2034がガイドプレート2040の軸心から半径方向に離れるほど、インテークバルブ1100の位相はより遅角される。すなわち、位相の変化量は、制御ピン20
34が半径方向に変化することによるリンク機構2030の作動量に対応した値になる。なお、制御ピン2034がガイドプレート2040の軸心から半径方向に離れるほど、インテークバルブ1100の位相がより進角されるようにしてもよい。
図7に示すように、制御ピン2034がガイド溝2042の端部に当接すると、リンク機構2030の作動が制限される。そのため、制御ピン2034がガイド溝2042の端部に当接する位相が、最遅角もしくは最進角の位相になる。
図3に戻って、ガイドプレート2040には、ガイドプレート2040と減速機2050とを連結するための凹部2044が、減速機2050側の面において複数設けられる。
減速機2050は、外歯ギヤ2052および内歯ギヤ2054から構成される。外歯ギヤ2052は、スプロケット2010と一体的に回転するように、スプロケット2010に対して固定される。
内歯ギヤ2054には、ガイドプレート2040の凹部2044に収容される凸部2056が複数形成される。内歯ギヤ2054は、電動モータ2060の出力軸の軸心2064に対して偏心して形成されたカップリング2062の偏心軸2066を中心に回転可能に支持される。
図3におけるD−D断面を、図8に示す。内歯ギヤ2054は、複数の歯のうちの一部の歯が外歯ギヤ2052と噛合うように設けられる。電動モータ2060の出力軸回転数がスプロケット2010の回転数と同じである場合は、カップリング2062および内歯ギヤ2054は外歯ギヤ2052(スプロケット2010)と同じ回転数で回転する。この場合、ガイドプレート2040がスプロケット2010と同じ回転数で回転し、インテークバルブ1100の位相が維持される。
電動モータ2060により、カップリング2062が、軸心2064を中心に外歯ギヤ2052に対して相対的に回転されると、内歯ギヤ2054全体が軸心2064を中心に回転(公転)するとともに、内歯ギヤ2054が偏心軸2066を中心に自転する。内歯ギヤ2054の回転運動により、ガイドプレート2040がスプロケット2010に対して相対的に回転せしめられ、インテークバルブ1100の位相が変更される。
インテークバルブ1100の位相は、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対回転数(電動モータ2060の作動量)が、減速機2050、ガイドプレート2040およびリンク機構2030において減速されることにより変化する。なお、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対回転数を増速してインテークバルブ1100の位相を変更するようにしてもよい。
図9に示すように、インテーク用VVT機構2000全体の減速比(位相の変化量に対する電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対回転数の比)は、インテークバルブ1100の位相に応じた値をとり得る。なお、本実施の形態においては、減速比が大きいほど、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対回転数に対する位相の変化量がより小さくなる。
インテークバルブ1100の位相が最遅角からCA(1)までの第1の領域にある場合では、インテーク用VVT機構2000全体の減速比はR(1)となる。インテークバルブ1100の位相がCA(2)(CA(2)はCA(1)よりも進角側)から最進角までの第2の領域にある場合には、インテーク用VVT機構2000全体の減速比は、R(2)(R(1)>R(2))となる。
インテークバルブ1100の位相がCA(1)からCA(2)までの第3の領域にある場合には、インテーク用VVT機構2000全体の減速比は、予め定められた変化率((R(2)−R(1))/(CA(2)−CA(1)))で変化する。
以下、可変バルブタイミング装置のインテーク用VVT機構2000の作用について説明する。
インテークバルブ1100の位相(インテークカムシャフト1120)を進角させる場合、電動モータ2060を作動させ、ガイドプレート2040をスプロケット2010に対して相対的に回転させると、図10に示すように、インテークバルブ1100の位相が進角される。
インテークバルブ1100の位相が最遅角とCA(1)との間の第1の領域にある場合、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対回転数が減速比R(1)で減速されて、インテークバルブ1100の位相が進角される。
インテークバルブ1100の位相がCA(2)と最進角との間の第2の領域にある場合、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対回転数が減速比R(2)で減速されて、インテークバルブ1100の位相が進角される。
位相を遅角する場合は、位相を進角する場合とは逆方向に電動モータ2060の出力軸がスプロケット2010に対して相対回転される。位相を遅角する場合も、進角する場合と同様に、最遅角とCA(1)との間の第1の領域において、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対回転数が減速比R(1)で減速されて、位相が遅角される。また、CA(2)と最進角との間の第2の領域において、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対回転数が減速比R(2)で減速され、位相が遅角される。
これにより、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対的な回転方向が同じである限り、最遅角とCA(1)との間の第1の領域およびCA(2)と最進角との間の第2の領域の両方の領域においてインテークバルブ1100の位相を進角させたり、遅角させたりすることができる。このとき、CA(2)と最進角との間の第2の領域において、位相をより大きく進角させたり、遅角させたりすることができる。そのため、大きな範囲で位相を変化させることができる。
また、最遅角とCA(1)との間の第1の領域においては、減速比が大きいため、エンジン1000の運転に伴なってインテークカムシャフト1120に作用するトルクにより電動モータ2060の出力軸を回転させるためには大きなトルクが必要になる。そのため、電動モータ2060の停止時等において、電動モータ2060がトルクを発生しない状態であっても、インテークカムシャフト1120に作用するトルクにより電動モータ2060の出力軸が回転されることを抑制することができる。そのため、制御上の位相から実際の位相が変化することを抑制することができる。
ところで、インテークバルブ1100の位相がCA(1)とCA(2)との間の第3の領域にある場合、予め定められた変化率で変化する減速比で、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対回転数が減速されて、インテークバルブ1100の位相が進角されたり、遅角されたりする。
これにより、位相が第1の領域から第2の領域に、もしくは第2の領域から第1の領域
に変化する場合において、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対回転数に対する位相の変化量を漸増もしくは漸減させることができる。そのため、位相の変化量がステップ状に急変することを抑制して、位相が急変することを抑制することができる。その結果、位相の制御性を向上することができる。
図11を参照して、本実施の形態に係る可変バルブタイミング装置を制御するECU4000が実行するプログラムの制御構造について説明する。
ステップ(以下、ステップをSと略す)100にて、ECU4000は、前述の図2に示したマップを用いて、エンジン回転数NEと吸入空気量KLとに基づいて、インテークバルブ1100の目標位相を決定する。
S102にて、ECU4000は、インテークバルブ1100の位相が目標位相になるように、電動モータ2060を作動する。
S104にて、ECU4000は、カムポジションセンサ5010から送信された信号に基づいて、インテークカムシャフト1120の位相、すなわちインテークバルブ1100の位相を検知する。
S106にて、ECU4000は、インテークバルブ1100の位相と目標位相との差がしきい値以下になったか否かを判別する。インテークバルブ1100の位相と目標位相との差がしきい値以下になると(S106にてYES)、処理はS108に移される。もしそうでないと(S106にてNO)、処理はS102に戻される。
S108にて、ECU4000は、インテークバルブ1100の位相が、最遅角とCA(1)との間の第1の領域内にあるか否かを判別する。インテークバルブ1100の位相が第1の領域内にあると(S108にてYES)、処理はS110に移される。もしそうでないと(S108にてNO)、処理はS112に移される。
S110にて、ECU4000は、電動モータ2060への通電を停止する。S112にて、ECU4000は、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010とが相対回転しないように、電動モータ2060への通電を継続する。すなわち、電動モータ2060への通電が継続された状態で、インテークバルブ1100の位相変化が停止される。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る可変バルブタイミング装置の動作について説明する。
エンジン1000の運転中において、前述の図2に示したマップを用いて、エンジン回転数NEと吸入空気量KLと基づいて、インテークバルブ1100の目標位相が決定される(S100)。この目標位相になるように、電動モータ2060が作動される(S102)。
インテークバルブ1100の位相と目標位相との差がしきい値以下になると(S106にてYES)、インテークバルブ1100の位相が、最遅角とCA(1)との間の第1の領域内にあるか否かが判別される(S108)。
第1の領域内においては(S108にてYES)、前述したように、減速比が大きいため、電動モータ2060がトルクを発生しない状態であっても、インテークカムシャフト1120に作用するトルクにより電動モータ2060の出力軸が回転され難い。すなわち、電動モータ2060の出力軸はスプロケット2010と同じ回転数で回転されるものの
(つれ回されるもの)、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対的な回転は生じ難く、インテークバルブ1100の位相が変化し難い。
そこで、電動モータ2060への通電が停止される(S110)。これにより、電動モータ2060への通電を停止した状態で、インテークバルブ1100の位相を維持することができる。そのため、究極的には燃費を向上することができる。
一方、第1の領域外においては(S108にてYES)、減速比が大きくはないため、電動モータ2060がトルクを発生しない状態であると、インテークカムシャフト1120に作用するトルクにより電動モータ2060の出力軸がスプロケット2010に対して相対的に回転せしめられ、インテークバルブ1100の位相を維持できない場合がある。したがって、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010とが相対的に回転しないようなトルクを発生するように、電動モータ2060への通電が継続される(S112)。
以上のように、本実施の形態に係る可変バルブタイミング装置によれば、インテークバルブの位相が最遅角からCA(1)までの第1の領域にある場合では、インテーク用VVT機構全体の減速比はR(1)となる。インテークバルブの位相がCA(2)から最進角までの第2の領域にある場合には、インテーク用VVT機構全体の減速比は、R(1)よりも小さいR(2)となる。これにより、第2の領域において位相を大きく変化させることができる。また、第1の領域内にインテークバルブの位相があると、電動モータがトルクを発生しない状態であってもインテークバルブの位相が変化し難い。そのため、電動モータへの通電が停止される。これにより、究極的には燃費を向上することができる。
なお、インテークバルブ1100の位相が第1の領域内のうちの一部の位相(たとえば最遅角の位相)である場合にのみ、電動モータ2060への通電を停止して、位相を維持するようにしてもよい。
また、カムポジションセンサ5010から送信された信号に基づいてインテークバルブ1100の位相を検知する代わりにもしくは加えて、電動モータ2060の回転数(累積回転数)からインテークバルブ1100の位相を検知するようにしてもよい。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、インテークバルブ1100の目標位相が、CA(1)とCA(2)との間の第3の領域内には決定されない点で、前述の第1の実施の形態と相違する。その他の構造については、前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図12に示すように、インテークバルブ1100の位相(目標位相)を決定するために用いられるマップにおいては、最遅角とCA(1)との間の第1の領域内における位相およびCA(2)と最進角との間の第2の領域内における位相が定められている。一方、CA(1)とCA(2)との間の第3の領域内における位相は定められていない。
これにより、減速比が変化する第3の領域内の位相になるように、インテーク用VVT機構2000が制御されることを抑制することができる。そのため、減速比が変化するために位相の変化量が予測し難い領域内で、位相を制御することを抑制できる。その結果、位相の精度が悪化することを抑制することができる。
また、図12に示すマップは、インテークバルブ1100の位相がより高い頻度で第1
の領域内における位相になるように作成される。これにより、電動モータ2060への通電を停止して位相を維持する頻度を高くすることができる。そのため、燃費をより向上することができる。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、インテークバルブの位相が最遅角からCA(1)までの第1の領域にある場合において、エンジン回転数NEがしきい値NE(0)以下であると、電動モータ2060への通電を停止して位相を維持する点で、前述の第1の実施の形態と相違する。その他の構造については、前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図13を参照して、本実施の形態に係る可変バルブタイミング装置を制御するECU4000が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、前述の第1の実施の形態における処理と同じ処理については、同じステップ番号を付し、ここではそれらの説明は繰り返さない。
S200にて、ECU4000は、クランク角センサ5000から送信された信号に基づいて、エンジン回転数NEを検知する。S202にて、ECU4000は、エンジン回転数NEがしきい値NE(0)以下であるか否かを判別する。エンジン回転数NEがしきい値NE(0)以下であると(S202にてYES)、処理はS110に移される。もしそうでないと(S202にてNO)、処理はS112に移される。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る可変バルブタイミング装置の動作について説明する。
エンジン1000の運転中において、前述の図2に示したマップを用いて、エンジン回転数NEと吸入空気量KLと基づいて、インテークバルブ1100の目標位相が決定される(S100)。この目標位相になるように、電動モータ2060が作動される(S102)。
インテークバルブ1100の位相と目標位相との差がしきい値以下になると(S106にてYES)、インテークバルブ1100の位相が、最遅角とCA(1)との間の第1の領域内にあるか否かが判別される(S108)。
第1の領域内においては(S108にてYES)、減速比が大きいため、電動モータ2060がトルクを発生しない状態であっても、インテークカムシャフト1120に作用するトルクにより電動モータ2060の出力軸が回転され難い。すなわち、電動モータ2060の出力軸はスプロケット2010と同じ回転数で回転されるものの(つれ回されるものの)、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対的な回転は生じ難く、インテークバルブ1100の位相が変化し難い。
しかしながら、エンジン回転数NEが高いと、すなわちインテークカムシャフト1120の回転数が高いと、インテークカムシャフト1120に大きなトルクが作用し得る。この場合、インテークカムシャフト1120に作用するトルクにより電動モータ2060の出力軸が回転され得る。
したがって、エンジン回転数NEが検知され(S200)、検知されたエンジン回転数NEがしきい値NE(0)以下であると(S202にてYES)、電動モータ2060への通電が停止される(S110)。
インテークバルブ1100の位相が、最遅角とCA(1)との間の第1の領域内にあっても(S108にてYES)、エンジン回転数NEがしきい値NE(0)より高いと(S202にてNO)、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010とが相対的に回転しないようなトルクを発生するように、電動モータ2060への通電が継続される(S112)。
これにより、インテークカムシャフト1120に作用するトルクにより電動モータ2060の出力軸が回転され得る状態において電動モータ2060への通電を停止することを抑制することができる。そのため、位相を精度よく維持することができる。
以上のように、本実施の形態に係る可変バルブタイミング装置によれば、エンジン回転数NEがしきい値NE(0)以下であると電動モータへの通電が停止され、エンジン回転数NEがしきい値NE(0)より高いと電動モータへの通電が継続されて、位相が維持される。これにより、インテークカムシャフトに作用するトルクにより電動モータの出力軸が回転され得る状態においては、電動モータへの通電を停止せず、通電を継続することができる。そのため、位相を精度よく維持することができる。
なお、インテークバルブ1100の位相が第1の領域内のうちの一部の位相(たとえば最遅角の位相)である場合に、エンジン回転数NEがしきい値NE(0)以下であると電動モータ2060への通電を停止して位相を維持し、エンジン回転数NEがしきい値NE(0)より高いと電動モータ2060への通電を継続して位相を維持しするようにしてもよい。
<第4の実施の形態>
以下、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態は、インテークバルブの位相が最遅角の位相にある場合において、エンジン回転数NEがしきい値NE(0)以下であると、電動モータ2060への通電を停止して位相を維持する点で、前述の第1の実施の形態と相違する。その他の構造については、前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図14を参照して、本実施の形態に係る可変バルブタイミング装置を制御するECU4000が実行するプログラムの制御構造について説明する。なお、前述の第1の実施の形態における処理と同じ処理については、同じステップ番号を付し、ここではそれらの説明は繰り返さない。
S300にて、ECU4000は、インテークバルブ1100の位相が、最遅角の位相、すなわち第1の領域内の最遅角の位相にあるか否かを判別する。インテークバルブ1100の位相が最遅角の位相にあると(S300にてYES)、処理はS302に移される。もしそうでないと(S300にてNO)、処理はS112に移される。
S302にて、ECU4000は、クランク角センサ5000から送信された信号に基づいて、エンジン回転数NEを検知する。S304にて、ECU4000は、エンジン回転数NEがしきい値NE(0)以下であるか否かを判別する。エンジン回転数NEがしきい値NE(0)以下であると(S304にてYES)、処理はS110に移される。もしそうでないと(S304にてNO)、処理はS112に移される。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、本実施の形態に係る可変バルブタイミング装置の動作について説明する。
エンジン1000の運転中において、前述の図2に示したマップを用いて、エンジン回転数NEと吸入空気量KLと基づいて、インテークバルブ1100の目標位相が決定される(S100)。この目標位相になるように、電動モータ2060が作動される(S102)。
インテークバルブ1100の位相と目標位相との差がしきい値以下になると(S106にてYES)、インテークバルブ1100の位相が、最遅角の位相にあるか否かが判別される(S300)。
最遅角の位相は第1の領域内の位相である。前述したように、第1の領域内においては減速比が大きいため、電動モータ2060がトルクを発生しない状態であっても、インテークカムシャフト1120に作用するトルクにより電動モータ2060の出力軸が回転され難い。すなわち、電動モータ2060の出力軸はスプロケット2010と同じ回転数で回転されるものの(つれ回されるものの)、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010との相対的な回転は生じ難く、インテークバルブ1100の位相が変化し難い。
しかしながら、エンジン回転数NEが高いと、すなわちインテークカムシャフト1120の回転数が高いと、インテークカムシャフト1120に大きなトルクが作用し得る。この場合、インテークカムシャフト1120に作用するトルクにより電動モータ2060の出力軸が回転され得る。
したがって、エンジン回転数NEが検知され(S200)、検知されたエンジン回転数NEがしきい値NE(0)以下であると(S304にてYES)、電動モータ2060への通電が停止される(S110)。
インテークバルブ1100の位相が最遅角の位相であっても(S300にてYES)、エンジン回転数NEがしきい値NE(0)より高いと(S304にてNO)、電動モータ2060の出力軸とスプロケット2010とが相対的に回転しないようなトルクを発生するように、電動モータ2060への通電が継続される(S112)。本実施の形態においては、制御ピン2034をガイド溝2042の端部に押し付けるように電動モータ2060への通電が継続されて、位相が最遅角の位相に維持される。
これにより、インテークカムシャフト1120に作用するトルクにより電動モータ2060の出力軸が回転され得る状態において電動モータ2060への通電を停止することを抑制することができる。そのため、位相を精度よく維持することができる。
以上のように、本実施の形態に係る可変バルブタイミング装置によれば、エンジン回転数NEがしきい値NE(0)以下であると電動モータへの通電が停止され、エンジン回転数NEがしきい値NE(0)より高いと電動モータへの通電が継続されて、位相が最遅角の位相に維持される。これにより、インテークカムシャフトに作用するトルクにより電動モータの出力軸が回転され得る状態においては、電動モータへの通電を停止せず、通電を継続することができる。そのため、位相を精度よく維持することができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る可変バルブタイミング装置が搭載された車両のエンジンを示す概略構成図である。 インテークバルブの位相を定めたマップを示す図である。 インテーク用VVT機構を示す断面図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図(その1)である。 図3のB−B断面図(その2)である。 図3のC−C断面図である。 図3のD−D断面図である。 インテーク用VVT機構全体として減速比を示す図である。 スプロケットに対するガイドプレートの位相とインテークバルブの位相との関係を示す図である。 本発明の第1の実施の形態においてECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において、インテークバルブの位相を定めたマップを示す図である。 本発明の第3の実施の形態においてECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態においてECUが実行するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
1000 エンジン、1010 「A」バンク、1012 「B」バンク、1020 エアクリーナ、1030 スロットルバルブ、1040 シリンダ、1050 インジェクタ、1060 点火プラグ、1070 三元触媒、1090 クランクシャフト、1100 インテークバルブ、1110 エキゾーストバルブ、1120 インテークカムシャフト、1130 エキゾーストカムシャフト、2000 インテーク用VVT機構、2010 スプロケット、2020 カムプレート、2030 リンク機構(A)、2031 アーム(A1)、2032 アーム(A2)、2034 制御ピン(A)、2036
孔部、2038 切欠き部、2040 ガイドプレート、2041,2141 ガイド溝(A)、2042,2142 ガイド溝(B)、2044 凹部、2050 減速機、2052 外歯ギヤ、2054 内歯ギヤ、2056 凸部、2060 電動モータ、2062 カップリング、2064 軸心、2066 偏心軸、2070 ピン(1)、2072 ピン(2)、2074 ピン(3)、2076 ピン(4)、2130 リンク機構(B)、2131 アーム(B1)、2132 アーム(B2)、2134 制御ピン(B)、2200 制限ピン(1)、2202 制限ピン(2)、3000 エキゾースト用VVT機構、4000 ECU、5000 クランク角センサ、5010 カムポジションセンサ、5020 水温センサ、5030 エアフローメータ。

Claims (5)

  1. インテークバルブおよびエキゾーストバルブのうちの少なくともいずれか一方のバルブの開閉タイミングを変更する可変バルブタイミング装置であって、
    前記可変バルブタイミング装置を作動させるアクチュエータと、
    前記開閉タイミングが第1の領域にある場合において、前記アクチュエータの作動量に対して第1の変化量で前記開閉タイミングを変更し、前記開閉タイミングが前記第1の領域とは異なる第2の領域にある場合において、前記アクチュエータの作動量に対して前記第1の変化量よりも大きい第2の変化量で前記開閉タイミングを変更する変更機構と、
    前記アクチュエータへの通電を制御することにより、前記開閉タイミングを制御するための制御手段とを含み、
    前記制御手段は、前記開閉タイミングが前記第1の領域にある場合において、前記アクチュエータへの通電を停止することにより、前記開閉タイミングを維持するように制御するための手段を含む、可変バルブタイミング装置。
  2. 前記変更機構は、前記開閉タイミングが前記第1の領域にある場合において、前記アクチュエータの作動量に対して前記第1の変化量で前記開閉タイミングを変更し、前記開閉タイミングが前記第2の領域にある場合において、前記アクチュエータの作動量に対して前記第2の変化量で前記開閉タイミングを変更することに加えて、前記開閉タイミングが前記第1の領域および前記第2の領域とは異なる第3の領域にある場合において、前記アクチュエータの作動量と前記開閉タイミングの変化量との比率が変化するように、前記アクチュエータの作動量に応じて前記開閉タイミングを変更し、
    前記可変バルブタイミング装置は、前記第1の領域、前記第2の領域および前記第3の領域のうち、前記第3の領域以外の領域内において、前記開閉タイミングの目標タイミングを設定するための設定手段をさらに含み、
    前記制御手段は、前記開閉タイミングが前記目標タイミングになるように、前記開閉タイミングを制御するための手段を含む、請求項1に記載の可変バルブタイミング装置。
  3. 前記第1の領域は、前記第2の領域よりも遅角側の領域である、請求項1または2に記載の可変バルブタイミング装置。
  4. 前記可変バルブタイミング装置は、内燃機関の出力軸に連結されたカムシャフトを回転させることにより前記開閉タイミングを変更し、
    前記制御手段は、前記開閉タイミングが前記第1の領域にある場合において、内燃機関の回転数が予め定められた回転数よりも低いと前記アクチュエータへの通電を停止することにより、前記開閉タイミングを維持し、前記内燃機関の回転数が前記予め定められた回転数よりも高いと前記アクチュエータへの通電を行なうことにより、前記開閉タイミングを維持するように制御するための手段を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の可変バルブタイミング装置。
  5. 前記可変バルブタイミング装置は、内燃機関の出力軸に連結されたカムシャフトを回転させることにより前記開閉タイミングを変更し、
    前記制御手段は、前記開閉タイミングが前記第1の領域内の最も遅いタイミングにある場合において、内燃機関の回転数が予め定められた回転数よりも低いと前記アクチュエータへの通電を停止することにより、前記開閉タイミングを維持し、前記内燃機関の回転数が前記予め定められた回転数よりも高いと前記アクチュエータへの通電を行なうことにより、前記開閉タイミングを維持するように制御するための手段を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の可変バルブタイミング装置。
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