JP2013167181A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置 Download PDF

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小久保  直樹
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淳史 山中
Shinichi Kawada
真市 川田
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Abstract

【課題】ベアリングを介して前記モータ出力軸と偏心カムを一体的に結合しつつ該偏心カムの塑性変形を抑制することのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供する。
【解決手段】軸心に対して外周面が偏心した筒状の偏心カム39と、内歯と偏心カムとの間に介在された複数のローラと、各ローラを保持する櫛歯状の保持器とを備え、偏心カムの回転によって内歯に対して保持器が相対回転する減速機構8を有し、鉄心ロータの内周に固定された筒状のモータ軸13は、偏心カムと直列状に配置され、円筒部9bの外周を転動するニードルベアリング38のリテーナ38aの外周面に、偏心カムの全体とモータ出力軸の大径部13aを軸方向から跨って圧入して、ニードルベアリングを介してモータ軸と偏心カムとを結合した。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の機関弁である吸気弁や排気弁の開閉タイミングを制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置に関する。
近時、電動モータの回転力を、減速機構を介してカムシャフトに伝達することによってクランクシャフトとカムシャフトの相対回転位相を変換して吸気弁や排気弁のバルブタイミングを制御するバルブタイミング制御装置が提供されている。
ところで、内燃機関のカムシャフトには、機関弁を閉方向へ付勢するバルブスプリングのばね力などに起因して交番トルクが発生していることは周知の通りである。
例えば、以下の特許文献1に記載されたバルブタイミング制御装置の減速機構は、内周側に円筒状の偏心カムが設けられた偏心駆動板と継手板との間、及び偏心駆動板と従動板との間にそれぞれボール溝を介して偏心ボールや駆動ボールが設けられているが、前記各ボール溝と各ボールとの間の隙間を調整することによって、カムシャフトから前記交番トルクが伝達されても異音の発生を抑制することができる。
そして、このような前記隙間の調整は、前記偏心カムをカムボルトの外周に設けられたニードルベアリングの外周面に挿入した状態で行う必要があり、この調整作業を容易に行うために、電動モータの筒状のモータ出力軸と前記偏心カムの大径筒部とを分割形成して、前記隙間調整後に両者を互いに軸方向から圧入して一体化するようになっている。
特開2010−255543号公報
前述のように、筒状のモータ出力軸を偏心カムの大径筒部に固定するために、モータ出力軸の内周面を前記大径筒部の外周面に圧入することによって一体化していることから、前記モータ出力軸を軸方向に長く形成して十分な圧入代を確保しなければならない。このため、モータ出力軸を大径筒部に圧入する際に、前記大径筒部(偏心カム)が塑性変形し易くなる。この結果、前記各駆動ボールとボール溝間の隙間の精度が低下してしまい、バルブタイミング制御装置の制御の不安定化を招くおそれがある。
本発明は、ベアリングを介して前記モータ出力軸と偏心カムを一体的に結合しつつ該偏心カムの塑性変形を抑制することのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載の発明は、クランクシャフトから回転力が伝達される駆動回転体と、カムシャフトに固定された従動回転体と、前記駆動回転体に対して相対回転可能なロータを有する電動モータと、前記駆動回転体と共に回転するトロコイド形状の内歯と、該内歯の内周側に設けられ、軸心に対して外周面が偏心した筒状の偏心カムと、前記内歯と偏心カムとの間に介在された複数のローラと、前記従動回転体と共に回転し、前記各ローラを保持する櫛歯状の保持器と、によって構成され、前記偏心カムの回転によって前記内歯に対して前記保持器が相対回転する減速機構と、前記ロータの内周に固定され、前記偏心カムと直列状に配置された筒状のモータ出力軸と、前記従動回転体の一部の外周に対して転動すると共に、外周側に前記偏心カムとモータ出力軸のそれぞれの内周面が軸方向から跨って圧入されるニードルベアリングと、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、前記モータ出力軸と偏心カムを一体的に結合しつつ該偏心カムの塑性変形を抑制することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係るバルブタイミング制御装置の要部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るバルブタイミング制御装置を示す縦断面図である。 本実施形態における主要な構成部材を示す分解斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図2のC−C線断面図である。 本発明の第2実施形態のバルブタイミング制御装置を示す縦断面図である。 本実施形態の要部拡大断面図である。 第3実施形態を示す要部拡大断面図である。 第4実施形態を示す要部拡大断面図である。 本発明の第5実施形態のバルブタイミング制御装置を示す縦断面図である。
以下、本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態では、内燃機関の吸気側の動弁装置に適用したものであるが、排気側の動弁装置に同様に適用することも可能である。
このバルブタイミング制御装置は、図2及び図3に示すように、内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動する駆動回転体であるタイミングスプロケット1と、シリンダヘッド上に図外の軸受を介して回転自在に支持され、前記タイミングスプロケット1から伝達された回転力によって回転するカムシャフト2と、タイミングスプロケット1の前方位置に配置されたチェーンカバー64に固定されたカバー部材3と、タイミングスプロケット1とカムシャフト2の間に配置されて、機関運転状態に応じて両者1,2の相対回転位相を変更する位相変更機構4と、を備えている。
前記タイミングスプロケット1は、全体が鉄系金属によって環状一体に形成され、内周面が段差径状のスプロケット本体1aと、該スプロケット本体1aの外周に一体に設けられて、巻回された図外のタイミングチェーンを介してクランクシャフトからの回転力を受けるギア歯車1bと、前記スプロケット本体1aの前端側に一体に設けられた環状部材19と、から構成されている。
また、前記スプロケット本体1aと前記カムシャフト2の前端部に設けられた後述する従動部材9との間に、軸受である1つの大径ボールベアリング43が介装されており、この大径ボールベアリング43によって、タイミングスプロケット1と前記カムシャフト2が相対回転自在に支持されている。
前記大径ボールベアリング43は、図2、図3に示すように、外輪43aと、内輪43b及び該両輪43a、43bの間に介装されたボール43cと、から構成されている。この大径ボールベアリング43は、前記外輪43aがスプロケット本体1aの後述する外輪固定部60に圧入固定されているのに対して、内輪43bが後述する従動回転体である従動部材9の外周側の内輪固定部63に圧入固定されている。
前記スプロケット本体1aは、内周側に、前記カムシャフト2側に開口した前記外輪固定部60が円環状に切欠形成されている。
この外輪固定部60は、図2にも示すように、段差径状に形成されて、カムシャフト軸方向に延びた円環状の内周面60aと、該内周面60aの前記開口と反対側に一体に有し、径方向に沿って形成された第1固定段差面60bとから構成されている。前記内周面60aには、前記大径ボールベアリング43の外輪43aが軸方向から圧入されると共に、前記第1固定段差面60bには、圧入された前記外輪43aの軸方向の内端面43dが当接して、該外輪43aの軸方向一方側の位置決めをするようになっている。
前記環状部材19は、図2、図3に示すように、前記スプロケット本体1aの前端部外周側に一体に設けられ、位相変更機構4の電動モータ12方向へ延出した円筒状に形成されていると共に、内周には、波形状の内歯19aが形成されている。この内歯19aは、円周方向に等間隔で連続的に複数形成されている。また、環状部材19の前端側には、電動モータ12の後述するハウジング5と一体の円環状の雌ねじ形成部6が配置されている。
また、スプロケット本体1aの環状部材19と反対側の後端部には、円環状の保持プレート61が配置されている。この保持プレート61は、比較的薄い金属板材によって一体に形成され、外径が前記スプロケット本体1aの外径とほぼ同一に設定されていると共に、内径が前記大径ボールベアリング43の内輪43bの内径よりも内側に設定されている。
したがって、保持プレート61の内周部61aは、前記外輪43aの軸方向の外端面43eに対して一定の隙間をもって覆うように対向配置されている。また、前記内周部61aの内周縁所定位置には、径方向内側、つまり中心軸方向に向かって突出したストッパ凸部61bが一体に設けられている。
このストッパ凸部61bは、図3及び図5に示すように、ほぼ扇状に形成されて、先端縁61cが後述するストッパ溝2bの円弧状内周面に沿った円弧状に形成されている。さらに、前記保持プレート61の外周部には、前記各ボルト7が挿通する6つのボルト挿通孔61dが周方向の等間隔位置に貫通形成されている。
前記スプロケット本体1a(環状部材19)及び保持プレート61のそれぞれの外周部には、ボルト挿通孔1c、61dが周方向のほぼ等間隔位置に6つ貫通形成されている。また、前記雌ねじ形成部6には、各ボルト挿通孔1c、61dと対応した位置に6つの雌ねじ孔6aが形成されており、これらに挿通した6本のボルト7によって前記3者61、1、6(ハウジング5)が共締め固定されている。
なお、前記スプロケット本体1a及び環状部材19が、後述する減速機構8のケーシングとして構成されており、このケーシングと後述するハウジング5によってハウジング構成体が構成されている。
また、前記スプロケット本体1aと、前記環状部材19、保持プレート61及び雌ねじ形成部6は、それぞれの外径がほぼ同一に設定されている。
前記カバー部材3は、アルミニウム合金材によってカップ状に一体に形成されて、前端部に形成された膨出部3aが前記ハウジング5の前端部を覆うように設けられていると共に、前記膨出部3aの外周部側には円筒壁3bが軸方向に沿って一体に形成されている。この円筒壁3bは、図2、図3にも示すように、内部に保持用孔3cが形成され、この保持用孔3cの内周面が後述するブラシ保持体28のガイド面として構成されている。
また、カバー部材3は、図2に示すように、外周に形成されたフランジ部3dに6つのボルト挿通孔3eが貫通形成され、この各ボルト挿通孔3eに挿通されたボルト62によって前記チェーンカバー64に固定されている。
前記膨出部3aの外周側の段差部内周面と前記ハウジング5の外周面との間には、図2にも示すように、大径なオイルシール50が介装されている。この大径オイルシール50は、横断面ほぼコ字形状に形成されて、合成ゴムの基材の内部に芯金が埋設されていると共に、外周側の円環状基部が前記カバー部材3の内周面に設けられた段差円環部3hに嵌着固定されている。
前記ハウジング5は、鉄系金属材をプレス成形によって有底筒状に形成されたハウジング本体5aと、該ハウジング本体5aの前端開口を封止する合成樹脂の非磁性材からなる封止プレート11と、を備えている。
前記ハウジング本体5aは、後端側に円板状の仕切壁5bが設けられていると共に、前端内周に前記封止プレート11の外周を嵌着固定する円環状の固定用溝が形成されている。
前記仕切壁5bは、図2に示すように、ほぼ中央位置に大径な軸部挿通孔5cが貫通形成されていると共に、外周部に前述した雌ねじ形成部6が軸方向から形成されている。また、仕切壁5bの前記雌ねじ形成部材6より内側の前端面には、環状凹部5dが形成されている。この環状凹部5dは、前記雌ねじ形成部6側の外側内周面5eが底面に対して拡径状のテーパ面に形成されている。また、仕切壁5bの内周側には、円筒壁5fが一体に形成されている。
前記カムシャフト2は、外周に図外の吸気弁を開作動させる一気筒当たり2つの駆動カムを有していると共に、前端部に前記フランジ部2aが一体に設けられている。
このフランジ部2aは、図2に示すように、外径が後述する従動部材9の固定端部9aの外径よりも僅かに大きく設定されて、各構成部品の組み付け後に、前端面2eの外周部が前記大径ボールベアリング43の内輪43bの軸方向外端面に当接配置されるようになっている。また、前端面2eが従動部材9に軸方向から当接した状態でカムボルト10によって軸方向から結合されている。
また、前記フランジ部2aの外周には、図5に示すように、前記保持プレート61のストッパ凸部61bが係入するストッパ凹溝2bが円周方向に沿って形成されている。このストッパ凹溝2bは、円周方向へ所定長さの円弧状に形成されて、この長さ範囲で回動したストッパ凸部61bの両端縁が周方向の対向縁2c、2dにそれぞれ当接することによって、タイミングスプロケット1に対するカムシャフト2の最大進角側あるいは最大遅角側の相対回転位置を規制するようになっている。
なお、前記ストッパ凸部61bは、前記保持プレート61の大径ボールベアリング43の外輪43aに軸方向外側から対向して固定する部位よりもカムシャフト2側に離間して配置されて、前記従動部材9の固定端部9aとは非接触状態になっている。したがって、ストッパ凸部61bと固定端部9aとの干渉を抑制できる。
前記ストッパ凸部61bとストッパ凹溝2bによってストッパ機構が構成されている。
前記カムボルト10は、図2に示すように、頭部10aと、軸部10bとからなり、該軸部10bの先端部外周に前記カムシャフト2の端部から内部軸方向に形成された雌ねじ孔2bに螺着する雄ねじ部10cが形成されている。
前記従動部材9は、鉄系金属材によって一体に形成され、図2に示すように、カムシャフト2側の一端部に設けられた円板状の固定端部9aと、該固定端部9aの内周前端面から軸方向へ突設された円筒部9bと、前記固定端部9aの外周部に一体に形成されて、複数のローラ48を保持する円筒状の保持器41とから構成されている。
前記固定端部9aは、後端面が前記カムシャフト2のフランジ部2aの前端面に当接配置されて、前記カムボルト10の軸力によってフランジ部2aに軸方向から圧接固定されている。
前記円筒部9bは、図2に示すように、中央に前記カムボルト10の軸部10bが挿通される挿通孔9dが貫通形成されていると共に、外周側にニードルベアリング38が設けられている。
前記保持器41は、図2〜図4に示すように、前記固定端部9aの外周部前端から断面ほぼL字形状に折曲されて、前記円筒部9bと同方向へ突出した有底円筒状に形成されている。この保持器41の筒状先端部41aは、環状の空間部44を介して仕切壁5b方向へ延出している。また、前記先端部41aの周方向のほぼ等間隔位置に、前記複数のローラ48をそれぞれ転動自在に保持するローラ保持部であるほぼ長方形状の複数のローラ保持孔41bが周方向の等間隔位置に形成されている。このローラ保持孔41b(ローラ48)は、その全体の数が前記環状部材19の内歯19aの全体の歯数よりも1つ少なくなっている。
また、前記固定端部9aの外周部と保持器41の底部側結合部との間には、前記大径ボールベアリング43の内輪43bを圧入固定させる前記内輪固定部63が切欠形成されている。
この内輪固定部63は、図1にも示すように、前記外輪固定部60と径方向から対向した段差状に切欠形成されて、カムシャフト軸方向に延びた円環状の外周面63aと、該外周面63aの前記開口と反対に一体に有し、径方向に沿って形成された第2固定段差面63bとから構成されている。前記外周面63aには、大径ボールベアリング43の内輪43bが軸方向から圧入されると共に、前記第2固定段差面63bには、圧入された前記内輪43bの内端面が軸方向から当接して位置決めされるようになっている。
前記位相変更機構4は、前記カムシャフト2と同軸上の前端側に配置されたアクチュエータである前記電動モータ12と、該電動モータ12の回転速度を減速してカムシャフト2に伝達する前記減速機構8と、から構成されている。
前記電動モータ12は、図2及び図3に示すように、ブラシ付きのDCモータであって、前記タイミングスプロケット1と一体に回転するヨークである前記ハウジング5と、該ハウジング5の内部に回転自在に設けられた中間回転体であるモータ軸13(出力軸)と、ハウジング5の内周面に固定されたステータである半円弧状の一対の永久磁石14,15と、前記封止プレート11に固定された固定子16と、を備えている。
前記モータ軸13は、図1にも示すように、全体の肉厚が均一な段差円筒状に形成されてアーマチュアとして機能し、軸方向のほぼ中央位置に形成された段差部13cを介してカムシャフト2側の大径部13aと、この大径部13aと反対側の小径部13bとから構成されている。また、このモータ軸13は、前記大径部13aの外周に鉄心ロータ17が固定されていると共に、該大径部13aの内側に前記小径ボールベアリング37と前記ニードルベアリング38の一部が配置されている。
一方、前記小径部13bの外周には、後述する円環部材20が圧入固定されており、この円環部材20の外周面にコミュテータ21が軸方向から圧入固定されている。
前記円環部材20は、その外径が前記大径部13aより大きく設定されていると共に、軸方向の長さが小径部13bよりも僅かに短く設定されている。なお、前記円環部材20とコミュテータ21とによって、コミュテータユニットが構成されている。
前記鉄心ロータ17は、複数の磁極を持つ磁性材によって形成され、外周側が電磁コイル18のコイル線を巻回させるスロットを有するボビンとして構成されている。このボビンは、図2に示すように、軸方向前後位置にほぼL字形状に折曲された第1、第2顎部17a、17bを有している。
この第1、第2顎部17a、17bは、電磁コイル18のコイル巻線18をモータ軸13寄りの内周側に位置決めするものであって、コミュテータ21側の第1顎部17aは、第2顎部17bよりも僅かに内周側寄りに配置され、つまり前記大径部13a側に近接配置されていると共に、前端の一部が前記コミュテータ21の一部に軸方向からオーバーラップしており、この第1顎部17aとコミュテータ21との間に、円環状の環状空間Sが形成されている。換言すれば、前記コミュテータ21の後端側(後述する折り返し部21a)の一部が、軸方向から第1顎部17aの内部に入り込んだ状態になって、この第1顎部17aの内周面とコミュテータ21の後端側との間に、環状空間Sが形成されている。これに対して、反対側の第2顎部17bは、外周部が前記仕切壁5bの環状凹部5d内に嵌入している。
したがって、前記電磁コイル18は、コミュテータ21側の一方のコイル巻線18aとカムシャフト2側の他方のコイル巻線18bが鉄心ロータ17を軸とした左右非対称となるように巻回されている。
つまり、一方のコイル巻線18aが第1顎部17aを介してモータ軸13に近接した位置から巻回されている一方、他方のコイル巻線18bが第2顎部17bを介して前記ハウジング5の仕切壁5bの環状凹部5d内に収容された形で軸方向から近接配置されている。これによって、装置の軸方向の長さを短くすることが可能になる。
前記コミュテータ21は、導電材によって円環状に形成されて、前記鉄心ロータ17の極数と同数に分割された各セグメントに前記電磁コイル18の引き出されたコイル線の端末が電気的に接続されている。つまり、内周側に形成された接続部である折り返し部21aに、前記環状空間S内でコイル線の端末先端を挟み込んで電気的に接続されるようになっている。
前記永久磁石14,15は、全体が円筒状に形成されて円周方向に複数の磁極を有していると共に、その軸方向の位置が前記鉄心ロータ17の固定位置よりも前方にオフセット配置されている。
具体的に説明すれば、前記永久磁石14,15は、図2に示すように、その軸方向の中心が前記鉄心ロータ17の軸方向の中心に対して所定の距離分だけ前方向、つまり、前記固定子16側にオフセット配置されている。これによって、前記永久磁石14,15の前端部14a、15aが、径方向で前記コミュテータ21や固定子16の後述する第1ブラシ25a、25bなどとオーバーラップするように配置されている。
前記固定子16は、図6に示すように、前記封止プレート11の内周側に一体的に設けられた円板状の樹脂プレート22と、該樹脂プレート22の内側に設けられた一対の樹脂ホルダー23a、23bと、該各樹脂ホルダー23a、23bの内部に径方向に沿って摺動自在に収容配置されて、コイルスプリング24a、24bのばね力で各先端面が前記コミュテータ21の外周面に径方向から弾接する切換ブラシ(整流子)である一対の第1ブラシ25a、25bと、前記樹脂ホルダー23a、23bの前端面に、各外端面を露出した状態で埋設固定された内外二重の円環状のスリップリング26a、26bと、前記各第1ブラシ25a、25bと各スリップリング26a、26bを電気的に接続するピグテールハーネス27a、27bと、から主として構成されている。
なお、前記スリップリング26a、26bと後述する第2ブラシ30a、30bが給電機構として構成され、また、前記第1ブラシ25a、25bやコミュテータ21、ピグテールハーネス27a、27bなどが通電切換機構として構成されている。
前記封止プレート11は、前記ハウジング5の前端部内周に形成された凹状段差部にかしめによって位置決め固定されている。また、中央位置には、モータ軸13の一端部などが挿通される軸挿通孔11aが貫通形成されている。
前記膨出部3aには、合成樹脂材によって一体的にモールドされた給電ブラシユニットであるブラシ保持体28が固定されている。
このブラシ保持体28は、図2、図3にも示すように、側面視ほぼL字形状に形成され、前記保持用孔3cに挿入されるほぼ円筒状のブラシ保持部28aと、該ブラシ保持部28aの上端部に有するコネクタ部28bと、前記ブラシ保持部28aの両側に一体に突設されて、前記膨出部3aに固定される図外の一対のブラケット部と、前記ブラシ保持体28の内部に大部分が埋設された一対の端子片31、31と、から主として構成されている。
前記一対の端子片31,31は、上下方向に沿って平行かつクランク状に形成されて、一方側(下端側)の各端子31a、31aが前記ブラシ保持部28aの底部側に露出状態で配置されている一方、他方側(上端側)の各端子31b、31bが前記コネクタ部28bの雌型嵌合溝28d内に突設されている。
前記ブラシ保持部28aは、ほぼ水平方向(軸方向)に延設されて、内部の上下位置に形成された円柱状の貫通孔内にスリーブ状の摺動部29a、29bが固定されていると共に、該各摺動部29a、29bの内部に、各先端面が前記各スリップリング26a、26bに軸方向からそれぞれ当接する第2ブラシ30a、30bが軸方向へ摺動自在に保持されている。
この各第2ブラシ30a、30bは、ほぼ長方体状に形成されて、各貫通孔の底部側に臨む前記一方側端子31a、31aとの間に弾装された付勢部材である第2コイルスプリング32a、32bのばね力によってそれぞれ前記各スリップリング26a、26b方向に付勢されている。
また、前記第2ブラシ30a、30bの後端部と前記一方側端子31a、31aとの間には、可撓性を有する一対のピグテールハーネス33a、33bが溶接固定されて、前記両者を電気的に接続している。このピグテールハーネス33a、33bは、その長さが前記第2ブラシ30a、30bが前記各コイルスプリング32a、32bによって最大に進出した際に、前記各摺動部29a、29bから脱落しないように、その最大摺動位置を規制する長さに設定されている。
また、前記ブラシ保持部28aの基部側外周に形成された円環状の嵌着溝内に、環状シール部材34が嵌着保持されており、前記ブラシ保持部28aが前記保持用孔3cに挿通された際に、前記シールリング34が前記円筒壁3bの先端面に弾接してブラシ保持部28a内をシールするようになっている。
前記コネクタ部28bは、上端部に図外の雄型端子が挿入される前述した嵌合溝28dに臨む前記他方側端子31b、31bが前記雄型端子を介して図外のコントロールユニットに電気的に接続されている。
そして、前記モータ軸13は、図1及び図2に示すように、前記カムボルト10の頭部10a側の軸部10bの外周面に設けられた前記小径ボールベアリング37と、前記従動部材9の円筒部9bの外周面に設けられて小径ボールベアリング37の軸方向側部に配置されたベアリングである前記ニードルベアリング38とによって回転自在に支持されている。
前記小径ボールベアリング37は、一般的なもので、内輪37aと外輪37b及び両輪3a、37b間に設けられた複数のボール37cとから構成され、前記内輪37aが前記従動部材9の円筒部9bの前端面9eと前記カムボルト10の頭部10aの軸部10b側の着座面10dとの間に挟持状態に固定されている。一方、外輪37bは、モータ軸13の大径部13aの内周面に軽圧入によって保持されていると共に、軸方向の一端面が前記段差部13cの内周側段差面13dに軸方向から当接して位置決め支持されている。なお、前記カムボルト10の頭部10a側の軸部10bの外周面と前記内輪37aの内周面及び前記円筒部9bの前端側の凹状内周面との間には、円筒状のスペーサ54が介装されている。
前記ニードルベアリング38は、外周側の鉄系金属によって円筒状に形成されたリテーナ38aと、該リテーナ38aの内部に回転自在に保持された複数の転動体であるニードルローラ38bと、から構成されている。
前記リテーナ38aは、軸方向の両端部が内方へ折曲形成され、外周面の一端側に前記モータ軸13の大径部13aの先端部13eが軸方向から圧入されていると共に、外周面の他端側に後述する偏心カム39の内周が圧入されている。前記各ニードルローラ38bは、前記従動部材9の円筒部9bの外周面を転動している。
また、前記モータ軸13の大径部13aの外周面と前記仕切壁5b内周側の筒壁5fの内周面(軸部挿通孔5cの内周面)との間には、減速機構8の内部から電動モータ12内への潤滑油のリークを阻止する小径なシール部材である小径オイルシール46が設けられている。この小径オイルシール46は、電動モータ12と減速機構8とを隔成するものであって、内周部が前記モータ軸13の外周面に弾接していることによって、該モータ軸13の回転に対して摩擦抵抗を付与するようになっている。
前記コントロールユニットは、図外のクランク角センサやエアーフローメータ、水温センサ、アクセル開度センサなど各種のセンサ類から情報信号に基づいて現在の機関運転状態を検出して、機関制御を行うと共に、前記電磁コイル18に通電してモータ軸13の回転制御を行い、減速機構8を介してカムシャフト2のタイミングスプロケット1に対する相対回転位相を制御するようになっている。
前記減速機構8は、図2及び図3に示すように、偏心回転運動を行う前記偏心カム39と、該偏心カム39の外周に設けられた中径ボールベアリング47と、該中径ボールベアリング47の外周に設けられた前記複数のローラ48と、該各ローラ48を転動方向に保持しつつ径方向の移動を許容する前記保持器41と、該保持器41と一体の前記従動部材9と、から主として構成されている。
前記偏心カム39は、図1及び図2に示すように、軸方向の短尺な円筒状に形成されて、円周方向で肉厚が異なるように形成されており、ほぼ真円形の内周面に対して外周面はその軸心Yがモータ軸13の軸心Xから径方向へ僅かに偏心していてカム面として形成されている。
また、この偏心カム39は、内周面の内径と前記モータ軸13の大径部13aの内径が前記ニードルベアリング38のリテーナ38aの外径より僅かに小さく形成されていると共に、前端部39aが前記モータ軸13の大径部13aと軸方向から突き合わせ状態に配置されて、内周面全体が前記ニードルベアリング38のリテーナ38aの外周面に軸方向から圧入固定されている。つまり、ニードルベアリング38の外周面に対して前記モータ軸13と偏心カム39が軸方向から直列状に配置されながら外周面に跨って圧入固定されている。
さらに、前記偏心カム39の前端部3とモータ軸13の大径部13a先端面との間には、金属製の薄肉なワッシャ55が挟持状態に配置固定されている。このワッシャ55は、内径が前記ニードルベアリング38の外径よりも僅かに大きく形成されて、リテーナ38aの外周に軽圧入によって保持されていると共に、外径が前記中径ボールベアリング47の内輪47aの内周部よりも僅かに大きく形成されている。
なお、前記従動部材9における固定端部9aの前記偏心カム39と軸方向から対向する位置には、該偏心カム39をニードルベアリング38にモータ軸13側から圧入した際に、該圧入量を制限する所定の治具を挿入させる複数の貫通孔58が円周方向のほぼ等間隔位置に形成されている。
前記中径ボールベアリング47は、前記ニードルベアリング38の径方向位置で全体がほぼオーバーラップする状態に配置されており、内輪47aと外輪47b及び両輪47a、47bとの間に介装されたボール47cとから構成されている。前記内輪47aは、前記偏心カム39の外周面に圧入されていると共に、前記偏心カム39の後端部外周に嵌着固定されたスナップリング56と前記ワッシャ55とによって挟持状態に保持されて左右軸方向の移動が規制されるようになっている。
一方、前記外輪47bは、軸方向で固定されることなくフリーな状態になっている。つまり、外輪47bは、軸方向の電動モータ12側の一端面がどの部位にも接触せず、また軸方向の他端面がこれに対向する保持器41の内側面との間に微小な第1隙間Cが形成されてフリーな状態になっている。また、この外輪47bの外周面には、前記各ローラ48の外周面が転動自在に当接していると共に、この外輪47bの外周側には、円環状の第2隙間C1が形成されて、この第2隙間C1によって中径ボールベアリング47全体が前記偏心カム39の偏心回転に伴って径方向へ移動可能、つまり偏心動可能になっている。
前記各ローラ48は、前記中径ボールベアリング47の偏心動に伴って径方向へ移動しつつ前記環状部材19の内歯19aに嵌入すると共に、保持器41のローラ保持孔41bの両側縁によって周方向にガイドされつつ径方向に揺動運動するようになっている。
前記減速機構8の内部には、潤滑油供給手段によって潤滑油が供給されるようになっている。この潤滑油供給手段は、前記シリンダヘッドの軸受の内部に形成されて、図外のメインオイルギャラリーから潤滑油が供給される油供給通路と、図2に示すように、前記カムシャフト2の内部軸方向に形成されて、前記油供給通路にグルーブ溝を介して連通した油供給孔51と、前記従動部材9の内部軸方向に貫通形成されて、一端が該油供給孔51に開口し、他端が前記ニードルベアリング38と中径ボールベアリング47の付近に開口した前記小径なオイル孔52と、同じく従動部材9に貫通形成された前記大径な3つの図外のオイル排出孔と、から構成されている。
この潤滑油供給手段によって、前記空間部44に潤滑油が供給されて滞留し、ここから中径ボールベアリング47や各ローラ48などの可動部へ十分に潤滑油が供給されるようになっている。なお、この空間部44内に滞留した潤滑油は、前記小径オイルシール46によってハウジング5内へのリークが阻止されている。
なお、前記モータ軸13の前端内部と、前記カバー3の膨出部3aのほぼ中央位置には、図2に示すように、カムボルト10の締め付け治具を挿通させる作業用孔を閉止する断面ほぼコ字形状のキャップ53、57がそれぞれ圧入固定されている。
以下、本実施形態の作動について説明する。まず、機関のクランクシャフトが回転駆動するとタイミングチェーン42を介してタイミングスプロケット1が回転して、その回転力が環状部材19と雌ねじ形成部6を介してハウジング5、つまり電動モータ12が同期回転する。一方、前記環状部材19の回転力が、各ローラ48から保持器41及び従動部材9を経由してカムシャフト2に伝達される。これによって、カムシャフト2のカムが吸気弁を開閉作動させる。
そして、機関始動後の所定の機関運転時には、前記コントロールユニットから各端子片31,31や各ピグテールハーネス32a、32b、第2ブラシ30a、30b、各スリップリング26a、26bなどを介して電動モータ12の電磁コイル17に通電される。これによって、モータ軸13が回転駆動され、この回転力が減速機構8を介してカムシャフト2に減速された回転力が伝達される。
すなわち、前記モータ軸13の回転に伴い偏心カム39が偏心回転すると、各ローラ48が、モータ軸13の1回転毎に保持器41の各ローラ保持孔41bで径方向へガイドされながら前記環状部材19の一の内歯19aを乗り越えて隣接する他の内歯19aに転動しながら移動し、これを順次繰り返しながら円周方向へ転接する。この各ローラ48の転接によって前記モータ軸13の回転が減速されつつ前記従動部材9に回転力が伝達される。このときの減速比は、前記ローラ48の個数などによって任意に設定することが可能である。
これにより、カムシャフト2がタイミングスプロケット1に対して正逆相対回転して相対回転位相が変換されて、吸気弁の開閉タイミングを進角側あるいは遅角側に変換制御するのである。
前記タイミングスプロケット1に対するカムシャフト2の正逆相対回転の最大位置規制(角度位置規制)は、前記ストッパ凸部61bの各側面が前記ストッパ凹溝2bの各対向面2c、2dのいずれか一方に当接することによって行われる。
具体的には、前記従動部材9が、前記偏心カム39の偏心回動に伴ってタイミングスプロケット1の回転方向と同方向に回転することによって、ストッパ凸部61bの一側面がストッパ凹溝2bの一方側の対向面1cに当接してそれ以上の同方向の回転が規制される。これにより、カムシャフト2は、タイミングスプロケット1に対する相対回転位相が進角側へ最大に変更される。
一方、従動部材9が、タイミングスプロケット1の回転方向と逆方向に回転することによって、ストッパ凸部61bの他側面がストッパ凹溝2bの他方側の対向面2dに当接してそれ以上の同方向の回転が規制される。これにより、カムシャフト2は、タイミングスプロケット1に対する相対回転位相が遅角側へ最大に変更される。
この結果、吸気弁の開閉タイミングが進角側あるいは遅角側へ最大に変換されて、機関の燃費や出力の向上が図れる。
そして、本実施形態では、前述したように、電磁コイル18の一方のコイル巻線18aを、第1顎部17aを介してコミュテータ21側(軸方向)に十分に近接した内周側からへ巻回することができるため、コイル巻線18aの巻量を多くしても軸方向への突出量を抑制することができる。また、他方のコイル巻線18bを、ハウジング仕切壁5bの環状凹部5dに軸方向から収容状態に配置できるので、この配置構成によってもコイル巻線18bの巻量を多くしても、これを前記環状凹部5d内に吸収することができるので、装置の軸方向の長さを可及的に小さくすることができる。
しかも、前記小径オイルシール46を、適当な軸方向位置ではなく、あえて仕切壁5bの軸部挿通孔5cの内周面とモータ軸13の大径部13aの外周面との間に配置したことによって、軸方向へ効率良く配置することができることから、この点でも装置の軸方向の長さ寸法を抑制することができる。この結果、装置の軸方向の長尺化が十分に抑制されることによって、内燃機関への搭載性が向上する。
さらに、本実施形態では、前述した従来技術のように、モータ軸13と偏心カム39とを軸方向から互いに圧入して一体化するのではなく、両者13,39を軸方向へ分離して配置すると共に、それぞれの内周面をニードルベアリング38のリテーナ38aの外周面に軸方向から圧入固定するようにしたことから、ニードルベアリング38を介して両者13、39を結合することができると共に、偏心カム39の圧入時の塑性変形を抑制することが可能になる。
すなわち、モータ軸13に対する偏心カム39の圧入固定を避けて、ニードルベアリング38に圧入したことから、前記偏心カム39の軸方向の長さを十分に小さくすることができる。このため、該偏心カム39のニードルベアリング38に対する圧入代を十分に短くすることができ、したがって、圧入時における塑性変形を抑制できる。
この結果、前記中径ボールベアリング47と各ローラ48及び内歯19aとの間の噛み合い部の隙間のばらつきを小さくすることができるので、減速機構8の安定した作動が得られる。
また、前述のように、モータ軸13は、従来のように、大径部13aが偏心カム39の外周とニードルベアリング38の両方に二重に圧入するのではなく、ニードルベアリング38の外周のみに圧入するようになっていることから、前記大径部13aの外径を十分に小さくすることができる。したがって、小さくなった分だけ前記鉄心ロータ17のコイル線18の巻量を増加させることができる。これによって、バルブタイミング制御装置の全長や外径を大きくすることなく、現在の大きさを維持しつつ電動モータ12の特性を向上させることが可能になる。
また、モータ軸13の外径を小さくすることができることによって、大径部13aの外周に有するオイルシール46の外径も小さくすることができるので、該オイルシール46と大径部13a間の摺動抵抗を低減化できる。
さらに、モータ軸13と偏心カム39とのニードルベアリング38に対する圧入管理が容易になり、軸受精度が向上すると共に、減速機構8の噛み合い部の隙間管理も容易になる。また、組立作業が簡素化されると共に、偏心カム39の小径化と軸方向の短尺化によって製造作業が容易になり、コストの低減化が図れる。
本実施形態では、前記モータ軸13の大径部13aと偏心カム39の間にワッシャ55を介装することによって、スナップリング56と協働して前記ボールベアリング47の内輪47aの軸方向の自由な移動を規制できることから、偏心カム39による偏心運動を精度良く伝達することができる。
また、前記減速機構8内には、油供給孔51やオイル孔52から潤滑油が強制的に供給されることから、減速機構8の各部の潤滑性が向上すると共に、内歯19aとローラ48との間や、ニードルベアリング38、中径ボールベアリング47に潤滑油が供給されて、各ニードルローラ38bや各ボールとの間の潤滑性も向上して減速機構8による常時滑らかな位相変換が行われることは勿論のこと、この潤滑油が緩衝機能を発揮するため、各部の打音の発生をより効果的に抑制することが可能になる。
特に、機関の駆動中はオイルポンプから圧送された潤滑油が前記潤滑油供給手段を介して前記空間部44内に常時供給されて浸漬された状態になるため、前記ボールベアリングなどの各転動体や摺動部の油膜切れの発生が抑制できる。これにより、電動モータ12の初期駆動負荷を十分に低減でき、バルブタイミングの制御応答性の向上と消費エネルギーの減少化が図れる。
また、ハウジング5によって減速機構8と電動モータ12との一体化が図れると共に、スプロケット本体1aを介してタイミングスプロケット1との一体化も図れることから、これら各構成部品全体のユニット化が図れる。したがって、装置の軸方向の他に径方向の小型化が図れると共に、製品管理が容易になる。
〔第2実施形態〕
図7及び図8は本発明の第2実施形態を示し、モータ軸13の大径部13aの肉厚Qを小径部13bよりも僅かに大きく形成すると共に、軸方向の長さLも前記ワッシャ55の肉厚分だけ長く形成したものである。
したがって、前記大径部13aの先端面13fの内周側が偏心カム39の前端面に軸方向から当接していると共に、先端面13fの外周側が段差利用してボールベアリング47の内輪47aの側面に当接している。したがって、前記内輪47aの軸方向の移動を前記大径部13aの先端面13fとスナップリング56との協働により規制するようになっている。
したがって、この実施形態によれば、第1実施形態のワッシャ55を廃止することができることから、部品点数の削減が図れて、製造作用や組付作業が容易になる。
なお、モータ軸13と偏心カム39の軸方向の位置関係は、大径部13aと偏心カム39の当接部分によって決定される。
〔第3実施形態〕
図9は第3実施形態を示し、ニードルベアリング38の外径が第1、第2実施形態のものよりも大きく形成されたもので、この場合は、前記モータ軸13の大径部13aの先端部13eの内周面に円環状の切欠部13gが形成されていると共に、偏心カム39の肉厚も僅かに小さく形成されている。
このように、ニードルベアリング38の外径を大きくすることによって、この外周面に圧入されたモータ軸13と偏心カム39の支持剛性が高くなって両者13,39の結合強度を高くすることができる。
他の構成は第1実施形態と同じであるから、同一の作用効果が得られる。
〔第4実施形態〕
図10は第4実施形態を示し、第3実施形態と同じくニードルベアリング38の外径が大きく形成され、モータ軸13の大径部13aの肉厚Qと軸方向の長さLを第2実施形態と同じく大きくたものであって、これによってワッシャ55を廃止できると共に、モータ軸13と偏心カム39との支持剛性が高くなる。
〔第5実施形態〕
図11は第5実施形態を示し、中径ボールベアリング47の内輪47aを偏心カムに形成して、前記各実施形態に用いられた偏心カム39を廃止したものである。
すなわち、前記内輪47aの径方向の肉厚を円周方向に沿って漸次変化させて、内輪47aの軸心に対して外周面を前記偏心カム39と同じくカム面形状に形成したものである。
また、前記内輪47aは、内周面を介して前記ニードルベアリング38の外周面に圧入によって固定されていると共に、一側面がモータ軸13の大径部13aの先端面が軸方向から当接して、一方軸方向の移動を規制するようになっている。
したがって、前記偏心カム39を廃止することができると共に、構造が簡素化されるので、製造作業や組立作業が容易になる。
また、この実施形態では、ワッシャ55やスナップリング56も不要になるので、この点からも製造作業や組立作業が容易になる。
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、前記ステータとして永久磁石14,15を用いたが、これ以外のステータを用いることも可能である。
また、前記各実施形態では、ベアリングとしてニードルベアリング38を用いたが、これ以外のプレーンベアリングや、複数列にボールを配置したボールベアリングを用いることも可能である。
前記実施形態から把握される前記請求項以外の発明の技術的思想について以下に説明する。
〔請求項a〕請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記偏心カムは、内周に対して外周が相対回転するように保持した転がり軸受を備えていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項b〕請求項aに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記転がり軸受は、ボールベアリングであることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項c〕請求項bに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ニードルベアリングが有するニードルローラの軸方向の範囲内に、前記ボールベアリングのボールのカムシャフト軸方向の中心が位置していることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
この発明によれば、前記筒状の偏心カムが、前記ニードルベアリングのニードルローラとボールベアリングのボールとの間に挟持状態で支持されるので安定した支持が得られる。
〔請求項d〕請求項bに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記偏心カムは、前記ニードルベアリングが圧入される内周面に対して外周面が偏心した偏心筒状に形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項e〕請求項dに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
請求項dに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記偏心カムの外周面は、前記ボールベアリングの内輪の内周面に軽圧入されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項f〕請求項dに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記電動モータのモータ出力軸の軸方向の一端部側は、前記偏心カムとボールベアリングの内輪の両方に軸方向から当接していることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項g〕請求項dに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記モータ出力軸の軸方向の一端部と前記ボールベアリングの内輪との間に、前記モータ出力軸の一端部と協働して前記ボールベアリングの内輪の軸方向の移動を規制する規制プレートが設けられていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項h〕請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ニードルベアリングの外周面に対する軸方向の圧入長さは、前記偏心カムよりもモータ出力軸の方が短いことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項i〕請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
外輪が前記ニードルベアリングの軸方向の先端と当接し、内輪が前記従動回転体に固定された第2ボールベアリングが設けられていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項j〕請求項iに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記第2ボールベアリングの内輪は、前記従動回転体とカムシャフトを固定するカムボルトとによって軸方向から挟持固定されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
この発明によれば、第2ボールベアリングの確実な固定と、該第2ボールベアリングの外輪側に軸方向から当接する前記モータ出力軸の軸方向の位置決め精度が向上する。
〔請求項k〕請求項jに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記第2ボールベアリングの外輪は、前記モータ出力軸の内周面に圧入固定されていると共に、該外輪の外径は、前記ニードルベアリングの外径よりも小さく形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項l〕請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記従動回転体の前記偏心カムの軸方向の一端部が対峙する部位には、前記従動回転体を貫通した孔が周方向に複数設けられていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
前記偏心カムがニードルベアリングに圧入される際に、前記複数の貫通孔から所定の治具によって圧入受けとして機能する
〔請求項m〕請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記ニードルベアリングは、少なくとも内燃機関の始動後は前記カムシャフト側から供給される潤滑油に浸漬されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項n〕請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記電動モータは、前記駆動回転体に固定されたステータと該ステータに対して回転自在に設けられたロータを有し、
非回転部からブラシとスリップリングを介して前記電動モータに給電することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項o〕請求項nに記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、前記電動モータのロータにはコイルが巻回され、前記ステータには永久磁石が設けられていると共に、前記モータ出力軸に設けられたコミュテータによって前記コイルに通電する電流が切り換えられて磁束が形成されることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項p〕請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記モータ出力軸の軸方向の一端部と前記ボールベアリングの内輪の軸方向の一端部との間に、前記外周が前記ボールベアリングの内輪の内径よりも大きなワッシャを介在させると共に、該ワッシャによって、前記ボールベアリングの内輪の軸方向の移動を規制したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
〔請求項q〕請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置において、
前記減速機構の噛み合い部の隙間を、該噛み合い部の少なくとも一方側の大きさを変更して調整することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
1…タイミングスプロケット
2…カムシャフト
3…カバー部材
4…位相変更機構
5…ハウジング
5a…ハウジング本体
7…ボルト
8…減速機構
9…従動部材(従動回転体)
10…カムボルト
10a…頭部
10b…軸部
12…電動モータ
13…モータ軸(モータ出力軸)
13a…大径部
13b…小径部
17…鉄心ロータ
18…コイル巻線
19a…内歯
37…小径ボールベアリング(第2ボールベアリング)
38…ニードルベアリング(ベアリング)
38a…リテーナ
38b…ニードルローラ
39…偏心カム
41…保持器
46…小径オイルシール
47…中径ボールベアリング
47a…内輪
47b…外輪
47c…ボール
48…ローラ
55…ワッシャ

Claims (3)

  1. クランクシャフトから回転力が伝達される駆動回転体と、
    カムシャフトに固定された従動回転体と、
    前記駆動回転体に対して相対回転可能なロータを有する電動モータと、
    前記駆動回転体と共に回転するトロコイド形状の内歯と、該内歯の内周側に設けられ、軸心に対して外周面が偏心した筒状の偏心カムと、前記内歯と偏心カムとの間に介在された複数のローラと、前記従動回転体と共に回転し、前記各ローラを保持する櫛歯状の保持器と、によって構成され、前記偏心カムの回転によって前記内歯に対して前記保持器が相対回転する減速機構と、
    前記ロータの内周に固定され、前記偏心カムと直列状に配置された筒状のモータ出力軸と、
    前記従動回転体の一部の外周に対して転動すると共に、外周側に前記偏心カムとモータ出力軸のそれぞれの内周面が軸方向から跨って圧入されるニードルベアリングと、
    を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  2. クランクシャフトから回転力が伝達される駆動回転体と、
    カムシャフトに固定された従動回転体と、
    前記駆動回転体に対して相対回転可能なロータを有する電動モータと、
    前記駆動回転体と共に回転するトロコイド形状の内歯と、該内歯の内周側に設けられ、内輪の外周面が内周面に対して偏心形成されたボールベアリングと、前記内歯とボールベアリングの外周面との間に介在された複数のローラと、前記従動回転体と共に回転し、前記各ローラを保持する櫛歯状の保持器と、によって構成され、前記ボールベアリング内輪の回転によって前記内歯に対して前記保持器が相対回転する減速機構と、
    前記ロータの内周に固定され、軸方向の一端によって前記ボールベアリングの内輪の軸方向の移動を規制する筒状のモータ出力軸と、
    前記従動回転体の一部の外周に対して転動すると共に、外周側に前記ボールベアリングの内輪とモータ出力軸のそれぞれの内周面が軸方向から跨って圧入されるニードルベアリングと、
    を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  3. クランクシャフトから回転力が伝達される駆動回転体と、
    カムシャフトに固定された従動回転体と、
    前記駆動回転体に対して相対回転可能なロータを有する電動モータと、
    該電動モータからの回転力の伝達経路に少なくとも一つの噛み合い部を有し、前記ロータから入力部に伝達された回転力を減速して前記従動回転体に伝達する減速機構と、
    前記ロータに固定された筒状のモータ出力軸と、
    該モータ出力軸と軸方向の一端部同士が対向するように配置され、前記減速機構の入力部に固定された減速機構側の筒軸と、
    前記従動回転体の一部の外周に対して転動すると共に、前記筒軸とモータ出力軸のそれぞれの内周面が軸方向から跨って圧入されるベアリングと、
    を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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