JP2014025481A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動モータの永久磁石とローラとの間のエアギャップを円周方向で均一化して、電動モータの作動の安定化と減速機構の作動の円滑化を図り得る内燃機関の可変動弁装置を提供する。
【解決手段】機関運転状態に応じて電動モータ12のモータ出力軸13の回転力を減速してカムシャフトに伝達することによって、タイミングスプロケットとカムシャフトの相対回転位相を可変にする減速機構8と、モータ出力軸を円筒部9bの大径部に対し回転自在に支持するニードルベアリング28と、モータ出力軸を円筒部の小径部9eに対して回転自在に支持する第2ボールベアリング35と、を備えている。第2ボールベアリング側の第2クリアランスC2の大きさを、前記ニードルベアリング側の第1クリアランスC1よりも小さく設定した。
【選択図】図6

Description

本発明は、内燃機関の吸気弁または排気弁の例えば開閉タイミングや作動角などを、電動モータを用いて可変制御する内燃機関の可変動弁装置に関する。
近時、内燃機関の可変動弁装置の一つであるバルブタイミング制御装置にあっては、電動モータを駆動することによって制御の安定化や制御の応答性を向上させるものが提供されている。
例えば、以下の特許文献1に記載されたバルブタイミング制御装置は、電動モータのロータの回転力を、遊星歯車機構によって構成された減速機構によって減速させながらカムシャフトに伝達して、タイミングスプロケットに対するカムシャフトの相対回転位相を変化させて、機関弁の開閉タイミングを機関運転状態に応じて可変制御するようになっている。
そして、この従来技術は、前記カムシャフトと一緒に回転する筒軸部分に前記ロータを回転自在に支持させているため、電動モータと減速機構との間を、別異の継手機構によって連結する必要がないことから、装置の小型化と部品点数の削減化が図れるようになっている。
特開平11−107718号公報
一般に、前記電動モータは、モータハウジングの内周面に固定されたステータと該ステータの内周側に配置された前記ロータとの間には導電路用のエアギャップが形成されているが、このエアギャップが円周方向でばらつきが生じていると、磁気抵抗が不均一になって、前記ロータの回転が不安定になってしまうことが知られている。
したがって、従来技術にあってもロータの内周面と前記筒軸部分の外周面との間の隙間を可及的に小さくして、前記ロータとステータとの間のエアギャップを精度良く管理する必要がある。
しかしながら、前記筒軸部分の外周面とロータの内周面との間の隙間を、例えば過度に小さくしてしまうと、ロータと一体に形成されかつロータの回転中心位置と同一の回転中心をもつサンギアの位置が規制された状態になる。このため、例えばサンギアの歯部に製造誤差などが発生した場合に、これと噛み合うプラネタリギアの歯部との当接荷重が部分的に大きくなってしまうおそれがある。
本発明は、電動モータの作動の安定化と減速機構の作動の円滑化の両方を満足させることができる内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的としている。
本発明は、とりわけ、電動モータのモータ出力軸を減速機構側で第2部材に対し回転自在に支持する第1軸受部材と、前記モータ出力軸を前記電動モータ側で第2部材に対して回転自在に支持すると共に、径方向のガタが前記第1軸受部材での径方向のガタよりも小さく設定された第2軸受部材と、を備え、
前記モータ出力軸は、円筒状に形成されていると共に、前記第2部材には、円筒部が設けられ、前記第1軸受部材及び第2軸受部材は、前記モータ出力軸の内周と前記円筒部の外周との間に設けられ、前記第2軸受部材は、外輪が前記モータ出力軸の内周に固定されている一方、内輪が前記円筒部の外周に設けられた小径部と大径部との間の段差部とボルトの頭部とによって挟持状態に固定されていることを特徴としている。
この発明によれば、電動モータの安定した作動と減速機構の円滑な作動を両立させることが可能になる。
本発明の第1実施形態に係るバルブタイミング制御装置の縦断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 本実施形態に供されるカバー部材と第1オイルシールとの分解斜視図である。 図1のC−C線断面図である。 本実施形態における第2ボールベアリング側の要部拡大断面図である。 本実施形態における電動モータの要部拡大断面図である。 第2実施形態に係るバルブタイミング制御装置の縦断面図である。 本実施形態における第2ボールベアリング側の要部拡大断面図である。 第3実施形態におけるプレーンベアリング側の要部拡大断面図である。
以下、本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置(VTC)の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態では、内燃機関の吸気側の動弁装置に適用したものであるが、排気側の動弁装置に同様に適用することも可能である。
〔第1実施形態〕
このバルブタイミング制御装置は、図1に示すように、内燃機関のクランクシャフトによって回転駆動する第1部材であるタイミングスプロケット1と、図外のシリンダヘッド上に軸受44を介して回転自在に支持され、前記タイミングスプロケット1から伝達された回転力によって回転する第2部材であるカムシャフト2と、該タイミングスプロケット1の前方位置に配置されて、チェーンカバー40にボルトによって取り付け固定されたカバー部材3と、前記タイミングスプロケット1とカムシャフト2の間に配置されて、機関運転状態に応じて両者1,2の相対回転位相を変更する位相変更機構4と、を備えている。なお、前記チェーンカバー40は、シリンダヘッドにボルトによって取り付け固定されている。
前記タイミングスプロケット1は、全体が鉄系金属によって一体に形成され、内周面が段差径状に形成された円環状のスプロケット本体1aと、該スプロケット本体1aの外周に一体に設けられ、巻回されたタイミングチェーン42を介してクランクシャフトからの回転力を受けるギア部1bと、から構成されている。また、タイミングスプロケット1は、前記スプロケット本体1aの内周側に形成された円形溝1cと前記カムシャフト2の前端部に一体に設けられた肉厚なフランジ部2aの外周との間に介装されたボールベアリング43によってカムシャフト2に回転自在に支持されている。このボールベアリング43によりタイミングスプロケット1とモータ出力軸13の径方向の倒れを抑制することができる。
前記スプロケット本体1aは、前端部外周縁に環状突起1eが一体に設けられていると共に、前端側には前記環状突起1eの内周側に同軸上に位置決めされた環状部材19が配置されている。この環状部材19は、前端面側に配置された大径円環状のプレート6と共に前記スプロケット本体1aにボルト7によって軸方向から共締め固定されている。また、前記スプロケット本体1aの内周面の一部には、図3に示すように、円弧状の係合部であるストッパ凸部1dが周方向に沿って所定長さ範囲まで形成されている。前記環状部材19は、内周に波形状の内周噛み合い部である内歯19aを有している。
前記プレート6の前端側外周には、前記位相変更機構4の後述する電動モータ12の一部を構成する円筒状のハウジング5がボルト11によって固定されている。
前記ハウジング5は、鉄系金属によって横断面ほぼコ字形状(カップ状)に形成されてヨークとして機能し、前端側(底部側)に円環プレート状の保持部5aを一体に有していると共に、該保持部5aを含めた外周側全体が前記カバー部材3によって所定の隙間をもって覆われた形で配置されている。
前記カムシャフト2は、外周に図外の一気筒当たり2つの吸気弁を開作動させる一気筒当たり2つの駆動カムを有していると共に、前端部に従動部材9がカムボルト10によって軸方向から結合されている。前記各吸気弁は、図外のバルブスプリングによってそれぞれ閉方向に付勢されている。したがって、かかるバルブスプリングのばね力などに起因して前記カムシャフト2に正負の交番トルクが発生する。
また、カムシャフト2の前記フランジ部2aには、図3に示すように、前記スプロケット本体1aのストッパ凸部1dが係入するストッパ凹溝2bが円周方向に沿って形成されている。このストッパ凹溝2bは、円周方向へ所定長さの円弧状に形成されて、カムシャフト2がこの長さ範囲で回動してストッパ凸部1dの両端縁1f、1gに周方向の対向縁2c、2dがそれぞれ当接することによって、タイミングスプロケット1に対するカムシャフト2の最大進角側あるいは最大遅角側の相対回転位置を規制するようになっている。
つまり、カムシャフト2が回転して、図3に示すように、カムシャフト2側の一方の対向縁2dがタイミングスプロケット1側の一端縁1gに当接規制された状態で最大遅角側の相対回転位相となり、逆に他方の対向縁2cが他端縁1fに当接規制された状態で最大進角側の相対回転位相になるように設定されている。この両ストッパ凸部1dとストッパ凹溝2bによってストッパ機構が構成されている。
前記カムボルト10は、頭部10aと、該頭部10aに一体に有する軸部10bとからなり、前記頭部10aの軸部10b側の座面10cが後述する第2ボールベアリング35の内輪35aの軸方向外端縁に軸方向から当接するようになっている。また、前記軸部10bの外周には、前記カムシャフト2の先端縁から内部軸方向に形成された雌ねじ部2eに螺着する雄ねじ部10dが形成されている。
前記従動部材9は、鉄系金属材によって一体に形成され、図1に示すように、後端側に形成された円板部9aと、該円板部9aの前端面に一体に形成された円筒状の円筒部9bと、から構成されている。
前記円板部9aは、後端面の径方向ほぼ中央位置に前記カムシャフト2のフランジ部2aとほぼ同じ外径の環状段差突起9cが一体に設けられ、この段差突起9cの外周面と前記フランジ部2aの外周面が対峙しながら前記第3ボールベアリング43の内輪43aの内周に挿通配置されている。これによって、組付時におけるカムシャフト2と従動部材9との軸芯作業が容易になる。なお、前記ボールベアリング43の外輪43bは、前記スプロケット本体1aの円形溝1cの内周面に圧入固定されている。
また、前記円板部9aの外周部には、図1、図2に示すように、後述する転動体であるローラ34を保持する保持部材である保持器41が一体に設けられている。この保持器41は、前記円板部9aの外周部に一体に形成された円環状基部から前記円筒部9bと同じ方向、つまり円筒部9bの軸方向に沿って突出した複数の突起部41aを有している。この各突起部41aは、ほぼ櫛歯状に形成されて、それぞれ横断面ほぼ矩形状に形成されていると共に、円環状基部の円周方向のほぼ等間隔位置に所定の隙間をもって形成されて、この各隙間内に前記各ローラ34が配置されるようになっている。
前記円筒部9bは、図1、図6に示すように、中央に前記カムボルト10の軸部10bが挿通される挿通孔9dが貫通形成されていると共に、外周側には後述するモータ出力軸13の後端側を回転自在に支持する第1軸受部材であるニードルベアリング28が設けられている。また、この円筒部9bは、図6にも示すように、先端側が小径部9eに形成されて、前記ニードルベアリング28側の大径部と前記小径部9eとの間に、後述する第2軸受部材である第2ボールベアリング35の内輪35aが軸方向から当接して位置決めされる段差面9fが形成されている。
前記カバー部材3は、図1及び図5に示すように、比較的に肉厚なベークライト樹脂材(非磁性材)によって一体に形成され、カップ状に膨出したカバー本体3aと、該カバー本体3aの後端部外周に一体に有するブラケット3bと、から構成されている。
前記カバー本体3aは、前記位相変更機構4の前端側を覆う、つまり前記ハウジング5の前端側の保持部5aから後端部側のほぼ全体を、所定隙間をもって覆うように配置されていると共に、ほぼ平坦状の前端壁のほぼ中央位置には作業用孔3cが貫通形成されている。この作業用孔3cは、オイルシール50と位相変換機構4の同軸を合わせるためのものであって、組付完了後は、横断面ほぼコ字形状の第1栓体29が嵌着固定されて外部から電動モータ12への塵などの浸入を阻止するようになっている。一方、前記ブラケット3bには、ほぼ円環状に形成された6つのボス部にそれぞれボルト挿通孔3fが貫通形成されている。
また、前記カバー部材3は、図1に示すように、前記ブラケット3bのボルト挿通孔3fを挿通した複数のボルト47によって前記チェーンカバー40に固定されている。また、前記カバー本体3aの前端壁の内周面には、内外2重のスリップリング48a,48bが各内端面を露出した状態で一体的に埋設固定されている。前記各スリップリング48a、48bは、ほぼ薄板円環状に形成されて所定のスパンをもって内外に配置されていると共に、それぞれの軸方向の外端部が前記前端壁の内面側に埋設状態に固定されている。
さらに前記カバー部材3の上端部には、コネクタ部49が設けられている。このコネクタ部49は、基端部がカバー部材3の内部に埋設固定された長板状のコネクター端子49aを有すると共に、カバー部材3の内部に埋設固定されて、一端部が前記コネクター端子49aの基端部に接続され、他端部が前記各スリップリング48a、48bに接続されたクランク状の導電部材49bを有している。前記コネクタ端子49aには、コントロールユニット21を介して図外のバッテリー電源から通電あるいは通電が遮断されるようになっている。
前記カバー本体3aの後端部側の内周面と前記ハウジング5の外周面との間には、図1及び図4に示すように、シール部材である大径なオイルシール50が介装されている。この大径オイルシール50は、横断面ほぼコ字形状に形成されて、合成ゴムの基材の内部に芯金が埋設されていると共に、外周側の円環状基部50aが前記カバー部材3a後端部の内周面に形成された円形溝3d内に嵌着固定されている。また、円環状基部50aの内周側には、前記ハウジング5の外周面に当接するシール面50bが一体に形成されている。
前記位相変更機構4は、前記カムシャフト2のほぼ同軸上前端側に配置されたアクチュエータである電動モータ12と、該電動モータ12の回転速度を減速してカムシャフト2に伝達する前記減速機構8と、から構成されている。
前記電動モータ12は、図1に示すように、ブラシ付きのDCモータであって、前記タイミングスプロケット1と一体に回転するヨークである前記ハウジング5(一方側の部材)と、該ハウジング5の内部に回転自在に設けられたモータ出力軸13と、ハウジング5の内周面に固定された半円弧状の一対の永久磁石14,15と、ハウジング保持部5aの内底面側に設けられた固定子であるステータ16と、を備えている。
前記モータ出力軸13は、円筒状に形成されてアーマチュアとして機能し、内周面が図6にも示すように、カバー部材3側である先端側に大径周面13aが形成されていると共に、後端側に小径周面13bが形成されている。この大径周面13aと小径周面13bとの間に、前記円筒部9の段差面9fと径方向で対向する段差面13cが形成されている。
また、モータ出力軸13は、軸方向のほぼ中央位置の外周に、複数の極を持つ鉄心ロータ17(他方側の部材)が固定されていると共に、該鉄心ロータ17の外周に電磁コイル18が巻回されている。また、モータ出力軸13の前端部の小径な外周面には、コミュテータ20が圧入固定されている。このコミュテータ20の前記鉄心ロータ17の極数と同数に分割された各セグメントに、前記電磁コイル18がハーネスによって接続されている。さらに、前記モータ出力軸13の内部には、前記カムボルト10が締結された後に内部を閉塞する横断面ほぼコ字形状の第2栓体31が圧入固定されている。これによって、オイルの自由な排出を阻止するようになっている。
前記ステータ16は、図5に示すように、前記保持部5aの内底壁に4本のビス22aによって固定された円環板状の樹脂ホルダー22と、該樹脂ホルダー22と保持部5aに軸方向から貫通配置されて、各先端面が前記一対のスリップリング48a、48bに摺接して給電される周方向内外2つの給電用ブラシである第1ブラシ23a,23bと、樹脂ホルダー22の内周側に内方へ進退自在に保持されて、円弧状の先端部が前記コミュテータ20の外周面に摺接する通電切換用ブラシである第2ブラシ24a、24bと、から主として構成されている。
前記第1ブラシ23a、23bと第2ブラシ24a、24bは、ピッグテールハーネス25a、25bによって接続されていると共に、それぞれに弾接した捩りばね26a、27aのばね力によって前記スリップリング48a、48b方向やコミュテータ20方向へそれぞれ付勢されている。
また、前記各永久磁石14,15と鉄心ロータ17との間には、図7に示すように、導電路となるほぼ円環状のエアギャップGが形成されている。このエアギャップGは、電動モータ12の回転性能に影響を与え、その径方向幅の隙間大きさが可及的に小さな値に設定されることが好ましい。
前記モータ出力軸13は、図1に示すように、前記従動部材9の円筒部9bの外周側に設けられた前記ニードルベアリング28と、カムボルト10の座面部10c側の軸部10bの外周側に設けられた前記第2ボールベアリング35と、によってカムボルト10に回転自在に支持されている。また、前記モータ出力軸13のカムシャフト2側の後端部には、減速機構8の一部を構成する円筒状の偏心回転体である偏心軸部30が一体に設けられている。
前記ニードルベアリング28は、図2、図6に示すように、前記偏心軸部30の内周面に圧入された円筒状のリテーナ28aと、該リテーナ28aの内部に回転自在に保持された複数のニードルローラ28bとから構成されている。このニードルローラ28bは、前記従動部材9の円筒部9bの大径部の外周面を転動している。また、図6に示すように、該各ニードルローラ28bの内端縁と円筒部9bの大径部との間には、各ニードルローラ28bの良好な転動性を確保するための第1クリアランスC1(ガタ)が形成されており、この第1クリアランスC1は、径方向の大きさが約15〜45μm、好ましくは約30μmに設定されている。
前記第2ボールベアリング35は、図6にも示すように、一般的な構造であって、内輪35aと外輪35b及び両輪間35a、35bに収容配置された複数のボール35cとからなり、前記内輪35aが前記従動部材9の円筒部9bの小径部9eの外周面に前記段差面9fに突き当たるまで軸方向から嵌挿されている一方、外輪35bが前記モータ出力軸13の大径周面13aに前記段差面13cに突き当たるまで軸方向から嵌挿されている。これによって、外輪35bの軸方向の位置決めがなされている。
また、前記円筒部9bの小径部9eは、その軸方向の長さLが前記内輪35aの軸方向の長さよりも短く形成されて、前記カムボルト10が螺着締結された際に、前記小径部9eの先端縁とカムボルト10の頭部10aの座面10cとの間に空間である隙間Sが形成されるようになっている。
したがって、内輪10aは、前記段差面9fとカムボルト頭部10aの座面10cとの間に挟持状態に固定されると共に、隙間Sによってカムボルト10の軸力が直接的に作用するようになっている。一方、外輪35bは、モータ出力軸13の前記段差面13cと抜け止めリングであるスナップリング36との間に軸方向から挟持された状態で位置決め支持されている。
また、前記小径部9eの外周面と内輪35aの内周面との間には、第2クリアランスC2が形成されており、この第2クリアランスC2(ガタ)は、前記ニードルベアリング28側の第1クリアランスC1(ガタ)よりも小さな約0〜30μmに設定され、好ましくは約15μmに設定されている。換言すれば、第2ボールベアリング35は、構造上、その径方向の第2クリアランスC2を前記ニードルベアリング28側の第1クリアランスC1よりも十分に小さく設定することが可能であり、これによって、最大径方向の移動量がニードルベアリング28側よりも小さくなるように設定されている。
前記モータ出力軸13(偏心軸部30)の外周面と前記プレート6の内周面との間には、減速機構8の内部から電動モータ12内への潤滑油のリークを阻止する小径オイルシール32が設けられている。この小径オイルシール32は、シール機能の他に、内周部が前記モータ出力軸13の外周面に弾接していることによって、該モータ出力軸13の回転に対して摩擦抵抗を付与するようになっている。
前記コントロールユニット21は、前記クランクシャフトの回転位置を検出する図外のクランク角センサや、カムシャフト2の回転位置を検出するカム角センサ、吸入空気量を検出するエアーフローメータ、水温センサ、アクセル開度センサなど各種のセンサ類から情報信号に基づいて現在の機関運転状態を検出して、点火時期や燃料噴射量などを制御している。
また、コントロールユニット21は、前記クランク角センサとカム角センサから出力された検出信号によって前記クランクシャフトとカムシャフト2の相対回転角度位相を検出し、これらの検出信号に基づいて前記電動モータ12の電磁コイル18に通電してモータ出力軸13の正逆回転制御を行い、減速機構8を介してタイミングスプロケット1に対するカムシャフト2の相対回転位相を制御するようになっている。
前記減速機構8は、図1、図2に示すように、偏心回転運動を行う前記偏心軸部30と、該偏心軸部30の外周に設けられた第1ボールベアリング33と、該第1ボールベアリング33の外周に設けられた転動体である複数のローラ34と、該ローラ34を転動方向に保持しつつ径方向の移動を許容する前記保持器41と、該保持器41と一体の前記従動部材9と、から主として構成されている。
前記偏心軸部30は、図2も示すように、円筒状に形成されて、外周面に形成されたカム面の軸心Yがモータ出力軸13の軸心Xから径方向へ僅かに偏心している。
前記第1第1ボールベアリング33は、大径状に形成されて、前記ニードルベアリング28の径方向位置で全体がほぼオーバラップする状態に配置され、内輪33aと外輪33bとの間に複数のボール33cが転動自在に支持され、前記内輪33aが前記偏心軸部30の外周面に圧入固定されていると共に、前記外輪33bの外周面には前記ローラ34が常時当接している。また、前記外輪33bの外周側には、図2にも示すように、三日月円環状の隙間Cが形成されて、この隙間Cを介して第1ボールベアリング33全体が前記偏心軸部30の偏心回転に伴って径方向へ移動可能、つまり偏心動可能になっている。そして、前記第1ボールベアリング33と偏心軸部30が偏心回転体として構成されている。
前記各ローラ34は、金属材からなる中実な円柱状に形成され、内周面が前記第1ボールベアリング33の外輪33bの外周面に偏心動に伴って所定の領域のものが当接すると共に、外周側が前記環状部材19の内歯19aに一部が嵌入している。また、各ローラ34は、第1ボールベアリング33の偏心動に伴って径方向へ移動しつつすると共に、保持器41の前記各突起部41aによって周方向にガイドされつつ径方向へ揺動運動するようになっている。
前記保持器41は、前述したように、周方向へ一定の間隔をもって設けられた複数の突起部41aを有し、この各突起部41aの軸方向の一端側、つまり従動部材9側が閉塞されているが、その反対側は開口されていて、この開口部41bは、前記プレート6などが前記ボルト7によって共締めされた際に、前記プレート6によって閉塞されるようになっている。
そして、前記各ローラ34は、図2に示すように、第1ボールベアリング33の偏心位置によっては一部が環状部材19の各内歯19aに嵌合せず(図2の下側領域)、各内歯19aから外れて各内歯19a間の山頂部に位置しているか、あるいは不完全な嵌合状態になっている。また、各内歯19aに完全に嵌合している状態にある領域(図2の上側領域)でも、前記内歯19aの内面19bとローラ34の外周面との間に、約10〜40μmの微小なクリアランスが形成されていて、これによって、各ローラ34の転動性やVTCの騒音の低減化、制御応答性などを確保している。このクリアランスは、各構成部品を組み付ける際に比較的厳しく隙間管理がなされている。
前記減速機構8の内部には、潤滑油供給手段によって潤滑油が供給されるようになっている。この潤滑油供給手段は、図1に示すように、前記シリンダヘッドの軸受44に軸受されるカムシャフト2のジャーナルの外周に形成された円環溝状の油供給通路45と、前記カムシャフト2の内部軸方向に形成されて、前記油供給通路45に連通した油供給孔46と、カムシャフト2の先端面に形成されて、前記油供給孔46の下流端に接続された油溝46aと、前記従動部材9の内部軸方向に貫通形成されて、一端が前記油溝46aに開口し、他端が前記ニードルベアリング28と第1ボールベアリング33の付近に開口した前記小径なオイル供給孔46bと、同じく従動部材9に貫通形成された前記大径な3つの図外のオイル排出孔とから構成されている。
前記油供給通路45は、シリンダヘッドの内部に形成された図外のメインオイルギャラリーを介してオイルポンプから潤滑油が常時供給されるようになっている。したがって、前記ニードルベアリング28や第1ボールベアリング33及び前記環状部材19の内歯19a、各ローラ34、保持器41の各突起部41aなどには常時十分な潤滑油が供給されるようになっている。
以下、本実施形態におけるバルブタイミング制御装置の基本的な作動について説明する。まず、機関のクランクシャフトが回転駆動するとタイミングチェーン42を介してタイミングスプロケット1が回転する。その回転力が環状部材19とプレート6を介して電動モータ12のハウジング5に伝達されて永久磁石14,15やステータ16が同期回転する。一方、前記環状部材19の回転力が、ローラ34から保持器41及び従動部材9を経由してカムシャフト2に伝達される。これによって、カムシャフト2は、クランクシャフトの1/2の回転速度で回転しつつ外周側のカムが吸気弁をバルブスプリングのばね力に抗して開作動させる。
そして、機関始動後の通常運転時には、前記コントロールユニット21の制御信号によってバッテリー電源からスリップリング48a、48bなどを介して電動モータ12の電磁コイル17に通電される。これによって、モータ出力軸13が正逆回転制御され、この回転力が減速機構8を介してカムシャフト2に伝達されて前記タイミングスプロケット1に対する相対回転位相が制御されるようになっている。
すなわち、前記モータ出力軸13の回転に伴い偏心軸部30が偏心回転すると、各ローラ34がモータ出力軸13の1回転毎に保持器41の各突起部41aの側面で径方向へガイドされながら前記環状部材19の一の内歯19aを乗り越えて隣接する他の内歯19aに転動しながら移動し、これを順次繰り返しながら円周方向へ転接する。この各ローラ34の転接によって前記モータ出力軸13の回転が減速されつつ前記従動部材9を介してカムシャフト2に回転力が伝達される。このときの減速比は、前記ローラ34の個数などによって任意に設定することが可能であり、ローラ34の数を多くすれば減速比は小さくなり、少なくすれば大きくなる。
これにより、カムシャフト2がタイミングスプロケット1に対して正逆相対回転して相対回転位相が変換されて、吸気弁の開閉タイミングを進角側あるいは遅角側に変換制御するのである。
そして、前記タイミングスプロケット1に対するカムシャフト2の正逆相対回転の最大位置規制(角度位置規制)は、前述したように、前記ストッパ凸部1dの各側縁1f、1gが前記ストッパ凹溝2bの各対向縁2c、2dのいずれか一方に当接することによって行われる。
つまり、前記従動部材9(カムシャフト2)が、前記偏心軸部30の偏心回動に伴ってタイミングスプロケット1の回転方向(図3の矢印方向)と同方向に回転することによって、ストッパ凸部1dの他側縁1fにストッパ凹溝2bの他方側の対向縁2cが当接してそれ以上の同方向の回転が規制される。これにより、カムシャフト2は、タイミングスプロケット1に対する相対回転位相が進角側へ最大に変更される。
一方、従動部材9がタイミングスプロケット1の回転方向と逆方向に回転することによって、ストッパ凸部1dの一側縁1gにストッパ凹溝2bの一方側の対向縁2dが当接してそれ以上の同方向の回転が規制される。これにより、カムシャフト2は、タイミングスプロケット1に対する相対回転位相が遅角側へ最大に変更される。
この結果、吸気弁の開閉タイミングが進角側あるいは遅角側へ最大に変換されて、機関の燃費や出力の向上が図れる。
このように、ストッパ凸部1dとストッパ凹溝2bによってカムシャフト2の相対回転位置を確実に規制することができる。
以上のように、本実施形態では、減速機構8の特異な構成によって、VTCの作動中におけるカムシャフト2から伝達された交番トルクなどによる騒音の低減化や良好な制御応答性などを確保することができる。
また、本実施形態では、前記モータ出力軸13を回転自在に支持する第2ボールベアリング35は、内輪35aと小径部9eとの間の第2クリアランスC2がニードルベアリング28側の第1クリアランスC1よりも十分に小さく設定されている。
このため、前記鉄心ロータ17と永久磁石14と間のエアギャップGを、十分に小さく設定することができると共に、エアギャップGの円周方向の大きさをほぼ均一とすることが可能になる。
この結果、電動モータ12の回転駆動の安定化が図れると共に、モータ出力軸13から安定した回転力が伝達される減速機構8の円滑な作動が得られる。
また、前記偏心軸部30側はニードルベアリング28によって回転自在に支持したため、径方向の耐荷重性が大きくなり、減速機構8の耐久性が向上する。
前記各ローラ34を保持器41によって保持収容するようにしたため、該各ローラ34の保持収容性が良好になり、各ローラ34による減速機構8の作動性が良好になる。
また、前記第2ボールベアリング35は、内輪35aがカムボルト10の座面10cと段差面9fとの間で、カムボルト10の大きな軸力によって挟持状態に確実かつ強固に固定されていると共に、外輪35bもモータ出力軸13側の段差面13cとスリップリング36との間で軸方向の位置決めをされつつ確実保持されている。特に、内輪35aは、小径部9eの外周に嵌挿しつつ段差面9fによって軸方向の位置決めが行われるので、モータ出力軸13に対して正確に位置決め固定することが可能になる。
また、モータ出力軸13と従動部材9を、径方向のガタの少ない前記第2ボールベアリング35によって位置決めすることができるので、構成部品の組付時における前記カムボルト10を含めた全体の同軸性が出しやすくなる。
また、前記減速機構8の従動部材9や保持器41などとカムシャフト2とを、カムボルト10によって一緒に連結したため、かかる連結作業が容易になると共に、両者8、2の芯出しが容易になる。
〔第2実施形態〕
図8及び図9は第2実施形態を示し、バルブタイミング制御装置の基本構造は第1実施形態と同様であるが、異なるのは、従動部材9の円筒部9bの構造を変更したものである。
すなわち、前記円筒部9bを段差径状ではなく、均一径の大径状に形成され、その内周面に金属円筒状のカラー部材37が圧入固定されている。このカラー部材37は、外径が円筒部9bの内径より僅かに小さく設定されて圧入可能になっていると共に、内径がカムボルト10の軸部の外径よりも僅かに大きく設定されて、挿通可能になっている。
また、このカラー部材37は、例えばプレス成形によって円筒状に形成され、軸方向の長さL1が円筒部9bの軸方向の長さよりも長く設定されて、先端部37aが円筒部9bの先端縁から突出形成されて段差状になっている。この突出先端部37aの長さL1’は、前記第2ボールベアリング35の内輪35aの軸方向の長さよりも僅かに短く形成されて、前述の場合と同じように、先端部37aの先端縁とカムボルト頭部10aの座面10cとの間に隙間Sが形成されるようになっている。したがって、カムボルト10の軸力を内輪35aが直接に受けることになる。
また、この実施形態でも、前記ニードルベアリング28のニードルローラ28bと円筒部9bとの間の第1クリアランス(ガタ)C1が約15〜45μmに設定されているのに対して、カラー部材37の先端部37aと内輪35aとの間の第2クリアランス(ガタ)C2が約0〜30μmに設定されて、第1クリアランスC1よりも十分に小さく設定されている。
したがって、この第2実施形態によれば、第1実施形態と同じく前記第2ボールベアリング35の第2クリアランスC2を十分に小さくできることから、前記鉄心ロータ17と永久磁石14と間のエアギャップGを、十分に小さく設定することができると共に、エアギャップGの円周方向の大きさをほぼ均一とすることが可能になる。
この結果、電動モータ12の回転駆動の安定化が図れると共に、モータ出力軸13から安定した回転力が伝達される減速機構8の円滑な作動が得られる。
また、本実施形態では、カラー部材37を従動部材9とは別体に形成したことから、該カラー部材37の外径を高精度に成形することが可能であると共に、例えば先端部37aの外径を任意に変更するができるので、前記第2クリアランスC2の微小かつ高精度な隙間管理が可能になる。これによって、前記エアギャップGも精度良く設定することができる。
また、カラー部材37は、プレス成形によって形成するので、その製造作業が容易であると共に、その内外径の高精度な加工が可能になる。他の作用効果は、第1実施形態と同様である。
〔第3実施形態〕
図10は第3実施形態を示し、基本構造は第1実施形態のものと同じであるが、異なるところは、前記ニードルベアリング28と第2ボールベアリング35を廃止して、これらの断面形状に合った金属製からなるプレーンベアリング38によって一体に構成したものである。
すなわち、前記モータ出力軸13の大径周面13aや小径周面13b、段差面13c、従動部材9の円筒部9bの小径部9eなどの構造は、第1実施形態のものと同じ構造である。
前記プレーンベアリング38は、全体がほぼ円筒状に形成され、ニードルベアリング28に相当する位置に形成された円筒状の第1プレーン部38aと、第2ボールベアリング35に相当する位置に形成された円環状の第2プレーン部38bとから構成されている。
前記第1プレーン部38aは、円筒部9eの大径部外周面とモータ出力軸13の小径周面13bとの間に軸方向から嵌挿可能なように比較的小さな肉厚に形成され、軸方向の長さL2が円筒部9bの大径部の長さとほぼ同一に設定されていると共に、内周面38cと円筒部9bの大径部の外周面との間の第1クリアランスC1の大きさが約15〜45μmに設定されている。
一方、前記第2プレーン部38bは、前記小径部9eの外周面と大径周面13aとの間に嵌挿可能なように比較的肉厚な円環状に形成され、後端面が第1プレーン部38aと一体に結合されていると共に、その軸方向の長さL3が前記小径部9eの軸方向長さLよりも僅かに大きく形成されて、カムボルト10が締結された際に、該カムボルト頭部10aの座面10cと円筒部9eの先端縁との間に隙間Sが形成されるようになっている。
また、前記第1プレーン部38aと第2プレーン部38bとの間には、互いの肉厚の相違によって段差状に形成された円環状の内外当接面38d、38eが形成されている。
したがって、この実施形態によれば、構成部品の組付時に、前記プレーンベアリング38を、第1プレーン部38a側から前記モータ出力軸13と円筒部9bとの間の円環状隙間内に軸方向へ挿入しつつ押し込むと、前記内外当接面38d、38eが、モータ出力軸13側の段差面13cと円筒部9b側の段差面9fとにそれぞれ軸方向から当接して位置決めされる。その後、前記カムボルト10を、円筒部9b内を挿通しつつカムシャフト2の雌ねじ部に螺着締結すると、第2プレーン部38bがカムボルト頭部10aの座面10cと円筒部10bの段差面9fとの間に挟持状態で固定される。
このとき、前記第1プレーン部38aの内周面と円筒部9eの大径部の外周面との間の第1クリアランスC1の大きさは、約15〜45μmに設定されている一方、前記第2プレーン部38bの内周面と円筒部9bの小径部9eの外周面との間に形成される第2クリアランスC2の大きさは、0〜30μmに設定されて、前記第1クリアランスC1よりも十分に小さく設定されている。
したがって、この第3実施形態も、前記第1プレーン部38b側の第2クリアランスC2を十分に小さくできることから、前記鉄心ロータ17と永久磁石14と間のエアギャップGを十分に小さく設定することができると共に、エアギャップGの円周方向の大きさをほぼ均一とすることが可能になる。
この結果、電動モータ12の回転駆動の安定化が図れると共に、モータ出力軸13から安定した回転力が伝達される減速機構8の円滑な作動が得られる。
しかも、本実施形態では、第2ボールベアリング35やニードルベアリング28を廃止して、プレーンベアリング38を用いたことから、この製造作業が容易になると共に、組み付け作業も容易になる。
さらに、プレーンベアリング38は、偏心軸部30側の第1プレーン部38aとモータ出力軸13側の第2プレーン部38bを分割することなく一体に形成したことから、前記製造作業と組立作業が一層容易になると共に、コストの低減化が図れる。
〔各実施形態の他の共通の作用効果〕
また、前記第1〜第3実施形態の共通の作用効果としては、前記カバー部材3を合成樹脂材によって形成したことによって機関の全体の軽量化が図れると共に、前記各スリップリング48a、48bやコネクタ端子49aなどを一体的に設けることができるので、これらの製造作業が容易になる。
前記減速機構8のニードルベアリング28(第1プレーン部38a)と第1ボールベアリング33を径方向のほぼ同一位置に配置し、特に、ニードルベアリング28(第1プレーン部38a)と同じ径方向位置に前記環状部材19とローラ34を配置したことから、装置の軸方向の長さを十分に短くすることが可能になる。この結果、装置の小型化と軽量化が図れる。
しかも、前記減速機構8の構造が簡素化されるため、製造作業や組立作業が容易になり、これらのコストを十分の低減することができる。
また、前記環状部材19の内歯19aの歯面とローラ34が噛み合う位置の径方向内周側に前記ニードルベアリング28(第1プレーン部38a)が配置されていることから、環状部材19側から径方向内側へ作用する大きな荷重を前記ニードルベアリング28(第1プレーン部38a)によって受けることができる。このため、前記荷重による曲げモーメントが前記モータ出力軸13に殆ど作用しない。したがって、モータ出力軸13の常時スムーズな回転が得られる。
さらに、前記減速機構8内には、潤滑油供給手段から潤滑油が常時強制的に供給されることから、減速機構8の各部の潤滑性が向上する。つまり、内歯19aとローラ34との間や、ニードルベアリング28、第1ボールベアリング33、第2ボールベアリング35、プレーンベアリング38に潤滑油が供給されて、各ローラ、28b、34や各ボールなどの間の潤滑性が向上して減速機構8による常時滑らかな位相変換が行われることは勿論のこと、この潤滑油が各部材間の緩衝機能を発揮するため、前記打音の発生をより効果的に抑制することが可能になる。
特に、機関の駆動中はオイルポンプから圧送された潤滑油が前記潤滑油供給手段を介して常時供給されて浸漬された状態になるため、前記各ボールやローラなどの転動体の油膜切れの発生が抑制できる。これにより、電動モータ12の初期駆動負荷を十分に低減でき、バルブタイミングの制御応答性の向上と消費エネルギーの減少化が図れる。
また、前記減速機構8内部から前記各オイル排出孔を介して外部に排出された潤滑油は、遠心力によって前記第3ボールベアリング43に付着すると共に、タイミングスプロケット1の各ギア部1bに付着して、これらの部位を効率良く潤滑する。
さらに、前記モータ出力軸13と偏心軸部30を、ニードルベアリング28と第2ボールベアリング35(プレーンベアリング38)を介してカムボルト10に支持したため、別途支持軸を設ける必要がなくなり、部品点数の削減が図れると共に、カムシャフト2に軸方向から直接結合されているので、カムシャフト2に対して径方向の倒れが抑制されて高い同軸性が得られる。
また、ハウジング5によって減速機構8と電動モータ12との一体化が図れると共に、スプロケット本体1aを介してタイミングスプロケット1との一体化も図れることから、これら各構成部品全体のユニット化が図れる。したがって、装置の軸方向の他に径方向の小型化が図れると共に、製品管理が容易になる。
また、前記オイルシール32は、前記モータ出力軸13に摩擦抵抗を付与することから、バルブスプリングのばね力などによって前記カムシャフト2に発生する交番トルクを吸収して電動モータ12の負荷を抑制することができる。
前記モータ出力軸13と偏心軸部30とを一体化したことによって、分割した場合に比較して部品点数の削減が図れると共に、組付、製造作業が容易になり、この点でもコストの低減化が図れる。
前記第2ボールベアリング35やプレーンベアリング38を、カムボルト10によって固定する際に、前記隙間Sの存在によってカムボルト10の軸力を内輪35aや第2プレーン部38bが直接的に伝達できるので、円筒部9eの段差面9fを介して内輪35aや第2プレーン部38bを軸方向から強固に固定することが可能になる。
また、前記第2ボールベアリング35の内輪35aや第2プレーン部38bの内周側を、円筒部9bの小径部9eの外周面に嵌合支持させるようになっていることから、例えば、カムボルト10の軸部10bの外周面に嵌合支持させる場合に比較してボールベアリング35の外径を小さくできる。したがって、ボールベアリング35の小型化によってコストの低減化が図れる。
本発明は、前記各実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば、前記電動モータ12をブラシレスのものを用いることも可能である。
また、転動体としてローラを用いたが、各構成部材の構造によってはボールで構成することも可能である。
さらに、可変動弁装置としては、各実施形態のバルブタイミング制御装置に限定されるものではなく、例えば、本出願人が先に出願した特開2010−84716号公報に記載された発明のように、機関運転状態に応じて吸気弁のリフト量と作動角を可変にする可変動弁装置に適用することも可能である。
前記実施形態から把握される前記請求項以外の発明の技術的思想について以下に説明する。
〔請求項a〕請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記第1軸受部材をニードルベアリングによって構成し、第2軸受部材をボールベアリングによって構成したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
一般にニードルベアリングは、各ローラが線接触によって径方向の荷重を受けることから、該径方向の耐荷重性が大きい、一方、ボールベアリングは、径方向の耐荷重性についてはニードルベアリングよりもやや劣るが径方向のμm単位の隙間精度が高く該隙間を十分に小さくすることが可能になる。このため、本発明では、ニードルベアリングによって径方向の耐荷重性を十分に確保できると共に、ボールベアリングによってモータ出力軸の径方向のガタを可及的に小さくすることが可能になることから、電動モータのロータとステータとの間のエアギャップを高精度に設定することができる。
〔請求項b〕
請求項aに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記モータ出力軸は、外周に軸心がモータ出力軸の回転中心から偏心した偏心軸部を有する円筒状に形成されている一方、
前記減速機構は、
前記第1部材の内周に設けられた内周噛み合い部と、
前記モータ出力軸の回転に伴う前記偏心軸部の回転によって前記内周噛み合い部に噛み合って遊星運動を行う遊星噛み合い部材と、
前記第2部材に設けられ、前記遊星噛み合い部材の径方向運動を吸収して、回転運動のみを前記第2部材に伝達する偏心吸収部材と、から構成され、
前記第1軸受部材は、前記モータ出力軸における前記偏心軸部の内周と第2部材の外周との間に設けられていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項c〕請求項bに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記遊星噛み合い部材は、前記偏心軸部に取り付けられたボールベアリングと、該ボールベアリングの外周に配置され、前記内周噛み合い部に部分的に噛み合うように構成された複数のローラと、によって構成され、
前記偏心吸収部材は、前記ローラの径方向の移動を許容しつつ前記モータ出力軸の回転方向の移動を規制するローラ保持部材であることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
この発明によれば、とりわけ、ローラ保持部材によって複数ローラの保持収容性が良好になると共に、ローラによる減速機構の作動性が良好になる。
〔請求項d〕請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記モータ出力軸は、円筒状に形成されていると共に、前記第2部材には、円筒部が設けられ、
前記第1軸受部材及び第2軸受部材は、前記モータ出力軸の内周と前記円筒部の外周との間に設けられ、
前記第2軸受部材は、外輪が前記モータ出力軸の内周に固定されている一方、内輪が前記円筒部の外周に設けられた小径部と大径部との間の段差部とボルトの頭部とによって挟持状態に固定されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
この発明によれば、前記段差部とボルト頭部とによって第2軸受部材の外輪と内輪が軸方向の位置決めされながら強固に固定されると共に、径方向のガタが少ない第2軸受部材によって締結時における前記ボルトの軸心を出しやすくなる。
〔請求項e〕請求項dに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記ボルトは、前記減速機構と前記第2部材を連結すると共に、軸心が前記円筒部の中心軸と同軸に配置されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
この発明によれば、前記ボルトによって減速機構と第2部材との連結と芯出しの両方の効果を得ることができる。
〔請求項f〕請求項eに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記円筒部の段差状先端部を第2軸受部材の内輪の軸方向長さよりも短く設定することによって前記段差状先端部の先端縁と該先端縁に対向するボルトの頭部の座面との間に空間を形成したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
この発明によれば、前記空間を形成することによって、締め付け時におけるボルト頭部の座面が前記円筒部の先端縁に当接することなく、前記座面の外周端が前記内輪の一側面に当接して該内輪を軸方向から強固に締め付けることが可能になる。つまり、ボルトの締め付け軸力を内輪に十分に伝達することが可能になるのである。
〔請求項g〕請求項dに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記モータ出力軸の内周に小径周面と大径周面が形成され、前記小径周面と大径周面との間の段差部に、前記第2軸受部材の外輪が軸方向から当接した状態で前記モータ出力軸に固定されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
この発明によれば、前記段差部によって前記第2軸受部材の外輪が軸方向の位置決めがなされることから、モータ出力軸に対して正確に位置決め固定することができる。
〔請求項h〕請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記第1部材はクランクシャフトから回転力が伝達される一方、第2部材はカムシャフトに固定されることによって、機関弁の開閉時期を変更するものであることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項i〕請求項2に記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記第1部材に固定される一方側の部材に、前記永久磁石が設けられ、前記モータ出力軸に固定される他方側の部材に、前記電磁コイルが設けられて、コミュテータを介して前記電磁コイルに通電されることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
〔請求項j〕請求項iに記載の内燃機関の可変動弁装置において、
前記コミュテータには、ブラシとスリップリングを介して電流が供給されることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
1…タイミングスプロケット(第1部材)
2…カムシャフト(第2部材)
3…カバー部材
3a…カバー本体
4…位相変更機構
5…ハウジング(一方側の部材)
6…プレート
7…ボルト
8…減速機構
9…従動部材
9b…円筒部
9f…段差面
10…カムボルト(ボルト)
10a…頭部
10b…軸部
10c…座面
12…電動モータ
13…モータ出力軸
13a…大径周面
13b…小径周面
13c…段差面
14…永久磁石
17…鉄心ロータ(他方側の部材)
18…電磁コイル
19…環状部材
19a…内歯
23a、23b…第1ブラシ
24a、24b…第2ブラシ
28…ニードルベアリング(第1軸受部材)
30…偏心軸部
32…第2オイルシール
33…第1ボールベアリング(偏心回転体)
33a…内輪
33b…外輪
34…ローラ
35…第2ボールベアリング(第2軸受部材、位置決め手段)
35a…内輪
35b…外輪
41…保持器(保持部材)
41a…突起部
41b…開口部
43…第2ボールベアリング
48a、48b…スリップリング
C1…第1クリアランス
C2…第2クリアランス
G…エアギャップ
S…隙間

Claims (2)

  1. 第1部材に対する第2部材の相対回転位置を変更することによって、機関弁の作動特性を可変にする内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記第1部材に一体的に設けられた電動モータと、
    該電動モータのモータ出力軸の回転力を減速して前記第2部材に伝達することによって、前記第1部材に対して第2部材を相対回転させる減速機構と、
    前記モータ出力軸を、前記減速機構側で第2部材に対し回転自在に支持する第1軸受部材と、
    前記モータ出力軸を前記電動モータ側で第2部材に対して回転自在に支持すると共に、径方向のクリアランスが前記第1軸受部材での径方向のクリアランスよりも小さく設定された第2軸受部材と、を備え、
    前記モータ出力軸は、円筒状に形成されていると共に、前記第2部材には、円筒部が設けられ、
    前記第1軸受部材及び第2軸受部材は、前記モータ出力軸の内周と前記円筒部の外周との間に設けられ、
    前記第2軸受部材は、外輪が前記モータ出力軸の内周に固定されている一方、内輪が前記円筒部の外周に設けられた小径部と大径部との間の段差部とボルトの頭部とによって挟持状態に固定されていることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記第1軸受部材をニードルベアリングによって構成し、前記第2軸受部材をボールベアリングによって構成したことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
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