JP5859083B1 - セルフラミネート回転ラベル - Google Patents

セルフラミネート回転ラベル Download PDF

Info

Publication number
JP5859083B1
JP5859083B1 JP2014198223A JP2014198223A JP5859083B1 JP 5859083 B1 JP5859083 B1 JP 5859083B1 JP 2014198223 A JP2014198223 A JP 2014198223A JP 2014198223 A JP2014198223 A JP 2014198223A JP 5859083 B1 JP5859083 B1 JP 5859083B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
region
cut
adhesive region
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014198223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016071030A (ja
Inventor
雄一 谷口
雄一 谷口
朝晴 倉本
朝晴 倉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuramoto Sangyo Co
HellermannTyton Co Ltd
Original Assignee
Kuramoto Sangyo Co
HellermannTyton Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuramoto Sangyo Co, HellermannTyton Co Ltd filed Critical Kuramoto Sangyo Co
Priority to JP2014198223A priority Critical patent/JP5859083B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5859083B1 publication Critical patent/JP5859083B1/ja
Publication of JP2016071030A publication Critical patent/JP2016071030A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

【課題】 貼り付け完了と同時にフィルムの破片を取り除く。【解決手段】 セルフラミネート回転ラベル10は、フィルム20を備える。フィルム20は第1接着領域30と非接着領域32と第2接着領域34とを有する。第2接着領域34は、フィルム20がケーブル200の周囲に巻き付けられる際に、非接着領域32の上に少なくとも部分的に位置するように構成される。フィルム20に切れ目38が形成されている。切れ目38は、非接着領域32の少なくとも一部と第2接着領域34の少なくとも一部とを囲む。第1接着領域30が、フィルム20のうち切れ目38に囲まれる領域の外側に配置されている。切れ目38の一端50と他端52とが、フィルム20の縁のうち第1接着領域30に最も近い箇所に隣接する部分と、非接着領域32を介して対向している。【選択図】 図1

Description

本発明はセルフラミネート回転ラベルに関する。
特許文献1にはセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベルが開示されている。このラベルは、ケーブルの識別をするためのものである。このラベルは透明フィルムを備える。この透明フィルムは第1接着領域を有する。この透明フィルムは非接着領域を有する。この非接着領域は第1接着領域に隣接する。この透明フィルムは第2接着領域を有する。この第2接着領域は非接着領域に隣接する。この第2接着領域は、透明フィルムがケーブルの周囲に巻き付けられる際に、非接着領域の上に少なくとも部分的に位置する。この透明フィルムは、この透明フィルムの一方の面上にプリント用領域を有する。ミシン目がこの透明フィルムを横断するよう延びる。ミシン目により透明フィルムの分断線が形成される。
特許文献1に示された発明によれば、回転できるようにケーブルにラベルを付けることができる。特許文献1に示された発明によれば、ケーブルの端部を切断することなくそのケーブルにラベルを付けることができる。特許文献1に示された発明によれば、瞬時にケーブルにラベルを付けることができる。特許文献1に示された発明によれば、1部品または2部品の構成とすることができる。特許文献1に示された発明によれば、ラベルを安価に製造できる。
特表2011−524154号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明には、ラベルを回転できるようにした後、ケーブルに貼り付いたままの透明フィルムの破片を改めて剥がさなければならないという問題点がある。
本発明の目的は、貼り付け完了と同時に破片を取り除くことができるセルフラミネート回転ラベルを提供することにある。
図面を参照し本発明を説明する。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためである。この欄で図中の符号を使用することには発明の内容を図示した範囲に限定する意図がない。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、セルフラミネート回転ラベル10は、フィルム20を備える。フィルム20は第1接着領域30を有する。フィルム20は非接着領域32を有する。非接着領域32は、第1接着領域30に隣接する。フィルム20は第2接着領域34を有する。第2接着領域34は、非接着領域32に隣接する。フィルム20の第2接着領域34は、フィルム20が物200の周囲に巻き付けられる際に、非接着領域32の上に少なくとも部分的に位置するように構成される。フィルム20に切れ目38が形成されている。切れ目38の一端50は、非接着領域32のいずれかの箇所に配置される。切れ目38の他端52は、非接着領域32のいずれかであって一端50とは異なる箇所に配置される。切れ目38は、非接着領域32の少なくとも一部と第2接着領域34の少なくとも一部とを囲む。第1接着領域30が、フィルム20のうち切れ目38に囲まれる領域の外側に配置されている。切れ目38の一端50と他端52とのうち少なくとも一方が、フィルム20の縁のうち第1接着領域30に最も近い箇所に隣接する部分と、非接着領域32を介して対向している。
まず第1接着領域30が物200に貼り付けられた後、フィルム20全体がその物200に巻き付けられると、第2接着領域34が非接着領域32に貼り付けられる。第2接着領域34が、フィルム20が物200の周囲に巻き付けられる際に、非接着領域32の上に少なくとも部分的に位置するように構成されるためである。フィルム20全体が物200に巻き付けられる状態のとき、第1接着領域30と非接着領域32と第2接着領域34とは一体になっている。切れ目38の一端50と他端52とが、フィルム20の縁のうち第1接着領域30に最も近い箇所に隣接する部分と、非接着領域32を介して対向しているためである。非接着領域32の少なくとも一部と第2接着領域34の少なくとも一部とを切れ目38が囲んでいるので、非接着領域32のうち切れ目38に囲まれた部分の外側を物200から取り去ることができる。非接着領域32のうち切れ目38に囲まれた部分の外側を物200から取り去ると、最終的に、次に述べられる2つの部分が引き裂かれる。第1の部分は、切れ目38の一端50からこれが対向しているフィルム20の縁までの部分である。第2の部分は、切れ目38の他端52からこれが対向しているフィルム20の縁までの部分である。これらの引き裂きによって、フィルム20は、物200に巻き付けられた部分と、非接着領域32のうち切れ目38に囲まれた部分の外側及びこれに一体化した第1接着領域30とに分離する。非接着領域32のうち切れ目38に囲まれた部分の外側に一体化した第1接着領域30は、非接着領域32のうち切れ目38に囲まれた部分の外側を物200から取り去る際、これと共に取り去られる。物200に巻き付けられた部分は、物200の表面に接着しないまま、一体となって、物200の表面に残る。その結果、貼り付け完了と同時にフィルム20の破片を取り除くことができる。
また、上述した第1接着領域30が要素領域60,62の対を有していることが望ましい。要素領域60,62は非接着領域32を挟む。要素領域60,62は、フィルム20の縁のいずれかの部分に沿って並ぶ。要素領域60,62は、物200に貼り付けられるための領域である。この場合、切れ目38の一端50と他端52とが、フィルム20の縁のうち次に述べられる部分と対向していることが望ましい。その部分は、要素領域60,62に最も近い箇所に隣接する。切れ目38の一端50と他端52とは、その部分に、非接着領域32のうち要素領域60,62の対の間の部分を介して対向することが望ましい。
要素領域60,62の対が非接着領域32を挟んでいると、第1接着領域30が単一の領域を有している場合に比べ、第1接着領域30が物200に貼り付けられた際、第1接着領域30の面積の総和の割にフィルム20が動き難くなる。フィルム20が動き難くなるので、フィルム20を迅速に物200の周囲に巻き付けることできる。
もしくは、上述した切れ目38が、一端側直線状区間90と、他端側直線状区間92とを有していることが望ましい。一端側直線状区間90は、切れ目38の一端50を含む。他端側直線状区間92は、切れ目38の他端52を含む。他端側直線状区間92は、一端側直線状区間90に沿う。
他端側直線状区間92が一端側直線状区間90に沿うと、一端側直線状区間90と他端側直線状区間92とが真っ直ぐな状態の物200の中心軸に直交するようフィルム20を巻き付け得る。これにより、他端側直線状区間92が一端側直線状区間90に沿っていない場合に比べ、フィルム20が物200に巻き付けられた際、物200の表面に残る部分の両端面が共に平面に近くなる。両端面が共に平面に近くなると、切れ目38の一端50からこれが対向しているフィルム20の縁までの部分と切れ目38の他端52からこれが対向しているフィルム20の縁までの部分とが引き裂き易くなる。
もしくは、上述したフィルム20の素材が、せん断方向によってせん断強度が異なる異方性素材であることが望ましい。この場合、一端側直線状区間90が、フィルム20における最もせん断強度が低くなるせん断方向に沿っていることが望ましい。他端側直線状区間92が、フィルム20における最もせん断強度が低くなるせん断方向に沿っていることが望ましい。
一端側直線状区間90と他端側直線状区間92とがフィルム20における最もせん断強度が低くなるせん断方向に沿っていると、そうでない場合に比べ、切れ目38の一端50及び他端52からフィルム20の縁までを真っ直ぐに引き裂き易くなる。
本発明によれば、貼り付け完了と同時にフィルムの破片を取り除くことができる。
本発明の一実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベルの斜視図である。 本発明の一実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベルがケーブルに巻き付けられている途中の状態を示す図である。 本発明の一実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベルの一部が剥がされている状態を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[セルフラミネート回転ラベルの構成]
図1は、本実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベル10の斜視図である。図1を参照しつつ、本実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベル10の構成を説明する。本実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベル10は、合成樹脂製のフィルム20を備える。このフィルム20は、第1接着領域30と、非接着領域32と、第2接着領域34と、端部領域36とを有する。第1接着領域30及び第2接着領域34は、フィルム20の片面の領域である。本実施形態の場合、これらの領域には周知の粘着材が塗られている。本実施形態の場合、非接着領域32は、第1接着領域30及び第2接着領域34と同一の面に設けられている。非接着領域32は、そのような粘着材が塗られていない領域である。非接着領域32は、第1接着領域30に隣接している。第2接着領域34は非接着領域32に隣接する。第2接着領域34は、非接着領域32から見て、第1接着領域30とは反対側に配置される。端部領域36は、非接着領域32から見て、第2接着領域34の向こう側の領域である。
第1接着領域30は、第1要素領域60と、第2要素領域62とを有している。第1要素領域60と第二要素領域とは、フィルム20の縁のいずれかの部分に沿って並んでいる。第1要素領域60と第2要素領域62との間には、非接着領域32の一端が配置される。
非接着領域32は、表示部40を含む。表示部40に、ケーブル200を識別するための情報が示される。本実施形態の場合、表示部40にはその情報が印刷される。
フィルム20には、切れ目38が形成されている。この切れ目38の一端50は、非接着領域32内に配置される。切れ目38の他端52も、非接着領域32内に配置される。本発明においては、切れ目38の一端50と他端52とは、互いに異なる位置に配置される。切れ目38により、非接着領域32の少なくとも一部と第2接着領域34の少なくとも一部とは取り囲まれる。本実施形態の場合、切れ目38の一端50と他端52とは、フィルム20の縁のうち次に述べられる部分に対向している。その部分は、フィルム20の縁のうち第1要素領域60及び第2要素領域62(ひいては第1接着領域30)に最も近い箇所に隣接する部分である。切れ目38の一端50と他端52とは、非接着領域32を介して対向している。具体的には、切れ目38の一端50と他端52とは、非接着領域32のうち第1要素領域60と第2要素領域62との間の部分を介してフィルム20の縁に対向している。すなわち、切れ目38の一端および他端52とフィルム20の縁との間に非接着領域32のうち第1要素領域60と第2要素領域62とに挟まれた部分が存在する。したがって、切れ目38の一端および他端52とは、フィルム20の縁から離れている。
切れ目38は、一端側直線状区間90と、他端側直線状区間92とを有している。切れ目38は、接着領域内区間94をさらに有している。一端側直線状区間90は切れ目38の一端50を含む。他端側直線状区間92は切れ目38の他端52を含む。他端側直線状区間92は一端側直線状区間90に沿う。接着領域内区間94は、第2接着領域34内に配置される。接着領域内区間94において、切れ目38の両脇の粘着材が互いに粘着してする。これにより、接着領域内区間94において、切れ目38の両脇は互いにくっついている。
第1要素領域60は第1直線状外縁80を有する。第1直線状外縁80は第1要素領域60の縁の一部である。第1直線状外縁80は第2要素領域62に対向する。第1直線状外縁80は直線状である。第1直線状外縁80は一端側直線状区間90に沿う。第1直線状外縁80は一端側直線状区間90の延長線上にない。すなわち、第1直線状外縁80は、切れ目38の一端50からフィルム20の縁までの区間上にない。第2要素領域62は第2直線状外縁82を有する。第2直線状外縁82は第2要素領域62の縁の一部である。第2直線状外縁82は第1要素領域60に対向する。第2直線状外縁82は直線状である。第2直線状外縁82は他端側直線状区間92に沿う。第2直線状外縁82は他端側直線状区間92の延長線上にない。すなわち、第2直線状外縁82は、切れ目38の他端52からフィルム20の縁までの区間上にない。
本実施形態の場合、フィルム20には異方性がある。すなわち、本実施形態にかかるフィルム20のせん断強度は、せん断方向によって異なる。本実施形態の場合、フィルム20は、一端側直線状区間90及び他端側直線状区間92に沿う方向(図1における左下から右上へ向かう方向)のせん断強度は、他の方向(特に切れ目38の一端50から他端52へ向かう方向)のせん断強度に比べて小さい。
[セルフラミネート回転ラベルの製造方法]
本実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベル10は、以下の手順で製造される。まず、製造者は、周知の台紙(周知のシールがその使用の時まで貼られている紙)に粘着材を塗布する。この粘着材の位置及びその面積は、フィルム20における第1要素領域60と第2要素領域62と第2接着領域34との位置及び面積に対応している。次に、製造者は、粘着材が塗布された台紙に合成樹脂製のフィルムを貼る。そのフィルムが貼られると、製造者は、そのフィルムに切れ目38を設ける。その際、フィルムのみに切れ目38を設けて台紙に切れ目を設けないための具体的方法は周知である。したがって、その具体的方法は説明されない。あわせて製造者は、そのフィルムから切れ目38の周りの部分を切り取る。これにより、本実施形態にかかるフィルム20が形成される。フィルム20が形成されることで、本実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベル10が完成する。
[セルフラミネート回転ラベルの使用方法]
以下、周知のケーブル200に巻き付けられる場合の、本実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベル10の使用方法を説明する。まず、ユーザーは、第1要素領域60と第2要素領域62とを周知のケーブル200に貼る。これらが貼られると、ユーザーは、セルフラミネート回転ラベル10全体をケーブル200に巻きつける。図2は、セルフラミネート回転ラベル10がケーブル200に巻き付けられている途中の状態を示す図である。セルフラミネート回転ラベル10がケーブル200に巻き付けられると、第2接着領域34は非接着領域32の表面に貼付けられることとなる。第2接着領域34が非接着領域32に貼付けられると、ユーザーは、端部領域36の端を引き起こす。フィルム20には切れ目38が設けられているので、第2接着領域34のうち切れ目38の外側の部分が引き剥がされる。その部分が引き剥がされると、ユーザーは、引き続いてフィルム20のうち端部領域36につながっている部分をケーブル200から剥がす。図3は、その部分が剥がされている途中のセルフラミネート回転ラベル10およびケーブル200を示す図である。最終的に、切れ目38の一端50及び他端52からフィルム20の縁までの部分を残し、フィルム20の端部領域36とこれにつながっている部分とは剥がれる。引き続き、ユーザーは、切れ目38の一端50及び他端52からフィルム20の縁までの部分を引き裂く。これにより、第1要素領域60および第2要素領域62は引きちぎられる。残った部分は、ケーブル200に巻き付けられるままとなる。この残った部分において、ケーブル200に貼り付けられている部分はない。その結果、この部分は、ケーブル200の周りを回転でき、かつ、ケーブル200に沿って移動できる。
[本実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベルの効果]
以上のようにして、本実施形態に係るセルフラミネート回転ラベル10は、貼り付け完了と同時にフィルム20の破片を取り除くことができる。
また、本実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベル10は、第1接着領域30が第1要素領域60と第2要素領域62との対を有しており、かつ、これらが非接着領域32を挟んでいる。これにより、本実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベル10は、ケーブル200の周囲に迅速に巻き付けることできる。
また、本実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベル10は、一端側直線状区間90と他端側直線状区間92とが互いに沿っている。これにより、切れ目38の一端50からこれが対向しているフィルム20の縁までの部分と切れ目38の他端52からこれが対向しているフィルム20の縁までの部分とが引き裂き易くなる。この点については以下において具体的に説明される。上述されているように、第1接着領域30が第1要素領域60と第2要素領域62との対を有している。第1要素領域60と第二要素領域とは、フィルム20の縁のいずれかの部分に沿って並んでいる。第1要素領域60と第2要素領域62との間には、非接着領域32の一端が配置される。切れ目38の一端50と他端52とは、非接着領域32のうち第1要素領域60と第2要素領域62との間の部分を介してフィルム20の縁に対向している。一端側直線状区間90と他端側直線状区間92とが互いに沿っている。このように構成されているので、まっすぐなケーブル200の中心軸に対して一端側直線状区間90と他端側直線状区間92とが共に直交するように本実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベル10をそのケーブル200に巻き付けることが可能である。このようにセルフラミネート回転ラベル10が巻きつけられていると、非接着領域32のうち一端側直線状区間90の縁又は他端側直線状区間92の縁にあたる箇所は、共に、環状で比較的平面に近い面を形成することとなる。一端側直線状区間90と他端側直線状区間92とが互いに沿っていなければ、非接着領域32のうち一端側直線状区間90の縁又は他端側直線状区間92の縁にあたる箇所のうち少なくとも一方は、円錐の表面のような斜面を形成することとなる。一端側直線状区間90と他端側直線状区間92とのうち少なくとも一方が直線状でなければ、これらが共に直線状である場合に比べ、非接着領域32のうち一端側直線状区間90の縁又は他端側直線状区間92の縁にあたる箇所は、凹凸の多い面を形成する。円錐の表面のような斜面が形成される場合も、凹凸の多い面が形成される場合も、環状で比較的平面に近い面が形成される場合に比べ、一端側直線状区間90の縁又は他端側直線状区間92の縁にあたる箇所は、変形しやすくなる。これらの箇所が変形しやすくなると、ユーザーが加えた力は、せん断力として作用し難くなる。これらの箇所が変形し難くなると、ユーザーが加えた力は、せん断力として作用し易くなる。せん断力として作用し易くなると、フィルム20は引き裂き易くなる。以上が、切れ目38の一端50からこれが対向しているフィルム20の縁までの部分と切れ目38の他端52からこれが対向しているフィルム20の縁までの部分とが引き裂き易くなる理由である。
また、本実施形態にかかるセルフラミネート回転ラベル10は、異方性のある素材を用いていることにより、異方性のない素材を用いている場合に比べ、切れ目38の一端50及び他端52からフィルム20の縁までを真っ直ぐに引き裂き易くなる。
[変形例の説明]
今回開示された実施形態はすべての点で例示である。本発明の範囲は上述した実施形態に基づいて制限されるものではない。もちろん、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更をしてもよい。
例えば、第1接着領域30及び第2接着領域34における接着強度は、特に限定されない。これらの接着強度は互いに異なっていても同一であってもよい。ただし、第1接着領域30については、いったん貼り付けられた後に剥がすことが可能な強度であることが必要である。なお、本発明に言う「接着」は、貼り付けることを意味する。その接着のために第1接着領域30及び第2接着領域34に塗布される接着剤は、接着時に固化するものであってもそうでなくてもよい。例えば、その接着剤は、フィルム20をケーブルに粘着させるものでもよい。
切れ目38の一端50と他端52との具体的な位置は、非接着領域32のいずれかの箇所であって互いに異なる位置である限り、特に限定されない。
フィルム20の素材は異方性があるものに限定されない。フィルム20の素材は合成樹脂に限定されない。フィルム20は透明であっても不透明であってもよい。
引き裂き易さを特に重視しないのであれば、一端側直線状区間90と他端側直線状区間92とは互いに沿っていなくてもよい。切れ目38のうち一端50を含む区間の形状と他端52を含む区間の形状とは直線状でなくてもよい。
非接着領域32の少なくとも一部と第2接着領域34の少なくとも一部とを囲むのであれば、切れ目38の経路は上述したものに限定されない。例えば、フィルム20の切れ目は、非接着領域32内の一点を起点とし、第2接着領域34をいったん貫通し、端部領域36を経由し、第2接着領域34を再度貫通し、非接着領域32内の起点とは異なる点を終点としてもよい。
第1接着領域は、第1要素領域60と第2要素領域62とに分かれていなくてもよい。この場合、切れ目38の一端50と他端52とのうち一方が第1接着領域の傍に配置されてもよい。この場合も、切れ目38の一端50と他端52とが、フィルム20の縁のうち第1接着領域30に最も近い箇所に隣接する部分と、非接着領域32を介して対向していることとなる。
セルフラミネート回転ラベルは、上述された表示部40に代えて、非接着領域32とは異なる領域に設けられた表示部を有していてもよい。その表示部は、例えば、フィルム20のうち非接着領域32が設けられている面の裏面に設けられてもよい。
セルフラミネート回転ラベルが巻き付けられる物はケーブル200に限定されない。例えば、ワイヤー又はその束であってもよい。
10…セルフラミネート回転ラベル
20…フィルム
30…第1接着領域
32…非接着領域
34…第2接着領域
36…端部領域
38…切れ目
40…表示部
60…第1要素領域
62…第2要素領域
80…第1直線状外縁
82…第2直線状外縁
90…一端側直線状区間
92…他端側直線状区間
94…接着領域内区間
200…ケーブル

Claims (4)

  1. 第1接着領域を有するフィルムを備え、
    前記フィルムは、前記第1接着領域に隣接する非接着領域を有し、
    前記フィルムは、前記非接着領域に隣接する第2接着領域を有し、前記フィルムの前記第2接着領域は、前記フィルムが物の周囲に巻き付けられる際に、前記非接着領域の上に少なくとも部分的に位置するように構成される、セルフラミネート回転ラベルであって、
    前記フィルムに、前記非接着領域のいずれかの箇所に一端が配置され前記非接着領域のいずれかであって前記一端とは異なる箇所に他端が配置され前記非接着領域の少なくとも一部と前記第2接着領域の少なくとも一部とを囲む切れ目が形成されており、
    前記第1接着領域が、前記フィルムのうち前記切れ目に囲まれる領域の外側に配置されており、
    前記切れ目の前記一端と前記他端とのうち少なくとも一方が、前記フィルムの縁のうち前記第1接着領域に最も近い箇所に隣接する部分と、前記非接着領域を介して対向していることを特徴とするセルフラミネート回転ラベル。
  2. 前記第1接着領域が、前記非接着領域を挟み、前記フィルムの縁のいずれかの部分に沿って並び、かつ、前記物に貼り付けられるための要素領域の対を有しており、
    前記切れ目の前記一端と前記他端とが、前記フィルムの縁のうち前記要素領域に最も近い箇所に隣接する部分と、前記非接着領域のうち前記要素領域の対の間の部分を介して対向することを特徴とする請求項1に記載のセルフラミネート回転ラベル。
  3. 前記切れ目が、
    前記切れ目の前記一端を含む一端側直線状区間と、
    前記切れ目の前記他端を含み、かつ、前記一端側直線状区間に沿う他端側直線状区間とを有していることを特徴とする請求項2に記載のセルフラミネート回転ラベル。
  4. 前記フィルムの素材が、せん断方向によってせん断強度が異なる異方性素材であり、
    前記一端側直線状区間が、前記フィルムにおける最もせん断強度が低くなる前記せん断方向に沿っており、
    前記他端側直線状区間が、前記フィルムにおける最もせん断強度が低くなる前記せん断方向に沿っていることを特徴とする請求項3に記載のセルフラミネート回転ラベル。
JP2014198223A 2014-09-29 2014-09-29 セルフラミネート回転ラベル Active JP5859083B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014198223A JP5859083B1 (ja) 2014-09-29 2014-09-29 セルフラミネート回転ラベル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014198223A JP5859083B1 (ja) 2014-09-29 2014-09-29 セルフラミネート回転ラベル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5859083B1 true JP5859083B1 (ja) 2016-02-10
JP2016071030A JP2016071030A (ja) 2016-05-09

Family

ID=55301025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014198223A Active JP5859083B1 (ja) 2014-09-29 2014-09-29 セルフラミネート回転ラベル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5859083B1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6389923B1 (ja) * 2017-05-16 2018-09-12 ヘラマンタイトン株式会社 ラベルセット
KR20180135394A (ko) * 2017-06-12 2018-12-20 제룡산업 주식회사 배전선로용 절연 커버
JP6929523B2 (ja) * 2018-03-28 2021-09-01 ブラザー工業株式会社 媒体、ロール媒体及び媒体カートリッジ
JP6577628B2 (ja) * 2018-05-18 2019-09-18 ヘラマンタイトン株式会社 ラベルセット
US11247447B2 (en) * 2018-06-01 2022-02-15 Brady Worldwide, Inc. Rotatable self-laminating markers
JP7445193B2 (ja) 2020-05-15 2024-03-07 マックス株式会社 ラベル、ラベルの巻き付け方法及びラベルシート

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2914166A (en) * 1957-10-25 1959-11-24 Waldemar E Bihler Identifying labels
US4584238A (en) * 1984-06-29 1986-04-22 Raychem Corporation Ultrathin chemically resistant marking system and method of producing therefor
JPS6252028A (ja) * 1985-08-26 1987-03-06 株式会社日立製作所 自動ラベル巻付装置
JPS62186312U (ja) * 1986-05-20 1987-11-27
JPH02100278U (ja) * 1989-01-26 1990-08-09
EP0535843A2 (en) * 1991-10-02 1993-04-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Identification strip assembly
JP2000098903A (ja) * 1998-09-24 2000-04-07 Matsushita Electric Works Ltd 表示ラベル体
US6073377A (en) * 1997-03-21 2000-06-13 The Standard Register Company Over-wrap label
JP2003052109A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ワイヤハーネス貼付用ラベル及びそれを貼付したワイヤハーネス
JP2003536089A (ja) * 1998-07-29 2003-12-02 スティーヴン キー デザイン エルエルシー 回転ラベルシステム及び方法
JP2007501963A (ja) * 2003-05-28 2007-02-01 ダイモ 連続自己積層ラベル
JP3130546U (ja) * 2007-01-17 2007-03-29 株式会社ケー・シー・シー・商会 養生ラベル
JP2010032707A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 帯状表示ラベル
JP2011524154A (ja) * 2008-05-09 2011-08-25 パンドウィット・コーポレーション 分断部分を有するセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル
US20110268897A1 (en) * 2010-04-30 2011-11-03 Brady Worldwide, Inc. Full Color, Inkjet-Printable, Self-Laminating Label
JP2013258802A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス用被覆部材及び被覆部材付きワイヤーハーネス並びにワイヤーハーネス用被覆部材の取付方法
JP2015169731A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 セイコーエプソン株式会社 テープ状部材、テープカートリッジおよびテープ印刷装置

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2914166A (en) * 1957-10-25 1959-11-24 Waldemar E Bihler Identifying labels
US4584238A (en) * 1984-06-29 1986-04-22 Raychem Corporation Ultrathin chemically resistant marking system and method of producing therefor
JPS6252028A (ja) * 1985-08-26 1987-03-06 株式会社日立製作所 自動ラベル巻付装置
JPS62186312U (ja) * 1986-05-20 1987-11-27
JPH02100278U (ja) * 1989-01-26 1990-08-09
EP0535843A2 (en) * 1991-10-02 1993-04-07 Minnesota Mining And Manufacturing Company Identification strip assembly
US6073377A (en) * 1997-03-21 2000-06-13 The Standard Register Company Over-wrap label
JP2003536089A (ja) * 1998-07-29 2003-12-02 スティーヴン キー デザイン エルエルシー 回転ラベルシステム及び方法
JP2000098903A (ja) * 1998-09-24 2000-04-07 Matsushita Electric Works Ltd 表示ラベル体
JP2003052109A (ja) * 2001-08-06 2003-02-21 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk ワイヤハーネス貼付用ラベル及びそれを貼付したワイヤハーネス
JP2007501963A (ja) * 2003-05-28 2007-02-01 ダイモ 連続自己積層ラベル
JP3130546U (ja) * 2007-01-17 2007-03-29 株式会社ケー・シー・シー・商会 養生ラベル
JP2011524154A (ja) * 2008-05-09 2011-08-25 パンドウィット・コーポレーション 分断部分を有するセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル
JP2010032707A (ja) * 2008-07-28 2010-02-12 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 帯状表示ラベル
US20110268897A1 (en) * 2010-04-30 2011-11-03 Brady Worldwide, Inc. Full Color, Inkjet-Printable, Self-Laminating Label
JP2013258802A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤーハーネス用被覆部材及び被覆部材付きワイヤーハーネス並びにワイヤーハーネス用被覆部材の取付方法
JP2015169731A (ja) * 2014-03-05 2015-09-28 セイコーエプソン株式会社 テープ状部材、テープカートリッジおよびテープ印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016071030A (ja) 2016-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5859083B1 (ja) セルフラミネート回転ラベル
JP2011524154A (ja) 分断部分を有するセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル
JP4308310B1 (ja) 値下げラベルおよびその貼付方法
CN103492157A (zh) 高速扩展内容标签
JP2010014929A (ja) ラベル
JP4606241B2 (ja) 収納ラベル、及び収納ラベル連続体
JP3804055B1 (ja) 粘着ラベル及び該粘着ラベルを用いた包装体の連結構造物
AU734752B2 (en) Form with integrated card
JP5108706B2 (ja) ラベル
JP6308776B2 (ja) 熱収縮性巻付けラベル
JP5483016B2 (ja) 情報表示ラベル及び情報表示ラベルシート
JP6794522B2 (ja) リストバンド
JP6609514B2 (ja) 重ね合わせシート
JP5392843B2 (ja) 配送伝票
JP7160542B2 (ja) シート積層体
EP2669880A2 (en) Linerless combined mailing label and return label
JP4615365B2 (ja) 収納ラベル
JP2008233633A (ja) 首掛けラベル、及びラベル付き容器
JP2019174643A (ja) 媒体
JP6360710B2 (ja) キャップシール形成用基材、及びキャップシール包装体
JP6134192B2 (ja) 封筒付き冊子
JP6101104B2 (ja) 封入体
JP6457809B2 (ja) 開封冊子
JP5223577B2 (ja) 封筒部付き申込用紙
JP6929523B2 (ja) 媒体、ロール媒体及び媒体カートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151110

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20151110

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20151130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5859083

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250