JP6134192B2 - 封筒付き冊子 - Google Patents

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Description

本発明は、冊子と封筒とが一体化されてなる封筒付き冊子に関する。
従来より、商品等のカタログやパンフレットは、複数枚の紙片が綴じ合わされた冊子として提供されているものが多い。このようなカタログやパンフレットは、冊子状となっていることにより、多くの情報を表示することができるとともに、利用者が見やすいものとなっている。また、旅行や商品案内等のパンフレットをこのような冊子状とした場合、その旅行や商品案内等の申込書を冊子の一部として綴じ合わせておくことも考えられる。その場合、申込書を送付するための封筒を冊子と切り離し可能に一体化した技術が考えられ、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された技術は、上紙と下紙との間に少なくとも1枚の中紙を挟持してこれら上紙、下紙及び中紙の1辺を綴合部として綴じ合わせ、上紙及び下紙を綴合部から延長し、延長した上紙と下紙とを綴合部側を除く3辺にて貼着して封筒部を形成し、上紙及び下紙に冊子部と封筒部とを分離するための切り離し線を形成したものである。このような構成とすることにより、申込書作成から封筒へ封入するまでの一連の作業を手順よく行うことができるようになる。
特許第3856907号公報
上述したようなカタログやパンフレットは郵送される場合もあり、その場合においても、特許文献1に開示されたもののように冊子部と封筒部とが一体化されたものを用いることにより、申込書作成から封筒へ封入するまでの一連の作業を手順よく行うことができるようになる。
ところが、特許文献1に開示された技術においては、封筒部が冊子部の綴合部側に連接しており、冊子部の綴合部とは反対側が綴じ合わされていないため、一端がばらついて郵送することができないという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、冊子部と封筒部とが切り離し可能に連接した構成においても郵送することができる封筒付き冊子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
冊子部と封筒部とが切り離し可能に連接してなる封筒付き冊子であって、
前記冊子部は、上紙と下紙との間に少なくとも1枚の中紙が挟み込まれ、前記上紙、下紙及び中紙が1辺を綴じ部として綴じ合わされて構成され、
前記封筒部は、前記上紙と前記下紙が前記冊子部から前記綴じ部とは反対側に延長し、延長した前記上紙と前記下紙とが前記冊子部との連接部以外の3辺にて貼着されることにより構成され、
前記上紙と前記下紙のそれぞれには、前記冊子部と前記封筒部との連接部に切り離し線が形成されている。
上記のように構成された本発明においては、上紙と下紙との間に少なくとも1枚の中紙が挟み込まれ、上紙、下紙及び中紙が1辺を綴じ部として綴じ合わされて構成された冊子部に対して、封筒部が、上紙と下紙が冊子部から綴じ部とは反対側に延長することによって構成されており、封筒部においては、延長した上紙と下紙とが冊子部との連接部以外の3辺にて貼着されているので、一端は、綴じ部となって上紙、下紙及び中紙が綴じ合わされており、他端は、上紙と下紙とが貼着されていることになり、それにより、一端がばらつくことがなく、郵送することができる。
また、上紙と下紙とが、冊子部にて綴じ部に隣接する2辺の少なくとも一部が互いに貼着され、上紙が、冊子部を開封する開封構造を有し、中紙が、連接部を超えないような形態とされて上紙及び下紙と綴じ合わされているものにおいては、冊子部の綴じ部に隣接する2辺においてもばらつくことがなく、郵送途中等において内部にごみ等が入りにくくしながらも、開封構造によって冊子部を開封することができる。
また、切り離し線が、上紙と下紙とで冊子部と封筒部との連接方向に互いにずれて形成されており、封筒部が、このずれによって上紙と下紙とのいずれか一方が冊子部側に突出した領域をフラップ部とするものにおいては、冊子部と封筒部とを切り離すだけで封筒のフラップ部が形成されることになる。
本発明によれば、一端は、冊子部の綴じ部となって上紙、下紙及び中紙が綴じ合わされており、他端は、封筒部にて上紙と下紙とが貼着されていることになるため、一端がばらつくことがなく、郵送することができる。
また、上紙と下紙とが、冊子部にて綴じ部に隣接する2辺の少なくとも一部が互いに貼着され、上紙が、冊子部を開封する開封構造を有するものにおいては、冊子部の綴じ部に隣接する2辺においてもばらつくことがなく、郵送途中等において内部にごみ等が入りにくくしながらも、開封構造によって冊子部を開封することができる。
また、切り離し線が、上紙と下紙とで冊子部と封筒部との連接方向に互いにずれて形成されており、封筒部が、このずれによって上紙と下紙とのいずれか一方が冊子部側に突出した領域をフラップ部とするものにおいては、冊子部と封筒部とを切り離すだけで封筒のフラップ部が形成されることになり、封筒部を用いた返送作業がさらに容易となる。
本発明の封筒付き冊子の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図1に示した封筒付き冊子の積層構造を示す図である。 図1及び図2に示した封筒付き冊子において冊子部を開封して見開く際の使用方法を説明するための図である。 図1及び図2に示した封筒付き冊子における封筒部の使用方法を説明するための図である。 本発明の封筒付き冊子の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図5に示した封筒付き冊子の積層構造を示す図である。 図5及び図6に示した封筒付き冊子において冊子部を開封して見開く際の使用方法を説明するための図である。 図5及び図6に示した封筒付き冊子における封筒部の使用方法を説明するための図である。 本発明の封筒付き冊子の第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。 図9に示した封筒付き冊子の積層構造を示す図である。 図9及び図10に示した封筒付き冊子において冊子部を開封して見開く際の使用方法を説明するための図である。 図9及び図10に示した封筒付き冊子における封筒部の使用方法を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の封筒付き冊子の第1の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。図2は、図1に示した封筒付き冊子1の積層構造を示す図である。
本形態は図1及び図2に示すように、互いに同一形状を有する上紙2と下紙3との間に収容片4が挟み込まれ、これらが粘着剤5a〜5cによって互いに貼着されて構成されている。上紙2と下紙3にはそれぞれ、互いに並行する切り離し線となるミシン線31,32が形成されており、それにより、上紙2と下紙3のそれぞれは、冊子部10を構成する領域と封筒部20を構成する領域とに切り離し可能に構成されている。このような構成とすることにより、冊子部10と封筒部20とが、ミシン線31,32を連接部として切り離し可能に連接したものとなっている。ミシン線31,32は、冊子部10と封筒部20との連接方向に互いにずれて形成されており、それにより、封筒部20を構成する領域において下紙3が上紙2よりも冊子部10側に突出しており、上紙2の冊子部10を構成する領域と下紙3の封筒部20を構成する領域とがその一部にて対向している。なお、ミシン線31は、本願発明の開封構造の一部も構成する。
冊子部10は、上紙2と下紙3との間に収容片4が挟み込まれ、これらが1辺にて互いに貼着されることによってその1辺を綴じ部として綴じ合わされているとともに、上紙2と下紙3とが、綴じ部に隣接する2辺にて互いに貼着されて構成されている。上紙2の冊子部10を構成する領域には、ミシン線31以外の3辺に沿うように開封構造となるミシン線12がコの字型に形成されており、上紙2の裏面のミシン線12の外側の領域のうち、下紙3の冊子部10を構成する領域に対向する部分に粘着剤5aが塗布されている。また、上紙2の表面には、封筒付き冊子1の送付先の住所や氏名等の宛先情報11が表示されている。また、下紙3の冊子部10を構成する領域には、その表面のうちミシン線32以外の3辺に沿うようにコの字型に粘着剤5bが塗布されている。
封筒部20は、上紙2と下紙3が冊子部10から綴じ部とは反対側に延長し、この延長した上紙2と下紙3とを、前面片、後面片及びフラップ部として構成され、上紙2と下紙3とが、冊子部10との連接部以外の3辺にて貼着されている。上紙2の封筒部20を構成する領域には、その裏面のうちミシン線31以外の3辺に沿うようにコの字型に粘着剤5cが塗布されている。また、上紙2の表面には、封筒部20を用いて返送する際の差出人の送付先の住所や氏名等を記入するための差出人情報記入欄21が設けられている。また、下紙3の封筒部20を構成する領域には、表面のミシン線32以外の3辺に沿う領域のうち、上紙2の封筒部20を構成する領域に対向する部分に粘着剤5cが塗布されており、上紙2の裏面に塗布された粘着剤5cと下紙3の表面に塗布された粘着剤5cとによって、封筒部20において上紙2と下紙3とが貼着されている。また、下紙3には、ミシン線32に沿う領域に剥離紙22が剥離可能に貼着されている。
収容片4は、3枚の中紙4a〜4cがその1辺にて互いに貼着されることによってその1辺を綴じ部として綴じ合わされた状態で、上紙2と下紙3との間に挟み込まれている。中紙4aは、冊子部10と封筒部20との連接方向の長さが下紙3の冊子部10となる領域の長さよりも短く、それと直交する方向の長さが、上紙2のミシン線12で囲まれた領域における同方向の長さよりも短くなっており、上紙2に対向する面のうち粘着剤5aに対向する領域に粘着剤5aが塗布されており、粘着剤5aによって上紙2に貼着されている。また、中紙4aのこれとは反対側の面には、粘着剤5aに対向する領域に粘着剤5dが塗布されている。中紙4bは、中紙4aと同一の形状を有し、中紙4aに対向する面のうち粘着剤5dに対向する領域に粘着剤5dが塗布されており、粘着剤5dによって中紙4aに貼着されている。また、中紙4bのこれとは反対側の面には、粘着剤5dに対向する領域に粘着剤5dが塗布されている。中紙4cは、冊子部10と封筒部20との連接方向の長さが下紙3の冊子部10となる領域の長さよりも長く、それと直交する方向の長さが、上紙2のミシン線12で囲まれた領域における同方向の長さよりも短くなっており、中紙4bに対向する面のうち粘着剤5dに対向する領域に粘着剤5dが塗布されており、粘着剤5dによって中紙4bに貼着されている。また、中紙4cのこれとは反対側の面には、粘着剤5dに対向する領域に粘着剤5bが塗布されている。この粘着剤5bは、下紙3の粘着剤5bに対向しており、中紙4cは、粘着剤5bによって下紙3に貼着されている。また、中紙4cは、中紙4a,4bと重ね合わされた場合に中紙4a,4bの綴じ部とは反対側となる辺に対向する領域に折り部4dが設けられており、この折り部4dにて折り畳まれた状態で上紙2と下紙3との間に挟み込まれる。それにより、収容片4は、上紙2と下紙3との間に綴じ合わされた状態においては、ミシン線31,32を超えて封筒部20側には突出しない形態となって冊子部10に収容されたものとなる。なお、本形態においては、収容片4を構成する中紙4a〜4cのうち中紙4bが、返送が必要となる申込書となっている。
このように構成された封筒付き冊子1においては、上紙2と下紙3との間に収容片4が挟み込まれ、これらが1辺にて互いに貼着されることによってその1辺を綴じ部として綴じ合わされた冊子部10に、上紙2と下紙3が冊子部10から綴じ部とは反対側に延長し、この延長した上紙2と下紙3とを、前面片、後面片及びフラップ部として構成され、上紙2と下紙3とが、冊子部10との連接部以外の3辺にて貼着された封筒部20が切り離し可能に連接されているので、一端は、冊子部10の綴じ部となって上紙2、下紙3及び収容片4が綴じ合わされており、他端は、上紙2と下紙3とが貼着されていることになり、それにより、一端がばらつくことがなく、上紙2の冊子部10を構成する領域に表示された宛先情報11に従って郵送することができる。また、上紙2と下紙3とが冊子部10にて綴じ部に隣接する2辺にて互いに貼着されていることにより、冊子部10においても封筒部20との連接部以外の3辺が貼着されたものとなり、それにより、郵送途中等においてごみ等が入りにくくすることができる。
以下に、上述した封筒付き冊子1の使用方法について説明する。
まず、冊子部10を開封して見開く際の使用方法について説明する。
図3は、図1及び図2に示した封筒付き冊子1において冊子部10を開封して見開く際の使用方法を説明するための図である。
図1及び図2に示した封筒付き冊子1において冊子部10を開封して見開くためには、まず、図3(a)に示すように、冊子部10において、上紙2に形成されたミシン線12,31を破断していく。この際、ミシン線12とミシン線31が交わる領域を破断開始端とすることが考えられるため、その領域に、破断開始端を指示する情報を表示したり、切り欠きを設けたりすることが好ましい。
ミシン線31のうちミシン線12によって囲まれる領域に接する部分と、ミシン線12のうちミシン線31に交わる辺部とを完全に破断すると、図3(b)に示すように、上紙2のミシン線12,31によって囲まれた領域を捲り上げ、冊子部10を開封して綴じ部を中心として見開くことができ、収容片4が表出する。
そして、図3(c)に示すように収容片4を見開くとともに、折り部4dにて折り畳まれていた中紙4cも見開くことにより、中紙4a〜4cに表示された情報を視認することができる。
次に、封筒部20の使用方法について説明する。
図4は、図1及び図2に示した封筒付き冊子1における封筒部20の使用方法を説明するための図である。
図3に示したようにして封筒付き冊子1を開封し、図4(a)に示すように収容片4を全て捲り上げた状態において、図4(b)に示すように、ミシン線31,32を破断することにより封筒部20と冊子部10とを分離させる。この際、収容片4を全て捲り上げた状態においても上紙2の冊子部10を構成する領域と下紙3の封筒部20を構成する領域との一部が対向しているが、この領域は上紙2と下紙3が貼着されていないため、ミシン線31,32を破断することで封筒部20と冊子部10とを分離させることができる。
冊子部10から分離した封筒部20は、上述したように、下紙3が上紙2よりも冊子部10側に突出していることにより、図4(c)に示すように、下紙3の突出した領域をフラップ部25とすることができ、また、それに伴い、下紙3のそれ以外の領域を表面片23とし、上紙2を裏面片24とすることができる。そして、上述したように、封筒部20においては、上紙2と下紙3とが冊子部10との連接部以外の3辺にて粘着剤5cによって互いに貼着されているため、図4(c)に示すように、フラップ部25側から表面片23と裏面片24との間に中紙4bを収容することができる。このように、冊子部10と封筒部20とを切り離すだけでフラップ部25が形成されることにより、封筒部20を用いた返送作業がさらに容易となる。
中紙4bを封筒部20に収容した後、図4(d)に示すように、フラップ部25に剥離可能に貼着された剥離紙22を剥離して粘着剤26を表出させ、図4(e)に示すようにフラップ部25を折り畳んで粘着剤26によって裏面片24と貼着させることによって封筒部20を封緘するとともに、上紙2の裏面片24となる領域に設けられた差出人情報記入欄21に差出人の送付先の住所や氏名等の差出人情報21aを記入する。
下紙3の表面片23となる領域には、図4(f)に示すように、封筒部20を用いて返送する際の返送先の住所や氏名等の返送先情報27が表示されているため、封緘された封筒部20は返送先情報27に従って返送されることになる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明の封筒付き冊子の第2の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。図6は、図5に示した封筒付き冊子101の積層構造を示す図である。
本形態は図5及び図6に示すように、第1の実施の形態にて示したものにおいて上紙2の冊子部10を構成する領域のうち下紙3の封筒部20を構成する領域に対向する部分が、開封構造となるジッパー部130となっているものである。ジッパー部130は、上紙102に形成された互いに並行する2本のミシン線131,133によって上紙102から切り離し可能に構成されている。ミシン線131は上紙102のうち第1の実施の形態に示したミシン線31と同一の領域に形成されており、また、ミシン線133は、下紙103に形成されたミシン線132に対向するように形成されている。また、上紙102に形成されたミシン線112は、第1の実施の形態にて示したものはミシン線31と交わる部分まで形成されているが、本形態においては、ミシン線133と交わる部分までしか形成されていない。
このように構成された封筒付き冊子101においても、第1の実施の形態にて示したものと同様に、上紙102と下紙103との間に収容片104が挟み込まれ、これらが1辺にて互いに貼着されることによってその1辺を綴じ部として綴じ合わされた冊子部110に、上紙102と下紙103が冊子部110から綴じ部とは反対側に延長し、この延長した上紙102と下紙103とを、前面片、後面片及びフラップ部として構成され、上紙102と下紙103とが、冊子部110との連接部以外の3辺にて貼着された封筒部120が切り離し可能に連接されているので、一端は、冊子部110の綴じ部となって上紙102、下紙103及び収容片104が綴じ合わされており、他端は、上紙102と下紙103とが貼着されていることになり、それにより、一端がばらつくことがなく、上紙102の冊子部110を構成する領域に表示された宛先情報111に従って郵送することができる。また、上紙102と下紙103とが冊子部110にて綴じ部に隣接する2辺にて互いに貼着されていることにより、冊子部110においても封筒部120との連接部以外の3辺が貼着されたものとなり、それにより、郵送途中等においてごみ等が入りにくくすることができる。
以下に、上述した封筒付き冊子101の使用方法について説明する。
まず、冊子部110を開封して見開く際の使用方法について説明する。
図7は、図5及び図6に示した封筒付き冊子101において冊子部110を開封して見開く際の使用方法を説明するための図である。
図5及び図6に示した封筒付き冊子101において冊子部110を開封して見開くためには、まず、図7(a)に示すように、上紙102に形成されたミシン線131,133を破断していきジッパー部130を上紙102から切り離す。また、第1の実施の形態に示したものと同様に、ミシン線112を破断していく。
ジッパー部130を上紙102から切り離すとともに、ミシン線112のうちミシン線133に交わる辺部を完全に破断すると、図7(b)に示すように、上紙102のミシン線112,133によって囲まれた領域を捲り上げ、冊子部110を開封して綴じ部を中心として見開くことができ、収容片104が表出する。
そして、図7(c)に示すように収容片104を見開くとともに、折り部104dにて折り畳まれていた中紙104cも見開くことにより、中紙104a〜104cに表示された情報を視認することができる。
次に、封筒部120の使用方法について説明する。
図8は、図5及び図6に示した封筒付き冊子101における封筒部120の使用方法を説明するための図である。
図7に示したようにして封筒付き冊子101を開封し、図8(a)に示すように収容片104を全て捲り上げた状態において、図8(b)に示すように、ミシン線132を破断することにより封筒部120と冊子部110とを分離させる。
冊子部110から分離した封筒部120は、第1の実施の形態にて示したものと同様に、下紙103が上紙102よりも冊子部110側に突出していることにより、図8(c)に示すように、下紙103の突出した領域をフラップ部125とすることができ、また、それに伴い、下紙103のそれ以外の領域を表面片123とし、上紙102を裏面片124とすることができる。そして、第1の実施の形態にて示したものと同様に、封筒部120においては、上紙102と下紙103とが冊子部110との連接部以外の3辺にて粘着剤105cによって互いに貼着されているため、図8(c)に示すように、フラップ部125側から表面片123と裏面片124との間に申込書となる中紙104bを収容することができる。このように、冊子部110と封筒部120とを切り離すだけでフラップ部125が形成されることにより、封筒部120を用いた返送作業がさらに容易となる。
中紙104bを封筒部120に収容した後、図8(d)に示すように、フラップ部125に剥離可能に貼着された剥離紙122を剥離して粘着剤126を表出させ、図8(e)に示すようにフラップ部125を折り畳んで粘着剤126によって裏面片124と貼着させることによって封筒部120を封緘するとともに、上紙102の裏面片124となる領域に設けられた差出人情報記入欄121に差出人の送付先の住所や氏名等の差出人情報121aを記入する。
下紙103の表面片123となる領域には、図8(f)に示すように、封筒部120を用いて返送する際の返送先の住所や氏名等の返送先情報127が表示されているため、封緘された封筒部120は返送先情報127に従って返送されることになる。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の封筒付き冊子の第3の実施の形態を示す図であり、(a)は表面図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。図10は、図9に示した封筒付き冊子201の積層構造を示す図である。
本形態は図9及び図10に示すように、第1の実施の形態にて示したものに対して、上紙202の冊子部210を構成する領域と下紙203の封筒部220を構成する領域とが対向する部分においても粘着剤205a,205cが塗布されている点と、ミシン線231の形状とが異なるものである。本形態におけるミシン線231は、ミシン線212と交わる部分から上紙202の両端部まで延びた部分がミシン線232と対向している。
このように構成された封筒付き冊子201においても、第1の実施の形態にて示したものと同様に、上紙202と下紙203との間に収容片204が挟み込まれ、これらが1辺にて互いに貼着されることによってその1辺を綴じ部として綴じ合わされた冊子部210に、上紙202と下紙203が冊子部210から綴じ部とは反対側に延長し、この延長した上紙202と下紙203とを、前面片、後面片及びフラップ部として構成され、上紙202と下紙203とが、冊子部210との連接部以外の3辺にて貼着された封筒部220が切り離し可能に連接されているので、一端は、冊子部210の綴じ部となって上紙202、下紙203及び収容片204が綴じ合わされており、他端は、上紙202と下紙203とが貼着されていることになり、それにより、一端がばらつくことがなく、上紙202の冊子部210を構成する領域に表示された宛先情報211に従って郵送することができる。また、上紙202と下紙203とが冊子部210にて綴じ部に隣接する2辺にて互いに貼着されていることにより、冊子部210においても封筒部220との連接部以外の3辺が貼着されたものとなり、それにより、郵送途中等においてごみ等が入りにくくすることができる。
以下に、上述した封筒付き冊子201の使用方法について説明する。
まず、冊子部210を開封して見開く際の使用方法について説明する。
図11は、図9及び図10に示した封筒付き冊子201において冊子部210を開封して見開く際の使用方法を説明するための図である。
図9及び図10に示した封筒付き冊子201において冊子部210を開封して見開くためには、まず、図11(a)に示すように、冊子部210において、上紙202に形成されたミシン線212,231を破断していく。
ミシン線231のうちミシン線212によって囲まれる領域に沿う部分と、ミシン線212のうちミシン線231に交わる辺部とを完全に破断すると、図11(b)に示すように、上紙202のミシン線212,231によって囲まれた領域を捲り上げ、冊子部210を開封して綴じ部を中心として見開くことができ、収容片204が表出する。
そして、図11(c)に示すように収容片204を見開くとともに、折り部204dにて折り畳まれていた中紙204cも見開くことにより、中紙204a〜204cに表示された情報を視認することができる。
次に、封筒部220の使用方法について説明する。
図12は、図9及び図10に示した封筒付き冊子201における封筒部220の使用方法を説明するための図である。
図11に示したようにして封筒付き冊子1を開封し、図12(a)に示すように収容片104を全て捲り上げた状態において、図12(b)に示すように、ミシン線231,232を破断することにより封筒部220と冊子部210とを分離させる。この際、収容片204を全て捲り上げた状態においても上紙202の冊子部210を構成する領域と下紙203の封筒部220を構成する領域との一部が対向しており、この部分が粘着剤205a,205bによって互いに貼着されているが、上紙202のミシン線231の破断されていない領域が下紙203のミシン線232に対向しているため、ミシン線231,232を破断することで封筒部220と冊子部210とを分離させることができる。
冊子部210から分離した封筒部220は、第1の実施の形態にて示したものと同様に、下紙203が上紙202よりも冊子部210側に突出していることにより、図12(c)に示すように、下紙203の突出した領域をフラップ部225とすることができ、また、それに伴い、下紙203のそれ以外の領域を表面片223とし、上紙202を裏面片224とすることができる。そして、上述したように、封筒部220においては、上紙202と下紙203とが冊子部210との連接部以外の3辺にて粘着剤205cによって互いに貼着されているため、図12(c)に示すように、フラップ部225側から表面片223と裏面片224との間に申込書となる中紙204bを収容することができる。このように、冊子部210と封筒部220とを切り離すだけでフラップ部225が形成されることにより、封筒部220を用いた返送作業がさらに容易となる。
中紙204bを封筒部220に収容した後、図12(d)に示すように、フラップ部225に剥離可能に貼着された剥離紙222を剥離して粘着剤226を表出させ、図12(e)に示すようにフラップ部225を折り畳んで粘着剤226によって裏面片224と貼着させることによって封筒部220を封緘するとともに、上紙202の裏面片224となる領域に設けられた差出人情報記入欄221に差出人の送付先の住所や氏名等の差出人情報221aを記入する。
下紙203の表面片223となる領域には、図12(f)に示すように、封筒部220を用いて返送する際の返送先の住所や氏名等の返送先情報227が表示されているため、封緘された封筒部220は返送先情報227に従って返送されることになる。
なお、上述した実施の形態においては、冊子部10,110,210において上紙2,102,202と下紙3,103,203との間に、3枚の中紙4a〜4c,104a〜104c,204a〜204cからなる収容片4,104,204が挟み込まれているが、収容片4,104,204を構成する中紙は複数枚である必要はなく、少なくとも1枚であればよい。
また、封筒部20,120,220を構成する領域において下紙3,103,203が上紙2,102,202よりも冊子部10,110,210側に突出していることにより、封筒部20,120,220と冊子部10,110,210とを分離した際に、下紙3,103,203の突出した領域がフラップ部25,125,225となっているが、封筒部20,120,220を構成する領域において上紙2,102,202が下紙3,103,203よりも冊子部10,110,210側に突出していることにより、封筒部20,120,220と冊子部10,110,210とを分離した際に、上紙2,102,202の突出した領域がフラップ部となる構成としてもよい。
また、上述した実施の形態においては、封筒部20,120,220に、封筒部20,120,220を用いて返送する際の差出人の送付先の住所や氏名等を記入するための差出人情報記入欄21,121,221を設けた構成としたが、封筒部20,120,220に、差出人の送付先の住所や氏名等の差出人情報を予め印字しておく構成としてもよい。
1,101,201 封筒付き冊子
2,102,202 上紙
3,103,203 下紙
4,104,204 収容片
4a〜4c,104a〜104c,204a〜204c 中紙
4d,104d,204d 折り部
5a〜5c,26,105a〜105c,205a〜205c 粘着剤
10,110,210 冊子部
11,111,211 宛先情報
12,31,32,112,131,132,133 ミシン線
20,120,220 封筒部
21,121,221 差出人情報記入欄
21a,121a,221a 差出人情報
22,122,222 剥離紙
23,123,223 表面片
24,124,224 裏面片
25,125,225 フラップ部
27,127,227 返送先情報
130 ジッパー部

Claims (3)

  1. 冊子部と封筒部とが切り離し可能に連接してなる封筒付き冊子であって、
    前記冊子部は、上紙と下紙との間に少なくとも1枚の中紙が挟み込まれ、前記上紙、下紙及び中紙が1辺を綴じ部として綴じ合わされて構成され、
    前記封筒部は、前記上紙と前記下紙が前記冊子部から前記綴じ部とは反対側に延長し、延長した前記上紙と前記下紙とが前記冊子部との連接部以外の3辺にて貼着されることにより構成され、
    前記上紙と前記下紙のそれぞれには、前記冊子部と前記封筒部との連接部に切り離し線が形成されている封筒付き冊子。
  2. 請求項1に記載の封筒付き冊子において、
    前記上紙と前記下紙とは、前記冊子部にて前記綴じ部に隣接する2辺の少なくとも一部が互いに貼着され、
    前記上紙は、前記冊子部を開封する開封構造を有し、
    前記中紙は、前記連接部を超えないような形態とされて前記上紙及び下紙と綴じ合わされている封筒付き冊子。
  3. 請求項1または請求項2に記載の封筒付き冊子において、
    前記切り離し線は、前記上紙と前記下紙とで前記冊子部と前記封筒部との連接方向に互いにずれて形成されており、
    前記封筒部は、前記ずれによって前記上紙と前記下紙とのいずれか一方が前記冊子部側に突出した領域をフラップ部とする封筒付き冊子。
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