JP2011524154A - 分断部分を有するセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル - Google Patents

Abstract

セルフラミネート回転ケーブルマーカーラベルは、第１接着領域、非接着性平坦領域、および、第２接着領域を有する透明フィルムで構成される。プリント用領域は、透明フィルムの一面を形成し、プリント用領域は、マーカーラベルが周囲に付けられるケーブル識別マークを付けられるように構成される。ミシン目は、透明フィルムを横断して延在し、透明フィルムの分断線を形成する。ケーブルの注意に巻き付けられる際、ケーブル識別マークが透明な第２接着領域を通して見えるように、第２接着領域はプリント用領域上に位置する。透明フィルムがケーブルの周囲に巻き付けられると、第１接着領域がケーブルに貼着する。透明フィルムの残部を回転して、ミシン目を破り、そこで、ケーブルに接触するフィルムの平坦領域により、ケーブルの周囲でのラベルの滑らか回転が実現する。

Description

本願は、法律で認められている範囲内で、２００８年５月９日に出願された「Self-Laminating Rotating Cable Marker Label」という名称の仮出願第６１／０５１９７６号に基づく優先権を主張する。

本発明は、どの位置においても読み取れるようにケーブルの周囲を回転するケーブル識別ラベル、より詳しくは、分断部分を有するセルフラミネートケーブルマーカーラベルであって、取付け後にケーブル上でラベルを回転することができ、既に接続されているケーブルを外すことなく終端ケーブルに適用することができるセルフラミネートケーブルマーカーラベルに関する。

制御、操作、および他のシステム間における電気的および機械的接続を形成するために使われるケーブルは、ケーブルが移設、そのようなシステムへの追加、変更、修理、および／または故障点検メンテナンスのために識別されるように、適切にラベルが付けられることが重要である。一部の例では、そのようなラベルは、商業情報通信基盤（２００２）の管理標準に準拠するＡＮＳＩ／ＴＩＡ／ＥＩＡ−６０６−Ａコンプライアンスに対応するように義務付けられている。

ケーブルにマークを付けるために使用される現在入手可能なラベルは、粘着面および反対側の印刷可能な面を有し、印刷可能な面にはケーブルマーカーのマークが付けられる。ラベルの粘着側はケーブルを被覆する外側絶縁層に貼着し、ラベルはケーブルの周囲を回転することはできない。すなわち、所定のケーブル取付環境では、ケーブルマーカーラベルは、ラベルのマークが観察者から見えない方向に向いている場合があり、ケーブルにラベルを貼着する粘着材によって、観察しやすくするためにケーブルの周囲でラベルを回転することが阻止される。

他の現在入手可能なケーブルマーカーラベルは、中空の円筒状ラベルに円筒状ラベルの外面に刷り込まれたケーブル識別マークを有する。これらのラベルは、ケーブルに付けられた際に回転できるが、ケーブルのこれらの円筒状ラベルの１つをケーブルに取り付けるためにケーブルの一端を切断するか、取り付けの前に円筒状ラベルをケーブルに付けなければならない。回転式ラベルを付けるためにケーブルの一端を切断することは、殆どのケーブル取付作業において通常そうであるように、多数のケーブル小区画の接続点に接続するうえで、極度の不便さ、およびミスする可能性を提起する。また、産業におけるこれらの作業では、取付全体に必要な品質および正確性を維持するためにケーブル両端の接続後に、ケーブルにケーブルマーカーラベルを付けることが望ましいことを見てきた。

パンドウィットコーポレーション(Panduit Corp.)が所有する特許文献１に開示されているケーブル識別システムのような別の現在入手可能なケーブルマーカーラベルは、ケーブルの周囲に位置する２つの分離したスリーブラベルスペーサーを備え、粘着ラベルはラベルスペーサーの周囲に固定される。

現在入手可能な別のケーブルマーカーは、ラベルストリップの正面に書き込み領域を有する回転式ラベルストリップを備え、書き込み領域の反対のラベルストリップの裏面は、部分的に粘着性を有している。ストリップの一端部は、ケーブルに巻かれ、粘着面に貼着する。このストリップは、ケーブルのサイズに合わせることや、汚れまたは抹消からプリントされたマークを保護するための保護用ラミネート領域を設けることはできない。

米国特許第６６５１３６２号明細書

従って、回転できるようにケーブルに付けられ、ケーブル接続の端部を切断することなく終端ケーブルに付けられ、瞬時にケーブルに付けられ、１部品または２部品の構成であり、プリント用領域を覆うクリアな保護ラミネート領域を形成し、かつ安価に製造できるケーブルマーカーラベルが必要とされている。

分断部分を有するセルフラミネートケーブルマーカーラベルは、取り付け後にケーブル上のラベルの回転を可能にするように形成される。これは、ラベルをケーブル上において回転して、任意の位置から読み取ることを可能にする。一実施形態におけるラベルは、フィルムの一側の面の第１部分上に塗布された第１接着剤領域を有する透明フィルム材料のストリップを備え、フィルムの第２部分は、低摩擦係数を有し接着剤を含まない滑らかな裏面を有するプリント用またはプリント済ラベル領域を備え、フィルムの第３クリアラミネート部分は、第１接着領域のようにフィルムの同面の第３部分上に塗布された第２接着領域を有する。分断ミシン目は、第１接着領域とプリント用ラベル領域との連結部またはその近傍でフィルムに適用される。透明フィルム材料は、ケーブルの外形に実質的に付加されないほど薄い。

フィルムは、約４５０°に亘ってケーブルの周囲に巻き付けられ、第１接着層はケーブルに係合し貼着するとともに、巻き付けが３６０°以上に延在するとフィルムの所定部分に係合し貼着する。ケーブルの周囲へのフィルムの巻き付けは、フィルムのプリント用またはプリント済非接着性ラベル部分が、約４５０°の長さに亘ってケーブルの周囲に巻き付けられるまで継続する。接線方向の力がラベルの巻き付けられていない部分にかけられる間、ケーブルは回転しないように保持される。フィルムの第２プリント済ラベル部分および第３接着部分が、ミシン目に沿ってフィルムの第１部分から破れ、第１フィルム部分はケーブルに接着剤で固定されたままである。分離後、第３ラミネート部分は、ラベルの周囲にフィルムを巻き続けることによって、ラベルの上面に接着剤で貼着される、すなわち、回転式ラベル部分のプリント用領域に亘って保護層を形成する。プリント済ラベル部分およびクリアラミネート部分は、第１フィルム部分の外側非接着性表面の周囲を自由に回転する。プリント済ラベル部分の下に位置するフィルムの外向き面と、プリント済ラベル部分の裏面とは、接着剤を含まないので、プリント済ラベル部分は、ケーブルの周囲における３６０°の回転を実現できる。

さらなる実施形態において、基層として第２クリア材料の同一面に接着剤で貼着された第２非接着性低摩擦係数材料をともなう、捨て裏地または基層に接着剤によって部分的に貼着された第１クリア材料を備える、２枚式セルフラミネート回転式ケーブルマーカーラベルが形成されている。プリント用またはプリント済領域は、第１クリア材料の反対面の所定部分上に配置される。ミシン目は非接着性材料およびクリア材料を通じて延在し、ケーブル識別マークは、プリント用領域にプリントされるか、事前にプリントされている。ケーブルマーカーラベルは、基層から取り外され、次に、第１クリア材料の接着剤固定端部をケーブルに付けてケーブルの周囲に巻き付けられる。ケーブルマーカーラベルが、ケーブルの周囲に巻き続けられると、第２非接着性材料層が、ケーブルの直径に比例して変化する周囲の範囲に亘ってケーブルの外面に接触する。巻き付けが続くと、クリア平滑材料の裏面が、第１クリア材料の外面に亘って延在し、接着剤が第１クリア材料をそれ自体に貼着させ、同時に保護するように第１クリア材料でプリント用領域を覆う。プリント用領域上のマークは、クリア材料およびクリア接着層を通して目に見える。次に、クリア材料の外側の巻き付け部がつかまれ、前記巻き付け作業と同一の方向に僅かに回転される。すると、第２非接着性材料とケーブルに固定された第１クリア材料部分とはミシン目に沿って分離し、それにより、第２非接着性クリア材料およびそのプリント用領域の残部が、ケーブルの表面に接触する、回転ケーブルマーカーラベルの一部でしかない低係数非接着性第２材料をともなって、ケーブルの周囲を自由に回転する。

本発明のいくつかの実施例は、添付図により図示される。この図には、本発明を理解するのに縮尺が合っている必要はなく、詳細図も必要ないこと、または、把握しづらい他の詳細部を省略して表すことを理解できるだろう。もちろん、本発明はここで示される特定の実施例に必ずしも限定されないことは理解できるだろう。

本発明の実施形態の回転式フィルム・ラベル複合ストリップの実施形態の断面図であり、図示した実施形態のフィルムの異なる部分およびミシン目の箇所を示している。 図１に図示された本発明の実施形態のフィルム・ラベル複合ストリップの平面図であり、フィルムの第１接着剤感圧領域の箇所、第２プリント用またはプリント済ラベル部分、第３ラミネート部分、および、図示した実施形態の第１および第２部分間のミシン目の箇所を示している。 ケーブル周囲の図１および２に示される本発明の実施形態の透明フィルム・ラベル複合ストリップを巻き付けるステップを図示しており、ミシン目に沿ってフィルムを破り、フィルムのラミネート保護部分をラベルのプリント用領域を覆うように適用し、ケーブルに付けられた時点でラベルを回転する。 ケーブル周囲の図１および２に示される本発明の実施形態の透明フィルム・ラベル複合ストリップを巻き付けるステップを図示しており、ミシン目に沿ってフィルムを破り、フィルムのラミネート保護部分をラベルのプリント用領域を覆うように適用し、ケーブルに付けられた時点でラベルを回転する。 ケーブル周囲の図１および２に示される本発明の実施形態の透明フィルム・ラベル複合ストリップを巻き付けるステップを図示しており、ミシン目に沿ってフィルムを破り、フィルムのラミネート保護部分をラベルのプリント用領域を覆うように適用し、ケーブルに付けられた時点でラベルを回転する。 ケーブル周囲の図１および２に示される本発明の実施形態の透明フィルム・ラベル複合ストリップを巻き付けるステップを図示しており、ミシン目に沿ってフィルムを破り、フィルムのラミネート保護部分をラベルのプリント用領域を覆うように適用し、ケーブルに付けられた時点でラベルを回転する。 ケーブル周囲の図１および２に示される本発明の実施形態の透明フィルム・ラベル複合ストリップを巻き付けるステップを図示しており、ミシン目に沿ってフィルムを破り、フィルムのラミネート保護部分をラベルのプリント用領域を覆うように適用し、ケーブルに付けられた時点でラベルを回転する。 本発明の回転式フィルム・ラベル複合ストリップの別の実施形態の平面図であり、ケーブル軸に沿ったプリント済ラベルの移動を防止するためにプリント済ラベル領域の突出する端部と、非円形方向の好ましくない巻き付けを補うのに役立つ構造とを形成している。 図８の回転式フィルム・ラベル複合ストリップをケーブルに付ける方法を示す断面図である。 図８の回転式フィルム・ラベル複合ストリップをケーブルに付ける方法を示す断面図である。 図８の回転式フィルム・ラベル複合ストリップをケーブルに付ける方法を示す断面図である。 図８の回転式フィルム・ラベル複合ストリップをケーブルに付ける方法を示す断面図である。 ケーブルの周囲に巻き付けられた図１２の実施形態のフィルム・ラベル複合ストリップの断面図である。 図２、図８、および図１２に図示された実施形態の複数のフィルム・ラベルストリップの平面図であり、これらの実施形態のフィルム・ラベル複合ストリップの大量生産に繋がる基層に取り外し可能に貼着される。 図１４の基層からフィルム・ラベルストリップの手での取り外しを示す概略図である。 ２部品構造からなる本発明のさらなる実施形態の断面図である。 小〜中径ケーブルの周囲に巻き付けられる図１６に示めされる本発明の実施形態の断面図であり、回転式ケーブルマーカーラベルの様々な部分を示している。 中〜大径ケーブルの周囲に巻き付けられる図１６に示めされる本発明の実施形態の断面図であり、回転式ケーブルマーカーラベルの様々な部分を示している。 図１６の実施形態の複数のフィルム・ラベル複合ストリップの平面図であり、これらの実施形態のフィルム・ラベル複合ストリップの大量生産に繋がる取り外し可能な基層に貼着される。 ケーブルの周囲に図１６に示された本発明の実施形態における透明フィルム・ラベル複合ストリップを巻き付けるステップを図示しており、基層からケーブルマーカーラベルを取り外すステップ、ケーブル外側ジャケットにラベルの先端の裏面に接着剤を塗布したアンカー端部を貼着するステップ、ケーブルジャケットの周囲に、そして完全に巻き付けられるまでラベル自体に重ねてラベルを巻き付けるステップ、および、そのミシン目でラベルを破るためにラベルを回転するステップを含む。 ケーブルの周囲に図１６に示された本発明の実施形態における透明フィルム・ラベル複合ストリップを巻き付けるステップを図示しており、基層からケーブルマーカーラベルを取り外すステップ、ケーブル外側ジャケットにラベルの先端の裏面に接着剤を塗布したアンカー端部を貼着するステップ、ケーブルジャケットの周囲に、そして完全に巻き付けられるまでラベル自体に重ねてラベルを巻き付けるステップ、および、そのミシン目でラベルを破るためにラベルを回転するステップを含む。 ケーブルの周囲に図１６に示された本発明の実施形態における透明フィルム・ラベル複合ストリップを巻き付けるステップを図示しており、基層からケーブルマーカーラベルを取り外すステップ、ケーブル外側ジャケットにラベルの先端の裏面に接着剤を塗布したアンカー端部を貼着するステップ、ケーブルジャケットの周囲に、そして完全に巻き付けられるまでラベル自体に重ねてラベルを巻き付けるステップ、および、そのミシン目でラベルを破るためにラベルを回転するステップを含む。 ケーブルの周囲に図１６に示された本発明の実施形態における透明フィルム・ラベル複合ストリップを巻き付けるステップを図示しており、基層からケーブルマーカーラベルを取り外すステップ、ケーブル外側ジャケットにラベルの先端の裏面に接着剤を塗布したアンカー端部を貼着するステップ、ケーブルジャケットの周囲に、そして完全に巻き付けられるまでラベル自体に重ねてラベルを巻き付けるステップ、および、そのミシン目でラベルを破るためにラベルを回転するステップを含む。

図１および図２を参照すると、本発明のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベルの実施形態が図示されている。図１は、ケーブル１２の周囲に巻き付けられた複合フィルム・ラベルストリップ１０を示す。一般的にケーブル１２は、ケーブルジャケット（図示せず）に覆われている。図１および図２を参照すると、複合フィルム・ラベルストリップ１０は、ビニール、ポリオレフィン、ポリエステル、または他の好適な材料のような透明な柔軟性材料で作られる薄いフィルム材料の細長いストリップ１４を備える。フィルム材料１４は、裏面１８（図示せず）に塗布された接着剤を有する第１部分または領域１６を備える。ストリップ１４の第２部分は、プリント用またはプリント済ラベル領域２０を備える。接着剤は、プリントラベル領域２０の裏面には塗布されず、領域２０の反対側の、ストリップ１４の裏面は、低摩擦外向面を有する。一実施形態において、プリントラベル領域２０は、ストリップ１４の裏面１８とは反対側のストリップ１４の第２面上に位置する。ミシン目２２は、ストリップ１４を通じるとともに、第１接着領域１６とプリントラベル領域２０との連結部またはその近傍においてストリップ１４を横断するように延在する。また、ストリップ１４は、第３部分２４が、後述する目的のためにクリア透明ラミネート領域を形成するように、裏面に塗布された透明接着剤領域２６を有する第３透明ラミネート部分２４を含む。

図２を参照すると、ストリップ１４の前方端はＡとして示され、ミシン目２２の概略位置はＢとして示され、プリントラベル領域２０の端はＣとして示されている。図１において説明した本発明の実施形態に見られるように、ストリップ１４がケーブル１２の周囲に最初に巻き付けられるとき、ＡＢ間においてストリップ１４に沿って延在する接着領域１６は、ケーブル１２に第１接着領域１６を貼着し、ケーブル１２の周囲にストリップ１４をさらに巻き付けるための固定部を形成する。図示される実施形態では、ストリップ１４の第１接着領域１６は、第１接着領域１６がケーブル１２の直径に比例する周囲長に亘ってケーブル１２に貼着されるように、ケーブル１２の周囲を３６０°以上の長さ、例えば図２に示唆されるように４５０°の長さで巻き付けられる。また、第１接着領域１６は、図１に図示される実施形態において９０°以上に亘ってストリップ自体に貼着される。

図１に示される実施形態では、第１接着領域１６が、ケーブル１２の周囲に全体で４５０°巻き付けられる際に、ミシン目２２は図１に示される位置Ｂにあり、そのとき位置Ｂは、位置Ａから約９０°に位置する。しかしながら、第１接着領域１６は、ケーブル１２の直径によって別の円周距離範囲を亘ってケーブル１２の周囲に巻き付けられてもよい。上述の巻き付け角度パラメーターは、例示に過ぎなく、他の巻き付け円周距離が、本発明の要旨を逸脱することなく使用されてもよい。

図１を参照すると、ストリップ１０がケーブル１２に付けられるとき、プリントラベル領域２０は、プリントラベル領域２０が３６０°以上の長さに亘って第１接着領域１６を覆うように、ラベルストリップ１４の第１接着領域上面に亘って延在する。図１に示される実施形態では、プリントラベル領域２０は、位置Ｃに示されるように、ミシン目２２の位置Ｂを越えて４５０°延在する。他の角距離でも好適であり得る。プリントラベル領域２０は接着剤裏面を有さないので、後述するように、プリントラベル領域２０は、ミシン目において破られると、ストリップ１４の第１接着領域１６の非接着性上面の周囲における円周回転運動が可能になる。ストリップ１４の第３透明ラミネート部分２４は、図１の示される実施形態において位置Ｄまでの１８０°以上の距離によってプリントラベル２０に亘って延在する。しかしながら、様々なケーブルの１２の直径の結果により他の角距離範囲が使用されてもよい。ラミネート部分２４は、接着領域２６によってプリントラベル領域２０の表面に貼着され、プリントラベル領域２０を覆う保護用透明カバーを形成し、取り付けられたラベルを読み取れる位置に手で回転する際に、プリントされたマークが汚れるのを防ぐ。

一実施形態において、本発明は、直列に基層２８に取り外し可能に貼着されるストリップ１４を有するロールや他の好適な容で複数のストリップ１４が利用者に提供されることを検討する（図１４）。ストリップ１４の両端部の接着剤部分１６、２６は、図１５に示されるように、ラベルがケーブル１２に付けられる際に各ストリップ１４が手で基層から取り外されるように、基層２８にストリップを取り外し可能に貼着する。基層２８上の各ストリップ１４は、ミシン目２２を含む。一実施形態では、基層２８は、ストリップ１４のプリントラベル領域２０の下方の空間３４とともに、２つ平行な部分３０、３２で形成される。

図３〜図７は、ケーブル１２に複合フィルム・ラベルストリップ１０を取り付ける独創的な方法を示す。先ず、プリント用またはプリント済ラベル領域２０を有する１枚のストリップ材料１４が、基層２８の部分３０、３２から手で取り外される（図１５）。図３に示されるように、ストリップ１４の第１接着領域１６は、接着裏面１８が第１部分１６をケーブル１２に固定するように、ケーブルに１２にきつく巻き付けられる。図１における位置ＡＢ間に見られるように、第１接着領域１６は、接着領域１６の所定部分が接着領域１６の既に巻き付けられた部分の表面を覆い貼着するように、ケーブル１２の周囲に３６０°以上巻き付けられる。

図４および図５を参照すると、巻き付け作業は、プリントラベル領域２０が、ストリップ１４の第１領域１６の非接着性表面に亘って巻き付けられるように継続する。示される実施形態では、ラベル領域２０は、ケーブル１２の周囲を約４５０°の長さに亘って巻き付けられ、図１および図４に見られるようにＢからＣまで延在する。次に、ストリップ１４のラミネート部分２４の加圧接着領域２６は、実施形態では約９０°の延長に亘ってラベル領域２０の一部分に部分的に接着剤で貼着される。図５に示されるように、巻き付けるステップは、プリントラベル領域２０から外方に延在するストリップ１４の第３ラミネート部分２４の外側断片２５をともなって、この時点で中断される。次に、ケーブル１２は、回転しないように保持され、ラベル領域２０が把持され、ミシン目に沿ってプリントラベル領域２０から第１接着領域１６を分離するのに十分なねじり力をかけながら、巻き付け方向におけるケーブル１２の接線方向に引っ張られる。ミシン目が破られた後、図６に示されるように、加圧接着ラミネート２４の残りの断片２５が、ラベル領域２０に亘って巻き付けられ貼着される。ミシン目２２が破られると、プリントラベル領域２０は、図７に表現されるように、３６０°以上の長さに亘ってフィルム１４の第１接着領域１６の滑らかな表面と接触するプリントラベル領域２０の滑らかな裏面により、フィルム材１４の第１接着領域１６の滑らかな表面の周囲を両方向に自由に回転する。示される実施形態では、プリントラベル領域２０の滑らかな裏面は、プリントラベル領域２０と領域１６の非接着性表面との間に低い摩擦係数をもたらすためにシリコンでコーティングされている。

図８〜図１１は、図１〜図７の発明のさらなる実施形態を開示し、その実施形態は、ケーブル１２に付けられた後に、複合フィルム・ラベルストリップ１０の軸方向運動を防止するように構成される。図８を参照すると、図２のストリップ１４と同様の選択材料で作られたストリップ材料１１４は、接着裏面および非接着性表面を有する第１部分１１６、第２平滑プリント済領域１２０、および、第３クリアラミネート部分１２４を備える。第１部分１１６の裏面領域１１８（図９〜図１１）は、接着剤によってコーティングされ、透明ラミネート部分１２４の裏面領域も、同様の接着剤によってコーティングされている。ミシン目１２２は、第１部分１１６とプリントラベル領域１２０との間の連結部またはその近傍においてストリップ１１４を横断するように延在する。

図８に見られるように、この実施形態では、プリントラベル領域１２０の横断方向の幅が、ストリップ１１４の第１部分１１６の幅よりも大きい。また、クリアラミネートラベル領域１２４は、プリントラベル領域１２０との連結部から内側に向けてテーパーになっている。

ケーブル１２にストリップ１１４を巻き付けて取り付けるために用いられる方法は、図１〜図７の実施形態で説明されたものと同一である。図９は、ケーブル１２の周囲に巻き付けられ、接着剤によって貼着された第１部分１１６の断面図を示す。図１０は、第１部分１１６の周囲にスライド可能に巻き付けられたより幅広いプリントラベル領域１２０の断面図を示す。図１１は、プリントラベル領域１２０の周囲に巻き付けられ、接着剤によって貼着されたクリアラミネート部分１２４の断面図を示す。図１０に見られるように、プリントラベル領域１２０は、横断方向端部１２６、１２８が第１部分１１６の両側から突出するように、ストリップ１１４の第１部分１１６に亘って巻き付けられる。ケーブル１２にストリップ１１４を付ける際に、ラミネート部分１２４がラベル領域１２０に亘って完全に巻き付けられて、ミシン目１２２が破かれた後に、利用者は、突出する横断方向端部１２６および１２８を図１１に示される位置に手で移動し、第１部分１１６の両側に係合し、ケーブル１２に係合する。横断方向端部１２６、１２８は、巻き付け作業中のストリップ１１４にかかる張力によって図１１に示される位置に留まる。図１１に見られるように、回転式ラベル領域１２０は、横断方向端部１２６、１２８と第１部分１１６およびケーブル１２との接触によって、ケーブル１２に沿った軸方向運動を抑制される。

図８に見られるように、クリアラミネート部分１２４は、前述の巻き付け作業中に起こり得るストリップ１１４の外側または中心ずれ運動を補うように外側端に向けてテーパーになっている。

図１２および図１３は、図１〜図７および図８〜図１１に示される本発明の別の実施形態を現している。この実施形態では、ストリップ１４の第１接着領域１６は、プリントラベル領域２０と同じ幅であり、図１２および図１３のストリップ１４をケーブル１２に付ける方法は、図１〜図７の実施形態における上述のものと同様である。図１２および図１３の実施形態では、クリアラミネート部分２２４は、ストリップの一端に向けて内側にテーパーになっている。図１２のストリップ１４がケーブル１２の周囲に巻き付けられる際、前述のようにテーパーになっているラミネート部分２２４は、図１３に示されるように位置し、プリントラベル領域２０に接着して固定されている。行った巻き付け作業が僅かに中心ずれした際に、テーパーになっている部分２２４は、一横断方向端または他端に向けてラベル領域２０に係合するが、完全な係合を保持するだろう。

図１６〜図２３は、２つの部品からなる本発明のさらなる実施形態を開示し、ラベルの取り付けおよび使用中にケーブルジャケットから離す外向きの力をもたらすセルフラミネートケーブルマーマーラベル３００である。この外向きの力は、ラベルを若干緩く巻き付けるのに役立ち、それにより、ミシン目３１４を破るために回転させるのがより容易に、かつ、固定部分３２０からラベルが引き離されると、ケーブル上において回転させるのがより容易になる。

外向きの力は、ケーブルジャケットに近接かつ接触する材料の面のシリコンコーティングまたは他のスリップ手段と併用して、より緩く、滑らかに、取り付け後全ての角度から読み取ることができるようにラベルマーカーを回転することを可能にする。また、図１６〜図２３に示される本発明の実施形態の２枚材料構造は、ラベルの各部分の所望の性能特性を達成するための材料選択における適応性を高める。特性とは、回転中に利用者が把持するための表面の摩擦係数、ケーブルジャケット上でスリップする為の内側面の摩擦係数、柔軟性、および、ミシン目の破断性を含む。また、２枚材料構造は、ラベル上に非接着性部分を作るほかの方法に比べて、製品を製造するより容易な手段をもたらすことができる。

図１６を参照すると、本発明の示される実施形態は、誇張された厚みで示されており、捨て裏地または基層３０２および第１クリア透明フィルム材料３０４を有するケーブルマーカーラベル１００を備える。

薄い加圧クリア接着剤層３０６は、捨て裏地または基層３０２と第１クリア材料３０４との間に並置されている。第２非接着性クリア材料３０８は、基層３０２の隣接部分と第１クリア材料３０４との間に位置し、第２非接着性材料３０８は、接着層３０６によって第１クリア材料３０４に貼着されている。第２非接着性材料３０８は、後述されるように、ラベル３００に固定部分３２０を形成するために、図１６のＡ’−Ｂ’線間の長さ分、第１材料３０４の先端から所定距離おいて位置する。第２非接着性材料３０８は、ケーブルマーカーラベル３００が付けられるケーブルの周囲長より図１６におけるＢ’−Ｄ’間の長さ分、長さ方向により長い。また、第２非接着性材料３０８は、材料３０８がケーブルまたは後述されるケーブルジャケット３２２（図１７）上に付けられる際に、低摩擦係数をもたらす滑らかなシリコンコート表面３００を有してもよい。また、第２非接着性材料３０８のために選択された材料は、好適なミシン目破断性を有し、示される実施形態では、第２材料３０８は第１材料３０４より硬い。非接着性材料３０８のシリコンコートされた表面３１０は、接着剤を含まない。

プリント用またはプリント済ラベル領域３１２は、図１６に見られるように、接着層３０６の反対側の、第１クリア材料３０４の隣に配置される。第１クリア材料３０４から離間するように配向されたラベル領域３１２の表面は、当業者には既知である、ラベル領域に付けられたケーブル識別マークを記されるのに適応した表面を有する。ミシン目３１４は、第２非接着性材料３０８の部分３１６またはその近傍に配置される。また、ミシン目は、第１クリア材料３０４の部分３１８を通じて延在する。

図１６に見られるように、基層上の取り外し可能なケーブルマーカーラベル３００の図示した実施形態は、第１クリア材料２０４の裏面の接着剤コートされた固定部分３２０を含み、固定部分は線Ａ−Ｂ’間に延在する。ケーブルマーカーラベル３００のＢ’−Ｄ’間部分は、第２非接着性材料３０８の外向き面３１０上に滑らかな非接着性面を含む。線Ｂ’−Ｃ間は、第１クリア材料３０４の反対側のプリントラベル領域３１２を接着層３０６から画定する。ケーブルマーカーラベル３００の直線部Ｄ’−Ｅ’は、接着剤３０６から形成されるクリア接着裏面を有する第１クリア材料３０４からなる。接着剤３０６は透明であり、第１クリア材料３０４の下のイメージが観察者に見えるようにしている。

図１７および図１８は、図１６に示す本発明の実施形態のケーブルメーカーラベル３００を示しており、一般的にケーブルは、ケーブルジャケット（図示せず）によってその外周囲を覆われている。図１７は、Ｒ１００×１５０ ＣＡＴ５の取り付けのような、比較的小〜中サイズのケーブル３２２の周囲に巻き付けられたラベル３００を示す。図１８は、Ｒ１００×１５０ ＣＡＴ６の取り付けのような、比較的中〜大サイズのケーブル３２２の周囲に巻き付けられたラベル３００を示す。

図１７に示す実施形態を参照すると、マーカーラベル３００が詳述される方法を用いてケーブル３２２に取り付けられた後、示めしている実施形態では、固定部分３２０は、約１８０°の円弧である、図１７に線Ａ’−Ｂ’で示す長さに亘ってケーブル３２２またはケーブル３２２を覆うジャケットに接着剤によって直接貼着される。一般的にケーブル識別マークがプリント済みである非接着性プリント領域３１２は、図１７に線Ｂ’−Ｃ間の円弧によって示すように、約２７０°の弓状の長さに亘ってケーブル３２２の周囲に延在する。円弧Ａ’−Ｂ’および円弧Ｂ’−Ｃは、ケーブル３２２の直径に比例して変化する。プリント領域３１２の端部は、接着固定３２０部分の表面上に位置する。図１６に示すように、プリント領域３１２の下に位置する第１材料３０４の裏面部分Ｂ’−Ｄ’は、第２非接着性材料３０８に貼着される。すわなち、非接着性プリント領域３１２（図１７）は、ケーブル３２２にも、固定部分３２０にも貼着しない。図１７の実施形態では、円弧Ｂ’−Ｄ’は、約４９５°の弓状の長さに亘って延在する。この長さは、ケーブル３２２の直径に比例して変化する。

図１７に見られるように、プリント領域は、第１クリア材料３０４と一緒、または貼着されて形成され、プリント領域３１２を超えて延在する第２非接着性材料３０８の透明部分は、接着固定部分３２０の所定部分の周囲に延在し位置するとともに、図１７の円弧Ｃ−Ｄ’によって示すようにプリント領域３１２の所定部分上に位置する。第２材料３０８の裏面は接着剤を含まないことから、第２材料３０８は、接着固定３２０にも、プリント領域３１２にも貼着しない。また、プリント領域３１２の裏面および第２クリア材料３０８の裏面は、シリコンコートであってもよく、それは、Ｂ’-Ａ’間と、プリント領域３１２と図１７の線Ａ’−Ｂ’間によって定義される円弧に亘って延在する接着固定３２０の表面との間とに延在するケーブル３２２の周囲に亘って、プリント領域３１２とケーブル３２２との間に低いまたは無視できるほどの摩擦係数をもたらす。

接着剤を裏面に付けた第１クリア材料３０４の接着ラミネート部分３２４は、プリント領域３１２の所定部分の表面、および図１７のＤ’−Ｅ’間に延在する円弧に亘って第２クリア材料３０８の所定部分の表面の周囲に巻き付けられて貼着される。円弧Ｄ’−Ｅ’は、図１７の実施形態では約２７０°であるが、この円弧はケーブル３２２の直径によって変化する。ラミネート部分３２４は透明であり、接着層３０６は、クリア接着剤からなる。すなわち、プリント領域上のマークは、第１材料３０４と第２材料３０８との両方を通して読み取ることができる。

ミシン目３１４は、後述のように、第１および第２クリア材料３０４、３０８の所定部分が接着固定部分３２０から分離されることを可能にするために、図１６および図１７に示す近似位置において第１および第２クリア材料３０４、３０８の両方を通じて延在する。

図１８は、中〜大サイズのケーブルの周囲に取り付けられ、巻き付けられた、図１６〜図２３に示す本発明の実施形態のラベル３００を示す。例えば図１７において確認できる構成要素は、図１８における同様の符号が付せられている。図１７に示すケーブルと比較してより大きいケーブル３２２上へのラベル３００のこの取付では、第１クリア材料３０４の接着固定部分３２０が、図１８の円周長Ａ’−Ｂ’に沿って約１３５°の円弧に亘ってケーブル３２２に貼着される。非接着性プリント領域３１２は、Ｂ’−Ｃと付せられた円弧に亘って約１８０°延在し、非接着性第２クリア材料３０８は、Ｂ’−Ｄ’と付せられた円弧に亘って、または約３６０度延在する。第２クリア材料３０８は、その裏面上に接着剤を含まず、シリコン材料でコートされているので、第２クリア材料３０８には、ケーブル３２２または接着固定３０６の表面への接着力はない。

接着ラミネート部分３２４は、図１８の弓状長さＤ’−Ｅ’によって設計されるように、約１８０°の円弧に亘って非接着性プリント領域３１２の外面上に延在し接着剤によって接合される。ラミネート部分３２４はクリアで、部分３２４の裏面上の接着剤は透明であり、それにより、プリント領域３１２にプリントされたマークが観察者の目に見えるように表示している。また、ラミネート部分３２４は、プリント用領域３１２に亘ってクリア保護層を形成する。

図１９は、貼着された複数のケーブルマーカーラベル３００を利用者へ提供する裏地または基層３０２である。各ラベル３００は、端部３１８の裏面上と、第１クリア材料３０４の接着ラミネート部分３２４の裏面上と、のクリア接着剤によって基層３０２に取り外し可能に貼着されている。シリコンコートされた裏面を有する接着剤を含まない第２クリア材料３０８は、接着ベアリング端部３１８とラミネート部分３２４との間に延在し、それにより、第２クリア材料３０８は基層３０２に貼着されない。ミシン目３１４は、前述のように各ラベル３００の第１クリア材料３０４および第２クリア材料３０８の両方を通じて延在する。プリント用ラベル領域３１２は、上向きになり第１クリア材料３０４の一部を形成する。

図１７および図１８に示すケーブル３２２にケーブルマーカーラベル３００を付ける上で、第１ケーブル識別マークは、ラベル領域３１２の外側または露出した表面にプリントされるか、別の方法で付けられる。次に図２０を参照すると、ラベル３００は基層３０２から取り外され、第１クリア材料３０４の一面の接着剤３０６を露出し、この接着剤は、第２非接着性材料３０８の裏面を覆わない。第２非接着性材料３０８は、接着層３０６によってクリア材料３０４の一面に貼着される。基層３０２からラベル３００を容易に取り外すには、図２０に見られるように、第２クリア材料３０８の下に指を滑り込ませる。材料３０８の裏面は接着剤を含まず、基層３０８に貼着されない。また、端部３１８の裏面上の接着層３０６、およびラミネート部分３２４は強力な接着剤ではなく、そのことより、ラベル３００は、基層３０２から容易に取り外される。

次に、第１クリア材料３０４の接着固定部分３２０は、ケーブル３２２の外面に貼着され、続いてケーブルマーカーラベル３００は、接着固定部分３２０の部分Ａ’−Ｂ’をケーブル３２２に貼着し、ケーブルの周囲のケーブルマーカーラベル３００が滑るのを防止ししながら、図２１および図２２に示すように、ケーブルの周囲に巻き付けられる。ケーブルマーカーラベル３００が、ケーブルの周囲に巻き付けられると、第２非接着性材料３０８の非摩擦領域Ｂ’−Ｄ’は、図１７および図１８の実施形態における非接着性材料３０８の長さがケーブル３２２の周囲長より長いので、それらの実施形態では、３６０°以上の距離をケーブル３２２の外面の周囲に延在する。より大きいケーブルの適用するときは、第２非接着性材料３０８は、周囲長より短きに亘ってケーブル３２２の周囲に延在してもよい。

図２１および図２２に示すように、巻き付け作業が続くと、第１クリア材料の所定部分Ｄ’−Ｅ’における２０４の接着剤３０６は、プリントラベル領域３１２からなる第１クリア材料３０４部分以上に亘って延在し、すなわち、第１クリア材料３０４を有するラベル領域３１２上に位置する。次に、クリア材料３０４の接着部分Ｄ’−Ｅ’が、図１７および１８に示すように、既に巻かれたクリア材料３０４の外面にクリア材料３０４の先端部を貼着する。

図１６〜図２３に示す実施形態では、第２クリア材料３０８の硬度は、第１クリア材料３０４の硬度より高い。ラベル３００がケーブル部３２２の周囲に巻き付けられると、より硬い第２クリア材料は、ラベル３００を巻いてケーブル３２２から半径方向に離そうとする外向きの力をもたらし、ラベル３００がケーブル上に容易に取り付けられることと、ケーブル３２２の周囲のラベル３００の自由な回転と、を可能にする余裕のある巻き付けを実現する。

ケーブルマーカー３００が上述のように、また図１７および図１８に示すようにケーブル３２２の周囲に巻かれた後、所定部分Ａ’−Ｂ’から所定部分Ｂ’−Ｃに向けて巻き付け方向の僅かな回転力が、ケーブルマーカーラベルに手でかけられ、破断ミシン目３１４を破り、第２非接着性材料３０８と、接着固定部分３２０に近接せずに、直線的に超えるクリア材料３０４の残部とをケーブル３２２の周囲で自由に回転させる。図２３に示すようにミシン目３１４を破ったうえで、非接着性材料３０８の低摩擦係数非接着性裏面３１０は、ケーブル３２２の周囲を自由に回転し、任意の角度においてマークを見ることを容易にすることができる。また、プリントラベル領域３１２は、プリントラベル領域上に接着剤で付けられたクリア材料３０４によって覆われ保護され、すなわち、汚れやプリントラベル領域３１２に付けられたケーブル識別マークが消されることを防ぐ。

本発明は、回転式セルフラミネートマーカーラベルをケーブルに付ける実施形態として説明されてきた。このラベルは、任意の方向において読み取りを容易にするためにケーブルの周囲を回転することができる。ここで開示されたラベル構造および応用方法は、識別ラベルを、流体管、軸方向に取り外し可能な制御線、チューブ状の静的構造、または同類物などの他の装置に適用するために使用可能であることを理解できるだろう。

本発明の上述の図示した実施形態は、本発明が適用され得る態様を網羅しているものではないことを記載するべきである。むしろ、開示した実施形態は、すぐに理解できるように、本発明の例示的および事例的実施形態としてのものである。本発明の範囲は、本明細書によって限定されることなく、以下の請求項の範囲によって定義されることを意図する。

１０ 複合フィルム・ラベルストリップ、フィルム・ラベル複合ストリップ
１２ ケーブル
１４、１１４ （フィルム）ストリップ、透明フィルム
１６、２６、３１６ 第１接着領域、第１部分
２２、１２２、３１４ ミシン目
２０、１２０ プリント用ラベル領域、非接着性領域、プリント用領域
２４、１２４、３２４ 第２接着領域、クリアラミネート部分、第３部分、接着ラミネート部分
２２４ 第２接着領域、テーパー部分、テーパーラミネート部分
２８ 基層
３０ 第１基層（部分）
３２ 第２基層（部分）
３４ 空間
３０４ 第１クリア材料、第１材料
３０６ 接着剤（層）
３０８ 第２クリア性材料、第２材料
３１２ プリント（ラベル）領域、プリント用領域
３２０ アンカー部分、接着アンカー
３２２ ケーブル

Claims (25)

1. 第１接着領域を有する透明フィルムを備える、ケーブルの識別するためのセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベルであって、
   前記透明フィルムは、前記第１接着領域に隣接する非接着性領域を有し、
   前記透明フィルムは、前記非接着性領域に隣接する第２接着領域を有し、前記透明フィルムの前記第２接着領域は、前記透明フィルムがケーブルの周囲に巻き付けられる際に、前記非接着性領域の上に少なくとも部分的に位置するように構成され、
   前記透明フィルムは、前記透明フィルムの一方の面上にプリント用領域を有し、ミシン目は前記透明フィルムを横断して延在し、前記ミシン目が前記透明フィルムの分断線を形成することを特徴とするセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
2. 前記第１および第２接着領域は前記透明フィルムの第１面側に配置され、前記プリント用領域は、前記第１および第２接着領域の間に位置することを特徴とする請求項１に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
3. 前記プリント用領域は前記透明フィルムの第２面側に位置することを特徴とする請求項１に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
4. 前記非接着性領域は、前記透明フィルムのシリコンコートされた表面を備えることを特徴とする請求項１に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
5. シリコンコートされた表面が、前記透明フィルムの前記第１および第２接着領域の間に延在することを特徴とする請求項４に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
6. 前記ミシン目は前記第１接着領域と前記非接着性領域との間に分断線を形成することを特徴とする請求項１に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
7. 前記ミシン目は、前記第１接着領域および前記非接着性領域によって形成される接合線に位置することを特徴とする請求項６に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
8. 前記ミシン目は、前記第１接着領域および前記非接着性領域によって形成される接合線の近傍に位置することを特徴とする請求項６に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
9. 前記プリント用領域は、前記第２接着領域が前記プリント用領域上に重なる際、前記透明フィルムの前記第２接着領域を通して可視であることを特徴とする請求項１に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
10. 前記プリント用領域は、前記非接着領域の反対側の前記透明フィルムの表面上に位置することを特徴とする請求項１に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
11. 前記プリント用領域は、前記プリント用領域上にケーブル識別マークを刷り込まれるように構成されることを特徴とする請求項１に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
12. 前記透明フィルムの前記第１接着領域、前記非接着領域、および前記第２接着領域に亘って取り外し可能に延在する基層をさらに備えることを特徴とする請求項１に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
13. 前記透明フィルムの前記非接着領域は、低摩擦係数を有する第２材料を備えており、前記第２材料は、前記透明フィルムの一面に接着して固定されていることを特徴とする請求項１に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
14. 前記第１および第２接着領域は、前記低摩擦係数材料の両端に延在することを特徴とする請求項１３に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
15. 前記プリント用領域は、前記透明フィルムの表面に位置し、前記表面は、前記低摩擦係数材料の反対側にあることを特徴とする請求項１３に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
16. 前記ミシン目は、前記低摩擦係数材料を通じて、かつ前記透明フィルムを通じて延在することを特徴とする請求項１３に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
17. 前記第１材料および前記第２材料は、異なる硬度特性を有することを特徴とする請求項１３に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
18. 前記第２材料は、前記第１材料より硬いことを特徴とする請求項１７に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
19. 前記第２材料は、前記第２材料の一面にシリコンコートを含むことを特徴とする請求項１３に記載のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
20. ケーブル上にセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベルを付ける方法であって、前記ケーブルメーカーラベルは、
    第１接着領域、非接着領域、および第２接着領域を有する透明フィルムと、
    前記第１接着領域と前記非接着領域との間の接合線に近接する前記透明フィルムを横断して延在するミシン目と、
    前記第１および第２接着領域の間に延在する前記透明フィルムのプリント用領域と、
    を備え、
    前記プリント用領域は、ケーブル識別マークを付けられるように構成されており、
    当該方法は、
    ケーブルに前記透明フィルムの前記第１接着領域を貼着するステップと、
    前記プリント用領域が前記透明フィルムの前記第１接着領域の滑らかな非接着性上面を覆うよう状態で前記ケーブルの周囲に前記透明フィルムを巻き付けるステップと、
    前記透明フィルムの表面に第２接着領域を貼着するステップと、
    回転しないようにケーブルを保持するステップと、
    巻き付けられた透明ラベルの一部を把持するステップと、
    巻き付ける方向に透明フィルムが回転するように力をかけ、前記非接着領域および前記第２接着領域から前記透明フィルムの前記ミシン目に沿って前記第１接着領域を分離するステップと、
    を備え、
    前記透明フィルムの分離した領域が、前記プリント用領域が前記透明フィルムの前記第２接着領域を通して可視である状態で、前記ケーブルの周りを回転できるようにすることを特徴とするセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベルを付ける方法。
21. 前記プリント用領域が前記透明フィルムの第１接着領域の滑らかな上面を覆うように位置する状態で、前記ケーブルの周囲の周りに前記透明フィルムを巻き付けるステップは、
    巻き付けられた前記透明フィルムから接線方向外側に前記透明フィルムの前記第２接着領域を延在させるステップを含み、
    巻き付けられた前記透明ラベルの一部分を把持するステップは、前記接線方向に延在する前記第２接着領域を把持するステップを含むことを特徴とする請求項２０に記載の方法。
22. 前記透明フィルムの表面に前記第２接着領域を貼着するステップが、巻き付ける方向に前記透明フィルムが回転するように力をかけるステップに続くことを特徴とする請求項２０に記載の方法。
23. ケーブル上にセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベルを付ける方法であって、前記ケーブルメーカーラベルは、
    第１接着領域、非接着領域、およびラミネート第２接着領域を有する透明フィルムと、
    前記第１接着領域と前記非接着領域との間の接合線に近接する前記透明フィルムを横断して延在するミシン目と、
    前記非接着領域と反対側の前記フィルムの一部分に亘って延在する前記透明フィルムのプリント用領域と、
    を備え、
    前記プリント用領域は、ケーブル識別マークを付けられるように構成されており、
    当該方法は、
    ケーブルに前記透明フィルムの前記第１接着領域を貼着するステップと、
    前記ラミネート第２接着領域の一部分が前記透明フィルムの前記プリント用領域の一部分を覆うように位置する状態で、前記ケーブルの周囲に前記透明フィルムを巻き付けるステップと、
    前記透明フィルムの表面に第２接着領域を貼着するステップと、
    回転しないようにケーブルを保持するステップと、
    巻き付けられた透明ラベルの一部を把持するステップと、
    巻き付ける方向に透明フィルムが回転するように力をかけ、前記ミシン目に沿って前記非接着領域および前記第２ラミネート接着領域から前記透明フィルムの前記第１接着領域を分離するステップと、
    を備え、
    前記透明フィルムの分離した領域が、前記プリント用領域が前記透明フィルムの前記第２ラミネート接着領域を通して目に見える状態で、前記ケーブルの周りを回転できるようにすることを特徴とするセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベルを付ける方法。
24. 基層上に一列に貼着された複数のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベルであって、
    各ケーブルマーカーラベルが、
    第１および第２接着領域を有する透明フィルムと、
    前記第１接着領域と前記第２接着領域との間の滑らかな非接着領域と、
    前記透明フィルム上のプリント用領域であって、前記第１および第２接着領域の間に位置するプリント用領域と、
    前記透明フィルム内のミシン目であって、前記フィルムの分離線を形成するミシン目と、
    を備え、
    前記基層への前記フィルムそれぞれの前記接着領域に取り外し可能に貼着する前記第１および第２接着領域それぞれと、
    前記基層に貼着せず、前記基層と前記透明フィルムそれぞれとの間の開口部であって、選択した透明フィルムを引くように持ち上げる力を受け、前記基層から前記選択した透明フィルムを取り外せるよう構成されている開口部を形成する前記フィルムそれぞれの非接着領域と、
    を備えることを特徴とする複数のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。
25. 前記基層が、２つの分離した部分を備え、該２つの部分の間に空間を有し、
    前記透明フィルムそれぞれの前記第１接着領域が、前記第１基層部分に取り外し可能に貼着されており、
    前記透明フィルムそれぞれの前記第２接着領域が、前記第２基層部分に取り外し可能に貼着されており、
    前記透明フィルムそれぞれの前記非接着領域が、前記空間付近に延在していることを特徴とする請求項２４に記載の複数のセルフラミネート回転ケーブルマーカーラベル。

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