JP2003005649A - 二層構造ラベル類 - Google Patents
二層構造ラベル類Info
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Abstract
造工程が複雑になり、良好な生産性が得られないという
二層構造ラベルの問題を解決し、また下層と上層ラベル
が同一サイズから異なるサイズのラベルまで自由度を以
て製造できるラベルを提供できるようにするとともにラ
ベルの新規な用途展開を図ることにある。 【解決手段】ラベル基材1の裏面に粘着剤層2を備え、
該ラベル基材1を被着体表面に巻回して、粘着剤層2に
て貼着するラベル類において、ラベル基材1は下層ラベ
ル部4と該下層ラベル部4上の部分領域に重ね合わせ貼
着される上層ラベル部6とからなり、該下層ラベル部4
と上層ラベル部6との重ね合わせ貼着面は剥離層5を介
して易剥離可能に設けられている。
Description
に添付して、情報伝達用や出荷発送用などの各種用途に
使用する二層構造ラベル類に関する。
ば、図9に示すように、ラベル基材21の裏面に粘着剤
層22を備えた第1のラベル24(下層ラベル部)と、
ラベル基材27の裏面に粘着剤層28を備えた第2のラ
ベル26(上層ラベル部)が、前記下層ラベル部のラベ
ル基材21の表面に備えた透明剥離剤層25を介して、
互いに貼着されている二層構造ラベルがある。
に剥離シート23が仮貼着されていて、該剥離シート2
3を剥離した後、粘着剤層22を介して適宜な物品に貼
着して使用する。
材21上面には適宜情報(例えば、当たり、外れなどの
抽選情報)を表示した印刷層29が施され、この印刷層
29は上層ラベル部26によって隠蔽されている。ま
た、上層ラベル部26のラベル基材27上面又は上下面
にも適宜情報を表示した印刷層(図示せず)が施されて
いる。
ら剥離剤層25を介して上層ラベル部26を剥離するこ
とにより、隠蔽されていた印刷層29が露呈されて、そ
の印刷情報が観察できるようになっている。
は、下層のラベル基材21、粘着剤層22、剥離シート
23をこの順に積層した長尺状の積層シートのロール原
反を巻き出しながら、その積層シートの基材21表面に
印刷を施し、印刷層29を設け、次に上層ラベル基材2
7の表裏面にも印刷を施す。
層29上より透明な剥離剤を塗布して剥離剤層25を設
け、下層ラベル部24を形成し、続いて、上層のラベル
基材27の裏面に粘着剤を塗布して粘着剤層28を設
け、上層ラベル部26を形成する。
6とを、互いに印刷見当を整合しつつ貼り合わせ、貼り
合わせ後に任意のサイズ、パターンに型抜きを行って、
二層構造ラベルを製造している。
構造ラベルにおいては、一層構造ラベルと比較し、その
製造における製造工程が複雑になり、良好な生産性が得
られないという問題がある。
6とを貼り合わせた後に、型抜きを行って二層構造ラベ
ルを製造しているため、下層ラベル部24と上層ラベル
26とが同一サイズのラベルしか製造できないといった
不都合もあり、本発明は上記問題及び不都合を解消する
ラベルを提供することにある。
発明は、ラベル基材1の裏面に粘着剤層2を備え、該ラ
ベル基材1を被着体表面に巻回して、粘着剤層2にて貼
着するラベル類において、ラベル基材1は下層ラベル部
4と該下層ラベル部4上の部分領域に重ね合わせ貼着さ
れる上層ラベル部6とからなり、該下層ラベル部4と上
層ラベル部6との重ね合わせ貼着面は剥離層5を介して
易剥離可能に設けられていることを特徴とする二層構造
ラベル類である。
項1に係る二層構造ラベル類において、前記ラベル基材
1の下層ラベル部4と上層ラベル部6が、ミシン目3を
介して互いに切り離し可能に連設されていることを特徴
とする二層構造ラベル類である。
項1に係る二層構造ラベル類において、前記ラベル基材
1の下層ラベル部4と上層ラベル部6が、互いに分離し
ていることを特徴とする二層構造ラベル類である。
項1乃至請求項3のいずれか1項に係る二層構造ラベル
類において、前記ラベル基材1の粘着剤層2面が同一の
剥離シート11面上に仮貼着されていることを特徴とす
る二層構造ラベル類である。
材1の裏面に粘着剤層2を備え、該ラベル基材1を被着
体表面に巻回して、粘着剤層2にて貼着するラベル類に
おいて、ラベル基材1は下層ラベル部4と該下層ラベル
部4上の全部領域に重ね合わせ貼着される上層ラベル部
6とからなり、該下層ラベル部4と上層ラベル部6との
重ね合わせ貼着面は剥離層5を介して易剥離可能に設け
られていることを特徴とする二層構造ラベル類である。
項5に係る二層構造ラベル類において、前記ラベル基材
1の下層ラベル部4と上層ラベル部6が、ミシン目3を
介して互いに切り離し可能に連設されていることを特徴
とする二層構造ラベル類である。
項5に係る二層構造ラベル類において、前記ラベル基材
1の下層ラベル部4と上層ラベル部6が互いに分離して
いることを特徴とする二層構造ラベル類である。
項5乃至請求項7のいずれか1項に係る二層構造ラベル
類において、前記ラベル基材1の粘着剤層2面が同一の
剥離シート11面上に仮貼着されていることを特徴とす
る二層構造ラベル類である。
貼着する前にラベル本体の段階では、重ね合わせられて
いない一層構造のラベルであり、容器等の物品に貼着し
た段階ではじめて、下層ラベル部(第1のラベル)と上
層ラベル部(第2のラベル)との重ね合わせによる二層
構造ラベルとなるものである。
ける製造工程が複雑な従来の二層構造ラベル類と比較し
て、ラベル本体の製造における製造工程は、従来の一層
構造のラベルと同様で簡単であり、良好な生産性が得ら
れるものである。
下層ラベル部(第1のラベル)の上面に上層ラベル部
(第2のラベル)を貼り合わせて二層構造ラベルとする
際に、型抜きを行って二層構造ラベルとする従来の二層
構造ラベルと異なり、上層ラベル部のサイズを下層ラベ
ル部のサイズよりも小さく設定したり、同一サイズに設
定したりすることができ、従来の従来の二層構造ラベル
よりも、ラベル仕様の設定変更の自由度を大きく採るこ
とができる。
て、上記問題及び不都合を解消したラベルを提供するこ
とにある。
ラベルの実施の形態を、図1(a)〜(b)に示す平面
図に基づいて、以下に詳細に説明すれば、本発明の二層
構造ラベル類Lは、図1(a)に示すように、そのラベ
ル類Lのラベル基材1は、下層ラベル部4と、上層ラベ
ル部6とにより構成され、そのラベル基材1の裏面に
は、物品に貼着するための粘着剤層2が塗布形成されさ
れている。
透明なプラスチック製フィルム(シート)、金属箔シー
ト、あるいはそれらの複合シートが使用でき、ラベル基
材1の下層ラベル部4及び上層ラベル部6のそれぞれ表
面又は/及び裏面には、適宜にラベル用途に応じた情報
伝達用の印刷情報など印刷層が施され、例えば下層ラベ
ル部4の表面には表示情報A、上層ラベル部6の表面に
は伝達用の表示情報Bが表示される。
ベル部4のラベル基材長手方向の長さをa1 、上層ラベ
ル部6のラベル基材長手方向の長さをa2 としたとき、 a1 >a2 に設定されている。
上層ラベル部6の幅(ラベル基材長手方向に対して直交
方向の長さ)は、下層ラベル部4の幅と同じ幅でもよい
し、下層ラベル部4の幅より小さくてもよい。
は、図1(a)〜(b)に示すように、本発明の上記請
求項1に係る二層構造ラベル類Lにおいて、そのラベル
類Lのラベル基材1は、下層ラベル部4と、該下層ラベ
ル部4の一端部に連設した上層ラベル部6とにより構成
され、そのラベル基材1の裏面には、物品に貼着するた
めの粘着剤層2が塗布形成されされている。
物品( 被着体) の巻き付け(巻回)方向の表面の全周長
をφとしたとき、少なくとも下層ラベル部4の長さa1
は、 a1 =φ (又はa1 ≒φ) に設定されている。
ル類Lは、物品表面の全周長φに、その下層ラベル部4
の外端側から順次巻き付けた際に、下層ラベル部4はそ
の全長a1 が物品表面の全周長の表面に粘着剤層2を介
して貼着され、上層ラベル部6は下層ラベル部4外端部
の上面に長さa2 に亘って重ね合わせられ貼着されるよ
うになってる。
類Lの前記下層ラベル部4上面の上層ラベル部6との重
ね合わせ面4aには、透明乃至不透明な剥離剤による剥
離剤層5が設けられていて、下層ラベル部4の端部面上
に長さa2 に亘って重ね合わせられ貼着される上層ラベ
ル部6は、粘着剤層2を介して下層ラベル部4面に貼着
され、しかも剥離剤層5を介して容易に剥離可能となっ
ている。
二層構造ラベル類Lの下層ラベル部4と上層ラベル部6
との連設部にはミシン目3が印刷形成(又は刻切形成)
されていて、上層ラベル部6は下層ラベル部4面より剥
離した後に、該ミシン目3から切り離し可能となってい
る。
Lは、上記請求項1、請求項2に係る二層構造ラベル類
Lにおいて、図1(b)に示すように、そのラベル類L
の裏面に形成された粘着剤層2を介して、その1枚乃至
複数枚が、枚葉シート状若しくは長尺ロールシート状の
剥離シート11面上に、剥離可能に仮貼着されて配置さ
れて、二層構造ラベル類LのラベルシートSを構成して
いる。
11面にラベル基材1を仮貼着した後に、そのラベル基
材1を二層構造ラベル類Lの形状に型抜きした二層構造
ラベル類Lであってもよく、その型抜き形状の外側には
余白ラベル基材1(剥離シート11上に残る基材)が仮
貼着されていてもよい。
4に係る上記二層構造ラベル類Lを容器等の物品に巻き
付け、そのラベル類Lの巻回両端部を重ね合わせ貼着し
た部分側断面図であり、下層ラベル部4の端部面の剥離
剤層5上には、粘着剤層2を介して上層ラベル部6が貼
着されていて、下層ラベル部4と上層ラベル6とによる
二層構造ラベルを構成している。
部4の上面には、適宜印刷層7が設けられ、また上層ラ
ベル部6の上面にも、適宜印刷層8が設けられ、例えば
下層ラベル部4の表面には表示情報A、上層ラベル部6
の表面には伝達用の表示情報Bが表示される。
して下層ラベル部4より剥離でき、適宜にミシン目3な
どを介して切り離しでき、切り離した後の上層ラベル部
6は適宜に他の物品に貼着して、情報伝達用ラベルや物
品発送用ラベル、業務指示用ラベル等の各種用途に使用
することができる。
は、図3(a)のラベル類Lの平面図に示すように、上
記請求項1に係る二層構造ラベルと同様にラベル基材1
は、下層ラベル部4と、上層ラベル部6とにより構成さ
れ、そのラベル基材1の裏面には、物品に貼着するため
の粘着剤層2が塗布形成されされている。
4と、上層ラベル部6とは、互いに分離している形態の
二層構造ラベル類Lである。
類Lは、巻き付け貼着する対象物品( 被着体) の巻き付
け(巻回)方向の表面の全周長をφとしたとき、少なく
とも下層ラベル部4の長さa1 は、 a1 ≦φ に設定されている。
係る二層構造ラベル類Lの前記下層ラベル部4上面の上
層ラベル部6との重ね合わせ面4aには、透明乃至不透
明な剥離剤による剥離剤層5が設けられていて、下層ラ
ベル部4の端部面上に長さa2 に亘って重ね合わせられ
貼着される上層ラベル部6は、粘着剤層2を介して下層
ラベル部4の剥離剤層5上に貼着され、しかも剥離剤層
5を介して容易に剥離可能となっている。
二層構造ラベル類Lは、図3(b)のラベル類Lの平面
図に示すように、上記請求項3に係る二層構造ラベル類
Lを構成する下層ラベル部4と上層ラベル部6の1対乃
至複数対が、それぞれその裏面に形成された粘着剤層2
を介して、枚葉シート状若しくは長尺ロールシート状の
剥離シート11面上に剥離可能に仮貼着されて配置さ
れ、二層構造ラベル類LのラベルシートSを構成してい
る。
11面にラベル基材1を仮貼着した後に、そのラベル基
材1を二層構造ラベル類Lの形状に型抜きした二層構造
ラベル類Lであってもよく、その型抜き形状の外側には
余白ラベル基材1(剥離シート11上に残る基材)が仮
貼着されていてもよい。
層構造ラベル類Lを構成する剥離シート11面上に仮貼
着状態で分離配置される下層ラベル部4と上層ラベル部
6の互いの分離間隔について、図3(b)に基づいて以
下に説明する。
表面全周長φに相当する領域内に配置され、上層ラベル
部6は、その領域の次に隣接する同相当領域内に配置さ
れるものである。
4を、その外端側から、剥離シート11面より剥離しな
がら物品表面全周長φに順次巻き付けた際に、下層ラベ
ル部4は、その全長a1 (a1 ≦φ)が物品表面の全周
長φの表面に粘着剤層2を介して貼着され、続いて上層
ラベル部6は下層ラベル部4外端部の上面に長さa2に
亘って重ね合わせられ貼着される。
φに相当する1つの領域内に配置した下層ラベル部4の
長さa1 と物品表面全周長φとの差φ−a1 =bとし、
その領域の一端部から次に隣接する物品表面全周長φに
相当する領域の上層ラベル部6の端部までの間隔をφ−
a2 =cとすれば、下層ラベル部4と上層ラベル部6と
の間隔dは、 d=b+c (b≧0、c≧0) となる。
記二層構造ラベル類Lの下層ラベル部4を容器等の物品
に巻き付け、その下層ラベル部4の剥離剤層5上に上層
ラベル部6を重ね合わせ貼着した部分側断面図であり、
下層ラベル部4の端部面の剥離剤層5上には、粘着剤層
2を介して上層ラベル部6が貼着されていて、下層ラベ
ル部4と上層ラベル6とによる二層構造ラベルを構成し
ている。
層ラベル部4の両端部の間隔は、 φ−a1 =b となり、また、その下層ラベル部4の一端部と、その端
部の剥離剤層5上に重ね合わせた上層ラベル部6の一端
部との重ね合わせずれ量は、 φ−a2 =c となり、また、その下層ラベル部4の他端部と、下層ラ
ベル部4の一端部の剥離剤層5上に重ね合わせた上層ラ
ベル部6の一端部との間隔は、 d=b+c となる。
ラベル類Lの提供用途のうち、具体的な一つの用途とし
ては、例えば、内用薬(内服薬、経口薬)と、外用薬
と、点滴用薬液及び注射用薬液との薬剤(薬液、錠剤)
の明確な使い分けができるように、それぞれ内用薬用、
外用薬用、点滴用若しくは注射用など、その薬液の用途
を明確に印刷表示するとともに、下層ラベル部4の表面
には情報Aとして、その薬剤の名称、銘柄、用途、組
成、使用方法など、上層ラベル部6の表面には伝達用の
表示情報Bとして、その薬剤の禁止情報・注意喚起情報
を表示して、薬剤を包装した容器の表面に貼着して使用
する。
造ラベル類Lの上層ラベル部6表面には、情報Bとして
注射液としての使用を禁止する旨の印刷表示(例えば赤
色などにて「禁注射」など強調表示)、又は点滴液とし
ての使用を禁止する旨の表示(例えば青色などにて「禁
点滴」など強調表示)を印刷表示する。
ために、その薬液を他の点滴用器具又は注射用器具(例
えば薬液吸入用の注射筒など)に移し替えた時には、上
層ラベル部6をその容器の二層構造ラベル類Lから剥離
して切り離し、その移し替えた後の点滴用器具又は注射
用器具の表面に貼着することにより、例えば注射液とし
ての使用を禁止する旨の注意、又は点滴液としての使用
を禁止する旨の注意を使用者に喚起するためのラベルと
して使用するものである。
ベル類の実施の形態を、図5に示す平面図に基づいて以
下に詳細に説明すれば、図5に示すように、そのラベル
類Lのラベル基材1は、下層ラベル部4と、上層ラベル
部6とにより構成され、そのラベル基材1の裏面には、
物品に貼着するための粘着剤層2が塗布形成されされて
いる。
層ラベル部4上の全部領域に重ね合わせ貼着される上層
ラベル部6とからなり、該下層ラベル部4と上層ラベル
部6との重ね合わせ貼着面は、剥離層5を介して易剥離
可能に設けられている。
ラベル基材1と同様に紙製シート、透明乃至不透明なプ
ラスチック製フィルム(シート)、金属箔シート、ある
いはそれらの複合シートが使用でき、ラベル基材1の下
層ラベル部4及び上層ラベル部6のそれぞれ表面又は/
及び裏面には、適宜にラベル用途に応じた情報伝達用の
印刷情報など印刷層が施されている。
ベル部4のラベル基材長手方向の長さをa1 、上層ラベ
ル部6のラベル基材長手方向の長さをa2 としたとき、 a1 =a2 (又はa1 ≒a2 ) に設定されている。
上層ラベル部6の幅(ラベル基材長手方向に対して直交
方向の長さ)は、下層ラベル部4の幅と同じ幅でもよい
し、下層ラベル部4の幅より小さくてもよい。
は、図5に示すように、上記請求項5に係る二層構造ラ
ベル類Lにおいて、そのラベル類Lのラベル基材1は、
下層ラベル部4と、該下層ラベル部4の一端部に連設し
た上層ラベル部6とにより構成され、そのラベル基材1
の裏面には、物品に貼着するための粘着剤層2が塗布形
成されされている。
物品( 被着体) の巻き付け(巻回)方向の表面の全周長
をφとしたとき、下層ラベル部4の長さa1 は、上層ラ
ベル部6の長さa2 は、 a1 =a2 =φ (又はa1 =a2 ≒φ) に設定されている。
ル類Lは、物品表面の全周長φに、その下層ラベル部4
の外端側から順次巻き付けた際に、下層ラベル部4はそ
の全長a1 が物品表面の全周長の表面に粘着剤層2を介
して貼着され、上層ラベル部6は下層ラベル部4外端部
の上面に長さa2 (a2 =a1 )に亘って、即ち下層ラ
ベル部4の全面に上層ラベル部6が重ね合わせられ、貼
着されるようになってる。
層構造ラベル類Lの前記下層ラベル部4全面の上層ラベ
ル部6との重ね合わせ面4aには、透明乃至不透明な剥
離剤による剥離剤層5が設けられていて、下層ラベル部
4面上に長さa2 (a2 =a1 )に亘って重ね合わせら
れ貼着される上層ラベル部6は、粘着剤層2を介して下
層ラベル部4面に貼着され、しかも剥離剤層5を介して
容易に剥離可能となっている。
係る二層構造ラベル類Lの下層ラベル部4と上層ラベル
部6との連設部にはミシン目3が印刷形成(又は刻切形
成)されていて、上層ラベル部6は下層ラベル部4面よ
り剥離した後に、該ミシン目3から切り離し可能となっ
ている。
構造ラベル類Lは、請求項8に係る二層構造ラベル類L
であって、下層ラベル部4と上層ラベル部6の1対乃至
複数対が、それぞれその裏面に形成された粘着剤層2を
介して、枚葉シート状若しくは長尺ロールシート状の剥
離シート11面上に剥離可能に仮貼着されて配置され二
層構造ラベル類LのラベルシートSを構成している。
11面にラベル基材1を仮貼着した後に、そのラベル基
材1を二層構造ラベル類Lの形状に型抜きした二層構造
ラベル類Lであってもよく、その型抜き形状の外側には
余白ラベル基材1(剥離シート11上に残る基材)が仮
貼着されていてもよい。
Lは、上記請求項5に係る二層構造ラベル類Lにおい
て、図6に示すように、前記ラベル基材1の下層ラベル
部4と上層ラベル部6が、互いに分離している形態の二
層構造ラベル類Lである。
は、図6に示すように、巻き付け貼着する対象物品( 被
着体) の巻き付け(巻回)方向の表面全周長をφとした
とき、少なくとも下層ラベル部4の長さa1 、上層ラベ
ル部6の長さa2 は、図3(b)に示す請求項3に係る
二層構造ラベル類Lと同様に、 a1 =a2 ≦φ に設定されている。
層構造ラベル類Lは、図5に示す請求項6に係る二層構
造ラベル類Lと同様に、物品表面の全周長φに、その下
層ラベル部4の外端側から順次巻き付けた際に、下層ラ
ベル部4はその全長a1 が物品表面の全周長の表面に粘
着剤層2を介して貼着され、上層ラベル部6は下層ラベ
ル部4外端部の上面に長さa2 (a2 =a1 )に亘っ
て、即ち下層ラベル部4の全面に上層ラベル部6が重ね
合わせられ、貼着されるようになってる。
層構造ラベル類Lの前記下層ラベル部4全面の上層ラベ
ル部6との重ね合わせ面4aには、透明乃至不透明な剥
離剤による剥離剤層5が設けられていて、下層ラベル部
4面上に長さa2 (a2 =a1 )に亘って重ね合わせら
れ貼着される上層ラベル部6は、粘着剤層2を介して下
層ラベル部4面に貼着され、しかも剥離剤層5を介して
容易に剥離可能となっている。
構造ラベル類Lは、請求項8に係る二層構造ラベル類L
であって、下層ラベル部4と上層ラベル部6の1対乃至
複数対が、それぞれその裏面に形成された粘着剤層2を
介して、枚葉シート状若しくは長尺ロールシート状の剥
離シート11面上に剥離可能に仮貼着されて配置され二
層構造ラベル類LのラベルシートSを構成している。
11面にラベル基材1を仮貼着した後に、そのラベル基
材1を二層構造ラベル類Lの形状に型抜きした二層構造
ラベル類Lであってもよく、その型抜き形状の外側には
余白ラベル基材1(剥離シート11上に残る基材)が仮
貼着されていてもよい。
構造ラベル類Lを構成する剥離シート11面上に仮貼着
状態で分離配置される下層ラベル部4と上層ラベル部6
の互いの分離間隔及び物品表面への貼着状態及びその二
層構造状態は、前述の請求項3に係る二層構造ラベル類
L(図3(b)参照)と同様であるので詳細は省略す
る。
に相当する1つの領域内に配置した下層ラベル部4の長
さa1 と物品表面全周長φとの差φ−a1 =bとし、そ
の領域の一端部から次に隣接する物品表面全周長φに相
当する領域の上層ラベル部6の端部までの間隔をφ−a
2 =cとすれば、下層ラベル部4と上層ラベル部6との
間隔dは、 d=b+c (b≧0、c≧0) となるが、図6は、c=0の場合について図示したもの
である。
ル類Lは、例えば、下層ラベル部4の上面に適宜印刷層
7が設けられ、また上層ラベル部6の上面にも、適宜印
刷層8が設けられる。
して下層ラベル部4より剥離でき、適宜にミシン目3な
どを介して切り離しでき、切り離した後の上層ラベル部
6は適宜に他の物品に貼着して、情報伝達用ラベルや物
品発送用ラベル、業務指示用ラベル等の各種用途に使用
することができる。
1としては、透明乃至不透明なシート材が使用でき、例
えば用紙、各種の合成樹脂フィルム(例えばポリエチレ
ンテレフタレート(PET)フィルム、ポリプロピレン
フィルムなど)、アルミニウム箔などが使用できる。不
透明な合成樹脂フィルムとしては、印刷、着色等により
不透明化したものが使用できる。
としては、透明乃至不透明な溶剤揮散型又は紫外線硬化
型のシリコーン樹脂やワックスなどが使用できる。
剤層2としては、透明乃至半透明の粘着剤が使用でき、
例えば、天然ゴム又は/及びブタジエン−スチレンゴ
ム、アクリルゴム等の合成ゴムを主成分とするゴム系粘
着剤、アクリル酸、アクリル酸ブチル、アクリル酸2エ
チルヘ キシル等を主成分とするアクリル系粘着剤(東
洋インキ製造(株)製;商品名;オリバインBPW46
55;水性溶媒分散型のアクリル系エマルジョン型粘着
剤)など、溶剤揮散型又は紫外線硬化型の粘着剤各種の
感圧性接着剤(粘着剤)が使用できる。
り粘着性を帯びる感熱性粘着剤(剥離紙不使用の粘着
剤)を必要に応じて使用してもよい。
な接着剤としては、溶剤揮散型接着剤、加熱溶融型接着
剤、紫外線硬化型接着剤のいずれか1種が使用できる。
被着体としてボトル容器Pの表面全周に亘って貼着した
状態を示す外観斜視図である。
層構造ラベル類Lであって、下層ラベル部4と上層ラベ
ル類6が連設しているラベル類Lを使用した場合であ
り、ボトル容器Pの表面全周に亘って二層構造ラベル類
Lを巻き付け貼着し、その下層ラベル部4の一端部上面
の剥離剤層5上に、該下層ラベル部4の他端部にミシン
目3にて連設した上層ラベル部6下面の粘着剤層2を貼
着したものである。
片)は、剥離剤層5を介して下層ラベル部4から剥離し
た後にミシン目3を介して切り離すことができる。
層構造ラベル類Lであって、下層ラベル部4と上層ラベ
ル類6が分離しているラベル類Lを使用した場合であ
り、ボトル容器Pの表面全周に亘って二層構造ラベル類
Lを巻き付け貼着し、その下層ラベル部4面上の、例え
ば一端部上面に形成した剥離剤層5上に、上層ラベル部
6下面の粘着剤層2を貼着したものである。
片)は、剥離剤層5を介して下層ラベル部4から剥離し
て切り離すことができる。
二層構造ラベル類Lにおいて、長尺ロール状の剥離シー
ト11上に、等間隔に連続して二層構造ラベル類Lを配
置した長尺状(ロール状)のラベルシートS(図1
(b)、図3(b)、図5、図6参照)を用いて、被着
体Pの表面に二層構造ラベル類Lを貼着する方法を説明
する概要側面図である。
ラベルシートSを間欠送行させながら巻き出し、Vター
ン形状(楔形状)の剥離用ガイド板31にて長尺状の剥
離シート11をVターンさせる。
ガイドする剥離シート11から二層構造ラベル類Lをガ
イド鋭角先端方向の外側に剥離して、剥離シート11を
巻取ロールSe にて巻き取る。
11から剥離しながら、これを挟んでガイド板31の鋭
角先端方向の外側に対向する下側プレス回転ロール32
(貼着ロール)と、そのロール32上に順次1個ずつ矢
印方向から供給される筒状の被着体Pの下側周面との間
に導入する。なお、被着体Pがロール32上に供給され
るまではラベルシートSの送行を一旦停止させる。
転する昇降押圧回転ロール33、34を被着体Pの上側
周面に下降動作させて押し付け、該被着体Pをガイド板
31の鋭角先端方向外側の定位置に保持するとともに、
前記プレスロール32に押圧して回転させる。
二層構造ラベル類Lを剥離シート11から剥離しなが
ら、回転する下側プレス回転ロール32と被着体P下側
周面との間に二層構造ラベル類Lを導入して、二層構造
ラベル類Lの下層ラベル部4を1回転目で被着体Pの周
面に貼着し、続いて2回転目で被着体Pの下層ラベル部
4上に上層ラベル部6を貼着し、続いて直ちにラベルシ
ートSの送行を一旦停止させる。
は、昇降押圧回転ロール33、34の上昇動作により該
ロールの保持による定位置より開放されて、適宜移送手
段によりプレスロール32上より矢印方向の外側に搬出
され、以上の動作を繰り返すことにより、連続的に二層
構造ラベル類Lが被着体Pの周面に貼着される。
層構造ラベルと比較して、その製造工程が簡単であり、
良好な生産性が得られ、従来の一層構造ラベルの製造と
比較しても遜色のない生産スピードと良好な生産性が得
られる。
り合わせた後に二層構造ラベル形状に型抜きを行う従来
の二層構造ラベルと比較して、下層ラベル部と上層ラベ
ル部とを同一サイズのラベルから異なるサイズのラベル
まで製造できる効果がある。
ど物品本体や物品を包装する包装容器など包装体用ラベ
ルやシール、あるいはイベント、催物などの展示、広
告、宣伝などのための表示用ラベルやシール類として、
また出荷発送用などの物流用ラベルやシールなど、各種
用途のラベルやシール、伝票類として使用できる。
用途展開の可能な二層構造ラベルやシールとして提供で
き、例えば、商品など各種物品を、それぞれ複数一括包
装した包装容器の表面に貼着することにより、その包装
容器から他の包装容器に小分け包装したその物品の使用
者に、その商品の使用方法などの情報を伝達するための
情報伝達用ラベルやシールとして利用展開でき、その上
層ラベル部を下層ラベル部から剥離して切り離し、小分
けした上記他の包装容器の表面に貼着することにより、
その物品の使用方法を伝達したり、使用上の注意を喚起
するためなどのラベルとして使用することができる。
具や医薬品など医療用物品を包装する包装容器の表面に
貼着することにより、その包装容器から他の包装容器に
小分け包装した医療器具や医薬品の使用者に、その医療
器具や医薬品の使用方法、医療方法などの情報を伝達す
るための情報伝達用ラベルやシールとして利用展開で
き、その上層ラベル部を下層ラベル部から剥離して切り
離し、小分けした上記他の包装容器の表面に貼着するこ
とにより、その医療用物品の使用方法を伝達したり、使
用上の注意を喚起するためなどのラベルとして使用する
ことができる。
一例を示す平面図。
説明する部分側断面図。
他の例を示す平面図。
を説明する部分側断面図。
する平面図。
する平面図。
被着体に貼着した状態を説明する外観斜視図。
貼着する貼着方法を説明する概要側面図。
出ロール Se …巻取ロール P…被着体 φ…被着体全周長
a1 …下層ラベル部の長さa2 …上層ラベル部の長さ
A…表示情報 B…伝達用の表示情報 1…ラベル基材 2…粘着剤層 3…第2シート基材層
3a…剥離可能部分 4…下層ラベル部 5…剥離剤層 6…上層ラベル部
7…印刷層 8…印刷層 11…剥離シート 21…ラベル基材 22…粘着剤層 23…剥離シート
24…下層ラベル部 25…剥離剤層 26…上層ラベル部 27…ラベル基
材 28…粘着剤層 31…剥離用ガイド板 32…プレス回転ロール 33、34…押圧駆動回転ロール
Claims (8)
- 【請求項1】ラベル基材1の裏面に粘着剤層2を備え、
該ラベル基材1を被着体表面に巻回して粘着剤層2にて
貼着するラベル類において、ラベル基材1は下層ラベル
部4と該下層ラベル部4上の部分領域に重ね合わせ貼着
される上層ラベル部6とからなり、該下層ラベル部4と
上層ラベル部6との重ね合わせ貼着面は剥離層5を介し
て易剥離可能に設けられていることを特徴とする二層構
造ラベル類。 - 【請求項2】前記ラベル基材1の下層ラベル部4と上層
ラベル部6が、ミシン目3を介して互いに切り離し可能
に連設されていることを特徴とする請求項1記載の二層
構造ラベル類。 - 【請求項3】前記ラベル基材1の下層ラベル部4と上層
ラベル部6が、互いに分離していることを特徴とする請
求項1記載の二層構造ラベル類。 - 【請求項4】前記ラベル基材1の粘着剤層2面が、同一
の剥離シート11面上に仮貼着されていることを特徴と
する請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の二層構
造ラベル類。 - 【請求項5】ラベル基材1の裏面に粘着剤層2を備え、
該ラベル基材1を被着体表面に巻回して粘着剤層2にて
貼着するラベル類において、ラベル基材1は下層ラベル
部4と該下層ラベル部4上の全部領域に重ね合わせ貼着
される上層ラベル部6とからなり、該下層ラベル部4と
上層ラベル部6との重ね合わせ貼着面は剥離層5を介し
て易剥離可能に設けられていることを特徴とする二層構
造ラベル類。 - 【請求項6】前記ラベル基材1の下層ラベル部4と上層
ラベル部6が、ミシン目3を介して互いに切り離し可能
に連設されていることを特徴とする請求項5記載の二層
構造ラベル類。 - 【請求項7】前記ラベル基材1の下層ラベル部4と上層
ラベル部6が、互いに分離していることを特徴とする請
求項5記載の二層構造ラベル類。 - 【請求項8】前記ラベル基材1の粘着剤層2面が、同一
の剥離シート11面上に仮貼着されていることを特徴と
する請求項5乃至請求項7のいずれか1項記載の二層構
造ラベル類。
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JP2001192681A JP4837190B2 (ja) | 2001-06-26 | 2001-06-26 | 薬剤容器 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2001
- 2001-06-26 JP JP2001192681A patent/JP4837190B2/ja not_active Expired - Lifetime
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