JP2008233633A - 首掛けラベル、及びラベル付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器の正面から見て、主たる表示全体を消費者に見せることができる首掛けラベルを提供する。
【解決手段】シートに形成された装着孔を容器9の首部92に外挿することにより、容器9に装着される首掛けラベル1であって、容器9の首部92に外挿可能な装着孔がシートの面内に形成されている本体シート片2と、本体シート片2の装着孔の縁4aの一部に於いて連結され且つ前記装着孔側へと延びる延出シート片3と、を有し、前記延出シート片3の裏面には、容器9の蓋部91の上面に接着可能な接着部5が設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、商品の宣伝広告効果を高めるために、容器の首部に装着される首掛け用ラベルに関する。
従来、商品の宣伝広告効果を高めるために、商品名、懸賞案内などを表示した首掛けラベルを、容器の首部に装着することが行われている。
例えば、特許文献1には、多角形の基板と、この基板の各辺に連設された張出片とを備え、基板に、容器の首部よりも小さな装着孔が形成されていると共に、各頂部を挟んで隣接する2辺から装着孔までそれぞれ延びる切目が形成されており、この切目によって、各張出片にそれぞれ連設された状態の複数の舌片が装着孔の周囲に形成されている首掛けラベルが開示されている。
この首掛け用ラベルは、装着孔を容器の首部に外挿することにより、その張出片が容器の肩部に沿って傾斜した状態で、容器に装着される。該首掛けラベルは、容器の肩部全体(容器の周方向)に沿って張出片が位置しているので、容器の周囲全体に亘って張出片の表示を見せることができる。
また、特許文献2には、シート状物にコの字形状または湾曲形状の切込みを入れ、切込みの両端を結ぶ折り目を形成して、切込みと折り目とで囲まれた舌片部を折り曲げ可能に形成した首掛けラベルが開示されている。
この首掛けラベルは、切込みと折り目とで囲まれた舌片部を上方へ折り曲げ、該舌状部の折り曲げによって形成された開口部を、容器の首部に外挿することにより、容器に装着される。該首掛けラベルは、首掛けラベルの表面部分が見えにくくても、舌状部が立ち上っているので、舌状片の表示の視認性が向上する。
特開2002−91309号公報 特開2001−166691号公報
しかしながら、特許文献1の首掛けラベルは、張出片が容器の周囲に存する各肩部に沿っている。従って、容器の正面から見て、容器正面の肩部に沿っている張出片の表示は見えるが、容器背面の肩部に沿っている張出片の表示は見えない。このため、容器の向きを変えないと、消費者は全ての表示を見ることができない。従って、この首掛けラベルは、容器の正面から、全ての表示を消費者に見せることができないという問題点がある。
また、特許文献2の首掛けラベルは、舌状部が上方に立ち上がっているが、(大面積の部分である)首部に外挿された首掛けラベルは、ほぼ水平である。従って、容器正面から、大面積部分である首掛けラベルの表面部分の表示を消費者に見せ難いという問題点がある。
そこで、本発明の目的は、容器の正面から見て、主たる表示全体を消費者に見せることができる首掛けラベル、及びラベル付き容器を提供することである。
本発明の首掛けラベルは、シートに形成された装着孔を容器の首部に外挿することにより、容器に装着される首掛けラベルであって、容器の首部に外挿可能な装着孔がシートの面内に形成されている本体シート片と、本体シート片の装着孔の縁の一部に於いて連結され且つ前記装着孔側へと延びる延出シート片と、を有し、前記延出シート片の裏面には、容器の蓋部の上面に接着可能な接着部が設けられていることを特徴とする。
上記首掛けラベルは、容器の蓋部上面に、接着部を介して延出シート片を貼り付けると共に、本体シート片を下方に押し込んで本体シート片の装着孔を容器の蓋部を経由しつつ容器の首部に外挿して、本体シート片を容器の首部周りに位置させることにより、容器に装着される。
上記首掛けラベルは、延出シート片が、装着孔の縁の一部に連結されているので、押し下げられた本体シート片は、延出シート片との連結部分が比較的下がらずに上方に位置し、延出シート片の連結部分と反対側の部分が、下方に位置する。従って、本体シート片の面は、全体として容器の首部の軸線方向に対して傾斜する。このように本体シート片が傾斜面状に装着されるので、上記首掛けラベルは、容器の正面から見て、本体シート片の表面に施された表示全体を消費者に見せることができる。
また、本発明の首掛けラベルは、上記のように、延出シート片を容器の蓋部に貼り付け且つ本体シート片を押し下げるだけで容器に装着できるので、装着作業も簡易に行える。
さらに、本発明の好ましい首掛けラベルは、上記本体シート片の裏面のうち、延出シート片の連結部分と反対側における装着孔の縁部から本体シート片の外縁部にかけての裏面領域の全体又は一部に、容器に接着可能な接着部が設けられているものである。
かかる好ましい首掛けラベルは、容器に装着時、本体シート片の接着部を介して、延出シート片の連結部分と反対側に於ける本体シート片の裏面領域が、容器の首部(又は容器の肩部)に貼り付けられる。このため、押し下げられて容器の首部周りに位置する本体シート片が、容器の首部から不用意に外れる虞がなく、本体シート片を、傾斜面状に確実に維持できる。
また、本発明のラベル付き容器は、首部と該首部の上方に設けられた蓋部とを有し且つ首部及び蓋部の間に段部を有する容器に、上記首掛けラベルが装着されているラベル付き容器であって、容器の蓋部の上面に首掛けラベルの延出シート片が貼り付けられていると共に、容器の首部に首掛けラベルの装着孔が外挿されて容器の首部周りに本体シート片が位置されており、容器の段部に、首掛けラベルの装着孔の縁部の少なくとも一部が係止されていることを特徴とする。
かかるラベル付き容器は、容器の蓋部の上面に首掛けラベルの延出シート片が貼り付けられていると共に、容器の首部に首掛けラベルの装着孔が外挿されて容器の首部周りに本体シート片が位置されているので、上記と同様に、本体シート片が傾斜面状となっている。
さらに、首掛けラベルの装着孔の縁部の少なくとも一部が、容器の段部に係止されているので、本体シート片が、容器の首部から不用意に外れる虞がない。よって、装着された首掛けラベルの本体シート片を、傾斜面状に確実に維持できる。
本発明の首掛けラベル及びラベル付き容器は、容器の正面から見て、本体シート片の表面に施されたほぼ全ての表示を、消費者に見せることができる。
従って、本発明の首掛けラベル及びラベル付き容器は、容器を陳列棚などに置いた状態で、消費者の視覚に訴えて注意を喚起でき、宣伝広告効果に優れている。
以下、本発明の課題解決手段について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
図1〜図4に於いて、1は、1枚のシート6を所定形状に形成した首掛けラベルを示す。該首掛けラベル1は、シート6の面内に容器の首部に外挿可能な装着孔4が形成された構成からなり、装着孔4の形成された本体シート片2と、前記装着孔4内に延設された延出シート片3と、を有する。該延出シート3の裏面には、接着部5が設けられている。なお、装着孔4については、図4にのみ符号を示している。
首掛けラベル1を構成するシート6は、シートとしての剛性と可撓性を有するものであれば特に限定されず、紙、厚紙、合成紙、合成樹脂シート、合成樹脂発泡シート、これらの積層体、これらと他のシートの積層体などを用いることができる。通常、首掛けラベル1を構成するシート6は、コスト面から、紙または合成樹脂シートが用いられる。紙を用いる場合には目付量60〜150g/m程度のものが好ましい。合成樹脂シートを用いる場合には、30μm〜150μm程度のものが好ましい。
本体シート片2の外形は、図示したような、平面視略円形状、その他、図示しないが、平面視略楕円状、同略矩形状、同略三角形状などの適宜な形状に形成できる。
本体シート片2の大きさは特に限定されないが、好ましくは、首掛けラベル1を容器に装着した際に、本体シート片2の縁が、容器胴部の外側へ出ないような大きさに形成されていることが好ましい。装着時に本体シート片2が容器の胴部から出ていると、容器の保管・搬送の際に、隣合う容器の本体シート片2同士が干渉し合い、本体シート片2が歪む虞があるからである。このような点から、本体シート片2の大きさ(最大長さ。本体シート片2が略円形状の場合には直径)は、容器の胴部の直径と略同程度、または、胴部の直径よりも短いものが好ましい。
本体シート片2は、シート6の面内に有端状の切取線7を形成することにより、容器の首部に外挿するための装着孔4が形成されている。この本体シート片2の装着孔4の縁の一部4a(一縁部)には、装着孔4の中心方向に向かって延設された延出シート片3が連結されている。該延出シート片3は、連結部分4a(上記装着孔4の一縁部)を介して折り曲げ自在である。
具体的には、1枚のシート6の面内に、有端状の切取線7が形成され、該切取線7で囲われる内側シート領域が延出シート片3とされ、該切取線7の外側シート領域が本体シート片2とされている。
この切取線7に沿って延出シート片3を本体シート片2から分離し、該延出シート片3を、連結部分4aを介して折り曲げることにより、図4に示すように、該延出シート片3が存在した部分に、装着孔4が形成される。
上記切取線7の平面形状は、容器の首部に外挿可能な装着孔4を形成できるものであれば特に限定されず、本実施形態では、平面視略U字状に形成されている。
詳しくは、切取線7は、容器の蓋部の上面(図1に於いて、二点鎖線で示す)の円弧に略一致する半円弧状の第1切取線部71と、該第1切取線部71に連設され且つ一方向に直線状に延びる2つの第2切取線部72,72と、を有する。該第2切取線部72の各端部は、切取線7の両端部7a,7aを構成している。この切取線7の両端部7a,7aは、シート6(本体シート片2)の縁にまで至らず、従って、延出シート片3は、切取線7の両端部7a,7aの間に於いて本体シート片2に連結されている。
なお、第1切取線部71は、本体シート片2の略中心部に装着孔4が形成されるように、シート6の中央部分に配設されていることが好ましい。また、第2切取線部72の端部は、延出シート片3の引裂き防止のために、第1切取線部71と反対側に小さく弧を描いた平面視半円弧状に形成されていることが好ましい。
上記切取線7に従って、延出シート片3を本体シート片2から分離して起きあがらせることにより、図4に示すように、本体シート片2の面内に装着孔4が形成される。
図1に於いて、上記延出シート片3の長さL(第1切取線部71の頂部71aから第2切取線部72の端部7aまでの長さ)は、特に限定されないが、好ましくは容器の蓋部の直径よりも長く形成される。延出シート片3の長さLを比較的長く形成することにより、首掛けラベル1を容器に装着した際、本体シート片2の表面と容器の首部の軸線方向との成す角(傾斜角)が大きくなる。一方、延出シート片3の長さを比較的短く形成することにより、本体シート片2の表面と容器の首部の軸線方向との成す角が小さくなる(この場合、本体シート片2の立ち上がり度合いが大きくなる)。このように本体シート片2の前記傾斜角が小さくなると、ラベル付き容器を正面から見たとき、本体シート片2の表面がより見え易くなることから、延出シート片3の長さLは、比較的短く形成されていることが好ましい。かかる好ましい延出シート片3の長さLは、(容器の蓋部上面の直径+5mm〜20mm)程度である。
次に、上記切取線7としては、切込み線、長状切り目線、ミシン目線、ハーフカット線などが挙げられ、これらは単独でまたは適宜組み合わせて用いることができる。
切込み線は、シートの厚み方向に貫通する切り目が線状に繋がった切断線であり、該切込み線が形成された部分におけるシートは、完全に左右に分離される。
長状切り目線は、シートの厚み方向に貫通する切り目が線状に繋がった長い切断線を有し、隣合う切断線の間に短い非切断部が残されているものである。長状切り目線は、前記切込み線と近似しているが、切断線の一部分に僅かに非切断部を残しているので、ラベル供給時には、シートは完全に分離されない。なお、この長状切り目線を用いた場合には、首掛けラベル1を装着すべく、延出シート片3を容器の蓋部に貼り付けると共に、本体シート片2を下方に押し下げると、長状切り目線の非切断部が切れ、長状切り目線に沿って延出シート片3を本体シート片2から分離することができる。
ミシン目線は、ミシン針の縫い目跡の如く、シートの厚み方向に貫通する貫通孔が断続的に刻設された線である。切取線としてミシン目線を用いる場合には、その形成部分を極めて容易に分断できることから、所謂マイクロミシン目(貫通孔の長さと非貫通部の長さが、それぞれ0.3mm〜0.8mm程度のもの)が好ましい。ミシン目線を用いた場合も同様に、首掛けラベル1を装着する際に、ミシン目線に沿って延出シート片3を本体シート片2から分離することができる。
ハーフカット線は、(シートを貫通せず)シートの厚み方向に略V字状に切り込んだ刻み部が連続する線である。ハーフカット線を用いた場合も同様に、首掛けラベルを装着する際に、ハーフカット線に沿って延出シート片3を本体シート片2から分離することができる。
本発明では、形成容易で、且つ切取り性にも優れていることから、切取線としては、切込み線、長状切り目線、又は/及びミシン目線を用いることが好ましく、さらに、長状切り目線を用いることがより好ましい。
次に、上記延出シート片3の裏面には、容器の蓋部の上面に延出シート片3を貼り付けるための接着部5が設けられている。該接着部5は、好ましくは容器の蓋部の上面にのみ対応する範囲に形成される。本実施形態では、接着部5は、第1切取線部71近傍の内側であって、該第1切取線部71の円弧よりも直径が小さい平面視円形状の範囲に形成されている。
上記接着部5は、例えば、感圧型粘着剤、感熱性粘着剤などの各種粘着剤の塗工によって形成できる。感圧型粘着剤は、一般に、剥離可能で且つ再貼付可能な粘着テープに用いられているものであり、アクリル系、ウレタン系、ゴム系などの粘着剤等が挙げられる。感熱性粘着剤は、室温で粘着性を示さず、所定温度(例えば、70℃〜120℃程度)に加熱することで粘着性を発現する粘着剤であり、ディレードタック型感熱粘着剤、ホットメルト型粘着剤などが挙げられる。
なお、本発明において粘着剤とは、一般に接着剤と呼ばれているものを含む意味である。
例えば、感圧型粘着剤を用いる場合に於いて、上記延出シート片3の接着部形成領域に、感圧型粘着剤を部分的に塗工することによって、上記接着部5を形成することもできるが、本実施形態では、次のようにして、接着部5が形成されている。
図3に示すように、シート6(本体シート片2及び延出シート片3)の裏面全体に、感圧型粘着剤を実質的にベタ状に塗工して粘着剤層51が積層され、その粘着剤層51の上に、接着部形成領域を除いて、マスキング層52が積層される。かかる構成により、マスキング層52によって覆われない部分に於いて粘着剤層51が露出するから、延出シート片3の裏面に接着部5を部分的に形成できる。
上記マスキング層52は、粘着剤層51の粘着力を隠蔽するために施され、この機能を有するものであれば、その形成材料は特に限定されない。該マスキング層52の形成材料としては、印刷によって所望の範囲に簡易に塗工でき、取扱い性にも優れていることから、紫外線硬化型インキなどの印刷インキを用いることができる。
また、本発明の首掛けラベル1は、主として宣伝広告目的で使用されることから、本体シート片2の表面(及び延出シート片3の表面)に、商品名、絵柄、キャッチフレーズ、懸賞案内などの所望の表示が印刷されている(図示せず)。また、必要に応じて、本体シート片2の裏面にも、所望の表示が印刷されていてもよい。
上記構成からなる首掛けラベル1は、下記のようにして、容器に装着される。
図5及び図6に示すように、首掛けラベル1の延出シート片3の裏面を、接着部5を介して、容器9の蓋部91の上面に貼り付けると共に、本体シート片2を下方に押し込んで、本体シート片2に形成される装着孔4を、容器9の蓋部91から容器9の首部92に外挿し、該首部周りに本体シート片2を位置させる。さらに、本体シート片2の装着孔4の縁部(例えば、延出シート片3の連結部分4aに対して反対側の装着孔4の他縁部4b)を、容器9の首部92と蓋部91の間に存する段部93の下方に係止させる。
このようにして得られたラベル付き容器10は、首掛けラベル1の延出シート片3が連結部分4aに於いて本体シート片2に連結されているので、押し下げられた本体シート片2は、延出シート片3との連結部分4aが上方に位置し、該連結部分4aと反対側の部分が下方に位置する。よって、首掛けラベル1は、図5に示すように、本体シート片2の面が容器9の首部92の軸線方向M(首部92の延びる方向)に対して傾斜した状態で装着される。
従って、容器9の正面から見て、本体シート片2の表面の略全体を見渡すことができ(図6参照)、該本体シート片2の表面に施された表示全体を消費者に見せることができる。
上記本体シート片2は、装着孔の一縁部4aに於いて延出シート片3と連結され、且つ装着孔4の他縁部4bに於いて容器9の段部93に係止されているので、本体シート片2が容器9の首部92から不用意に外れる虞がない。よって、例えば、ラベル付き容器10を商品陳列棚などに陳列しておいても、本体シート片2の傾斜面状の装着状態が維持される。
なお、本発明は、上記実施形態に限られず、本発明の意図する範囲で、様々な態様に変更することができる。ただし、下記変形例の説明に於いて、主として上記実施形態と異なる構成及び効果について説明し、上記実施形態と同様の構成などについては、その説明を省略し、用語及び符号を援用することがある。
上記実施形態では、切取線7が平面視略U字状に形成されている(この場合、延出シート片3は、切取線形状に対応して舌状となる)が、切取線7の平面形状は、例えば、次に示すように様々な態様に変形することもできる。
図7に示す切取線7は、容器の蓋部91の上面(二点鎖線で示す)の円弧に略一致する一部切欠き円状の第1切取線部73と、該第1切取線部73の切欠端に連設され且つ一方向に直線状に延びる2つの第2切取線部74,74と、を有するものである。該切取線7の両端部7a,7aは、本体シート片2の縁にまで至らず、切取線7で囲われる延出シート片3は、切取線7の両端部7a,7aの間に於いて本体シート片2に連結されている。
図8に示す切取線7は、容器の蓋部91の上面(二点鎖線で示す)の円弧よりも小さい半円弧状の第1切取線部75と、該第1切取線部75に連設され且つ一方向に直線状に延びる2つの第2切取線部76,76と、前記第1切取部75及び第2切取部76の任意の位置から径外方向へ延びる第3切取線部77と、を有するものである。この場合、第1切取線部75と第2切取線部76で囲われる内側シート領域が、延出シート片3に相当し、該延出シート片3は、切取線7の両端部7a,7aの間に於いて本体シート片2に連結されている。かかる延出シート片3は、容器の蓋部の上面よりも小さいが、第3切取線77が形成されているため、延出シート片3を容器の蓋部に貼り付け且つ本体シート片2を押し下げた際、第3切取線部77に於いて拡がって、容器の蓋部の上面よりも大開口の装着孔4が形成される。従って、首掛けラベル1は、上記実施形態と同様の手順で容器に装着することができる。
なお、装着孔4を容器の首部に外挿する際、第3切取線部77に於いて拡がる装着孔4の縁部は、シートの剛性によって容器の首部の外面に接触しているので、本体シート片2を容器の首部周りに位置させると、装着孔4の縁部が、容器の段部の下方に確実に係止される。
図9に示す切取線7は、容器9の蓋部91の上面(二点鎖線で示す)の直径よりも少し長い直線状の第1切取線部78と、該第1切取線部78に連設され且つ一方向に延びる2つの第2切取線部79,79と、を有し、前記2つの第2切取線部79,79が、次第に近ずくように、第1切取線部78に対して傾斜させて形成されている。該切取線7の両端部7a,7aは、本体シート片2の縁にまで至らず、切取線7で囲われる延出シート片3は、切取線7の両端部7a,7aの間に於いて本体シート片2に連結されている。
この首掛けラベル1は、2つの第2切取線部79,79が次第に近ずくように、第1切取線部78に対して傾斜させて形成されているので、形成される装着孔4は、平面視略台形状となる。従って、上記首掛けラベル1を容器に装着した際、2つの第2切取線部79,79に対応する装着孔4の縁部を、容器9の段部93に係止させることも可能である。
また、上記実施形態では、本体シート片2の裏面は、容器に対して非接着とされているが、例えば、図10に示すように、本体シート片2の裏面に、容器に接着可能な接着部21(延出シート片の接着部と区別するため、本体接着部という)が設けられていてもよい。
該本体接着部21は、本体シート片2の裏面の一部分に形成されるものであり、好ましくは延出シート片3の連結部分4aと反対側における装着孔4の縁部から本体シート片2の外縁部にかけての裏面領域の全体又は一部に形成される。
具体的には、本体接着部21は、延出シート片3の連結された縁部(連結部分4a)と反対側に於ける装着孔4の縁部4b(延出シート3の延出先端縁部に隣接する装着孔4の縁部4b)を基準として、該装着孔4の縁部4bから本体シート片2の径外方向に拡がる本体シート片2の裏面領域に形成されている。
本体接着部21は、上記実施形態と同様に、感圧型粘着剤、感熱性粘着剤などを用いることができ、感圧型粘着剤を用いる場合には、マスキング層による隠蔽法が好ましい。なお、本体接着部21が、上記のように装着孔4の縁部4bから拡がって形成される場合、この本体接着部21は、図示したように、延出シート片3に形成された接着部5と連なって設けられていてもよい。
かかる首掛けラベル1は、図11に示すように、容器9に装着時、本体接着部21を介して、延出シート片3の連結部分4aと反対側に於ける本体シート片2の裏面部を、容器9の首部92に貼り付けることができる。このため、容器9の首部周りに位置する本体シート片2が立ち上がり、容器正面から見て、本体シート片2の表面の視認性が良くなる上、本体シート片2が容器の首部92から不用意に外れることを防止できる。
さらに、図12(a)に示すように、本体接着部21は、本体シート片2の裏面であって、延出シート片3の連結部分4aと反対側に於ける装着孔4の縁部4bから本体シート片2の外縁部2aにかけての帯状領域のうち、該本体シート片2の外縁部2aを含む部分的な範囲に形成されていてもよい。
かかる首掛けラベル1は、容器に装着時、本体接着部21を介して、延出シート片3の連結部分4aと反対側に於ける本体シート片2の外縁部2aを、容器の肩部(首部が非常に長い容器にあっては該首部。図12(b)の首掛けラベルも同様)に貼り付けることができる。
さらに、図12(b)に示すように、本体接着部21は、本体シート片2の裏面であって、延出シート片3の連結部分4aと反対側に於ける装着孔4の縁部4bから本体シート片2の外縁部2aにかけての帯状領域全体に形成されていてもよい。
かかる首掛けラベル1は、容器に装着時、本体接着部21を介して、延出シート片3の連結部分4aと反対側に於ける本体シート片2の裏面部全体を、容器の首部から肩部に貼り付けることができる。
図12(a)及び(b)に示す首掛けラベル1も、上記変形例と同様に、本体シート片2の表面の視認性の向上、及び本体シート片2の抜け止め防止効果を奏する。
また、上記実施形態において、延出シート片3の一部を分断可能に構成してもよい。例えば、図13に示すように、延出シート片3の面内に、切取線7のうち半円弧状の第1切取線部71の両端部に繋がように、切取補助線8を形成する。該切取補助線8は、例えば、ミシン目線が用いられる。かかる首掛けラベル1は、上記実施形態と同様に容器に装着される。この首掛けラベル1は、切取補助線8が形成されているので、容器の蓋部に貼り付けられた延出シート片3を切取補助線8に沿って分断できる。このように分断される延出シート片3の一部(第1切取線部71と切取補助線8で囲繞されたシート領域)に、例えば、懸賞応募資格や懸賞応募用の数字などを表示しておけば、該分断された延出シート片3の一部を懸賞応募シールとして利用することもできる。
また、上記実施形態では、本体シート片2と延出シート片3は、1枚のシートから一体的に形成されているが、例えば、両者が別体のシートで形成されていてもよい。この場合、本体シート片に形成された装着孔の一縁部に、別体の延出シート片の端部を接着することにより、上記実施形態と同様の首掛けラベル1を構成できる。
本発明の一実施形態に係る首掛けラベルを表面側から見た平面図。 同ラベルを裏面側から見た背面図。ただし、接着部を薄墨塗りで示している(図10(a)及び図12も同様)。 図2のI−I線断面図。 同ラベルの延出シート片を、本体シート片から起こした状態を表面側から見た斜視図。 同ラベルを容器に装着したラベル付き容器の側面図。但し、容器の下方部分は省略している(以下、容器を表した他の図についても同じ)。 同ラベル付き容器の正面図。 他の実施形態に係る首掛けラベルを表面側から見た平面図。 他の実施形態に係る首掛けラベルを表面側から見た平面図。 他の実施形態に係る首掛けラベルを表面側から見た平面図。 (a)は、他の実施形態に係る首掛けラベルを裏面側から見た背面図、(b)は、II−II線断面図。 図10に示す首掛けラベルを容器に装着したラベル付き容器の側面図。 (a)、(b)共に、他の実施形態に係る首掛けラベルを裏面側から見た背面図。 他の実施形態に係る首掛けラベルを表面側から見た平面図。
符号の説明
1…首掛けラベル、2…本体シート片、21…本体接着部、3…延出シート片、4…装着孔、4a…延出シート片の連結部分、5…接着部、6…シート、7…切取線、9…容器、91…容器の蓋部、92…容器の首部、10…ラベル付き容器

Claims (3)

  1. シートに形成された装着孔を容器の首部に外挿することにより、容器に装着される首掛けラベルであって、
    容器の首部に外挿可能な装着孔がシートの面内に形成されている本体シート片と、本体シート片の装着孔の縁の一部に於いて連結され且つ前記装着孔側へと延びる延出シート片と、を有し、前記延出シート片の裏面には、容器の蓋部の上面に接着可能な接着部が設けられていることを特徴とする首掛けラベル。
  2. 本体シート片の裏面のうち、前記延出シート片の連結部分と反対側における装着孔の縁部から本体シート片の外縁部にかけての裏面領域の全体又は一部に、容器に接着可能な接着部が設けられている請求項1に記載の首掛けラベル。
  3. 首部と該首部の上方に設けられた蓋部とを有し且つ首部及び蓋部の間に段部を有する容器に、請求項1に記載の首掛けラベルが装着されているラベル付き容器であって、
    容器の蓋部の上面に首掛けラベルの延出シート片が貼り付けられていると共に、容器の首部に首掛けラベルの装着孔が外挿されて容器の首部周りに本体シート片が位置されており、容器の段部に、首掛けラベルの装着孔の縁部の少なくとも一部が係止されていることを特徴とするラベル付き容器。
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