JP5856051B2 - 重荷重用タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ビード部と、前記ビード部に連なるサイドウォール部と、路面に当接するトレッド部と、前記トレッド部の幅方向外側のトレッド端部からタイヤ径方向の内側に向けて延び前記サイドウォール部に連なるバットレス部とを有する重荷重用タイヤに関する。
粘弾性を有するゴム材料は、ヒステリシス挙動に従うため、タイヤのトレッド部は、転動による変形と収縮を繰り返すことにより発熱する。トレッド部を構成するゴム材料が増えると、タイヤ転動時における曲げ変形やせん断変形によるヒステリシスロスが増大する。そのため、トレッド部の厚みが厚いタイヤは、温度が上昇し易い。
特に、鉱山や建築現場などで使用される大型の車両に用いられる重荷重用タイヤは、使用されているゴム材料の量が多いだけでなく、重負荷状態、劣悪路面、及び過酷なトラクション条件の下で使用され、タイヤが変形と収縮とを繰り返すため、発熱しやすいという特徴がある。走行中にタイヤが高温になると、トレッド部を形成するゴム材料とベルト層との剥離(セパレーション)などの原因にもなり、タイヤの交換サイクルを早めることに繋がる。
そこで、従来、トレッド部にトレッド幅方向に沿った副溝を形成することにより、発熱源であるゴム材料の量を減らすとともに、トレッド部の表面積を増加させることによってトレッド部の放熱を促進する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
しかし、従来のタイヤには、以下のような問題点があった。すなわち、タイヤ周方向に交差する横溝部(副溝)を形成し、溝面積を増やすことによって放熱を促進できるが、溝面積の増加は、トレッド部の剛性の低下や耐摩耗性の低下に繋がる。このように、タイヤの放熱性とタイヤの剛性とは、二律背反の関係にあるため、溝面積を増やすことにより、放熱性を確保するにも限界があった。
特開2003−205706号公報 図1など
第1の特徴は、ビード部(ビード部11)と、前記ビード部に連なるサイドウォール部(サイドウォール部12)と、路面に当接するトレッド部(トレッド部13)と、前記トレッド部の幅方向外側のトレッド端部(トレッド端部13e)からタイヤ径方向の内側に向けて延び、前記サイドウォール部に連なるバットレス部(バットレス部14)とを有する重荷重用タイヤであって、前記トレッド部には、少なくとも一方の端部がトレッド端に開口し、タイヤ周方向に交差する複数の横溝部(横溝40A)と、前記横溝部によって区画され、前記トレッド部の幅方向に交差する側面を有する陸部(周方向陸部30A)とが形成され、前記陸部のトレッド幅方向の長さは、タイヤ周方向の一方から他方に向かうに連れて短くなるように形成されており、前記陸部のトレッド幅方向の長さは、タイヤ周方向に沿って延びる溝端基準線から前記トレッド端までの長さであり、前記溝端基準線は、タイヤ周方向において前記陸部を挟んで隣り合う前記横溝部のトレッド幅方向内側端によって定められることを要旨とする。
第1の特徴に係る重荷重用タイヤでは、タイヤの回転によって、タイヤの表面を通過する空気が横溝部に導かれる。または、横溝部からタイヤ幅方向外側へ導かれる。このため、陸部の側面から横溝部へと空気の流れが形成される。これにより、タイヤ周囲の空気が横溝部内へ取り込まれ、横溝部内を流れる空気の流量を増加させることができる。これにより、横溝部内部の熱伝達率が向上し、陸部の温度を低減させることができる。更には、トレッド部の温度を低減させることができる。
第1の特徴において、前記陸部を含むバットレス部のタイヤ周方向の一方の端部におけるトレッド幅方向の長さは、前記陸部を含むバットレス部のタイヤ周方向の他方の端部におけるトレッド幅方向の長さよりも短い。
第1の特徴において、前記横溝部は、トレッド幅方向に沿ったトレッド幅方向線に対して傾斜している。
第1の特徴において、タイヤ周方向に沿った周方向溝部が形成されており、前記横溝部は、前記周方向溝部に連通されている。
第1の特徴において、タイヤ周方向に沿った周方向溝部が形成されており、前記周方向溝部の溝深さは、前記周方向溝部の溝幅よりも大きい。
第1の特徴において、タイヤ周方向に沿った周方向溝部が形成されており、前記横溝部の溝幅は、前記周方向溝部の溝幅よりも大きい。
第1の特徴において、前記トレッド部の平面視において、前記陸部の前記トレッド部の幅方向に交差する側面は、曲線である。
第1の特徴において、前記トレッド部の平面視において、前記陸部の前記トレッド部の幅方向に交差する側面は、変曲点を有する曲線である。
第1の特徴において、路面に当接するトレッド部の表面における前記陸部の面積は、前記横溝部の溝底部に連なる部分における前記陸部の面積よりも小さい。
第1の特徴において、前記横溝部は、トレッド幅方向に沿ったトレッド幅方向線に対して傾斜しており、前記陸部のタイヤ周方向の一方の端部におけるトレッド幅方向の長さは、前記陸部の前記側面と前記横溝部の壁面とのなす角が鈍角になる前記陸部の端部におけるトレッド幅方向の長さよりも長い。
第1の特徴に係る重荷重用タイヤは、建設車両用タイヤである。
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤの斜視図である。 図2は、本実施形態に係る空気入りタイヤのトレッド幅方向及びタイヤ径方向の断面図である。 図3は、空気入りタイヤのトレッドを拡大した拡大斜視図である。 図4は、図3の矢印A方向からみた平面図である。 図5は、本実施形態の変形例1として示す空気入りタイヤをトレッド部に垂直な方向からみた平面図であり、空気入りタイヤが回転方向Rに回転するときに生じる空気の流れARを説明する模式図である。 図6は、本実施形態の変形例2として示す空気入りタイヤをトレッド部に垂直な方向からみた平面図であり、空気入りタイヤが回転方向Rに回転するときに生じる空気の流れARを説明する模式図である。 図7は、本実施形態の変形例3として示す空気入りタイヤをトレッド部に垂直な方向からみた平面図であり、空気入りタイヤが回転方向Rに回転するときに生じる空気の流れARを説明する模式図である。 図8は、本実施形態の変形例4として示す空気入りタイヤのトレッドを拡大した拡大斜視図である。 図9は、図8の矢印B方向からみた平面図である。 図10は、本実施形態の変形例5として示す空気入りタイヤのトレッドを拡大した拡大斜視図である。 図11は、本実施形態の変形例6として示す空気入りタイヤのトレッドを拡大した拡大斜視図である。 図12は、本実施形態の変形例7として示す空気入りタイヤを示す図である。 図13は、本実施形態の変形例8として示す空気入りタイヤを示す図である。 図14は、本実施形態の変形例9として示す陸部ブロックを示す図である。
本発明に係る空気入りタイヤ1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)空気入りタイヤの内部構成、(2)陸部の説明、(3)作用・効果、(4)変形例、(5)その他の実施形態、について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる。
(1)空気入りタイヤの構成
図1は、本実施形態に係る空気入りタイヤ1の斜視図である。図2は、空気入りタイヤ1のトレッド幅方向tw及びタイヤ径方向trに沿った断面図である。
図1に示すように、空気入りタイヤ1は、リムに当接するビード部11と、タイヤの側面を構成するサイドウォール部12と、路面に接地するトレッド部13と、サイドウォール部12とトレッド部13との間に位置するバットレス部14とを有する。なお、実施形態では、空気入りタイヤ1は、重荷重用タイヤである。例えば、空気入りタイヤ1は、建設車両用タイヤである。
バットレス部14は、サイドウォール部12のタイヤ径方向の延長上に位置しており、トレッド部13の側面を構成する部分である。バットレス部14は、トレッド端部13eから、トトレッド端部13eに開口する横溝(ラグ溝)の溝底部までの部分である。バットレス部14は、トレッド部13のトレッド幅方向外側のトレッド端部13eからタイヤ径方向tr内側に向けて延びる。バットレス部14は、通常走行時では接地しない部分である。
トレッド部13には、タイヤ周方向tcに沿った周方向溝20A,20Bが形成されている。また、周方向溝20A,20Bによって区画された周方向陸部30A,30B,30Cが形成される。
周方向陸部30Aには、少なくとも一方の端部がトレッド端に開口し、タイヤ周方向に交わる横溝40Aが形成される。周方向陸部30Bには、タイヤ周方向に交わる横溝40Bが形成される。周方向陸部30Cには、少なくとも一方の端部がトレッド端に開口し、タイヤ周方向に交わる横溝40Cが形成される。本実施形態では、周方向陸部30A,30B,30Cは、横溝40A,40B,40Cによって分断されることにより、陸部ブロック100,110,120が形成される。また、横溝40A,40B,40Cは、周方向溝20A,20Bに連通されている。
空気入りタイヤ1は、空気入りタイヤ1の骨格となるカーカス層51を有する。カーカス層51のタイヤ径方向内側には、チューブに相当する気密性の高いゴム層であるインナーライナー52が設けられている。カーカス層51の両端は、一対のビード53によって支持されている。
カーカス層51のタイヤ径方向外側には、ベルト層54が配置されている。ベルト層54は、スチールコードをゴム引きした第1ベルト層54aと第2ベルト層54bとを有する。第1ベルト層54aと第2ベルト層54bとを構成するスチールコードは、タイヤ赤道線CLに対して所定の角度を有して配置されている。トレッド部13は、ベルト層54(第1ベルト層54a及び第2ベルト層54b)のタイヤ径方向外側に配置されている。
空気入りタイヤ1は、周方向陸部30Aが横溝40Aによって分割されてできる陸部ブロック100のバットレス部14側の側面101は、タイヤ周方向及びタイヤ径方向に平行な面に対して陸部ブロック100の内側に向けて傾斜している。
空気入りタイヤ1の最大幅をSW、空気入りタイヤ1のトレッド部13の幅をTWと表す。空気入りタイヤ1には、空気ではなく、窒素ガスなどの不活性ガスが充填されてもよい。本実施形態では、空気入りタイヤ1は、例えば、偏平率80%以下、リム径が57”以上、荷重負荷能力が60mton以上、荷重係数(k−factor)が1.7以上のラジアルタイヤである。
(2)陸部の説明
図3は、空気入りタイヤ1のトレッド部13を拡大した拡大斜視図である。図4は、図3の矢印A方向からみた平面図である。周方向陸部30Aが横溝40Aによって分割されてできる陸部ブロック100は、バットレス部14側の側面101と、側面101の反対側に設けられる側面102と、陸部ブロック100のタイヤ周方向の一方の端部100A側の側面103と、タイヤ周方向の他方の端部100B側の側面104とを有する。
陸部ブロック100のタイヤ周方向の一方の端部100Aは、空気入りタイヤ1が車両に装着されたときの車両前進方向に回転する回転方向(図3に示す矢印R)の前側に位置する。陸部ブロック100のタイヤ周方向の他方の端部100Bは、回転方向Rの後側に位置する。端部100Bにおけるトレッド幅方向の長さLb1は、陸部ブロック100の端部100Aにおけるトレッド幅方向の長さLa1よりも短い。
なお、トレッド幅方向の長さLa1及びトレッド幅方向の長さLb1は、タイヤ周方向に沿って延びる溝端基準線からトレッド端までの長さである。溝端基準線は、タイヤ周方向において陸部ブロック100を挟んで隣り合う横溝40Aのトレッド幅方向内側端部によって定められる。第1実施形態では、横溝40Aが周方向溝20Aに連通しており、周方向溝20Aが周方向に沿って延びているため、溝端基準線が周方向溝20Aのトレッド幅方向外側端部であると考えてよい。
図3において、陸部ブロック100の端部100Bにおけるトレッド幅方向の長さLb1と、陸部ブロック100の端部100Aにおけるトレッド幅方向の長さLa1との差は、長さLw1で表され、長さLw1は、5mm以上であることが好ましい。
側面101は、タイヤ周方向に沿った平面に対して陸部ブロック100の内側に向けて傾斜して延びており、横溝40Aの内壁を構成する陸部ブロック100の側面104に連なる。陸部ブロック100のタイヤ周方向の回転方向後側の端部100Bは、サイドウォール部12から長さLwだけトレッド幅方向の内側に位置している。すなわち、バットレス部14の陸部ブロック100のタイヤ周方向の回転方向後側は、サイドウォール部12から長さLwだけトレッド幅方向の内側に位置している。このため、バットレス部14と側面101との間には段差が形成されている。横溝部40Aの溝底である溝底40Abは、タイヤ周方向の回転方向後側の端部100Bから端部100Aに向けて延びている。溝底40Abは、バットレス部14と側面101との間に位置する。
(3)作用・効果
空気入りタイヤ1では、陸部ブロック100のタイヤ周方向の回転方向後側の端部100Bは、サイドウォール部12から長さLwだけトレッド幅方向の内側に位置している。
このため、図4(a)に示すように、空気入りタイヤ1が回転方向R1に回転する場合には、空気入りタイヤ1の回転に相対的に発生する回転方向R1とは反対向きの空気の流れ(相対風)ARが回転方向の後側に配設される陸部ブロック100の側面103に衝突し、横溝40Aに導かれる。このため、陸部ブロック100の側面101から横溝40Aへと空気の流れARが形成される。これにより、空気入りタイヤ1の周囲の空気が横溝40A内へ取り込まれ、横溝40A内を流れる空気の流量を増加させることができる。これにより、横溝40A内部の熱伝達率が向上し、陸部ブロック100の温度を低減させることができる。更には、トレッド部13の温度を低減させることができる。
また、図4(b)に示すように、空気入りタイヤ1が回転方向R2に回転する場合には、空気入りタイヤ1の回転によって、側面101に沿って流れる空気の流れ(相対風)ARが形成される。このため、横溝40Aからタイヤ幅方向外側への空気の排出が促進され、横溝40A内を流れる空気の流量を増加させることができる。これにより、横溝40A内部の熱伝達率が向上し、陸部ブロック100の温度を低減させることができる。更には、トレッド部13の温度を低減させることができる。
(4)変形例
(4−1)変形例1
図5は、本実施形態の変形例として示す空気入りタイヤ2をトレッド部に垂直な方向からみた平面図であり、空気入りタイヤ2が回転方向Rに回転するときに生じる空気の流れARを説明する模式図である。変形例1として示す空気入りタイヤ2では、周方向陸部30Aに形成される横溝41Aの延びる方向に沿った横溝41Aの中心線lnがトレッド幅方向に沿ったトレッド幅方向線TLに対して角度θだけ傾斜している。
周方向溝20A及び横溝41Aによって区画される陸部ブロック200は、バットレス部14側の側面201と、側面201の反対側に設けられる側面202と、陸部ブロック200のタイヤ周方向の一方の端部200A側の側面203と、タイヤ周方向の他方の端部200B側の側面204とを有する。
陸部ブロック200のタイヤ周方向の一方の端部200Aは、空気入りタイヤ2が車両に装着されたときの前進方向に回転する回転方向(図5(a)に示す矢印R)の前側に位置する。陸部ブロック200のタイヤ周方向の他方の端部200Bは、回転方向Rの後側に位置する。
このように、傾斜した横溝41Aが形成された場合、陸部ブロック200のタイヤ周方向の一方の端部200Aにおけるトレッド幅方向の長さLa2は、陸部ブロック200の側面201と横溝部41Aの壁面とのなす角が鈍角φになる端部200Bにおけるトレッド幅方向の長さLb2よりも長い。
図5(a)に示すように、空気入りタイヤ2が回転方向R1に回転する場合には、回転による空気の流れ(相対風)ARは、側面203に衝突し、横溝41Aに取り込まれる。横溝41Aが傾斜しているため、空気の流れARが横溝41A内へ取り込まれ易い。これにより、横溝41A内部の熱伝達率が向上し、陸部ブロック200の温度を低減させる効果を高めることができる。
また、図5(b)に示すように、空気入りタイヤ2が回転方向R2に回転する場合には、空気入りタイヤ2の回転によって、側面201に沿って流れる空気の流れ(相対風)ARが形成される。このため、横溝41Aからタイヤ幅方向外側への空気の排出が促進され、横溝41A内を流れる空気の流量を増加させることができる。これにより、横溝41A内部の熱伝達率が向上し、陸部ブロック200の温度を低減させることができる。更には、トレッド部13の温度を低減させることができる。
(4−2)変形例2
図6(a),(b)は、本実施形態の変形例として示す空気入りタイヤ3をトレッド部に垂直な方向からみた平面図であり、空気入りタイヤ3が回転するときに生じる空気の流れARを説明する模式図である。変形例2として示す空気入りタイヤ3では、周方向溝20A及び横溝42Aによって区画される陸部ブロック300は、バットレス部14側の側面301と、側面301の反対側に設けられる側面302と、陸部ブロック300のタイヤ周方向の一方の端部300A側の側面303と、タイヤ周方向の他方の端部300B側の側面304とを有する。本実施形態では、陸部ブロック300の側面301は、曲面であり、トレッド幅方向外側に向けて凸状の曲面になっている。
空気入りタイヤ3は、トレッド幅方向外側に向けて凸状の曲面になっている陸部ブロック300の側面301を備える。このため、図6(a)に示すように、空気入りタイヤ3が回転方向R1に回転する場合には、回転による空気の流れ(相対風)ARは、側面303に衝突し、側面301から横溝42Aに導かれる。このため、空気入りタイヤ3の周囲の空気が横溝42A内へ取り込まれ、横溝42A内を流れる空気の流量を増加させることができる。これにより、横溝42A内部の熱伝達率が向上し、陸部ブロック300の温度を低減させる効果を高めることができる。
また、図6(b)に示すように、空気入りタイヤ3が回転方向R2に回転する場合には、空気入りタイヤ3の回転によって、側面301に沿って流れる空気の流れ(相対風)ARが形成される。このため、横溝42Aからタイヤ幅方向外側への空気の排出が促進され、横溝42A内を流れる空気の流量を増加させることができる。これにより、横溝42A内部の熱伝達率が向上し、陸部ブロック300の温度を低減させることができる。更には、トレッド部13の温度を低減させることができる。
(4−3)変形例3
図7(a),(b)は、本実施形態の変形例として示す空気入りタイヤ4をトレッド部に垂直な方向からみた平面図であり、空気入りタイヤ4が回転するときに生じる空気の流れARを説明する模式図である。変形例3として示す空気入りタイヤ4では、周方向溝20A及び横溝43Aによって区画される陸部ブロック400は、バットレス部14側の側面401と、側面401の反対側に設けられる側面402と、陸部ブロック400のタイヤ周方向の一方の端部400A側の側面403と、タイヤ周方向の他方の端部400B側の側面404とを有する。本実施形態では、陸部ブロック400の側面401は曲面である。曲面である401は、トレッド部の平面視において、トレッド幅方向外側に向けて凸状の曲面である曲面部401aと、トレッド幅方向内側に向けて凸状の曲面である曲面部401bとから構成されている。曲面部401aと曲面部401bとは変曲点を介して連続している。
空気入りタイヤ4は、このような形状を備えることにより、図7(a)に示すように、空気入りタイヤ4が回転方向R1に回転する場合には、回転による空気の流れ(相対風)ARは、側面403に衝突し、横溝43Aに導かれる。このため、空気入りタイヤ4の周囲の空気が横溝43A内へ取り込まれ、横溝43A内を流れる空気の流量を増加させることができる。これにより、横溝43A内部の熱伝達率が向上し、陸部ブロック400の温度を低減させる効果を高めることができる。
また、図7(b)に示すように、空気入りタイヤ4が回転方向R2に回転する場合には、空気入りタイヤ4の回転によって、側面401に沿って流れる空気ARが形成される。このため、横溝43Aからタイヤ幅方向外側への空気の排出が促進され、横溝43A内を流れる空気の流量を増加させることができる。これにより、横溝43A内部の熱伝達率が向上し、陸部ブロック400の温度を低減させることができる。更には、トレッド部13の温度を低減させることができる。
(4−4)変形例4
図8は、本実施形態の変形例として示す空気入りタイヤ5のトレッド部を拡大した拡大斜視図である。図9(a),(b)は、図8の矢印B方向からみた平面図である。
陸部ブロック500は、バットレス部14側の側面501と、側面501の反対側に設けられる側面502と、陸部ブロック500のタイヤ周方向の一方の端部500A側の側面503と、タイヤ周方向の他方の端部500B側の側面504とを有する。
空気入りタイヤ5の陸部ブロック500の路面に当接するトレッド部の表面500Sと側面501と側面504との頂点が形成される部分には、ラウンド形状500Rが形成されている。すなわち、表面500Sと側面501と側面504との頂点が面取りされている。図9に示すように、図8の矢印B方向からみた平面図において、空気入りタイヤ5の陸部ブロック500の路面に当接するトレッド部の表面500Sの面積は、横溝40の溝底40Abに連なる陸部ブロック500の面積よりも小さい。陸部ブロック500は、路面と当接する表面500Sから溝底40Abとの連結部分に向かうほど面積が大きい。
空気入りタイヤ5が回転方向R1に回転する場合には、陸部ブロック500のタイヤ周方向の一方の端部500Aは、空気入りタイヤ5が車両に装着されたときの前進方向に回転する回転方向(図に示す矢印R1)の前側に位置する。陸部ブロック500のタイヤ周方向の他方の端部500Bは、回転方向R1の後側に位置する。端部500Aにおけるトレッド幅方向の長さLa8は、陸部ブロック500の端部500Aにおけるトレッド幅方向の長さLb8よりも長い。
このように、空気入りタイヤ5の陸部ブロック500の路面に当接するトレッド部の表面500Sと側面501と側面504との頂点が形成される部分には、ラウンド形状500Rが形成されている。このため、図9(a)に示すように、空気入りタイヤ5が回転方向R1に回転する場合には、陸部ブロック500の側面501を流れる空気の流れAR1、及び表面500Sを流れる空気の流れAR2が側面503に衝突し、横溝40Aに取り込まれ易い。これにより、横溝40A内部の熱伝達率が向上し、陸部ブロック500の温度を低減させる効果を高めることができる。
また、図9(b)に示すように、空気入りタイヤ5が回転方向R2に回転する場合には、ラウンド形状500Rに沿って流れる空気の流れARが形成される。空気の流れARは、陸部ブロック500を乗り越えやすくなる。このため、横溝40Aからタイヤ幅方向外側への空気の排出が促進され、横溝40A内を流れる空気の流量を増加させることができる。これにより、横溝40A内部の熱伝導率が向上し、陸部ブロック500の温度を低減させることができる。更には、トレッド部13の温度を低減させることができる。
(4−5)変形例5
図10は、本実施形態の変形例として示す空気入りタイヤ6のトレッド部を拡大した拡大斜視図である。空気入りタイヤ6の陸部ブロック600の路面に当接するトレッド部の表面600Sと側面601と側面604との頂点が形成される部分には、ラウンド形状600Rが形成されている。すなわち、表面600Sと側面601と側面604との頂点が面取りされている。図10に示すように、陸部ブロック600のタイヤ周方向の端部600Aにおけるトレッド幅方向の長さと、端部600Bにおけるトレッド幅方向の長さとは等しい。
このように、空気入りタイヤ6の陸部ブロック600の路面に当接するトレッド部の表面600Sと側面601と側面604との頂点が形成される部分には、ラウンド形状600Rが形成されていることにより、空気入りタイヤ6が回転方向Rに回転する場合には、側面601を流れる空気の流れAR1が横溝40Aに取り込まれやすく、表面600Sを流れる空気の流れAR2が横溝40Aに取り込まれやすい。これにより、横溝40A内部の熱伝達率が向上し、陸部ブロック600の温度を低減させる効果を高めることができる。
(4−6)変形例6
図11は、本実施形態の変形例として示す空気入りタイヤ7のトレッド部を拡大した拡大斜視図である。空気入りタイヤ7では、タイヤ周方向に沿った陸部ブロック700の幅は、タイヤ周方向の一方から他方に向かい一定に保たれている。
すなわち、陸部ブロック700では、トレッド部の平面視において、タイヤ周方向に沿った側面701,702は、タイヤ周方向の一方から他方に向かうに連れて、タイヤ赤道線側に傾斜している。
なお、この例において、タイヤ幅方向外側の側面701は、タイヤ赤道線に平行であってもよい。すなわち、タイヤ赤道線側に傾斜していなくてもよい。
(4−7)変形例7
図12は、本実施形態の変形例として示す空気入りタイヤ7を示す図である。図12に示すように、変形例7に係る空気入りタイヤ7は、陸部ブロック800と、周方向溝(周方向溝820A及び周方向溝820B)と、横溝(横溝840A及び横溝840B)とを有する。
陸部ブロック800は、周方向溝及び横溝によって区画されている。変形例7では、バットレス部に隣接しており、周方向溝820A及び横溝840Aによって区画される陸部ブロック800について説明する。
周方向溝820A及び周方向溝820Bは、タイヤ周方向tcに延びる溝である。周方向溝820A及び周方向溝820Bは、タイヤ赤道線CLに沿って延びる。横溝840A及び横溝840Bは、トレッド幅方向に延びる溝である。横溝840A及び横溝840Bは、トレッド幅方向に沿ったトレッド幅方向線TL(すなわち、タイヤ赤道線CLに直交する線)に対して傾斜している。詳細には、横溝840Aは、トレッド幅方向外側に向けてY側に傾いており、横溝840Bは、トレッド幅方向外側に向けてX側に傾いている。
ここで、周方向溝(周方向溝820A及び周方向溝820B)の溝深さは、周方向溝(周方向溝820A及び周方向溝820B)の溝幅よりも大きい。また、横溝(横溝840A及び横溝840B)の溝幅は、周方向溝(周方向溝820A及び周方向溝820B)の溝幅よりも大きい。横溝(横溝840A及び横溝840B)の溝深さは、40mm以上250mmの範囲である。このような構成は、重荷重用タイヤに関する構成であることに留意すべきである。
ここで、タイヤ周方向において溝幅が異なっているケースが考えられる。「溝幅」は、溝幅が最も大きい部分の溝幅(最大溝幅)を示すことに留意すべきである。
なお、横溝(横溝840A及び横溝840B)の溝幅は、トレッド幅方向の内側からトレッド幅方向の外側に向けて拡がっていてもよい。
横溝840Aによって区画される陸部ブロック800は、バットレス部14側の側面801と、側面801の反対側に設けられる側面802と、タイヤ周方向においてX側に設けられる側面803と、タイヤ周方向においてY側に設けられる側面804とを有する。
トレッド幅方向において、側面803の長さLa7は、側面804の長さLb7よりも長い。言い換えると、側面801は、タイヤ周方向に沿った線(タイヤ赤道線CL)に対して傾きを有する。詳細には、側面801は、Y側に向けてトレッド幅方向内側に傾いている。
このように、横溝840Aによって区画される陸部ブロック800については、横溝840Aがトレッド幅方向外側に向けてY側に傾いている。従って、回転方向がX側である場合には、空気入りタイヤ8の回転によって、横溝840Aの空気がトレッド幅方向外側に導かれるため、陸部ブロック800の温度を低減させる効果が得られる。
一方で、横溝840Bによって区画される陸部ブロック800は、バットレス部14側の側面801と、側面801の反対側に設けられる側面802と、タイヤ周方向においてY側に設けられる側面804と、タイヤ周方向においてX側に設けられる側面803とを有する。なお、横溝840Bによって区画される陸部ブロック800では、側面801がX側に向けてトレッド幅方向内側に傾いていることに留意すべきである。
このように、横溝840Bによって区画される陸部ブロック800については、横溝840Bがトレッド幅方向外側に向けてX側に傾いている。従って、回転方向がY側である場合には、空気入りタイヤ8の回転によって、横溝840Bの空気がトレッド幅方向外側に導かれるため、陸部ブロック800の温度を低減させる効果が得られる。
(4−8)変形例8
図13は、本実施形態の変形例として示す空気入りタイヤ7を示す図である。なお、変形例8では、側面801の傾きが異なる点を除いて、変形例7と同様である。詳細には、横溝840Aは、トレッド幅方向外側に向けてY側に傾いており、横溝840Bは、トレッド幅方向外側に向けてX側に傾いている。
横溝840Aによって区画される陸部ブロック800は、バットレス部14側の側面801と、側面801の反対側に設けられる側面802と、タイヤ周方向においてY側に設けられる側面803と、タイヤ周方向においてX側に設けられる側面804とを有する。側面801は、X側に向けてトレッド幅方向内側に傾いている。
従って、回転方向がY側である場合には、空気入りタイヤ8の回転によって、回転方向とは反対向きに流れる空気が側面803に衝突し、トレッド幅方向外側に向けてY側に傾く横溝840Aに空気が取り込まれる。これによって、横溝840Aの内部の熱伝達率が向上し、陸部ブロック800の温度を低減させる効果が得られる。
一方で、横溝840Bによって区画される陸部ブロック800は、バットレス部14側の側面801と、側面801の反対側に設けられる側面802と、タイヤ周方向においてX側に設けられる側面803と、タイヤ周方向においてY側に設けられる側面804とを有する。側面801は、Y側に向けてトレッド幅方向内側に傾いている。
従って、回転方向がX側である場合には、空気入りタイヤ8の回転によって、回転方向とは反対向きに流れる空気が側面803に衝突し、トレッド幅方向外側に向けてX側に傾く横溝840Bに空気が取り込まれる。これによって、横溝840Bの内部の熱伝達率が向上し、陸部ブロック800の温度を低減させる効果が得られる。
(4−9)変形例9
変形例9では、溝端基準線について説明する。図14は、本実施形態の変形例9として示す陸部ブロックを示す図である。具体的には、図14(a)及び図14(b)は、溝端基準線RLについて説明するための図である。
図14(a)及び図14(b)に示すように、周方向溝20Aは、タイヤ周方向に沿ってジグザク形状を有している。このようなケースにおいて、溝端基準線RLは、タイヤ周方向に沿って延びる直線であり、タイヤ周方向において陸部ブロック100を挟んで隣り合う横溝40Aのトレッド幅方向内側端部によって定められる。
詳細には、溝端基準線RLは、例えば、図14(a)及び図14(b)に示すように、タイヤ周方向において陸部ブロック100を挟んで隣り合う横溝40Aのトレッド幅方向内側端部のうち、トレッド幅方向の最も外側の点を通り、タイヤ周方向に沿って延びる直線であってもよい。
或いは、溝端基準線RLは、タイヤ周方向において陸部ブロック100を挟んで隣り合う横溝40Aのトレッド幅方向内側端部のうち、トレッド幅方向の最も外側の点を通り、タイヤ周方向に沿って延びる直線であってもよい。或いは、溝端基準線RLは、タイヤ周方向において陸部ブロック100を挟んで隣り合う横溝40Aのトレッド幅方向内側端部のうち、トレッド幅方向の最も内側の点とトレッド幅方向の最も外側の点との中間点を通り、タイヤ周方向に沿って延びる直線であってもよい。
なお、溝端基準線RLは、トレッド幅方向の長さLa1及びトレッド幅方向の長さLb1を定義する基準線である。すなわち、トレッド幅方向の長さLa1及びトレッド幅方向の長さLb1は、図14(a)及び図14(b)に示すように、溝端基準線RLからトレッド端までの長さである。
変形例9では、周方向溝20Aがタイヤ周方向に沿ってジグザク形状を有するケースを例示したが、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、横溝40Aが周方向溝に連通していないケースにおいても、横溝40Aのトレッド幅方向内側端部によって定まる溝端基準線RLによって、トレッド幅方向の長さLa1及びトレッド幅方向の長さLb1を定義することが可能である。
(5)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例が明らかとなる。例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。
本実施形態に係る空気入りタイヤは、いわゆる超大型タイヤに適用すると顕著な効果が得られるが、汎用のタイヤに適用することもできる。トレッド部の幅方向に交差する陸部の側面(バットレス部)に、側面から陸部の内側に向けて切り欠かれ、横溝部に連通する切欠部を形成することにより、空気入りタイヤの熱伝達率を向上させることができ、高速走行、悪路走行などトレッドが発熱し易い状況において、トレッド面の温度上昇を低減させることができる。
典型例として図1に示す空気入りタイヤ1のトレッドパターンについて例示した。しかし、このトレッドパターンに限定されない。例えば、空気入りタイヤ1のタイヤ赤道線付近に横溝が形成されていないリブ状陸部を有するタイプであってもよい。
上述した実施形態では、横溝部(横溝40,横溝41)は、タイヤ周方向に対して全て同じ角度に形成されていると説明した。しかし、同一の空気入りタイヤにおいて、横溝部のタイヤ周方向に対する角度は、必ずしも同一でなくてもよい。例えば、周方向陸部30A,30B,30C毎に異なる角度で形成されていてもよい。更には、一つの周方向陸部30Aにおいても異なる角度の横溝部が形成されていてもよい。
本実施形態では、端部100Bにおけるトレッド幅方向の長さLb1は、陸部ブロック100の端部100Aにおけるトレッド幅方向の長さLa1よりも短いと説明した。しかし、陸部ブロック100のタイヤ周方向の回転方向後側の端部100Bは、サイドウォール部12から長さLwだけトレッド幅方向の内側に位置していれば、回転方向Rとは反対向きの空気の流れ(相対風)ARが回転方向の後側に配設される陸部ブロック100の端部100Aに衝突することができる。そのため、必ずしもLa>Lbでなくてもよい。
上述した実施形態では、図7乃至図11において説明した陸部ブロックは、図1に示す陸部ブロック100に形成される場合について説明した。しかし、トレッド幅方向線TLに対して横溝部が傾斜した、図5、変形例1で例示したタイプの陸部ブロックに形成されていてもよい。
上述した実施形態では、図1乃至図10では、陸部ブロックの側面の形状は、タイヤ幅方向外側についてのみ説明したが、図11に示すように、タイヤ周方向に沿った両方の側面を図1乃至図10を用いて説明した形状にすることもできる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
なお、日本国特許出願第2010−116022号(2010年5月20日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明によれば、トレッド部の剛性や耐摩耗性を損なうことなく、確実に放熱性を向上させることが可能なタイヤを提供できる。

Claims (9)

  1. ビード部と、前記ビード部に連なるサイドウォール部と、路面に当接するトレッド部と、前記トレッド部の幅方向外側のトレッド端部からタイヤ径方向の内側に向けて延び、前記サイドウォール部に連なるバットレス部とを有する重荷重用タイヤであって、
    前記トレッド部には、少なくとも一方の端部がトレッド端に開口し、タイヤ周方向に交差する複数の横溝部と、前記横溝部によって区画され、前記トレッド部の幅方向に交差する側面を有する陸部とが形成され、
    前記陸部のトレッド幅方向の長さは、タイヤ周方向の一方から他方に向かうに連れて短くなるように形成されており、
    前記陸部のトレッド幅方向の長さは、タイヤ周方向に沿って延びる溝端基準線から前記トレッド端までの長さであり、
    前記溝端基準線は、タイヤ周方向において前記陸部を挟んで隣り合う前記横溝部のトレッド幅方向内側端によって定められ、
    前記側面は、前記陸部のトレッド幅方向外側の面であり、
    前記側面のタイヤ周方向の他方側の端部は、前記側面のタイヤ周方向の一方側の端部よりもトレッド幅方向内側に位置しており、
    前記陸部のタイヤ周方向の他方側に形成される前記横溝部において、前記トレッド端からタイヤ周方向に交差する方向に延在する前記横溝部の延在方向は、トレッド幅方向に沿ったトレッド幅方向線に対して、タイヤ周方向の他方側に傾斜しており、
    前記トレッド部の平面視において、前記陸部のタイヤ周方向の他方側に形成される前記横溝部の延在方向と前記トレッド幅方向線とのなす角度は、前記側面の延在方向と前記トレッド幅方向線とのなす角度よりも小さい重荷重用タイヤ。
  2. タイヤ周方向に沿った周方向溝部が形成されており、
    前記横溝部は、前記周方向溝部に連通されている請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
  3. タイヤ周方向に沿った周方向溝部が形成されており、
    前記周方向溝部の溝深さは、前記周方向溝部の溝幅よりも大きい請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
  4. タイヤ周方向に沿った周方向溝部が形成されており、
    前記横溝部の溝幅は、前記周方向溝部の溝幅よりも大きい請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
  5. 前記トレッド部の平面視において、前記陸部の前記トレッド部の幅方向に交差する側面は、曲線である請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
  6. 前記トレッド部の平面視において、前記陸部の前記トレッド部の幅方向に交差する側面は、変曲点を有する曲線である請求項5に記載の重荷重用タイヤ。
  7. 路面に当接するトレッド部の表面における前記陸部の面積は、前記横溝部の溝底部に連なる部分における前記陸部の面積よりも小さい請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
  8. 前記横溝部は、トレッド幅方向に沿ったトレッド幅方向線に対して傾斜しており、
    前記陸部のタイヤ周方向の一方の端部におけるトレッド幅方向の長さは、
    前記陸部の前記側面と前記横溝部の壁面とのなす角が鈍角になる前記陸部の端部におけるトレッド幅方向の長さよりも長い請求項1に記載の重荷重用タイヤ。
  9. 前記重荷重用タイヤが建設車両用タイヤであることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の重荷重用タイヤ。


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