JP5822714B2 - 作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の繰出し回転角度ピッチで対地供給物体を定量繰出しする、少なくとも第1の物体繰出し体と第2の物体繰出し体を走行機体の幅方向に並べて設けるとともに、動力源からそれぞれの前記物体繰出し体へ各別に回転動力を伝達する動力伝達機構とを備えた作業機に関する。
上記のような作業機の一例として、走行しながら種子を圃場に落下させる播種装置を備えたものが、特許文献1に記載されている。この作業機では、この播種装置は、種子タンクとしてホッパーの下端に連結された繰出しケースを有した繰出し機構が物体繰出し体として備えられている。この繰出し機構は、繰出しケースの内部に回転自在に設けた繰出しロールを備え、この繰出しロールがエンジンを動力源とする伝動装置を通じて回転駆動されることにより、繰出しロールの外周に所定のピッチ(45°の円周角)で並べて形成してある4個の繰出し凹部によってホッパーから種子を繰出し、繰出した種子を繰出しケースの下部に設けてある放出口に放出する。つまり、走行しながら、繰出しロールの1/4回転あたりに1回の割合で、繰出しロールの繰出し凹部の容量で設定される設定量ずつの種子が放出される。その結果、走行機体進行方向で所定のピッチで走行機体進行方向に並ぶように点状の播種パターン(点播)で一群の種子が分布されている。このような繰出し機構を複数備えられているので、一度の走行で複数列の播種パターンが作り出される。
各繰出しロールに回転動力を伝える伝動装置には、繰出しロールのロール駆動軸への動力伝達を入り切り(ON/OFF)する繰出しオン・オフ機構が備えられている。この繰出しオン・オフ機構は、ロール駆動軸に一体回転自在に設けたロール駆動ギヤと、このロール駆動ギヤに咬み合った状態で伝動軸に相対回転自在に支持された伝動ギヤと、伝動軸に一体回転及び摺動操作自在に支持された咬合クラッチを備えている。咬合クラッチは、伝動ギヤに係脱するようにクラッチ体の側面に設けたクラッチ爪を備えており、伝動軸に沿わせて摺動操作されることにより、クラッチ爪によって伝動ギヤと係合し合って、伝動軸と伝動ギヤとを一体回転させる入り(オン)状態と、伝動ギヤと離脱して、伝動軸と伝動ギヤとを相対回転(動力遮断)させる切り(オフ)状態とを選択的に作り出す。
特開2011−078339号公報(段落番号〔0035−0084〕、図4、図5)
特許文献1に記載されたような、物体繰出しと動力伝達の構造では、物体繰出し作業中に、何らかの状況により、一方の物体繰出し体の動力伝達経路に介装された咬合クラッチだけが入り状態から切り状態に切り替えられ、任意の時間経過後に再び切り状態から入り状態に切り替えられ多場合、一方の物体繰出し体によって圃場に放出された種子群の走行方向の位置と一方の物体繰出し体によって圃場に放出された種子群の走行方向の位置とがずれてしまう。これは、従来の作業機では、一方の物体繰出し体の咬合クラッチの動力再伝動(切り状態から入り状態)が他方の物体繰出し体の繰出しタイミング、つまり繰出し回転の位相を考慮されずに行われるからである。しかしながら、一方の物体繰出し体の咬合クラッチの動力再伝動の操作タイミングを他方の物体繰出し体の繰出しタイミングを見ながら行うことは困難であるし、この咬合クラッチがトルクリミッタのようなものであれば、他の繰出し回転の位相を考慮してクラッチ状態を切り替えることは不可能である。
上記実情に鑑み、本発明の目的は、物体繰出し体へ各別に回転動力を伝達する動力伝達機構の咬合クラッチをどのようなタイミングで動力再伝動操作しても、それぞれの物体繰出し体によって圃場に放出された種子や肥料などの対地供給物体の走行方向位置ずれがないことを、簡単な構成で実現することである。
所定の繰出し回転角度ピッチで対地供給物体を定量繰出しする、少なくとも第1の物体繰出し体と第2の物体繰出し体を走行機体の幅方向に並べて設けるとともに、動力源からそれぞれの前記物体繰出し体へ各別に回転動力を伝達する動力伝達機構とを備えた作業機において、上記課題を解決するため、本発明による作業機では、
前記動力伝達機構は、前記第1の物体繰出し体に回転動力を伝達する第1の伝動系統と前記第2の物体繰出し体に回転動力を伝達する第2の伝動系統とを有し、前記伝動系統には噛み合いが可能となる所定回転角度であるクラッチ動作回転角度ピッチで動力伝達の入り切りを行う咬合クラッチが設けられ、前記咬合クラッチの動力遮断後の動力再伝動時における前記第1の物体繰出し体による対地供給物体の放出タイミングと前記第2の物体繰出し体による対地供給物体の放出タイミングが変化しないように前記繰出し回転角度ピッチと前記クラッチ動作回転角度ピッチが設定され、前記伝動系統には変速機構が介装されており、前記変速機構の変速比は、前記動力再伝動時における前記第1の物体繰出し体による対地供給物体の放出タイミングと前記第2の物体繰出し体による対地供給物体の放出タイミングが変化しないように設定されている。
咬合クラッチの切り操作のために停止した物体繰出し体は、咬合クラッチの再度の入り状態への切り替えを経て実際に動き出す際には咬合クラッチ動作回転角度ピッチの所定の整数倍のタイミングで再回転するが、この構成によれば、例えば、その咬合クラッチ動作回転角度ピッチの任意の整数倍のタイミング(位相)に繰出しロールの繰出し回転角度ピッチ(位相)を一致させるようにすることで、任意のタイミングで咬合クラッチの切り状態から入り状態に切り替えられても、物体繰出し体は静止前の繰り出し回転角度ピッチ(周期)のずれが生じることなく再び回転を始める。結果的に、物体繰出し体へ各別に回転動力を伝達する動力伝達機構の咬合クラッチをどのようなタイミングで動力再伝動操作しても、それぞれの物体繰出し体によって圃場に放出された種子群の走行方向の位置がずれない。
さらに、伝動系統に変速機構を介在させていることで、動力伝達機構全体の速度調整のための構造設計の自由度が高まる。
上述した圃場に放出された種子群の走行方向の位置ずれの防止は、前記クラッチ動作回転角度ピッチを前記繰出し回転角度ピッチの整数倍とすることで達成することができるが、咬合クラッチの構造的な制約から、クラッチ動作回転角度ピッチは360°(1回転毎に噛み合いが可能)、または180°(半回転毎に噛み合いが可能)が好都合であり、180°が好ましい。同時に、物体繰出し体の構造的な制約から、繰出し回転角度ピッチも45°以上が好都合であり、90°が好ましい。このことから、本発明の好適な実施形態の1つは、前記クラッチ動作回転角度ピッチが180°で、前記繰出し回転角度ピッチが90°である。
その際、変速機構によりクラッチ動作回転角度ピッチと繰出し回転角度ピッチとの関係が変化するので、圃場に放出された種子群の走行方向の位置ずれをなくすには、この変化を補償する必要がある。そのために、本発明では、前記変速機構の基準回転に対する入力回転角度と出力回転角度との差分角度を、前記繰出し回転角度ピッチの整数倍とすることが提案される。
つまり、好適な実施形態における繰出し回転角度ピッチが90°とすれば、上記差分角度を90°、180°、270°、360°・・・とする。例えば、差分角度360°では変速比が1:2または2:1となる。
物体繰出し体を増やすほど、1回の走行で創り出される放出物体列が多くなり、作業効率が向上する。このように、3以上の多数の物体繰出し体を装備した作業機においては、さらに上位の咬合クラッチが設けられることで、多数の物体繰出し体の利用性を高めることができる。このことから、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記動力伝達機構に別の物体繰出し体に回転動力を伝達する、前記伝動系統と同様な別伝動系統が含まれ、前記伝動系統と前記別伝動系統とへの動力伝達の入り切りを所定のクラッチ動作回転角度ピッチで行う上位咬合クラッチが設けられ、当該上位咬合クラッチのクラッチ動作回転角度ピッチも、前記動力再伝動時における前記別の物体繰出し体による対地供給物体の放出タイミングと前記第1及び第2の物体繰出し体による対地供給物体の放出タイミングが変化しないように設定されている。
本発明による作業機における物体繰出しのための動力伝動の基本原理を模式的に示す動力伝達系統図である。 図1による動力伝動の基本原理をグラフ化した説明図である。 本発明による作業機の実施形態の1つである水田作業機を示す側面図である。 図3による水田作業機の平面図である。 水田作業機の作業部を示す側面図である。 作業部を示す平面断面図である。 作業部の下部の構成を示す平面断面図である。 作業部を示す背面図である。 施肥装置を示す背面図である。 エンジン動力を播種装置及び施肥装置に伝達する動力分配機構の断面図である。 播種装置及び施肥装置のための動力伝達を示す系統図である。 種子繰出し部の断面図である。 肥料繰出し部の断面図である。 肥料繰出し部に動力を伝達するクランク式回転伝動機構の側面図である。 別実施形態における動力分配機構の断面図である。
まず、本発明による作業機の具体的な構造を説明する前に、この作業機で採用されている、所定の繰出し回転角度ピッチで対地供給物体を定量繰出しする複数の物体繰出し体への動力伝達の基本原理を図1及び図2を用いて説明する。この基本原理に基づく動力伝達により、物体繰出し体へ各別に回転動力を伝達する動力伝達機構の咬合クラッチをどのようなタイミングで動力再伝動操作しても、それぞれの物体繰出し体によって圃場に放出された種子や肥料などの対地供給物体の走行方向位置ずれが生じなくなる。なお、ここでの説明では、対地供給物体は2つの物体繰出し体によって放出される種子であり、ここでの物体繰出し体は、周方向で4箇所の適量供給用凹部を設け、繰出し回転角度ピッチθ=90°、つまり90°(1/4回転)毎に1回の種子放出を行う繰出しロール30として構成されている。
図1で例示された動力伝達機構は、第1の繰出しロール30を取り付けられているロール軸43に回転動力を伝達する第1の伝動系統と第2の繰出しロール30を取り付けられているロール軸43に回転動力を伝達する第2の伝動系統とを有する。それぞれの伝動系統は、エンジン動力を分配する動力分配機構から分岐した横向き伝動軸23から動力伝達機構としての伝動チェーン25を通じて動力を受け取る駆動軸41と、咬合クラッチCL1と、駆動ギヤ42及び従動ギヤ44を有するギヤ変速機構とからなる。咬合クラッチCL1はかみ合いクラッチとも呼ばれるが、ここでは180°周期でかみ合いが可能となる、つまりクラッチ動作回転角度ピッチが180°(半回転)である爪構造を備えている。従って、クラッチ切りされてから再びクラッチ入りした場合の下流側の遅れは180°の整数倍、半回転単位のずれとなる。このことから、ギヤ変速機構が存在しない場合や、その変速比が1:1とすれば、いずれか一方の咬合クラッチCL1が切り操作され、再び入り操作されても、その遅れが半回転(180°)単位であり、繰出しロール30の90°回転角度毎の種子放出に重なるので、2つの繰出しロール30による種子(対地供給物)の放出タイミングが変化しない。
図1の例では、各伝動系統における変速機構として、ギヤ変速機構が存在しており、駆動ギヤ42の歯数は32枚(N1=32)であり、従動ギヤ44の歯数は64枚(N2=64)であり、変速比は2:1である。このような動力伝達機構において、一方の繰出しロール30のための伝動系統の咬合クラッチCL1が切り操作され、再び入り操作された際の各伝動系統及び繰り出しロール30の挙動が図2で図解されている。図2において、図中央の正弦曲線は、上流側基準回転を示しており、これは、横向き伝動軸23ないしは駆動軸41の回転である。図上側と図下側の正弦曲線は、それぞれ第1の伝動系統と第2の伝動系統における、駆動ギヤ42の回転及び従動ギヤ44と一体回転する繰出しロール30の回転を示しており、従動ギヤ44(繰出しロール30)の周期は駆動ギヤ42の周期の2倍となっている。繰出しロール30は90°の繰出し回転ピッチで対地供給物体としての種子を放出する。
つまり、このギヤ変速機構の変速比は、咬合クラッチCL1が切りから入りへの切り替わった際の動力再伝動時における第1の物体繰出し体としての繰り出しロール30による対地供給物体(ここでは種子)の放出タイミングと繰り出しロール30による対地供給物体の放出タイミングが変化しないように設定されている。ギヤ変速機構の変速比は1:0.5(=2:1)であるので、基準回転(1回転)に対する入力回転角度(360)と出力回転角度(180°)との差分角度は180°となり、繰出し回転角度ピッチ(θ=180°)の整数倍となる。
ここで、第2の伝動系統に属する咬合クラッチCL1が入り状態から切り状態に切り替わると、第2の伝動系統の駆動ギヤ42、従動ギヤ44、繰出しロール30が停止する。咬合クラッチCL1の切りから所定時間後に咬合クラッチCL1が復帰したとすると、その時点から次のかみ合い角度位置までは切り状態が維持されたのち、咬合クラッチCL1の爪がかみ合い、咬合クラッチCL1は入り状態となり、駆動ギヤ42、従動ギヤ44、繰出しロール30が再び回転する。咬合クラッチCL1によるこの伝動遮断は、クラッチ動作回転角度ピッチ単位、つまり90°(半回転) 単位であり、図示した例では1回転半となっている。つまり、この伝動遮断によって位相的には、180°のずれが生じたことになるが、ギヤ変速機構の変速比が1:2で、繰出しロール30の繰出し回転角度ピッチが90°であることから、種子の放出タイミングは位相的に同期しており、第1と第2の繰出しロール30によって圃場に放出された種子の走行方向での位置ずれが生じない。このように、本発明では、繰出し回転角度ピッチとクラッチ動作回転角度ピッチと変速機構の変速比とが、咬合クラッチCL1の切り時間にかかわらず動力再伝動時における第1の物体繰出しロール(物体繰出し体)30による種子(対地供給物体)の放出タイミングと第2の物体繰出しロール(物体繰出し体)30による種子(対地供給物体)の放出タイミングが変化しないように設定されている。
以下、本発明による作業機の具体的な実施形態を図面に基づいて説明する。この実施形態では、作業機は水田作業機として適用されている。
〔全体構成〕
図3と図4に示すように、左右一対の前車輪1と左右一対の後車輪2とを備えた走行機体3の中央に運転座席4を備え、この走行機体3の後端にリンク機構5を介して昇降自在に作業部Aを連結して水田作業機が構成されている。運転座席4の近傍には、左右の前車輪1を操向操作するステアリングハンドル6、走行用変速レバー7、作業部Aの昇降操作等を行う操作レバー8等が備えられている。
図5〜図9に示すように作業部Aは、圃場面に対して4条の表面播種を行う第1の粉粒体供給装置としての播種装置9、圃場面に対して粉粒状の肥料の施肥を行う第2の粉粒体供給装置としての施肥装置10、圃場面に対して除草剤等の散布を行う第3の粉粒体供給装置としての薬剤散布装置11、作業対象となる圃場面の整地を行う整地フロート12、作業走行中に隣接する次回の走行行程に対する走行指標を圃場面に描くマーカー13、圃場に排水用の溝を形成するための溝切り器14等を備える構成となっている。
作業部Aは、施肥装置10が最も機体前部側に位置し、その施肥装置10の機体後方側に播種装置9が位置し、さらに、播種装置9の機体後方側に薬剤散布装置11が位置するように、それらを前後方向に並べる状態で備えて構成されている。
図3と図7とからよく理解できるように、この水田作業機は、走行機体3の前部に搭載されたエンジン15からの駆動力を、ミッションケース16を通じてから前車輪1に伝えると共に、後輪駆動ケース17を介して後車輪2に伝える走行伝動系を備えている。また、ミッションケース16からの駆動力を外部出力軸18に伝え、更に、この外部出力軸18からの作業部Aにおけるフィードケース19に伝える作業伝動系を備えている。
図3に示すように、リンク機構5は、走行機体3の後端に対して、その前端が揺動自在に支持される上部リンク5a及び左右の下部リンク5bを備えると共に、これらの後端に縦リンク5c(後部リンク部材の一例)を備えており、油圧シリンダ20の作動により後端部が昇降作動する。縦リンク5cの下端位置に前後向き姿勢のローリング軸芯Xを中心として揺動自在に作業部Aが支持されている。
図10に示すように、作業部Aにおいて、外部出力軸18から動力が伝えられる入力軸21を備えるフィードケース19は、入力軸21よりも少し高い位置に設けられた回動支点部22にて、縦リンク5cに対して前後向き姿勢のローリング軸芯Xを中心として揺動自在に支持されている。このフィードケース19の左右両側に左右の横向き伝動軸23を内装する左右両側の横向き筒状伝動ケース24が固定連結され、さらに、左右両側の横向き筒状伝動ケース24の横側外方側端部には伝動チェーン25を内装する前後向き伝動ケース26が固定連結されている。
そして、この前後向き伝動ケース26内の横向き伝動軸23から播種装置9及び施肥装置10に動力が伝達されるように伝動系が構成されているが、具体的な伝動構造については後述する。
左右両側の前後向き伝動ケース26は、厚肉で剛性の大きい平坦なベース部材26Aと、周囲を略椀状に屈曲形成した蓋部材26Bとを接続することにより閉塞されたチェーン収納空間を形成するように構成されており、ベース部材26Aに横向き筒状伝動ケース24がシール部材を介在させた状態でフランジ連結される構成となっている。この前後向き伝動ケース26は、充分な支持強度を備えており、播種装置9や施肥装置10を支持する前後向き支持フレームとして機能することになる。
つまり、縦リンク5cに対してローリング軸芯Xを中心として揺動自在に支持されるフィードケース19、それに連結される左右両側の横向き筒状伝動ケース24、及び、左右両側の前後向き伝動ケース26は、作業部Aを支持する支持枠体としての機能を備えており、作業部Aに備えられる各種の装置を支持する構成となっている。
詳述はしないが、走行機体3には、整地フロート12の昇降位置を目標値に維持するように油圧シリンダ20を制御する昇降制御装置(図示せず)を備えており、この昇降制御装置による昇降制御が実行されることにより前車輪1又は後車輪2の圃場面に対する沈み込み量に拘わらず播種装置9を圃場面に追従させることが可能となる。また、走行機体3が左右方向へ傾斜した場合には、前述したローリング軸芯Xを中心として作業部Aがローリングすることにより、作業部Aの整地フロート12を圃場面に接触させる姿勢に維持することも可能となる。
図7〜図9に示すように、整地フロート12は、作業部Aの作業幅の略全幅にわたって延びる状態で一体的に形成されており、横長長方形状のフロート本体部12Aと、フロート本体部12Aの左右中央箇所から前方に向けて延出される前方張出し部12Bと、フロート本体部12Aの左右方向二箇所から後方に向けて延出される左右一対の後方張出し部12Cとで構成されている。前方張出し部12Bは、フロート本体部12Aの前端の左右中央位置から前方に向かって張り出されたものであり、作業部Aの昇降制御に使用されるセンサフロートとしての機能を有する。
〔播種装置〕
播種装置9は、播種される種子として鉄コーティング処理が行われた種籾を用い、整地フロート12で整地された圃場面に対して4条分の播種を行うように構成されている。具体的には、複数の種子を1株分として前後方向に間隔をあけて播種するいわゆる点播を行うように構成されている。そして、この播種装置9では、鉄コーティング処理が行われた種籾を用いることにより、鳥害を抑制しながら圃場面への表面播種を実現している。
この播種装置9は、2条分の種籾を貯留する種子ホッパー27が2個備えられ、夫々の種子ホッパー27から種子を繰り出すように夫々2個ずつ合計4個の種子繰出し部28が備えられ、各種子繰出し部28から繰り出された種子を風の影響を抑制した状態で直下方に案内する案内筒29が備えられている。そして、後述するように、走行機体3から伝達される動力により種子繰出し部28の繰出しロール30を駆動するように伝動系が構成されている。
図8に示すように、4個の種子繰出し部28は、平面視において圃場面に接地する整地フロート12の後側に位置してその整地フロート12と重複しない状態で備えられている。つまり、整地フロート12におけるフロート本体部12Aよりも機体後方側であって且つ左右一対の後方張出し部12C夫々の左右両側箇所に位置する状態で備えられ、その内部に備えられた繰出しロール30から繰り出された種子を、整地フロート12に干渉せずに自重で直接的に圃場面に落下供給できるように構成されている。繰出しロール30は、走行機体3から伝達される駆動力により回転し、図示はしないが、所定量回転する毎に凹部に受け入れた種子を自重で落下させる形態で種子を繰り出すように構成されている。
種子ホッパー27は、上部には開閉自在な蓋体31が備えられ、下部に2つの漏斗状部32が形成され、夫々の漏斗状部32に対して種子繰出し部28が接続されている。種子ホッパー27と蓋体31とは種子の残量を視覚によって確認できるように透明又は半透明の樹脂で形成されている。種子ホッパー27が、平面視において整地フロート12と重複する状態で備えられている。
図12に拡大して示すように、種子繰出し部28には、90°間隔で設けられた適量供給用の凹部を有する回転式の繰出しロール30が配置されている。繰出しロール30が回転することにより、90°の繰出し回転角度(繰出し回転角度ピッチ)毎に所定量の種籾(種子)が定量供給される。案内筒29は、繰出しロール30の下側に配置されて、前後方向視で下方側ほど狭くなるような下窄まり状で、且つ、後部が開放された平面視略コ字状に形成された板体にて構成され、上下方向に開放された状態で繰出しロール30から繰り出された種籾を下方へ落下させることができるように構成されている。
又、この案内筒29は、ロックレバー33により種子繰出し部28の下端に保持され、ロックレバー33の操作により種子繰出し部28の下端から分離できるように構成されている。また、種子繰出し部28の後面側には着脱自在にカバー34を備え、このカバー34を取り外すことにより、繰出しロール30を露出させてメンテナンスを行えるように構成されている。
〔播種装置の駆動構造〕
図10に示すように、ローリング軸芯Xの下部位置に備えられた入力軸21を介して前後向きの外部出力軸18からフィードケース19内のベベルギヤ35を介して横向き入力軸36に動力が伝達され、横向き入力軸36から伝動チェーン37及び少数条クラッチ38を介して同一軸芯上に位置する左右両側の横向き伝動軸23に動力が伝達され、さらに、左右両側の横向き伝動軸23の横側外方側端部から夫々、伝動チェーン25を介して左右一対の播種駆動軸41に動力が伝達されるように伝動系が構成されている。なお、この少数条クラッチ38を操作する少数条クラッチレバー381は運転座席4に座った作業者が操作しやすいように、リンク機構5における縦リンク5cから前上方に延びた取り付けアーム382に支持されたレバー操作機構ユニット380に設けられている。しかしながら、このレバー操作機構ユニット380を播種装置9のフレームや施肥装置10のフレームに配置してもよい。
さらに、図10に示すように、横向き入力軸36のフィードケース19から突出したと突出軸部とフィードケース19の外壁との間に回転検出センサとしての近接スイッチSが設けられている。この近接スイッチSは、横向き入力軸36の突出軸部に固定されたアーム状の被検出部Sa及び、フィードケース19の外壁に設けられるとともに通過する当該被検出部Saを検知するスイッチ本体Sbとからなる。これにより、少数条クラッチ38より動力伝達方向で上流側の動力伝達状態、つまり回転動作中か、回転停止中かを検知することができる。
また、別な実施形態として、図15に示すように、前後向き伝動ケース26の外壁である蓋部材26Bが突出した横向き伝動軸23の突出軸部と蓋部材26Bとの間に回転検出センサとしての近接スイッチSを設けてもよい。この近接スイッチSも、例えば、突出軸部に固定されたアーム状の被検出部Sa及び、蓋部材26Bに設けられたスイッチ本体Sbとから構成することができる。この場合、少数条クラッチ38より動力伝達方向で下流側の動力伝達状態、つまり回転動作中か、回転停止中かを検知することができる。
さらには、この2つの形態の近接スイッチSの両方を備えてもよい。これにより、少数条クラッチ38より動力伝達方向で上流側と下流側の両方の動力伝達状態を検知することができる。
そして、図8に示すように、左側の播種駆動軸41に取り付けられた一対の駆動ギヤ42と、左側の2個の繰出し部のロール軸43に取り付けられた一対の従動ギヤ44とを夫々咬み合い連動させ、播種駆動軸41の動力により左側の2個の種子繰出し部28の繰出しロール30を駆動回転するように伝動系が構成されている。又、右側の播種駆動軸41と右側の2個の種子繰出し部28との間も同様に、駆動ギヤ42と従動ギヤ44との咬み合い連動により、2個の種子繰出し部28の繰出しロール30を駆動回転するように伝動系が構成されている。駆動ギヤ42と播種駆動軸41との間にはトルクリミッタとして機能する咬合クラッチCL1である播種クラッチ(以下咬合クラッチCL1を播種クラッチCL1と称す)が介装されている。なお、左右分岐軸である横向き伝動軸23と動力伝達可能に連結された播種駆動軸41とロール軸43との間の動力伝達は、駆動ギヤ42と従動ギヤ44とからなる伝動ギヤ対で行われるが、その際、従動ギヤ44は繰出しロール30より大径に形成されている。この実施形態では、駆動ギヤ42の歯数は32枚で、従動ギヤ44の端数は64枚である。従って、ロール軸43から従動ギヤ44を抜き取ることで、繰出しロール30は駆動ギヤ42と干渉することなしにロール軸43から抜き取ることができる。
つまり、走行機体3側から前後向きの外部出力軸18を介して入力軸21に伝えられる動力により4個の種子繰出し部28における繰出しロール30が回転駆動されて、圃場に種籾を供給することができるように構成されている。尚、左右両側の少数条クラッチ38を共に入り状態に切り換えると、4個の種子繰出し部28における繰出しロール30が全て回転駆動されて4条分の播種を行うことができる。そして、左右いずれかの少数条クラッチ38を切り状態に切り換えると、左側の2個の種子繰出し部28だけを駆動する状態と、右側の2個の種子繰出し部28だけを駆動する状態とを選択的に現出させることができる。
〔播種装置の支持構造〕
図6に示すように、左右両側の前後向き伝動ケース26に対して、その機体後部の上部側箇所において、フランジ部45に共締め連結された左右一対のブラケット46を介して、播種装置9における機体横幅方向に沿って延びる角筒状の第1装置フレームとしての播種フレーム47が固定状態で支持されている。
又、4個の種子繰出し部28のケース部48がこの播種フレーム47にボルト連結にて固定され、又、播種フレーム47に連結された軸支用のブラケット49にてロール軸50が回動自在に支持されている。このようにして播種フレーム47により4個の種子繰出し部28が繰出し操作な可能な状態で安定的に支持されている。
左右両側の前後向き伝動ケース26の夫々に対してその機体後部の下部側箇所に平面視コの字型の支持部材51が下方に向けて延設される状態で連結固定され、左右一対の支持部材51の下端部に、整地フロート12に備えられた左右一対の揺動支点ブラケット52が横向き軸芯周りで揺動自在に支持されている。尚、整地フロート12の前部側は、吊り下げ支持機構53により所定範囲で昇降自在に吊り下げ支持される構成となっている。吊り下げ支持機構53には、整地フロート12の下方側の付勢力を調節自在なバネ54が備えられている。
さらに、左右両側の支持部材51に亘って架設される状態で後部側連結部材55が設けられている。この後部側連結部材55は、丸パイプ材にて構成され、左右両側端部を偏平状に潰して左右両側の支持部材51夫々の後面にボルト連結する構成となっている。又、この後部側連結部材55の機体横幅方向中央部には溝切り器14が取り付けられている。
溝切り器14は、機体前後方向視でV字状に屈曲した板材にて構成されており、整地フロート12の接地面よりも大きく下方に突出する状態で備えられており、走行機体3の走行に伴って圃場面に深い溝を形成することができるように構成されている。
図8に示すように走行機体3が左右方向に傾斜した際にも作業部Aの横方向への変位量を少なくしながら作業部Aを圃場面に追従させるようにローリング軸芯Xは低い位置に設定されている。また、播種装置9における4個の種子繰出し部28がローリング軸芯Xと略等しい高さに位置する状態で備えられている。このようにローリング軸芯Xの高さと、種子繰出し部28の高さが略等しくなるように相対的な位置関係を設定することにより、種子繰出し部28も必然的に低いレベルになるように配置されている。
その結果、走行機体3が左右方向に傾斜することに起因して作業部Aがローリングした場合でも、種子繰出し部28の横方向への変位量を抑制し、これにより播種位置の横方向へのバラツキを抑制している。更に、このような配置から、繰出しロール30と圃場面との距離を短縮するものとなり、表面点播した場合の種籾の拡散を抑制するだけではなく、種子ホッパー27を低い位置にして重心を下げることができる。
〔施肥装置〕
図9に示すように、施肥装置10は、2条分の肥料を貯留する肥料ホッパー56が2個備えられ、夫々の肥料ホッパー56から肥料を繰り出すように夫々2個ずつ合計4個の肥料繰出し部57が備えられ、各肥料繰出し部57から繰り出された肥料を流下案内する4本の施肥ホース58を備えて構成され、施肥ホース58により流下案内される肥料を供給するための溝を圃場面に作成する作溝器59と、溝内に供給された肥料を埋め込むための埋め込み用案内体60とが備えられている。
図7に示すように、作溝器59は、圃場面に溝を切る溝切り具61とその溝切り具61で作成された溝に繰出された肥料を案内するための肥料案内具62とを備えて構成されている。溝切り具61は、側面視において三角形状で且つ平面視において先細り状(クサビ状)に形成され、整地フロート12におけるフロート本体部12Aの機体横幅方向に適宜間隔をあけた4箇所に底面から下方に突出する状態で連結されている。そして、ゴム製でジャバラの筒状の接続部材63が肥料案内具62の上部に取り付けられて、施肥ホース58が接続部材63に挿入されている。
肥料ホッパー56は、種子ホッパー27と同じように、上部には開閉自在な蓋体64が備えられ、下部に2つの漏斗状部65が形成され、夫々の漏斗状部65に対して肥料繰出し部57が接続されている。肥料ホッパー56と蓋体64とは肥料の残量を視覚によって確認できるように透明又は半透明の樹脂で形成されている。
肥料繰出し部57は、図12に拡大して示すように、内部に横軸芯周りで回転駆動され且つ外周部に肥料を受け入れるための複数の凹部、ここでは16個の凹部が形成された施肥用の繰出しロール66を備えて構成され、繰出しロール66は、走行機体3から伝達される駆動力により回転し、回転する毎に凹部に受け入れた肥料を順次繰出すように構成されている。なお、この施肥用の繰出しロール66も播種用の繰出しロール30のように、もっと凹部の間隔をあけることで、例えば、45°や90°の繰出し回転角度(繰出し回転角度ピッチ)毎に所定量の肥料を定量供給して、肥料をドット状に圃場に分布させてもよい。
そして、図3から理解できるように、施肥装置10における4個の肥料繰出し部57はローリング軸芯Xよりも上方側に位置する状態で備えられている。又、この施肥装置10は、平面視において整地フロート12と重複する状態で備えられている。
〔施肥装置の駆動構造〕
図9に示すように、前記各肥料繰出し部56の繰出しロール57を回転駆動する施肥駆動軸67が断面六角形に形成され、左右2個ずつの繰出しロール66と一体回動する状態で且つ左右2分割される状態で設けられている。そして、左右両側の施肥駆動軸67の長手方向の途中部に一体回動自在に一方向クラッチCL2を介して揺動操作アーム68が備えられ、この揺動操作アーム68の揺動端部と左右両側の横向き伝動軸23の軸端に取り付けられた回転アーム69とを押し引きロッド70を介して連動連結させている。
この構成によれば、横向き伝動軸23の回転に伴って回転アーム69が回転すると、押し引きロッド70を介して揺動操作アーム68が所定範囲で往復揺動操作され、一方向クラッチCL2の働きで押しストローク分の並進運動により施肥駆動軸67が所定量ずつ間欠的に回転駆動され、肥料繰出し部57により肥料が順次繰出され、肥料繰出し部57から繰り出された肥料は施肥ホース58を通して圃場面に供給される。
つまり、走行機体3側から前後向きの外部出力軸18を介して入力軸21に伝えられる回転変位が、回転アーム69と押し引きロッド7と揺動操作アーム68とからなるクランク式回転伝動機構を介して施肥駆動軸67に伝達されることで、4個の肥料繰出し部57における繰出しロール66が回転駆動されて、圃場に肥料を供給することができるように構成されている。なお、図14の拡大図から明らかなように、押し引きロッド70と揺動操作アーム68との連結点は選択的に変更可能となっているので、この連結点を変更することにより、クランク式回転伝動機構は回転変位の伝達比、つまり入力一回転に対する出力回転角度(円周角)を変更することができる。
又、播種装置9と同様に、左右両側の少数条クラッチ38を入り切り操作することにより、4条分の施肥を行う状態と2条分の施肥を行う状態とに切り換え可能に設けられている。すなわち、左右両側の少数条クラッチ38を共に入り状態に切り換えると、4個の肥料繰出し部57における繰出しロール66が全て回転駆動されて4条分の施肥を行うことができる。そして、左右いずれかの少数条クラッチ38を切り状態に切り換えると、2条分の施肥を行うことができ、左側の2個の肥料繰出し部57だけを駆動する状態と、右側の2個の肥料繰出し部57だけを駆動する状態とを選択的に現出させることができる。
〔施肥装置の支持構造〕
この施肥装置10は、播種装置9と同様に、左右両側の前後向き伝動ケース26にて支持される構成となっている。すなわち、図9に示すように、左右両側の前後向き伝動ケース26の夫々に対して、その機体前部の上部側箇所において、フランジ部45に共締め連結され且つ上方に延びる状態で縦向き支持フレーム71が設けられている。
この縦向き支持フレーム71は、下部の基端側支持部72がフランジ部45に共締め連結され、この基端側支持部72から一体的に固定される状態で支柱部73が立設される構成となっている。左右両側の縦向き支持フレーム71の上部には連結ブラケット74を介して施肥装置10における機体横幅方向に沿って延びる角筒状の第2装置フレームとしての施肥フレーム75が固定状態で支持されている。
4つの肥料繰出し部57の夫々における肥料繰出しケース57aの上部側箇所が施肥フレーム75にボルト連結にて固定されており、肥料ホッパー56は肥料繰出しケース57aに支持されており、施肥ホース58の上部側箇所が肥料繰出しケース57aに支持されている。つまり、施肥装置10全体が、施肥フレーム75及び左右両側の縦向き支持フレーム71を介して、左右両側の前後向き伝動ケース26に支持される構成となっている。
施肥フレーム75の左右一対の縦向き支持フレーム71の連結箇所において機体前部側に向けて突出する状態で固定取り付けされた左右一対の支持ブラケット76の夫々と、リンク機構5における縦リンク5cとにわたって、作業部Aの左右傾斜姿勢を中立状態に復帰付勢する左右一対のバランスバネ77が張設されている。
又、図5に示すように、施肥装置10における肥料ホッパー57の上端部が播種装置9における種子ホッパー27の上端部よりも上方に位置する状態で、施肥装置10と播種装置9とが配備されている。このように構成することで、機体後方側から肥料ホッパー57に対して肥料を補給する場合、袋詰めされた肥料を種子ホッパー27の上部に一旦載置させた状態で補給作業を行うことができ、補給作業を容易に行えるものとなる。
〔薬剤散布装置〕
図5に示すように、薬剤散布装置11は、上部位置の除草剤等の薬剤が貯留される薬剤ホッパー78を備えると共に、この下部位置に本体ケース79を備え、この本体ケース79内に、薬剤ホッパー78に貯留された粉粒状の薬剤を繰り出すように電動モータや電磁ソレノイドで駆動される繰出し機構80と、この繰出し機構80から繰り出された薬剤を飛散させるように電動モータで駆動される拡散羽根81とを備えて構成されている。薬剤ホッパー78は、内部の薬剤の貯留量を視覚によって確認できるように透明樹脂製の材料にて構成されている。
この薬剤散布装置11は、播種幅(4条の幅)に対応した領域に薬剤の散布を行えるように播種装置9より上方に配置され、本体ケース79によって薬剤の散布方向を決めるガイド方向が設定される。また、平面視において整地フロート12の後端に対して、本体ケース79前端が後方に変位するように、薬剤散布装置11の全体が整地フロート12より後方に位置する状態で配置されている。このような配置により、本体ケース79の前端位置から鉛直下方に薬剤が送り出された場合でも、薬剤は整地フロート12に乗りかかることはなく、薬剤を播種幅に対応した横幅方向への領域に対しても無駄のない散布を行える。
この薬剤散布装置11は、走行機体3に備えたスイッチ(図示せず)の操作により繰出し機構80と拡散羽根81とを電気的に駆動することで薬剤散布が実行するように構成されている。又、図示はしないが、走行停止時等の播種が行われない非作業状態では薬剤散布を行わないように制御される構成となっている。
〔薬剤散布装置の支持構造〕
図6に示すように、夫々が機体横幅方向に沿って延びる播種フレーム47及び施肥フレーム75の機体横幅方向の中央部同士を前後方向に沿って連結する中央前後向きフレーム82が、播種フレーム47よりも機体後方側に向けて大きく突出する状態で設けられ、その突出側端部に薬剤散布装置11が着脱自在に支持されている。
つまり、中央前後向きフレーム82は丸パイプ材からなり、基端側が前後向き姿勢で後端側が下方に向けて湾曲形成されており、その後端部に縦向き姿勢の板状取り付け部83が連結されている。この板状取り付け部83にバックル機構84により着脱自在に薬剤散布装置11が装着されている。そして、図5に示すように、薬剤散布装置11における薬剤ホッパー78の上端部が、種子ホッパー27及び肥料ホッパー56夫々の上端部よりも上方に位置する状態でそれらが配備されている。
〔マーカーの支持構造〕
図4と図7に示すように、左右両側の前後向き伝動ケース26の夫々に対して、その機体前部側箇所において、フランジ部45にマーカー支持フレーム85の基端側取り付け部85aが共締め連結されている。この基端側取り付け部85aは、前後向き伝動ケース26のフランジ部45に共締め連結されるとともに、縦向き支持フレーム71の基端側支持部72も共に締め付け連結する構成となっている。すなわち、図7に示すように、マーカー支持フレーム85の基端側取り付け部85aは、側面視略くの字形の板材にて形成され、上部及び下部の両側部でフランジ部45に共締め連結されており、縦向き支持フレーム71の基端側支持部72の一方側箇所は、基端側取り付け部85aの上部側箇所にてフランジ部45に共締め連結され、縦向き支持フレーム71の基端側支持部72の他方側箇所は、基端側取り付け部85aにのみ共締め連結されている。
マーカー支持フレーム85のフレーム本体部85bが基端側取り付け部85aから機体横側外方に向けて延出される状態で備えられ、このフレーム本体部85bの外方側端部に、支持ブラケット86を介してマーカー13が、圃場面に走行指標を描く作用姿勢と機体内方側に引退する格納姿勢とにわたり前後向き軸芯周りで揺動自在に支持される構成となっている。
マーカー13は、引張りバネ87により作用姿勢に向けて回動付勢する状態で且つ外方側へ突出する作用姿勢で支持ブラケット86にて接当規制される状態で、マーカー支持フレーム85に支持されている。このマーカー13は、詳細な連係機構は図示しないが、作業部Aを非作業用の高位置に上昇させると、ワイヤ88を介して引張り操作されて格納姿勢に切り換わり、作業部Aを作業用の低位置に下降させると、引張りバネ87の付勢力により作用姿勢に切り換わるように構成されている。
図5に示すように、作業部Aが作業用の低位置にあってもマーカー13を格納姿勢に位置保持するためのマーカー保持部89が、施肥フレーム75から延設される状態で備えられている。マーカー保持部89は、棒材を略コの字状に屈曲形成して構成され、施肥フレーム75の機体横側外方側箇所に取り付け固定され横側外方に延設する状態で備えられている。
図7に示すように、マーカー支持フレーム85の機体横側外方側には、外方側に延長突出する状態で、保護部材90が設けられる構成となっている。この保護部材90は、マーカー支持フレーム85の機体横側外方側に支持されて機体横幅方向外方側に向けて延びる支持杆90Aと、播種装置9及び施肥装置10よりも機体横幅方向外方側に突出する保護作用部90Bとを備えて構成され、保護作用部90Bが、保護作用位置と接地可能なメンテナンス用位置とにわたり姿勢変更自在に構成されている。
すなわち、支持杆90Aが丸パイプ状に形成されて、丸パイプ状に形成されたマーカー支持フレーム85の機体横側外方側に横軸芯周りで回動自在に嵌め込み装着され、挿通するピン(図示せず)で回り止めする状態で支持され、そのピンを差し替えて、支持杆90aを回動させて保護作用部90Bが播種装置9や施肥装置10の外方側を覆う横向きの保護作用位置と下向きに突出して支持具Gを用いて接地可能なメンテナンス用位置とに切り換えることができるように構成されている。
〔作業部Aのフレーム構造〕
上述した説明から明らかなように、種子繰出し部28を機体横幅方向に4つ並べて構成されている播種装置9に機体横幅方向に沿って延びる状態で機体横幅方向に沿って延びる播種フレーム47が備えられ、又、肥料繰出し部57を機体横幅方向に4個並べて構成されている施肥装置10に機体横幅方向に沿って延びる施肥フレーム75が備えられ、それらの各フレーム47,75によって4個の種子繰出し部28及び肥料繰出し部57を一連に連なった安定した状態で支持することができる。
播種フレーム47と施肥フレーム75とが、機体横幅方向に間隔をあけて一対備えられた前後向き伝動ケース26により前後方向に沿って接続される構成となっており、播種フレーム47、施肥フレーム75、一対の前後向き伝動ケース26の夫々により、平面視において、略ロの字状の枠組み構造体が形成されることになる。
左右一対の前後向き伝動ケース26の後部側箇所同士を後部側連結部材55によって連結しており、しかも、一対の前後向き伝動ケース26の前部側箇所同士が、左右両側の横向き筒状伝動ケース24及び左右中央部のフィードケース19により連結されるので、施肥フレーム75及び播種フレーム47を支持するための支持強度を向上させることができ、フレーム構造の支持強度をより一層高めることができる。従って、この実施形態では、左右両側の横向き筒状伝動ケース24及び左右中央部のフィードケース19により前部側連結部材100が構成されている。
次に、図11の動力伝達系統図を用いて、作業部Aの入力軸21から播種装置9及び施肥装置10への動力伝達機構の本発明における特徴を説明する。
入力軸21からの動力はフィードケース19内に構築された動力分配機構PDに伝達される。動力分配機構PDから走行機体3の幅方向で左右に分岐した分岐軸としての横向き伝動軸23のそれぞれに動力を分配する。この実施形態では、動力分配機構PDはベベルギヤ35を含むベベルギヤ伝動機構、フィードクラッチCL0、伝動チェーン37を含むチェーン伝動式機構、上位咬合クラッチとしての少数条クラッチ38、走行機体3の幅方向で左右に分岐した分岐軸としての横向き伝動軸23を備えている。ここでは、ベベルギヤ伝動機構は減速機構となっている。フィードクラッチCL0は横向き入力軸36に設けられており、入力軸21と横向き伝動軸(分岐軸)23との間の動力の伝達または遮断を行う。上位咬合クラッチとしての少数条クラッチ38は、チェーン伝動式機構からそれぞれの横向き伝動軸23への動力の伝達または遮断を行う。この上位咬合クラッチとしての少数条クラッチ38を切ることで、播種用の繰出しロール30と施肥用の繰出しロール30への動力伝達経路を同時に遮断することができる。つまり、上位咬合クラッチとしての少数条クラッチ38は、種子繰出し部28と施肥繰出し部57との共通クラッチとして機能することができ、少数条クラッチ38の搭載数を半減することができる。
各横向き伝動軸(分岐軸)23の走行機体3の幅方向で外側の位置に、播種装置9の動力伝達系を構成する播種駆動軸41に動力を伝達する伝動チェーン25の駆動側スプロケットが設けられている。横向き伝動軸23における駆動側スプロケットのさらに外側には、施肥装置10の動力伝達系を構成するクランク式回転伝動機構の回転アーム69が設けられている。この構成により、施肥装置10の繰出し量の調節が機体左右方向の外側から行い易くなる。また、施肥作業が不必要な場合に、施肥装置10の動力伝動系の取り外しが容易となる。なお、この実施形態では、本発明における伝達系統は、播種駆動軸41から咬合クラッチ(CL1)とギヤ変速機構(駆動ギヤ42と従動ギヤ44とからなる)を経てロール軸43の播種用繰出しロール30への分岐伝達経路である。
クランク式回転伝動機構の揺動操作アーム68の回転変位は、一方向クラッチCL2を介して肥料ホッパー57の繰り出しロール66を駆動する施肥駆動軸67に伝達される。伝動チェーン25によって駆動される従動側スプロケットが設けられている播種駆動軸41の動力は、トルクリミッタとしての播種クラッチCL1と駆動ギャ42と従動ギヤ44とを介して、種子繰出し部28の繰り出しロール30を駆動するロール軸43に伝達される。
播種装置9への伝動系には、伝動チェーン25を含むチェーン式の第1減速機構と、駆動ギャ42と従動ギヤ44からなる第2減速機構が備えられていることから、大きな減速比が2つの減速機構に分けて実現することができる。
〔作業形態〕
この水田作業機では、走行機体を走行させながら播種装置9と、施肥装置10とを作動させることにより、整地フロート12で整地された平坦な圃場面に対して播種装置9の4つの種子繰出し部28から設定量の種籾(種子)が繰り出され、自重による4条の点播が行われる。これと同時に施肥装置10の4つの肥料繰出し部57から施肥ホース58を介して作溝器59に供給され圃場面下に対する施肥が行われる。左右2対ずつの種子繰出し部28と肥料繰出し部57は、少数条クラッチ38の切り操作により、左側または右側の2対だけを一時的に動作停止した後、当該少数条クラッチ38の再入り操作により再び左右4対の種子繰出し部28と肥料繰出し部57を動作させることができるが、その際も左右4対の種子繰出し部28による種子の放出タイミングが一致するので、圃場に形成される4つの種子列が走行横断方向にずれることはない。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施形態以外に以下のように構成してもよい。
(1)上述した実施形態では、動力再伝動時における放出タイミングが変化しない対地供給物体を種子としていた。これは、施肥繰出しロール66の繰出し回転角度ピッチが22.5°であり、ほぼ放出された肥料列が連続した直線となっているので、放出タイミングのずれを考慮する必要がなかったからである。もし、施肥繰出しロール66の繰出し回転角度ピッチを45°や90°として、その肥料列が点状となる場合には、施肥繰出し回転角度ピッチとクラッチ動作回転角度ピッチと変速機構の変速比とを、上述したように考慮すれば、動作復帰後の左右4対の肥料繰出し部57による肥料の放出タイミングが一致するので、圃場に形成される4つの肥料列が走行横断方向にずれることがないように構成することができる。また、複数列の対地供給物体を穂場に放出する装置としては、播種装置9や施肥装置10に限定されるわけではなく、その他の対地供給物体定量繰出し装置を採用してもよい。
(2)上述した実施形態では、播種クラッチ(咬合クラッチ)CL1はトルクリミッタとして機能するものであったが、自動操作またはマニュアル操作により入り切り動作するクラッチとして機能するものであってもよい。また、本出願における咬合クラッチCL1は、広義に解釈されるべきであり、何らかのかみ合いで動力伝達をON/OFFするクラッチであり、所定のクラッチ動作回転角度ピッチを有するものであればよい。
(3)上記実施形態で用いられていたチェーン式伝動機構やギヤ伝動機構やクランク式伝動機構は他の方式の伝動機構に変更可能である。
本発明は、複数列の播種作業や施肥作業等を行う播種装置9や施肥装置10等の対地供給物体定量繰出し装置を配備されている作業機に利用することができる。
3 走行機体
5 昇降リンク機構
9 播種装置
10 施肥装置
23 横向き伝動軸(分岐軸)
27 種子ホッパー
28 種子繰出し部
29 案内筒(種子供給部)
30 繰出しロール(物体繰出し体)
38 少数条クラッチ(上位咬合クラッチ)
42 駆動ギヤ(ギヤ変速機構:変速機構)
43 ロール軸
44 従動ギヤ(ギヤ変速機構:変速機構)
56 肥料ホッパー
57 肥料繰出し部
58 施肥ホース(肥料供給部)
66 繰出しロール(物体繰出し体)
67 施肥駆動軸
A 作業部
CL2 一方クラッチ
CL1 播種クラッチ(咬合クラッチ)
PD 動力分配機構
S 放出種子(対地供給物体)
θ 繰出し回転角度ピッチ

Claims (5)

  1. 所定の繰出し回転角度ピッチで対地供給物体を定量繰出しする、少なくとも第1の物体繰出し体と第2の物体繰出し体を走行機体の幅方向に並べて設けるとともに、動力源からそれぞれの前記物体繰出し体へ各別に回転動力を伝達する動力伝達機構とを備えた作業機であって、
    前記動力伝達機構は、前記第1の物体繰出し体に回転動力を伝達する第1の伝動系統と前記第2の物体繰出し体に回転動力を伝達する第2の伝動系統とを有し、前記伝動系統には噛み合いが可能となる所定回転角度であるクラッチ動作回転角度ピッチで動力伝達の入り切りを行う咬合クラッチが設けられ、前記咬合クラッチの動力遮断後の動力再伝動時における前記第1の物体繰出し体による対地供給物体の放出タイミングと前記第2の物体繰出し体による対地供給物体の放出タイミングが変化しないように前記繰出し回転角度ピッチと前記クラッチ動作回転角度ピッチが設定され
    前記伝動系統には変速機構が介装されており、前記変速機構の変速比は、前記動力再伝動時における前記第1の物体繰出し体による対地供給物体の放出タイミングと前記第2の物体繰出し体による対地供給物体の放出タイミングが変化しないように設定される作業機。
  2. 前記クラッチ動作回転角度ピッチが180°で、前記繰出し回転角度ピッチが90°である請求項1に記載の作業機。
  3. 前記変速機構の基準回転に対する入力回転角度と出力回転角度との差分角度は、前記繰出し回転角度ピッチの整数倍である請求項1または2に記載の作業機。
  4. 前記変速機構が1:2または2:1の変速比を有するギヤ変速機構であり、前記クラッチ動作回転角度ピッチが180°であり、前記繰出し回転角度ピッチが90°である請求項に記載の作業機。
  5. 前記動力伝達機構に別の物体繰出し体に回転動力を伝達する、前記伝動系統と同様な別伝動系統が含まれ、前記伝動系統と前記別伝動系統とへの動力伝達の入り切りを所定のクラッチ動作回転角度ピッチで行う上位咬合クラッチが設けられ、当該上位咬合クラッチのクラッチ動作回転角度ピッチも、前記動力再伝動時における前記別の物体繰出し体による対地供給物体の放出タイミングと前記第1及び第2の物体繰出し体による対地供給物体の放出タイミングが変化しないように設定される請求項1から4のいずれか一項に記載の作業機。
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