JP6095535B2 - 水田作業機 - Google Patents
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Description
これにより、全ての少数条クラッチを伝動状態に操作すると、伝動軸の動力が全ての繰り出し部に伝達され、全ての繰り出し部から種籾が繰り出されて、種籾が6条(田面)に供給される。例えば右端部の2個の少数条クラッチを遮断状態に操作すると、右端部の2個の繰り出し部が停止するので、種籾は右端部の2条(田面)に供給されず、残りの4条(田面)に供給される。
点播状態とは、1条(田面)において複数の種籾を一つの塊状にして田面に供給し、田面に供給された一つの種籾の塊と次の種籾の塊との間に十分な間隔が生じるように、種籾を田面に供給する状態である(特許文献1の図14及び図18参照)。これにより、種籾(塊)と種籾(塊)との間隔が十分に広く風通しの良い状態で苗が成長するのであり、良好な稲の生育が期待できる。
これにより、前後方向及び左右方向において、間隔が十分に広い風の通路が確保されるので、良好な稲の生育が期待できる。
この場合、4個の繰り出し部から種籾が繰り出されるタイミングと、右端部の2個の少数条クラッチを伝動状態に操作するタイミングとがずれると、例えば種籾が4条(田面)に供給されてから少し遅れて、種籾が右端部の2条(田面)に供給されるというような状態が生じる可能性がある。
このような状態になると、種籾が千鳥状に田面に供給される状態となるので、特に左右方向において、間隔が十分に広い風の通路が確保され難い状態になる。
(構成)
本発明の第1特徴は、水田作業機において次のように構成することにある。
粉粒体を貯留するホッパーを備え、
複数の繰り出し部を左右方向に並べて配置し、
前記複数の繰り出し部のうち、右又は左端部の少数の前記繰り出し部を、前記少数の繰り出し部と中央側の前記繰り出し部とが左右方向に並べて配置された作業姿勢、及び、前記少数の繰り出し部が前記中央側の繰り出し部から分離して機体の左右中央側に位置した非作業姿勢に操作自在に構成して、
複数の凹部を外周面に等ピッチで形成した繰り出し回転体を前記繰り出し部に備えて、前記繰り出し回転体の回転に伴って粉粒体が、前記ホッパーから前記凹部に収容され、前記凹部から繰り出されて田面に供給されるように構成し、
動力が伝達される上手側伝動体と、前記中央側の繰り出し部の前記繰り出し回転体に動力を伝達する下手側伝動体と、前記少数の繰り出し部の前記繰り出し回転体に動力を伝達する下手側伝動体とを備え、
前記上手側又は下手側伝動体の一方に咬合部を備え、前記上手側又は下手側伝動体の他方に被咬合部を備えて、
前記咬合部と前記被咬合部とを咬合させることにより、前記繰り出し回転体が回転駆動され、前記咬合部と前記被咬合部とを離間させることにより、前記繰り出し回転体が停止するように構成し、
前記咬合部と前記被咬合部との組み合わせの数を、1個、又は前記凹部の個数と同じ個数、又は前記凹部の個数の約数と同じ個数に設定し、
且つ、前記上手側及び下手側伝動体における前記咬合部及び前記被咬合部の咬合状態での位相と、前記繰り出し回転体における前記凹部の位相とを合致させており、
前記中央側の繰り出し部の前記咬合部又は前記被咬合部の一方を前記咬合部又は前記被咬合部の他方から離間操作する少数条クラッチ操作部を備え、
前記作業姿勢において前記少数の繰り出し部の前記咬合部又は前記被咬合部の一方を前記咬合部又は前記被咬合部の他方から離間操作する少数条クラッチ操作部を備えている。
[I]−1
本発明の第1特徴によると、咬合部と被咬合部とが咬合して、動力が上手側及び下手側伝動体を介して繰り出し部(繰り出し回転体)に伝達されている状態において、複数の繰り出し回転体の凹部の位相が合致している。この状態で、複数の繰り出し部(繰り出し回転体)から同じタイミングで粉粒体が繰り出されるので、田面に供給された粉粒体は左右方向に一列状に並んだ状態となる。
次に咬合部と被咬合部とを離間させると、下手側伝動体に対応する繰り出し部(繰り出し回転体)が停止するのであり、この後に再び咬合部と被咬合部とを咬合させると、下手側伝動体に対応する繰り出し部(繰り出し回転体)が作動を開始する。
前項[I]−1に記載の状態に対して、本発明の第1特徴のように、咬合部と被咬合部との組み合わせの数を1個に設定していれば、咬合部及び被咬合部の咬合状態は1種類しか存在しないので、咬合部と被咬合部とを離間させた後に咬合させた場合、咬合部及び被咬合部は前回と同じ咬合状態となる。
これにより、咬合部と被咬合部とを離間させた後に咬合させても、複数の繰り出し回転体の凹部の位相が合致した状態に復帰する。
前項[I]−1に記載の状態に対して、本発明の第1特徴のように、咬合部と被咬合部との組み合わせの数を、繰り出し回転体の凹部の個数と同じ個数、又は繰り出し回転体の凹部の個数の約数と同じ個数に設定していれば、咬合部と被咬合部とを離間させた後に咬合させた場合、繰り出し回転体の凹部の位相が他の繰り出し回転体の凹部の位相と同じ位相になるか、又は、繰り出し回転体の凹部の位相が他の繰り出し回転体の凹部の位相と異なる位相になる。
以上のように、複数の繰り出し部(繰り出し回転体)から同じタイミングで粉粒体が繰り出されて、田面に供給された粉粒体が左右方向に一列状に並んだ状態において、咬合部と被咬合部とを離間させて、下手側伝動体に対応する繰り出し部(繰り出し回転体)を停止させ、この後に再び咬合部と被咬合部とを咬合させて、下手側伝動体に対応する繰り出し部(繰り出し回転体)を作動させた場合、複数の繰り出し回転体の凹部の位相が合致した状態に復帰することができ、複数の繰り出し部(繰り出し回転体)から同じタイミングで粉粒体が繰り出される状態(田面に供給された粉粒体が左右方向に一列状に並んだ状態)に、無理なく復帰することができて(粉粒体が千鳥状に田面に供給されないようにすることができて)、水田作業機の作業性能を向上させることができる。
複数の繰り出し部を左右方向に並べて配置した水田作業機において、繰り出し部の個数が多いものになると、水田作業機の横幅が大きなものになる。
本発明の第1特徴によると、複数の繰り出し部のうち右又は左端部の少数の繰り出し部を、少数の繰り出し部と中央側の繰り出し部とが左右方向に並べて配置された作業姿勢、及び、少数の繰り出し部が中央側の繰り出し部から分離して機体の左右中央側に位置した非作業姿勢に操作自在に構成している。
これにより、例えば水田作業機をトラックに載せて運搬する場合、右又は左端部の少数の繰り出し部を非作業姿勢に操作することにより、水田作業機の横幅を小さくすることができるので、水田作業機をトラックに支障なく載せることができる。
前項[I]−5に記載の状態において、本発明の第1特徴によると、中央側の繰り出し部と右又は左端部の少数の繰り出し部との間に、前項[I]−1〜4に記載の咬合部及び被咬合部の構成を備えている。
これによって、右又は左端部の少数の繰り出し部を非作業姿勢に操作すれば、咬合部と被咬合部とが離間して、右又は左端部の少数の繰り出し部に動力が伝達されない状態となる。次に右又は左端部の少数の繰り出し部を作業姿勢に操作すれば、咬合部と被咬合部とが咬合して、右又は左端部の少数の繰り出し部に動力が伝達される状態となる。
[I]−7
右又は左端部の少数の繰り出し部(右及び左端部の両方の少数の繰り出し部)を作業姿勢に操作すれば、咬合部と被咬合部とが咬合して、右又は左端部の少数の繰り出し部(右及び左端部の両方の少数の繰り出し部)に動力が伝達される状態となる。
前述の状態において本発明の第1特徴によると、少数条クラッチ操作部により咬合部と被咬合部とを離間操作することができるのであり、右又は左端部の少数の繰り出し部(右及び左端部の両方の少数の繰り出し部)を作業姿勢に操作した状態で、右又は左端部の少数の繰り出し部(右及び左端部の両方の少数の繰り出し部)を停止させることができる。
これにより、咬合部と被咬合部とを、作業姿勢及び非作業姿勢の操作に伴う少数の繰り出し部への伝動及び伝動遮断構造、並びに、特許文献1のような少数条クラッチの両方に兼用することができる。
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の水田作業機において次のように構成することにある。
前記複数の繰り出し部のうち、右及び左端部の両方の前記少数の繰り出し部を、前記作業姿勢及び前記非作業姿勢に操作自在に構成している。
複数の繰り出し部を左右方向に並べて配置した水田作業機において、繰り出し部の個数が多く、水田作業機の横幅が大きなものであっても、本発明の第2特徴によると、右及び左端部の両方の少数の繰り出し部を非作業姿勢に操作することができるので、水田作業機の横幅を十分に小さなものにすることができる。
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第1又は第2特徴の水田作業機において次のように構成することにある。
前記複数の繰り出し部を機体の後部に備え、前記複数の繰り出し部の下方に複数のフロートを左右方向に並べて配置して、
前記少数の繰り出し部及び前記少数の繰り出し部の下方に位置する少数のフロートを、一体で前記作業姿勢及び前記非作業姿勢に操作自在に構成している。
水田作業機において複数の繰り出し部を機体の後部に備えた場合、複数の繰り出し部の下方に複数のフロートを備えることがある。
本発明の第3特徴によると、右又は左端部の少数の繰り出し部(右及び左端部の両方の少数の繰り出し部)と、この少数の繰り出し部の下方に位置する少数のフロートとを一緒に非作業姿勢に操作することができるので、作業性の良いものとなる。
(構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第1〜第3特徴の水田作業機のうちのいずれか一つにおいて次のように構成することにある。
前記中央側の繰り出し部の少数条クラッチ操作部を前記中央側の繰り出し部に備え、
前記少数の繰り出し部の前記少数条クラッチ操作部を前記中央側の繰り出し部に備えている。
少数条クラッチ操作部を備えた場合、例えば人為的に操作される操作レバーを少数条クラッチ操作部から離れた位置に備えて、操作レバーと少数条クラッチ操作部とを連係リンクやワイヤ、ハーネス等により連係して、操作レバーにより少数条クラッチを操作するように構成することがある。
これにより、少数条クラッチ操作部に接続される連係リンクやワイヤ、ハーネス等が移動することにより、連係リンクやワイヤ、ハーネス等が他物に接触して破損するというような状態は生じない。
図1及び図2に示すように、前輪1及び後輪2で支持された機体の後部に、リンク機構3が上下揺動自在に支持されて、リンク機構3を上下に揺動駆動する油圧シリンダ4が備えられている。運転座席64の後側に施肥装置49が備えられており、鉄コーティング処理された種籾(粉粒体に相当)を点播状態で田面Gに供給する10条型式の直播装置5がリンク機構3の後部に支持されて、水田作業機の一例である乗用型直播機が構成されている。
次に、直播装置5の全体構成について説明する。
図2,4,5,6に示すように、左右方向の長い横フレーム6が備えられており、横フレーム6の右及び左端部に、前後方向の右及び左の縦フレーム7が連結されて後方に延出されている。横フレーム6において縦フレーム7よりも左右中央側部に、前後方向の右及び左の縦フレーム8が連結されて前方及び後方に延出されており、後輪2が後方に跳ね飛ばす泥を止める平板状の泥除け板22が縦フレーム8の前端部に連結され、レーキ状の整地部材23が泥除け板22に連結されている。
以上のようにして枠状のフレームが構成されており、この枠状のフレームに各部が支持されて、直播装置5の全体が構成されている。
これによって、バネ35の付勢力により機体と平行な状態に戻されようとする状態で、直播装置5が田面Gに沿うようにローリング軸15の前後軸芯P1周りに自由にローリングする。
次に、直播装置5に支持されるフロート24,25,26及び昇降制御について説明する。
図1,2,4,5に示すように、中央のフロート24、外側の右及び左のフロート25,26の5個のフロート24,25,26が備えられており、4個のフロート25,26は同じものに構成されている。
図1,5,10に示すように、田面Gに排水用の溝を形成する溝切り器40が、フロート25の後部の下面に取り付けられている。
以上の構成において、フロート24,25,26が本発明の「複数のフロート」に相当し、フロート26が本発明の「少数のフロート」に相当する。
次に、ホッパー36,37及び繰り出し部38,39の支持構造について説明する。
図2,4,5,10,11に示すように、6個の繰り出し部38が左右方向に所定間隔を置いて並べて横フレーム12に連結されている。図2,4,5,9に示すように、2個の繰り出し部39が右の横フレーム17に左右方向に所定間隔を置いて並べて連結され、2個の繰り出し部39が左の横フレーム17に左右方向に所定間隔を置いて並べて連結されている。
この場合、6個の繰り出し部38の上部に亘って、横長の単一のホッパー36を連結するように構成してもよい。
この場合、田面Gに溝を形成する作溝器(図示せず)をフロート24,25,26に連結して、繰り出し部38,39から繰り出された種籾が、作溝器によって田面Gに形成された溝に供給されるように構成してもよい。
次に、施肥装置49について説明する。
図1及び図2に示すように、運転座席64の後側において、5個の繰り出し部50,51(中央の3個の繰り出し部50、右及び左端部の2個の繰り出し部51)が、左右方向に所定間隔を置いて並べて配置されて、5個の繰り出し部50,51の上部に亘って、粉粒状の肥料を貯留する1個のホッパー52が連結されており、左端部にブロア53が備えられて、施肥装置49が構成されている。
これにより、ホッパー52の肥料が繰り出し部50,51により連続的に繰り出され、ブロア53の送風によりホース58,59及びパイプ60,61を通って作溝器56,57に供給されるのであり、作溝器56,57によって田面Gに形成された溝に一列状に供給される(条播状態)。
次に、直播装置5において繰り出し部38,39への伝動構造について説明する。
図1,4,6,11に示すように、横フレーム6の中央部の後部に支持部材65が連結され、支持部材65の上部にボス部66が前後向きに連結されて、ボス部66の後端部にギヤケース67が連結されている。図1,4,7,11に示すように、ボス部66に入力軸68が回転自在に支持されており、機体の前部に備えられたエンジン70の動力が、施肥装置49の繰り出し部50,51に伝達され、伝動軸69を介して入力軸68に伝達されている。
伝動軸74が伝動軸73に連結されている状態において、伝動軸73の動力が伝動軸74の出力ギヤ74aから繰り出し部39の入力ギヤ39aに伝達されて、繰り出し部39(繰り出し回転体99)が駆動される。
次に、繰り出し部38,39の作動及び停止構造について説明する。
図5,7,15に示すように、2個の繰り出し部38に対して1本の操作軸76が備えられて、操作軸76が伝動軸73と平行な方向にスライド自在に横フレーム9に支持されており、操作軸76の右及び左端部の係合部76aが、2個のクラッチ部材78に係合している。
操作レバー82を下方に操作してワイヤ84を操作軸76側に戻し操作することによって、伝動軸73のバネ73aによりクラッチ部材78を出力ギヤ77に咬合させて、2個の繰り出し部38を作動させる(伝動状態)。
操作レバー83を下方に操作してワイヤ84を操作軸76側に戻し操作することによって、伝動軸73のバネ73bによりクラッチ部材79をピン部材80に咬合させて、2個の繰り出し部39を作動させる(伝動状態)。
次に、前項[7]に記載のように、クラッチ部材78をスライド操作して繰り出し部38を作動及び停止させた場合において、繰り出し回転体98の凹部98a〜98dの状態について説明する。
図15及び図26(a)に示すように、出力ギヤ77の側面に2個の凸部77a,77bが等ピッチ(180°の間隔)で備えられており、凸部77a,77bの先端部が先細りのテーパー状に形成されている。
この状態において、全ての繰り出し部38から同じタイミングで種籾が繰り出され、6条(田面G)に供給された種籾が左右方向に一列状に並んだ状態となる。
図26(a)に示すように、クラッチ部材78の凸部78aが出力ギヤ77の凸部77aに当たり、クラッチ部材78の凸部78bが出力ギヤ77の凸部77bに当たる第1状態と、
図26(b)に示すように、クラッチ部材78の凸部78bが出力ギヤ77の凸部77aに当たり、クラッチ部材78の凸部78aが出力ギヤ77の凸部77bに当たる第2状態と、
の2状態となる。
クラッチ部材78と出力ギヤ77との咬合状態が、図26(b)に示す第2状態となれば、繰り出し回転体98の凹部98a〜98dの位相が、他の繰り出し回転体98の凹部98a〜98dの位相と異なるものになる。
以上の構成により、出力ギヤ77の凸部77a,77bが本発明の「被咬合部」に相当し、クラッチ部材78の凸部78a,78bが本発明の「咬合部」に相当する。
次に、繰り出し部38,39の繰り出し量の調節構造について説明する。
図7に示すように、繰り出し部38,39の右側面に調節ギヤ38b,39bが備えられており、繰り出し部38,39調節ギヤ38b,39bにより、図26(a)及び図27(a)に示す繰り出し回転体98,99の凹部98a〜98d,99a〜99dの容積を変更することにより、繰り出し部38,39の繰り出し量を調節する。
図5,7,9に示すように、繰り出し部39に亘って1本の操作軸88が回転自在及び軸芯方向にスライド自在に架設されており、繰り出し部39の2個の調節ギヤ39bに対応するように、2個の調節ギヤ88aが操作軸88に連結されている。
図7及び図15に示す状態において、操作軸87,88の調節ギヤ87a,88aは、繰り出し部38,39の調節ギヤ38b,39bに咬合していない。
次に、右及び左端部の少数の繰り出し部39を、少数の繰り出し部39と中央側の繰り出し部38とが左右方向に並べて配置された作業姿勢、及び、少数の繰り出し部39が中央側の繰り出し部38から分離して機体の左右中央側に位置した非作業姿勢に操作する構造について説明する。
この作業姿勢において、伝動軸73のバネ73bによりクラッチ部材79とピン部材80とが咬合しており(後述の[11]参照)、操作軸87,88のバネ87b,88bの付勢力により、連結部材89とピン部材90とが咬合している(前項[9]参照)。図14(b)に示すように、連結部材93をブラケット94の切欠き部94aに入り込ませ、連結部材93のハンドル部93aを下向きに操作しておくことにより、連結部材93によりユニットを作業姿勢に固定することができる。
次に図3,8,14(b)に示すように、連結部材93を横軸芯P8周りに回転操作して、連結部材93のハンドル部93aを上向きに位置させた後、ユニットを縦軸芯P7周りに後方に操作する。
横フレーム16,17が横フレーム9,12の後側に平行な姿勢になるまでユニットを後方に操作することができるのであり、この状態がユニットの非作業姿勢である。この非作業姿勢において図8に示すように、クラッチ部材79とピン部材80とが離間し(後述の[11]参照)、連結部材89とピン部材90とが離間する(前項[9]参照)。
前述のようにユニットを非作業姿勢に操作した場合、ガード部材20を前項[2]に記載のように下向き姿勢に設定する。
次に、前項[7]に記載のように、操作アーム85によりクラッチ部材79をスライド操作して繰り出し部39を作動及び停止させた場合、及び前項[10]に記載のように、ユニットを作業姿勢及び非作業姿勢に操作した場合において、繰り出し回転体99の凹部99a〜99dの状態について説明する。
図27(a)に示す状態において、前項[10]に記載のように、ユニットを非作業姿勢に操作して、クラッチ部材79をピン部材80から離間させ、伝動軸74への動力を遮断して、繰り出し回転体99を停止させた後、ユニットを作業姿勢に操作して、再びクラッチ部材79をピン部材80に咬合させたとする。
図27(a)に示すように、クラッチ部材79の凸部79aがピン部材80の一方の端部80aに当たり、クラッチ部材79の凸部79bがピン部材80の他方の端部80bに当たる第1状態と、
図27(b)に示すように、クラッチ部材79の凸部79aがピン部材80の他方の端部80bに当たり、クラッチ部材79の凸部79bがピン部材80の一方の端部80aに当たる第2状態と、
の2状態となる。
クラッチ部材79とピン部材80との咬合状態が、図27(b)に示す第2状態となれば、繰り出し回転体99の凹部98a〜98dの位相が、繰り出し回転体98の凹部98a〜98dの位相と異なるものになる。
以上の構成により、ピン部材80が本発明の「被咬合部」に相当し、クラッチ部材79の凸部79a,79bが本発明の「咬合部」に相当する。
前述の[発明を実施するための形態]の繰り出し部38,39において、図28に示すように、出力ギヤ77の側面に1個の凸部77aを備え(伝動軸74に半径方向の一方に延出されるピン部材80を備え)、クラッチ部材78,79に、1個の凸部78a,79aを備えるように構成してもよい。
この場合、ピン部材80に代えて、クラッチ部材78,79の凸部78a,79aと同様な凸部を伝動軸74に備えるように構成してもよい。
繰り出し回転体の凹部の個数が8個であれば、咬合部と被咬合部との組み合わせの数を1個、又は繰り出し回転体の凹部の個数と同じ個数の8個、又は繰り出し回転体の凹部の個数の約数と同じ個数(2個又は4個)に設定すればよい。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]において、薬剤散布装置46を備えてもよい。
図30,31,33に示すように、横フレーム12の右及び左側部に、アーチ状の右及び左の支持フレーム45が連結されて後方上方に延出されており、右及び左の支持フレーム45に、右及び左の薬剤散布装置46が支持されている。薬剤散布装置46は、粉粒状の除草剤等の薬剤を貯留するホッパー47と、ホッパー47から繰り出された薬剤を田面Gに散布する散布部48とを備えて構成されており、右(左)の5条(田面G)に薬剤を散布する。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]において、横フレーム16,17及び上下フレーム18,19により構成されたユニット(ホッパー37及び繰り出し部39、案内部材44、伝動軸74、操作軸88、フロート26、作溝器57、ホース59及びパイプ61)を、後方に揺動操作して非作業姿勢に操作するのではなく、ユニットを前方や上方に操作して非作業姿勢に操作するように構成してもよい。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の1別形態]〜[発明の実施の第3別形態]において、直播装置5をリンク機構3に支持させるのではなく、機体の後部(図1の施肥装置49の位置)に支持した場合、フロート24,25,26はリンク機構3に支持されることになる。
この場合、フロート24,25,26を備えない直播装置5において、右及び左のユニット、又は右のユニット、又は左のユニットを非作業姿勢に操作するように構成すればよい。
36,37 ホッパー
38,39 繰り出し部
73 上手側伝動体
74,77 下手側伝動体
77a,77b,80 被咬合部
78a,78b,79a,79b 咬合部
85 少数条クラッチ操作部
98,99 繰り出し回転体
98a,98b,98c,98d 凹部
99a,99b,99c,99d 凹部
G 田面
Claims (4)
- 粉粒体を貯留するホッパーを備え、
複数の繰り出し部を左右方向に並べて配置し、
前記複数の繰り出し部のうち、右又は左端部の少数の前記繰り出し部を、前記少数の繰り出し部と中央側の前記繰り出し部とが左右方向に並べて配置された作業姿勢、及び、前記少数の繰り出し部が前記中央側の繰り出し部から分離して機体の左右中央側に位置した非作業姿勢に操作自在に構成して、
複数の凹部を外周面に等ピッチで形成した繰り出し回転体を前記繰り出し部に備えて、前記繰り出し回転体の回転に伴って粉粒体が、前記ホッパーから前記凹部に収容され、前記凹部から繰り出されて田面に供給されるように構成し、
動力が伝達される上手側伝動体と、前記中央側の繰り出し部の前記繰り出し回転体に動力を伝達する下手側伝動体と、前記少数の繰り出し部の前記繰り出し回転体に動力を伝達する下手側伝動体とを備え、
前記上手側又は下手側伝動体の一方に咬合部を備え、前記上手側又は下手側伝動体の他方に被咬合部を備えて、
前記咬合部と前記被咬合部とを咬合させることにより、前記繰り出し回転体が回転駆動され、前記咬合部と前記被咬合部とを離間させることにより、前記繰り出し回転体が停止するように構成し、
前記咬合部と前記被咬合部との組み合わせの数を、1個、又は前記凹部の個数と同じ個数、又は前記凹部の個数の約数と同じ個数に設定し、
且つ、前記上手側及び下手側伝動体における前記咬合部及び前記被咬合部の咬合状態での位相と、前記繰り出し回転体における前記凹部の位相とを合致させており、
前記中央側の繰り出し部の前記咬合部又は前記被咬合部の一方を前記咬合部又は前記被咬合部の他方から離間操作する少数条クラッチ操作部を備え、
前記作業姿勢において前記少数の繰り出し部の前記咬合部又は前記被咬合部の一方を前記咬合部又は前記被咬合部の他方から離間操作する少数条クラッチ操作部を備えている水田作業機。 - 前記複数の繰り出し部のうち、右及び左端部の両方の前記少数の繰り出し部を、前記作業姿勢及び前記非作業姿勢に操作自在に構成している請求項1に記載の水田作業機。
- 前記複数の繰り出し部を機体の後部に備え、前記複数の繰り出し部の下方に複数のフロートを左右方向に並べて配置して、
前記少数の繰り出し部及び前記少数の繰り出し部の下方に位置する少数のフロートを、一体で前記作業姿勢及び前記非作業姿勢に操作自在に構成している請求項1又は2に記載の水田作業機。 - 前記中央側の繰り出し部の少数条クラッチ操作部を前記中央側の繰り出し部に備え、
前記少数の繰り出し部の前記少数条クラッチ操作部を前記中央側の繰り出し部に備えている請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の水田作業機。
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