JP3516867B2 - 粉粒体繰出し装置 - Google Patents

粉粒体繰出し装置

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JP3516867B2
JP3516867B2 JP20636298A JP20636298A JP3516867B2 JP 3516867 B2 JP3516867 B2 JP 3516867B2 JP 20636298 A JP20636298 A JP 20636298A JP 20636298 A JP20636298 A JP 20636298A JP 3516867 B2 JP3516867 B2 JP 3516867B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機の施肥装置
として好適な粉粒体繰出し装置に係り、詳しくは田植機
等の走行機体に搭載するに適したホッパーの配置構造、
粉粒体供給ホースの配策構造、或いは6条用と5条用と
の共通化に適したホッパー構造等の合理化を図る技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、施肥装置として田植機に用いら
れる粉粒体繰出し装置としては、実開昭59‐618号
公報や、特開平6‐141643号公報に示されたもの
が知られている。前者の公報のものは、運転座席の後側
の機体上に大きな主肥料タンクを配置し、この主肥料タ
ンクから、各条毎に装備された繰出し機構の上部に備え
た各条毎の補助タンクに対して肥料を分配供給するもの
であり、言わば集約タンク構造である。後者の公報のも
のは、各条毎に備えた繰出し機構の上方に1条分のホッ
パーを配備したものであり、言わば各条タンク構造であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】集約タンク構造では、
大きな肥料タンクが1個で済み、部品点数を少なくでき
るとともに、繰出し機構部分は比較的軽く構成できて植
付部の過重を抑制できる等の点は良いが、大きなタンク
を運転座席の後部に配置することで機体の全長が長くな
り易いとか、1個の管路から複数の管路に粉粒体を分岐
する部分で、流れに偏りが生じるとか詰まり易いといっ
た懸念があった。
【0004】又、各条タンク構造では、肥料タンクが小
型のもので済み、機体全長を長くする要因にはなり難い
とともに、植付け条数が異なっても肥料タンクや繰出し
機構を同じもので構成でき、3条植えや5条植えにも対
応できる便利さがあるが、各条毎に繰出し機構及びホッ
パーの組付けが必要となる面倒さがある。故に、各条毎
に構成する必要の無い4条植えや6条植えといった販売
台数の多い偶数条用の主力機種では無視できない問題で
あり、改善の余地があった。
【0005】本発明は、ホッパーや繰出し機構の配置レ
イアウトの一層の合理化、或いは偶数条植え用と奇数条
植え用とを共通使用できるようにしながらコンパクト化
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕 第1発明は、粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパ
ーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始端
部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部
を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、
1条分のホッパーと1条分の繰出し機構とを備えた1条
用繰出し部の2組と、1条分のホッパーの約2倍の前後
長を有して断面積が大きく構成された2条分のホッパー
と2条分の繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2組
との計4組を、2組の1条用繰出し部を左右に相隣る状
態で並設するとともにその2組の1条用繰出し部を左右
より挟み込むように左右外側夫々に2条用繰出し部を配
置した状態で運転座席の後側における機体に搭載し、前
記1条分のホッパーと前記2条分のホッパーとの後端を
機体前後方向で一致させた状態で左右の2条分のホッパ
ーの前端を1条分のホッパーの前端より前方に位置させ
てあることを特徴とする。
【0007】第2発明は、粉粒体を貯留するホッパー
と、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送
経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを
備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し
装置であって、1条分のホッパーと1条分の繰出し機構
とを備えた1条用繰出し部の2組と、1条分のホッパー
の約2倍の前後長を有して断面積が大きく構成された
条分のホッパーと2条分の繰出し機構とを備えた2条用
繰出し部の2組との計4組を、2組の1条用繰出し部を
右に相隣る状態で並設するとともにその2組の1条用
繰出し部を左右より挟み込むように左右外側夫々に2条
用繰出し部を配置し前記1条分のホッパーと前記2条
分のホッパーとの後端を機体前後方向で一致させた状態
で左右の2条分のホッパーの前端を1条分のホッパーの
前端より前方に位置させ、2組の前記1条用繰出し部の
うちのいずれか一方のホッパー内に、該ホッパーにおけ
る繰出し機構への粉粒体排出口に粉粒体が及ぶのを阻止
するカバーを備えてあることを特徴とする。
【0008】第3発明は、第2発明において、カバー
を、その左右端に行くに従って高さが低くなる山形に形
成してあることを特徴とする。
【0009】
【0010】第発明は、粉粒体を貯留するホッパー
と、このホッパーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送
経路の経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを
備えた繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し
装置であって、1条分のホッパーと1条分の繰出し機構
とを備えた1条用繰出し部の2組と、1条分のホッパー
の約2倍の前後長を有して断面積が大きく構成された
条分のホッパーと2条分の繰出し機構とを備えた2条用
繰出し部の2組との計4組を、2組の1条用繰出し部を
左右に相隣る状態で並設するとともにその2組の1条用
繰出し部を左右より挟み込むように左右外側夫々に2条
用繰出し部を配置し前記1条分のホッパーと前記2条
分のホッパーとの後端を機体前後方向で一致させた状態
で左右の2条分のホッパーの前端を1条分のホッパーの
前端より前方に位置させ、前記2条分のホッパーを運転
座席の横側方にまで張出して配置するとともに、前記一
条分のホッパーを運転座席の後側に配置して、機体に搭
載してあることを特徴とする。
【0011】第発明は、1条用繰出し部のホッパー前
側の縦面を、ほぼ垂直に立ち上がる面に形成してあるこ
とを特徴とする。
【0012】第発明は、前記複数の繰出し部のうち左
右端部に位置する前記2条用繰出し部の各ホッパーに、
それら各ホッパー内の粉粒体の残量を検出する残量検出
センサを設けてあることを特徴とする。
【0013】
【0014】
【0015】〔作用〕 請求項1の構成によれば、2条一体型の2条用繰出し部
を左右の端夫々に配置し、それらの間に並設配備された
1条用繰出し部を2組挟んだ状態に並設して4組の繰出
し部で成る6条用の粉粒体繰出し装置を、運転座席後側
の機体に搭載したものであるから、(イ)各条毎に繰出
し部を備えたものに比べて、ホッパーや繰出し機構が集
約化された分コンパクト化が図れ、運転座席後における
機体上の狭いスペースに無理なく配置することができ
る。
【0016】(ロ)運転座席の真後に配置される1条用
繰出し部に比べて、2条用繰出し部は外部からの手指操
作がし易い左又は右端の位置にあり、大型化、かつ、複
雑化する2条用繰出し部でありながら組付けやメンテナ
ンスが行い易い。
【0017】請求項2の構成によれば、(ハ)2条一体
型の2条用繰出し部を左右の端夫々に配置し、それらの
間に並設配備された1条用繰出し部を2組挟んだ状態に
並設して4組の繰出し部で粉粒体繰出し装置を構成した
ので、各条毎に繰出し部を備えたものに比べて、ホッパ
ーや繰出し機構が集約化された分コンパクト化が図れる
とともに、2条用繰出し部は外部からの手指操作がし易
い左又は右端の位置にあり、大型化、かつ、複雑化する
2条用繰出し部でありながら組付けやメンテナンスが行
い易い。
【0018】(ニ)加えて、いずれかの1条用繰出し部
のホッパー内にカバーを装備して、ホッパーにおける繰
出し機構への粉粒体排出口に粉粒体が及ぶのを阻止する
ようにしてあるから、その1条用繰出し部が機能しない
ことで5条用の粉粒体繰出し装置が構成されたことにな
る。つまり、カバーの有り無しで6条用と5条用のもの
との仕様変更ができるようになるとともに、左右端のも
ののホッパーを使わない場合に比べて、左右の重量バラ
ンスの偏りに与える影響が少なくなる点も好ましいもの
になる。
【0019】請求項3の構成によれば、前記(ハ),
(ニ)の作用を備えるとともに、次の作用もある。1条
用繰出し部のホッパーに装備されるカバーを、その左右
端に行くに従って高さが低くなる山形に形成してあるか
ら、左右で隣合うホッパー内部とカバー上方部位で連通
するようにしておけば、カバーの装着されたホッパーに
粉粒体を投入しても、カバー上面に沿って隣のホッパー
に流れ込むようになり、再度入れ直すとかホッパーから
粉粒体を取出す無駄な作業を行わなくても良いようにな
る。
【0020】
【0021】請求項の構成によれば、2組の1条用繰
出し部の左右夫々に2条用繰出し部を配置した状態の粉
粒体繰出し装置を、運転座席の後側における機体に搭載
したので、前述した(イ),(ロ)の作用に加えて次の
ような作用を生じる。すなわち、2条用繰出し部のホッ
パーを、運転座席の横側方に回り込む前方突出部分を備
えた形状に形成してあるから、中央2組のホッパーと同
等の前後幅としながら2条用の容量を確保する手段に比
べて、機体の左右に張出して全幅増大を招くとか、ホッ
パー高さが高くなって重心が高くなるといった不利、及
び運転座席後方スペースの前後長さ拡大を伴う不利無
く、1条用の倍の容量を持つ2条用のホッパーを装備す
ることができる。
【0022】請求項の構成によれば、運転座席の直後
に配置される1条用繰出し部のホッパー前側の縦面を、
ほぼ垂直に立ち上がる面に形成してあるので、前後に狭
いスペースに運転座席に張出す不都合がないようにしな
がらもホッパー容量を大きくすることができる。そし
て、前述した(イ),(ロ)の作用も発揮することがで
きる。
【0023】請求項の構成によれば、左端及び右端に
位置する各ホッパーに残量検出センサを設けてあるの
で、これら以外のホッパーには残量検出センサを装備し
なくても良いようになる。すなわち、施肥等の粉粒体供
給は各条で均一に行われるので、多少の誤差があっても
ほぼ同状態で粉粒体が減るものであるとともに、端数条
植えに伴う施肥作業でも、必ず左右端の何方かは使用さ
れるので、左右端の繰出し部の粉粒体が必ず最も早く粉
粒体が減少すると見て差し支えない。従って、各ホッパ
ー毎にセンサが必要ではなく、左右端のホッパーに計2
個の残量検出センサを設けるだけで事足りるのである。
【0024】
【0025】
【0026】 〔効果〕 請求項1に記載の粉粒体繰出し装置では、(ホ)2条用
繰出し部の間に2組の1条用繰出し部を配置する4組の
並列配置により、ホッパーや繰出し機構が集約化されて
コンパクト化が図れ、運転座席後における機体上の狭い
スペースに無理なく配置できるとともに、繰出し部のメ
ンテナンス等の取扱も行い易い合理的なものになった。
【0027】請求項2に記載の粉粒体繰出し装置では、
(ヘ)カバーの有り無しという簡単な手段で、しかも左
右の重量バランスに影響の出にくい状態で6条用と5条
用のものとの仕様変更ができ、かつ、繰出し部のメンテ
ナンス等の取扱が行い易いものとして提供できた。
【0028】請求項3に記載の粉粒体繰出し装置では、
前記効果(ヘ)に加えて、間違ってカバーの装着された
ホッパーに粉粒体を投入しても、隣のホッパーに流れる
ようにすることが可能であり、入れ間違いに基づく無駄
な作業を行わなくても良い利点がある。
【0029】
【0030】請求項に記載の粉粒体繰出し装置では、
前記効果(ホ)を有しながら、全幅や全長の増大とか重
心が高くなるといった不利無く、2種の条数用の繰出し
部の4組で成るものをコンパクトに構成して配備するこ
とができた。
【0031】請求項に記載の粉粒体繰出し装置では、
運転座席直後の前後に狭いスペースに十分な容量の1条
用ホッパーを配備できるようにしながら、前記効果
(ホ)も奏することができた。
【0032】請求項に記載の粉粒体繰出し装置では、
左右端のホッパーのみに残量検出センサを設ける経済的
な手段としながら、どのホッパーでも粉粒体が空になら
ないように管理できる利点がある。
【0033】
【0034】
【0035】
【発明の実施の形態】図1に示すように、操向操作自在
な左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2を備えた機体
の前部に、エンジン3及びミッションケース4を備え
て、機体の中央部に運転部5を形成し、機体の後部にリ
ンク機構6を昇降操作自在に連結して、リンク機構6に
苗植付装置7を装着して乗用型田植機を構成してある。
苗植付装置7は6条植えに構成されており、3個の植付
伝動ケース8、植付伝動ケース8の左右両側に回転駆動
自在に支持される回転ケース9、回転ケース9の両端に
配備される一対の植付爪10、3個の接地フロート11
及び苗載台12等によって構成してある。
【0036】次に施肥装置Aの構成について説明する。
図1,2,3に示すように、機体の後部においてリンク
機構6が連結されるフレーム13の上部に、機体左右方
向に沿って支持フレーム14が固定されて、4個の肥料
繰出し機構25が支持フレーム14に連結されている。
透明樹脂製の4個の肥料ホッパー17,21,21,1
7が、4個の肥料繰出し機構25の上部に亘って取付け
られて、図2及び図4に示すように、4個の肥料ホッパ
ー17,21,21,17が互いに連結されており、4
個の肥料ホッパー17,21,21,17に亘る1個の
蓋部17a(透明樹脂製)が、後側の横軸芯P3周りに
開閉自在に備えられている。これにより、図1及び図3
に示すように、肥料繰出し機構25と肥料ホッパー17
又は21とで成る繰出し部Kの4個が、運転部5の運転
座席23の後側に左右に並べて配置されている。
【0037】図1に示すように植付爪10によって植え
付けられた苗の横側部に、溝を形成しながら肥料を田面
に送り込んでいく作溝器18が備えられ、6個の作溝器
18が接地フロート11に各々2個ずつ取付けられてい
る。各作溝器18は、植付機構である植付爪10による
植付け対象箇所の近傍に配置されている。図1,2,
3,5,6に示すように、1個の肥料繰出し機構25と
2個の作溝器18とが、2個の漏斗部26及び2本の施
肥ホース(搬送ホースの一例)19で接続されている。
【0038】図5及び図6に示すように、繰出し機構2
5は、外周に粉粒体入込み用の凹部24aが周方向に沿
って多数形成された繰出しロールRを、肥料ホッパー1
7の粉粒体排出口の下方で、かつ、漏斗部(経路始端部
の一例)26の上方に回転可能に配置して構成するとと
もに、繰出しロールRを、これに一体形成された従動ギ
ヤ15aと、動力が入力される駆動軸32の駆動ギヤ3
0との咬合によって駆動回転するように構成してある。
【0039】繰出しロールRは、一端に従動ギヤ15a
が形成された中空状の回転軸15に、3種類の幅と2種
類の深さを備えた計6個の部分ロールr1〜r3を一体
回転状に外嵌して構成されており、左右端の第1部分ロ
ールr1,r1と、左右端から2番目の第2部分ロール
r2,r2と、中央の第3部分ロールr3,r3との順
で凹部24aの左右幅が広くなるように設定してある。
又、各部分ロールr1〜r3の夫々の片側にのみ形成さ
れた6箇所の仕切り壁24bと仕切りリング50とによ
って各凹部24aは軸方向に仕切られている。尚、51
は、各部分ロールr1〜r3にすり切り作用するブラシ
である。
【0040】図2,3,5,6に示すように、3個の肥
料繰出し機構25を囲繞するロールケース16のボス部
16aに亘り、断面六角状の1本の駆動軸32が回転自
在に支持されており、この駆動軸32に前述した駆動ギ
ヤ30を相対回転自在に外嵌してある。シフト部材31
が駆動軸32に一体回転及びスライド自在に外嵌され
て、シフト部材31をギヤ30への咬合側に付勢するバ
ネ35を備えてある。
【0041】図1及び図2に示すように、苗植付装置7
に動力を伝達するPTO軸29がミッションケース4か
ら延出され、PTO軸29から動力を取り出す伝動ケー
ス28がPTO軸29に外嵌されており、伝動ケース2
8の両側に位相が異なる一対の駆動アーム34が備えら
れている。図1,2,3に示すように駆動軸32にワン
ウェイクラッチ33が外嵌され、駆動アーム34とワン
ウェイクラッチ33のアーム33aとが連係ロッド37
により連結されている。
【0042】そして、ワンウェイクラッチ33の直ぐ横
の位置において駆動軸32を回転自在に支持する軸受け
27を配備するとともに、その軸受け27を支持フレー
ム14に支持してある。つまり、駆動軸32におけるほ
ぼ駆動負荷を受ける部分に軸受け27を設けてあるの
で、駆動軸32の撓みなく回転駆動させるようにしてあ
る。
【0043】図1及び図2に示すように、支持フレーム
14の端部にブロア20及びブロア20を駆動するモー
タ22が支持されるとともに、ブロア20で生起された
風を各漏斗部26に供給するためのパイプ状の送風ダク
ト39を、ブロア20から支持フレーム14に沿う状態
に横臥配置して延出配備してある。図3〜図5に示すよ
うに、肥料繰出し機構25の下部に接続された2個の漏
斗部26において、漏斗部26の送風取込み口26a
を、シールゴム43を介して送風ダクト39に挿入して
ある。
【0044】送風構造をさらに詳述すると、送風ダクト
39は、2条一体型の各繰出し部K毎に備えた4個の部
分ダクト44の隣合うものどうし、及び部分ダクト44
とブロアケース20aとの夫々を、ゴム製の繋ぎホース
45を介して互いに着脱自在に連結して構成されてい
る。つまり、4個の繋ぎホース45と4個の部分ダクト
とで送風ダクト39を構成してあり、最も端の部分ダク
ト44の端部はキャップ46で閉塞してある。又、図4
に示すように、側面視においては、送風ダクト39はほ
ぼロールケース16の前端よりも後側に位置するように
設計されており、後述の排出ホース54,55を含めた
繰出し機構25部位における前後長のコンパクト化を図
ってある。
【0045】以上の構造により、PTO軸29の動力に
よって苗植付装置7の回転ケース9が回転駆動され、一
対の植付爪10により苗載台12から交互に苗が取り出
され田面に植え付けられて、苗の植付作業が行われる。
これと同時に、伝動ケース28の駆動アーム34の回転
運動による連係ロッド37の往復運動が、ワンウェイク
ラッチ33により回転運動に変換されて、駆動軸32を
介して回転軸15が間欠的に回転駆動される。
【0046】これにより、図5及び図6に示すように、
繰出しロールRの凹部24aに肥料ホッパー17から肥
料が入込み、駆動軸15の間欠的な回転により肥料が漏
斗部26に繰出される。そして、ブロア20からの高圧
の風が、部分ダクト44を介して漏斗部26に供給さ
れ、高圧の風により肥料が施肥ホース19を通って作溝
器18に迅速に供給され、作溝器18により田面に形成
された溝に肥料が送り込まれて施肥作業が行われるので
ある。
【0047】そして、2本のボルト47,47を引き抜
いて肥料ホッパー17とロールケース16とを分離する
とともに、ボルト操作で支持フレーム14とロールケー
ス16とを分離し、かつ、左右の繋ぎホース45,45
を外し操作することにより、ロールケース16と部分ダ
クト44とが一体となった状態で取外すことができる。
【0048】図3に示すように、ワンウェイクラッチ3
3のアーム33aにおいて、連係ロッド37の連結位置
を変更することができるように構成されている。このよ
うに連係ロッド37のアーム33aへの連結位置を変更
することにより、連係ロッド37の往復運動に対するア
ーム33aの揺動角度を変更し、駆動軸32及び繰出し
ロールRの回転速度を変更して、繰り出される肥料の量
を調節することができる。
【0049】図5及び図6に示すように、繰出しロール
Rの上側には、ホッパーからの肥料が繰出しロールRに
落下供給するのを許容する開き位置と、阻止する閉じ位
置とに手指による抜き差し操作で出退移動自在な3個一
組のシャッター40が装備されている。シャッター40
は、各部分ロールr1〜r3に対応した幅の第1〜第3
部分シャッター40A,40B,40Cを、ロールケー
ス16に、その前方から挿入及び引抜き移動自在なスラ
イド式に構成されている。つまり、各仕切り壁24bに
対応した間仕切り板63をロールケース16に備えてあ
り、それら間仕切り板63の側面に形成された上下の横
向き突起63a,63b間に各シャッター40を通して
ある。
【0050】これにより、例えば、第1及び第2部分ロ
ールr1,r2に対応して部分シャッター40A,40
Bを挿入し、かつ、第3部分シャッター40Cのみを引
抜き移動させて開放すると、第3部分ロールr3の凹部
24aにだけ肥料が入り込み、繰り出される肥料の少な
い施肥状態が得られる。そして、全てのシャッター40
A〜40Cを引抜き移動すれば、全ての部分ロールr1
〜r3の凹部24aに肥料が入り込み、繰り出される肥
料が多い施肥状態が得られるとともに、3個の部分シャ
ッター40A〜40Cを全て挿入すれば肥料供給を停止
することができる。つまり、部分シャター40A〜40
Cの任意の挿抜操作により、繰り出される肥料の量を零
を含めて4段階に調節することができる。
【0051】図9,図10に示すように、第1部分シャ
ッター40Aより第2部分シャッター40Bの幅を若干
広く、かつ、第2部分シャッター40Bに比べて第3部
分シャッター40Cを明確な広幅に設定するとともに、
ロールケース16外に突出させた手指による操作部分4
0a〜40cは、それらの仕様を異ならせてある。つま
り、第1及び第2部分シャッター40A,40Bの第1
及び第2操作部分40a,40bは単に上に折り曲げた
だけの形状であるに対し、第3部分シャッター40Cの
第3操作部分40cは、若干前方に平行延出してから下
方に折り返したループ形状としてあり、頻繁に抜き差し
操作する第3操作部分40cを、その他のものより手指
操作し易いようにしてある。
【0052】図5,図9に示すように、各繰出し部Kに
は、引き出された第1〜第3操作部40a〜40cに他
物が及ぶのを規制するプロテクター52を設けてある。
つまり、平面視で後向き開放コ字状に形成されたプロテ
クター52を支持フレーム14にボルト止めしてあり、
引き出された部分シャッター40A等に誤って手指や他
物が接触して、開き状態になる筈のものが半閉まりや閉
じ状態になってしまうことを防止するためのものであ
る。
【0053】図5,図11に示すように、繰出しロール
Rの上方で前側の位置におけるロールケース16に、ホ
ッパー17,21に残った複数条用の肥料を排出するた
めの2条分一体型の排出口53を設けてある。各排出口
53には排出ホース54,55が接続されており、左右
端の2条分の排出ホース54と中央の1条分の排出ホー
ス55とは集約管部56を介して1本のゴム製蛇腹ダク
ト57に接続される。計2本の蛇腹ダクト57,57
は、機体下方において上方に折り曲げられてその先端部
をフック58に係合させて収納してあり、必要に応じて
取り出す。
【0054】図4,図5に示すように、ロールケース1
6は、繰出しロールRの回転軸心を含む略平面において
上下に分割できるように構成されている。すなわち、漏
斗部26を備えた下ケース16Aと、支持フレーム14
に支持される上ケース16Bとを後部に備えた開閉支点
Qで揺動開閉自在に連結するとももに、下ケース16A
に枢支された係合アーム61と、上ケース16Bに形成
された係合突起(図示せず)とを係合可能としてある。
つまり、上下のケース16B,16Aを閉じて係合アー
ム61を係合突起(図示せず)に係合すればロールケー
ス16としての閉じ状態になり、係合アーム61を係合
突起(図示せず)から外せば、繰出しロールRが露出さ
れてその部分のメンテナンスに便利な開き状態が現出さ
れる。
【0055】図4に示すように、4本の排出ホース5
4,55は、いずれも後輪用フェンダ59の後端部に形
成された通し孔60を通して下方に配策してあり、排出
ホースを無理なく取り回して円滑に滑落移動させての肥
料排出が行えるようにしてある。又、フェンダ形成後に
必要に応じて通し孔60が簡単に形成できるように、金
型等によるフェンダ形成時に予め円弧状の切欠き溝を形
成してある。
【0056】一つの植付伝動ケース8(一対の回転ケー
ス9)に対して動力を伝動及び伝動遮断操作自在な各条
クラッチ(図示せず)、各条クラッチを伝動及び伝動遮
断操作する各条クラッチレバー(図示せず)が備えられ
ている。図6に示すように、肥料繰出し部Kの固定部の
軸芯P1周りに、L字状の操作アーム36が揺動自在に
支持されて、操作アーム36の端部がシフト部材31に
係合しており、各条クラッチレバーと操作アーム36と
がワイヤ38により接続されている。
【0057】これにより、例えば右側の植付伝動ケース
8の各条クラッチレバーを伝動遮断側に操作して、右側
の植付伝動ケース8の各条クラッチを伝動遮断操作する
と、右側の植付伝動ケース8の一対の回転ケース9が停
止して、右側の2つの植付条の植え付けが行われず、右
側の2つの植付条に対応する肥料繰出し部Kの駆動軸1
5が停止して、右側の2つの植付条への肥料の供給が停
止する。
【0058】図5及び図3に示すように、漏斗部26に
切換板41が横軸芯P2周りに揺動操作自在に支持され
ており、切換板41の下側から排出ホース54が下方に
延出されている。通常の苗の植付作業時には、切換板4
1は図5の実線で示す閉姿勢に操作されており、肥料ホ
ッパー17からの肥料は漏斗部26に繰り出される。通
常の苗の植付作業を終了した場合等において、ブロア2
0及び苗植付装置7(PTO軸29)を停止させた状態
で、切換板41を開姿勢に操作すると、肥料ホッパー1
7に残った肥料が排出ホース54に入って排出される。
【0059】尚、図5に示すように、繰出しロールRの
後側における漏斗部26の上部に形成された入力口48
は、図示しない施薬装置から繰り出された薬剤を肥料に
混ぜて作溝器18から地中供給するためのものであり、
施薬装置を搭載しない場合には図示のようにキャップ4
9で閉塞しておく。
【0060】ところで、繰出し部Kは2箇所の漏斗部2
6,26とその幅に見合う2組分のロールケース16を
備えた2条一体型、すなわち2条用繰出し部K2 が基本
であるが、左右中央の2個の繰出し部Kは、6条用に合
わせて一方の漏斗部26が機能しないようにしてある。
【0061】すなわち、図7に示すように、3個1組の
部分ロールr1〜r3のワンセットを省き、かつ、左右
中央の2個の肥料ホッパー21,21では、部分ロール
r1〜r3のワンセット分の供給口幅となるように傾斜
底面21aを追加形成してあり、これを1条用繰出し部
K1 と呼ぶものとする。従って、1条用繰出し部K1 で
は施肥ホース19も1本のみ装着されるとともに、中央
2個の肥料ホッパー21はその容量が左右端のホッパー
17の半分に設定されており、計4組の繰出し部K2,K
1,K1,K2 で6条用の施肥装置Aを構成している。
【0062】つまり、図8に示すように、2条用繰出し
部K2 のホッパー17を、運転座席の横側方に回り込む
前方突出部分を備えた形状、すなわち、前後幅が左右中
央のホッパー21のものの約2倍のものに形成してあ
る。そして、運転座席23の直後に位置する並設状態の
2組の1条用繰出し部K1 では、図4、図12に示すよ
うに、そのホッパー21前側の縦面21aをほぼ垂直に
立ち上がる面に形成してある。又、各ホッパー17,2
1は、側面視で下窄まり状に形成されるとともに、左右
端の2条用ホッパー17,17下方の近傍には、肥料を
補給作業時に便利な補助ステップ75を配置してある。
【0063】図3に示すように、左右端の2条用ホッパ
ー17,17の夫々には、ホッパー内の肥料の残量を検
出する残量検出センサ62を設けてある。いずれかの残
量検出センサ62が検出作動すれば運転部5に備えたブ
ザーやランプ等による警報装置64が作動するように構
成してあり、ホッパー内に肥料を補給した方が良い旨を
運転者に与えるようにしてある。
【0064】図12,図13に示すように、運転座席2
3は、その背凭れ23Aが前方に折り畳み移動自在に枢
支してあるとともに、背凭れ23Aの背面には、肥料袋
hを載せるに適する凹入面23aが形成されている。
又、背凭れ23Aが折り畳まれた状態では、ホッパー1
7,21よりも背もたれ23Aが低くなるように設定し
てあり、ホッパー17,21への肥料補給時に、肥料袋
hを一旦凹入面23aに置く作業が行い易いようにして
ある。
【0065】〔別実施形態〕 図14に示すように、1条分のホッパー21と1条分の
繰出し機構25とを備えた1条用繰出し部K1 の1組
と、2条分のホッパー17と2条分の繰出し機構25と
を備えた2条用繰出し部K2 の2組との計3組を備えて
5条用の繰出し装置を構成しても良い。但し、ホッパー
の蓋17aを6条用と共通使用する都合上、1条用ホッ
パー21は2個備えてある。つまり、2個の1条用ホッ
パー21,21の左右夫々に2条用ホッパー17,17
を配置し、左右いずれか一方の1条用ホッパー21に、
ホッパー内部を上下に遮断する蓋カバー(繰出し機構へ
の粉粒体排出口に粉粒体が及ぶのを阻止するカバーの一
例)65を備えてある。
【0066】図14,図15に示すように、蓋カバー6
5は、その左右端に行く程高さが低くなる山形に形成さ
れるとともに、該1条用ホッパー21の右隣の2条用ホ
ッパー17と左側の1条用ホッパー21との仕切り壁部
分を、カバー65より上の部分に切欠き部kを形成して
連通させてあり、この蓋カバー65付きのホッパー21
に肥料が投入されると、切欠き部kを通って、実際に使
用される左右隣のホッパー21,17に滑落して供給さ
れるようにしてある。又、蓋カバー65の装着されたホ
ッパー21には、繰出し機構25や施肥ホースが省略さ
れており、ダミーのホッパーとして言わばスペーサ的に
使用されている。
【0067】図16に示すように、5本の施肥ホース1
9は、蛇腹状等の屈折変位自在なホースに構成されると
ともに、苗縦送り機構Bにおける縦送り駆動アーム66
の近傍において左右向きの軸心X回りで回動移動可能に
苗植付装置7の固定部に枢支してある。図17に示すよ
うに、最も左側のものと左から2番目の施肥ホース1
9,19は、左右一対の縦送り駆動アーム66,66を
左右方向で挟み、かつ、近傍を通る状態で配策されてい
る。
【0068】左から1及び2番目の施肥ホース19で説
明すると、施肥ホース19を屈曲状態でクランプする左
及び右支持板67,68を回動軸69で一体的に連結す
るとともに、縦送り駆動アーム66を支承するブラケッ
ト70や植付伝動ケース8に前端部が共締めされ、か
つ、苗取り量調節用の回動パイプ72に後端を半円嵌合
して位置決めされた左右のステー73,74に回動軸6
9を軸心Xで回動自在に貫通支承してある。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の側面図
【図2】乗用型田植機の平面図
【図3】施肥装置部分の背面図
【図4】繰出し部への動力伝達構造を示す一部切欠きの
側面図
【図5】繰出し機構部分の構造を示す断面側面図
【図6】繰出し機構の駆動構造を示す断面図
【図7】1条用の繰出し部の構造を示す断面図
【図8】肥料ホッパーの平面図
【図9】繰出し機構のシャッター構造を示す平面図
【図10】部分シャッターの斜視図
【図11】施肥装置部分の正面図
【図12】1条用ホッパー、及び運転座席を示す側面図
【図13】運転座席の折り畳み状態を示す斜視図
【図14】5条用施肥装置を示す背面図
【図15】1条用ホッパーの蓋カバーを示す断面背面図
【図16】植付機構部分での施肥ホースの配策状態を示
す側面図
【図17】5条用施肥装置での施肥ホースの縦送りアー
ム迂回状態を示す背面図
【符号の説明】
10 植付機構 17 2条用ホッパー 19 粉粒体移送経路 21 1条用ホッパー 21a 縦面 23 運転座席 25 繰出し機構 26 経路始端部 62 残量検出センサ 65 カバー 66 縦送り駆動アーム 75 補助ステップ B 苗縦送り機構 K,K1,K2 繰出し部 X 軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 善清 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 坂野 倫祥 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 松村 哲也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 特開 平7−203733(JP,A) 特開 平8−37854(JP,A) 特開 平8−23737(JP,A) 特開 平9−103126(JP,A) 特開 平7−23623(JP,A) 特開 平6−121607(JP,A) 特開 平9−248021(JP,A) 特開 平9−163821(JP,A) 実開 平2−123811(JP,U) 実開 昭60−162406(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/00 302 A01C 15/00 - 23/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を貯留するホッパーと、このホッ
    パーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始
    端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し
    部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であっ
    て、 1条分のホッパーと1条分の繰出し機構とを備えた1条
    用繰出し部の2組と、1条分のホッパーの約2倍の前後
    長を有して断面積が大きく構成された2条分のホッパー
    と2条分の繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2組
    との計4組を、2組の1条用繰出し部を左右に相隣る状
    態で並設するとともにその2組の1条用繰出し部を左右
    より挟み込むように左右外側夫々に2条用繰出し部を配
    置した状態で運転座席の後側における機体に搭載し、前
    記1条分のホッパーと前記2条分のホッパーとの後端を
    機体前後方向で一致させた状態で左右の2条分のホッパ
    ーの前端を1条分のホッパーの前端より前方に位置させ
    てある粉粒体繰出し装置。
  2. 【請求項2】 粉粒体を貯留するホッパーと、このホッ
    パーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始
    端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し
    部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であっ
    て、 1条分のホッパーと1条分の繰出し機構とを備えた1条
    用繰出し部の2組と、1条分のホッパーの約2倍の前後
    長を有して断面積が大きく構成された2条分のホッパー
    と2条分の繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2組
    との計4組を、2組の1条用繰出し部を左右に相隣る状
    態で並設するとともにその2組の1条用繰出し部を左右
    より挟み込むように左右外側夫々に2条用繰出し部を配
    置し前記1条分のホッパーと前記2条分のホッパーと
    の後端を機体前後方向で一致させた状態で左右の2条分
    のホッパーの前端を1条分のホッパーの前端より前方に
    位置させ、2組の前記1条用繰出し部のうちのいずれか
    一方のホッパー内に、該ホッパーにおける繰出し機構へ
    の粉粒体排出口に粉粒体が及ぶのを阻止するカバーを備
    えてある粉粒体繰出し装置。
  3. 【請求項3】 前記カバーを、その左右端に行くに従っ
    て高さが低くなる山形に形成してある請求項2に記載の
    粉粒体繰出し装置。
  4. 【請求項4】 粉粒体を貯留するホッパーと、このホッ
    パーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の経路始
    端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し
    部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であっ
    て、 1条分のホッパーと1条分の繰出し機構とを備えた1条
    用繰出し部の2組と、1条分のホッパーの約2倍の前後
    長を有して断面積が大きく構成された2条分のホッパー
    と2条分の繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2組
    との計4組を、2組の1条用繰出し部を左右に相隣る状
    態で並設するとともにその2組の1条用繰出し部を左右
    より挟み込むように左右外側夫々に2条用繰出し部を配
    置し前記1条分のホッパーと前記2条分のホッパーと
    の後端を機体前後方向で一致させた状態で左右の2条分
    のホッパーの前端を1条分のホッパーの前端より前方に
    位置させ、前記2条分のホッパーを運転座席の横側方に
    まで張出して配置するとともに、前記一条分のホッパー
    を運転座席の後側に配置して、機体に搭載してある粉粒
    体繰出し装置。
  5. 【請求項5】 記1条用繰出し部のホッパー前側の縦
    面を、ほぼ垂直に立ち上がる面に形成してある請求項1
    記載の粉粒体繰出し装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の繰出し部のうち左右端部に位
    置する前記2条用繰出し部の各ホッパーに、それら各ホ
    ッパー内の粉粒体の残量を検出する残量検出センサを設
    けてある請求項 1 記載の粉粒体繰出し装置。
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