JP6637849B2 - 粉粒体供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、農用の粉粒体を貯留する貯留部が備えられている粉粒体供給装置に関する。
例えば、下記特許文献1に従来の粉粒体供給装置(同文献では「薬剤散布装置」)が記載されている。この粉粒体供給装置には、貯留部(同文献では「タンク」)に貯留されている粉粒体(同文献では「薬剤」)を収容可能な複数の収容凹部(同文献では「繰出し凹部」)を回転方向に沿って並べて有し、回転駆動により収容凹部に収容された粉粒体を落下させて下方に繰り出す繰出ロール(同文献では「繰出しロール」)が備えられている。
特開2011−72223号公報(図7)
しかし、上記従来の技術では、繰出ロールの回転方向において、繰出ロールに摺切部材の作用する範囲が、1つの収容凹部が位置する範囲よりも小さくなっているため、繰出ロールの回転を停止させた際等に、収容凹部のうち摺切部材でカバーされていない部分から農用の粉粒体が漏出し易く、供給量が安定し難くなっていた。
上記実情に鑑み、農用の粉粒体の供給量を安定させることができる粉粒体供給装置を提供することが望まれていた。
本発明の粉粒体供給装置は、
農用の粉粒体を貯留する貯留部と、
前記貯留部に貯留されている前記粉粒体を収容可能な複数の収容凹部を回転方向に沿って並べて有し、回転駆動により前記収容凹部に収容された前記粉粒体を落下させて下方に繰り出す繰出ロールと、
前記繰出ロールの回転駆動に伴って前記収容凹部からはみ出した前記粉粒体を摺り切る摺切部材と、が備えられ、
前記回転方向において、前記繰出ロールに前記摺切部材の作用する範囲が、1つの前記収容凹部が位置する範囲よりも大きくなっており、
前記摺切部材が、前記繰出ロールの外周面に当接する複数のスクレーパを前記回転方向に沿って並べて有し、前記複数のスクレーパの先端部が、前記繰出ロールの回転軸心側を向く状態で前記繰出ロールの外周面に当接しているものである。
本発明によれば、繰出ロールの回転方向において、繰出ロールに摺切部材の作用する範囲が、1つの収容凹部が位置する範囲よりも大きくなっているため、繰出ロールの回転を停止させた際等においても、摺切部材で収容凹部の全体がカバーされ易くなり、収容凹部から農用の粉粒体の漏出が生じ難くなり、農用の粉粒体の供給量が余分に増えることを抑制できる。
したがって、本発明であれば、農用の粉粒体の供給量を安定させることができる。
本発明において、
上手側の前記収容凹部と、前記回転方向において前記上手側の前記収容凹部に隣接する下手側の前記収容凹部とが、前記回転方向と直交する方向に並んでいると好適である。より好適には、前記上手側の前記収容凹部と、前記下手側の前記収容凹部とは、前記回転方向において少なくとも一部が重複している。
本構成によれば、繰出ロールを回転駆動する際に、下手側の収容凹部からの農用の粉粒体の供給が終わる前(または終わると同時)に、上手側の収容凹部からの農用の粉粒体の供給が開始されるので、繰出ロールからの農用の粉粒体の供給を途切れなく行うことができる。また、摺切部材により上手側の収容凹部と下手側の収容凹部との両方がカバーされるので、収容凹部からの農用の粉粒体の漏出が生じ難くなる。
本発明において、
前記収容凹部が、中央部と、前記中央部よりも前記回転方向の下手側に位置する下手部と、前記中央部よりも前記回転方向の上手側に位置する上手部と、を有し、
前記上手側の前記収容凹部の前記下手部と、前記下手側の前記収容凹部の前記上手部とが、前記回転方向と直交する方向に並んでいると好適である。
本構成によれば、繰出ロールを回転駆動する際に、下手側の収容凹部の上手部からの農用の粉粒体の供給が終わる前(または終わると同時)に、上手側の収容凹部の下手部からの農用の粉粒体の供給が開始されるので、繰出ロールからの農用の粉粒体の供給を途切れなく行うことができる。また、摺切部材により上手側の収容凹部の下手部と下手側の収容凹部の上手部との両方がカバーされるので、収容凹部からの農用の粉粒体の漏出が生じ難くなる。
本発明において、
前記摺切部材が、前記繰出ロールの外周面に当接する複数のスクレーパを前記回転方向に沿って並べて有し、
前記複数のスクレーパの先端部が、前記繰出ロールの回転軸心側を向く状態で前記繰出ロールの外周面に当接していると好適である。
本構成によれば、各スクレーパの先端部が、夫々、繰出ロールの外周面に略直交する方向を向いて当接するため、例えば、各スクレーパの先端部が、夫々、繰出ロールの外周面に沿った方向に当接する構成に比べて、農用の粉粒体の掻き落とし性能を高めることができる。また、スクレーパの先端部と繰出ロールの外周面とのなす角度が各スクレーパで略同じになっているので、例えば、スクレーパの先端部と繰出ロールの外周面とのなす角度がスクレーパ毎に大きく異なる構成に比べて、スクレーパの摩耗の進行度合がバラつき難くなり、長期の使用に耐える摺切部材となる。
本発明において、
前記スクレーパ同士の間に隙間空間が設けられ、
前記隙間空間は、前記スクレーパの先端部側よりも支持部側が幅広になっていると好適である。
本構成によれば、スクレーパで掻き落とされた農用の粉粒体は、スクレーパの先端部側から支持部側に向けてスクレーパ間の隙間空間の中をせり上がる場合があるが、その隙間空間は、スクレーパの先端部側よりも支持部側が幅広になっているので、掻き落とされた農用の粉粒体が、隙間空間の支持部側に逃げ易くなり、スクレーパ間に農用の粉粒体が詰まり難くなる。
乗用型直播機の全体側面図である。 播種装置、及び、薬剤供給装置の周辺を示す側面図である。 播種装置、及び、薬剤供給装置の周辺を示す後面図である。 薬剤供給装置の周辺を示し、一部を断面で示す後面図である。 播種装置、施肥装置、及び、薬剤供給装置におけるフロート付近の構成を示す横断上面図である。 播種装置と薬剤供給装置への伝動系を示す概略図である。 薬剤供給装置の繰出部を示す縦断側面図である。 薬剤供給装置の繰出ロールの前面図である。 薬剤供給装置の摺切部材を示す斜視図である。 薬剤供給装置の繰出ロールの収容凹部と摺切部材の寸法関係等を示す模式図である。 整地部材の周辺を示す上面図である。 整地部材を示す斜視図である。 薬剤供給装置への伝動系を示す側面図である。 薬剤供給装置への伝動系の各構成を示す分解斜視図である。 薬剤供給装置のストッパ機構の周辺を示す横断上面図である。
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明による「粉粒体供給装置」は、植播系水田作業機の一例である乗用型直播機等に搭載可能なものである。このため、先に、乗用型直播機の全体構成について説明する。なお、方向については、図1及び図5の符号Fの方向が「前」、図1及び図5の符号Bの方向が「後」、図5の符号Lの方向が「左」、図5の符号Rの方向が「右」である。
〔乗用型直播機の全体構成について〕
図1、図2等に示される乗用型直播機には、走行装置としての左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2により自走可能な機体が備えられている。機体の後部には、昇降自在なリンク機構3、リンク機構3を昇降駆動する油圧シリンダ4が備えられている。
リンク機構3の後部には、イネ等の作物の種子(例えば種籾)を圃場に供給する播種装置5が支持されている。機体におけるリンク機構3の周辺には、圃場に肥料を供給する施肥装置6が備えられている。リンク機構3の後部には、圃場に薬剤(「農用の粉粒体」の一例)を供給する薬剤供給装置7(「粉粒体供給装置」の一例)が支持されている。
本実施形態では、乗用型直播機は、6条分の播種、施肥、施薬を行うことが可能な6条仕様となっている。
〔フレーム構造について〕
図1〜図4等に示すように、機体には、左右方向に沿った下横フレーム8が備えられている。下横フレーム8の中央部には、板材で構成された箱状の枠部9が連結されている。枠部9には、前後方向に沿ったボス部10が連結されている。枠部9及び下横フレーム8には、夫々、上下向きの前縦フレーム11が連結されている。各前縦フレーム11の上端部は、左右方向に沿った上横フレーム12で連結されている。
下横フレーム8の左右両側端部には、夫々、前後向きの外前後フレーム13が前後方向に沿って延びるように連結されている。また、下横フレーム8における外前後フレーム13よりも機体の左右内側には、夫々、中前後フレーム14が左右方向に沿って延びるように連結されている。また、下横フレーム8における中前後フレーム14よりも機体の左右内側には、夫々、内前後フレーム15が左右方向に沿って延びるように連結されている。
左右の外前後フレーム13の後部には、夫々、上下向きの後縦フレーム16が連結されている。各後縦フレーム16の上部は、左右方向の後横フレーム17で連結されている。
図2等に示すように、枠部9は、リンク機構3の後部の下部に、前後軸心P1周りに回転自在に支持されている。下横フレーム8等の全体は、前後軸心P1周りにローリング自在に支持されている。上横フレーム12の左右部分には、夫々、取付ブラケット18が前向きに延びるように連結されている。取付ブラケット18とリンク機構3の後部の上部とに亘って、下横フレーム8等の全体を機体と並行な姿勢に付勢する調節バネ19が接続されている。
外前後フレーム13の後部には、支持ブラケット20が連結されている。各支持ブラケット20には、横軸心P2周りに上下に揺動自在となるように、フロート21の後部が、支持されている。図5に示すように、フロート21は、4つ備えられている。左右の外側のフロート21は、上面視でL字状の形状になっており、左右の内側のフロート21は、上面視でT字状の形状になっている。
図5に示すように、後輪2には、本輪2A、本輪2Aの左右内側に位置する内補助輪2B、本輪2Aの左右外側に位置する外補助輪2Cが備えられている。内補助輪2B、外補助輪2Cは、機体の沈み込みを緩和するアタッチメントであり、本輪2Aに着脱自在となっている。
左右の外側のフロート21は、夫々、後輪2の外補助輪2Cの後側に位置し、左右の内側のフロート21は、左右の後輪2の内補助輪2Bの後側に位置している。外側のフロート21と内側のフロート21との間の前側に、後輪2の本輪2Aが位置している。
図1〜図3、図5等に示すように、各フロート21の後部の底面には、夫々、排水用の溝を田面に形成する排水用溝切器22が取り付けられている。
図5等に示すように、左右の中前後フレーム14の前端部には、夫々、レーキ状の整地部材23が支持されている。各整地部材23の左右中央部は、夫々、後輪2の本輪2Aの後側に位置している。また、各整地部材23の左右両端部は、夫々、外側のフロート21と内側のフロート21の前側に位置している。
図2、図5等に示すように、整地部材23の取付部107の上側には、板状の泥除板103が設けられている。泥除板103により後輪2からフロート21の上に向かって飛ぶ泥が受け止められ、フロート21の上に泥が乗り難くなっている。
図5等に示すように、2つの内側のフロート21の間には、レーキ状の中央整地板104が備えられている。中央整地板104は、2つの内側のフロート21の間の領域を整地するようになっている。
図13、図14等に示すように、後横フレーム17には、板状の第一ブラケット24及び板状の第二ブラケット25を介して、支持部材26が固定支持されている。
〔播種装置について〕
図1〜図3、図6に示される播種装置5には、種子を貯留する2つの種子ホッパ27、種子を圃場に向けて繰り出す6つの種子繰出部28、種子を圃場に向けて案内可能な6つの種子案内部材29、が備えられている。播種装置5は、田面の表面に種子を播く表面播き型に構成されていると共に、複数粒の種子を一つの塊状に供給(点播)するように構成されている。
図3に示すように、6つの種子繰出部28は、後横フレーム17に、夫々、所定間隔を空けて連結されている。種子案内部材29は、夫々、対応する種子繰出部28の下部に連結されている。種子案内部材29は、後側が開放された断面U字状の形状となっている。種子ホッパ27は、夫々、3つの種子繰出部28の上部に亘って連結されている。
種子ホッパ27の種子は、種子繰出部28により所定量ずつ繰り出され、繰り出された種子が種子案内部材29の内部を通って落下し、田面(表面)に供給される。
〔施肥装置について〕
図1等に示される施肥装置6には、肥料を貯留する2つの肥料ホッパ30、6つの肥料繰出部31、6つの肥料パイプ32、6つの肥料用作溝器33、各肥料パイプ32内の肥料を肥料用作溝器33に向けて圧送する空気を発生させるブロワ34が備えられている。肥料ホッパ30及び肥料繰出部31は、機体の略前後中央部に配置されている。つまり、この乗用型播種機は、いわゆるミッド施肥仕様に構成されている。
詳しくは図示しないが、各肥料ホッパ30は、夫々、3個の肥料繰出部31の上部に亘って連結されている。図4、図5等に示すように、フロート21には、肥料用溝切板35及び肥料用泥寄部材36が連結されている。肥料パイプ32は、肥料繰出部31と肥料用作溝器33とに亘って接続されている。
肥料ホッパ30の肥料が肥料繰出部31により繰り出され、繰り出された肥料が肥料パイプ32から肥料用作溝器33に供給され、肥料用溝切板35及び肥料用作溝器33により田面に形成された溝に肥料が供給される。肥料が供給された溝は、肥料用泥寄部材36の泥寄せ作用によって埋められる。
このように構成される施肥装置6は、播種装置5による種子が供給される予定箇所の横隣の箇所に、肥料を埋めるようにして供給するものとなっている。
〔薬剤供給装置について〕
図1〜図5、図7等に示される薬剤供給装置7には、3つの薬剤を貯留する薬剤ホッパ38(「貯留部」に相当)、6つの薬剤繰出部39、6つの薬剤パイプ40、6つの薬剤用作溝器41が備えられている。薬剤供給装置7は、薬剤として種子用の殺虫剤(殺菌剤)を圃場に供給するようになっている。
図3、図4等に示すように、各薬剤繰出部39は、上横フレーム12に、夫々、所定間隔を空けて連結されている。各薬剤ホッパ38は、2つの薬剤繰出部39の上部に亘って連結されている。フロート21に薬剤用溝切板42及び薬剤用泥寄部材43が連結されて、薬剤用溝切板42に薬剤用作溝器41が連結されている。薬剤パイプ40は、薬剤繰出部39と薬剤用作溝器41とに亘って接続されている。
薬剤ホッパ38の薬剤が薬剤繰出部39により繰り出され、繰り出された薬剤が薬剤パイプ40から薬剤用作溝器41に供給され、薬剤用溝切板42及び薬剤用作溝器41により田面に形成された溝に薬剤が供給される。薬剤が供給された溝は、薬剤用泥寄部材43の泥寄せ作用によって埋められる。
このように構成される薬剤供給装置7は、播種装置5により種子が供給される予定箇所の直下の箇所に、薬剤を埋めるようにして供給するようになっている。
〔播種装置と薬剤供給装置への伝動系について〕
図1に示すエンジン45からの動力が入力される入力軸46(図2、図6参照)は、ボス部10に回転自在に支持されている。図6に示すように、入力軸46は、ベベルギヤ機構47を介して、左右方向に沿って延びる第一伝動軸48に連動連結されている。第一伝動軸48は、左右方向に沿って延びる第二伝動軸49に、チェーン伝動機構50を介して、連動連結されている。チェーン伝動機構50は、カバー51で覆われている。
図6に示すように、第二伝動軸49には、播種装置5毎に、左右方向にスライド移動可能、且つ、相対回転不能にシフタ52が取り付けられている。シフタ52は、2つ1組で一体となってスライド移動するように構成されている。シフタ52に対応して、第二伝動軸49には、相対回転可能な伝動ギヤ53が取り付けられている。伝動ギヤ53は、シフタ52に咬合可能となっている。伝動ギヤ53は、被伝動ギヤ54に連動連結されている。被伝動ギヤ54は、播種装置5の種子繰出部28を駆動する種子伝動軸55と一体回転するようになっている。
図6に示すシフタ52をスライド移動して伝動ギヤ53に咬合させると、第二伝動軸49の動力が種子伝動軸55に伝達され、種子繰出部28が駆動され、播種装置5による種子の供給が行われる。一方、シフタ52をスライド移動して伝動ギヤ53との咬合を解除すると、第二伝動軸49の動力が種子伝動軸55に伝達されなくなり、種子繰出部28が停止され、播種装置5による種子の供給が停止される。
図2、図6、図13、図14等に示すように、6つの被伝動ギヤ54のうち3つの被伝動ギヤ54には、薬剤供給装置7へ動力を伝達する伝動機構56が連動連結されている。
図6、図13、図14等に示すように、伝動機構56には、被伝動ギヤ54に咬合される駆動ギヤ57、駆動ギヤ57に連動連結される第一部材58、第一部材58に連動連結されて取付位置を変更可能な第二部材59に連動連結される第三部材60、第一バネ61、第二部材59に取り付けられる連結ロッド62が備えられている。伝動機構56には、連結ロッド62に連動連結される接続部材63、接続ピン64、第二バネ65、接続部材63に連動連結される中継部材66が備えられている。また、伝動機構56には、中継部材66に連動連結される第一ワンウェイクラッチ機構67、中継部材66に連動連結される第二ワンウェイクラッチ機構68が備えられている。第一部材58には、複数の係合部69が備えられている。
図13、図14等に示すように、第一部材58は、支持部材26に固定される左右向きの回転軸70に回動自在に枢支されている。第三部材60は、第二部材59にピン接続され、第一バネ61により係合部69に係合する側に付勢されている。連係ロッド71の一端部は、第二部材59の支点ピン72に回動自在に枢支されている。連係ロッド71の他端部は、接続部材63にピン接続されている。中継部材66には、複数の位置調整用の接続孔73が開口されている。接続ピン64は、接続部材63の孔部と中継部材66の選択された接続孔73を通じて挿通されている。接続ピン64は、第二バネ65により突出側に付勢されている。第一部材58、第二部材59、第三部材60、第一バネ61等により調節部74が構成されている。
図13、図14等に示すように、第一ワンウェイクラッチ機構67には、第一連係部材75、第一アーム部76、第一ワンウェイクラッチ77が備えられている。第二ワンウェイクラッチ機構68には、第二連係部材78、第二アーム部79、第二ワンウェイクラッチ80が備えられている。中継部材66は、左右向きの揺動軸81に枢支されている。図13等に示すように、第一ワンウェイクラッチ機構67と第二ワンウェイクラッチ機構68とは、2つ1組の薬剤繰出部39に連動連結される薬剤入力軸82に動力を伝達可能となっている。
具体的には、伝動機構56において、中継部材66が第一方向に揺動すると、第一ワンウェイクラッチ機構67により薬剤入力軸82が所定方向に回転駆動されると共に、第二ワンウェイクラッチ機構68は空転する。一方、伝動機構56において、中継部材66が第一方向と反対の第二方向に揺動すると、第二ワンウェイクラッチ機構68により薬剤入力軸82が所定方向に回転駆動されると共に、第一ワンウェイクラッチ機構67が空転する。つまり、中継部材66の往復動の両方が、第一ワンウェイクラッチ機構67及び第二ワンウェイクラッチ機構68の所定方向の回転動力として伝達される。
図13、図14等に示される調節部74の操作により、第一ワンウェイクラッチ機構67の第一アーム部76及び第二ワンウェイクラッチ機構68の第二アーム部79の揺動範囲Tを変更できる。揺動範囲Tを変更することにより、薬剤入力軸82の回転速度が変更され、薬剤繰出部39からの単位時間当たりの薬剤の繰出し量が変更される。
上記のように、播種装置5と薬剤供給装置7とは、図6に示す一対のシフタ52の操作により、2つ1組(2条づつ)単位で駆動状態と非駆動状態とを、一体的に切り換えることができる。
〔薬剤供給装置の繰出ロールと摺切部材について〕
図7に示すように、薬剤繰出部39のケース84の内部には、回転駆動されて薬剤を繰り出す薬剤繰出ロール85(「繰出ロール」の一例)と、薬剤繰出ロール85の回転駆動時に薬剤繰出ロール85の余分な薬剤を摺り切る摺切部材86と、が備えられている。
図7、図8、図10に示す薬剤繰出ロール85は、合成樹脂製であり、円柱状に構成されている。薬剤繰出ロール85に一体成形された軸部87に、薬剤入力軸82が連結されている。軸部87に伝達される駆動力により、薬剤繰出ロール85は、左右方向の回転軸心P3周りに回転方向A1に回転駆動される。
図7、図8、図10に示すように、薬剤繰出ロール85は、薬剤ホッパ38に貯留されている薬剤を収容可能な複数の収容凹部88を回転方向A1に沿って並べて有している。各収容凹部88は、その延び方向が、互いに平行となるように配置されている。薬剤繰出ロール85は、回転駆動により収容凹部88に収容された薬剤を落下させて下方に繰り出すようになっている。
図8、図10に示すように、収容凹部88は、回転軸心P3の方向に沿って長い長穴状の形状となっている。収容凹部88は、回転方向A1に対して斜めに交差する方向を向いている。言い換えれば、収容凹部88の延び方向は、薬剤繰出ロール85の回転軸心P3の方向に対して傾斜している。
図8、図10に示すように、薬剤繰出ロール85の外周面89において、互いに隣接する収容凹部88の間に位置する薬剤繰出ロール85の仕切部90も同様に、収容凹部88と平行で回転方向A1に対して斜めに交差する状態となっている。図10に示すように、回転方向A1において、薬剤繰出ロール85の仕切部90の幅B2は、収容凹部88の幅B1よりも小さくなっている。
図10に示すように、上手側の収容凹部88と、回転方向A1において上手側の収容凹部88に隣接する下手側の収容凹部88とは、回転方向A1と直交する方向(回転軸心P3の方向)に並んでいる。具体的には、上手側の収容凹部88と、下手側の収容凹部88とは、回転方向A1において少なくとも一部が重複している。つまり、互いに隣接する収容凹部88は、薬剤の供給タイミングが部分的に重なるようになっている。
さらに詳しく説明すると、図10に示すように、収容凹部88は、中央部91と、中央部91よりも回転方向A1の下手側に位置する下手部92と、中央部91よりも回転方向A1の上手側に位置する上手部93と、を有している。下手部92は、中央部91から回転方向A1と直交する所定方向A2(回転軸心P3の方向)の一方側に位置し、上手部93は、中央部91から所定方向A2の他方側に位置している。上手側の収容凹部88の下手部92と、下手側の収容凹部88の上手部93とは、所定方向A2では一方側及び他方側に離れた状態となっているが、回転方向A1では互いに接近した状態となっている。
図10に示すように、上手側の収容凹部88の下手部92と、上手側の収容凹部88に回転方向A1の下手側に隣接する下手側の収容凹部88の上手部93とは、回転方向A1と直交する所定方向A2に並んでいる。説明を加えると、隣接する回転方向A1の上手側の収容凹部88及び回転方向A1の下手側の収容凹部88において、所定方向A2から視て上手側の収容凹部88の下手部92と、下手側の収容凹部88の上手部93とは、範囲B3で重複している。
図7、図9、図10に示す摺切部材86には、ケース84に取り付け支持される硬質の樹脂の取付部材94と、取付部材94に固定され、軟質の合成樹脂からなる作用部材99と、が備えられている。
摺切部材86の作用部材99は、薬剤繰出ロール85の外周面89に当接する複数(例えば3つ)の平板状のスクレーパ95を回転方向A1に沿って並べて有している。各スクレーパ95は、取付部材94側の支持部96が一体となって繋がっている。図7に示すように、各スクレーパ95の先端部97は、薬剤繰出ロール85の外周面89に向けて延びている。図7、図9、図10に示すように、各スクレーパ95は、夫々、先端部97の薬剤繰出ロール85の外周面89に作用する線状部が、回転軸心P3と平行になっている。
図7、図9、図10に示すように、複数のスクレーパ95の先端部97の板面は、互いに非平行となっている。図7に示すように、複数のスクレーパ95の先端部97は、薬剤繰出ロール85の回転軸心P3側を向く状態で薬剤繰出ロール85の外周面89に当接している。言い換えれば、複数のスクレーパ95の先端部97は、薬剤繰出ロール85の回転軸心P3を中心として放射方向に沿った方向(薬剤繰出ロール85の径方向に沿った方向)を向いている。
図10に示すように、回転方向A1において、薬剤繰出ロール85に摺切部材86のスクレーパ95が作用する範囲C1は、1つの収容凹部88が位置する範囲C2よりも大きくなっている。また、各スクレーパ95の回転軸心P3方向の長さは、収容凹部88の回転軸心P3方向の長さよりも長くなっている。つまり、摺切部材86と収容凹部88とは、回転方向A1の最上手側のスクレーパ95の先端部97と回転方向A1の最下手側のスクレーパ95の先端部97との間に、1つの収容凹部88が完全に収まることが可能な寸法関係となっている。
図7、図9等に示すように、スクレーパ95同士の間には、隙間空間Sが設けられている。隙間空間Sの回転方向A1に沿った幅B4は、収容凹部88の回転方向A1に沿った幅B1と略同じ(または少し小さい)大きさになっている。隙間空間Sは、スクレーパ95の先端部97側よりも支持部96側が幅広になっている。言い換えれば、各スクレーパ95は、先端部97側から支持部96側に向かうにつれて互いの距離が離れるようになっている。隙間空間Sの大きさは、薬剤の平均寸法よりも大きくなっている。このような隙間空間Sを設けているため、スクレーパ95間に薬剤の詰まりが生じ難くなっている。
図7、図8、図10から理解されるように、薬剤繰出ロール85が回転方向A1に回転駆動されて、収容凹部88が薬剤ホッパ38の下部に位置する薬剤出口部98に到達すると、薬剤が収容凹部88に入り込む。収容凹部88が摺切部材86に到達することにより、摺切部材86の摺り切り作用によって、収容凹部88の容積に相当する薬剤を除いて、薬剤が摺り切られる。
そこからさらに薬剤繰出ロール85が回転方向A1に回転駆動されると、下手側の収容凹部88の下手部92が摺切部材86の下辺部に到達し、下手側の収容凹部88の下手部92から薬剤が出る。そこからさらに薬剤繰出ロール85が回転方向A1に回転駆動されると、下手側の収容凹部88の中央部91が摺切部材86の下辺部に到達して、下手側の収容凹部88の中央部91から薬剤が出る。そこからさらに薬剤繰出ロール85が回転方向A1に回転駆動されると、下手側の収容凹部88の上手部93が摺切部材86の下辺部に到達して、下手側の収容凹部88の上手部93から薬剤が出る。
この場合、下手側の収容凹部88の上手部93が摺切部材86の下辺部に到達した際に、上手側の収容凹部88の下手部92も摺切部材86の下辺部に到達している状態となり、下手側の収容凹部88の上手部93から薬剤が出ながら、上手側の収容凹部88の下手部92から薬剤が出る状態となる。
したがって、下手側の収容凹部88と上手側の収容凹部88との間において、薬剤が途切れる状態を生じさせることなく、薬剤繰出ロール85から薬剤を連続的に繰り出すことができる。また、薬剤繰出ロール85の回転中は、下手側の収容凹部88と上手側の収容凹部88とから同時に薬剤が繰り出される際に、1つの収容凹部88のみから薬剤が繰り出される際よりも、薬剤の供給量が多くなる。つまり、上述の伝動機構56の調節部74の調節により、圃場に薬剤が密に供給される間隔(株間)を変更できる。
なお、取付部材94は、ケース84に対する取付角度を変更可能となっており、これにより、作用部材99の各スクレーパ95が薬剤繰出ロール85の外周面89に作用する作用姿勢と、作用部材99の各スクレーパ95が薬剤繰出ロール85の外周面89に作用しないメンテナンス用の解除姿勢と、に摺切部材86の姿勢を切り換えることができる。
〔薬剤供給装置への伝動機構の死点の乗り越え規制について〕
図13〜図15に示される伝動機構56を高速で駆動した場合に、振動等により大きな慣性力が作用すると、伝動機構56が死点を超えて揺動するおそれがある。このため、図13〜図15に示すように、伝動機構56には、揺動時の死点の乗り越えを規制するストッパ機構100が備えられている。
ストッパ機構100には、支持部材26において突出部として設けられた規制片101と、接続ピン64において規制片101が当接可能な丸みを帯びた当接部102と、が備えられている。
複数の接続孔73のうち上側の接続孔73に接続部材63が取り付けられている場合には、中継部材66の揺動範囲Tが大きくなるため、中継部材66が揺動し過ぎると、規制片101が接続ピン64の当接部102に当接するようになっている。一方、複数の接続孔73のうち下側の接続孔73に接続部材63が取り付けられている場合には、中継部材66の揺動範囲Tが小さくなるため、規制片101が接続ピン64の当接部102の揺動軌跡の延長上に位置しないものとなる。つまり、支持部材26の規制片101は、必要十分な大きさとされ、コンパクトなものとなっている。
このように、伝動機構56において死点を乗り越えた揺動が生じないようになっているので、死点の乗り越えに起因してギヤ飛び等の不具合が生じることを好適に回避できる。
〔整地部材について〕
図2、図3、図5、図11、図12に示すように、整地部材23には、複数の中央部歯105と、複数の中央部歯105の左右両側に位置する端部歯106と、取付部107と、補強ブラケット108と、が備えられている。
取付部107は、中央の3つの中央部歯105の前部から立設されている。補強ブラケット108は、左右外側の中央部歯105と取付部107とを連結するアングル状の部材となっている。取付部107には、高さ調整用の一対の縦長の長孔109が開口されている。中前後フレーム14に対して長孔109の取付位置を変更することにより、整地部材23の取付高さを変更可能となっている。
図12等に示すように、複数の中央部歯105と左右の端部歯106は前部で連結されている。中央部歯105と端部歯106とは、全体が後ろ下がりになる姿勢で支持されている。中央部歯105の後端部は、斜め上向きに屈曲されている。
図2、図3、図5、図11、図12に示すように、端部歯106は、複数の中央部歯105で形成される面に対して、整地部材23の左右中心に向けて内向き下方に曲げられている。各複数の中央部歯105と左右の端部歯106との夫々の間には、水や泥を抜くための隙間が設けられている。左右の端部歯106は、フロート21の前側に位置している。
図5、図11に示すように、整地部材23の左右端部に位置する端部歯106を内向き下方に曲げられている。また、図11に示すように、各中央部歯105の前端部の位置は揃っており、左右の端部歯106の前端部の位置は中央部歯105の前端部よりも前側にある。これにより、図5、図11から理解されるように、機体の走行中に、整地部材23の端部歯106により、整地部材23の左右中心、つまり、後輪2の本輪2Aの車輪跡の窪み、に向けて圃面の泥が集められ、機体の通過後の後輪2の本輪2Aの車輪跡の窪みを埋めることができる。また、図5から理解されるように、整地部材23の端部歯106の通過跡は、フロート21により整地される。これにより、機体の通過跡の田面の乱れを抑制できる。
〔別実施形態〕
以下、上記実施形態を変更した別実施形態について説明する。以下の別実施形態は、矛盾が生じない限り、上記実施形態に複数組み合わせて適用できる。なお、本発明の範囲は、各実施形態で示している内容に限られるものではない。
(1)上記実施形態では、上手側の収容凹部88の下手部92と下手側の収容凹部88の上手部93とが、回転方向A1と直交する所定方向A2(回転軸心P3の方向)に並んでいるものを例示しているが、これに限られない。上手側の収容凹部88と下手側の収容凹部88とが、回転方向A1と直交する所定方向A2に重複せず、回転方向A1において僅かに距離が離れているものであってもよい。また、上手側の収容凹部88と下手側の収容凹部88との重複範囲が上記実施形態よりも大きく、例えば、上手側の収容凹部88の下手部92及び中央部91と、下手側の収容凹部88の中央部91及び上手部93とが、回転方向A1と直交する所定方向A2に並ぶようになっていてもよい。
(2)上記実施形態では、収容凹部88が回転軸心P3の方向に沿って長い長穴状の形状となっているものを例示しているが、これに限られない。収容凹部88の形状は、回転方向A1の方向に沿って長い長穴状等、任意の形状を採用できる。
(3)上記実施形態では、複数のスクレーパ95の先端部97の板面が、互いに非平行になっているものを例示しているが、これに限られない。例えば、複数のスクレーパ95の先端部97が互い平行になっていてもよい。
(4)上記実施形態では、スクレーパ95同士の間の隙間空間Sが、スクレーパ95の先端部97側よりも支持部96側が幅広になっているものを例示しているが、これに限られない。例えば、スクレーパ95同士の間の隙間空間Sが、スクレーパ95の先端部97側と支持部96側とが同幅になっていたり、スクレーパ95の先端部97側よりも支持部96側が幅狭になっていたりしてもよい。
(5)上記実施形態では、整地部材23において、各中央部歯105の前端部の位置は揃っており、左右の端部歯106の前端部の位置は中央部歯105の前端部よりも前側にあるものを例示しているが、これに限られない。例えば、整地部材23において、左右の端部歯106の前端部と各中央部歯105の前端部が、上面視で、U字状に並ぶような位置関係になっていたり、V字状に並ぶような位置関係になっていたりしてもよい。
(6)上記実施形態では、薬剤供給装置7の薬剤が殺虫剤(殺菌剤)であるものを例示しているが、これに限られない。例えば、薬剤供給装置7の薬剤が除草剤等であってもよい。
(7)上記実施形態では、「粉粒体供給装置」として薬剤供給装置7を例示しているが、これに限られない。例えば、播種装置5、施肥装置6等の「繰出ロール」を備える他の「粉粒体供給装置」であってもよい。播種装置5の場合は「農用の粉粒体」は種子であり、施肥装置6の場合は「農用の粉粒体」は肥料である。
(8)上記実施形態では、6条式に構成されている乗用型直播機を例示しているが、これに限られず、4条式、8条式等の他の条数に対応する型式に構成されている乗用型直播機であってもよい。また、植播系水田作業機として乗用型直播機を例示しているが、これに限られず、乗用型田植機等の他の植播系水田作業機であってもよい。
本発明は、圃場等の供給対象に農用の粉粒体を供給する粉粒体供給装置に利用できる。
7 :薬剤供給装置(粉粒体供給装置)
38 :薬剤ホッパ(貯留部)
85 :薬剤繰出ロール(繰出ロール)
88 :収容凹部
86 :摺切部材
89 :外周面
91 :中央部
92 :下手部
93 :上手部
95 :スクレーパ
97 :先端部
96 :支持部
A1 :回転方向
P3 :回転軸心
S :隙間空間

Claims (5)

  1. 農用の粉粒体を貯留する貯留部と、
    前記貯留部に貯留されている前記粉粒体を収容可能な複数の収容凹部を回転方向に沿って並べて有し、回転駆動により前記収容凹部に収容された前記粉粒体を落下させて下方に繰り出す繰出ロールと、
    前記繰出ロールの回転駆動に伴って前記収容凹部からはみ出した前記粉粒体を摺り切る摺切部材と、が備えられ、
    前記回転方向において、前記繰出ロールに前記摺切部材の作用する範囲が、1つの前記収容凹部が位置する範囲よりも大きくなっており、
    前記摺切部材が、前記繰出ロールの外周面に当接する複数のスクレーパを前記回転方向に沿って並べて有し、前記複数のスクレーパの先端部が、前記繰出ロールの回転軸心側を向く状態で前記繰出ロールの外周面に当接している粉粒体供給装置。
  2. 上手側の前記収容凹部と、前記回転方向において前記上手側の前記収容凹部に隣接する下手側の前記収容凹部とが、前記回転方向と直交する方向に並んでいる請求項1に記載の粉粒体供給装置。
  3. 前記上手側の前記収容凹部と、前記下手側の前記収容凹部とは、前記回転方向において少なくとも一部が重複している請求項2に記載の粉粒体供給装置。
  4. 前記収容凹部が、中央部と、前記中央部よりも前記回転方向の下手側に位置する下手部と、前記中央部よりも前記回転方向の上手側に位置する上手部と、を有し、
    前記上手側の前記収容凹部の前記下手部と、前記下手側の前記収容凹部の前記上手部とが、前記回転方向と直交する方向に並んでいる請求項3に記載の粉粒体供給装置。
  5. 前記スクレーパ同士の間に隙間空間が設けられ、
    前記隙間空間は、前記スクレーパの先端部側よりも支持部側が幅広になっている請求項に記載の粉粒体供給装置。
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