JPH0442986Y2 - - Google Patents

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JPH0442986Y2
JPH0442986Y2 JP2547186U JP2547186U JPH0442986Y2 JP H0442986 Y2 JPH0442986 Y2 JP H0442986Y2 JP 2547186 U JP2547186 U JP 2547186U JP 2547186 U JP2547186 U JP 2547186U JP H0442986 Y2 JPH0442986 Y2 JP H0442986Y2
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gear
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数個の繰出し機構を並設し、軸芯
方向に摺動可能な操作軸を前記繰出し機構の並設
方向に沿つて配置すると共に、操作軸を軸芯方向
に移動させて、各繰出し機構に備えた繰出し量調
節用ギヤと操作軸に並設固定した操作用ギヤとを
咬合離脱可能に構成してある農用粉粒体繰出し装
置の繰出し量調節機構に関する。
〔従来の技術〕 田植機の施肥装置等のように、繰出し機構を複
数個並設した装置では、繰出し量調節の容易化を
図る為に前述のような構造を採用して、一本の操
作軸によつて全ての繰出し機構の繰出し量調節を
同時に行えるように構成された構造が研究され始
めているが、このような機構において次のような
不都合が生ずる場合があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
つまり、繰出し量調節用のギヤ群と操作用ギヤ
群の操作軸芯方向における両配列ピツチを同一に
して、操作軸を咬合側に移行させて場合に全ての
操作用ギヤが、これに対応する繰出し量調節用の
各ギヤに同時に咬合うようにする構造が考えられ
るが、これでは全ての繰出し量調節用ギヤと、こ
れに対応する操作用ギヤの歯の位置関係が離脱側
において咬合う位置関係にないと、操作軸を咬合
側に移行させた場合に、一度にうまく咬合わず、
歯の位置関係補正に多くの手数と時間を要するこ
とになる。
ここで本考案の目的は、操作軸を咬合側に移行
させた場合に操作用ギヤが各繰出し量調節用のギ
ヤに円滑に咬合うようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴は冒記した農用粉粒体繰出し装置
の繰出し量調節機構において、各繰出し量調節用
のギヤと、これに対応する操作用ギヤの組み合わ
せの内、少なくとも1組の離脱側位置における操
作軸芯方向の両ギヤ間隔を、他の組み合わせの前
記両ギヤ間隔と異なる距離に設定してあることに
あり、その作用及び効果は次のとおりである。
〔作用〕
例えば、前述の両ギヤ間隔を前記各組み合わせ
において、全て異なる距離に設定すれば、操作軸
を咬合側に移行させると、先ず両ギヤ間隔の最も
短い組み合わせにおいて、操作用ギヤが対応する
ギヤに接触する。この時にうまく咬合わなければ
操作軸を回動調整しながら咬合せる。そして、さ
らに操作軸を咬合側に移行させれば、第2番目に
短い両ギヤ間隔を持つ組み合わせにおいて操作用
ギヤが接触しはじめるので、前述と同様な操作を
行つて、各操作用ギヤを繰出し量調節用の各ギヤ
に順次咬合せて行くことができるのである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、各操作用ギヤを繰出し量
調節用の各ギヤの同時に咬合せるのではなく、各
操作用ギヤを一個ずつ順次に、又は複数個ずつ順
次、咬合せるようにして冒記した農用粉粒体繰出
し装置の繰出し量調節機構の調節操作が容易に行
えるようになるのである。
〔実施例〕
以下、本考案を適用した農用粉粒体繰出し装置
の繰出し量調節機構を搭載した乗用田植機につい
て図面に基づいて説明する。
第6図に示すように、前車輪1及び後車輪2で
支持された機体中央に操縦部Bを設け、機体後部
にリンク機構8を介して苗植付部Aを昇降自在、
かつ、ローリング可能に設置して乗用田植機を構
成している。この苗植付部Aは植付装置と農用粉
粒体繰出し装置とから構成されており、植付装置
は、機体横方向に複数個、配列されリンク機構3
によつて揺動駆動される苗植付アーム6、及び苗
植付アーム6に連動して左右に往復摺動駆動され
ながら苗供給する苗のせ台4、接地フロート5等
から成り、これら上方に繰出し機構9、粉粒体貯
留タンク7等から成る農用粉粒体繰出し装置を備
えて複数条の苗植付け作業と共に各条の植付苗の
近くに粉粒肥料を供給する作業をしたり、稲等の
種子を肥料に替えて搭載することにより、直播作
業にも使用できるように苗植付部Aを構成してい
る。
前記農用粉粒体繰出し装置は次のように構成し
てある。
すなわち、第3図及び第6図に示すように、前
記粉粒体貯留タンク7の下部に繰出し機構9を連
設すると共に、繰出し機構9内に横架設置された
繰出しロール14の駆動軸15に連結した駆動ア
ーム10を、リンク機構11を介して前記リンク
機構3に連動連結してある。そして、繰出し機構
9をホース12を介して、接地フロート5に取付
けてある作溝器13に接続し、第3図に示すよう
に繰出しロール14が苗植付アーム2の植付運動
に連動し設定角度内で揺動運動されて、繰出しロ
ール14外周に設けた繰出し用の凹部14dには
いるだけの粉粒体を間欠的に繰出し、作溝器13
が圃地に形成した溝に供給するように構成してい
る。
前記繰出し機構9における繰出しロール14に
ついて詳述すると、第2図に示すように、前記繰
出しロール14を断面六角形状の駆動軸15に一
体回動可能に取付けた第1ロール部分14aに外
嵌した第2ロール部分14b及びスリーブ14c
とから構成しており、前記第2ロール部分14b
を、第1ロール部分14aの粉粒体繰出し用の凹
部14d,14eに係入させた部分18a又は1
8bにより第2ロール部分14bが第1ロール部
分14aと一体揺動するように、かつ、揺動軸芯
方向に相対摺動するように取付けてある。そし
て、前記第2ロール部分14bの外装ケース16
に対する取付筒部には、ネジ構造により螺合させ
たスリーブ14cを駆動軸15に対して遊転自在
に取付けており、さらに、このスリーブ14cは
前記第1ロール部分14aとOリング20を介し
て、その摩擦力によつて両者が繰出し作業時に一
体揺動するように構成してある。
このように構成することで、装置停止状態でス
リーブ14cを前記Oリング20の摩擦力に抗し
回動して、第2ロール部分14bを軸芯方向に動
かし粉粒体繰出し用の凹部14d,14eの容積
を変更することができる。
又、スリーブ14c他端に固定された繰出し量
調節部ノブ19の外周にはギヤ19a及び、位置
決め用の溝19bが設けられている。そして、第
2図及び第4図に示すようにノブ19の機体上方
側に側面視逆U時状の部材21を配置し、この部
材21の横軸芯P1回りに回動自在のフツク部材
23を取付けており、フツク部材23先端を前記
ノズ19の溝19bに係入して繰出しロール14
全体の軸芯方向の位置決めを行うのである。又、
このフツク部材23を持ち上げると繰出しロール
14全体が駆動軸15に沿つて摺動可能となり、
図示の状態から左方に繰出しロール14を移動さ
せ、フツク部材23を下げてノブ19を保持する
と、粉粒体貯留タンク7下端を閉塞した状態に繰
出しロール14を保持できると共に、右方に大き
く繰出しロール14を移動させると、粉粒体貯留
タンク7の下端を大きく解放して、残留粉粒体を
抜出すことができる。
又、各繰出し機構9に対応する各作溝器13内
面には1対の電極(図示せず)が配置されてお
り、前述の繰出しロール14から送り出されてき
た粉粒体である肥料等が作溝器13内面に多量に
付着して、詰まつた状態となると電極間が粉粒体
を介して電通状態となる。そして、これを検知し
て第5図に示す機体の操縦パネル24に設けた警
告ランプ25の詰まりが発生した植付条のランプ
を点灯させると共に警告ブザー(図外)を鳴らす
ように構成している。又、この警告ランプ25の
上側にも苗のせ台4の苗が少なくなつたことを示
す警告ランプ26が設けられており、これも植付
条ごとのランプに分けられて、どの植付条に苗不
足、作溝器13での詰まりが発生したかが一目で
わかるようにしている。
次に、これら繰出し機構9の繰出し量調節機構
について詳述すると、第1図及び第2図に示すよ
うに、各繰出し機構9における繰出しロール14
下方に各外装ケース16に亘つて操作軸17を挿
通し、軸芯方向に摺動及び回動自在に軸支してい
る。この操作軸17には所定位置に操作用ギヤ1
7aが固定されており、操作軸17を軸芯方向に
摺動操作することによつて、前記繰出しロール1
4におけるスリーブ14c端部に固定されたギヤ
19aに操作用ギヤ17aを咬合離脱させ、繰出
し量調節の操作位置と非操作位置とに切換えるの
である。そして、図に示すように、繰出し量調節
用のギヤ19aと対応する操作用ギヤ17aの組
み合わせの内、左側の2組の両ギヤ間隔l1を右側
の2組の両ギヤ間隔l2よりも狭く設定してあり、
操作軸17を咬合側に移動させると、先ず左側の
2組の操作用ギヤ17aがギヤ19aに咬合い、
その後、右側の2組が咬合うのである。そして、
全ての操作用ギヤ17aが咬合つた後に操作ハン
ドル22により操作軸17を回動操作して、繰出
し量の調節を行うのである。
〔別実施例〕
前述の実施例では、4条植タイプにおいて左右
2組の両ギヤ間隔l1,l2を異なる間隔に設定した
が、4組の両ギヤ間隔が全て異なるように設定
し、操作軸17の咬合側への移動に伴つて1組ず
つ順次、咬合うように構成してもよい。
又、本考案は乗用田植機だけではなく、複数個
の農用粉粒体繰出し装置を並列配置搭載した他の
農用機器にも採用できる。
そして、本考案は特定の繰出し機構9における
繰出し量調節用のギヤ19aと、これに対応する
操作用ギヤ17aを咬合せて、この繰出し機構9
のみを調節する状態と、全ての繰出し機構9を同
時調節する状態に切換え可能な構造に応用するこ
とも可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農用粉粒体繰出し装置の繰
出し量調節機構の実施例を示し、第1図は農用粉
粒体繰出し装置の正面図、第2図は繰出し機構の
縦断面正面図、第3図は繰出し機構の縦断面側面
図、第4図は繰出し機構のノブ付近の側面図、第
5図は操縦パネルの正面図、第6図は乗用田植機
の全体側面図である。 9……繰出し機構、17……操作軸、17a…
…操作用ギヤ、19a……繰出し量調節用のギ
ヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個の繰出し機構9…を並設し、軸芯方向に
    摺動可能な操作軸17を前記繰出し機構9…の並
    設方向に沿つて配置すると共に、操作軸17を軸
    芯方向に移動させて、各繰出し機構9…に備えた
    繰出し量調節用ギヤ19a…と操作軸17に並設
    固定した操作用ギヤ17a…とを咬合離脱可能に
    構成してある農用粉粒体繰出し装置の繰出し量調
    節機構であつて、各繰出し量調節用のギヤ19a
    と、これに対応する操作用ギヤ17aの組み合わ
    せの内、少なくとも1組の離脱側位置における操
    作軸芯方向の両ギヤ間隔を、他の組み合わせの前
    記両ギヤ間隔と異なる距離に設定してある農用粉
    粒体繰出し装置の繰出し量調節機構。
JP2547186U 1986-02-24 1986-02-24 Expired JPH0442986Y2 (ja)

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JPS62136121U JPS62136121U (ja) 1987-08-27
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JPH088576Y2 (ja) * 1989-06-09 1996-03-13 株式会社クボタ 粉粒体供給装置の繰出し量操作構造
JP2012100608A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Kubota Corp 水田作業機

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JPS62136121U (ja) 1987-08-27

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