JPS61249310A - 農用繰出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、繰出しロール（１１）を設定角度内で往復回
動させて粉粒肥料あるいは種子を設定量ずつ繰出す複数
の繰出し装置夫々の前記繰出しロールを、設定角度内で
往復回動駆動される一本の回転支軸にこの軸によって回
動されるように外嵌し、複数の前記繰出し装置夫々にお
いて、前記繰出しロールを第１ロール部分と、この第１
ロール部分に一体回動するように、かつ、前記回転支軸
の軸芯方向に摺動するように連結した第２ロール部分と
から構成すると共に、前記第２ロール部分に螺合させた
調節筒体を前記回転支軸に相対回動自在に外嵌させた状
態で設けて、前記調節筒体の回動操作による前記第２ロ
ール部分の前記第１ロール部分に対する摺動操作によっ
て繰出し量調節するように構成した水田用作業車の繰出
し装置調節構造に関する。

〔従来の技術〕

上記水田用作業車において、従来、繰出し装置による繰
出し量の調節をするのに、複数の繰出し装置夫々におい
て操作するようになっており、すなわち、複数の調節筒
体を各別に操作するようになっており、次の如き不利が
あった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

すなわち、複数の繰出し装置を一つずつ操作することか
ら、繰出し装置夫々の調節変更量が等しくなるように調
節することが困難であるばかりでなく、調節に要する手
間が大になっていた。

本発明の目的は、繰出し装置夫々の変化量が均一になる
精度よい状態に操作簡単に調節できるように、しかも、
そのための構成が構造簡単に得られるようにすることに
ある。

（問題点を解決するための手段〕 本発明が特徴とするところは、雪起した水田用作業車の
繰出し装置調節構造において、前記回転支軸をこれに対
する伝動部材との非連動状態に切換える伝動解除機構を
設けると共に、複数の前記繰出し装置夫々の前記繰出し
ロールに連動連結される第１状態と、複数の前記繰出し
装置夫々の前記繰出しロールとの連動が断たれ、かつ、
複数の前記繰出し装置夫々の前記調節筒体に連動連結さ
れる第２状態とに前記回転支軸を切換える操作機構を設
けてあることにあり、その作用及び効果は次のとおりで
ある。

〔作　用〕

回転支軸を伝動部材との非連動状態でかつ前記第２状態
に切換えて回動操作すると、複数の繰出し装置夫々にお
ける調節筒体が回転支軸に連動して回動することにより
、複数の繰出し装置による繰出し量が一挙に変化する。

〔発明の効果〕

回転支軸の回動操作によって複数の繰出し装置の繰出し
量が一挙に変化することにより、複数の繰出し装置に対
する繰出し量調節が繰出し装置夫々の変化量が同一にな
る調節精度のよい状態で、しかも、繰出し装置毎に手間
を掛ける必要がない簡単な操作でもって行えるようにな
り、複数条の精度よい供給量調節が容易かつ迅速にでき
るようになった。

しかも、繰出し装置駆動のための本来部材である回転支
軸を調節用連動部材に有効利用できることにより、複数
の調節筒体の連動操作を可能にする連動部材を特別に要
しない構造簡単なものに構成でき、経済面で有利にでき
た。

〔実施例〕

第６図に示すように、車輪式自走機体の後部に油圧シリ
ンダ（１）によって上下に揺動操作されるリンク機構（
２）を介して昇降操作可能に、施肥装置（３）を有した
苗植付装置（４）を連結すると共に、自走機体から苗植
付装置（４）に回動力伝達するように構成して、機体横
方向に並列する４つの苗植付アーム（５）・・夫々によ
る植付苗の付近に粉粒肥料を供給しながら作業できるよ
うに乗用型田植機を構成しである。

施肥装置（３）は次の如く構成しである。

すなわち、第４図及び第５図に示すように、機体横方向
に並列する２つの肥料タンク（６）　、　（６）夫々の
下部に２つの肥料繰出し装置（７）　、　（７）を連設
すると共に、４つの前記肥料繰出し装置（７）・・に肥
料供給ホース（８）を介して各別に接続した４つの作溝
器（９）・・を４つの前記苗植付ア−ム（５）の近くに
分散配置しである。そして、４つの肥料繰出し装置（７
）・・夫々の繰出しケース（１０）に内装された繰出し
ロール（１１）を、第２図に示すように、タンク支柱（
１２）にボス（１３）を介して軸架すると共に前記繰出
しケース（１０）に貫通させた一本の回転支軸（１４）
にこれの第１角形部（１４ａ）との保合によって一体回
動するように外嵌すると共に、第４図に示すように、前
記回転支軸（１４）をリンク式伝動機構（１５）を介し
て、１つの前記苗植付アーム（５）を駆動揺動可能に伝
動ケース（１６）に取付けであるリンク機構（１７）の
揺動リンク（１７ａ）に連動連結して、回転支軸（１４
）が苗植付アーム（５）の苗植え運動に連動して設定角
度内で往復回動するように駆動され、全ての繰出しロー
ル（１１）・・を−挙に往復回動させる状態で駆動する
ように構成しである。

要するに、４つの肥料繰出し装置（７）・・夫々の繰出
しロール（１１）が苗植付アーム（５）の苗植え運動に
連動して設定角度内で復動回動するように駆動され、周
部に備えられた一対の肥料繰出し凹部（１Ｂ）　、　（
１Ｂ）の夫々によりこれの容積で決まる設定量ずつの肥
料を肥料タンク（６）から取出し、繰出しケース（１０
）の内部に落下させて肥料供給ホース（８）に供給する
ように、そして、作溝器（９）の夫々が圃場泥土に溝を
形成し、供給ホース（８）からの肥料を形成溝に落下供
給するようにしである。

全ての前記肥料繰出し装置（７）・・夫々において、第
２図に示すように、前記肥料繰出しロール（１１）は、
前記第１角形部（１４ａ）に係合させた第１ロール部分
（１９）と、前記肥料繰出し凹部（１Ｂ）　、　（１８
）を形成する第１ロール部分（１９）の溝に舌片部（２
０ａ）を係入させることによって一体回動するように、
かつ、前記回転支軸（１４）の軸芯方向には摺動するよ
うに第１ロール部分（１９）に連結した第２ロール部分
（２０）とから構成しである。そして、前記第１ロール
部分（１９）に対するストッパー（２１）を、繰出しケ
ース（１０）に付設すると共に、第１ロール部分（１９
）の繰出しケース（１０）に対する回動を前記設定角度
内においてのみ許容するように第１ロール部分（１９）
の第３図に示す如き長孔の内部に作用させてあり、一方
、前記第２ロール部分（２０）に内嵌螺合させた調節筒
体（２２）を、前記回転支軸（１４）に相対回動自在に
外嵌すると共に、操作用つまみ部（２２ａ）に相対回動
のみ可能に係合させたストッパー（２３）によって回転
支軸（１４）に対する軸芯方向摺動が阻止されるように
、かつ、端部（２２ｂ）が第１ロール部分（１９）に相
対回動のみ可能に連結されていることによって第１ロー
ル部分（１９）の回転支軸（１４）に対する軸芯方向摺
動を阻止するように構成してあり、調節筒体（２２）の
回動操作により繰出し量の変更調節をするように構成し
である。すなわち、調節筒体（２２）が回動操作される
と、これとの螺合のために第２ロール部分（２０）が第
１ロール部分（１９）に対して摺動し、前記舌片部（２
０ａ）の第１ロール部分（１９）の溝に対する入り込み
長さが変化して、繰出し凹部（１８）の容積が変化する
ようにしである。

第２図に示すように、前記伝動機構（１５）を構成する
揺動伝動部材（１５ａ）と前記回転支軸（１４）の連動
を、前記伝動部材（１５ａ）と回転支軸（１４）の第２
角形部（１４ｂ）との係合によって行わせである。そし
て、第２図に示すように、前記回転支軸（１４）の人為
操作部（１４ｃ）が繰出しケース（１０）に接近すると
ころの第１取付は位置（Ａ）になるまで回転支軸（１４
）を押し込み操作すると、前記第２角形部（１４ｂ）が
伝動部材（１５ａ）に係入して伝動部材（１５ａ）に連
動され、かつ、４つの前記第１角形部（１４ａ）・・夫
々が前記第１ロール部分（１９）に係入して全ての繰出
し装置（７）・・夫々の繰出しロール（１１）に連動連
結された第１状態に回転支軸（１４）がなると共に、前
記人為操作部（１４ｃ）に相対回動のみ可能に係合する
ように構成した弾性変形解除自在なバネ製ストッパー（
２４）を作用させることにより、回転支軸（１４）を前
記第１状態に保持できるように構成しである。

かつ、第１図に示すように、前記人為操作部（１４ｃ）
が繰出しケース（１０）から機体横外側に離れるところ
の第２取付は位置（Ｂ）になるまで回転支軸（１４）を
引き出し操作すると、前記第２角形部（１４ｂ）が伝動
部材（１５ａ）から抜は外れて伝動部材（１５ａ）との
連動が断たれ、かつ、４つの前記第１角形部（１４ａ）
・・夫々が前記第１ロール部分（１９）から抜は外れる
と共に前記調節筒体（２２）の角形孔部（２２ｃ）に係
入して全ての繰出し装置（７）・・夫々の調節筒体（２
２）に連動連結された第２状態に回転支軸（１４）がな
るように構成しである。

要するに、回転支軸（１４）の摺動操作により、回転支
軸（１４）を伝動部材（１５ａ）に対する連動状態と非
連動状態とに切換えること、及び、全ての繰出し装置（
７）・・夫々の繰出しロール（１１）に対する連結状態
と全ての繰出し装置（７）・・夫々の調節筒体（２２）
に対する連動状態とに切換えることの夫々を一挙に行う
ようにし、そして、前記第２状態に切換えた回転支軸（
１４）の人為回動操作により、全ての繰出し装置（７）
・・の繰出し量調節を一挙にするようにしである。

全ての前記繰出し装置（７）・・夫々の繰出しロール（
１１）の下側周部に、稲や麦の種子に対する一対の繰出
し凹部（２５）　、　（２５）を、前記調節筒体（２２
）の回動操作による容積調節が可能な状態で備えさせて
あり、繰出し装置（７）・・夫々の前記ストッパー（２
１）を抜き出し解除状態に操作すると共に、前記伝動部
材（１５ａ）を伝動ロッド（１５ｂ）との連動解除状態
に操作しながら、種子用の前記繰出し凹部（２５）が肥
料用の前記繰出し凹部（１８）に替わって上側になるよ
うに繰出しロール（１１）の繰出しケース（１０）に対
する取付位置を回転切換えすることにより、施肥作業に
替えて直播作業ができると共に、この直播作業用形態に
おいても、回転支軸（１４）の回動操作によって全ての
繰出し装置（７）の繰出し量調節が一挙にできるように
構成しである。

〔別実施例〕

前記第１角形部（１４ａ）及び第２角形部（１４ｂ）に
替え、第１ロール部分（１９）、調節筒体（２２）及び
伝動部材（１５ａ）の夫々に各別に係合する複数の保合
部材を、各別係脱が自在な状態で回転支軸（１４）に付
設すると共に、回転支軸（１４）の内部を通した操作系
等により、所定の保合状態あるいは離脱状態に連動しで
あるいは独立的に操作されるようにした構成を採用して
もよく、第１ロール部分（１９）に連動連結される第１
状態と調節筒体（２２）に連動連結される第２状態とに
回転支軸（１４）を切換える操作機構（１４ａ）と、第
１角形部（１４ａ）を称し、伝動部材（１５ａ）との非
連動状態に回転支軸（１４）を切換える伝動解除機構（
１４ｂ）と、第２角形部（１４ｂ）を称する。

調節筒体（２２）の回動操作時における第１ロール部分
（１９）の第２ロール部分（２０）との共回りを防止す
るのに、前記ストッパー（２１）に替え、第１ロール部
分（１９）　ｉ繰出しケース（１０）との摩擦によって
行うように構成して実施してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は繰出し装置の調節状態における断面図、第２図
は繰出し装置の駆動状態における断面図、第３図は繰出
し装置の縦断側面図、第４図は苗植付装置の側面図、第
５図は苗植付装置の背面図、第６図は乗用型田植機全体
の側面図である。 （７）・・・・・・繰出し装置、（１１）・・・・・・
繰出しロール、（１４）・・・・・・回転支軸、（１４
ａ）・・・・・・操作機構、（１４ｂ）・・・・・・伝
動解除機構、（１５ａ）・・・・・・伝動部材、（１９
）・・・・・・第１ロール＋ａｌ、（２０）・・・・・
・第２ロール部分、（２２）・・・・・・調節筒体。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）繰出しロール（１１）を設定角度内で往復回動さ
   せて粉粒肥料あるいは種子を設定量ずつ繰出す複数の繰
   出し装置（７）・・夫々の前記繰出しロール（１１）を
   、設定角度内で往復回動駆動される一本の回転支軸（１
   ４）にこの軸（１４）によつて回動されるように外嵌し
   、複数の前記繰出し装置（７）・・夫々において、前記
   繰出しロール（１１）を第１ロール部分（１９）と、こ
   の第１ロール部分（１９）に一体回動するように、かつ
   、前記回転支軸（１４）の軸芯方向に摺動するように連
   結した第２ロール部分（２０）とから構成すると共に、
   前記第２ロール部分（２０）に螺合させた調節筒体（２
   ２）を前記回転支軸（１４）に相対回動自在に外嵌させ
   た状態で設けて、前記調節筒体（２２）の回動操作によ
   る前記第２ロール部分（２０）の前記第１ロール部分（
   １９）に対する摺動操作によつて繰出し量調節するよう
   に構成した水田用作業車の繰出し装置調節構造であつて
   、前記回転支軸（１４）をこれに対する伝動部材（１５
   ａ）との非連動状態に切換える伝動解除機構（１４ｂ）
   を設けると共に、複数の前記繰出し装置（７）・・夫々
   の前記繰出しロール（１１）に連動連結される第１状態
   と、複数の前記繰出し装置（７）・・夫々の前記繰出し
   ロール（１１）との連動が断たれ、かつ、複数の前記繰
   出し装置（７）・・夫々の前記調節筒体（２２）に連動
   連結される第２状態とに前記回転支軸（１４）を切換え
   る操作機構（１４ａ）を設けてある水田用作業車の繰出
   し装置調節構造。
2. （２）前記伝動解除機構（１４ｂ）及び操作機構（１４
   ａ）が前記回転支軸（１４）の摺動操作によつて連動操
   作される機構である特許請求の範囲第（１）項に記載の
   構造。