JP2654292B2 - 田植え機用薬剤供給装置 - Google Patents

田植え機用薬剤供給装置

Info

Publication number
JP2654292B2
JP2654292B2 JP33643191A JP33643191A JP2654292B2 JP 2654292 B2 JP2654292 B2 JP 2654292B2 JP 33643191 A JP33643191 A JP 33643191A JP 33643191 A JP33643191 A JP 33643191A JP 2654292 B2 JP2654292 B2 JP 2654292B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chemical solution
pump
chemical
supply
liquid supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33643191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05168309A (ja
Inventor
守 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP33643191A priority Critical patent/JP2654292B2/ja
Publication of JPH05168309A publication Critical patent/JPH05168309A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2654292B2 publication Critical patent/JP2654292B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機体横方向に分散する
複数の苗植え付け具を有する田植え機に備える田植え機
用薬剤供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記薬剤供給装置として、従来、例えば
特開平3−112407号公報に示されるように、粉粒
薬剤を使用対象薬剤とするものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、薬剤が極力広範
囲に行きわたるように、薬剤を飛散させていることか
ら、供給薬剤が既植苗に直接に掛かって苗葉に付着した
り苗葉間に入り込み、植え付け苗が薬剤のために生育し
にくくなる等の薬害が出る場合があった。また、供給む
らが発生しやすくなっていた。本発明の目的は、供給薬
剤が比較的広範囲にわたって迅速に行きわたる割りに
は、薬害が回避しやすいと共に、分布面でも量面でも精
度よく供給できる薬剤供給装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による田植え機用
薬剤供給装置にあっては、目的達成のために、苗植え付
け具による苗植え付け条の横側箇所に薬液を滴下供給す
る薬液供給ノズル、および、薬液タンクを備えると共
に、前記薬液タンクの内部薬液を前記薬液供給ノズルに
供給して前記薬液供給ノズルから滴下させる給液ポンプ
を備える薬液供給路により、前記薬液タンクと前記薬液
供給ノズルとを接続し、前記給液ポンプが、前記薬液タ
ンクおよび前記薬液供給ノズルに連通する弾性ポンプ管
に回転ポンプ体が絞り出し作用するスクイズ式ポンプで
あることを特徴とする。
【0005】
【作用】スクイズ式ポンプによる絞り出しピッチと各ピ
ッチでの絞り出し量を適切に設定しておけば、薬液供給
のための滴下ピッチが所望ピッチになると共に、1回の
滴下による供給量が所望量になり、単位面積当たりの供
給量を比較的少量にしながら、しかも、全体としての供
給むらがないようにしながら供給するところの少量供給
により、薬液供給ノズルが薬液を植え付け苗に掛からな
いように苗植え付け条の横側に滴下によって供給する。
苗植え付け条横に供給された薬液は、田植え用に溜めら
れている水に落下すること、液体であること、滴下であ
ること、さらには、滴下量が適量であることのそれぞれ
のために、水面上での拡がりや水の動き等によって滴下
箇所の周囲に容易かつ迅速に、しかも、適切な供給量の
状態で拡散する。薬液に塵埃等の異物が混入していて
も、あまり大きくない異物であれば、給液ポンプが薬液
と共に容易に絞り出し、混入異物の詰まりが発生しにく
くなる。給液ポンプとして、複数本の弾性ポンプ管に1
つの回転ポンプ体が作用するポンプを採用すると、1つ
の回転ポンプ体の回転制御をするだけで、複数本のノズ
ルを薬液供給したり供給停止するように一挙に制御でき
る。
【0006】
【発明の効果】薬剤として液体の薬剤を使用し、苗植え
付け条横で田植え用水に供給して周囲に拡散させること
により、しかも、供給を滴下によって行うと共に、その
滴下供給をスクイズ式の給液ポンプによって行うことに
より、極力広範囲にわたって迅速に供給できる割りに
は、苗に直接に掛からないと共に供給量や分布を適切に
でき、薬害を回避して苗が良好に生育する状態に、か
つ、適切量が均一に行きわたる精度のよい状態に薬剤供
給をできるようになった。給液ポンプとして、複数本の
弾性ポンプ管に1つの回転ポンプ体が作用するポンプを
採用すると、複数の供給箇所の同期制御がしやすくなる
等の点で有利になる。
【0007】
【実施例】図3および図4に示すように、植え付け機体
1をリンク機構2を介して乗用型自走機体(図示せず)
に連結して、機体横方向に並列する複数個の接地フロー
ト3・・により接地支持させながら走行移動させるよう
に構成すると共に、この機体走行に伴い、機体横方向の
複数箇所において、植え付け機体1の後端部に1つの植
え付けロータ4を介して取り付けてある2つの苗植え付
け具5,5が、植え付けロータ4の回動駆動と、植え付
けロータ4に内装してある公知の遊星ギヤ機構(図示せ
ず)の作用とのために、苗のせ台6に載置された同一の
マット条苗から一株分のブロック状苗を取り出すと共に
圃場泥土に下降搬送して同一の苗植え付け条に植え付け
るところの苗植え運動を行うように構成してある。1つ
の薬液タンク7、1つの給液ポンプP、および、複数本
の薬液供給ノズル8・・を備える薬剤供給装置を、植え
付け機体1の後部に取り付けると共に、苗植え付け具5
の苗植え運動に連動して給液ポンプPが作動するように
構成し、もって、複数の苗植え付け条に同時に植え付け
ると共にいずれもの苗植え付け条に2つの苗植え付け具
5によって交互に植え付ける苗植え付け作業と、除草用
や消毒用の薬剤を供給する薬剤供給作業とが同時にでき
るように、薬剤供給装置付き田植え機を構成してある。
【0008】前記薬液供給装置を構成するに、複数本の
薬液供給ノズル8・・を、機体前後方向視で最も機体横
外側に存在する苗植え付け具5より機体横外側に位置す
る箇所、および、苗植え付け具間に位置する箇所のそれ
ぞれに1本ずつ位置するように配置すると共に、いずれ
もの薬液供給ノズル8・・に、前記給液ポンプPを備え
ると共にホースで成る薬液供給路9を介して前記薬液タ
ンク7を接続し、給液ポンプPを、図1および図2に示
すようにスクイズ式ポンプに構成すると共に一対の連動
機構10,10により植え付けロータ4に連動させてあ
り、苗植え付け具5の苗植え運動に連動して、給液ポン
プPが薬液タンク7に貯留されている除草用や消毒用の
薬液を全ての薬液供給ノズル8・・に供給し、薬液供給
ノズル8が給液ポンプPからの薬液を既植苗に直接に掛
からないように苗植え付け条の横側箇所に滴下によって
供給するようにしてある。すなわち、給液ポンプPを構
成するに、図1および図2に示すように、一端側が前記
薬液供給路9を形成するタンク側ホースを介して薬液タ
ンク7に連通し、他端側が前記薬液供給路9を形成する
ノズル側ホースを介して全ての薬液供給ノズル8・・に
各別に連通する複数本の弾性ポンプ管11・・を備え、
全ての弾性ポンプ管11・・に絞り作用する1つの回転
ポンプ体12を備え、回転ポンプ体12による弾性ポン
プ管11の絞り操作が可能になるように全ての弾性ポン
プ管11・・を受け止め支持するポンプ管受け体13を
備えると共に、回転ポンプ体12の駆動軸14に前記連
動機構10を付設してある。つまり、回転ポンプ体12
が連動機構10による伝達駆動力のために、軸芯X周り
で矢印方向に回動する。回転ポンプ体12が回動するに
伴い、回転ポンプ体12の複数箇所に遊転ローラによっ
て形成してある薬液送り部12aが弾性ポンプ管11を
ポンプ管受け体13に押圧して弾性変形操作しながら軸
芯X周りで回動移動すること、回転ポンプ体12の薬液
送り部12a間に間隙を設けることによって備えてある
薬液受入れ部12bが、弾性ポンプ管11に対する押圧
を解除し、前記薬液送り部12aのために弾性変形した
弾性ポンプ管11を非弾性変形状態に弾性復元させて弾
性ポンプ管11に薬液流入することを可能にすることに
より、苗植え付け具5の苗植え運動に連動し、前記薬液
送り部12aの配設ピッチによって決まる送り出しピッ
チで弾性ポンプ管11から薬液供給ノズル8側に薬液を
絞り出すと共に、薬液タンク7と給液ポンプPとのレベ
ル差のために薬液が自重下降によって薬液タンク7側か
ら弾性ポンプ管11に流入するようにして、絞り出しの
連続を可能にし、薬液送り部12aの配設ピッチによっ
て決まるピッチで薬液を全ての薬液供給ノズル8に供給
すると共に全ての薬液供給ノズル8から滴下させるので
ある。
【0009】〔別実施例〕複数本の薬液供給ノズル8・
・の全てに1つの給液ポンプPから薬液供給するように
構成すると、ポンプやポンプ駆動機構の必要数等の面か
ら有利にできるが、薬液供給ノズル8の数に等しい数の
ポンプを備え、全ての薬液供給ノズル8をそれ専用のポ
ンプに接続して実施してもよい。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】給液ポンプの一部切欠き側面図
【図2】給液ポンプの断面図
【図3】薬剤供給装置の背面図
【図4】薬剤供給装置付き田植え機の側面図
【符号の説明】
5 苗植え付け具 7 薬液タンク 8 薬液供給ノズル 9 薬液供給路 11 弾性ポンプ管 12 回転ポンプ体 A 苗植え付け条 P 給液ポンプ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体横方向に分散する複数の苗植え付け
    具(5)・・を有する田植え機に備える田植え機用薬剤
    供給装置であって、 前記苗植え付け具(5)による苗植え付け条(A)の横
    側箇所に薬液を滴下供給する薬液供給ノズル(8)、お
    よび、薬液タンク(7)を備えると共に、前記薬液タン
    ク(7)の内部薬液を前記薬液供給ノズル(8)に供給
    して前記薬液供給ノズル(8)から滴下させる給液ポン
    プ(P)を備える薬液供給路(9)により、前記薬液タ
    ンク(7)と前記薬液供給ノズル(8)とを接続し、 前記給液ポンプ(P)が、前記薬液タンク(7)および
    前記薬液供給ノズル(8)に連通する弾性ポンプ管(1
    1)に回転ポンプ体(12)が絞り出し作用するスクイ
    ズ式ポンプである田植え機用薬剤供給装置。
  2. 【請求項2】 前記給液ポンプ(P)が、複数本の前記
    薬液供給ノズル(8)・・に各別に連通する複数本の弾
    性ポンプ管(11)・・、および前記複数本の弾性ポン
    プ管(11)・・に絞り出し作用する1つの回転ポンプ
    体(12)を備えるスクイズ式ポンプである請求項1記
    載の田植え機用薬剤供給装置。
JP33643191A 1991-12-19 1991-12-19 田植え機用薬剤供給装置 Expired - Lifetime JP2654292B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33643191A JP2654292B2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 田植え機用薬剤供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33643191A JP2654292B2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 田植え機用薬剤供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05168309A JPH05168309A (ja) 1993-07-02
JP2654292B2 true JP2654292B2 (ja) 1997-09-17

Family

ID=18299061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33643191A Expired - Lifetime JP2654292B2 (ja) 1991-12-19 1991-12-19 田植え機用薬剤供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2654292B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6272705B2 (ja) * 2014-02-10 2018-01-31 株式会社クボタ 作業機
JP6253434B2 (ja) * 2014-02-10 2017-12-27 株式会社クボタ 作業機
JP6381220B2 (ja) * 2014-02-10 2018-08-29 株式会社クボタ 液状農用資材の散布装置
JP6249810B2 (ja) * 2014-02-10 2017-12-20 株式会社クボタ 田植機
CN108901273A (zh) * 2018-09-05 2018-11-30 江苏省苏科农化有限责任公司 能同步施药除草的一体化水稻插秧机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05168309A (ja) 1993-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2586151C2 (ru) Система дозирования пневматической тележки
JP2654292B2 (ja) 田植え機用薬剤供給装置
JP4898032B2 (ja) 粒状物繰出装置
JP2002027895A (ja) 乗用田植機の薬剤散布装置
JP6425387B2 (ja) 農用資材供給装置
JP6381220B2 (ja) 液状農用資材の散布装置
JP2002315407A (ja) 直播機
JP6249810B2 (ja) 田植機
JP4724956B2 (ja) 施肥機
JP5215031B2 (ja) 農作業機
JPH0442986Y2 (ja)
JP6413182B2 (ja) 農業用機械の繰出装置
JP3799258B2 (ja) 育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置
JPH02203707A (ja) 粉・粒状物散布装置
JP2723876B2 (ja) 乗用型田植機
JP3422070B2 (ja) 粒状物散布機
JPS6230905Y2 (ja)
JP3139013B2 (ja) 田植機の苗送り装置
JPH03247209A (ja) 施肥装置
JP3921667B2 (ja) 薬剤散布機
GB2038154A (en) Device for applying doses of a liquid preparation to a ground surface
JPH10164911A (ja) 農機における流体物の送出装置
JP2521008Y2 (ja) ブームスプレーヤ装着自走車両
JP2974602B2 (ja) 薬剤散布装置
JPH02268858A (ja) 薬剤散布装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 15