JP3799258B2 - 育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置 - Google Patents

育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置 Download PDF

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【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、移送中の育苗箱に床土や種子や肥料・薬剤を供給する播種装置に使用する肥料や薬剤を供給する育苗箱用施肥・薬装置に係るものであり、特に、粒状の肥料・薬剤を供給する育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置に係るものである。
【0002】
【従来技術】
従来公知の特開平10−215695号公報には、育苗箱を移送する移送台の上方位置に、横軸回転で外周面に繰出凹部を複数設けた横軸繰出ロールと、該横軸繰出ロールの外周側面に接触する回転ブラシと、該横軸繰出ロールの外周側面に当接して繰出凹部に嵌合した粒剤を下方まで案内する誘導体とを設けた構成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例は、繰出凹部に嵌合した粒剤を横軸繰出ロールの外周側面に接触するガイド体により案内するため、肥料・薬剤粒によっては均一に散布できないという課題がある。
即ち、横状溝に嵌合した粒剤をそのまま下方に誘導して、自然落下させるため、粒剤は一列になって落下し、均一に落下させられないのである。
また、粒剤の繰出方法を誤ると、移送中の育苗箱の壁aが障害となって、この壁aに遮られた部分(斜線部分)に粒剤bを散布できという別の課題も発生する。
しかし、粒剤の繰出を研究すると、粒剤であれば、多量〜少量まで散布しうる粒剤を選ばない装置を提供できる。
【0004】
【発明の目的】
施肥・薬作業の機械化、育苗箱への施肥・薬作業の容易化、多量〜少量まで供給量への対応の実現、肥料・薬剤混入割合の変更の容易化、施肥・薬作業能力の向上。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、育苗箱2を移送する移送台1の上方位置に、横軸回転で外周面に母線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部11を所定間隔をおいて複数並設した横軸繰出ロール10と、該横軸繰出ロール10の回転上昇側の面に臨ませた供給ホッパー6と、前記横軸繰出ロール10の上面側に設けた接触面において反対方向回転する回転ブラシ15と、該回転ブラシ15の下方を通過して横軸繰出ロール10の繰出凹部11より落下する粒剤4を下方の育苗箱2へ案内する落下ガイド16とを設け、該落下ガイド16は、平板形状に形成すると共に、前記横軸繰出ロール10の外周より所定間隔を置いて離れて位置させて横軸繰出ロール10の外周との間に、粒剤4を下方の育苗箱2へ誘導する上下共開放した誘導流路17を形成し、該誘導流路17は、前記繰出凹部11から放擲された粒剤4のうち一部は前記落下ガイド16に当たって反射して落下し、その他の粒剤4は落下ガイド16に非接触のまま落下するように構成した育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置としたものである。
本発明は、前記横軸繰出ロール10は、前記育苗箱2の移送方向後側を回転下降側となるように配置し、前記落下ガイド16は、前記横軸繰出ロール10の回転下降側に移送方向を基準に下方に至るに従い前側に位置するように傾斜させた育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置としたものである。
本発明は、前記横軸繰出ロール10および回転ブラシ15は、可変速モータ28により駆動するようにすると共に、前記移送台1に対して取付部材30により着脱自在に取付けて取付位置を変更可能に構成した育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置としたものである。
【0006】
【実施例】
本発明の一実施例を図面により説明すると、1は播種用育苗箱2を移送する移送台であり、該移送台1は周知の構成で前記育苗箱2の移送方向に長く形成し、所望位置に設けた支脚3により床上に載置される。移送台1には移送ロール、搬送ベルト等の前記育苗箱2の移送手段を設けて構成する。
移送台1の上方位置には、肥料または薬剤の粒剤4(図5)を繰り出す粒剤繰出装置5を設ける。粒剤4は、所謂コーティング等の手段により所定の時間を掛けて肥料あるいは薬成分が徐々に溶出するように構成されているものであり、粒剤4上に直接種子を播種しても、種子の発芽・成長に対して所謂肥料・薬焼けの現象は発生せず、また、形状は球形状に限定されず、粒あるいは結晶状のものであればよく、粉末は除かれる。
粒剤繰出装置5は、上部に供給ホッパー6を設け、該供給ホッパー6の下部は所謂倒八状に誘導板7と誘導板8に形成する。誘導板7と誘導板8のうち一方の誘導板7は短く形成して、他方の誘導板8の上面との間に流下口9を形成する。誘導板8の先端は誘導板7の先端より伸ばして横軸繰出ロール10の回転上昇側の外周に臨ませる。
【0007】
前記横軸繰出ロール10は、その外周面に母線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部11を所望の間隔をおいて全周に形成する。繰出凹部11は、粒剤4より大きい幅と深さを有して形成し、横軸繰出ロール10の回転方向の繰出凹部11内に複数粒が嵌合するように構成し、横軸繰出ロール10の回転上昇側外周面と誘導板8の先端が臨む部分の嵌合部12で粒剤4を嵌合させ、横軸繰出ロール10の回転下降側部分で粒剤4を放擲させる。そのため、繰出凹部11の横軸繰出ロール10の回転上昇側部分は角を有する角部(エッジ部)13に形成し、繰出凹部11の横軸繰出ロール10の回転下降側部分は面取りした傾斜面14に形成している。
横軸繰出ロール10の直上位置よりやや回転下降側には、繰出凹部11に嵌合しない粒剤4を掃き戻す回転ブラシ15を設ける。
【0008】
しかして、横軸繰出ロール10の回転下降側には回転ブラシ15を通過した粒剤4の落下を案内する落下ガイド16を設ける。
落下ガイド16は、平板により形成し、横軸繰出ロール10の外周より所定間隔を置いて離して位置させ、横軸繰出ロール10の外周と落下ガイド16との間に誘導流路17を形成する。前記落下ガイド16は下方に至るに従い前側に位置するように傾斜させて形成する。
即ち、横軸繰出ロール10の外周より所定間隔を置いて離して落下ガイド16を位置させているから、回転ブラシ15の下方を通過した繰出凹部11に嵌合した粒剤4は、横軸繰出ロール10の下降回転により直ちに繰出凹部11より落下するものと、下方位置にて落下するものとに別れ、更に、繰出凹部11から放擲される際に、横軸繰出ロール10と共回りして回転慣性が付与されるものと、少ないものとに別れ、また、飛散した粒剤4のうち一部は落下ガイド16に当たって反射して落下するものと、落下ガイド16に非接触のまま誘導流路17を落下するものがある等の種々の理由から、同じ列の繰出凹部11に嵌合した粒剤4であっても、下方の育苗箱2に供給されるタイミングにタイムラグを発生させることができ、条溝形状の繰出凹部11により形成した横軸繰出ロール10によっても、前後に散乱させて粒剤4を育苗箱2に供給できる(図5)。
したがって、誘導流路17の幅は、繰出凹部11から放擲された粒剤4が落下ガイド16に当たるものと、当たらないものとが略半々となるように設定すると、タイムラグを発生させ易くなって、好適である。
【0009】
20は落下ガイド16の落下ガイド取付板部、21は落下ガイド取付板部20と落下ガイド16の間の誘導流路17に粒剤4を誘導する上部誘導板、22は落下ガイド16の左右側に設けた飛散防止板であり、飛散防止板22は落下ガイド16より左右外側に粒剤4が飛散するのを防止して、育苗箱2まで案内する。23は飛散防止板22の下部に設けた左右寄ガイド部である。
前記横軸繰出ロール10および回転ブラシ15は、粒剤繰出装置5のフレーム25に回転軸26、27を夫々軸装して取付け、回転軸26と回転軸27にはモータ28の回転を伝達させて作動させる。
この場合、モータ28は可変速モータとすると、粒剤4の繰出量を変更調節できて、好適である。28aは可変速モータ28の調節ダイヤルである。
また、このモータ28により粒剤繰出装置5を作動させる構成の場合、フレーム25を任意の取付部材30により移送台1に着脱自在に取付けると、粒剤4の散布するタイミングを変更でき、好適である。
【0010】
即ち、粒剤4は、育苗箱2に床土を供給後覆土する間に、育苗箱2へ供給すると、育苗した苗と共に圃場に持ち込まれ、圃場における施肥・施薬作業を省力化でき、そのため、移送台1に設けた床土供給装置と覆土供給装置の間移動させられるように、取付部材30により着脱自在に移送台1に取付ける。
しかして、図1では種子繰出装置31と土繰出装置32とを設けており、最初移送台1に育苗箱2を供給して土繰出装置32により床土を供給し、この床土を供給した育苗箱2を移送台1に供給して播種と覆土を行うように構成している。この場合、粒剤繰出装置5は、移送台1の始端部側上方位置に設けた灌水装置33の前側に設けている。また、図9では、前記種子繰出装置31と土繰出装置32の間に設けている。
また、図10、11の実施例は、モータ28に変えて移送台1の回転を伝達して粒剤繰出装置5を作動させるものであり、回転入り切りクラッチ34により回転を入り切りさせている。35は操作レバー、36は操作レバー35を係合させる操作溝である。
移送台1には、図示または説明を省略しているが、余分に供給した床土を除去する横軸駆動回転の回転均平ブラシ、育苗箱2の後壁緒および前壁の隅部の床土を押圧する隅部押圧均平装置等を設けてもよい。
【0011】
【作用】
次に作用を述べる。
育苗箱2の移送手段を有する移送台1の上方位置には、肥料または薬剤の粒剤4を繰り出す粒剤繰出装置5を設けているから、移送中の育苗箱2は粒剤繰出装置5から粒剤4の供給を受ける。
粒剤繰出装置5は、上部に供給ホッパー6を設け、該供給ホッパー6の下部は所謂倒八状に誘導板7と誘導板8に形成しているから、供給ホッパー6に粒剤4を供給すると、粒剤4は誘導板7により誘導板8に誘導され、誘導板8上の粒剤4は横軸繰出ロール10に向かって誘導され、横軸繰出ロール10の繰出凹部11に嵌合する。
横軸繰出ロール10の繰出凹部11に嵌合した粒剤4は、横軸繰出ロール10の回転により共回りし、回転ブラシ15により繰出凹部11に嵌合しない余分な粒剤4が掃き戻され、繰出凹部11に嵌合している粒剤4は更に横軸繰出ロール10と共回りする。
【0012】
横軸繰出ロール10の回転下降側には、横軸繰出ロール10の外周より所定間隔を置いて離れて位置する落下ガイド16を設けているだけであるから、繰出凹部11に嵌合した粒剤4は、重力と横軸繰出ロール10の遠心力の作用を受けて繰出凹部11から落下する。
したがって、横軸繰出ロール10の回転下降側になると、すぐに粒剤4が繰出凹部11から外れることが可能となること、粒剤4が繰出凹部11から外れるタイミングが繰出凹部11への嵌まり具合やその他の種々の条件によりずれることから、同じ列の繰出凹部11に嵌合した粒剤4であっても、繰出凹部11から外れて下方の育苗箱2に落ちるまでにタイムラグが生じ、この間育苗箱2は移動するから粒剤4は前後に散乱して育苗箱2に落下供給されることになる。
特に、約30cm×約60cm程度の育苗箱2に50g程度の少量の粒剤4を散布する場合でも、一列に嵌合した粒剤4を前後に散乱させて略均一に繰出すことができ、少ない量の粒剤4でも均等にばらまき供給できる。
【0013】
即ち、肥料や薬剤の中には一つの育苗箱2に1kg程度供給するものから50g程度の供給量ですむものまで種々あるが、少ない供給量のものを均一に供給するのは頗る困難であるが、本願のように、横軸繰出ロール10から育苗箱2に落下する間にタイムラグを発生させて落ちるタイミングをずらせてやることにより、均一散布を実現できる。
この場合、落下ガイド16は、横軸繰出ロール10の外周より所定間隔を置いて離れて位置しているから、横軸繰出ロール10の外周と落下ガイド16との間に誘導流路17を形成する。
したがって、繰出凹部11より飛散した粒剤4のうち一部は落下ガイド16に当たって反射して落下し、一部は落下ガイド16に非接触のまま誘導流路17を落下するので、この点でも、横軸繰出ロール10から育苗箱2に落下する間にタイムラグを発生させる構成を簡単に実現でき、コストを低くする。
【0014】
また、落下ガイド16は、下方に至るに従い前側に位置するように傾斜させてているから、落下ガイド16に当たった粒剤4はすぐに落下(流下)して、落下ガイド16上に滞留することはない。
この場合、誘導流路17は、回転ブラシ15によって刷り切りされた繰出凹部11内嵌合の粒剤4の定量に対して、これが通過する幅(面積)に形成しているから、繰出凹部11から落下する粒剤4は円滑に誘導流路17を流下し、誘導流路17で詰まるのを防止する。
しかして、粒剤繰出装置5の横軸繰出ロール10と落下ガイド16は、育苗箱2の移送方向との関係において、育苗箱2の移送方向の前側に向かって粒剤4が流下するように配置しているから、育苗箱2内に均一に粒剤4を供給する。
即ち、粒剤4の落下軌跡は、側面視下方に至るに従い前方に至るように斜めに落ちるから、育苗箱2の前壁のすぐ後面側でも粒剤4を供給できる。換言すると、図のように、側面視粒剤4が下方に至るに従い移送方向の後方に斜めに落とすと、育苗箱2の前壁が障害になって、前壁によって影となるすぐ後面側に供給できず、特に、少量供給する粒剤繰出装置5においては均一散布(供給)できない。
【0015】
しかして、落下ガイド16は、落下ガイド取付板部20をフレーム25に取付け、落下ガイド取付板部20と落下ガイド16の間には上部誘導板21を設けているから、回転ブラシ15の上方は開放しているが、流下口9から流下した全ての粒剤4は落下ガイド16により案内されて、育苗箱2に供給される。
しかして、横軸繰出ロール10および回転ブラシ15は、粒剤繰出装置5のフレーム25に回転軸26、回転軸27を夫々軸装して取付け、回転軸26、回転軸27はフレーム25に設けたモータ28の回転により回転するから、一々配線することがなく、取付が容易である。
この場合、モータ28は可変速モータとすると、粒剤4の繰出量を変更調節できて、肥料成分や薬剤成分の相違する粒剤4を選択供給でき、少量供給する粒剤繰出装置5において、微調節可能となって、好適である。
また、モータ28により粒剤繰出装置5を作動させる構成にすると、回転伝達構成を考慮することなく、所望の位置の移送台1に設けることができ、供給順序を最適にできる。
【0016】
この場合、フレーム25を任意の取付部材30により移送台1に着脱自在に取付けると、一層、一つの移送台1に対して粒剤繰出装置5の位置を変更して、粒剤4の散布する順序を変更でき、好適である。
即ち、粒剤4は、育苗箱2に床土を供給後覆土する間に、育苗箱2へ供給すると、育苗した苗と共に圃場に持ち込まれ、圃場における施肥・施薬作業を省力化でき、そのため、移送台1に設けた床土供給装置と覆土供給装置の間移動させられるように、取付部材30により着脱自在に移送台1に取付ける。
しかして、図1では、灌水装置33の前側に設けているから、床土を供給した後に、粒剤4を供給し、粒剤4は苗の根に包まれて本田(ほんでん)への持ち込みが容易になる。
また、図9のように、種子繰出装置31と土繰出装置32の間に粒剤繰出装置5を設けて、播種後に粒剤4を供給すると、特に少量散布の場合、覆土量を減少させることができ、好適である。
また、図10の実施例は、モータ28に変えて移送台1の回転を伝達して粒剤繰出装置5を作動させるものであり、回転入り切りクラッチ34により回転を入り切りさせているから、構成を簡素にしている。
【0017】
【効果】
本発明は、育苗箱2を移送する移送台1の上方位置に、横軸回転で外周面に母線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部11を所定間隔をおいて複数並設した横軸繰出ロール10と、該横軸繰出ロール10の回転上昇側の面に臨ませた供給ホッパー6と、前記横軸繰出ロール10の上面側に設けた接触面において反対方向回転する回転ブラシ15と、該回転ブラシ15の下方を通過して横軸繰出ロール10の繰出凹部11より落下する粒剤4を下方の育苗箱2へ案内する落下ガイド16とを設け、該落下ガイド16は、平板形状に形成すると共に、前記横軸繰出ロール10の外周より所定間隔を置いて離れて位置させて横軸繰出ロール10の外周との間に、粒剤4を下方の育苗箱2へ誘導する上下共開放した誘導流路17を形成し、該誘導流路17は、前記繰出凹部11から放擲された粒剤4のうち一部は前記落下ガイド16に当たって反射して落下し、その他の粒剤4は落下ガイド16に非接触のまま落下するように構成した育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置としたものであるから、横状溝形状の繰出凹部11の横軸繰出ロール10を使用しても、粒剤は列にならずに散らばって落下し、均一に繰り出せ、繰出性能を落とすことなく、安価に製造でき、また、繰出量を少量から大量まで対応できて汎用性を向上させる。
本発明は、前記横軸繰出ロール10は、前記育苗箱2の移送方向後側を回転下降側となるように配置し、前記落下ガイド16は、前記横軸繰出ロール10の回転下降側に移送方向を基準に下方に至るに従い前側に位置するように傾斜させた育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置としたものであるから、育苗箱2の前壁のすぐ後面側から全面に亘って粒剤4を供給できる。
本発明は、前記横軸繰出ロール10および回転ブラシ15は、可変速モータ28により駆動するようにすると共に、前記移送台1に対して取付部材30により着脱自在に取付けて取付位置を変更可能に構成した育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置としたものであるから、粒剤4の散布する順序を簡単に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 播種装置の全体側面図。
【図2】 粒剤繰出装置の縦断側面図。
【図3】 繰出ロールの断面図。
【図4】 繰出凹部の断面図。
【図5】 繰出状態の説明図。
【図6】 粒剤繰出装置の側面図。
【図7】 粒剤繰出装置の側面図。
【図8】 同背面図。
【図9】 播種装置移送台へ粒剤繰出装置の位置を変更した状態の全体側面図。
【図10】 播種装置移送台から回転伝達受ける実施例の側面図。
【図11】 同操作部の平面図。
【図12】 公知の課題を示す説明図。
【符号の説明】
1…移送台、2…育苗箱、3…支脚、4…粒剤、5…粒剤繰出装置、6…供給ホッパー、7…誘導板、8…誘導板、9…流下口、10…横軸繰出ロール、11…繰出凹部、13…角部、14…傾斜面、15…回転ブラシ、16…落下ガイド、17…誘導流路、20…落下ガイド取付板部、21…上部誘導板、22…飛散防止板、25…フレーム、26…回転軸、27…回転軸、28…モータ、30…取付部材、31…種子繰出装置、32…土繰出装置、33…灌水装置、34…回転入り切りクラッチ。

Claims (3)

  1. 育苗箱2を移送する移送台1の上方位置に、横軸回転で外周面に母線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部11を所定間隔をおいて複数並設した横軸繰出ロール10と、該横軸繰出ロール10の回転上昇側の面に臨ませた供給ホッパー6と、前記横軸繰出ロール10の上面側に設けた接触面において反対方向回転する回転ブラシ15と、該回転ブラシ15の下方を通過して横軸繰出ロール10の繰出凹部11より落下する粒剤4を下方の育苗箱2へ案内する落下ガイド16とを設け、該落下ガイド16は、平板形状に形成すると共に、前記横軸繰出ロール10の外周より所定間隔を置いて離れて位置させて横軸繰出ロール10の外周との間に、粒剤4を下方の育苗箱2へ誘導する上下共開放した誘導流路17を形成し、該誘導流路17は、前記繰出凹部11から放擲された粒剤4のうち一部は前記落下ガイド16に当たって反射して落下し、その他の粒剤4は落下ガイド16に非接触のまま落下するように構成した育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置。
  2. 請求項1において、前記横軸繰出ロール10は、前記育苗箱2の移送方向後側を回転下降側となるように配置し、前記落下ガイド16は、前記横軸繰出ロール10の回転下降側に移送方向を基準に下方に至るに従い前側に位置するように傾斜させた育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置。
  3. 請求項1〜請求項の何れか1項において、前記横軸繰出ロール10および回転ブラシ15は、可変速モータ28により駆動するようにすると共に、前記移送台1に対して取付部材30により着脱自在に取付けて取付位置を変更可能に構成した育苗箱用の肥料や薬剤の粒剤繰出装置。
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