JPH11127696A - 育苗箱用施肥播種装置 - Google Patents

育苗箱用施肥播種装置

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JPH11127696A
JPH11127696A JP30962197A JP30962197A JPH11127696A JP H11127696 A JPH11127696 A JP H11127696A JP 30962197 A JP30962197 A JP 30962197A JP 30962197 A JP30962197 A JP 30962197A JP H11127696 A JPH11127696 A JP H11127696A
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JP
Japan
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fertilizer
box
seed
leveling
feeding
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JP30962197A
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English (en)
Inventor
Tadao Takagi
忠夫 高木
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Suzutec Co Ltd
Original Assignee
Suzutec Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施肥作業の機械化、育苗箱への施肥作業の容
易化、肥料混入割合の変更の容易化、施肥作業能力の向
上、施肥作業と播種作業の連続化、作業効率の向上。 【構成】 床土供給装置4と、回転均平ブラシ9と、隅
部押圧均平装置12と、肥料供給装置36と、肥料回収
装置65と、隅部押圧均平装置78と、灌水装置79
と、種子供給装置81と、種子回収装置86と、覆土供
給装置87とをこの順に設けた育苗箱用施肥播種装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移送中の育苗箱に床土
や種子や肥料を供給する播種装置に使用する育苗箱用施
肥装置に係るものであり、床土や種子や肥料を単独また
は連続して供給する。
【0002】
【従来技術】従来、公知公報はないが、育苗箱に供給す
る床土に粒形状に形成した肥料の表面を肥料成分が所定
時間を掛けて徐々に溶出するようにコーティングした肥
料粒を混入させて施肥する方法は公知である。また、従
来公知ではないが、同一出願人の先願である特願平7−
260698号には、育苗箱を移送する移送台の上方位
置に、横軸回転で外周面に繰出凹部を複数設けた小径の
横軸繰出ロールと、該横軸繰出ロールの外周側面に摺接
するブラシと、該横軸繰出ロールの下方に設けた床土繰
出ベルトとからなる育苗箱用施肥装置について記載さ
れ、提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、床土に
予め肥料粒を混入させるので、混入割合の相違する床土
が必要なときは別途用意しなくてはならず、無駄が多い
という課題がある。また、前記先行技術は、小径の横軸
繰出ロールのため、繰出量が少ないという課題があり、
また、供給装置への床土と肥料の補給が面倒であるとい
う課題がある。本発明は、施肥および播種を連続作業で
行えるようにしたものである。
【0004】
【発明の目的】施肥作業の機械化、育苗箱への施肥作業
の容易化、肥料混入割合の変更の容易化、施肥作業能力
の向上、施肥作業と播種作業の連続化、作業効率の向
上。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、育苗箱2を移
送する移送台1の始端部側上方位置に、上部に床土供給
ホッパー5を下部に繰出ベルト6を有する床土供給装置
4と、余分に供給した床土を除去する横軸駆動回転の回
転均平ブラシ9と、育苗箱2の後壁10および前壁11
の隅部の床土を押圧する隅部押圧均平装置12と、横軸
回転で外周面に母線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部
47を所定間隔をおいて複数並設した大径の横軸肥料繰
出ロール45および該横軸肥料繰出ロール45の回転上
昇側の側面に供給口41を臨ませた肥料供給ホッパー3
7および前記横軸肥料繰出ロール45の上面側に設けた
接触面において反対方向回転する回転均平ブラシ59お
よび該横軸肥料繰出ロール45の回転下降側の側面に設
けた前記回転均平ブラシ59の下方を通過した繰出凹部
47に嵌合した肥料粒38を横軸肥料繰出ロール45の
下部の落下部61まで案内する誘導カバー60を有する
肥料供給装置36と、移送方向と交差し前記育苗箱2の
周壁上面に摺接する堰体66および該堰体66の前記移
送方向後側に設けた移送方向と交差し下面側に前記育苗
箱2の左右幅より長い主吸引口73を開口させた回収用
吸引パイプ68とからなる回収装置65と、育苗箱2の
後壁10および前壁11の隅部の肥料粒38を押圧する
隅部押圧均平装置78と、育苗箱2内に灌水する灌水装
置79と、上部に種子供給ホッパー82を下部に横軸種
子繰出ロール84を設けた種子供給装置81と、移送方
向と交差し前記育苗箱2の周壁上面に摺接する堰体66
および該堰体66の前記移送方向後側に設けた移送方向
と交差し下面側に前記育苗箱2の左右幅より長い主吸引
口73を開口させた回収用吸引パイプ68からなる育苗
箱2の後壁10および前壁11および側壁19に載った
種子85を吸引回収する種子回収装置86と、育苗箱2
に覆土を供給する覆土供給装置覆土供給装置87とを設
けた育苗箱用施肥播種装置としたものである。本発明
は、床土供給装置4と、回転均平ブラシ9と、隅部押圧
均平装置12と、肥料供給装置36と、肥料回収装置6
5と、隅部押圧均平装置78と、灌水装置79と、種子
供給装置81と、種子回収装置86と、覆土供給装置8
7とをこの順に設けた育苗箱用施肥播種装置としたもの
である。本発明は、床土供給装置4と、回転均平ブラシ
9と、隅部押圧均平給装置12と、種子供給装置81
と、種子回収装置86と、肥料供給装置36と、隅部押
圧均平装置78と、肥料回収装置65と、灌水装置79
と、覆土供給装置87とをこの順に設けた育苗箱用施肥
播種装置としたものである。本発明は、前記肥料供給装
置36の横軸肥料繰出ロール45の繰出凹部47は前記
肥料粒38よりも大きい幅と深さを有して形成した育苗
箱用施肥播種装置としたものである。本発明は、横軸肥
料繰出ロール45の外周面には左右方向に所定間隔をお
いてスリット52を全周に設け、該スリット52の深さ
は繰出凹部47と同一または若干深く形成し、各スリッ
ト52には掻出用ナイフ53を嵌合させた育苗箱用施肥
播種装置としたものである。本発明は、前記肥料粒38
は、粒形状に形成した肥料の表面を肥料成分が所定時間
を掛けて徐々に溶出するようにコーティングした育苗箱
用施肥播種装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は播種用育苗箱2を移送する移送台であり、該移送台
1は周知の構成で前記育苗箱2の移送方向に長く形成
し、所望位置に設けた支脚3により床上に載置される。
移送台1には移送ロール、搬送ベルト等の前記育苗箱2
の移送手段を設け、移送台1の始端部側上方位置には、
床床土供給装置4を設ける。床土供給装置4は、上部に
床土供給ホッパー5を設け、床土供給ホッパー5の下方
に前記育苗箱2の移送方向と並行に移動する繰出ベルト
6を設けて構成する。7は繰出ベルト6と床土供給ホッ
パー5の間に設けた繰出口8からの繰出量を調節する繰
出量調節装置である。前記床土供給装置4の移送方向下
手側には、余分に供給した床土を除去する横軸駆動回転
の回転均平ブラシ9を設け、回転均平ブラシ9の育苗箱
2の移送方向後側には育苗箱2の後壁10および前壁1
1の隅部の床土を押圧する隅部押圧均平装置12を設け
る。
【0007】隅部押圧均平装置12の構成は任意である
が、実施例の構成について説明すると、前記移送台1に
はフレーム13を設け、フレーム13には左右一対の取
付板14をリンク機構を介して夫々取付ける。取付板1
4には、左右一対の後壁隅用平行リンク15を左右方向
の取付軸16、17により取付ける。後壁隅用平行リン
ク15の下部には側面視前後逆L型形状の育苗箱2の後
壁10の隅部を押圧する後壁隅部押圧体18を取付け
る。即ち、後壁隅用平行リンク15は、正確には、2本
のアームと、該アームの上部側を連結する取付板14
と、その下部を連結する後壁隅部押圧体18により構成
する。20は後壁隅用平行リンク15を常時上方回動さ
せるように付勢する後リンク用バネ、21は取付軸16
よりも上方の後壁隅用平行リンク15のアームに当接す
る押圧深さ調節用ストッパーであり、押圧深さ調節用ス
トッパー21は取付板14に設けた長孔22内を前後に
移動自在に構成し、押圧深さ調節用ストッパー21の位
置を変更して後壁隅用平行リンク15の傾斜を変更する
ことにより後壁隅部押圧体18の上下幅を変更して、押
圧深さ(育苗箱2の上面から床土上面までの深さ)を調
節する。
【0008】前記後壁隅用平行リンク15の移送方向後
側には左右一対の前壁隅用平行リンク24の上部を取付
軸25、26により取付板14に取付け、前壁隅用平行
リンク24の下部には側面視L型形状の育苗箱2の前壁
11の隅部を押圧する前壁隅部押圧体27を取付ける。
前記前壁隅用平行リンク24と前記後壁隅部押圧体18
との間には、前壁隅用平行リンク24を常時下方回動さ
せるように付勢する前リンク用バネ28を設ける。ま
た、取付軸26よりも上方の前壁隅用平行リンク24の
上端には係合軸29を設け、係合軸29には軸形状の待
機用連結体30の後端側に形成した長孔31を係合さ
せ、待機用連結体30の先端を前記後壁隅用平行リンク
15の上端に軸32により軸着する。したがって、前壁
隅用平行リンク24は常時下方回動しようとするが、待
機用連結体30が係合軸29を牽引してこれを規制し、
前壁隅部押圧体27を、後壁隅部押圧体18の後側であ
って、育苗箱2の前壁11よりも上方に待機させる。そ
れゆえ、前リンク用バネ28より後リンク用バネ20の
弾力を強く設定する。なお、前壁隅用平行リンク24
は、後壁隅用平行リンク15と連動するが、後壁隅部押
圧体18と前壁隅部押圧体27の間の距離が狭くなっ
て、係合軸29と軸32の間隔が狭くなるときは係合軸
29が待機用連結体30の長孔31内を移動してこれを
吸収する。
【0009】しかして、隅部押圧均平装置12の下手側
には、肥料供給装置36を設ける。肥料供給装置36
は、肥料供給ホッパー37内に肥料粒38を投入して、
肥料粒38を前記育苗箱2内の床土上面に供給するもの
である。この肥料粒38は、所謂コーティングされた球
形状のものであり、所定の時間を掛けて肥料成分が徐々
に溶出する。したがって、肥料粒38は床土上面に供給
し、その上に直接種子を播種しても、種子の発芽・成長
に対して所謂肥料焼けの現象は発生しない。肥料供給装
置36は、上部に肥料供給ホッパー37を設け、肥料供
給ホッパー37の下部には倒八状の流穀板39、40を
設ける。41は肥料供給ホッパー37の供給口、42は
前記肥料供給ホッパー37に取付けた供給量調節装置4
3の供給量調節板、44は前記流穀板40の下端部の下
面に設けたブラシであり、ブラシ44の先端を横軸肥料
繰出ロール45の外周面に摺接させる。46はブラシ4
4の先端と横軸肥料繰出ロール45の外周面との上方の
肥料溜り部である。
【0010】横軸肥料繰出ロール45は、その外周面に
は、母線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部47を所望
の間隔をおいて全周に形成する。繰出凹部47は、肥料
粒38より大きい幅と深さを有して形成し、実施例では
肥料粒38の粒径に対応させて3mm〜8mmの幅と深さを
有している。前記繰出凹部47は側方から見たとき回転
前進側48は、その角部を切欠いて傾斜面49を形成
し、回転後進側50は角部を有する起立壁51に形成す
る。前記傾斜面49は回転前進側48より回転後進側5
0に至るに従い低くなる傾斜面に形成する。本実施例の
横軸肥料繰出ロール45は、前記繰出凹部47内に肥料
粒38が確実に嵌合させるため、外周面を可及的に平面
形状に近い円弧面に形成するように大径ロールにより形
成し、実施例では160mm 〜300mm の直径を有する。ま
た、前記繰出凹部47は、160mm の横軸肥料繰出ロール
45で略50本程度、300mm の横軸肥料繰出ロール45
で略95本程度形成する。しかして、横軸肥料繰出ロー
ル45の外周面には左右方向に所定間隔を置いてスリッ
ト52を全周に設ける。好適には一粒の肥料粒38の横
向きの幅より短かい間隔をおいて設ける。スリット52
の深さは繰出凹部47と同じか若干深く形成し、各スリ
ット52には掻出用ナイフ53を嵌合させる。また、前
記掻出用ナイフ53の上方位置に横軸肥料繰出ロール4
5の外周面に接触する詰まり除去ブラシ58を軸装す
る。詰まり除去ブラシ58は回転自在に軸装して横軸肥
料繰出ロール45の外周面に接触することにより反対に
回転して詰まった肥料粒38を除去する。
【0011】したがって、好適には、詰まり除去ブラシ
58の先端は、繰出凹部47の底部に達する長さに形成
する。前記横軸肥料繰出ロール45の軸心上方位置より
回転下降側には、軸心方向が該横軸肥料繰出ロール45
の軸心方向と平行で、かつ接触面において反対方向回転
する回転均平ブラシ59を設ける。回転均平ブラシ59
の先端は、横軸肥料繰出ロール45の外周に接触し、繰
出凹部47に嵌合している肥料粒38を掻き出さない長
さに形成している。また、横軸肥料繰出ロール45の側
面には誘導カバー60を設ける。誘導カバー60は回転
均平ブラシ59より横軸肥料繰出ロール45の下部の肥
料粒38の落下部61まで繰出凹部47に嵌合している
肥料粒38を傷めないように誘導するものであり、内側
にスポンジ等の弾性部材62を設け、該弾性部材62を
合成樹脂材63により被覆し、被覆部材63を横軸肥料
繰出ロール45の側面に摺接させる。また、被覆部材6
3の下端は折り返して弾性部材62の下部を完全に被覆
する。
【0012】また、肥料供給装置36は移送台1に対し
て高さ位置を調節自在に取付け、高さの相違する育苗箱
2へ対応するようにしている。しかして、肥料供給装置
36の下手側には、育苗箱2の後壁10および前壁11
および側壁19に載った肥料粒38を掻き落とすスクレ
ーパまたは肥料回収装置65を設ける。前記スクレーパ
は、弾性板部材により形成する。前記肥料回収装置65
は育苗箱2の移送方向と交差する左右方向の堰体66を
設け、堰体66は前記スクレーパと同様に弾性板部材6
7により構成し、その下面を育苗箱2の周壁上面に摺接
させ、その左右側を任意の取付具により移送台に固定す
るが、高さ調節自在にすると、好適である。堰体66の
移送方向後側には回収用吸引パイプ68を設ける。回収
用吸引パイプ68は左右方向のパイプにより形成し、一
端は、閉塞して閉塞部69に形成し、閉塞部69には空
気を吸引する小径の小径吸引口70を形成する。小径吸
引口70は回収用吸引パイプ68の他端開口部に対峙す
るように形成すると、回収用吸引パイプ68内を均一に
吸引するようになる。実施例では、前記堰体66に回収
用吸引パイプ68を接着剤等により固定している。回収
用吸引パイプ68の他端には、吸引装置71に接続した
接続ホース72を接続する。
【0013】回収用吸引パイプ68の下面側には主吸引
口73を形成する。主吸引口73は少なくとも前記育苗
箱2の左右幅より大に形成し、前記前後壁10上の肥料
粒38を吸引回収するように構成する。また、主吸引口
73は図16のように先端側から基部側に至るに従い開
口面積を広く形成して、吸引力を均等になるようにする
と、好適である。また、主吸引口73は周壁と前記堰体
66とにより形成される供給物の堰き止められる空間に
向けて開口させると、一層、吸引効果を向上させる。し
たがって、主吸引口73は堰体66に向けて開口させて
いる。前記接続ホース72の所望位置には、容積を大き
くして供給物を回収する回収室74を形成し、回収室7
4には開口部または出し入れ自在の回収箱75等を設け
る。76はフィルタである。図17〜図19は、他の実
施例であり、前記回収用吸引パイプ68の主吸引口73
にはノズル77を設ける。
【0014】肥料回収装置65の下手側には、後壁10
および前壁11の隅部の肥料粒38を押圧する隅部押圧
均平装置78を設ける。肥料粒38は、横軸肥料繰出ロ
ール45より垂直に落下せず、前後いずれか斜めに落下
することが多く、後壁10および前壁11の隅部に厚く
敷かられることがあるので、この部分を隅部押圧均平装
置78により均平しておくのであり、隅部押圧均平装置
78は隅部押圧均平装置12と同一構成である。しかし
て、隅部押圧均平装置78の下手側には、灌水装置79
を設ける。灌水装置79は公知の構成であり、育苗箱2
の移送方向と交差する左右方向の灌水ノズル80を設
け、灌水ノズル80の下面に噴出口を形成する。灌水ノ
ズル80の一端は閉塞し、他端は水道、ポンプ等の水源
に接続する。灌水装置79の下手側には、種子供給装置
81を設ける。種子供給装置81も公知の構成であり、
上方に種子供給ホッパー82を設け、種子供給ホッパー
82の下方に外周面に種子繰出凹部83を設けた横軸種
子繰出ロール84を設けて構成している。なお、前記肥
料供給装置36と同一構成にしてもよい。
【0015】種子供給装置81の下手側には、育苗箱2
の後壁10および前壁11および側壁19に載った種子
85を掻き落とすスクレーパまたは種子回収装置86を
設ける。種子回収装置86は前記肥料回収装置65と同
一構成に形成する。種子回収装置86の下手側には、育
苗箱2に覆土を供給する覆土供給装置87を設ける。覆
土供給装置87は前記床床土供給装置4と同一構成であ
るが、繰出口8を相当に狭く調節できるようにしてい
る。しかして、図23は、供給順序を示したものであ
り、床土を供給し、次に、施肥して、床土に灌水してか
ら種子を供給する所謂「前灌水」のものであり、これが
基本形であるが、図24のように、種子を供給してから
灌水する「後灌水」の方が成育がよいとする考えもあ
り、この場合、施肥後灌水するようにしている。即ち、
肥料粒38は、溶出時期が長い所謂コーティングされた
肥料であるが、灌水されると、再使用が難しくなるの
で、肥料粒38の回収を優先させている。また、図25
は、肥料供給装置36と種子供給装置81とを同一構成
にし、種子と肥料の供給順序を簡易的に入れ替えたもの
であり、肥料供給装置36と種子供給装置81とで繰出
量の設定を相違させるだけで使用でき、また、移送台1
に対して着脱自在にしておいて、肥料供給装置36と種
子供給装置81とを入れ替えることもある。この場合、
肥料粒38の性状によって再使用が難しいときは、除去
し、再使用が可能なときは回収する。
【0016】
【作用】次に作用を述べる。 (全体の作用)床土供給装置4の床土供給ホッパー5に
土を投入し、肥料供給装置36の肥料供給ホッパー37
に肥料粒38を投入し、種子供給ホッパー82に種子を
投入し、覆土供給装置87の覆土供給ホッパーに覆土を
投入し、移送台1に育苗箱2を供給すると、育苗箱2は
床土供給装置4の下方に至り、上方から土の供給を多め
に受け、回転均平ブラシ9により余分に供給された床土
を除去しながら上面を均平にする。回転均平ブラシ9に
より余分な土を除去しても、育苗箱2の後壁10および
前壁11の隅部には回転均平ブラシ9で除去できない隅
土が円弧状に残るので、12により隅部の余分な土を押
圧均平する。
【0017】しかして、次に、隅部の床土を均平された
育苗箱2は、肥料供給装置36の下方に至たる。肥料供
給装置36は、肥料供給ホッパー37内の肥料粒38が
流穀板40上を流下して流穀板40の先端と横軸肥料繰
出ロール45の外周とにより形成される肥料溜り部46
に溜り、ここを通過する横軸肥料繰出ロール45の繰出
凹部47に次々に嵌合し、繰出凹部47に嵌合した肥料
粒38は横軸肥料繰出ロール45の回転により上昇し、
横軸肥料繰出ロール45と共回りする繰出凹部47に嵌
合していない過剰肥料粒38の大部分は、回転均平ブラ
シ59により掃き戻されて均平され、回転均平ブラシ5
9の下方を通過した繰出凹部47には横に略一列に肥料
粒38が嵌合し、誘導カバー60により下方迄誘導さ
れ、最下点の落下部61で下方に落下し、正確に一定量
の肥料粒38が育苗箱2内に床土上面に供給される。
【0018】この場合、施肥前に育苗箱2の後壁10お
よび前壁11の隅部の余分な土が押圧均平されているの
で、育苗箱2の前後両端部に肥料粒38が厚く供給され
るのを防止する。しかして、次に、施肥された育苗箱2
は、育苗箱2の後壁10および前壁11および側壁19
に載った肥料粒38を掻き落とすスクレーパの下方に至
り、周壁上面の肥料粒38を除去する。また、前記スク
レーパに変えて肥料回収装置65を設けた場合は、周壁
上面の肥料粒38が堰体66に堰き止められ、堰き止め
られた肥料粒38は順次回収用吸引パイプ68の主吸引
口73より吸引され、接続ホース72の所望位置に設け
た回収室74より回収されて、肥料供給装置36の肥料
供給ホッパー37に戻して再使用する。したがって、周
壁上面の肥料粒38が回収されるので、育苗箱2内に入
らず、施肥量を設定通りにすることができる。また、灌
水装置79による灌水前に施肥するので、肥料粒38は
濡れないので回収後の再使用が可能になる。
【0019】次に、育苗箱2は隅部押圧均平装置78に
より後壁10および前壁11の隅部の肥料粒38が押圧
される。したがって、その後に播種するときに種子が均
一に供給される。即ち、横軸肥料繰出ロール45は、所
定量の肥料粒38を供給するため、相当に高速回転させ
ているので、落下部61に至った肥料粒38は慣性の影
響を受けて飛散して、後壁10および前壁11の内側の
隅部に溜ることがあり、このまま、播種すると、後壁1
0および前壁11の内側には種子を蒔けないことにな
る。そこで、床土を供給したときのように、必ず隅部に
円弧状に肥料粒38が溜るわけではないが、隅部押圧均
平装置78により均平して、均一な播種が確実に行える
ようにしている。しかして、次に、育苗箱2は、灌水装
置79の下方に至り、灌水されて、種子供給装置種子供
給装置81に至り、種子が供給される。この場合、「前
灌水」と言って、播種前に灌水するので、種子は肥料粒
38の層の上に落下し、水の上に落下しないので、浮遊
することが無く、育苗箱2全体に均等に播種される。な
お、図示は省略しているが、灌水装置79と種子供給装
置81との間隔は灌水されて種子供給装置81に至るま
えに滲み込むように設定すると、好適である。この点
で、移送台1に対して位置変更自在に取付けて、灌水装
置79と種子供給装置81とを相対的に間隔変更自在に
すると、好適である。
【0020】しかして、播種された育苗箱2はスクレー
パに至り、周壁上面の種子が除去される。また、種子回
収装置86を設けた場合は、周壁上面の種子85が堰体
66に堰き止められ、堰き止められた種子85は順次回
収用吸引パイプ68の主吸引口73より吸引され、接続
ホース72の所望位置に設けた回収室74より回収され
て、種子供給装置81の種子供給ホッパー82に戻して
再使用する。したがって、周壁上面の種子85が回収さ
れるので、育苗箱2内に入らず、播種量を設定通りにす
ることができる。なお、種子85は肥料粒38と相違し
て濡れても回収後の再使用が可能である。次に、育苗箱
2は覆土供給装置87に至り、覆土の供給を受ける。し
かして、以上は、図23に示した供給順序であるが、図
24の実施例では、播種後に灌水する「後灌水」である
から、成育が良好になるという考えに合致するもので
り、このとき、施肥後灌水するようにしているから、肥
料粒38が濡れることはなく、回収して再使用が容易と
なる。特に、保水性が低い肥料粒38の場合、後灌水の
方が充分に灌水できる。また、図25の実施例では、肥
料供給装置36と種子供給装置81とを同一構成にして
いるから、種子と肥料の供給順序を簡易的に入れ替える
のを容易にできる。
【0021】(各装置の作用)隅部押圧装置12は後壁
隅用平行リンク15の上側が押圧深さ調節用ストッパー
21に当接して回動が規制され、その結果、後壁隅用平
行リンク15全体の上方回動が規制されて後壁隅部押圧
体18を育苗箱2内の床土上面には接触しないが育苗箱
2の後壁10と衝突する高さにて待機し、また、前壁隅
用平行リンク24は、前リンク用バネ28により常時下
方回動するように付勢されているが、待機用連結体30
により牽引されて回動が規制され、その結果、前壁隅用
平行リンク24全体の下方回動が規制され、育苗箱2の
前後壁10、11に接触しない上方位置にて待機してい
る。前記の状態で、育苗箱2の後壁10が後壁隅部押圧
体18の後縁に当接し、育苗箱2の後壁10の前進移動
により後壁隅部押圧体18を前進させる(なお、前壁1
1を乗り越える作用は、後述する後壁10を通過させる
のと同様なため省略している)。後壁隅部押圧体18が
前進すると、後壁隅用平行リンク15が取付軸16、1
7を中心に回動し、後壁隅部押圧体18は後壁10の前
面に摺接しながら下降し、後壁隅用平行リンク15が略
垂直状態のとき後壁10の隅土を最大に押圧して平坦に
し、その後更に回動して後壁隅部押圧体18が後壁10
の前面に摺接しながら上昇し、後壁隅部押圧体18の下
方を後壁10が通過すると、元の待機位置に後リンク用
バネ20の弾力で復帰し、後壁隅用平行リンク15が押
圧深さ調節用ストッパー21に当接し停止する。
【0022】また、後壁隅部押圧体18が前進すると、
前リンク用バネ28は前壁隅用平行リンク24を牽引
し、一方、後壁隅部押圧体18の前進により軸32は取
付軸16、17中心に回動して後側に移動するから、待
機用連結体30の規制が緩み、軸32が移動した分係合
軸29が移動して前壁隅用平行リンク24を取付軸26
中心に回動させ、その結果、前壁隅用平行リンク24は
全体として下方回動し、このとき、軸32は取付軸1
6、17より相当に離れているので、後壁隅部押圧体1
8の前進距離に対して所定割合多く後動し、それゆえ、
前壁隅部押圧体27は育苗箱2の前壁11の後面に追い
ついて当接して摺接しながら下降し、前壁隅用平行リン
ク24が略垂直状態のとき前壁11の隅土を最大に押圧
して平坦にし、後壁隅部押圧体18の下方を後壁10が
通過すると、後壁隅用平行リンク15の上方回動により
待機用連結体30が係合軸29を牽引して前壁隅用平行
リンク24全体を上方回動させて元の待機位置に復帰す
る。しかして、肥料供給装置36は、その横軸肥料繰出
ロール45の繰出凹部47は、一粒の肥料粒38より大
きく形成しているから、一箱の育苗箱2への供給量を充
分に確保している。
【0023】また、横軸肥料繰出ロール45は、通常の
種籾を播種するときに比し、高速回転させているから、
一箱の育苗箱2への供給量を充分に確保している。ま
た、横軸肥料繰出ロール45は、外周面を可及的に平面
形状に近い円弧面に形成するように大径ロールにより形
成しているから、高速回転させていても繰出凹部47内
に肥料粒38が確実に嵌合する。また、前記横軸肥料繰
出ロール45の軸心上方位置より回転下降側に回転均平
ブラシ59を設けているから、肥料溜り部46から回転
均平ブラシ59までの距離を可及的に長くすることがで
き、その分、高速回転させていても繰出凹部47内に肥
料粒38を確実に嵌合させる。また、横軸肥料繰出ロー
ル45の外周面にはスリット52を全周に設け、各スリ
ット52には掻出用ナイフ53を嵌合させているから、
落下部61にて確実に落下する。また、肥料粒38は、
肥料の外周を合成樹脂により被覆しているため、種子の
ように変形せず、繰出凹部47に固く詰まることがあ
り、また、詰まった肥料粒38が粉砕されることもあ
り、繰出凹部47は詰まりやすいが、掻出用ナイフ53
の上方位置に横軸肥料繰出ロール45の外周面に接触す
る詰まり除去ブラシ58を軸装しているから、繰出凹部
47内の粉粒物を除去して、繰出量を一定に安定させ
る。
【0024】また、横軸肥料繰出ロール45の側面には
誘導カバー誘導カバー60を設けているから、大径の横
軸肥料繰出ロール45を使用しても、横軸肥料繰出ロー
ル45の上面で嵌合した肥料粒38を落下部61まで確
実に誘導して供給する。しかして、肥料回収装置65お
よび種子回収装置86は、その回収用吸引パイプ68の
反吸引装置71側には閉塞して閉塞部69に形成し、閉
塞部69には空気を吸引する小径の小径吸引口70を形
成しているから、先側の吸引力を充分に確保でき、回収
用吸引パイプ68内を吸引むらを抑制できる。回収用吸
引パイプ68の主吸引口73は少なくとも前記育苗箱2
の左右幅より大に形成しているから、前記前後壁10上
の種子および肥料粒を吸引回収できる。また、主吸引口
73は先端側から基部側に至るに従い開口面積を広く形
成しているから、一層、吸引むらを減少させる。また、
主吸引口73は周壁と前記堰体66とにより形成される
供給物の堰き止められる空間に向けて開口させているか
ら、一層、吸引効果を向上させる。
【0025】
【効果】本発明は、育苗箱2を移送する移送台1の始端
部側上方位置に、上部に床土供給ホッパー5を下部に繰
出ベルト6を有する床土供給装置4と、余分に供給した
床土を除去する横軸駆動回転の回転均平ブラシ9と、育
苗箱2の後壁10および前壁11の隅部の床土を押圧す
る隅部押圧均平装置12と、横軸回転で外周面に母線方
向に平行な横条溝形状の繰出凹部47を所定間隔をおい
て複数並設した大径の横軸肥料繰出ロール45および該
横軸肥料繰出ロール45の回転上昇側の側面に供給口4
1を臨ませた肥料供給ホッパー37および前記横軸肥料
繰出ロール45の上面側に設けた接触面において反対方
向回転する回転均平ブラシ59および該横軸肥料繰出ロ
ール45の回転下降側の側面に設けた前記回転均平ブラ
シ59の下方を通過した繰出凹部47に嵌合した肥料粒
38を横軸肥料繰出ロール45の下部の落下部61まで
案内する誘導カバー60を有する肥料供給装置36と、
移送方向と交差し前記育苗箱2の周壁上面に摺接する堰
体66および該堰体66の前記移送方向後側に設けた移
送方向と交差し下面側に前記育苗箱2の左右幅より長い
主吸引口73を開口させた回収用吸引パイプ68とから
なる回収装置65と、育苗箱2の後壁10および前壁1
1の隅部の肥料粒38を押圧する隅部押圧均平装置78
と、育苗箱2内に灌水する灌水装置79と、上部に種子
供給ホッパー82を下部に横軸種子繰出ロール84を設
けた種子供給装置81と、移送方向と交差し前記育苗箱
2の周壁上面に摺接する堰体66および該堰体66の前
記移送方向後側に設けた移送方向と交差し下面側に前記
育苗箱2の左右幅より長い主吸引口73を開口させた回
収用吸引パイプ68からなる育苗箱2の後壁10および
前壁11および側壁19に載った種子85を吸引回収す
る種子回収装置86と、育苗箱2に覆土を供給する覆土
供給装置覆土供給装置87とを設けた育苗箱用施肥播種
装置としたものであるから、移送中の育苗箱2に肥料粒
38を供給でき、育苗箱2への施肥作業を機械化でき、
床土に混入させずに施肥できるので、床土とは無関係に
施肥でき、床土に対する肥料割合もその都度任意に設定
でき、また、播種作業と施肥作業を連続して行って、作
業効率を向上させることができる効果を奏する。本発明
は、床土供給装置4と、回転均平ブラシ9と、隅部押圧
均平装置12と、肥料供給装置36と、肥料回収装置6
5と、隅部押圧均平装置78と、灌水装置79と、種子
供給装置81と、種子回収装置86と、覆土供給装置8
7とをこの順に設けた育苗箱用施肥播種装置としたもの
であるから、播種する前に灌水するので、種子が浮遊す
ることなく、播種精度を向上させ、成育を良好にできる
効果を奏する。本発明は、床土供給装置4と、回転均平
ブラシ9と、隅部押圧均平給装置12と、種子供給装置
81と、種子回収装置86と、肥料供給装置36と、肥
料回収装置65と、隅部押圧均平装置78と、灌水装置
79と、覆土供給装置87とをこの順に設けた育苗箱用
施肥播種装置としたものであるから、播種してから灌水
するので、保水性の低い肥料粒38や大量に施肥したと
きでも、充分に灌水できる効果を奏する。本発明は、前
記肥料供給装置36の横軸肥料繰出ロール45の繰出凹
部47は前記肥料粒38よりも大きい幅と深さを有して
形成した育苗箱用施肥播種装置としたものであるから、
種子供給に比し、遥かに大量の肥料粒38でも移送中の
育苗箱2へ供給できる効果を奏する。本発明は、横軸肥
料繰出ロール45の外周面には左右方向に所定間隔をお
いてスリット52を全周に設け、該スリット52の深さ
は繰出凹部47と同一または若干深く形成し、各スリッ
ト52には掻出用ナイフ53を嵌合させた育苗箱用施肥
播種装置としたものであるから、種子のように変形しな
いことにより繰出凹部47に固く詰まった肥料粒38も
除去できるだけでなく、コーティングおよび肥料が粉砕
されて粉粒物になっても、除去ブラシ58により除去で
き、繰出凹部47の容積を常に一定にして、繰出量を一
定に安定させることができる効果を奏する。本発明は、
前記肥料粒38は、粒形状に形成した肥料の表面を肥料
成分が所定時間を掛けて徐々に溶出するようにコーティ
ングした育苗箱用施肥播種装置としたものであるから、
繰出凹部47への嵌合および落下を容易にでき、また、
肥料粒38層の上面に直に種子を蒔いても肥料焼けせ
ず、播種作業および育苗作業を容易確実にできる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 施肥装置の一例の全体側面図。
【図2】 土供給装置の側面図。
【図3】 隅部押圧均平装置の側面図。
【図4】 同側面図。
【図5】 同待機状態の側面図。
【図6】 隅部押圧体が育苗箱の前後壁に当接した状
態の側面図。
【図7】 同最大に押圧した状態の側面図。
【図8】 隅部押圧体の下方を育苗箱の前後壁が通過
する瞬間の側面図。
【図9】 肥料供給装置の縦断側面図。
【図10】 横軸繰出ロールの一部破断正面図。
【図11】 横軸繰出ロールの一部拡大縦断側面図。
【図12】 誘導カバーの縦断側面図。
【図13】 斜視図。
【図14】 側面図。
【図15】 縦断背面図。
【図16】 吸引口の形状を示す底面図。
【図17】 弾性板部材の他の実施例側面図。
【図18】 弾性板部材の他の実施例側面図。
【図19】 弾性板部材の他の実施例側面図。
【図20】 灌水装置の縦断背面図。
【図21】 種子供給装置の一例を示した縦断側面図。
【図22】 播種の一例を示した縦断側面図。
【図23】 供給順序説明図。
【図24】 他の実施例の供給順序説明図。
【図25】 他の実施例の供給順序説明図。
【符号の説明】
1…移送台、2…育苗箱、3…支脚、4…土供給装置、
5…供給ホッパー、6…繰出ベルト、7…繰出量調節装
置、8…繰出口、9…回転均平ブラシ、10…後壁、1
1…前壁、12…隅部押圧均平装置、13…フレーム、
14…取付板、15…後壁隅用平行リンク、16、17
…取付軸、18…後壁隅部押圧体、20…後リンク用バ
ネ、21…押圧深さ調節用ストッパー、22…長孔、2
4…前壁隅用平行リンク、25…取付軸、26…取付
軸、27…前壁隅部押圧体、28…前リンク用バネ、2
9…係合軸、30…待機用連結体、31…長孔、32…
軸、36…肥料供給装置、37…供給ホッパー、38…
肥料粒、39…流穀板、40…流穀板、41…供給口、
42…供給量調節板、43…供給量調節装置、44…ブ
ラシ、45…横軸繰出ロール、47…繰出凹部、48…
回転前進側、49…傾斜面、50…回転後進側、52…
スリット、53…掻出用ナイフ、58…詰まり除去ブラ
シ、59…回転均平ブラシ、60…誘導カバー、61…
落下部、62…弾性部材、63…合成樹脂材、64…掃
き落としブラシ、隅部押圧均平装置78…隅部押圧均平
装置。66…堰体、11…摺接ブラシ、67…弾性板部
材、68…回収用吸引パイプ、69…閉塞部、70…小
径吸引口、72…接続ホース、73…主吸引口、74…
回収室、77…ノズル、78…隅部押圧均平装置、79
…灌水装置、80…灌水ノズル、81…種子供給装置、
82…種子供給ホッパー、83…種子繰出凹部、84…
横軸種子繰出ロール、85…種子、86…種子回収装
置、87…覆土供給装置。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱2を移送する移送台1の始端部側
    上方位置に、上部に床土供給ホッパー5を下部に繰出ベ
    ルト6を有する床土供給装置4と、余分に供給した床土
    を除去する横軸駆動回転の回転均平ブラシ9と、育苗箱
    2の後壁10および前壁11の隅部の床土を押圧する隅
    部押圧均平装置12と、横軸回転で外周面に母線方向に
    平行な横条溝形状の繰出凹部47を所定間隔をおいて複
    数並設した大径の横軸肥料繰出ロール45および該横軸
    肥料繰出ロール45の回転上昇側の側面に供給口41を
    臨ませた肥料供給ホッパー37および前記横軸肥料繰出
    ロール45の上面側に設けた接触面において反対方向回
    転する回転均平ブラシ59および該横軸肥料繰出ロール
    45の回転下降側の側面に設けた前記回転均平ブラシ5
    9の下方を通過した繰出凹部47に嵌合した肥料粒38
    を横軸肥料繰出ロール45の下部の落下部61まで案内
    する誘導カバー60を有する肥料供給装置36と、移送
    方向と交差し前記育苗箱2の周壁上面に摺接する堰体6
    6および該堰体66の前記移送方向後側に設けた移送方
    向と交差し下面側に前記育苗箱2の左右幅より長い主吸
    引口73を開口させた回収用吸引パイプ68とからなる
    回収装置65と、育苗箱2の後壁10および前壁11の
    隅部の肥料粒38を押圧する隅部押圧均平装置78と、
    育苗箱2内に灌水する灌水装置79と、上部に種子供給
    ホッパー82を下部に横軸種子繰出ロール84を設けた
    種子供給装置81と、移送方向と交差し前記育苗箱2の
    周壁上面に摺接する堰体66および該堰体66の前記移
    送方向後側に設けた移送方向と交差し下面側に前記育苗
    箱2の左右幅より長い主吸引口73を開口させた回収用
    吸引パイプ68からなる育苗箱2の後壁10および前壁
    11および側壁19に載った種子85を吸引回収する種
    子回収装置86と、育苗箱2に覆土を供給する覆土供給
    装置覆土供給装置87とを設けた育苗箱用施肥播種装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、床土供給装置4と、
    回転均平ブラシ9と、隅部押圧均平装置12と、肥料供
    給装置36と、肥料回収装置65と、隅部押圧均平装置
    78と、灌水装置79と、種子供給装置81と、種子回
    収装置86と、覆土供給装置87とをこの順に設けた育
    苗箱用施肥播種装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、床土供給装置4と、
    回転均平ブラシ9と、隅部押圧均平給装置12と、種子
    供給装置81と、種子回収装置86と、肥料供給装置3
    6と、肥料回収装置65と、隅部押圧均平装置78と、
    灌水装置79と、覆土供給装置87とをこの順に設けた
    育苗箱用施肥播種装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    において、前記肥料供給装置36の横軸肥料繰出ロール
    45の繰出凹部47は前記肥料粒38よりも大きい幅と
    深さを有して形成した育苗箱用施肥播種装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、横軸肥料繰出ロール
    45の外周面には左右方向に所定間隔をおいてスリット
    52を全周に設け、該スリット52の深さは繰出凹部4
    7と同一または若干深く形成し、各スリット52には掻
    出用ナイフ53を嵌合させた育苗箱用施肥播種装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記肥料粒38は、
    粒形状に形成した肥料の表面を肥料成分が所定時間を掛
    けて徐々に溶出するようにコーティングした育苗箱用施
    肥播種装置。
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