JPH11289817A - 播種システム - Google Patents

播種システム

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JPH11289817A
JPH11289817A JP12293698A JP12293698A JPH11289817A JP H11289817 A JPH11289817 A JP H11289817A JP 12293698 A JP12293698 A JP 12293698A JP 12293698 A JP12293698 A JP 12293698A JP H11289817 A JPH11289817 A JP H11289817A
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JP
Japan
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fertilizer
feeding
supply device
horizontal
roll
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JP12293698A
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Tadao Takagi
忠夫 高木
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Suzutec Co Ltd
Original Assignee
Suzutec Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 散布作業の軽減、コストの削減、苗の成育の
良好化。 【構成】 移送中の育苗容器1に、床土と、肥料と、種
子と、薬剤と、覆土を供給する装置を移送台1の上方位
置に設ける。肥料は略球形状の窒素を主成分とする溶出
時期が調節された肥効調節型肥料8と、外面に刺を有す
る粒形状の燐酸を主成分とする溶出時期が調節された肥
効調節型肥料8を施肥するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水稲、野菜(花、植
木)等の苗を育苗する容器への、肥料や薬剤を供給し得
る播種システムに関するものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、移送中の育苗容器に上方から
床土を供給し、床土の上面に種子を供給し、該種子の上
面に覆土を供給して播種し、前記育苗容器内にて育苗
し、その後一定期間育苗して圃場に移植する播種育苗方
法は公知である。また、育苗容器を移送し得る移送手段
を有し、前記育苗容器の移送方向に長く形成し、所定間
隔を置いて設けた支脚により床上に載置される移送台を
構成し、該移送台の上方位置には、床土供給装置と、種
子供給装置と、覆土供給装置とを設けた播種装置も公知
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、単に播
種した後、育苗し、水稲の場合は、田植機で水田圃場に
移植するから、その後に、肥料・薬剤(農薬)を散布す
る点に課題がある。即ち、作業そのものが面倒であるこ
と、肥料・薬剤を表面散布するので肥効および薬効が十
分でなく、多量散布となり、また、流出量が多く、コス
トが高く、また、周辺環境を悪化させる等の課題があ
る。また、野菜、花卉の苗の育苗においても同様の課題
がある。
【0004】
【発明の目的】散布作業の軽減、コストの削減、苗の成
育の良好化。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、育苗容器1を
移送する移送台1の始端部側上方位置に、床土を供給す
る床土供給装置4と、肥料供給ホッパー51および横軸
回転で外周面に母線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部
60を所定間隔をおいて複数並設した大径の横軸肥料繰
出ロール58および該横軸肥料繰出ロール58の回転下
降側の側面に設けられ前記繰出凹部60に嵌合した肥料
粒52を横軸肥料繰出ロール58の下部の落下位置まで
案内する誘導カバー67を有する肥料供給装置50と、
種子を供給する種子供給装置73と、覆土を供給する覆
土供給装置93とを設けたものにおいて、前記肥料供給
装置50は、略球形状の窒素を主成分とする溶出時期が
調節された肥効調節型肥料8を施肥するように構成し、
前記覆土供給装置93の下手側には外面に刺を有する粒
形状の燐酸を主成分とする溶出時期が調節された肥効調
節型肥料8を施肥する肥料繰出装置97を設けた播種シ
ステムとしたものである。本発明は、前記種子供給装置
73と覆土供給装置93の間に薬剤を供給する薬剤散布
装置80を設けた播種システムとしたものである。本発
明は、前記肥料繰出装置97は、横軸回転で外周面に母
線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部105を所定間隔
をおいて複数並設した大径の横軸肥料繰出ロール103
を有して構成し、該横軸肥料繰出ロール103の外周面
には軸心方向と交差方向のスリットは形成しないように
した播種システムとしたものである。本発明は、前記肥
料繰出装置97は、前記横軸肥料繰出ロール103の側
部に繰出凹部106に嵌合した肥料粒96を落下位置ま
で案内する誘導カバー108を設け、該誘導カバー10
8の内面と横軸肥料繰出ロール103との間には隙間を
設けた播種システムとしたものである。本発明は、前記
肥料繰出装置97は、前記誘導カバー108の下部に反
射体111を設けた播種システムとしたものである。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図により説明すると、1は
ナス、トマト等の野菜や花あるいは水稲等の苗を育苗す
る育苗容器であり、図1では、水稲苗に用いられる育苗
箱と呼ばれるものを示し、排水用の透孔を有する平面視
長四角形状の底板の周囲に上方に起立する周壁を設けて
所謂引き出し形状に形成したものであるが、該育苗箱の
ような収納箱2に縦横にポット3を形成したポット型育
苗容器1を嵌合させたものでも良い。しかして、育苗容
器1には、床土5を供給し、床土5の上面に種子6を播
種し、種子6の上方に薄く覆土7を被せて播種が完了す
るが(土の供給を基準としているので、灌水等は省略し
ている)、本発明は、前記育苗容器1内に後述する肥効
調節型肥料8および薬効調節型殺虫剤10の夫々を供給
する播種システムを要旨とするが、前提となる構成につ
いて以下説明する。15は前記育苗容器1を移送する移
送台であり、移送方向に長く形成し、所定間隔を置いて
設けた支脚16により床上に載置される。移送台15に
は、育苗容器1を移送する移送ローラー17等の移送手
段を設けており、移送手段は移送ベルトでもよい。前記
移送台15の始端部上方位置には、床土供給装置18を
設ける。床土供給装置18は、少なくとも上部に供給ホ
ッパー19を設け、供給ホッパー19の下方に繰出ベル
ト20を設けて構成する。前記床土供給装置18の移送
方向の前側(上手側)の移送台15には、供給した床土
をならす均平手段の一例である回転均平ブラシ21を設
ける。回転均平ブラシ21の一例を図2に示すと、ブラ
シ21の両端をアーム22の先端に軸着し、アーム22
の基部を前記移送台15に回動自在に取付け、前記回転
均平ブラシ21の一端に回転を伝達して駆動回転させ
る。23は回転均平ブラシ21の高さ調節装置であり、
係合軸24を他の係合溝25に係合させることで大きく
調節し、螺子26で前記係合溝25を上下させて微調節
する。
【0007】前記移送台15には、前記回転均平ブラシ
21では均平できない育苗容器1の移送方向後側の後壁
28および前壁29の隅部の床土を押圧する隅部押圧装
置30を設ける。隅部押圧装置30の一例を図3に示す
と、隅部押圧装置30は後壁28の隅部を押圧する後壁
隅部押圧装置31と前壁29の隅部の床土を押圧する前
壁隅部押圧装置32とにより構成する。前記移送台15
にフレーム33を固定し、フレーム33には前記後壁隅
部押圧装置31の回動枠体34の上部を取付軸35によ
り軸着し、回動枠体34の下部に下部取付軸27を軸装
し、下部取付軸27に回転部材36の上部を回転自在に
軸着する。回転部材36の前面下端には後壁隅部押圧体
37を取付ける。前記回転部材36と回動枠体34との
間には牽引バネ38を設ける。フレーム33には回動枠
体34の前側上部39に当接する深さ調節ボルト40を
螺合させ、また、回動枠体34の中間部が当接する高さ
調節具41を設ける。したがって、育苗容器1の前進に
より後壁隅部押圧体37は後壁28の前面(内面)に当
接し、回動枠体34は取付軸35を中心に下方回動し、
後壁隅部押圧体37は床土に向かって下降し、回動枠体
34が深さ調節ボルト40に当接すると、後壁28の隅
土を最大に押圧して平坦にし、次に、回動枠体34の下
方回動が停止しても、後壁隅部押圧体37のみが育苗容
器1により前進し、回転部材36が下部取付軸27を中
心に上方回動させ、後壁28が後壁隅部押圧体37の下
方を通過する。なお、後壁隅部押圧体37は後壁28を
乗越えるのと同一の作用によって、前壁29を乗り越え
る。
【0008】しかして、前記前壁隅部押圧装置32は、
左右一対のアーム42を軸により軸43により軸着し、
アーム42の上部に前後移動取付体44の中間部を軸に
より軸着45する。前後移動取付体44の前端部にはそ
れぞれ前壁隅部押圧体46を取付ける。前記前後移動取
付体44の後部にはガイド孔47を形成し、ガイド孔4
7にはフレーム33に設けた規制突起48を係合させ
る。前壁隅部押圧装置32は、ガイド孔47と規制突起
48の係合により平行リンクのように、前壁隅部押圧体
46が前進しながら下降するように構成して育苗容器1
の前壁29の隅部を押圧する。隅部押圧装置30の下手
側には肥料供給装置50を設ける。肥料供給装置50は
肥料供給ホッパー51内に前記肥効調節型肥料8のうち
球形の粒状の球状肥料粒52を投入して、球状肥料粒5
2を前記育苗容器1内の床土上面に供給するものであ
る。前記球状肥料粒52は公知のものであり、所謂窒素
分あるいは窒素分に加里分を合わせた成分の粒材の表面
をコーティングする等の手段により、肥料成分の溶出を
遅らせ、長期間肥効を維持するものや、また、所定の湿
度および雰囲気温度になると、肥料成分が溶出する等、
肥料成分の溶出時期および溶出量を調節し得るものであ
る。前記上部の肥料供給ホッパー51の下部には倒八状
に流穀板53、53を設ける。54は肥料供給ホッパー
51の供給口、55は前記肥料供給ホッパー51に取付
けた供給量調節装置56の供給量調節板、57は一方の
流穀板53の下端部の下面に設けたブラシであり、ブラ
シ57の先端を横軸肥料繰出ロール58の外周面に摺接
させる。59はブラシ57の先端と横軸肥料繰出ロール
58の外周面との上方に形成される肥料溜り部である。
【0009】横軸肥料繰出ロール58は、その外周面に
母線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部60を所定の間
隔をおいて全周に形成する。繰出凹部60は、球状肥料
粒52より大きい幅と深さを有して形成し、実施例では
球状肥料粒52の粒径に対応させて3mm〜8mmの幅と深
さを有している。前記繰出凹部60は側方から見たとき
回転前進側は、その角部を切欠いて回転前進側より回転
後進側に至るに従い低くなる傾斜面61を形成し、回転
後進側は角部を有する起立壁62に形成する。本実施例
の横軸肥料繰出ロール58は、前記繰出凹部60内に球
状肥料粒52が確実に嵌合させるため、外周面を可及的
に平面形状に近い円弧面に形成するように大径ロールに
より形成し、実施例では160mm 〜300mm の直径を有す
る。しかして、横軸肥料繰出ロール58の外周面には左
右方向に所定間隔を置いてスリット63を全周に設け
る。好適には一粒の球状肥料粒52の横向きの幅より短
かい間隔をおいて設ける。スリット63の深さは繰出凹
部60と同じか若干深く形成し、各スリット63には掻
出体64を嵌合させる。また、前記掻出体64の上方位
置に横軸肥料繰出ロール58の外周面に接触する詰まり
除去ブラシ65を軸装する。詰まり除去ブラシ65は回
転自在に軸装して横軸肥料繰出ロール58の外周面に接
触することにより反対に回転して詰まった球状肥料粒5
2を除去する。したがって、好適には、詰まり除去ブラ
シ65の先端は、繰出凹部60の底部に達する長さに形
成する。前記横軸肥料繰出ロール58の軸心上方位置よ
り回転下降側には、軸心方向が該横軸肥料繰出ロール5
8の軸心方向と平行で、かつ接触面において反対方向駆
動回転する回転均平ブラシ66を設ける。回転均平ブラ
シ66の先端は、横軸肥料繰出ロール58の外周に接触
し、繰出凹部60に嵌合している球状肥料粒52を掻き
出さない長さに形成している。
【0010】また、横軸肥料繰出ロール58の側面には
誘導カバー67を設ける。誘導カバー67は回転均平ブ
ラシ66より横軸肥料繰出ロール58の下部の球状肥料
粒52の落下位置まで繰出凹部60に嵌合している球状
肥料粒52を傷めないように誘導するものであり、内側
にスポンジ等の弾性部材68を設け、該弾性部材68を
合成樹脂材69により被覆し、被覆部材69を横軸肥料
繰出ロール58の側面に摺接させる。また、被覆部材6
9の下端は折り返して弾性部材68の下部を完全に被覆
する。また、肥料供給装置50は移送台1に対して高さ
位置を調節自在に取付け、高さの相違する育苗容器1へ
対応するようにしている。しかして、肥料供給装置50
の下手側には、後壁28および前壁29の隅部の球状肥
料粒52を押圧する隅部押圧均平装置70を設ける。球
状肥料粒52は、横軸肥料繰出ロール58より垂直に落
下せず、前後いずれか斜めに落下することが多く、後壁
28および前壁29の隅部に厚く敷かられることがある
ので、この部分を隅部押圧均平装置70により均平して
おくのであり、隅部押圧均平装置70は隅部押圧均平装
置30と同一構成である。しかして、隅部押圧均平装置
70の下手側には、灌水装置71を設ける。灌水装置7
1は公知の構成であり、育苗容器1の移送方向と交差す
る左右方向の灌水ノズル72を設け、灌水ノズル72の
下面に噴出口を形成する。灌水ノズル72の一端は閉塞
し、他端は水道、ポンプ等の水源に接続する。
【0011】灌水装置71の下手側には、種子供給装置
73を設ける。種子供給装置73も公知の構成であり、
上方に種子供給ホッパー74を設け、種子供給ホッパー
74の下方に種子繰出部75を構成する外周面に種子繰
出凹部76を設けた横軸種子繰出ロール77を設けて構
成している。なお、前記肥料供給装置50と略同一構成
にしてもよい。種子供給装置73の下手側には、移送中
の育苗容器1に前記薬効調節型殺虫剤10を散布する薬
剤散布装置80を設ける。前記薬効調節型殺虫剤10は
公知のものであり、一例を示すと、所定の大きさの多孔
質粒材に薬剤成分を含浸させ、この粒材の表面をコーテ
ィングする等の手段により、薬剤成分の溶出を遅らせ、
長期間薬効を維持するものや、また、所定の湿度および
雰囲気温度になると、薬剤成分が溶出する等、薬剤成分
の溶出時期および溶出量を調節し得るもので、苗が水と
共に根から薬剤成分を吸収し、虫が食べて薬剤成分を摂
取すると死亡させる。実施例では、フェニルピラゾール
等の薬剤により、水分量および雰囲気温度によって薬剤
成分の溶出量が変化するものを使用し、60〜90日間
薬効を持続して、ウンカ類、イネミズゾウムシ等の食害
を防止するため、そのまま圃場に移植する。
【0012】前記薬剤散布装置80は上部に薬剤貯留ホ
ッパー81を設け、薬剤貯留ホッパー81の下部に左右
方向の薬剤繰出ロール82を設ける。薬剤繰出ロール8
2の外周面には薬剤繰出ロール82の母線方向と平行な
横溝形状または薬剤粒が嵌合し得る薬剤繰出凹部83を
複数形成する。84は薬剤繰出ロール82の上面側に接
触する振動板であり、先端に突起85を設け、突起85
が前記薬剤繰出凹部83に出入りすることで上下に振動
し、薬効調節型殺虫剤10のブリッジ発生を防止する。
また、前記薬剤繰出ロール82の外周面には摺接ブラシ
86を摺接させて薬剤繰出凹部83に嵌合していない薬
効調節型殺虫剤10の共回りを防止する。摺接ブラシ8
6の次の前記薬剤繰出ロール82の側部外周面には薬剤
繰出凹部83に嵌合した薬効調節型殺虫剤10を下方位
置まで誘導する誘導体87を設ける。誘導体87は金属
製の取付板88にウレタン等の弾性部材89を設け、弾
性部材89の外周を合成樹脂シート90により被覆し、
合成樹脂シート90を薬剤繰出ロール82の外周面に摺
接させる。しかして、前記薬剤繰出ロール82は、育苗
容器1の横幅より狭く形成し、また、下方を育苗容器1
が移動している間のみ回転するように構成し、薬効調節
型殺虫剤10が育苗容器1内のみ散布され、育苗容器1
内以外の場所に飛散するのを防止する。即ち、薬効調節
型殺虫剤10は、その全面に散布する必要はなく、田植
機による掻取りのとき、必ず散布域の一部を掻取るよう
にすれば薬効調節型殺虫剤10は充分に薬効を発揮する
ので、田植機による掻取り幅を考慮した上で、育苗容器
1内に移送方向を基準に前後側および左右両側の夫々非
散布域が形成されるよう散布する。そこで、薬剤繰出ロ
ール82は、図示は省略するが、単体のモータにより回
転し、薬剤繰出ロール82の移送方向上手側下方には容
器検出部91を設け、容器検出部91が育苗容器1を検
出してからタイマーにより所定時間経過後に薬剤繰出ロ
ール82を回転させ、回転開始後タイマーにより所定時
間経過後に薬剤繰出ロール82の回転を停止させる。9
2は摺接ブラシ86の位置を調節するダイヤルであり、
繰出量を調節する。
【0013】なお、液状の薬剤(例えば、カスミン液
剤)を散布するときは、前記灌水装置71のようなノズ
ルに薬液を供給するポンプを接続し、前記ノズルを移送
台15の上方に設けて薬剤散布装置80を構成する。前
記薬剤散布装置80の下手側には、覆土供給装置93を
設ける(図1)。覆土供給装置93も供給ホッパー94
の下方に覆土繰出ベルト95を設ければ良い。しかし
て、覆土供給装置93の下手側には、前記肥効調節型肥
料8のうち所定の大きさの多孔質で外面が相当にざらざ
らしたガラス質のような粒材に主として燐酸肥料の成分
(当業者はヨウリンと呼んでいる)を含浸させて外周面
が刺状の刺状肥料粒96を供給する肥料繰出装置(肥料
供給装置と同義であるが前記肥料供給装置50と区別し
ているため名称を相違させている)97を、前記肥料供
給装置50とは別途に設ける。刺状肥料粒96は公知で
あり、所定の湿度および雰囲気温度あるいは植物から発
生する所定物質により肥料成分が溶出する等の構成にす
ることにより、肥料成分の溶出時期および溶出量を調節
している。該肥料繰出装置97は、上部の肥料供給ホッ
パー98の下部に倒八状に流穀板99、99を設け、一
方の流穀板99に先端と他方の流穀板99との間に供給
口100を形成し、供給口100は供給量調節板101
により広狭に調節される。前記他方の流穀板99の先端
にはブラシ102を設け、ブラシ102の先端を横軸肥
料繰出ロール103の外周面に摺接させる。104はブ
ラシ102の先端と横軸肥料繰出ロール103の外周面
との上方の肥料溜り部である。
【0014】横軸肥料繰出ロール103は、その外周面
には、母線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部105を
所定の間隔をおいて全周に形成する。繰出凹部105
は、肥料粒刺状肥料粒96より大きい幅と深さを有して
形成している。本実施例の横軸肥料繰出ロール103
は、前記繰出凹部105内に肥料粒刺状肥料粒96が確
実に嵌合させるため、外周面を可及的に平面形状に近い
円弧面に形成するように大径ロールにより形成し、実施
例では160mm 〜300mm の直径を有する。また、前記肥料
供給装置50の横軸肥料繰出ロール58と相違して、外
周面にはスリットを設けず、勿論、掻出体を不要であ
る。前記横軸肥料繰出ロール103の上方位置には過剰
刺状肥料粒96の除去ブラシ107を設ける。除去ブラ
シ107は横軸肥料繰出ロール103の軸心方向と平行
で、かつ接触面において反対方向回転する回転均平ブラ
シ、あるいは固定式ブラシを横軸肥料繰出ロール103
の外周に接触させて構成し、繰出凹部105に嵌合して
いない肥料粒刺状肥料粒96の通過を防止し、または掃
き戻す。また、横軸肥料繰出ロール103の側面には誘
導カバー108を設ける。誘導カバー108は除去ブラ
シ107より下部の落下位置まで刺状肥料粒96を誘導
するものであるが、前記肥料供給装置50の誘導カバー
67と相違して内側に弾性部材は設けず、横軸肥料繰出
ロール103の外周に沿って所定間隔の隙間109を有
して設ける。したがって、繰出凹部105に嵌合してい
る刺状肥料粒96は少しづつ溢れて誘導カバー108の
内側を案内されて通って端部より落下する。なお、図1
7において、刺状肥料粒96は粉状に図示しているが、
理解を容易にするためであり、実際とは相違する。誘導
カバー108の左右両側の内側に飛散防止体110を設
けて横軸肥料繰出ロール103の外周に摺接させる。飛
散防止体110は育苗容器1の左右幅より狭い左右幅と
して、飛散防止している。誘導カバー108の下部には
反射体111を設ける。反射体111は左右方向の板部
材により構成し、誘導カバー108の下部落下口112
より放出された刺状肥料粒96を衝突させて拡散させ
る。113は、育苗容器1の後壁28および前壁29お
よび側壁に載った、肥料、種子、薬剤を除去する除去体
であり、スクレーパとして作用する。
【0015】
【作用】次に作用を述べる。床土供給装置18の供給ホ
ッパー19に床土5を供給し、この状態で育苗容器1を
移送台15に供給すると、床土供給装置18の下方を通
過するときに床土5の供給を受け、次に、余分な土を回
転均平ブラシ21により掻きとって均平し、回転均平ブ
ラシ21は育苗容器1の前壁29および後壁28の内側
の土を掻き出せないので、円弧状に隅土が残るが、これ
を隅部押圧装置30により除去する。したがって、肥効
調節型肥料8や種子6が隅に集まるのを防止する。次
に、隅部の床土を均平された育苗容器1は、肥料供給装
置50の下方に至たる。肥料供給装置50は、肥料供給
ホッパー51内の球状肥料粒52が流穀板53上を流下
して肥料溜り部59に溜り、ここを通る横軸肥料繰出ロ
ール58の繰出凹部60に次々に嵌合し、繰出凹部60
に嵌合した球状肥料粒52は横軸肥料繰出ロール58の
回転により上昇し、横軸肥料繰出ロール58と共回りす
る繰出凹部60に嵌合していない過剰球状肥料粒52の
大部分は回転均平ブラシ66により掃き戻されて均平さ
れ、回転均平ブラシ66の下方を通過した繰出凹部60
には横に略一列に球状肥料粒52が嵌合し、誘導カバー
67により下方迄誘導され、最下点の落下部で下方に落
下し、正確に一定量の球状肥料粒52が育苗容器1内の
床土上面に供給される。
【0016】この場合、肥料供給装置50は、その横軸
肥料繰出ロール58の繰出凹部60が一粒の球状肥料粒
52より大きく形成しているから、一箱の育苗容器1へ
の供給量を充分に確保している。また、横軸肥料繰出ロ
ール58は、通常の種籾を播種するときに比し、高速回
転させているから、一箱の育苗容器1への供給量を充分
に確保している。また、横軸肥料繰出ロール58は、外
周面を可及的に平面形状に近い円弧面に形成するように
大径ロールにより形成しているから、高速回転させてい
ても繰出凹部60内に球状肥料粒52が確実に嵌合す
る。また、前記横軸肥料繰出ロール58の軸心上方位置
より回転下降側に回転均平ブラシ66を設けているか
ら、肥料溜り部59から回転均平ブラシ66までの距離
を可及的に長くすることができ、その分、高速回転させ
ていても繰出凹部60内に球状肥料粒52を確実に嵌合
させる。また、横軸肥料繰出ロール58の外周面にはス
リット63を全周に設け、各スリット63には掻出体6
4を嵌合させているから、所定落下位置にて確実に落下
する。また、球状肥料粒52は、肥料の外周を合成樹脂
により被覆しているため、種子のように変形せず、繰出
凹部60に固く詰まることがあり、また、詰まった球状
肥料粒52が粉砕されることもあり、繰出凹部60は詰
まりやすいが、掻出体64の上方位置に横軸肥料繰出ロ
ール58の外周面に接触する詰まり除去ブラシ65を軸
装しているから、繰出凹部60内の粉粒物を除去して、
繰出量を一定に安定させる。また、横軸肥料繰出ロール
58の側面には誘導カバー67を設けているから、大径
の横軸肥料繰出ロール58を使用しても、横軸肥料繰出
ロール58の上面で嵌合した球状肥料粒52を下方の落
下点まで確実に誘導して供給する。
【0017】しかして、次に、施肥された育苗容器1
は、育苗容器1の後壁28および前壁29および側壁に
載った球状肥料粒52を掻き落とすスクレーパの下方に
至り、周壁上面の球状肥料粒52が除去される。次に、
育苗容器1は隅部押圧均平装置70により後壁28およ
び前壁29の隅部の球状肥料粒52が押圧される。した
がって、その後に播種するときに種子が均一に供給され
る。即ち、横軸肥料繰出ロール58が相当に高速回転さ
せているので、落下する球状肥料粒52は慣性の影響を
受けて飛散して、後壁28と前壁29の内側の隅部に溜
ることがあるが、これを均平するので、均一な播種が確
実に行えるようにしている。次に、育苗容器1は灌水装
置71の下方に至り、灌水ノズル72の灌水孔から灌水
され、次に、73の下方で種子6の供給を受ける。しか
して、73の次には薬剤散布装置80を設け、薬剤散布
装置80により前記薬効調節型殺虫剤10を散布するか
ら、床土5に予め薬効調節型殺虫剤10を混入させる作
業を不要とし、所望量の薬効調節型殺虫剤10を散布で
きる。また、薬剤散布装置80により施薬作業を機械化
できるので、作業を非常に簡単にする。また、薬剤散布
装置80のダイヤル92により摺接ブラシ86の位置を
調節することにより薬効調節型殺虫剤10の繰出量を調
節できるので、品種ごとに最適な量を散布し得る。即
ち、床土5上に薬剤成分の溶出時期および溶出量を調節
し得る薬効調節型殺虫剤10を散布させているから、育
苗した苗を移植した後の薬剤散布が少なくて済み、作業
を軽減させ、薬剤コストを削減する。
【0018】また、特に、水稲の種籾の播種では、育苗
容器1にて育苗し、これを田植機により圃場に移植する
が、床土5上に薬効調節型殺虫剤10を散布させている
ので、通常の田植機であっても苗移植と同時に散布がで
き、作業の省略、作業の軽減ができる。また、薬効調節
型殺虫剤10は床土5と共に、圃場の土中に差し込まれ
るので、直接水田の水に散布されるのと相違して、薬剤
成分は水田の水に流出せず、それゆえ、薬剤コストの削
減、薬剤流出の防止、水質等の環境保全を図れる。ま
た、単なる薬剤に比し、薬剤焼けがなく、根が薬効調節
型殺虫剤10に絡んでも障害がなく薬剤吸収が確実で均
一な薬剤効果を得られる。しかして、薬剤散布装置80
は、育苗容器1の移送方向に対する交差方向の薬剤繰出
ロール82を設けているから、薬剤繰出ロール82の薬
剤繰出凹部83に嵌合した薬効調節型殺虫剤10は、誘
導体87により下方位置まで誘導され、育苗容器1内に
落下する。このとき、一箱当たり50g程度が散布され
る。この場合、前記薬剤繰出ロール82は、育苗容器1
の横幅より狭く形成しているから、育苗容器1の左右側
に薬効調節型殺虫剤10が飛散するのを防止する。ま
た、薬剤繰出ロール82の移送方向上手側下方には、容
器検出部91を設け、容器検出部91が育苗容器1を検
出してから所定時間経過後に薬剤繰出ロール82を回転
させ、回転開始後所定時間経過後に薬剤繰出ロール82
の回転を停止させるから、育苗容器1の前壁29を容器
検出部91が検出して、前壁29が薬剤繰出ロール82
の下方を通過してから薬効調節型殺虫剤10の散布を開
始し、後壁28が薬剤繰出ロール82の下方を通過する
前に、薬剤繰出ロール82の回転を停止させる。
【0019】したがって、薬効調節型殺虫剤10は移送
方向を基準に育苗容器1の前後両側が散布されず、育苗
容器1より飛散するのを防止する。即ち、薬効調節型殺
虫剤10は、育苗容器1の全面に散布しなくても、圃場
に移植するとき、床土5と共に移植されるようにすれば
良いので、この点を考慮した上で、育苗容器1内に移送
方向を基準に前後両側および左右両側の夫々に非散布域
が形成されるよう散布して、飛散を防止し、これによ
り、面倒な飛散薬剤の処分を不要にし、薬害の発生や、
周辺環境の悪化を防止する。前記薬剤散布装置80の下
手側には、覆土供給装置93を設けているから(図
1)、育苗容器1は覆土供給装置93の下方で覆土の供
給を受ける。しかして、覆土供給装置93の下手側に
は、別途、前記肥効調節型肥料8のうち所定の大きさの
多孔質で外面が相当にざらざらしたガラス質のような粒
材に主として燐酸肥料成分を含浸させて外周面が刺状の
刺状肥料粒96により構成した肥効調節型肥料8を供給
する肥料繰出装置97を別途設けているから、覆土の供
給後に燐酸肥料を主成分とする肥効調節型肥料8を供給
する。したがって、床土中に燐酸肥料を混入させないの
で、肥料供給装置50による窒素分あるいは窒素分と加
里分と重複せず、肥効が適切となる。肥料繰出装置97
は、上部に肥料供給ホッパー肥料供給ホッパー98を設
け、下方に横軸肥料繰出ロール103を設け、横軸肥料
繰出ロール103の側部に誘導カバー108を設けてお
り、この点肥料供給装置50と類似するから、前記した
ように、肥料供給装置50と同様な作用効果を期待でき
る。
【0020】一方、肥料繰出装置97の横軸肥料繰出ロ
ール103は横軸肥料繰出ロール58と相違して外周面
にはスリットを設けていないから、外周面が刺状にざら
ざらしている刺状肥料粒96でも詰まることなく、繰出
凹部105にのみ嵌合する。即ち、球形状の球状肥料粒
52に対して刺状にざらざらしている刺状肥料粒96で
あっても肥料繰出装置97は供給できる。繰出凹部10
5にのみ嵌合した刺状肥料粒96は、そのまま横軸肥料
繰出ロール103の回転により下方に移動するが、横軸
肥料繰出ロール103の側面には誘導カバー108が設
けられているから、飛散することなく下方まで誘導され
る。この場合、誘導カバー108は横軸肥料繰出ロール
103の外周の間に隙間を有して設けてあり、誘導カバ
ー108の内面は平滑面であるから、繰出凹部105よ
り溢れた刺状肥料粒96は外面に刺があっても誘導カバ
ー108の内面に付着することなく、下方まで確実に案
内される。また、刺状肥料粒96は繰出凹部105に嵌
合しているだけであるから、繰出凹部105が下向きに
なると重力で繰出凹部105から少しずつ零れ、繰出凹
部105の傾きの程度によって上の方の繰出凹部105
から徐々に落下するので、刺状肥料粒96は一定量繰り
出されることになる。
【0021】また、誘導カバー108の左右両側の内面
には、誘導カバー108の内面と横軸肥料繰出ロール1
03の外周の間との隙間を埋める飛散防止体110を設
けているから、横軸肥料繰出ロール103の左右両側か
ら刺状肥料粒96が飛散するのを防止する。誘導カバー
108の下部には反射体反射体111を設けているか
ら、誘導カバー108の下部落下口112より放出され
た刺状肥料粒96は反射体111に衝突して拡散する。
したがって、この点でも、繰出凹部105の形状の横条
状に刺状肥料粒96が散布されるのを防止して、覆土面
上に均一に供給する。
【0022】
【効果】本発明は、育苗容器1を移送する移送台1の始
端部側上方位置に、床土を供給する床土供給装置4と、
肥料供給ホッパー51および横軸回転で外周面に母線方
向に平行な横条溝形状の繰出凹部60を所定間隔をおい
て複数並設した大径の横軸肥料繰出ロール58および該
横軸肥料繰出ロール58の回転下降側の側面に設けられ
前記繰出凹部60に嵌合した肥料粒52を横軸肥料繰出
ロール58の下部の落下位置まで案内する誘導カバー6
7を有する肥料供給装置50と、種子を供給する種子供
給装置73と、覆土を供給する覆土供給装置93とを設
けたものにおいて、前記肥料供給装置50は、略球形状
の窒素を主成分とする溶出時期が調節された肥効調節型
肥料8を施肥するように構成し、前記覆土供給装置93
の下手側には外面に刺を有する粒形状の燐酸を主成分と
する溶出時期が調節された肥効調節型肥料8を施肥する
肥料繰出装置97を設けた播種システムとしたものであ
るから、覆土の上に燐酸を主成分とする肥効調節型肥料
8を施肥できるので、施肥作業を容易にできる効果を奏
する。また、窒素を主成分とする肥効調節型肥料8とは
別個に施肥するので、肥効も良好にできる効果を奏す
る。本発明は、前記種子供給装置73と覆土供給装置9
3の間に薬剤を供給する薬剤散布装置80を設けた播種
システムとしたものであるから、施肥のみならず、薬剤
散布もでき、作業を容易にして作業効率を向上させる。
本発明は、前記肥料繰出装置97は、横軸回転で外周面
に母線方向に平行な横条溝形状の繰出凹部105を所定
間隔をおいて複数並設した大径の横軸肥料繰出ロール1
03を有して構成し、該横軸肥料繰出ロール103の外
周面には軸心方向と交差方向のスリットは形成しないよ
うにした播種システムとしたものであるから、外面に刺
を有する粒形状の肥料であっても、確実に繰り出せる効
果を奏する。本発明は、前記肥料繰出装置97は、前記
横軸肥料繰出ロール103の側部に繰出凹部106に嵌
合した肥料粒96を落下位置まで案内する誘導カバー1
08を設け、該誘導カバー108の内面と横軸肥料繰出
ロール103との間には隙間を設けた播種システムとし
たものであるから、外面に刺を有する粒形状の肥料であ
っても、確実に誘導できる効果を奏する。本発明は、前
記肥料繰出装置97は、前記誘導カバー108の下部に
反射体111を設けた播種システムとしたものであるか
ら、均一に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 装置の一部側面図。
【図2】 ブラシの側面図。
【図3】 隅部押圧装置の縦断側面図。
【図4】 後壁隅部押圧装置の作用状態図。
【図5】 前壁隅部押圧装置の作用状態図。
【図6】 肥料供給装置の縦断側面図。
【図7】 同ロールの一部破断面図。
【図8】 同一部断面図。
【図9】 誘導カバーの縦断側面図。
【図10】 掻出体の一部斜視図。
【図11】 灌水装置の断面図。
【図12】 種子供給装置の縦断側面図。
【図13】 薬剤散布装置の縦断側面図。
【図14】 育苗容器への散布状態説明図。
【図15】 散布状態拡大図。
【図16】 肥料繰出装置の縦断側面図。
【図17】 誘導カバー部分の作用状態説明用側面
図。
【図18】 誘導カバーの斜視図。
【図19】 同背面図。
【図20】 播種状態説明図。
【符号の説明】
1…育苗容器、5…床土、6…種子、7…覆土、10…
薬効調節型殺虫剤、15…移送台、16…支脚、17…
移送ローラー、18…床土供給装置、19…供給ホッパ
ー、20…繰出ベルト、21…回転均平ブラシ、22…
アーム、23…高さ調節装置、24…係合軸、25…係
合溝、26…螺子、27…下部取付軸、28…後壁、2
9…前壁、30…隅部押圧装置、31…後壁隅部押圧装
置、32…前壁隅部押圧装置、33…フレーム、34…
回動枠体、35…取付軸、36…回転部材、37…後壁
隅部押圧体、38…牽引バネ、39…前側上部、40…
深さ調節ボルト、41…高さ調節具、42…アーム、4
3…軸、44…前後移動取付体、45…軸着、46…前
壁隅部押圧体、47…ガイド孔、48…規制突起、50
…肥料供給装置、51…供給ホッパー、球状肥料粒52
…肥料粒、53…流穀板、53…流穀板、54…供給
口、55…供給量調節板、56…供給量調節装置、57
…ブラシ、58…横軸繰出ロール、60…繰出凹部、6
1…傾斜面、63…スリット、64…掻出体、65…詰
まり除去ブラシ、66…回転均平ブラシ、67…誘導カ
バー、68…弾性部材、69…合成樹脂材、70…隅部
押圧均平装置、71…灌水装置、72…灌水ノズル、7
3…種子供給装置、74…種子供給ホッパー、75…種
子繰出部、76…種子繰出凹部、77…横軸種子繰出ロ
ール、80…薬剤散布装置、81…薬剤貯留ホッパー、
82…薬剤繰出ロール、83…薬剤繰出凹部、84…振
動板、85…突起、86…摺接ブラシ、87…誘導体、
88…取付板、89…弾性部材、90…合成樹脂シー
ト、91…容器検出部、92…ダイヤル、93…覆土供
給装置、94…供給ホッパー、95…覆土繰出ベルト、
96…刺状肥料粒、97…肥料繰出装置、98…肥料供
給ホッパー、99…流穀板、100…供給口、101…
供給量調節板、102…ブラシ、103…横軸肥料繰出
ロール、104…肥料溜り部、105…繰出凹部、10
7…除去ブラシ、108…誘導カバー、109…隙間、
110…飛散防止体、111…反射体、112…下部落
下口。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗容器1を移送する移送台1の始端部
    側上方位置に、床土を供給する床土供給装置4と、肥料
    供給ホッパー51および横軸回転で外周面に母線方向に
    平行な横条溝形状の繰出凹部60を所定間隔をおいて複
    数並設した大径の横軸肥料繰出ロール58および該横軸
    肥料繰出ロール58の回転下降側の側面に設けられ前記
    繰出凹部60に嵌合した肥料粒52を横軸肥料繰出ロー
    ル58の下部の落下位置まで案内する誘導カバー67を
    有する肥料供給装置50と、種子を供給する種子供給装
    置73と、覆土を供給する覆土供給装置93とを設けた
    ものにおいて、前記肥料供給装置50は、略球形状の窒
    素を主成分とする溶出時期が調節された肥効調節型肥料
    8を施肥するように構成し、前記覆土供給装置93の下
    手側には外面に刺を有する粒形状の燐酸を主成分とする
    溶出時期が調節された肥効調節型肥料8を施肥する肥料
    繰出装置97を設けた播種システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記種子供給装置7
    3と覆土供給装置93の間に薬剤を供給する薬剤散布装
    置80を設けた播種システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、前記
    肥料繰出装置97は、横軸回転で外周面に母線方向に平
    行な横条溝形状の繰出凹部105を所定間隔をおいて複
    数並設した大径の横軸肥料繰出ロール103を有して構
    成し、該横軸肥料繰出ロール103の外周面には軸心方
    向と交差方向のスリットは形成しないようにした播種シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    において、前記肥料繰出装置97は、前記横軸肥料繰出
    ロール103の側部に繰出凹部106に嵌合した肥料粒
    96を落下位置まで案内する誘導カバー108を設け、
    該誘導カバー108の内面と横軸肥料繰出ロール103
    との間には隙間を設けた播種システム。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4において、前記肥料繰出装置97は、前
    記誘導カバー108の下部に反射体111を設けた播種
    システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016174585A (ja) * 2015-03-20 2016-10-06 ヤンマー株式会社 農業用機械の繰出装置

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