JP4724956B2 - 施肥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、肥料を圃場に散布する施肥機に関し、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
施肥しながら同時に田植作業を行なう施肥装置付田植機は知られている。また、この田植作業と同時に除草剤を散布する薬剤散布装置付田植機も知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来技術のものでは、施肥装置の肥料繰出部と薬剤散布装置の薬剤繰出部とは別々に駆動する構成であった為、伝動構成が複雑となり、軽量、安価に実施し難い問題があった。本発明は、かかる問題点を解消することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
【0005】
すなわち施肥装置の肥料繰出部の駆動軸と薬剤散布装置の薬剤繰出部の駆動軸とを一直線上に配置し前記薬剤散布装置2の薬剤ホッパ−23を移動作業車の操縦席9の後方位置に配設し、該薬剤ホッパ−の左右両側方には施肥装置1の肥料ホッパ−14を配置すると共に、この左右肥料ホッパ−14、14はそれぞれの前端が操縦席9の後端より前側に位置するよう配設してあることを特徴とする
【0006】
【0007】
【発明の効果】
本発明の第1の具体的手段によれば、肥料繰出部と薬剤繰出部の駆動軸を一直線上に配置するので、両駆動軸を同一軸に構成することが容易であり、一連の伝動構成を簡潔にし、軽量で安価に実施することができる。
【0008】
更に、肥料と薬剤の使用量に見合ったホッパ−容量を確保しつつ、操縦席と肥料及び薬剤の繰出部を近接させることで、作業車の機体全長を短くし、前後バランスを良好に保持することができる
【0009】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1及び図2は、移動作業車の一例として乗用型の田植機に粒状の肥料を圃場に散布する施肥装置1と除草用の薬剤を圃場に散布する薬剤散布装置2が装着された乗用型田植機3を示すものであり、この乗用型田植機3は、この機体3の前後に走行車輪としての左右一対の前輪4,4及び後輪5,5が架設されている。車体上前部に操作ボックス6及びステアリングハンドル7等を有する操縦装置が設置され、車体後方部には昇降可能な苗植付部8が装備されている。
【0010】
操縦装置の後側に操縦席9が設置され、操縦席9の下側に田植機の各部に動力を伝達するエンジン10が搭載されている。
苗植付部8は、左右に往復動する苗載タンク11、1株分の苗を切取って土中に植込む4条分の苗植付装置12、苗植付面を整地するフロ−ト13等からなる。
【0011】
施肥装置1は、苗植付部8の前方に設けられていて、圃場に散布する粒状肥料を収容する肥料ホッパ−14と各条毎の肥料繰出部15…と肥料の搬送を案内する各条毎の肥料案内管17…と該案内管17…に圧風を送給する施肥エアチャンバ−18と該施肥エアチャンバ−18に圧風を送給するブロワ−19等からなる構成である。
【0012】
肥料繰出部15…は、肥料ホッパ−14の下側に設けられ、繰出ロ−ラ15a,15aと15b,15bが繰出駆動軸16を介して回転することにより所定量毎に肥料を各条の前記案内管17…に供給されるようになっている。
各肥料案内管17…に供給された粒状肥料は、施肥エアチャンバ−18からの圧風により該案内管17…、肥料移送管20…を介して該肥料移送管20…終端に設けられた施肥部21…へ搬送されて圃場に散布される。
【0013】
施肥部21…は、作溝器22を備えて構成され、前記肥料移送管20…により接続され、苗植付部8による各条の圃場の苗植付位置の側部であって作溝された溝内に肥料が供給されるようになっている。
薬剤散布装置2は、操縦席9の後側部に設けられていて、圃場に散布する除草用の粒状薬剤を収容する薬剤ホッパ−23,23と、この下方に設けられた複数の薬剤繰出部24,24と、薬剤の搬送を案内する複数の薬剤案内管25,25と、該薬剤案内管25,25に連通されて後方の苗植付部8側に延設される薬剤移送管26,26と、該薬剤移送管26,26の先端に設けられていて数個の散布口27…を開口した散布管28,28等とからなる。
【0014】
薬剤繰出部24,24は、薬剤ホッパ−23,23の下側に設けられ、繰出ロ−ラ24a,24bが繰出駆動軸29を介して回転することにより所定量毎に薬剤を各薬剤案内管25,25に供給されるようになっている。
各薬剤案内管25,25に供給された薬剤は、施肥エアチャンバ−18からの圧風により該案内管25,25、薬剤移送管26,26を介して散布管28,28へ搬送されて散布口27…から圃場に散布される。
【0015】
図2〜図4で示すように、前記肥料ホッパ−14及び肥料繰出部15は、機体の後部で操縦席9と苗植付部8との間にあって左右に分離して配設した構成としている。そして、前記左側の肥料ホッパ−14L1,14L2と右側の肥料ホッパ−14R3,14R4との間の空間内には前記薬剤散布装置2を配置する。つまり、該装置2の薬剤ホッパ−23,23を配置すると共に、これら左右の肥料ホッパ−及び中央の薬剤ホッパ−を左右横方向に並列させて設けた構成としている。そして、更に、肥料繰出部15の繰出駆動軸16と薬剤繰出部24の繰出駆動軸29とは横方向一直線上に配置する。つまり、両軸16、29を同一軸線上に配置すると共に、スプライン軸等で嵌合連結することにより両者が一体的に回転駆動するよう連動構成している。従って、これによれば、一連の伝動構成がシンプルなものとなる。
【0016】
また、左右の肥料ホッパ−14L1,14L2及び14R3,14R4は、前端が操縦席9の後端より適宜の距離(図4に示すD間隔)前側に位置するよう配置し、中間の薬剤ホッパ−23,23は操縦席9の後側に近接して配置している。
【0017】
従って、かかる配置構成によれば、機体全長が短かくなり、前後バランスが良好に保持されることになる。
前記苗植付部8は、主ミッションケ−ス30内からの動力を伝達する作業伝動軸31、植付伝動ケ−ス32を介して植付伝動軸33により伝動されて作動する構成となっている。尚、この植付伝動ケ−ス32には苗植付部8の駆動の入切を行う植付クラッチが内蔵されている。
【0018】
前記肥料繰出部15と薬剤繰出部24の駆動構成は、前記植付伝動ケ−ス32からの伝動により、クランクア−ム34、上下方向に往復動するロッド35、往復回動する回動軸36、往復動杆37、ラチエット機構38等からなる伝動系統を介して繰出駆動軸16,29が間欠的に回転駆動される構成である。
【0019】
図5に示す実施例では、肥料繰出部15と薬剤繰出部24への伝動経路中には2条(植)毎の肥料・薬剤散布作業の入切を行う動力断続用クラッチ39(a),39(b)を設けてある。一方側のクラッチ39(a)は、条クラッチレバ−40(a)の操作により断続する構成であり、これをクラッチ切り方向に操作すると、肥料繰出部15の繰出ロ−ラ15a,15a及び薬剤繰出部24の繰出ロ−ラ24aへの駆動が停止されるようになっている。また、他方側のクラッチ39(b)は、条クラッチレバ−40(b)の操作により断続する構成であり、これをクラッチ切り方向に操作すると、肥料繰出部15の繰出ロ−ラ15b,15b及び薬剤繰出部24の繰出ロ−ラ24bへの駆動が停止されるようになっている。
【0020】
なお、前記条クラッチレバ−40(a),40(b)には、ワイヤ−等の連動機構を介して各2条毎の苗植付装置及び苗送りベルトへの駆動断続クラッチ部に連動連結し、該条クラッチレバ−40(a)又は40(b)の操作により、各2条毎の施肥及び薬剤散布作業の入切に連動して苗植付装置及び苗送りベルトの駆動が入切されるようにしておくとよい。
【0021】
植付条数があと2条植分しか残されいない場合、2条分の苗供給及び苗植付を停止する。同時に、この2条分の植付停止に対応して各2条分の肥料散布及び薬剤散布をも停止する必要がある。このような場合、上記条クラッチレバ−40(a),40(b)の操作で簡単に行うことができる。
【0022】
図6に示す実施例について説明すると、肥料ホッパ−14と肥料繰出部15とからなる施肥装置において、肥料ホッパ−14は肥料繰出部15に対して着脱自在であり、肥料繰出部15は、繰出ロ−ラ15aとこの繰出ロ−ラ15aを挟む上部カプセル15uと下部カプセル15dとからなり、この上下のカプセル15u,15dは繰出駆動軸16の軸芯より上下に分割できる構成とし、繰出ロ−ラ15aを上下に抱合せ状態に支承させた構成としている。また、前記ホッパ−14と下部カプセル15dとは、係止フック41と係止杆42とにより、ワンタッチで係止保持できる構成としている。なお、43は位置決め突起を示す。かかる構成によれば、分解、組立が容易であり、掃除やメンテを容易に行うことができる。
【0023】
また、図7に示す実施例では、ホッパ−14内に肥料の残り量を検出する残量センサ−(静電容量センサ−)44が取付板45を介してカプセル15u(15d)側に固定して設けられ、そして、前記ホッパ−には残量センサ−44に対応する部分に切欠窓46が設けられ、ホッパ−14は係止フック41と係止杆42とにより、ワンタッチで着脱できるように構成されている。肥料ホッパ−14をカプセル側にドッキングすれば残量センサ−44による残量検出が可能となり、ホッパ−を取り外せば、残量排出や肥料補給が容易にできる。なお、ホッパ−14側には図示していないが開閉自在なシャッタ−が設けられている。図中、47は網を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置付乗用型田植機の側面図
【図2】施肥装置付乗用型田植機の平面図
【図3】同上要部の斜視図
【図4】同上要部の斜視図
【図5】同上要部の斜視図
【図6】施肥装置の分解斜視図
【図7】施肥装置の斜視図
【図8】同上要部の切断平面図
【符号の説明】
1 施肥装置、 2 薬剤散布装置
3 田植機体 4 前輪
5 後輪 6 操作ボックス
7 ステアリングハンドル 8 苗植付部
9 操縦席 10 エンジン
11 苗載タンク 12 苗植付装置
13 フロ−ト 14 肥料ホッパ−
15 肥料繰出部 15a 肥料繰出ロ−ラ
15b 肥料繰出ロ−ラ 16 肥料繰出駆動軸
17 肥料案内管 18 施肥エアチャンバ−
19 ブロワ− 20 肥料移送管
21 施肥部 23 薬剤ホッパ−
24 薬剤繰出部 24a 薬剤繰出ロ−ラ
24b 薬剤繰出ロ−ラ 25 薬剤案内管
26 薬剤移送管 28 散布管
29 薬剤繰出駆動軸 32 植付伝動ケ−ス
34 クランクア−ム 35 ロッド
36 回動軸 37 往復動杆
38 ラチエット機構 39(a) 動力断続用クラッチ
39(b) 動力断続用クラッチ 40(a) 条クラッチレバ−
40(b) 条クラッチレバ−

Claims (1)

  1. 施肥装置の肥料繰出部の駆動軸と薬剤散布装置の薬剤繰出部の駆動軸とを一直線上に配置し、前記薬剤散布装置の薬剤ホッパ−を移動作業車の操縦席の後方位置に配設し、該薬剤ホッパ−の左右両側方には施肥装置の肥料ホッパ−を配置すると共に、この左右肥料ホッパ−はそれぞれの前端が操縦席の後端より前側に位置するよう配設してあることを特徴とする施肥機
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