JP2526740Y2 - 田植機 - Google Patents

田植機

Info

Publication number
JP2526740Y2
JP2526740Y2 JP1990070958U JP7095890U JP2526740Y2 JP 2526740 Y2 JP2526740 Y2 JP 2526740Y2 JP 1990070958 U JP1990070958 U JP 1990070958U JP 7095890 U JP7095890 U JP 7095890U JP 2526740 Y2 JP2526740 Y2 JP 2526740Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medicine
planting
case
wing body
rice transplanter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990070958U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0428011U (ja
Inventor
一明 伊谷
靖 米田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Original Assignee
Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yanma Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP1990070958U priority Critical patent/JP2526740Y2/ja
Publication of JPH0428011U publication Critical patent/JPH0428011U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2526740Y2 publication Critical patent/JP2526740Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は苗載台及び植付爪を備え、連続的に田植作業
を行う田植機に関する。
「従来の技術」 従来、特開平2−31635号公報に示す如く、植付部に
薬剤散布機を装設させると共に、薬剤ホッパから薬剤を
取出す繰出体と、該繰出体からの薬剤を飛散させる羽根
体を前記散布機に備え、電動モータによって回転させる
羽根体上面に繰出体から薬剤を送出させる技術がある。
「考案が解決しようとする課題」 前記従来技術は、羽根体による薬剤散布幅が常に一定
しているから、全条の苗植付け幅と略等しい幅に散布幅
を形成することにより、一部の植付爪を停止させる畦際
植付け作業時、苗植付け幅よりも散布幅が大きくなり、
薬剤を重複して散布させる不具合があると共に、複数の
羽根体を設けることにより、薬剤の重複散布を防げる
が、薬剤散布構造の簡略化及び製造コストの低減などを
行えない不具合がある。
「課題を解決するための手段」 然るに、本考案は、植付部に薬剤散布機を装設させる
と共に、薬剤ホッパから薬剤を取出す繰出体と、該繰出
体からの薬剤を飛散させる羽根体を前記散布機に備え、
電動モータによって回転させる羽根体上面に繰出体から
薬剤を送出させる田植機において、略垂直軸芯回りに回
転させる単一の羽根体上面側に左右繰出体を配設させる
と共に、左右植付爪と連動して左右繰出体を駆動制御す
る左右ユニットクラッチを設けたことを特徴とする。
「作用」 従って、単一の羽根体を左右繰出体からの薬剤散布に
兼用し、羽根体の半回転で一方の繰出体からの薬剤を一
側方向に飛散させ、羽根体の後の半回転でもう一方の繰
出体からの薬剤を他側方向に飛散させることにより、単
一の羽根体を設ける構造であっても左右繰出体の一方を
停止させるだけで薬剤散布幅を変更し得ると共に、左右
植付爪を停止させるときに対向する繰出体も停止するか
ら、植付け条数を減少させる畦際作業での薬剤の重複散
布を防止し得、薬剤の無駄な使用または薬害などを防止
し得、また前記羽根体など薬剤散布構造の簡略化並びに
散布機能の向上などを容易に図り得るものである。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は植付部の駆動説明図、第2図は全体の側面図、
第3図は同平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗す
る田植機であり、エンジン(2)を搭載する車体フレー
ム(3)後端をミッションケース(4)に連設させ、前
記ミッションケース(4)の前方両側にアクスルケース
(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると共
に、前記ミッションケース(4)の後部両側に伝動ケー
ス(7)を介して水田走行用後輪(8)を支持させる。
そして前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両
側に予備苗載台(10)を取付けると共に、ステップ(1
1)を形成する車体カバー(12)によって前記伝動ケー
ス(7)等を覆い、前記車体カバー(12)上部に運転席
(13)を取付け、その運転席(13)の前方に操向ハンド
ル(14)を設ける。
また、図中(15)は多条植え用の苗載台(16)並びに
複数の植付爪(17)などを具備する植付部であり、前高
後低の前傾式苗載台(16)を下部レール(18)及びガイ
ドレール(19)を介して植付ケース(20)に左右往復摺
動自在に支持させると共に、植付アーム(21)並びにロ
ータリケース(22)を介して植付ケース(20)に前記植
付爪(17)を取付ける。そして前記植付ケース(20)の
下方に中央及び左右の植付用平均フロート(23)を、植
付深さ調節リンク(25)などを介して支持すると共に、
前記植付ケース(20)を植付ミッションケース(27)に
連設し、トップリンク(28)及びロワーリンク(29)を
含む三点リンク機構(30)を用いて田植機(1)後側に
この植付ミッションケース(27)を介して植付部(15)
を連結させ、植付部(15)を昇降させる油圧シリンダ
(31)を田植機(1)後部とトップリンク(28)との間
に介設させ、前記油圧シリンダ(31)の伸縮動作で植付
部(15)を昇降させる一方、前記植付部(15)を降下さ
せてフロート(23)を着地させ、左右に往復移動させる
苗載台(16)から一株分の苗を植付爪(17)によって順
次取出して植えつけるように構成している。
また図中(32)は走行変速レバー、(33)は植付昇降
レバー、(34)は植付深さ感度調節レバー、(35)は走
行クラッチペダル、(36)(36)は左右ブレーキペダル
である。
第4図にも示す如く、前記植付部(15)の後側に側条
施肥機(37)及び薬剤散布機(38)を前後に配設するも
ので、施肥機(37)の肥料タンク(39)及び肥料繰出ケ
ース(40)を、植付ケース(20)に立設固定する支柱
(41)上端に固定支持させている。前記側条施肥機(3
7)の肥料タンク(39)は2条分を1組としたもので、
1つの肥料タンク(39)に左右2条用の肥料繰出ケース
(40)(40)を備え、フロート(23)底面の左右両側に
装着させる作溝器(42)後側の肥料放出体(43)に繰出
ホース(44)を介し前記繰出ケース(40)の肥料繰出口
を接続させ、前記作溝器(42)により形成される側条施
肥溝内に前記肥料タンク(39)内の肥料を順次落下さ
せ、田植作業と同時に施肥作業を行うように構成してい
る。
さらに、第4図乃至第10図に示す如く、除草剤などを
入れる薬剤ホッパ(45)と、四角箱形繰出ケース(46)
と、下向き開口四角筒形飛散ケース(47)とを、薬剤散
布機(38)に備えると共に、植付ケース(20)に支柱
(48)などを介して繰出ケース(46)を固定支持させ、
該ケース(46)上面側に薬剤ホッパ(45)を搭載する一
方、飛散ケース(47)上面の左右幅中央を繰出ケース
(46)下面に固設させる。第3図のように、飛散ケース
(47)の左右長さを苗載台(16)の左右幅と略等しく形
成すると共に、第5図のように、前記ケース(47)の左
右側壁板(47a)(47a)を下方外側に傾斜させ、ケース
(47)幅よりも外方にまで薬剤を飛散させるように形成
している。
また、入口(48)(48)を開設した供給板(49)と、
同一円周上に複数の定量繰出口(50)…を開設した円板
形繰出体(51)(51)と、出口(52)(52)を開設した
排出板(53)とを備え、前記繰出ケース(46)に箱体
(54)を内設し、繰出体(51)(51)を上下方向から供
給板(49)と排出板(53)で挾んで箱体(54)上面開口
に嵌着支持させる。
また、供給板(49)上面を薬剤ホッパ(45)下面出口
にシャッタ(55)を介して接合させ、レバー(56)操作
によってシャッタ(55)を開閉させ、ホッパ(45)の薬
剤を入口(48)(48)に落下させると共に、縦軸(57)
上端に繰出体(51)を係合軸支させ、箱体(54)と軸受
ブラケット(58)間に軸支させる水平軸(59)にベベル
ギヤ(60)を介して縦軸(57)を連結させ、縦軸(57)
を介して繰出体(51)を回転させ、入口(48)からの薬
剤を繰出口(50)により出口(52)に定量送出させ、出
口(52)下方の排出シュート(61)に落下させるように
構成している。
さらに、前記箱体(54)に下向きに電動モータ(62)
を固設し、該モータ(62)の出力軸(63)に羽根体(6
4)を設け、前記飛散ケース(47)の中央部に羽根体(6
4)を内設させると共に、羽根体(64)両側の飛散ケー
ス(47)内部にリード板(65)(66)及び飛散シュート
(67)を設けるもので、前記排出シュート(61)からの
薬剤を羽根体(64)上面に落下させ、羽根体(64)の回
転によって発生する遠心力及び送風力により薬剤を飛散
させ、リード板(65)(66)及び飛散シュート(67)を
介して飛散ケース(47)下方に略均一に薬剤を散布する
ように構成している。
また、第9図のように、時計針6時と12時の位置に相
当する羽根体(64)上面に排出シュート(61)の下部開
口(61a)を開設させ、羽根体(64)の回転によってこ
の接線方向真横に向けて開口(61a)からの薬剤を飛散
させ、可及的に遠くまで薬剤を飛ばすように構成してい
る。
さらに、第1図及び第11図に示す如く、前記ミッショ
ンケース(4)のPTO軸(68)に植付クラッチ(69)を
介して入力軸(70)を連結させ、該入力軸(70)を介し
て植付部(15)に駆動力を伝達させると共に、左右2条
分の植付爪(17)を駆動制御する左右ユニットクラッチ
(71)(71)を設け、ユニットクラッチ(71)を介して
駆動するクランク軸(72)を設け、肥料繰出ケース(4
0)の駆動軸(73)にクランク軸(72)を連結させる。
また、前記水平軸(59)に一方向クラッチ(74)を介
して揺動アーム(75)を設けると共に、前記クランク軸
(72)中間にロッド(76)を介してアーム(77)を連結
させ、該アーム(77)と同軸(78)上に設けるアーム
(79)を前記揺動アーム(75)にロッド(80)を介して
連結させ、クランク軸(72)の往復動と連動して水平軸
(59)を一方向に回転させるもので、ユニットクラッチ
(71)を介して植付爪(17)と繰出体(51)を連動して
駆動制御し、例えば左側のユニットクラッチ(71)を切
って左2条分の植付爪(17)を停止させたとき、左側の
繰出体(51)を停止させ、右側の繰出体(51)だけを回
転させて右側半分だけ薬剤散布を行う一方、右側のユニ
ットクラッチ(71)を切ったとき、前記と逆に左側半分
だけ薬剤散布を行うように構成している。上記から明ら
かなように、植付部(15)に薬剤散布機(38)を装設さ
せると共に、薬剤ホッパ(45)から薬剤を取出す繰出体
(51)と、該繰出体(51)からの薬剤を飛散させる羽根
体(64)を前記散布機(38)に備え、電動モータ(62)
によって回転させる羽根体(64)上面に繰出体(51)か
ら薬剤を送出させる田植機において、略垂直軸芯回りに
回転させる単一の羽根体(64)上面側に左右繰出体(5
1)(51)を配設させると共に、左右植付爪(17)(1
7)と連動して左右繰出体(51)(51)を駆動制御する
左右ユニットクラッチ(71)(71)を設けている。
また、前記植付クラッチ(69)入のとき、これと連動
してオンになる散布スイッチ(81)を設け、該スイッチ
(81)を介して前記モータ(62)にこの駆動電源(82)
を印加させるもので、植付クラッチ(69)と連動させる
散布スイッチ(81)によって前記モータ(62)を作動制
御し、植付クラッチ(69)入によって羽根体(64)を回
転させる一方、植付クラッチ(69)切によって羽根体
(64)を停止させるように構成している。
「考案の効果」 以上実施例から明らかなように本考案は、植付部(1
5)に薬剤散布機(38)を装設させると共に、薬剤ホッ
パ(45)から薬剤を取出す繰出体(51)と、該繰出体
(51)からの薬剤を飛散させる羽根体(64)を前記散布
機(38)に備え、電動モータ(62)によって回転させる
羽根体(64)上面に繰出体(51)から薬剤を送出させる
田植機において、略垂直軸芯回りに回転させる単一の羽
根体(64)上面側に左右繰出体(51)(51)を配設させ
ると共に、左右植付爪(17)(17)と連動して左右繰出
体(51)(51)を駆動制御する左右ユニットクラッチ
(71)(71)を設けたもので、単一の羽根体(64)を左
右繰出体(51)(51)からの薬剤散布に兼用し、羽根体
(64)の半回転で一方の繰出体(51)からの薬剤を一側
方向に飛散させ、羽根体(64)の後の半回転でもう一方
の繰出体(51)からの薬剤を他側方向に飛散させること
により、単一の羽根体(64)を設ける構造であっても左
右繰出体(51)(51)の一方を停止させるだけで薬剤散
布幅を変更できると共に、左右植付爪(17)(17)を停
止させるときに対向する繰出体(51)(51)も停止する
から、植付け条数を減少させる畦際作業での薬剤の重複
散布を防止でき、薬剤の無駄な使用または薬害などを防
止でき、また前記羽根体など薬剤散布構造の簡略化並び
に散布機能の向上などを容易に図ることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す植付部の駆動説明図、
第2図は全体側面図、第3図は同平面図、第4図は要部
側面図、第5図は同背面図、第6図は部分背面図、第7
図乃至第9図は部分平面図、第10図は飛散ケースの平面
図、第11図は側面説明図である。 (15)…植付部 (17)…植付爪 (38)…薬剤散布機 (45)…薬剤ホッパ (51)…繰出体 (62)…電動モータ (64)…羽根体 (69)…植付クラッチ (71)…ユニットクラッチ (81)…散布スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】植付部(15)に薬剤散布機(38)を装設さ
    せると共に、薬剤ホッパ(45)から薬剤を取出す繰出体
    (51)と、該繰出体(51)からの薬剤を飛散させる羽根
    体(64)を前記散布機(38)に備え、電動モータ(62)
    によって回転させる羽根体(64)上面に繰出体(51)か
    ら薬剤を送出させる田植機において、略垂直軸芯回りに
    回転させる単一の羽根体(64)上面側に左右繰出体(5
    1)(51)を配設させると共に、左右植付爪(17)(1
    7)と連動して左右繰出体(51)(51)を駆動制御する
    左右ユニットクラッチ(71)(71)を設けたことを特徴
    とする田植機。
JP1990070958U 1990-07-02 1990-07-02 田植機 Expired - Lifetime JP2526740Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990070958U JP2526740Y2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 田植機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990070958U JP2526740Y2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 田植機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0428011U JPH0428011U (ja) 1992-03-05
JP2526740Y2 true JP2526740Y2 (ja) 1997-02-19

Family

ID=31607572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990070958U Expired - Lifetime JP2526740Y2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 田植機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2526740Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394909A (ja) * 1986-10-08 1988-04-26 株式会社クボタ 田植機
JPH074131B2 (ja) * 1988-07-19 1995-01-25 株式会社クボタ 乗用型田植機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0428011U (ja) 1992-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002027895A (ja) 乗用田植機の薬剤散布装置
JP2526740Y2 (ja) 田植機
JP2002027808A (ja) 予備苗載台に薬剤散布装置を設けた乗用田植機
JP2538510Y2 (ja) 散布装置
KR20190015542A (ko) 이앙기
JP4724956B2 (ja) 施肥機
JP2002119109A (ja) 田植機
JPH0567242B2 (ja)
JP3295569B2 (ja) 田植機装着式薬剤散布装置
JPH06209614A (ja) 直播機
JPH0427309A (ja) 施肥装置付き田植機
JP2538335Y2 (ja) 薬剤散布装置
JP2015123021A (ja) 苗移植機
JP3543503B2 (ja) 施肥装置及び薬剤散布装置付き乗用型苗植機
JP2589302Y2 (ja) 薬剤散布機
JP3610650B2 (ja) 薬剤散布機
JPH0338973Y2 (ja)
JP2023031574A (ja) 乗用型苗移植機
JPH10248317A (ja) 乗用型田植機
JP2719577B2 (ja) 除草剤散布装置付き田植機
JPH047689Y2 (ja)
JPH0588083B2 (ja)
JP3586968B2 (ja) 施肥装置付苗植機
JP2812695B2 (ja) 田植機
JP2007282584A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term