JPH0427309A - 施肥装置付き田植機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、肥料貯留部の下部に、外周部に肥料入り込み
用凹部を形成した繰出しロールを配設し、この繰出しロ
ールを回動駆動して所定量づつ肥料を繰出すよう構成し
た施肥装置に関する。

〔従来の技術］ 上記施肥装置において、従来では、例えば特開平１−２
６５８１１号公報に開示されているように−１前記繰出
しロールは植付機構における回転ケースに押引きロッド
を介して連動連結して、植付機構の駆動に連動させて繰
出しロールを回転させるよう構成してあった。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来構造は、圃場に施肥を行うのは、苗の植付けと
同時である点を考慮して駆動源を共通にして駆動構造の
簡素化を図ったものである。

上記従来構造では、例えば圃場での施肥作業に先立って
施肥装置による肥料繰出し量を調節する際には、機体を
停止させた状態で、植付機構を駆動させて、前記回転ケ
ースを作業者が目測により所定回数だけ回転させた後に
停止させて、繰出し量を計量カップで計量していた。

ところが、施肥量は圃場の単位面積当り一定の施肥量で
なければならず、例えば、苗の植付け間隔、つまり、株
間距離を変更調節する場合には、その都度、施肥量を調
節する必要があるが、上記したような施肥量調節作業で
は、植付機構の駆動を入切する植付クラッチは運転部に
備えられ、植付機構は機体の後端部にあるので、作業が
行い難く、手間のかかる欠点があった。

本発明は、上記不具合点を解消することを目的としてい
る。

（課題を解決するための手段〕 本発明の特徴構成は、冒頭に記載した施肥装置において
、前記繰出しロールを電動モータで駆動するよう構成す
るとともに、操作具の入操作に伴って前記繰出しロール
が計量用の設定回数だけ回転するよう前記電動モータを
駆動制御する制御手段を備えてある点にある。

〔作　用］ 施肥量を調節する際には、繰出しロールにより繰出され
る肥料を計量カップ等で受止めるようにして、操作具を
入操作すると、繰出しロールが電動モータによって所定
回数だけ回転した後、自動的に停止するので、繰出され
た量によって施肥量を計量できる。

〔発明の効果］ 従って、作業者は煩しい手間なく施肥量を調節すること
ができるのである。しかも、電動モータにより駆動する
構造であるから、田植機等に装着した場合であっても、
株間距離の変更調節毎に施肥量を変更するといった余計
な手間がかからないものとなった。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第４図に本発明に係る施肥装置（１）を備えた乗用田植
機を示している。この田植機は、乗用型走行機体の後部
にリフトシリンダ（２）により駆動昇障自在なリンク機
構（３）を介して苗植付装置（４）を連結するとともに
、苗植付装置（４）の後方上方に施肥量Ｗ（１）を連結
しである。又、前記施肥装置（１）の肥料貯留部（５）
に対して肥料を補充するための肥料補充装置（６）を備
えてある。

前記肥料補充装置（６）は、運転座席（７）の左右両側
に゛配設した大容量肥料タンク（８）　、　（８）の下
部から夫々スクリューコンベア（９Ｌ（９）を介して肥
料を上揚搬送するとともに、その上端からホース（１０
）及び導通路（１１）を介して肥料貯留部（５）に肥料
を流下供給するよう構成しである。

又、前記導通路（１１）の下部には肥料の貯留残量が少
なくなったことを検出する肥料残量センサ（１２）を設
けである。

前記苗植付装置（４）は一定ストロークで往復移動する
苗のせ台（１３）の下端から苗を一株づつ切り出して植
付ける植付爪（１４）を回転ケース（１５）の両端に夫
々支承してあり、苗のせ台（１３）、植付爪（１４）及
び前記スクリューコンヘア（９）は、夫々、走行機体に
搭載のエンジン（Ｅ）により駆動するよう構成しである
。

第３図にその駆動伝動系を示している。エンジン（Ｅ）
からベルト（１６）を介してトランスミッション（１７
）に動力が供給され、このトランスミッション（１７）
から図示しない走行伝動系を介して前後車輪（１８）　
、　（１９）に動力を供給する一方、前後向き伝動軸（
２０）から電磁式植付クラッチ（２１）及び植付ミッシ
ョン（２２）を介して苗のせ台横送り機構（２３）、植
付回転ケース（１５）夫々に動力を供給するよう構成し
である。前記植付クラッチ（２１）は、クラッチ制′４
Ｂ機構（２４）により大切制御するようにしてあり、人
為操作スイッチ（２５）を「入」から「切」に切換える
際には、「切」に切換えられた後、植付回転ケース（１
５）が所定位置、つまり、両植付爪（１４）　、　（１
４）が共に泥面から離間した水平位置になったことを検
出スイッチ（２６）により検知した時点で植付クラッチ
（２１）を切作動させるよう構成しである。又、枕地旋
回の後、操作スイッチ（２５）を「入」に操作した後、
植付爪（１４）の位置が既植領域の条端苗の位置と一致
したことを検知する苗センサ（２７）が検知作動した時
点で植付クラッチ（２１）を大作動させるよう構成しで
ある。

又、前記伝動軸（２０）の途中部からへベルギア機構（
２８）、横向き伝動軸（２９）及び左右一対の電磁クラ
ッチ（３０）　、　（３０）を介して夫々左右のスクリ
ューコンヘア（９）　、　（９）に動力を供給するよう
構成し、各電磁クラッチ（３０）　、　（３０）は前記
肥料残量センサ（１２）が検出作動すると大作動するよ
う構成しである。

前記施肥装置（１）は、肥料貯留部（５）の下部に肥料
を所定量づつ繰出す繰出し機構（３１）を備えるととも
に、繰出された肥料を流下パイプ（３２）を介して作溝
器（３３）によって形成された泥面上の溝に落下案内す
るよう構成しである。第２図にも示すように、前記繰出
し機構（３１）はケース（３１ａ）内に肥料入り込み用
凹部（３４）をその外周部に形成した繰出しロール（３
５）を配設し、この繰出しロール（３５）を電動モータ
（Ｍ）により回動駆動して所定量づつ肥料を繰出すよう
構成しである。

前記電動モータ（Ｍ）は、前記植付クラッチ（２１）大
切用の操作スイッチ（２５）と連動して入切する操作ス
イッチ（３６）の切換えに伴ってオンオフするよう構成
し、駆動回転数は、機体走行速度に比例するよう制御手
段としての制御装置（３７）によって制御される。つま
り、走行伝動系途中の伝動軸の回転数を検出する回転数
センサ（３８）を設け、このセンサ（３８）の検出結果
に基づいて、その結果に対して所定の比率によって比例
する速度で電動モータ（Ｍ）を駆動制御する。

又、肥料の種類に応じて前記対応比率を変更するための
切換スイッチ（３９）を設けである。

又、前記制御装置（３７）は、前記操作スイツチ（３６
）の操作とは無関係に、操作具としての計量スイッチ（
４０）の入操作に伴って前記繰出しロール（３５）が計
量用の設定回数だけ回転するよう電動モータ（Ｍ）を駆
動制御するよう構成しである。

尚、設定回数は変更可能にしである。

このようにして、実際の施肥作業に先立って施肥量を調
節する際、作業者は、植付爪（１４）の駆動と無関係に
、流下パイプ（３２）の下方に計量器をセットして前記
計量スイッチ（４０）を入操作するだけでよく作業が楽
に行える。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る施肥装置の実施例を示し、第１図は
制御ブロック図、第２図は繰出し機構の一部切欠き正面
図、第３図は伝動系統図、第４図は田植機の全体側面図
である。 （５）・・・・・・肥料貯留部、（３４）・・・・・・
凹部、（３５）・・・・・・繰出しロール、（３７）・
・・・・・制御手段、（４０）・・・・・・操作具、（
Ｍ）・・・・・・電動モータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 肥料貯留部（５）の下部に、外周部に肥料入り込み用凹
   部（３４）を形成した繰出しロール（３５）を配設し、
   この繰出しロール（３５）を回動駆動して所定量づつ肥
   料を繰出すよう構成した施肥装置であって、前記繰出し
   ロール（３５）を電動モータ（Ｍ）で駆動するよう構成
   するとともに、操作具（４０）の入操作に伴って前記繰
   出しロール（３５）が計量用の設定回数だけ回転するよ
   う前記電動モータ（Ｍ）を駆動制御する制御手段（３７
   ）を備えてある施肥装置。