JPH0937622A - 農用作業車の作業状態表示装置 - Google Patents

農用作業車の作業状態表示装置

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JPH0937622A
JPH0937622A JP7193497A JP19349795A JPH0937622A JP H0937622 A JPH0937622 A JP H0937622A JP 7193497 A JP7193497 A JP 7193497A JP 19349795 A JP19349795 A JP 19349795A JP H0937622 A JPH0937622 A JP H0937622A
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monitor
amount
fertilizer
tractor
sensor
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JP7193497A
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Koji Fukumitsu
康治 福光
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TAKI NOUKOUGU KK
Original Assignee
Taki Farm Implements & Tools
TAKI NOUKOUGU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行車両に散布作業機を装着し、該作業機の
作業状態を運転席から容易に見ることができるようにす
る。 【解決手段】 トラクタAに肥料又は薬剤又は種子の散
布作業を行う施肥播種機、または、ライムソワーG、ま
たは、ブームスプレヤーH、または、土壌消毒機Kを装
着し、該散布機の散布駆動手段と、散布量調節手段と、
その散布量検出手段と、ホッパー内の残量検出手段と、
車速検出手段と、車速と散布量から単位面積当たりの散
布量を演算する手段を設け、前記走行車両の運転部Dに
車速と、散布量調節位置と、単位面積当たりの散布量
と、残量を表示するモニター13を設け、該モニターに
入力部13aを設け、散布駆動手段と散布量調節手段を
変更可能とし、散布機の種類によってモニター画面を切
換可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトラクタ等の走行車
両に散布作業機を装着し、該作業機の作業状態を運転席
に設けたモニターで表示できるようにする技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からトラクタの前部または後部に肥
料又は薬剤又は種子の散布作業機を装着して、肥料や薬
剤や種子を圃場に散布或いは播種することが行われてい
る。これらはホッパーやタンク内に肥料や薬剤や種子等
を投入し、その下部に設けた散布駆動装置または繰出装
置をトラクタのPTO軸やモーター等の動力によって駆
動し、散布または播種作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のようなトラクタ
に装着した散布作業機は、散布量や繰出量を調節するた
めに、作業前にオペレーターがシャッター開度や吐出圧
や繰出ロールの回転数または溝幅等を調節しておいて、
作業にとりかかっていた。従って、作業途中で散布量や
繰出量を増減するには一旦トラクタの走行及び作業を停
止して調節する必要があった。そして、シャッター開度
や吐出圧等を設定した後は、運転席からはどの程度の散
布または播種されているかが分からず、圃場や作物が変
わったときには容易に確認することができないので不安
になることがあり、不適当な散布量となることもあっ
た。また、散布装置や繰出装置のホッパーやタンク内の
残量は、オペレーターがほぼ透明のホッパーやタンクを
目視で残量を確認しており、空に近くなるとセンサーか
らの信号によって警報が発せられて、補充を行うように
していた。よって、圃場の中央部でホッパーまたはタン
クが空になることがあり、その途中で補給場所まで往復
すると、継続位置が分からなくなって、散布されない部
分や重複する部分が生じることがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、走行車両に肥料又は薬剤又は種子の散布作業を行う
施肥播種機、または、ライムソワー、または、ブームス
プレヤー、または、土壌消毒機を装着し、該散布機の散
布駆動手段と、散布量調節手段と、その散布量検出手段
と、ホッパー内の残量検出手段と、車速検出手段と、車
速と散布量から単位面積当たりの散布量を演算する手段
を設け、前記走行車両の運転部に車速と、散布量調節位
置と、単位面積当たりの散布量と、残量を表示するモニ
ターを設け、該モニターに入力部を設け、散布駆動手段
と散布量調節手段を変更可能とし、散布機の種類によっ
てモニター画面を切換可能に構成したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、添付の図面に示した実施例
の構成を説明する。図1は本発明の走行車両に施肥播種
機を装着した側面図と制御ブロック図、図2は走行車両
にライムソワーを装着した側面図と制御ブロック図、図
3は走行車両にブームスプレヤーを装着した側面図と制
御ブロック図、図4は走行車両に土壌消毒機を装着した
側面図と制御ブロック図、図5は施肥播種機を装着した
場合のモニター画面を示す図、図6はライムソワーを装
着した場合のモニター画面を示す図、図7はブームスプ
レヤーまたは土壌消毒機を装着した場合のモニター画面
を示す図である。
【0006】走行車両としてトラクタAに散布作業機を
装着した場合について説明する。トラクタAはボンネッ
ト6後部に運転部Dが配置され、該運転部Dはボンネッ
ト6後部に立設した操作コラム9上にハンドル10を配
置し、該操作コラム9後部に座席11を配置し、これら
運転部Dをキャビン12によって覆っている。
【0007】前記キャビン12内の運転座席11にオペ
レーターが正面を向いて見えて、運転の邪魔にならない
範囲内にモニター13が配設される。本実施例ではキャ
ビン12内の前部上に設けているが、座席11側部や操
作コラム9上に設けることもできる。該キャビン12外
側の後部上にはモニターカメラ14が配置され、該モニ
ターカメラ14は作業機及びその作業状態を撮るように
配設されている。該モニターカメラ14にはズーム機構
や撮影方向変更(首降り)機構を設けて、作業機の一部
分や作業後の特定場所のアップや仕上がり状態等を映
し、任意に撮影方向を変更して確認できるようにしてい
る。前記モニター13及びモニターカメラ14はコント
ローラCと接続され、モニター13には後述する車速や
散布量や映像等を表示できるようにしている。
【0008】また、トラクタAの後部には三点リンク式
の作業機装着装置Bが配設され、該作業機装着装置Bは
トップリンク1とロアリンク2・2とリフトリンク3・
3等からなり、リフトリンク3・3に連結したリフトア
ーム4・4を回動させることでリフトリンク3・3を介
してロアリンク2を回動して作業機を昇降できるように
している。該作業機装着装置Bの後部に装着する作業機
としては、ロータリ耕耘装置Rと施肥機Eと播種機F
(図1)や、肥料散布機(図2)や、ブームスプレヤー
(図3)、土壌消毒機(図4)等が装着されている。但
し、本発明を適用する作業機としては、前記作業機に限
定されるものではなく、肥料や薬剤や種子等を散布する
ものであれば、ブロードキャスタやマニュアルスプレッ
ダ等でも良く、また、作業機は後部に装着しても前部に
装着してもかまわない。
【0009】次に具体的に散布作業機毎に説明する。図
1において、ロータリ耕耘装置Rと施肥播種機を装着し
た実施例について説明する。ロータリ耕耘装置Rの前部
より支持アーム15を地表面側へ突出し、該支持アーム
15先端に接地輪16が設けられ、該接地輪16の回転
を検出する回転数センサー(または速度センサー)17
が設けられ、該センサー17をコントローラCと接続
し、該コントローラCによって走行速度が演算され、走
行速度は前記モニター13に表示される。但し、前記回
転数センサー17はトラクタの本機側に設けてもよく、
トラクタが後輪駆動である場合には前輪の回転数から速
度を検出するように構成でき、また、平畝等の場合には
後述する鎮圧輪28に回転数センサーを設けてもよい。
【0010】そして、ロータリ耕耘装置Rの上部に施肥
機Eが配置され、該施肥機Eはロータリ耕耘装置Rより
上方へ突設した取付アーム19に繰出装置20が固設さ
れ、該繰出装置20上にホッパー21を載置し、繰出装
置20の下部にはホース22を連通し、該ホース22下
端をロータリ耕耘装置R前部に延設して、散布した肥料
を耕耘装置で鋤込むようにしている。前記繰出装置20
は繰出ロールをモーター23を駆動することでロール溝
内に嵌入した肥料を繰り出すようにしており、その回転
数はセンサー36によって検知され、該モーター23と
センサー36はコントローラCと接続されて、後述する
モニター13に設けた入力部13aのスイッチによって
回転数を変更して、繰出量を変更できるようにしてい
る。
【0011】また、前記ロール溝の幅がモーター24を
駆動することによって変更でき、その長さはセンサー3
7によって検知し、該モーター24も入力部13aのス
イッチによって変更できるようにしている。前記ホッパ
ー21内には残量を検出するためのセンサー25が配置
され、該センサー25は超音波センサー等を用いてホッ
パー21内の肥料の高さを検知したり、歪みセンサーで
重さを検知したりして残量を検出するようにしている。
該センサー25はコントローラCと接続されて、モニタ
ー13で残量を表示するようにしている。
【0012】そして、ロータリ耕耘装置Rより後方へ突
出したデプスフレーム26後部上に播種機Fが配置さ
れ、該播種機Fは前記施肥機Eと略同じ構成としてお
り、繰出装置30の上部にホッパー31を設け、下部に
はホース32を連通し、該ホース32の下端はデプスフ
レーム26より下方へ突出したアーム27の下部に設け
た作溝板29の間に挿入して、溝内に種子を落下するよ
うにし、デプスフレーム27後端より後方に配置した鎮
圧輪28によって鎮圧するようにしている。そして、モ
ーター33によって回転数を変更でき、その回転数をセ
ンサー38によって検知し、モーター34によって溝幅
を変更でき、その長さをセンサー39によって検知し、
播種量を調節できるようにし、ホッパー31内には残量
を検出するセンサー35が配設されている。
【0013】そして、施肥播種作業の場合の前記モニタ
ー13には図5に示すように表示される。即ち、モニタ
ー13には名称表示部40と車速表示部41と肥料ロー
ル回転数表示部42と種子ロール回転数表示部44と肥
料ロール開度表示部43と種子ロール開度表示部45と
肥料繰出量表示部46と種子繰出量表示部47と肥料残
量表示部48と種子残量表示部49と肥料種類表示部5
5と種子種類表示部56が表示される。入力部13aに
は、UPスイッチ50、DOWNスイッチ51、カーソ
ル移動ボタン52、切換スイッチ53、設定スイッチ5
4等が設けられている。また、モニター13の画面は切
換スイッチ53を切り換えることで前記モニターカメラ
14の画像を映すこともできるようにしている。但し、
モニター13の表示位置や入力部13aのスイッチの配
置やスイッチの種類等は限定するものではなく、その
他、電源スイッチや電源ランプ、チェックランプ等を配
置することができ、また、本実施例では1条に付いて説
明しているが、複数条の場合には、条ごとに表示するよ
うにでき、それぞれの条のホースに落下を検出するセン
サーを設けて詰まり等を検出するようにもでき、また、
スイッチはタッチパネルの如く画面で設定するようにも
できる。
【0014】前記名称表示部40は出荷時に入力設定し
ておき、切換スイッチ53を押して画面を変更すること
で、作業機毎の名称が表示され、その作業に合わせて表
示部も変更される。車速表示部41の値は前記回転数セ
ンサー17からの信号を前記コントローラCで演算して
速度を算出し、車速表示部41で表示する。肥料種類表
示部55は肥料の種類(粒径と重さを設定)を入力して
表示し、種子種類表示部56は種子の種類(径と重さを
設定)を入力して表示する。肥料ロール回転数表示部4
2はモーター23の回転数をセンサー36からの信号を
コントローラCで演算して表示し、種子ロール回転数表
示部44はモーター33の回転数を同様に表示する。肥
料ロール開度表示部43と種子ロール開度表示部45は
それぞれロールの溝幅をセンサー37・39の信号から
演算して表示する。
【0015】そして、カーソルを肥料ロール回転数表示
部42または種子ロール回転数表示部44に合わせて、
UPスイッチ50またはDOWNスイッチ51を押すこ
とによってモーター23または33の回転数を変更で
き、肥料ロール開度表示部43または種子ロール開度表
示部45にカーソルを合わせてUPスイッチ50または
DOWNスイッチ51を押すことによってモーター24
または34を回動して開度を変更することができ、それ
ぞれの値はモニター13に表示される。
【0016】そして、前記肥料ロール回転数と肥料ロー
ル開度の値と前記車速の値がコントローラCに入力され
て、1分間何グラム肥料が繰り出されるか、または、単
位面積当たりどれくらいの量の肥料が撒かれるか、本実
施例では10アール当たり何キログラム施肥されるかが
演算されて、その算出値を肥料繰出量表示部46に表示
する。この1分間何グラム繰り出されるか、または、1
0アール当たり何キログラム施肥されるかの表示は、肥
料繰出量表示部46にカーソルを合わせて切換スイッチ
53を押すことで切り換えることができる。同様に、前
記種子ロール回転数と種子ロール開度の値から、1分間
何グラム種子が繰り出されるか、または、10アール当
たり何キログラム播種されるかを演算し、その算出値を
種子繰出量表示部47に表示する。
【0017】前記肥料残量表示部48と種子残量表示部
49はそれぞれセンサー25・35からの信号からコン
トローラCで演算して全体の何パーセント残っているか
をグラフで表示するようにしている。但し、その表示方
法は限定するものではなく、分数で表示したり、指針で
表示したりすることができ、残り少なくなると警報を発
するようにようにすることもできる。
【0018】次に、散布作業機をライムソワーGとした
場合について図2より説明する。ライムソワーGは粉剤
や鶏糞等を散布できるようにしており、作業機装着装置
Bの後部に支持フレーム60が連結されて、該支持フレ
ーム60の下部に前記同様に車速を検知するために支持
アーム15を突出し、接地輪16を設け、その回転数を
センサー17によって検出するようにしている。前記支
持フレーム60上にホッパー61が載置され、該ホッパ
ー61の下部には散布口が開口されてシャッター62に
よって閉じることができるように構成され、該シャッタ
ー62はモーター63によって開閉駆動され、その開度
はセンサー64によって検知するように構成し、該モー
ター63及びセンサー64はコントローラCと接続され
ている。また、ホッパー61内には肥料の残量を検知す
るセンサー65が配置され、コントローラCと接続され
ている。
【0019】そして、モニター13の画面を切り換えて
ライムソワーの画面とすると、図6に示すように、名称
表示部40と車速表示部41と散布物表示部66とシャ
ッター開度表示部67と散布量表示部68と残量表示部
69が表示される。名称表示部40と車速表示部41と
残量表示部69は前記と同様であり、シャッター開度表
示部67は前記センサー64からの信号をコントローラ
Cで演算して表示し、前記同様に入力部13aのスイッ
チ操作でシャッター開度を変更できるように構成してい
る。前記散布量表示部68には肥料の種類と車速とシャ
ッター開度から演算して、1分間何グラム繰り出される
か、または、単位面積当たり何キログラム散布されるか
を表示する。
【0020】次に、散布作業機をブームスプレヤーHと
した場合について図3より説明する。作業機装着装置B
の後部に支持フレーム70が連結されて、該支持フレー
ム70の下部に前記同様に車速を検知するために支持ア
ーム15を突出し、接地輪16を設け、その回転数をセ
ンサー17によって検出するようにしている。前記支持
フレーム70上に動力噴霧機71を載置し、該動力噴霧
機71はトラクタAのPTO軸からの動力によって駆動
され、動力噴霧機71上に薬剤タンク72を載置し、支
持フレーム70後部にはブーム73を折り畳み収納可能
に配置し、該ブーム73には適宜間隔を開けてノズル7
4・74・・・を配置し、該ノズル74・74・・・は
前記動力噴霧機71の吐出側に接続したホースと連通さ
れている。そして、動力噴霧機71の吐出部には吐出量
を変更できる電磁バルブ75とその吐出量を検出する流
量センサー76が配置され、また、薬剤タンク72には
残量を検出するセンサー77が配置され、電磁バルブ7
5と流量センサー76とセンサー77はそれぞれコント
ローラCと接続されている。電磁バルブ75の開閉量は
前記同様に入力部13aのスイッチ操作で調節できる。
【0021】また、散布作業機を土壌消毒機Kとした場
合について図4より説明する。作業機装着装置Bの後部
に支持フレーム80が連結されて、該支持フレーム80
の前部には注入爪81が下方へ突出して揺動可能に設け
られ、該注入爪81はPTO軸から駆動されて揺動され
る。そして、支持フレーム50の後部にチェーンケース
82を介して鎮圧輪83が設けられ、該鎮圧輪83の回
動軸部に車速を検知するための回転数センサー17が配
設されている。前記支持フレーム80の前上にポンプ8
4を載置し、該ポンプ84は前記鎮圧輪83の回転がチ
ェーンケース82を介して伝えられて駆動される。該ポ
ンプ84の吐出部には吐出量を変更できる電磁バルブ8
5とその吐出量を検出する流量センサー86が配置され
る。前記支持フレーム80の後上には薬剤タンク87が
載置され、該薬剤タンク87内には残量を検出するセン
サー88が配置され、前記電磁バルブ85と流量センサ
ー86とセンサー88はそれぞれコントローラCと接続
されている。電磁バルブ85の開閉量は前記同様に入力
部13aのスイッチ操作で調節できる。
【0022】前記ブームスプレヤーHと土壌消毒機Kの
モニター13の画面の表示部は同じ形式であり、図7よ
り説明する。画面には名称表示部40と車速表示部41
と流量表示部90と散布量表示部91と残量表示部92
が表示される。名称表示部40と車速表示部41と残量
表示部69は前記と同様であり、流量表示部90は前記
流量センサー76(86)からの信号をコントローラC
で演算して表示し、前記同様に入力部13aのスイッチ
操作で電磁バルブ75(85)を変更して流量を調整で
きるようにしている。前記散布量表示部91は流量と車
速から演算して、単位面積当たり何リットル散布される
かを表示する。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したことによ
り次のような効果を奏する。即ち、請求項1の如く、散
布機の散布量やホッパー内の残量や車速等がモニターに
表示されるので、運転席から散布状態を容易に見て分か
るようになり、圃場の状態に合わせて精密な散布ができ
るようになる。また、残量がモニターによって一目でわ
かるので、圃場の中央部で薬剤等がなくなることを防ぐ
ことかできる。
【0024】また、請求項2の如く、車速と散布量から
単位面積当たりの散布量を演算して、モニターに表示す
るので、薬剤や肥料の散布作業では、その薬剤や肥料に
規定されている量を略正確に散布することができるよう
になり、薬害や肥料焼け等が生じることがなく、効率良
く散布することができる。
【0025】また、請求項3の如く、モニターに入力部
を設け、散布駆動手段や散布量調節手段を変更可能とし
たので、別の圃場に変わって作業したり、異なる作物に
散布作業を行うときに、車両を止めて散布機で量を調節
する必要がなく、運転席から容易に調節することができ
る。そして、作業途中でもモニターを見ながら変更する
ことができて、所望の散布量に容易に変更することがで
きる。
【0026】また、請求項4の如く、散布機の種類によ
ってモニター画面を切換可能に構成したので、施肥播種
機やライムソワーやブームスプレヤーや土壌消毒機等の
作業機毎にモニターを付け替える必要がなく、その作業
機に合わせたモニター画面に変更して、散布量をその機
械に合った量に調整することができ、設定も容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走行車両に施肥播種機を装着した側面
図と制御ブロック図である。
【図2】走行車両にライムソワーを装着した側面図と制
御ブロック図である。
【図3】走行車両にブームスプレヤーを装着した側面図
と制御ブロック図である。
【図4】走行車両に土壌消毒機を装着した側面図と制御
ブロック図である。
【図5】施肥播種機を装着した場合のモニター画面を示
す図である。
【図6】ライムソワーを装着した場合のモニター画面を
示す図である。
【図7】ブームスプレヤーまたは土壌消毒機を装着した
場合のモニター画面を示す図である。
【符号の説明】
A トラクタ C コントローラ D 運転部 E 施肥機 F 播種機 G ライムソワー H ブームスプレヤー K 土壌消毒機 13 モニター 13a 入力部 17 センサー 23・24・33・34・63 モーター 25・35・65・77 残量センサー 36・37・38・39 センサー 64 開度センサー 75・85 電磁バルブ 76・86 流量センサー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車両に肥料又は薬剤又は種子の散布
    機を装着し、該散布機の散布駆動手段と、散布量調節手
    段と、その散布量検出手段と、ホッパー内の残量検出手
    段と、車速検出手段を設け、前記走行車両の運転部に車
    速と、散布量調節位置と、残量を表示するモニターを設
    けたことを特徴とする農用作業車の作業状態表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の農用作業車において、車
    速と散布量から単位面積当たりの散布量を演算する手段
    を設け、モニターに単位面積当たりの散布量を表示する
    ことを特徴とする農用作業車の作業状態表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2記載の農用作業車
    において、モニターに入力部を設け、散布駆動手段と散
    布量調節手段を変更可能としたことを特徴とする農用作
    業車の作業状態表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の農用作業車におい
    て、散布機の種類によってモニター画面を切換可能に構
    成したことを特徴とする農用作業車の作業状態表示装
    置。
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