JPH0675443B2 - 粉・粒状物散布装置 - Google Patents

粉・粒状物散布装置

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JPH0675443B2
JPH0675443B2 JP1022450A JP2245089A JPH0675443B2 JP H0675443 B2 JPH0675443 B2 JP H0675443B2 JP 1022450 A JP1022450 A JP 1022450A JP 2245089 A JP2245089 A JP 2245089A JP H0675443 B2 JPH0675443 B2 JP H0675443B2
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granular
feeding
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隆志 後藤
邦彦 前岡
秀之 市来
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生物系特定産業技術研究推進機構
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圃場に対し2種類の粉・粒状物、例えば肥料
と薬剤(農薬)とを同時に散布できるようにした粉・粒
状物散布装置に関するものである。
〔従来の技術〕 圃場への粉・粒状物の散布作業は、圃場に作物のない裸
地状態のみならず、作物が生育している立毛状態でもし
ばしば行われる。それらの作業には、土壌改良剤散布作
業,肥料(基肥,追肥)散布作業,除草剤散布作業,殺
虫・殺菌剤散布作業等各種のものがあり、これら作業の
延べ回数は、作物や地域によっても異なるが、多い時に
は10回を越える場合もある。現在の技術では、粉・粒状
の肥料や薬剤であれば同一の機械で散布できるが、散布
量の違いや散布精度の面から、土壌改良剤散布作業と基
肥散布作業をブロードキャスタやライムソワで、追肥作
業と農薬散布作業を散粒・散粉機で行っている場合が多
いのが現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の従来技術においては、下記のような解決すべき課
題があった。
まず、土壌改良剤散布や基肥散布作業と、追肥や農薬散
布作業とをそれぞれ別の機械で行う必要があり、また、
複数の粉・粒状物を同時に散布したい場合でも、粒径の
異なる粉・粒状物を混合すると分離が起こり散布精度が
低下するため、個別機械により散布作業を行わなければ
ならなかった。
次に作業能率においては、ライムソワは散布幅が狭いた
めに、ブロードキャスタは横方向の散布むらを減らすた
めに、1カ所に重複して散布する重複作業を行うことが
多いために、それぞれ作業能率がさほど高くないという
問題があった。
また、散粒・散布機は、作業に2〜3人の人数が必要な
場合が多く、背負型が主流であるためホッパの容量が少
なく、追肥の場合には肥料補給回数が多くなるなどの問
題点があった。
作業精度については、ブロードキャスタは粉・粒状物を
1カ所から排出するため風の影響を受けやすく、横方向
の散布むらが出やすい問題があった。また、散粒・散粉
機は歩行用が主流であるため進行方向の散布むらが出や
すく、さらに、多口流し噴頭付きの場合では圃場の一端
からから排出するため、また、多口ホース噴頭付きでは
1カ所から排出した粉・粒剤を1本のホースの下方に開
けた穴から排出するため、それぞれ横方向の散布むらが
出やすい問題があった。
散粒・散粉機は農道や畦畔から散布作業を行う背負型が
主流であるため、労働負担が大きくなる問題があり、粒
状物を散布する場合には、風があると漂流飛散が多くな
り、粉剤が無駄になるばかりでなく周囲に悪影響を及ぼ
す問題があった。
本発明は上記の諸問題を解決することを目的になされた
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明は、 .走行車体に装着されて移動しながら圃場に2種類の
粉・粒状物を散布可能の散布装置において、上記走行車
体に着脱自在に取付けられる機枠に、第1の粉・粒状物
を収容する複数の第1のホッパと、これら各ホッパから
第1の粉・粒状物を繰出す複数の繰出機構と、これら繰
出機構の下部に設けられ繰出された第1の粉・粒状物を
受けて末端側へ導く複数の移送管と、これら移送管の末
端に設けられ所定の間隔で圃場に向けて粉・粒状物を放
出するための複数の噴頭を固定するブームとを設け、さ
らに上記複数の移送管に分岐管を介して接続され、各移
送管に圧送空気および第2の粉・粒状物を送る複数の連
通管と、これら各連通管の基端側に接続され、各連通管
の基端取付部を放射状に配すると共に、上面に円錐形を
した均分板を設けてなる分配器と、第2の粉・粒状物を
収容する第2のホッパから第2の粉・粒状物を繰出して
分配器に連通する繰出機構および送風機構とを、上記機
枠に着脱自在に設けてなること、 .上記分岐管に絞り部を設けてなること、 .上記移送管の末端に、各種の噴頭を取付けた別の移
送管を継足せるように構成してなること、 をそれぞれ特徴とするものである。
〔作用〕
上記の手段を講じることにより本発明は、 (A).第1のホッパまたは第2のホッパに単一の粉・
粒状物を入れて散布するだけでなく、第1のホッパと第
2のホッパに、異なる粉・粒状物、例えば肥料と農薬と
を収容してこれを同時に散布することもできる。また、
ライムソワより作業幅が広く、送風機により圧送するの
で確実な散布を行う。さらに、一人の作業者で散布作業
が行え、乗用型のためホッパの容量が大きくホッパへの
補給回数は少ない。
(B).横方向の散布むらが減少し、高精度な作業が行
われる。
(C).粒状物の漂流飛散が減少され、作物の株元への
付着を向上させる。
(D).作業時の労働負担が軽減される。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図および第2において、符号1は乗用型の走行車体
で、この走行車体1は乗用型田植機の台車等を利用した
もので、各2輪の前輪2および後輪3を駆動して走行す
るようになっており、その車輪幅は狭く、最低地上高が
大きく、裸地はもとより水田の立毛作物間でも走行可能
のものである。走行車体1の後部には油圧装置で上下動
可能の昇降リンク4を介して散布装置5が装着されるよ
うになっている。
散布装置5は、昇降リンク4に着脱自在の機枠6に第1
の粉・粒状物(例えば肥料)を収容する第1のホッパ7
を複数個(実施例では6個)横方向に並んで装着し、こ
の第1のホッパ7の各下部に第1の粉・粒状物を繰出す
繰出機構8を設け、これら各繰出機構8の下部に、この
繰出機構8から繰出された第1の粉・粒状物を受けて末
端側へ導く移送管9が各繰出機構8にそれぞれ接続され
ている。
これら移送管9はそれぞれ長さが異なっていて、機枠6
に取付けられて左右方向に長く延びるブーム10に沿って
先端がブーム10の長さ方向に対する等間隔位置まで延
び、ブーム10に一定間隔に取付けられた噴頭20に接続さ
れている。
上記各移送管9には、分岐管12を介して移送管9に圧送
空気および第2の粉・粒状物(例えば農薬)を送る連通
管11が接続され、これら連通管11の基端側は分配器13に
接続されている。上記分岐管12は、第5図および第6図
に示すように、T字型に分岐した分岐基部に送風絞り部
18を設けている。また、上記分配器13は、第3図および
第4図に示すように、放射方向に多数の基端取付部21を
設け、この取付部21に連通管11を接続すると共に、上面
に円錐形をした均分板17を設けている。そして、上記第
1のホッパ7の後方には、第2の粉・粒状物を収容する
第2のホッパ14が設けられ、このホッパ14の下部に、ホ
ッパ14から第2の粉・粒状物を繰出して分配器13に送り
出す繰出機構15および送風機構16が設けられている。上
記移送管9の先端に接続される噴頭20は、第7図および
第8図に示すように、ブーム10の一定位置に取付けるば
かりでなく、別に設けた移送管19を継ぎ足し、別の形状
の噴頭20を接続して散布位置を変えることができるよう
になっている。なお、散布装置5の各駆動部には、走行
車体1または走行車体1と専用エンジンから動力伝達さ
れるようになっている。
このような構成の粉・粒状物散布装置においては、走行
車体1は裸地はもとより作物が生育している立毛状態の
水田圃場においても走行性良く走行し、また枕地旋回時
にも作物を大量に踏倒すことなく回行できる。そして、
散布装置5においては、第1のホッパ7に収容された第
1の粉・粒状物(肥料)が繰出機構8によって繰出され
て移送管9に送られ、第2のホッパ14に収容された第2
の粉・粒状物(農薬)は、繰出機構15により繰出されて
送風機構16からの圧力風によって圧送され、分配器13に
より分配されて連通管11により分岐管12を介して圧力風
と共に移送管9にもたらされて第1の粉・粒状物と合流
し、各噴頭20から圃場に広幅に散布される。この粉・粒
状物の散布時に、第7図に示すように作物Aの上方から
散布するときはブーム10に取付けた噴頭20から散布すれ
ばよいが、作物Aの根元に散布する場合には、第8図に
示すように噴頭20を移送管19によって地上面近くまで下
降させて散布すればよい。
また、分配器13においては、送風機構16からの圧力風に
よって下方から吹上げられた第2の粉・粒状物を均分板
17により水平放射方向に均分して各取付部21に接続され
た連通管11から分岐管12を介して移送管9へ送出する。
さらに、上記分岐管管12に絞り部18が設けられているの
で、走行機構16により送られてくる圧力風が繰出機構8
の方向に吹上げられることがなく、上方より落下してく
る第1の粉・粒状物が側方より送られてくる第2の粉・
粒状物と合流して圧力風により移送管9を流動して噴頭
20から放出される。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の粉・粒状物散布装置によれ
ば、以下のような効果が得られる。
(1).走行車体に着脱自在の散布装置を、複数の第1
のホッパから繰出機構により繰出した第1の粉・粒状物
を複数の移送管を介してブームに所定間隔で配置された
複数の噴頭に送り、各移送管の途中に、第2のホッパか
ら繰出機構により繰出され、連通管の基端側を水平放射
状に配し上面に円錐形の均分板を設けた分配器により分
配され、かつ送風機構により圧送される第2の粉・粒状
物を分岐管を介して連通させたので、第2の粉・粒状物
を均等に分配して各連通管を介して移送管に送出し、第
1の粉・粒状物と共に噴頭から均一な散布を行うことが
でき、一台の散布装置で2種類の粉・粒状物(例えば肥
料と農薬)を同時に散布することができる。また、散布
装置を走行車体に装着したので、ホッパの容量を大きく
して、一人の作業者で疲労を少なく、裸地はもとより作
物が生育している立毛中の圃場を走行しながら散布幅が
広くて能率よく、かつ均等に散布できる。
(2).分岐管に絞り部を設けたので、第1の粉・粒
状物と第2の粉・粒状物とが都合よく混合されて噴頭に
もたらされ、均等に散布される。
(3).噴頭を、ブームの位置と、ブームから下方に延
長する移送管の先端位置とに変位可能としたから、粉・
粒状物の散布高さ,散布方向を任意に変えて散布するこ
とができ、粉・粒状物の風による飛散が防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体の側面図、第2図
は散布装置の背面図、第3図は分配器の斜視図、第4図
は第3図のIV−IV線に沿う断面図、第5図は分岐管の側
断面図、第6図は分岐管の正面図、第7図および第8図
は作業時の噴頭の正面図である。 1…走行車体、2…前輪、3…後輪、4…昇降リンク、
5…散布装置、6…機枠、7…第1のホッパ、8…繰出
機構、9…移送管、10…ブーム、11…連通管、12…分岐
管、13…分配器、14…第2のホッパ、15…繰出機構、16
…送風機構、17…均分板、18…絞り部、19…移送管、20
…噴頭、21…基端取付部、A…作物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車体に装着されて移動しながら圃場に
    2種類の粉・粒状物を散布可能の散布装置において、 上記走行車体に着脱自在に取付けられる機枠に、第1の
    粉・粒状物を収容する複数の第1のホッパと、これら各
    ホッパから第1の粉・粒状物を繰出す複数の繰出機構
    と、これら繰出機構の下部に設けられ繰出された第1の
    粉・粒状物を受けて末端側へ導く複数の移送管と、これ
    ら移送管の末端に設けられ所定の間隔で圃場に向けて粉
    ・粒状物を放出するための複数の噴頭を固定するブーム
    とを設け、 さらに上記複数の移送管に分岐管を介して接続され、各
    移送管に圧送空気および第2の粉・粒状物を送る複数の
    連通管と、これら各連通管の基端側に接続され、各連通
    管の基端取付部を放射状に配すると共に、上面に円錐形
    をした均分板を設けてなる分配器と、第2の粉・粒状物
    を収容する第2のホッパから第2の粉・粒状物を繰出し
    て分配器に連通する繰出機構および送風機構とを、上記
    機枠に着脱自在に設けてなる粉・粒状物散布装置。
  2. 【請求項2】上記分岐管に絞り部を設けてなる請求項
    (1)記載の粉・粒状物散布装置。
  3. 【請求項3】上記移送管の末端に、各種の噴頭を取付け
    た別の移送管を継足せるように構成してなる請求項
    (1)記載の粉・粒状物散布装置。
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