JP4667630B2 - 走行作業車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は走行作業車、特に、トラクタの運転席前方のダッシュボード後部に設ける表示装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からトラクタ等の走行作業車において、運転席前部のダッシュボード上に図14に示すようなメーターパネル12’が配置されている。該メーターパネル12’にはエンジンの回転数計31や水温計32や燃料計33等のメーター類と、油圧の異常を知らせるランプ34や余熱中のランプ35やバッテリの充電が必要であることを知らせるランプ36等の警報ランプや、作業機の上昇を知らせるランプ40や前輪増速が作動可能であることを知らせるランプ39や左右ブレーキペダルの連結が解除されていることを知らせるランプ38等の現在の状態を表示するランプ等が配置されている。
また、フェンダー16上には図15に示すように、主変速レバー18やエンジン回転数切換スイッチ52や作業機の傾きを設定するダイヤル56や作業機を傾斜させるスイッチ57等が配置されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のメーターパネルやフェンダー上にはメーターやランプやスイッチ等が多数配置されており、運転者はメーターの指針が表示する数字またはレベルを見ることにより判断し、ランプが点灯したときにはその名盤の表示を見て理解し、スイッチも名盤の指示に従って操作するようにしていた。
しかし、トラクタに搭載される機能が増加し、ランプ等の表示類や操作するスイッチやボリューム等が増加し過ぎて、名盤に記載されている名前だけでは具体的に何がどうなっているのかが分からない場合が増加してきたのである。また、それらを配置する場所が手狭となり、小さな名盤となって読み辛かったり、操作し難くなっていた。
【0004】
特に、旧機種から新規機種に乗り換えた場合等では、ランプ等の表示類が増加するので、運転者はどの表示に注意すべきかの判断に迷うことが多く、また、操作するスイッチやボリューム等も増加してそれぞれの設定が煩わしく、運転者は操作に習熟する必要があった。これを理解できるように機体に名盤を貼り付けていたが、それらを全て読むことは運転者にとって非常に苦痛となっていた。また、特定の作業に要求される情報を常時表示していることが情報の氾濫につながり、逆に必要な情報を認識する妨げとなっている。また、また、フェンダーやボディに簡単な説明のシールや名盤等を貼設または印刷されているが、全てが理解できるように名盤を多数貼り付けると、外観を損ねる原因となり、例えたくさん貼設しても、泥や埃等が付着して汚れたり、傷ついて読み辛くなり易かったのである。そこで、表示類や操作類を簡素化しようとすると、作業車に搭載する機能を限定することになっていたのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上のような課題を解決するために、次のような手段を用いる。
即ち、請求項1においては、運転座席と、前記運転座席の前方に配置されたダッシュボードと、前記ダッシュボードの上方に配置されるステアリングハンドルと、前記ダッシュボード上に配置されるメーターパネルと、前記メーターパネルの後方に配置される表示装置と、を運転部に備え、前記メーターパネルは、現在の走行作業車の動作情報と、走行作業車の各部に対する操作情報と、走行作業車の各部の異常情報のうち、一部の情報を表示可能とし、前記表示装置は、現在の走行作業車の動作情報と、走行作業車の各部に対する操作情報と、走行作業車の各部の異常情報を表示する表示手段と、走行作業車の各部に対する選択操作と設定操作を行う操作手段と、を同じ画面上に有し、走行作業車の状態に応じて必要な情報を前記表示手段に表示しながら、その表示した情報に応じて走行作業車の各部を前記操作手段により操作可能とした。
【0006】
また、請求項2においては、前記表示装置は、前記動作情報と操作情報と異常情報と選択操作と設定操作の各解説情報を前記表示手段に表示可能とした。
【0007】
また、請求項3においては、前記運転座席前方で前記ダッシュボード中央後部から当該運転座席側へ突出するように配置された。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の解決すべき課題及び手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示した本発明の一実施例を説明する。図1は本発明の表示装置を装備したトラクタの平面図、図2はメーターパネルの平面図、図3はフェンダーの平面図、図4はダッシュボードに本発明の表示装置を敷設した側面図、図5は同じく後面図、図6は同じく平面図、図7は制御ブロック図、図8は液晶パネルの設定画面を示す図、図9は作業モードの画面を示す図、図10は荒起こし設定時の画面を示す図、図11は荒起こし作業時の現在の情報を表示している画面を示す図、図12は警報画面を示す図、図13は異常を示す画面の図である。
【0009】
まず、図1において作業車両としてトラクター10を実施例とし、全体構成から説明する。トラクター10には、本機の前下部に前輪1・1、後下部に後輪2・2をそれぞれ懸架して配設されており、前部のボンネット3内にはエンジン6が配設されている。機体中央に運転部30が配置されており、前記ボンネット3の後部にはステアリングハンドル4が配設されており、該ステアリングハンドル4の後方には運転座席5が配設され、該運転座席5の下方には、ミッションケース9が配置され、該ミッションケース9の後方に作業機装着装置7が配置されている。
【0010】
そして、前記ボンネット3後部にダッシュボード11が配置され、該ダッシュボード11上に突出したステアリングハンドル4の前部にメーターパネル12が配置され、ステアリングハンドル4後部に本発明の表示装置となる液晶パネル13が配置されている。該ダッシュボード11の右側面にはアクセルレバー14が配置され、左側面には前後進切換レバー15が配置されている。
【0011】
また、運転座席5と右側のフェンダー16Rとの間には、作業機の昇降レバー17が配置され、右側のフェンダー16R上には主変速レバー18が配置され、運転座席5と左側のフェンダー16Lとの間には副変速レバー19とPTO変速レバー25が配置されている。また、ダッシュボード11と運転座席5の間にはステップ20が配置され、該ステップ20の右側上にはアクセルペダル21と左右のブレーキペダル22R・22Lが配置され、該左右ブレーキペダル22R・22Lは各々踏むことによって独立して制動可能であり、一方のブレーキペダルに設けた連結板23を操作することにより左右のブレーキペダル22R・22Lを連結可能とし、路上走行や移動等時は連結し、作業時は各々独立して制動するようにしている。ステップ20の左側上にはクラッチペダル26が配置されている。このようにして運転部30が構成されている。但し、レバー類やペダル類の配置は限定するものではない。
【0012】
次に本発明の表示装置について説明する。
図2に示す本実施例のメーターパネル12と、図14に示す従来のメーターパネル12’を比べてみると判るように、本実施例では従来よりも更に古い機種のメーターパネルに近い形状であり、シンプルな構成としている。つまり、本実施例ではメーターパネル12の中央に回転数計31、その右側に水温計32、その左側に燃料計33をそれぞれ配置し、その後方に右側からエンジン油圧の異常を表示するエンジン油圧ランプ34、低温で余熱中であることを表示する余熱ランプ35、バッテリーの電圧低下を表示する充電ランプ36、作業トータル時間を表示するアワーメーター37、左右のブレーキペダルを連結する連結板23が解除状態であることを表示するブレーキ連結解除ランプ38、ステアリングハンドル4を設定角度以上回動すると前輪増速可能であることを表示する、つまり、前輪増速状態となるように切り換えた(ハイグリップターンスイッチ「入」)場合に点灯するハイグリップランプ39、作業機が上昇位置にあるとき点灯する作業機上昇ランプ40が配置されている。
【0013】
そして、従来ではその下方に次のようなスイッチとランプが配置され、本発明では運転者の操作に混乱の原因となるので省いて、液晶パネル13より設定可能としている。その省いたスイッチとランプは、図14に示すように、設定角度以上ステアリングハンドル4を回動すると、作業機を上昇させる旋回スイッチ41、該旋回スイッチ41が「入」側に切り換えていることを表示するランプ45、主変速レバー18を後進位置に変速操作すると作業機が上昇するようにさせるバックスイッチ42、該バックスイッチ42が「入」側に切り換えていることを表示するランプ46、作業機を水平に維持させるように制御するか手動で設定するかを切り換える自動水平スイッチ48、この自動水平スイッチ48が「入」のとき表示する自動水平ランプ47、ステアリングハンドル4を設定角度以上回動すると前進増速さるハイグリップターンスイッチ49、及び、その他異常が生じたときに点灯するランプ43・44が配置されている。
【0014】
また、図3に示すように、フェンダー16R上に設けた主変速レバー18のレバーガイド24も容易に理解できるように簡素化されている。
即ち、図15に示すように、従来のフェンダー16上には、作業速度の指示名盤51やエンジン回転数切換スイッチ52やエンジン減速設定ツマミ53や上げ高さ規制ダイヤル54や作業機装着装置の種類を切り換えるダイヤル55や作業機傾き設定ダイヤル56や作業機を手動で傾倒させるスイッチ57等が配置されているが、本発明ではこれらをなくして、後述する液晶パネル13の設定画面で設定や操作ができるようにしている。
【0015】
次に本発明の表示装置となる液晶パネル13について説明する。
液晶パネル13は表示ケース61上に配置され、図1、図4、図5、図6に示すように、ダッシュボード11の後面の上部中央から後方に突出され、運転座席5の前方に位置し、運転操作の邪魔にならない位置に配置している。該液晶パネル13の表示ケース61はビス62・62・・・によりダッシュボード11後面に固定され着脱可能としている。該表示ケース61は前記アクセルレバー14と前後進切換レバー15の間の若干下側より斜め下方に突出して、液晶パネル13の画面が斜め上方を向くようにして、運転者から見やすく操作しやすい位置となるようにしている。
【0016】
前記液晶パネル13はタッチパネルともなっており、画面上の所定位置を触ることによって、所定位置が操作されたことを認識して、設定や操作することを可能としている。
なお、液晶パネル13の近傍に設けた選択スイッチあるいは小型キーボードにより設定選択操作を行うようにしてもよい。
図7は制御ブロック図であり、走行制御コントローラ70と作業機制御コントローラ71と表示制御コントローラ64の三つのコントローラにより制御され、該走行制御コントローラ70と作業機制御コントローラ71は図1に示すように運転座席5下方に配置しているが、ダッシュボード11に設けることも可能である。表示制御コントローラ64は前記表示ケース61内に配置される。
【0017】
前記走行制御コントローラ70の入力側には、主変速レバー18の回動位置を検知する主変速レバーセンサー72、前後進切換レバー15の操作位置を検知する方向切換スイッチ73、HST82(主変速装置をHSTとしている)の可動斜板の回動角を検知するトラニオン軸センサー74、後輪の回転を検知するための車軸回転数センサー75、エンジン6の回転数を検知するエンジン回転数センサー76、HST82の閉回路の油圧を検知するHST圧力センサー77・78、副変速装置の変速位置を検知する副変速位置センサー79、ブレーキペダル22R・22Lの連結板23が連結されているかを検知するブレーキ非連結スイッチ80が接続されている。
【0018】
そして、走行制御コントローラ70の出力側にはHST82の可動斜板の角度を変更するトラニオン軸駆動アクチュエーター81が接続され、表示制御コントローラ64とは相互に信号を送受信できるようにし、該表示制御コントローラ64に液晶表示ユニット65が接続され、該液晶表示ユニット65は液晶パネル13を備えて、この液晶パネル13の画面表示やタッチパネルから操作による信号の送信等の制御を表示制御コントローラ64が行う。
このようにして、例えば、主変速レバー18を回動すると、その変速位置が主変速レバーセンサー72で検知されて、その値を走行制御コントローラ70に送信し、トラニオン軸駆動アクチュエーター81を作動させて可動斜板を所定の角度に変更してHST82の出力回転を制御するとともに、その変速位置を液晶パネル13の画面で表示するのである。
【0019】
前記作業機制御コントローラ71の入力側には、昇降レバー17の回動位置を検知する作業機上下レバーセンサー83、図示しないダッシュボード11に設けた作業機昇降レバーに設けた作業機昇降スイッチ84、作業機装着装置7のリフトアームの角度を検知するリフト角センサー85、作業機の水平に対する角度を検知する作業機角度センサー86、本機の角度を検知する本機角度センサー87、作業機の回動時の角速度を検知する角速度センサー88が接続されている。
また、作業機制御コントローラ71出力側には作業機昇降シリンダ95と作業機傾倒シリンダ96をそれぞれ作動させる駆動回路97と接続され、前記表示制御コントローラ64と相互に信号を送受信できるようにしている。
【0020】
このような構成において、液晶パネル13による具体的な画面表示と操作を説明する。エンジン始動後において、主変速レバー18が中立状態であるか、または、前後進切換レバー15が中立位置のとき、これらは主変速レバーセンサー72と方向切換スイッチ73で検出されて、液晶パネル13には図8に示すような操作情報画面が表示され、画面上で操作位置をタッチすることにより選択できるようにしている。
図8に示す画面において、この画面の意味が分からないときには、解説ボタン100を指でタッチ(以下押すと表現する)すれば図示しない解説情報を表示する解説画面が表示される。また、各ボタン等についても選択して解説ボタン100を押すことで解説画面を表示できるようにしている。
【0021】
そして、傾きボタン103、深さボタン104、車速ボタン105、ハイグリップターンボタン106、バック上昇ボタン107、旋回上昇ボタン108から所望の制御を行うボタンを押圧操作して選択する。このとき押されたボタンは点灯して選択されたかどうかを表示するようにしている。選択しなかった制御は手動制御となる。傾きボタン103、深さボタン104、車速ボタン105を押すと各設定画面が表示される。例えば、傾き制御を選択すると、作業機の傾倒角度設定画面が表示される。深さ制御を選択すると、耕深を何センチにするかを設定できる。車速制御を選択すると走行速度の設定ができてその設定速度で走行できる。
【0022】
そして、副変速レバー19が中立位置のとき、図9(a)に示すようなモード選択画面が表示される。但し、装着する作業機の種類によりそれに合わせたモードが選択できるようにしている。例えば、作業機1モードの場合、荒起こしボタン111、深耕ボタン112、細土ボタン113、超細土ボタン114が表示され、荒起こしを選択すると、図9(b)の画面が表示され、この画面で手動を選択すると(M:手動の位置を押す)、図10の画面が表示され、どのようにするかの案内画面となる。この場合、主変速レバー18を1〜4のいずれかに変速し、PTO変速レバー25は1速に設定することが明示される。また、図示しない動作情報表示ボタンを押すと、図11に示すような、荒起こしモードの作業状態において、現在の車速とエンジン回転数とPTO回転数が表示される。また、走行状態においても、その時点での車速とエンジン回転数とPTO回転数の動作情報が表示される。
そして、自動制御で作業を行う場合には「入」ボタン101を押して、走行を開始する。自動制御を解除する場合には「切」ボタン102を押す。
【0023】
また、液晶パネル13には、操作間違いに対して注意を喚起したり、機体の異常や不具合等の異常情報とその内容も表示されるようにしている。
注意表示として例えば、連結板23がブレーキペダル22R・22Lを連結しない状態で副変速レバー19を高速側に変速すると、高速走行で片ブレーキで制動すすると急旋回して転倒のおそれがあるので、その状態は、ブレーキ非連結スイッチ80と副変速位置センサー79からの信号が走行制御コントローラ70に入力されて演算され、図12に示すような画面表示がされる。
同様に、図示しないが、作業機を昇降させたとき、あるいは、設定高さに停止させた時にハンチングが生じるような場合や、シートベルトを装着してない場合や、急傾斜地で旋回するような場合や、駐車ブレーキをロックした状態のまま走行開始するような場合等でも同様に注意を喚起するように、その内容が液晶パネル13の画面表示される。
【0024】
また、不具合表示として例えば、電気機器の異常として作業機のセンサーが故障した場合、図13(a)に示すような表示画面となり、何が異常であって、その状態を示す。そして、解説ボタン115を押すと、図13(b)の画面となり、その異常の内容が表示される。戻るボタン116を押すことにより図13(a)の画面に戻る。
同様に、図示しないが、その他のセンサーの異常や、アクチュエーターの動作不良や、燃料の残量が設定値以上少なくなった時等も同様に、不具合の内容とその操作や対策等を表示するようにしている。また、それぞれの解説情報も表示可能となっている。
また、前記操作が適正となったり、故障が解決されると通常の画面に戻るのである。
【0025】
以上のように、本発明では、運転者が運転座席5に着座し、キースイッチをONにすると、液晶パネル13に初期状態が表示され、本体に異常がないか表示される。そして、エンジンを始動させた後や操作レバーを操作する毎に、操作間違いがないかも表示される。そして、走行状態や作業状態において動作情報が表示されて、操作間違いや機体等に異常が発生すると、その間違いや異常がどこで何があったかをその時点で液晶画面で表し、その対策も表示するようにしているのである。
【0026】
また、作業時においては、作業の種類に合わせた作業状態に液晶パネル13から入力して設定できるのである。このとき、作業やその作業に付随する作業機の状態等はボタンを押して選択するだけの操作として、初心者でも容易に作業ができるようにしているのてある。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したことにより、次のような効果が得られる。
即ち、請求項1の如く、走行作業車の運転部に、画面上で現在の作業車の動作情報と操作情報と異常情報を表示する表示手段と、同じ画面上で選択操作と設定操作をする操作手段を有する表示装置を設けたので、運転者は座席に座った状態で走行状態や作業状態を容易に把握できるようになる。また、操作レバーを操作するときの状態とその操作に対する不具合等も表示され、適正な操作が容易に分かり、適正な状態に容易に設定することができる。また、走行時等に異常が発生したときに、その異常が表示されて、どこに、どのような異常が発生したかが容易に把握でき、対処が迅速に容易できる。また、画面上で選択や設定ができるので、操作スイッチがバラバラに配置されることがなく、集中して配置されることになり、スイッチ類が煩雑にならず、部品点数を減少して操作部をコンパクトに簡素化でき、運転操作の容易化につながる。また、言葉や画像で表示することによって、具体化されて分かり易くなるのである。また、機体の各所に貼付される操作方法や注意事項を記載したラベルの数を減少することができて、外観を向上できる。
【0028】
また、請求項2の如く、前記作業車の動作情報と操作情報と異常情報と選択操作と設定操作の各解説情報を表示可能としたので、動作や操作や異常や設定の意味を容易に理解することができ、マニュアルを常時携帯することなく、動作等を理解しながら操作することができ、間違いも減少できるのである。
【0029】
また、請求項3の如く、前記表示装置を運転座席前方、かつ、ダッシュボード中央後部に突出配置したので、運転者は運転姿勢の状態で容易に表示装置を見ることができ、運転姿勢を帰る必要がなく、認識し易い。また、メーターパネルやハンドルやレバー類とも近い位置にあるので、操作系が集約される。また、一般的なトラクターではこの表示装置の取付位置には操作の妨げとなる他の機器がなく、扱いやすい配置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の表示装置を装備したトラクタの平面図である。
【図2】 メーターパネルの平面図である。
【図3】 フェンダーの平面図である。
【図4】 ダッシュボードに本発明の表示装置を敷設した側面図である。
【図5】 同じく後面図である。
【図6】 同じく平面図である。
【図7】 制御ブロック図である。
【図8】 液晶パネルの設定画面を示す図である。
【図9】 作業モードの画面を示す図である。
【図10】 荒起こし設定時の画面を示す図である。
【図11】 荒起こし作業時の現在の情報を表示している画面を示す図である。
【図12】 警報画面を示す図である。
【図13】 異常を示す画面の図である。
【図14】 従来のメーターパネルの平面図である。
【図15】 従来のフェンダーの平面図である。
【符号の説明】
5 運転座席
11 ダッシュボード
13 液晶画面
30 運転部

Claims (3)

  1. 運転座席と、
    前記運転座席の前方に配置されたダッシュボードと、
    前記ダッシュボードの上方に配置されるステアリングハンドルと、
    前記ダッシュボード上に配置されるメーターパネルと、
    前記メーターパネルの後方に配置される表示装置と、を運転部に備え、
    前記メーターパネルは、
    現在の走行作業車の動作情報と、走行作業車の各部に対する操作情報と、走行作業車の各部の異常情報のうち、一部の情報を表示可能とし、
    前記表示装置は、
    現在の走行作業車の動作情報と、走行作業車の各部に対する操作情報と、走行作業車の各部の異常情報を表示する表示手段と、
    走行作業車の各部に対する選択操作と設定操作を行う操作手段と、を同じ画面上に有し、
    走行作業車の状態に応じて必要な情報を前記表示手段に表示しながら、その表示した情報に応じて走行作業車の各部を前記操作手段により操作可能としたことを特徴とする走行作業車。
  2. 前記表示装置は、前記動作情報と操作情報と異常情報と選択操作と設定操作の各解説情報を前記表示手段に表示可能としたことを特徴とする請求項1記載の走行作業車。
  3. 前記表示装置は、前記運転座席前方で前記ダッシュボード中央後部から当該運転座席側へ突出するように配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の走行作業車。
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