JP2000083427A - 粉粒体繰出し装置 - Google Patents

粉粒体繰出し装置

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JP2000083427A JP10253705A JP25370598A JP2000083427A JP 2000083427 A JP2000083427 A JP 2000083427A JP 10253705 A JP10253705 A JP 10253705A JP 25370598 A JP25370598 A JP 25370598A JP 2000083427 A JP2000083427 A JP 2000083427A
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裕 高尾
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正一 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホッパーや繰出し機構の配置レイアウトの一
層の合理化、或いは偶数条植え用と奇数条植え用とを共
通使用できるようにしながら、肥料と薬剤との双方を供
給できる粉粒体供給装置をコンパクト化する。 【解決手段】 1条分の肥料ホッパー21及び1条分の
薬剤ホッパー81と1条分の肥料繰出し機構25及び1
条分の薬剤繰出し機構82とを備えた1条用繰出し部K
1,L1 の2組と、2条分の肥料ホッパー17及び2条分
の薬剤ホッパー80と2条分の肥料繰出し機構25及び
2条分の薬剤繰出し機構82とを備えた2条用繰出し部
K2,L2 の2組との計4組を、左右に相隣る状態で並設
された2組の1条用繰出し部K1,L1,K1,L1 の左右夫
々に2条用繰出し部K2,L2 を配置した状態で、運転座
席23の後側における機体に搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、田植機の施肥装置
として好適な粉粒体繰出し装置に係り、詳しくは肥料に
加えて殺虫剤や殺菌剤等の薬剤も供給できるようにし
て、田植機等の走行機体に搭載するに適したホッパーの
配置構造、或いは、6条用に適したホッパーや繰出し機
構の構造といった合理化を図る技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、施肥装置として田植機に用いら
れる粉粒体繰出し装置としては、実開昭59‐618号
公報や、特開平6‐141643号公報に示されたもの
が知られている。前者の公報のものは、運転座席の後側
の機体上に大きな主肥料タンクを配置し、この主肥料タ
ンクから、各条毎に装備された繰出し機構の上部に備え
た各条毎の補助タンクに対して肥料を分配供給するもの
であり、言わば集約タンク構造である。後者の公報のも
のは、各条毎に備えた繰出し機構の上方に1条分のホッ
パーを配備したものであり、言わば各条タンク構造であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】集約タンク構造では、
大きな肥料タンクが1個で済み、部品点数を少なくでき
るとともに、繰出し機構部分は比較的軽く構成できて植
付部の過重を抑制できる等の点は良いが、大きなタンク
を運転座席の後部に配置することで機体の全長が長くな
り易いとか、1個の管路から複数の管路に粉粒体を分岐
する部分で、流れに偏りが生じるとか詰まり易いといっ
た懸念があった。
【0004】又、各条タンク構造では、肥料タンクが小
型のもので済み、機体全長を長くする要因にはなり難い
とともに、植付け条数が異なっても肥料タンクや繰出し
機構を同じもので構成でき、3条や5条等の奇数条植え
機種にも対応し易い便利さがあるが、各条毎に繰出し機
構及びホッパーの組付けが必要となる面倒さがある。故
に、各条毎に構成する必要のない4条植えや6条植えと
いった販売台数の多い偶数条用の主力機種では無視でき
ない問題であり、前記した面倒さの点で改善の余地があ
った。
【0005】本発明の目的は、ホッパーや繰出し機構の
配置レイアウトの一層の合理化、或いは偶数条植え用と
奇数条植え用とを共通使用できるようにしながら、肥料
と薬剤との双方を供給できる粉粒体供給装置をコンパク
ト化する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔構成〕第1発明は、粉
粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られて
くる粉粒体を粉粒体移送経路の始端部に所定量ずつ繰り
出す繰出し機構とを備えた繰出し部を左右に複数並設し
て成る粉粒体繰出し装置において、1条分の肥料ホッパ
ー及び1条分の薬剤ホッパーと1条分の肥料繰出し機構
及び1条分の薬剤繰出し機構とを備えた1条用繰出し部
の2組と、2条分の肥料ホッパー及び2条分の薬剤ホッ
パーと2条分の肥料繰出し機構及び2条分の薬剤繰出し
機構とを備えた2条用繰出し部の2組との計4組を、左
右に相隣る状態で並設された2組の1条用繰出し部の左
右夫々に2条用繰出し部を配置した状態で、運転座席の
後側における機体に搭載してあることを特徴とする。
【0007】第2発明は、粉粒体繰出し装置において、
粉粒状の肥料を貯留する肥料ホッパーと、粉粒状の薬剤
を貯留する薬剤ホッパーと、肥料ホッパーから送られて
くる肥料を肥料移送経路の始端部に所定量ずつ繰り出す
肥料繰出し機構と、薬剤ホッパーから送られてくる薬剤
を薬剤移送経路の始端部に所定量ずつ繰り出す薬剤繰出
し機構とを備えるとともに、薬剤繰出し機構を駆動させ
る動力を、肥料繰出し機構を駆動する伝動系から取出し
てあることを特徴とする。
【0008】第3発明は、第1又は第2発明において、
薬剤繰出し機構を、薬剤を繰出し作用する繰出し伝動部
と、これを囲繞するケーシングとで構成するとともに、
そのケーシングに、繰出し伝動部に対するメンテナンス
用の開口を閉塞自在な状態で備えてあることを特徴とす
る。
【0009】第4発明は、粉粒状の薬剤を貯留するホッ
パーと、このホッパーから送られてくる薬剤を薬剤移送
経路始端部に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた
繰出し部を左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置に
おいて、繰出し部を、2条分のホッパーと、2条分の繰
出し機構と、1条分の薬剤移送経路始端部の一対とを備
えた2条用のものに構成するとともに、経路始端部に薬
剤を繰出す供給状態と繰出さない停止状態とを、各々の
経路始端部にて独立的に切換え自在なシャッター機構を
備えてあることを特徴とする。
【0010】〔作用〕請求項1の構成によれば、2条一
体型の2条用繰出し部を左右の端夫々に配置し、それら
の間に並設配備された1条用繰出し部を2組挟んだ状態
に並設して4組の繰出し部で成る6条用の粉粒体繰出し
装置を、運転座席後側の機体に搭載したものである。故
に、各条毎に繰出し部を備えたものに比べて、ホッパー
や繰出し機構が集約化された分コンパクト化が図れ、肥
料と薬剤との双方を供給できる6条用の粉粒体供給装置
を、運転座席後における機体上の狭いスペースに無理な
く配置することができる。
【0011】又、運転座席の真後に配置される1条用繰
出し部に比べて、2条用繰出し部は外部からの手指操作
がし易い左又は右端の位置にあり、1条用のものに比べ
て大型化、複雑化する2条用繰出し部でありながら、組
付けやメンテナンスが行い易い状態に構成することがで
きる。
【0012】請求項2の構成によれば、肥料繰出し部と
薬剤繰出し部とで粉粒体供給装置が構成するに当たり、
薬剤繰出し機構を駆動させる動力を、肥料繰出し機構を
駆動する伝動系から取出してあるから、各繰り出し部夫
々に動力伝達機構を備える必要が無く、粉粒体供給装置
への伝動系は1系統だけ備えれば良いシンプルなもので
済むようになる。
【0013】請求項3の構成によれば、薬剤の繰出し伝
動部を囲繞して薬剤繰出し機構を構成するためのケーシ
ングに、繰出し伝動部に対するメンテナンス用の開口を
閉塞自在な状態で備えてあるので、繰出し伝動部をケー
シングで有効に保護しながらも、開口から繰出し伝動部
の掃除、点検、或いは残った薬剤の取出し等を簡単に行
うことが可能になる。
【0014】請求項4の構成によれば、2条分のホッパ
ーと、2条分の繰出し機構と、1条分の薬剤移送経路始
端部の一対とを備えた2条用の繰出し部に、経路始端部
に薬剤を繰出す供給状態と繰出さない停止状態とを、各
々の経路始端部にて独立的に切換え自在なシャッター機
構を備えたので、各シャッター機構の切換え操作によっ
て、いずれの経路始端部にも薬剤を供給する状態と、い
ずれかの経路始端部にだけ薬剤を供給する状態と、いず
れの経路始端部にも薬剤を供給しない状態とを任意に選
択設定することができる。
【0015】つまり、2条用繰出し部を1条用のものと
して、又は薬剤供給が停止された0条用のものとして使
うことが自在になり、4条や6条といった偶数条植え田
植機だけでなく、3条植えや5条植え田植機に適した装
置にも構成することができるとともに、6条用でありな
がら4条植え状態にするといった畦際での端数条植え状
態も自在に現出できるようになる。
【0016】〔効果〕請求項1に記載の粉粒体繰出し装
置では、2条用繰出し部の間に2組の1条用繰出し部を
配置する4組の並列配置により、ホッパーや繰出し機構
が集約化されてコンパクト化が図れ、運転座席後におけ
る機体上の狭いスペースに肥料と薬剤とが供給できる状
態としながら無理なく配置できるとともに、繰出し部の
メンテナンス等の取扱も行い易い合理的なものになっ
た。
【0017】請求項2に記載の粉粒体繰出し装置では、
肥料繰出し機構と薬剤繰出し機構という2種の駆動部を
設けながらも、動力源からの伝動系は1系統で済み、伝
動系の簡略化やコンパクト化が行えるようになった。
【0018】請求項3に記載の粉粒体繰出し装置では、
ケーシングで繰出し伝動部を保護しながらも、繰出し伝
動部の掃除、点検、或いは残った薬剤の取出し等をケー
シングの開口から簡単に行える取扱性に優れたものにで
きた。
【0019】請求項4に記載の粉粒体繰出し装置では、
繰出し伝動部を、6条等の偶数条田植機に好適な2条用
に構成しながらも、1条用或いは0条用としても用いら
れるので、畦際植えや奇数条植え機種に対応できる汎用
性に優れたものにできた。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に示すように、操向操作自在
な左右一対の前輪1及び左右一対の後輪2を備えた機体
の前部に、エンジン3及びミッションケース4を備え
て、機体の中央部に運転部5を形成し、機体の後部にリ
ンク機構6を昇降操作自在に連結して、リンク機構6に
苗植付装置7を装着して乗用型田植機を構成してある。
苗植付装置7は6条植えに構成されており、3個の植付
伝動ケース8、植付伝動ケース8の左右両側に回転駆動
自在に支持される回転ケース9、回転ケース9の両端に
配備される一対の植付爪10、3個の接地フロート11
及び苗載台12等によって構成してある。
【0021】次に、施肥装置Aと施薬装置Cとから成る
粉粒体繰り出し装置を、図1〜図5等を参照しながら説
明する。施肥装置Aは、図1,2,3に示すように、肥
料を貯留する肥料ホッパー17,21と、肥料ホッパー
17,21から送られてくる肥料を施肥ホース(肥料移
送経路の一例)19の始端部である肥料漏斗部26に所
定量ずつ繰り出す肥料繰出し機構25とを備えた繰出し
部Kの4個を左右に並設して構成されている。
【0022】すなわち、機体の後部においてリンク機構
6が連結されるフレーム13の上部に、機体左右方向に
沿って支持フレーム14を固定し、この支持フレーム1
4の前側に4個の肥料繰出し機構25を連結支持してあ
る。透明樹脂製の4個の肥料ホッパー17,21,2
1,17が、4個の肥料繰出し機構25の上部に亘って
取付けられて、図2及び図4に示すように、4個の肥料
ホッパー17,21,21,17が互いに連結されてお
り、4個の肥料ホッパー17,21,21,17に亘る
1個の蓋部17a(透明樹脂製)が、後側の横軸芯P3
周りに開閉自在に備えられている。これにより、図1及
び図3に示すように、肥料繰出し部Kの4個が、運転部
5の運転座席23の後側に左右に並べて配置されてい
る。
【0023】図1に示すように、植付爪10によって植
付けられた苗の横側部に、溝を形成しながら肥料を田面
に送り込んでいく作溝器18が備えられ、6個の作溝器
18が接地フロート11に各々2個ずつ取付けられてい
る。各作溝器18は、植付機構である植付爪10による
植付け対象箇所の近傍に配置されている。図1,2,
3,5,6に示すように、1個の肥料繰出し機構25と
2個の作溝器18とが、2個の漏斗部26及び2本の施
肥ホース19で接続されている。
【0024】図5及び図7に示すように、肥料繰出し機
構25は、外周に粉粒体入込み用の凹部24aが周方向
に沿って多数形成された肥料繰出しロールRを、肥料ホ
ッパー17の粉粒体排出口の下方で、かつ、漏斗部26
の上方に回転可能に配置して構成するとともに、肥料繰
出しロールRを、これに一体形成された従動ギヤ15a
と、動力が入力される駆動軸32の駆動ギヤ30との咬
合によって駆動回転するように構成してある。
【0025】肥料繰出しロールRは、一端に従動ギヤ1
5aが形成された中空状の回転軸15に、3種類の幅と
2種類の深さを備えた計6個の部分ロールr1〜r3を
一体回転状に外嵌して構成されており、左右端の第1部
分ロールr1,r1と、左右端から2番目の第2部分ロ
ールr2,r2と、中央2の第3部分ロールr3,r3
との順で凹部24aの左右幅が広くなるように設定して
ある。又、各部分ロールr1〜r3の夫々の片側にのみ
形成された6箇所の仕切り壁24bと仕切りリング50
とによって各凹部24aは軸方向に仕切られている。
尚、51は、各部分ロールr1〜r3にすり切り作用す
るブラシである。
【0026】図2,3,5,7に示すように、3個の肥
料繰出し機構25を囲繞するロールケース16のボス部
16aに亘り、断面六角状の1本の駆動軸32が回転自
在に支持されており、この駆動軸32に前述した駆動ギ
ヤ30を相対回転自在に外嵌してある。シフト部材31
が駆動軸32に一体回転及びスライド自在に外嵌され
て、シフト部材31をギヤ30への咬合側に付勢するバ
ネ35を備えてある。
【0027】図1及び図2に示すように、苗植付装置7
に動力を伝達するPTO軸29がミッションケース4か
ら延出され、PTO軸29から動力を取り出す伝動ケー
ス28がPTO軸29に外嵌されており、伝動ケース2
8の両側に位相が異なる一対の駆動アーム34が備えら
れている。図1,2,3に示すように駆動軸32にワン
ウェイクラッチ33が外嵌され、駆動アーム34とワン
ウェイクラッチ33のアーム33aとが連係ロッド(伝
動系の一例)37により連結されている。
【0028】そして、ワンウェイクラッチ33の直ぐ横
の位置において駆動軸32を回転自在に支持する軸受け
27を配備するとともに、その軸受け27を支持フレー
ム14に支持してある。つまり、駆動軸32におけるほ
ぼ駆動負荷を受ける部分に軸受け27を設けてあるの
で、駆動軸32の撓みなく回転駆動させるようにしてあ
る。
【0029】施薬装置Cは、図1,2,3に示すよう
に、粉粒状の薬剤を貯留する薬剤ホッパー80,81
と、薬剤ホッパー80,81から送られてくる薬剤を施
肥ホース(薬剤移送経路の一例)19の始端部である漏
斗部26に所定量ずつ繰り出す薬剤繰出し機構82とを
備えた薬剤繰出し部Lの4個を左右に並設して構成され
ている。施薬装置Cは、施肥装置Aと同様に、2条分を
一体的に構成した2条用薬剤繰出し部L2 が基本であ
り、この2条用薬剤繰出し部L2 の一方の薬剤繰出し機
能をカットしたものを1条用薬剤繰出し部L1 に構成し
てある。
【0030】すなわち、1条分の薬剤ホッパー81と1
条分の薬剤繰出し機構82とを備えた1条用薬剤繰出し
部L1 の2組と、2条分の薬剤ホッパー80と2条分の
薬剤繰出し機構82とを備えた2条用繰出し部L2 の2
組との計4組を、左右に相隣る状態で並設された2組の
1条用繰出し部L1,L1 の左右夫々に2条用繰出し部L
2 を配置した状態で、運転座席23の後側における機体
に搭載してある。次に、各部の構造について説明する。
【0031】図3,4に示すように、2条用の薬剤ホッ
パー80は左右の2条用肥料ホッパー17,17内部に
おける後壁17rに沿う縦長形状として装備され、か
つ、1条用の薬剤ホッパー81は左右中央の1条用肥料
ホッパー21,21内部における後壁21rに沿う縦長
形状として装備されており、それら薬剤ホッパー80,
81の下端部を肥料ホッパー17,21における後壁下
端の傾斜部17k,21kから外部に露出させて薬剤用
ロールケース(繰出し伝動部の一例)84にボルト連結
してある。
【0032】つまり、薬剤ホッパー80,81は肥料ホ
ッパー17,21の容積内に収納されており、蓋部17
aの開閉操作によって薬剤の補給が行えるものである。
そして、左右の2条用薬剤ホッパー80は、1条用薬剤
ホッパー81と前後幅は同じであり、左右幅を大きくし
て2倍の容量を確保してある。
【0033】図5に示すように、薬剤繰出し機構82
は、外周に粉粒状の薬剤入込み用の凹部83aが周方向
に沿って多数形成された2条分の幅を持つ薬剤繰出しロ
ール(請求項3の繰出し伝動部の一例)83を、横向き
の回転軸心Yで回転自在に薬剤ロールケース(請求項3
のケーシングの一例)84に内装して構成されている。
つまり、薬剤ホッパー80,81から流化供給されてく
る薬剤を回転する凹部83aに入込むことで所定量ずつ
下方の出口(後述)85に送り出すのである。
【0034】図4,13,14,16に示すように、薬
剤ロールケース84は、左右に突出するアーム部84
a,84aを介して支持フレーム14の後面にボルト支
持してあり、ケース下部には、薬剤繰出しロール83か
ら繰り出された薬剤を、漏斗部26に一体形成された入
力口48に連結ホース99を介して移送するための1条
分の出口(薬剤移送経路始端部の一例)85を2箇所並
設してある。つまり、繰出された薬剤は入力口48から
漏斗部26に供給され、肥料と一緒に施肥ホース19を
通して作溝器18から地中に供給されるのである。又、
ケース後面には薬剤繰出しロール83に対するメンテナ
ンス用の大開口86を形成してある。
【0035】大開口86は、通常は蓋87を圧入的に嵌
め込み装着して閉じてあるが、取り外せば薬剤繰出しロ
ール83の後側が大きく開放される状態になり、薬剤繰
り出しロール83や、これの上方後方に配置される薬剤
すり切りブラシ88、或いは薬剤繰り出しロール83の
下方後方に配置される経路切換え板89といった繰出し
伝動部の掃除や点検等のメンテナンスを容易に行うこと
ができる。
【0036】図15に示すように、ブラシ88をブラシ
軸88a回りで回動操作するブラシレバー97を、薬剤
ロールケース84の外部に設けてあり、薬剤繰出しロー
ル83に接触してすり切り作用する作用姿勢〔図16
(イ)参照〕と、薬剤繰出しロール83から離れて大開
口86にブラシが向いた退避姿勢〔図16(ロ),
(ハ)参照〕とに姿勢切換え自在である。
【0037】図15に示すように、経路切換え板89を
切換軸89a回りで回動操作する切換レバー98を、薬
剤ロールケース84の外部に設けてあり、その切換レバ
ー98の回動操作で3種の姿勢を現出自在である。すな
わち、経路切換え板89が斜め後方上方に向いて、薬剤
繰出しロール83の凹部83aの薬剤を出口85に導く
繰出し姿勢〔図16(イ)参照〕と、上方に回動させて
経路切換え板89を薬剤繰出しロール83に接当して、
薬剤繰出しロール83の凹部83aの薬剤を大開口86
から排出可能な排出姿勢〔図16(ロ)参照〕と、下方
に回動させて経路切換え板89を大開口86を形成する
傾斜底面84bに接当させ、薬剤繰出しロール83が大
きく露呈されるメンテナンス姿勢〔図16(ハ)参照〕
とに姿勢切換え自在である。
【0038】尚、図13,15,16に示すように、蓋
87を大開口86に締まりよく圧入的に装着できるよう
に、傾斜底面84bには、左右端及び左右中央の計3箇
所に水平な上面を備えた突起84cを一体形成してあ
る。
【0039】図3、図4、図20(イ)に示すように、
各薬剤繰出し部L1,L2 の薬剤繰出しロール軸83bを
連動連結するとともに、左右における1条用薬剤繰出し
部L1 と2条用薬剤繰出し部L2 との間の位置におい
て、ロール軸83bにワンウェイクラッチ90を介して
後方突出する状態の繰出しアーム91を連結してある。
そして、施肥装置駆動用の連係ロッド37の途中部位と
繰出しアーム91とを連動ロッド92で連動連結してあ
り、施肥装置Aと施薬装置Cとが一体で駆動及び停止さ
れるように構成してある。
【0040】つまり、薬剤繰出し機構82を駆動させる
動力は、肥料繰出し機構25を駆動する伝動系から取出
してあり、施肥装置Aの近く(直後)に施薬装置Cを配
置して構造の簡素化やコンパクト化が図れるとともに、
簡単に両装置A,Cの連動駆動が行えるようになってい
る。
【0041】繰出しアーム91には、連動ロッド92と
の連結用孔91aをロール回転軸心Yを中心とする半径
を異ならせて上下2列で多数形成してあり、連動ロッド
92と連結用孔91aとの付換えによって繰出しアーム
91の揺動移動角度を、すなわち単位時間当たりの施薬
量を変更調節できるようにしてある。
【0042】図14に示すように、薬剤ロールケース8
4には、経路始端部である出口85に薬剤を繰出す供給
状態と繰出さない停止状態とを、各々の出口85,85
にて独立的に切換え自在なシャッター機構Dを備えてあ
る。つまり、薬剤繰出しロール83の上側の位置に、薬
剤ホッパー80,81からの薬剤流下経路を閉塞可能な
2個のシャッター板93,93を、上下に重なる状態で
左右方向にスライド移動自在に対向配備してあり、薬剤
繰出しロール83から外部に突出する左右端に形成した
把手部93aの手指操作でスライドさせることが自在で
ある。
【0043】2個のシャッター板93は互いに同じ部品
であり、先端側に薬剤通過用の開口93bが形成されて
おり、スクリュー頭95aが各シャッター板93の上下
移動規制してのガイドとなるよう、夫々の開口93b,
93bを介して薬剤ロールケース84の中央仕切り壁9
4にスクリュー95を螺装してある。
【0044】シャッター機構Dの作用を説明すると、図
17(イ)に示すように、両シャッター板93,93を
共に薬剤ロールケース84の内方に押し込めば、両開口
93b,93bがお互いの平板部93c,93cで覆わ
れて閉塞された供給停止状態が得られる。そして、その
供給停止状態から、左側のシャッター板93のみを外側
にスライド移動させると、図17(ロ)に示すように、
左側の開口93bのみが開通して左側のケース開口65
が開通する左1条繰出し状態が得られる。
【0045】前記供給停止状態から、右側のシャッター
板93のみを外側にスライド移動させると、図17
(ハ)に示すように、右側の開口93bのみが開通して
右側のケース開口65が連通する右1条繰出し状態が得
られる。そして、左右両シャッター板93,93を共に
外側にスライド移動させると、図17(ニ)に示すよう
に、左右の開口93b,93b及び左右のケース開口6
5,65が共に開通して2条繰出し状態が得られるので
ある。
【0046】図1及び図2に示すように、支持フレーム
14の端部にブロア20及びブロア20を駆動するモー
タ22が支持されるとともに、ブロア20で生起された
風を各漏斗部26に供給するためのパイプ状の送風ダク
ト39を、ブロア20から支持フレーム14に沿う状態
に横臥配置して延出配備してある。図3〜図5に示すよ
うに、肥料繰出し機構25の下部に接続された2個の漏
斗部26において、漏斗部26の送風取込み口26a
を、シールゴム43を介して送風ダクト39に挿入して
ある。
【0047】送風構造をさらに詳述すると、送風ダクト
39は、2条一体型の各繰出し部K毎に備えた4個の部
分ダクト44の隣合うものどうし、及び部分ダクト44
とブロアケース20aとの夫々を、ゴム製の繋ぎホース
45を介して互いに着脱自在に連結して構成されてい
る。つまり、4個の繋ぎホース45と4個の部分ダクト
とで送風ダクト39を構成してあり、最も端の部分ダク
ト44の端部はキャップ46で閉塞してある。又、図4
に示すように、側面視においては、送風ダクト39はほ
ぼロールケース16の前端よりも後側に位置するように
設計されており、後述の排出ホース54,55を含めた
繰出し機構25部位における前後長のコンパクト化を図
ってある。
【0048】以上の構造により、PTO軸29の動力に
よって苗植付装置7の回転ケース9が回転駆動され、一
対の植付爪10により苗載台12から交互に苗が取り出
され田面に植え付けられて、苗の植付作業が行われる。
これと同時に、伝動ケース28の駆動アーム34の回転
運動による連係ロッド37の往復運動が、ワンウェイク
ラッチ33により回転運動に変換されて、駆動軸32を
介して回転軸15が間欠的に回転駆動される。
【0049】従って、図5及び図7に示すように、肥料
繰出しロールRの凹部24aに肥料ホッパー17から肥
料が入込み、駆動軸15の間欠的な回転により肥料が漏
斗部26に繰出されるとともに、薬剤ホッパー80,8
1から薬剤繰出しロール83の凹部83aに入り込んだ
薬剤が、ロール軸83bの間欠的な回転によって出口8
5及び入出口48から漏斗部26に繰出される。そし
て、ブロア20からの高圧風が、部分ダクト44を介し
て漏斗部26に供給され、高圧風で肥料と薬剤が施肥ホ
ース19を通って作溝器18に迅速供給され、作溝器1
8により田面に形成された溝に肥料と薬剤が供給されて
施肥及び施薬作業が行われるのである。
【0050】又、ボルト47,47とボルト100とを
外して肥料ホッパー17,21と肥料ロールケース16
及び薬剤ホッパー80,81と薬剤ロールケース84を
夫々分離するとともに、ボルト操作で支持フレーム14
と各ロールケース16,84とを分離し、かつ、左右の
繋ぎホース45,45を外し操作することにより、肥料
ロールケース16と薬剤ロールケース84と部分ダクト
44とが一体となった状態で取外すことができる。
【0051】図3に示すように、ワンウェイクラッチ3
3のアーム33aにおいて、連係ロッド37の連結位置
を変更することができるように構成されている。このよ
うに連係ロッド37のアーム33aへの連結位置を変更
することにより、連係ロッド37の往復運動に対するア
ーム33aの揺動角度を変更し、駆動軸32及び肥料繰
出しロールRの回転速度を変更して、繰り出される肥料
の量を調節することができる。
【0052】図5及び図7に示すように、肥料繰出しロ
ールRの上側には、ホッパーからの肥料が肥料繰出しロ
ールRに落下供給するのを許容する開き位置と、阻止す
る閉じ位置とに手指による抜き差し操作で出退移動自在
な3個一組のシャッター40が装備されている。シャッ
ター40は、各部分ロールr1〜r3に対応した幅の第
1〜第3部分シャッター40A,40B,40Cを、ロ
ールケース16に、その前方から挿入及び引抜き移動自
在なスライド式に構成されている。つまり、各仕切り壁
24bに対応した間仕切り板63をロールケース16に
備えてあり、それら間仕切り板63の側面に形成された
上下の横向き突起63a,63b間に各シャッター40
を通してある。
【0053】これにより、例えば、第1及び第2部分ロ
ールr1,r2に対応して部分シャッター4A,40B
を挿入し、かつ、第3部分シャッター40Cのみを引抜
き移動させて開放すると、第3部分ロールr3の凹部2
4aにだけ肥料が入り込み、繰り出される肥料の少ない
施肥状態が得られる。そして、全てのシャッター40A
〜40Cを引抜き移動すれば、全ての部分ロールr1〜
r3の凹部24aに肥料が入り込み、繰り出される肥料
が多い施肥状態が得られるとともに、3個の部分シャッ
ター40A〜40Cを全て挿入すれば肥料供給を停止す
ることができる。つまり、部分シャター40A〜40C
の任意の挿抜操作により、繰り出される肥料の量を零を
含めて4段階に調節することができる。
【0054】図11、図12に示すように、第1部分シ
ャッター40Aより第2部分シャッター40Bの幅を若
干広く、かつ、第2部分シャッター40Bに比べて第3
部分シャッター40Cを明確な広幅に設定するととも
に、ロールケース16外に突出させた手指による操作部
分40a〜40cは、それらの仕様を異ならせてある。
つまり、第1及び第2部分シャッター40A,40Bの
第1及び第2操作部分40a,40bは単に上に折り曲
げただけの形状であるに対し、第3部分シャッター40
Cの第3操作部分40cは、若干前方に平行延出してか
ら下方に折り返したループ形状としてあり、頻繁に抜き
差し操作する第3操作部分40cを、その他のものより
手指操作し易いようにしてある。
【0055】図5,図11に示すように、各繰出し部K
には、引き出された第1〜第3操作部40a〜40cに
他物が及ぶのを規制するプロテクター52を設けてあ
る。つまり、平面視で後向き開放コ字状に形成されたプ
ロテクター52を支持フレーム14にボルト止めしてあ
り、引き出された部分シャッター40A等に誤って手指
や他物が接触して、開き状態になる筈のものが半閉まり
や閉じ状態になってしまうことを防止するためのもので
ある。
【0056】図5,図10に示すように、肥料繰出しロ
ールRの上方で前側の位置におけるロールケース16
に、ホッパー17,21に残った複数条用の肥料を排出
するための2条分一体型の排出口53を設けてある。各
排出口53には排出ホース54,55が接続されてお
り、左右端の2条分の排出ホース54と中央の1条分の
排出ホース55とは集約管部56を介して1本のゴム製
蛇腹ダクト57に接続される。計2本の蛇腹ダクト5
7,57は、機体下方において上方に折り曲げられてそ
の先端部をフック58に係合させて収納してあり、必要
に応じて取り出す。
【0057】図4〜図6に示すように、ロールケース1
6は、肥料繰出しロールRの回転軸心を含む略平面にお
いて上下に分割できるように構成されている。すなわ
ち、漏斗部26を備えた下ケース16Aと、支持フレー
ム14に支持される上ケース16Bとを後部に備えた開
閉支点Qで揺動開閉自在に連結するとももに、下ケース
16Aに枢支された係合アーム61と、上ケース16B
に形成された係合突起(図示せず)とを係合可能として
ある。
【0058】つまり、前もって施薬装置Cを外しておけ
ば、上下のケース16B,16Aを閉じて係合アーム6
1を係合突起(図示せず)に係合すればロールケース1
6としての閉じ状態になり、係合アーム61を係合突起
(図示せず)から外せば、肥料繰出しロールRが露出さ
れてその部分のメンテナンスに便利な開き状態が現出さ
れる。
【0059】図4に示すように、4本の排出ホース5
4,55は、いずれも後輪用フェンダ59の後端部に形
成された通し孔60を通して下方に配策してあり、排出
ホースを無理なく取り回して円滑に滑落移動させての肥
料排出が行えるようにしてある。又、フェンダ形成後に
必要に応じて通し孔60が簡単に形成できるように、金
型等によるフェンダ形成時に予め円弧状の切欠き溝を形
成してある。
【0060】一つの植付伝動ケース8(一対の回転ケー
ス9)に対して動力を伝動及び伝動遮断操作自在な各条
クラッチ(図示せず)、各条クラッチを伝動及び伝動遮
断操作する各条クラッチレバー(図示せず)が備えられ
ている。図7に示すように、肥料繰出し部Kの固定部の
軸芯P1周りに、L字状の操作アーム36が揺動自在に
支持されて、操作アーム36の端部がシフト部材31に
係合しており、各条クラッチレバーと操作アーム36と
がワイヤ38により接続されている。
【0061】これにより、例えば右側の植付伝動ケース
8の各条クラッチレバーを伝動遮断側に操作して、右側
の植付伝動ケース8の各条クラッチを伝動遮断操作する
と、右側の植付伝動ケース8の一対の回転ケース9が停
止して、右側の2つの植付条の植え付けが行われず、右
側の2つの植付条に対応する肥料繰出し部Kの駆動軸1
5が停止して、右側の2つの植付条への肥料の供給が停
止する。
【0062】図5及び図3に示すように、漏斗部26に
切換板41が横軸芯P2周りに揺動操作自在に支持され
ており、切換板41の下側から排出ホース54が下方に
延出されている。通常の苗の植付作業時には、切換板4
1は図5の実線で示す閉姿勢に操作されており、肥料ホ
ッパー17からの肥料は漏斗部26に繰り出される。通
常の苗の植付作業を終了した場合等において、ブロア2
0及び苗植付装置7(PTO軸29)を停止させた状態
で、切換板41を開姿勢に操作すると、肥料ホッパー1
7に残った肥料が排出ホース54に入って排出される。
【0063】ところで、繰出し部Kは2箇所の漏斗部2
6,26とその幅に見合う2組分のロールケース16を
備えた2条一体型、すなわち2条用繰出し部K2 が基本
であるが、左右中央の2個の繰出し部Kは、6条用に合
わせて一方の漏斗部26が機能しないようにしてある。
【0064】すなわち、図8に示すように、3個1組の
部分ロールr1〜r3のワンセットを省き、かつ、左右
中央の2個の肥料ホッパー21,21では、部分ロール
r1〜r3のワンセット分の供給口幅となるように傾斜
底面21aを追加形成してあり、これを1条用繰出し部
K1 と呼ぶものとする。従って、1条用繰出し部K1で
は施肥ホース19も1本のみ装着されるとともに、中央
2個の肥料ホッパー21はその容量が左右端のホッパー
17の半分に設定されており、計4組の繰出し部K2,K
1,K1,K2 で6条用の施肥装置Aを構成している。
【0065】つまり、図9に示すように、2条用繰出し
部K2 のホッパー17を、運転座席の横側方に回り込む
前方突出部分を備えた形状、すなわち、前後幅が左右中
央のホッパー21のものの約2倍のものに形成してあ
る。そして、運転座席23の直後に位置する並設状態の
2組の1条用繰出し部K1 では、図4に示すように、そ
のホッパー21前側の縦面21Aをほぼ垂直に立ち上が
る面に形成してある。又、各ホッパー17,21は、側
面視で下窄まり状に形成されるとともに、左右端の2条
用ホッパー17,17下方の近傍には、肥料を補給作業
時に便利な補助ステップ75を配置してある。
【0066】以下に、主として施薬装置Cの細部につい
て説明する。図5に示すように、薬剤ロールケース84
に装備されたブラシレバー97、切換レバー98、及び
蓋87は、いずれも運転部5から手を伸ばして操作する
ことが可能に構成されている。
【0067】図4,図11に示すように、施肥装置Aと
施薬装置Cとを、共に支持フレーム14を前後で挟み込
むようにして配置構成してあり、フレーム兼用化及び集
約配置によって粉粒体供給装置としての小型化やコスト
ダウンを図ってある。又、両装置A,Cの支持フレーム
14への取付けは共締めボルト101を用いているの
で、ボルトと支持フレーム14のボルト孔を兼用化して
コストダウンできるとともに、施薬装置Cを施肥装置A
の直後に配置して、左右の繰出し部L,L間から後方が
見通せるとか、その空きスペースを他用途に使える等の
利点がある。
【0068】つまり、施肥装置Aの左右中心に施薬装置
Cの左右中心を一致させてあり、薬剤ロールケース84
における出口85とロールケース16における入出口4
8とも左右位置をほぼ合致させてあり、円滑に薬剤が移
送されるようにしてある。
【0069】施薬装置Cでは、連動ロッド92の繰出し
アーム91への連結位置調節により、田植機進行に伴う
圃場への施薬量を、苗1株当たりに薬剤繰出しロール8
3の1凹部83aに入った量の薬剤が供給されるように
設定することが可能であり、散布精度を向上させるよう
にしてある。尚、苗1株当たりの施薬量を1凹部83a
以上や以下に設定することも可能である。
【0070】苗1株当たりの薬剤散布量は極めて少ない
ため、苗1株当たり1凹部83aとして繰り出すと繰出
し量誤差が大きくなる傾向がある。そこで、施薬量を苗
1株当たり1凹部83a以上に設定すると、誤差数に対
する全体数が大きくなり、結果的に誤差を少なくするこ
とができる。
【0071】図18に示すように、薬剤繰出しロール8
3における凹部83aの周方向長さ(角度)aは、凹部
でない部分の周方向長さ(角度)bよりも長くしてある
とともに、薬剤繰出しロール83の凹部83aから排出
された薬剤は薬剤ロールケース84内にて跳ね返りなが
ら出口85に移送されるように構成してある。これによ
り、薬剤が落下する際に分散され、間欠的な散布状態に
なることを軽減して、極力連続的な散布状態となるよう
にしてある。
【0072】前述したように、施薬装置Cへの動力を植
付系(PTO系)から取ってあり、植付面積に対して一
定量散布の場合、株間に対しての調節だけで済み、施薬
量調節操作が容易である。
【0073】施薬装置C駆動用の連動ロッド92を、連
係ロッド37の途中に枢着する場合には、連動ロッド9
2は連係ロッド37の組付け後に取り付けることになる
ので、その組付け易さを考慮して、図3に示すように、
連動ロッド92を連係ロッド37の外側に配置されるよ
うに設定してある。
【0074】4個の薬剤繰出し部L2,L1,L1,L2 夫々
のロール軸83bの軸心は全て一直線上にあるので、図
20(ロ)に示すように、長尺の1本軸83bとして構
成することや、図20(イ)に示すように、隣合う薬剤
繰出しロール83,83に跨がる3本の分割ロール軸8
3bとして構成することが可能である。これらの手段を
適宜に用いることにより、構造簡単、小スペース化、コ
ストダウンが可能であり、ガタによる誤差の低減も可能
である。又、分解や組付けも容易である。
【0075】図15に示すように、施薬ブラシ軸88a
と切換軸89aとを薬剤繰出しロール83の上と下に離
して配置してあるので、図16(ハ)に示すメンテナン
ス姿勢では薬剤繰出しロール83のほぼ全体が大開口8
6から見えるので、掃除する場合にローる83の回転操
作が少なくて済む利点がある。又、薬剤繰出しロール8
3を1条分毎に形成して仕切り壁と左右で干渉しないよ
うに構成してある場合では、ロール軸83bを予め左右
に抜いておけば、大開口86から薬剤繰出しロール83
の取換えが可能である。そして、ブラシ88が退避姿勢
又は経路切換え板89がメンテナンス姿勢にあれば蓋8
7が装着できないので、そのことでそれら両者88,8
9が正規の作業状態になっていないことに気付き、誤動
作を未然に防止できる利点がある。
【0076】図15,図16に示すように、大開口86
には傾斜底面84bが存在しているので、その傾斜によ
って薬剤を残らずに排出することができるようにしなが
ら、3箇所の突起84cによって蓋87との密着性を向
上させて外れ難くしてある。又、薬剤ロールケース84
は、型成形や射出成形等による樹脂製一体品であり、構
造簡単でコストダウンが可能であるとともに、防水性や
密閉性(薬剤等の粉粒体の噴出を防ぐ点)に優れたもの
に構成されている。
【0077】図13,図16に示すように、ブラシレバ
ー97と切換レバー98とは、共に施薬作業時には両者
がほぼ平行で上下方向に向く姿勢にセットされるが、そ
れ以外の作業時には互いに別方向に向く状態にセットさ
れるようにしてある。従って、それら両レバー97,9
8の姿勢を視認することで正規の位置にあるか否かが分
かり、誤操作防止の判断が行えるようにしてある。又、
施薬作業時の両レバー97,98は、図16(イ)に示
すように、共に薬剤ロールケース84の前後幅内に収ま
っており、機体の一部や作業者に引っ掛かって意図しな
い方向に操作されることが極力生じないようにしてあ
る。
【0078】図15に示すように、ブラシレバー97と
切換レバー98とは薬剤ロールケース84の左右に互い
に反対側に装着されている。そのため、互いに干渉する
ことがないので、レバー長さを長くして軽い力で楽に操
作できるようにしてある。又、回動移動で姿勢変化する
薬剤すり切りブラシ88は、ブラシ軸88aを左右方向
に抜き取ることで薬剤ロールケース84から取外し自在
である。
【0079】図19に示すように、隣合うブラシ束88
b,88bの間隔wを、薬剤粒の径dよりも小さく、か
つ、薬剤粒の半径d/2よりは大きくなるように、d>
w>d/2 なる関係が成立するように寸法設定してある。
これにより、停止中におけるブラシ束88b,88b間
の隙間から薬剤が零れ出るのを防止できるとともに、ブ
ラシ束88bに突き刺さった薬剤は、そのブラシ束88
bの左右への拡がりによって施薬装置Cの作動中に流れ
出易くなるようにしてある。
【0080】薬剤すり切りブラシ88は左右対称形状に
形成されており、一定方向に回転する薬剤繰出しロール
83との接触によって変形すれば、逆さまに付け換える
ことで変形を抑制しながら2倍の耐用時間が得られる合
理的なものである。
【0081】図5,図16に示すように、薬剤すり切り
ブラシ88はその先端がロール軸心Yに向くように、か
つ、薬剤ホッパー80,81からの薬剤流下経路である
ケース開口65が下窄まりとなるように、薬剤ロールケ
ース84に対しては傾斜させて配置してある。これによ
り、凹部83aに入り切れず、凹部83aから一部はみ
出している薬剤粒をブラシ88ですり切って逃がし易く
してある。
【0082】図3に示すように、2条薬剤ホッパー80
は1条用薬剤ホッパー81の2倍の容量を持つが、高さ
は同じとしてあるので、薬剤の減り方がほぼ同じにな
り、目視による残量確認のし易いものとしてある。
【0083】図5,図16に示すように、薬剤繰出しロ
ール83は、その上部が大開口86に向かう方向に回転
するものであるので、薬剤を大開口86から排出すると
きには、ロール83を回転させるだけでその上に残って
いる薬剤を無理なく取り出せるとともに、薬剤繰出しロ
ール83の大開口86側に薬剤すり切りブラシ88を配
置できるので、メンテナンス性も良いものとなってい
る。
【0084】図5や、後述する図21に示す粉粒体繰出
し装置では、薬剤ロールケース84の大開口86を肥料
ロールケース16存在側の反対側に設けてあるので、残
った薬剤を回収する容器や袋を大開口86に装着するこ
とが容易であり薬剤回収作業が便利に行えるようにして
ある。
【0085】〔別実施形態〕図26に示すように、薬剤
を漏斗部26に供給する状態と大開口86から排出する
状態とを切換える経路切換え板89を、その回動軸89
aの両側に突出する略天秤型に形成しても良い。出口8
5を前とした位置関係においては、図26(イ)に示す
ように、前倒れ傾斜させれば薬剤繰出しロール83から
繰出された薬剤を出口85に導く繰出し姿勢になり、図
26(ロ)に示すように、後倒れ傾斜させれば大開口8
6から薬剤を排出する排出姿勢になる。
【0086】図21に示すように、支持フレーム14の
前側に施薬装置Cを、かつ、後側に施肥装置Aを配置し
た粉粒体繰出し装置でも良い。薬剤ホッパー103は、
肥料ホッパー102内の前側に配置され、入出口48は
漏斗部26の前側に形成され、駆動軸32は肥料繰出し
ロールRの前側に配置されている。薬剤ロールケース8
4は、図5に示す場合とは前後が逆転した状態になり、
大開口86は前方に向いている。
【0087】図23(イ)に示すように、複数の肥料ホ
ッパー102と複数の薬剤ホッパー103とを区別した
状態で、左右に並設して成る施肥装置Aと施薬装置Cと
を備えるようにしても良い。図23(ロ)に示すよう
に、肥料ホッパー102と薬剤ホッパー103とを互い
に左右に隣合うように配置して成る1組の施肥及び施薬
装置A,Cを、左右に複数並設して備えるものでも良
い。
【0088】又、図23(ハ),(ニ)に示すように、
肥料及び薬剤ホッパー102,103が前後に隣合う状
態で左右に並設し、かつ、肥料及び薬剤ロールケース1
6,84は前後方向視で左右に隣合う状態に配置構成さ
れたものでも良い。これらの構造によれば、施肥装置A
と施薬装置C夫々の操作や確認を、運転席側(前側)か
ら行えて、操作性に優れる利点がある。
【0089】ミッションケース4と後車軸ケース104
とに跨がる走行用伝動軸105に動力取出し用の伝動ケ
ース28を装備し、施肥及び施薬装置A,Cを駆動する
連係ロッド37に走行系の動力を入力させる構造でも良
い(図1参照)。この走行速度同調手段では、移動走行
に対応するために、伝動ケース28内等に独立したクラ
ッチ(図示せず)が必要になるが、走行速度が変化して
も単位面積当たりの施肥量及び施薬量は変化せず一定の
ものとなり、再設定操作が不要になる利点がある。
【0090】図22に示すように、ブラシレバー97と
切換レバー98とを薬剤ロールケース84の左右で同じ
側に装備しても良い。この構造では、両レバー97,9
8が互いに干渉し合うので、例えば、経路切換え板89
を排出姿勢に操作した後でないと薬剤すり切りブラシ8
8を退避姿勢に操作できない位置関係に設定し、誤動作
を防止させることが可能である。
【0091】図24(イ)に示すように、肥料ホッパー
102内に装備される薬剤ホッパー103上部に揺動開
閉式の蓋106を設け、閉じ状態では蓋上面106aが
肥料ホッパー103の内方に向かうほど低くなるように
傾斜させて構成してある。こうすれば、肥料補給時に蓋
106上に肥料が載っても、傾斜によって自然に肥料ホ
ッパー102内部に滑落移動するようになり、蓋106
上に堆積することが防止できる。加えて、図24(ロ)
に示すように、蓋106の開き状態では、その先端側が
揺動支点のある根元側よりも高くなる傾斜姿勢に設定し
てあり、蓋106内面が薬剤補給時における薬剤をガイ
ドする漏斗機能が生じて、補給作業が行い易いものとし
てある。
【0092】図25(イ)に示すように、薬剤ホッパー
103を肥料ホッパー102の内部に収納するものにお
いて、薬剤ホッパー103の蓋106の上面106a高
さを、肥料ホッパー本体102Aの上縁よりも低くして
もよい。この構造では、肥料ホッパー102の蓋107
と薬剤蓋106との干渉を防止できるとともに、薬剤蓋
106上の載った肥料が肥料ホッパー本体102A外に
零れ出難くなるという好ましい作用がある。
【0093】又、図25(ロ)に示すように、薬剤ホッ
パー103の蓋上面106aの高さを、肥料ホッパー本
体102Aの上縁よりも高くしても良い。この構造で
は、肥料を満杯以上に補給しても、それによる過剰肥料
が薬剤ホッパー103内に流れ込むことを防止できると
いう好ましい作用がある。
【0094】図27に示すように、薬剤ロールケース8
4の前側に開口86を形成した施薬装置Cでも良い。こ
の場合には、経路切換え板89は、上部の支点回りで揺
動する吊設揺動型として薬剤繰出しロール83の前側上
部に備えられ、先端が薬剤繰出しロール83に近接した
作用姿勢と、開口86側に上昇揺動した排出姿勢とに姿
勢切換え自在である。この構造では矢印方向に回転する
薬剤繰出しロール83の後側に薬剤すり切りブラシ88
が存在するので、そのブラシ88を位置固定としても、
ロール83上に残る薬剤を少なくして開口86から薬剤
排出できる。
【0095】図28に示すように、薬剤ロールケース8
4の前側に、排出された薬剤を前方下方に導く排出管1
08を備えた薬剤繰出し部Lでも良く、運転座席23の
存在する側である前側から排出管108を使って、直接
容器や袋に薬剤を回収することができる便利さがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の側面図
【図2】乗用型田植機の平面図
【図3】施肥装置部分の背面図
【図4】施肥及び施薬装置への動力伝達構造を示す一部
切欠きの側面図
【図5】肥料及び薬剤の各繰出し機構の構造を示す断面
側面図
【図6】肥料用ロールケースの2分割構造を示す側面図
【図7】肥料繰出し機構の駆動構造を示す断面図
【図8】1条用の肥料繰出し部の構造を示す断面図
【図9】肥料及び薬剤の各ホッパーの配置状態を示す平
面図
【図10】施肥装置部分の正面図
【図11】施肥装置のシャッター構造を示す平面図
【図12】図11に示す部分シャッターの斜視図
【図13】(イ)は左後方から、(ロ)は右後方から見
た薬剤繰出し部の斜視図
【図14】薬剤繰出し機構の構造を示す断面背面図
【図15】薬剤繰出し機構の背面図
【図16】施薬装置におけるブラシと経路切換え板の各
姿勢を示す作用図
【図17】薬剤用シャッター機構の切換状態を示す作用
【図18】薬剤繰出しロールの断面図
【図19】薬剤用すり切りブラシと薬剤粒との大きさ関
係を示す図
【図20】各薬剤繰出し部の連動駆動構造を示す背面図
【図21】施薬装置が施肥装置の前に位置した場合の断
面側面図
【図22】ブラシレバーと切換えレバーが互いに同じ側
にある薬剤繰出し機構の斜視図
【図23】肥料ホッパーと薬剤ホッパーとの種々の配置
関係を示す背面図
【図24】肥料ホッパーと薬剤ホッパーの蓋との関係を
示す側面図
【図25】肥料ホッパーと薬剤ホッパーとの高さ関係を
示す側面図
【図26】経路切換え板の別構造を示す薬剤繰出し機構
の断面図
【図27】開口と出口とが互いに同じ側に存在する薬剤
繰出し機構の断面図
【図28】開口に接続された排出管を機体の前側に取出
す構造を示す側面図
【符号の説明】
17 2条用肥料ホッパー 19 粉粒体移送経路 21 1条用肥料ホッパー 25 肥料繰出し機構 26 始端部 37 伝動系 80 2条用薬剤ホッパー 81 1条用薬剤ホッパー 82 薬剤繰出し機構 83 繰出し伝動部 84 ケーシング 85 薬剤移送経路始端部 86 開口 K,L 繰出し部 K1,L1 1条用繰出し部 K2,L2 2条用繰出し部
フロントページの続き (72)発明者 坂野 倫祥 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 中村 正一 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 中川 善清 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 (72)発明者 松村 哲也 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B052 BC05 BC08 BC09 BC11 BC16 DB04 EA02 EB02 EB05 EB12 EB13 EB14 EC10 ED08 2B060 AA01 AA02 AC03 AE10 BA04 BA07 BA09 BB08 2B121 CB09 CB20 CB33 CB45 CB46 CB54 CB61

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉粒体を貯留するホッパーと、このホッ
    パーから送られてくる粉粒体を粉粒体移送経路の始端部
    に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を
    左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、 1条分の肥料ホッパー及び1条分の薬剤ホッパーと1条
    分の肥料繰出し機構及び1条分の薬剤繰出し機構とを備
    えた1条用繰出し部の2組と、2条分の肥料ホッパー及
    び2条分の薬剤ホッパーと2条分の肥料繰出し機構及び
    2条分の薬剤繰出し機構とを備えた2条用繰出し部の2
    組との計4組を、左右に相隣る状態で並設された2組の
    1条用繰出し部の左右夫々に2条用繰出し部を配置した
    状態で、運転座席の後側における機体に搭載してある粉
    粒体繰出し装置。
  2. 【請求項2】 粉粒状の肥料を貯留する肥料ホッパー
    と、粉粒状の薬剤を貯留する薬剤ホッパーと、前記肥料
    ホッパーから送られてくる肥料を肥料移送経路の始端部
    に所定量ずつ繰り出す肥料繰出し機構と、前記薬剤ホッ
    パーから送られてくる薬剤を薬剤移送経路の始端部に所
    定量ずつ繰り出す薬剤繰出し機構とを備えるとともに、
    前記薬剤繰出し機構を駆動させる動力を、前記肥料繰出
    し機構を駆動する伝動系から取出してある粉粒体繰出し
    装置。
  3. 【請求項3】 前記薬剤繰出し機構を、薬剤を繰出し作
    用する繰出し伝動部と、これを囲繞するケーシングとで
    構成するとともに、そのケーシングに、前記繰出し伝動
    部に対するメンテナンス用の開口を閉塞自在な状態で備
    えてある請求項1又は2に記載の粉粒体繰出し装置。
  4. 【請求項4】 粉粒状の薬剤を貯留するホッパーと、こ
    のホッパーから送られてくる薬剤を薬剤移送経路始端部
    に所定量ずつ繰り出す繰出し機構とを備えた繰出し部を
    左右に複数並設して成る粉粒体繰出し装置であって、 前記繰出し部を、2条分のホッパーと、2条分の繰出し
    機構と、1条分の薬剤移送経路始端部の一対とを備えた
    2条用のものに構成するとともに、前記経路始端部に薬
    剤を繰出す供給状態と繰出さない停止状態とを、各々の
    前記経路始端部にて独立的に切換え自在なシャッター機
    構を備えてある粉粒体繰出し装置。
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