JP3921667B2 - 薬剤散布機 - Google Patents

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本発明は、圃場面に粒状乃至粉状の薬剤を散布するための薬剤散布機に係り、より詳しくは圃場面を人力で移動させて薬剤散布を行う簡易式薬剤散布機に関する。
圃場面に粒状乃至粉状薬剤を均一に散布するには、薬剤タンクから薬剤を一定量ずつ切出して散布側へ送る定量切出装置が必要になる。この定量切出装置は、一般に回転体の回転運動により定量切出しを行う機構となっており、その作動には動力源が必要になる。そこで、例えば、特許文献1に記載の発明では、前記薬剤タンクおよび定量切出装置を含む薬剤散布機を移植機の機体に搭載し、移植機のエンジンの出力の一部を前記定量切出装置の動力源として用いるようにし、あるいは特許文献2に記載の発明では、前記同様の薬剤散布機を田植機の機体に搭載し、別途設けたモータを前記定量切出装置の動力源として用いるようにしている。なお、粒状薬剤を均一に散布する目的で、トラクタに搭載した薬剤タンクの吐出口に、薬剤を拡散させる拡散板を設けることも行われている(例えば、特許文献3参照)。
特開平9−271219号公報 実公平7−50888号公報 実公昭63−31581号公報
しかしながら、上記した各特許文献に記載の薬剤散布機は、何れも自走式農作業機械に搭載して用いられるようになっているため、その全体が大掛かりとなり、狭い圃場またはハウス内で簡便に使用することはできない、という問題があった。また、エンジン、モータ等を動力源としているため、それらの故障時には修復に手間取り、メンテナンスも面倒になる、という問題があった。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、特別の動力源に頼ることなく狭いスペースでも簡便に使用することができる薬剤散布機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る薬剤散布機は、端に操作ハンドルを有すると共に下端に一対の転動輪を有する機体フレームを備え、該機体フレームに、薬剤を収納する薬剤タンクと、該薬剤タンク内の薬剤を一定量ずつ切出す定量切出装置と、該定量切出装置から切出された薬剤を圃場面に散布する散布ホースとを搭載し、前記転動輪を前記定量切出装置の動力源として用いると共に、各転動輪の側面に、外周に放射状に複数の突起を有する花形円盤を着脱可能に固定したことを特徴とする。
このように構成した薬剤散布機においては、転動輪を圃場に接地させながら操作ハンドルを把持して機体フレームを曳行または押行させると、転動輪が回転してその回転が定量切出装置に伝達され、該定量切出装置が作動して薬剤が圃場面に均一に散布される。
また、転動輪の側面に固定した花形円盤が圃場に食込むので、各転動輪の円滑な転動が保証される。
また、上記散布ホースは、圃場面の近傍で薬剤を散布するように配設するのが望ましく、これにより薬剤の飛散が抑制され、圃場に対する薬剤のより一層の均一散布が可能になる。この場合は、散布ホースから放出された薬剤の散布範囲を制御する制御手段を設けるようにしてもよく、これにより、薬剤を必要な領域に集中的に散布することができる。この場合、前記制御手段は任意であり、機体フレームに取付けた制御板であっても、散布ホースに接続した分岐管であってもよい。
本発明は、上記機体フレームに、けん引式簡易移植機の機体を連結するための連結部材を設けるようにしてもよく、この場合は、該機体フレームを移植機のハンドルフレームに代えて移植機の機体に前記連結部材を介して連結することで、簡易移植機による苗の移植領域に事前に薬剤を散布することができる。
本発明に係る薬剤散布機によれば、転動輪を転動させながら人力で機体フレームを移動させるだけで、薬剤を圃場面に散布することができるので、狭いスペースでも簡便に使用することができる。また、特別の動力源を必要としないので、初期費用はもちろん、メンテナンス費用の大幅な低減を達成できる。さらに、転動輪の側面に固定した花形円盤が圃場に食込むので、各転動輪の円滑な転動が保証される。
また、薬剤の散布範囲を制御する制御手段を設けた場合は、薬剤を必要な領域に効率よく散布することができる。
また、機体フレームをけん引式簡易移植機のハンドルフレームに代えて移植機の機体に連結した場合は、苗の移植と移植域への薬剤散布とを同時に効率よく行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1〜3は、本発明の第1の実施形態としての薬剤散布機Mの全体構造を示したもので、角筒状をなす機体フレーム1と、機体フレーム1の上端部に連結されたT字形ハンドル2と、機体フレーム1の下端部に連結された一対の転動輪3と、機体フレーム1に搭載された薬剤供給手段4とから概略構成されている。
上記ハンドル2は、その中央の脚片2aが機体フレーム1に嵌入されている。ハンドル2の脚片2aには、その長手方向に配列して複数の固定孔(ねじ孔またはピン孔)5が設けられており、ハンドル2は、この複数の固定孔5から選択された1つに機体フレーム1を通した固定部材(ねじ部材またはピン)6を用いて、高さ調整可能に機体フレーム1に連結されている。
上記一対の転動輪3は、機体フレーム1と一体をなす支持筒7内を延ばした車軸8の両端部に回動不能に取付けられている。車軸8は、支持筒7に回動可能に支持されており、これにより、いま一対の転動輪3を圃場Gに接地させながら機体フレーム1を曳行または押行させると、一対の転動輪3が支持筒7を中心に圃場G上を転動するようになる。しかして、各転動輪3には、外周に放射状に複数の突起9aを有する花形円盤9が添設されている。この花形円盤9は、各転動輪3の内側面に締結手段(ボルト、ナット)10を用いて固定されており、転動輪3の転動に応じてその外周の突起9aを圃場Gに食込ませる。なお、本実施形態において薬剤散布機Mは、機体フレーム1を矢印F方向へ曳行させて用いられるもので、以下、この矢印F方向を進行方向と呼ぶこととする。
上記薬剤供給手段4は、粒状乃至粉状薬剤を収納する薬剤タンク11と、この薬剤タンク11内の薬剤を一定量ずつ切出す定量切出装置12と、この定量切出装置12から切出された薬剤を前記機体フレーム1の先端側へ送って圃場Gに散布する散布ホース13とを備えている。
上記薬剤供給手段4を構成する薬剤タンク11と定量切出装置12とは、機体フレーム1の上端側に固設したブラケット14に一体的に支持されている。定量切出装置12は、薬剤タンク11から薬剤を受入れる受入口15aを上部に、前記散布ホース13に対して粒状薬剤を排出する排出口15bを下部にそれぞれ有するケーシング15とこのケーシング15内に回動可能に配設された、定量切出用の回転体(図示略)とを備えている。前記回転体の回転軸16は、その両端部がケーシング15の外側まで延ばされており、このケーシング15の外側まで延ばされた回転軸16の一端部には、第1プーリ17が装着されている。一方、前記一対の転動輪3を接続する車軸8には、第2プーリ18が装着されており、この第2プーリ18と前記第1プーリ17との間にはベルト19が掛け回されている。したがって、転動輪3が圃場G上で転動すると、その回転が車軸8から第2プーリ18、ベルト19および第1プーリ17を介して回転軸16に伝達され、これにより定量切出装置12内の回転体が回転し、薬剤が一定量ずつ散布ホース13へ排出される。
なお、定量切出装置12は、その回転体が、図1に見て時計方向へ回転するとき、すなわち進行方向Aへ機体フレーム1が移動するとき、薬剤を定量切出しするようになっている。
一方、散布ホース13は、図4に示されるように、機体フレーム1の下端部から機体進行方向Fと逆方向へ延ばしたブラケット20の先端部に断面コ字形をなす受部材21を介して支持されている。前記受部材21は、図5に示されるように、その一端側の脚片21aにホース入口22を、その他端側の脚片21bとこれに続く底片21cとの境界部にホース出口23をそれぞれ設けている。散布ホース13は、その先端部を前記受部材21のホース入口22からホース出口23に挿通させることで位置固定され、この固定状態で、例えば、機体フレーム1とほぼ平行をなす方向にその口向きが設定される。
以下、上記のように構成した薬剤散布機Mの作用を説明する。
薬剤散布に際しては、転動輪3を圃場Gに接地させた状態で操作ハンドル2を持上げ、機体フレーム1を適当な傾斜角度に立上げて進行方向Fへ曳行する。すると、一対の転動輪3が圃場G上を転動し、その回転が車軸8から第2プーリ18、ベルト19および第1プーリ17を介して回転軸16に伝達され、これにより定量切出装置12内の、図示を略す回転体が回転する。そして、この定量切出装置12内の回転体の回転により、薬剤タンク11内の薬剤が一定量ずつ切出されて散布ホース13へと排出され、薬剤は、散布ホース13内を自由落下して、その先端から圃場Gに放出される。
このようにして本薬剤散布機Mの移動跡には、薬剤が一定幅に散布されるが、定量切出装置12内の回転体は、本薬剤散布機Mの移動速度と完全に同期して回転するので、該回転体による切出量は一定となり、したがって圃場Gに対する薬剤散布量は均一となる。本第1の実施形態においては特に、散布ホース13の先端が圃場(面)Gの近傍に位置決めされているので、風の影響で薬剤が飛散することはなく、圃場Gに対する薬剤のより一層の均一散布が可能になる。また、転動輪3に添設した花形円盤9が圃場Gに食込むので、転動輪3はスリップすることなく円滑に転動し、この面からも薬剤の均一散布が保証される。さらに、花形円盤9により転動輪3のスリップが防止されることから、本薬剤散布機Mの移動は円滑となり、操作性も良好となる。
図6は、本発明の第2の実施形態としての薬剤散布機を示したものである。なお、本薬剤散布機の全体構造は、前記第1の実施形態と同じであるので、ここでは、要部のみを示しかつ同一部分には同一符号を付すこととする。本第2の実施形態の特徴とするところは、前記機体フレーム1の先端部から延ばしたブラケット20に、散布ホース13から放出される薬剤を受けて、その散布方向を制御する制御板30を取付けた点にある。
上記制御板30は、図7(a)、(b)にも示されるように、山形をなすガイド部31とL字形をなす基部32とを連接してなっている。この制御板30は、その基部32が前記ブラケット20に対して複数(ここでは、2本)のボルト33を用いて固定され、この状態で、そのガイド部31が、散布ホース13の直下に位置決めされるようになっている。
本第2の実施形態においては、前記転動輪3を圃場Gに接地させて機体フレーム1を適当な傾斜角度に立上げ、進行方向Fへ曳行させると、第1の実施形態と同様に定量切出装置12が作動し、散布ホース13の先端から薬剤が一定量ずつ制御板30のガイド部31上に放出される。すると、図8に示すように、薬剤は、制御板30のガイド部31の山形の傾斜に沿って、進行方向Fに交差する方向へ拡散しながら圃場G上に散布される。これにより、圃場G上には幅広の薬剤散布領域Sが形成され、結果として薬剤の散布効率が向上する。
図9は、本発明の第3の実施形態としての薬剤散布機を示したものである。なお、本第3の実施形態の全体構造も、前記第1の実施形態と同じであるので、ここでは、要部のみを示しかつ同一部分には同一符号を付すこととする。本第3の実施形態の特徴とするところは、上記第2の実施形態における制御板30に代えて、形状の異なる他の制御板35を用い、この制御板35を前記機体フレーム1の先端部から延ばしたブラケット20に取付部材(ピン等)36を用いて揺動可能に取付けた点にある。
上記制御板35は、図10(a)〜(c)にも示されるように、W字形をなすガイド部37と平板状の基部38とを連接してなっており、その基部38が前記ブラケット20に対して前記ピン36を用いて軸着されている。しかして、この制御板35の基部38には、前記ブラケット20の上下縁部に当接して制御板35の揺動範囲を規制する一対のストッパ39a、39bが一体に形成されており、この揺動可能範囲R内で、そのガイド部37が、散布ホース13の直下に位置決めされるようになっている。
本第3の実施形態においては、前記転動輪3を圃場Gに接地させて機体フレーム1を適当な傾斜角度に立上げ、機体進行方向Fへ曳行させると、上記第1、第2の実施形態と同様に定量切出装置12が作動し、散布ホース13の先端から薬剤が一定量ずつ制御板35のガイド部37上に放出される。すると、図11に示すように、薬剤は、制御板35のガイド部37の中央で分れて両側の溝内に集合し、該溝内から圃場G上に散布される。これにより、圃場G上には帯状の薬剤散布領域S1、S2が2列に形成され、薬剤を必要とする領域に集中的に薬剤が散布されるようになる。この場合、制御板35の幅を変更することで、帯状の薬剤散布領域S1、S2を任意の間隔に形成することができる。本第3の実施形態においてはまた、制御板35が揺動可能にブラケット20に取付けられていることから、図9に示すように圃場Gに不陸(凹凸)があっても、該制御板35がこの不陸に倣って圃場G上を滑動し、薬剤散布領域S1、S2はほぼ一定の幅に形成される。さらに、制御板35が圃場G上を滑動することから、薬剤の飛散が著しく抑えられる。
本発明は、上記第2の実施形態における制御板30を、第3の実施形態における制御板35のように揺動可能にブラケット20に取付けても、あるいは第3の実施形態における制御板35を、第2の実施形態における制御板30のように位置固定的にブラケット20に取付けてもよいことはもちろんである。また、これらの制御板は、他の形状、例えばV字形としてもよいもので、V字形とした場合は、1本の筋状に薬剤を散布することができる。
図12および13は、本発明の第4の実施形態としての薬剤散布機を示したものである。なお、本第4の実施形態の全体構造も、前記第1の実施形態と同じであるので、ここでは、要部のみを示しかつ同一部分には同一符号を付すこととする。本第4の実施形態の特徴とするところは、上記第2の実施形態における制御板30に代えて、二又(三叉以上でもよい)の分岐管60を用い、この分岐管60を散布ホース13の先端部に接続した点にある。この場合、分岐管60の基部側にはステー61を設けておくのが望ましく、このステー61を前記機体フレーム1と一体のブラケット20に固定部材62を用いて固結することにより、分岐管60を機体フレーム1に支持させることができ、この位置固定された分岐管60に対して散布ホース13を接続する。したがって、この場合は、散布ホース13の先端部を機体フレーム1に支持させるための受部材21(図4参照)は不要になる。
本第4の実施形態においては、散布ホース13内を流下した薬剤が分岐管60内で二つに分かれて圃場G上に散布され、上記第3の実施形態におけると同様に帯状の薬剤散布領域S1、S2(図11)が形成される。
なお、上記各実施形態における転動輪3に添設する花形円盤9は、例えば図14(a)に示すように星型をなす花形円盤9´としても、あるいは同図(b)に示すように、周面に複数のブレードBを放射状に植込んでなる花形円盤9″としてもよいものである。
さらに、本発明に係る薬剤散布機Mは、図15に示すように、けん引式簡易移植機40と連結して用いることができる。
この種の簡易移植機40は、例えば、特開平8−89028号公報に開示されており、進行方向Fの後側の下面を接地面とした機体41上に、進行方向Fの前側から順に、連結片で連結された連続鉢苗を載置する鉢苗載置部42と、この鉢苗載置部42から引出した連続鉢苗を一列に整列させる鉢苗案内部43とこの鉢苗案内部43から圃場に連続鉢苗を繰出す鉢苗繰出部44とを設けている。この簡易移植機40はまた、その機体41の接地面に、圃場Gに植付溝G´を形成するオープナー45を設けると共に、機体41の後部に、土を掻寄せる一対の掻寄せ板46とこの掻寄せ板46により掻寄せられた土を鎮圧する一対の鎮圧ローラ47とを設けている。
上記した簡易移植機40は、通常、その機体41の前部にけん引用のハンドルフレームを有するが、ここでは、このハンドルフレームを機体41から取外して、これに代えて、本薬剤散布機Mを前記機体41に連結する。図15中、50は、本薬剤散布機Mを簡易移植機40に連結するための連結板(連結部材)を示している。この連結板50は、その一端部が本薬剤散布機Mの機体フレーム1に固定されると共に、その他端部が複数(ここでは、2本)のボルト51を用いて簡易移植機40の機体41に連結される。
このように、本薬剤散布機Mを簡易移植機40のハンドルフレームに代えて組付けることにより、本薬剤散布機Mの転動輪3を接地させながら機体フレーム1を曳行させれば、これに追従して簡易移植機40が進行方向Fへ移動する。したがって、鉢苗載置部42に載置された連続鉢苗(図示略)は、鉢苗案内部43から鉢苗繰出部44を経て、オープナー45により形成された植付溝G´内に連続して供給され、さらに土寄せ板46による土寄せ作用と鎮圧ローラ47による鎮圧作用とにより圃場Gに連続に移植される。
一方、上記簡易移植機40に先行して本薬剤散布機Mが進行方向Fへ移動しているので、本薬剤散布機Mの散布ホース13から、オープナー45の進行領域に事前に薬剤が散布される。そして、この散布された薬剤は、後続のオープナー45による圃場Gの開溝作用により土と良く混和され、植付溝G´内への移植を終えた連続鉢苗の周辺に十分に供給される。なお、移植される連続鉢苗から離して薬剤を散布したい場合は、上記第3の実施形態で用いた制御板35を機体フレーム1に取付ければよく、この場合は、オープナー45による開溝部位の外側に薬剤を散布することができる。
すなわち、このように本薬剤散布機Mを簡易移植機40と連結して用いた場合は、苗の移植と移植域への薬剤散布とを同時に効率よく行うことができる。
本発明の第1の実施形態としての薬剤散布機の全体構造を示す側面図である。 本薬剤散布機の全体構造を示す背面図である。 本薬剤散布機の全体構造を示す正面図である。 本薬剤散布機における散布ホースの取付構造を示す側面図である。 散布ホースの取付けに用いる受部材の構造を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態としての薬剤散布機の要部構造を示す側面図である。 本第2の実施形態で用いる制御板の構造を示したもので、(a)は正面図、(b)は平面図である。 本第2の実施形態による薬剤散布状況を示す模式図である。 本発明の第3の実施形態としての薬剤散布機の要部構造を示す側面図である。 本第3の実施形態で用いる制御板の構造を示したもので、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は平面図である。 本第3の実施形態による薬剤散布状況を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態としての薬剤散布機の要部構造を示す側面図である。 本第4の実施形態としての薬剤散布機の要部構造を示す背面図である。 本薬剤散布機で用いる花形円盤の他の形状を示す側面図である。 本薬剤散布機をけん引式簡易移植機と連結して用いる場合の実施形態を示す側面図である。
符号の説明
1 機体フレーム
2 操作ハンドル
3 転動輪
4 薬剤供給手段
9 花形円盤
11 薬剤タンク
12 定量切出装置
13 散布ホース
17,18 プーリ
19 ベルト
20 ブラケット
21 受部材
30、35 制御板
40 けん引式簡易移植機
50 連結板(連結部材)
60 分岐管
M 薬剤散布機
G 圃場

Claims (7)

  1. 上端に操作ハンドルを有すると共に下端に一対の転動輪を有する機体フレームを備え、該機体フレームに、薬剤を収納する薬剤タンクと、該薬剤タンク内の薬剤を一定量ずつ切出す定量切出装置と、該定量切出装置から切出された薬剤を圃場面に散布する散布ホースとを搭載し、前記転動輪を前記定量切出装置の動力源として用いると共に、各転動輪の側面に、外周に放射状に複数の突起を有する花形円盤を着脱可能に固定したことを特徴とする薬剤散布機。
  2. 圃場面の近傍で薬剤を散布するように散布ホースを配設したことを特徴とする請求項1に記載の薬剤散布機。
  3. 散布ホースから放出された薬剤の散布範囲を制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の薬剤散布機。
  4. 制御手段が、制御板からなり、機体フレームに取付けられることを特徴とする請求項3に記載の薬剤散布機。
  5. 制御手段が、分岐管からなり、散布ホースに接続されることを特徴とする請求項4に記載の薬剤散布機。
  6. 機体フレームに、けん引式簡易移植機の機体を連結するための連結部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の薬剤散布機。
  7. 機体フレームを、簡易移植機のけん引用ハンドルフレームに代えて、該簡易移植機の機体に連結部材を介して連結したことを特徴とする請求項6に記載の薬剤散布機。
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