JP4635511B2 - 施肥装置付き苗移植機 - Google Patents

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本発明は、苗植付装置、施肥装置等を備えて水田に苗を植付ける施肥装置付き苗移植機に関するものである。
苗移植機は、水田走行可能な機体に多条用の苗植付装置、苗載台等を備えて圃場に苗を植付け、また、特許文献1に示すように、各条の施肥器からなる施肥装置を備え、その施肥器には粉粒体の繰出調節可能な繰出部を備え、フロート下面に設けた作溝器と覆土板とにより、走行距離当たりに設定した吐出量で苗の植付けと同時に粉粒体状の肥料を圃場に埋設供給することができる。
しかし、上記施肥器は、除草剤散布に適用すると、作溝器による溝内に除草剤が埋設されることから、除草範囲が限定されるのみならず、その直近に移植された苗の根に作用して苗枯れを招くという問題があった。
特開平7−79622号公報
解決しようとする問題点は、移植苗の直近位置に除草剤が埋設される事態を回避して、圃場の上層に除草剤を広く散布することができる簡易な構成の施肥装置付き苗移植機を提供することにある。
請求項1に係る発明は、圃場走行可能な機体に苗植付部と施肥装置とを備え、この施肥装置は粉粒体を貯留するための粉粒体貯留タンクと、この粉粒体貯留タンクから粉粒体を繰出す肥料繰出部と、その粉粒体を案内する移送ホースとからなり、苗植付部は畦クラッチレバーを操作することによって苗植付装置の作動を入切する植付畦クラッチを備えてなる施肥装置付き苗移植機において、上記機体の後部上側に上記施肥装置を設け、上記移送ホースの下端に大径段部を形成し、当該大径段部に除草剤吐出管を接続し、この除草剤吐出管の放出口を覆土板の後方へ向けて構成し、上記除草剤吐出管を取り外し、苗植付部に備えるフロートに、作溝体、施肥ガイド、覆土板を取り付けた上で、軟質パイプ材による施肥用パイプによって移送ホースと施肥ガイドのブーツとの間を接続することを特徴とする。
上記施肥装置の粉粒体貯留タンクに投入された粉粒体は、肥料繰出部により所定量が繰出され、移送ホースを介してその下端部の除草剤用放出口からフロートの高さ位置に放出される。
請求項2に係る発明は、前記畦クラッチレバーから施肥畦クラッチ、植付畦クラッチを経て苗送り畦クラッチまで直列にケーブルを配索し、末端の苗送り畦クラッチにスプリングを代表付設することを特徴とする。
本発明の施肥装置付き苗移植機は、以下の効果を奏する。
請求項1の発明の施肥装置付き苗移植機は、粉粒体貯留タンクに投入された粉粒体が施肥装置の除草剤用放出口からフロートの下面高さ位置より上側に放出される。したがって、粉粒体状の除草剤を適用した場合は、施肥装置の主要部分を共用した簡易な構成により、作溝器による溝内に埋設されることなく、除草剤がフロートの高さ位置の圃場の上層位置に放出されて広く散布することができる。また、作溝体、施肥ガイド及び覆土板をフロートに装着したままで除草剤散布が可能となり、施肥用パイプと除草剤吐出管との付け替えだけで施肥と除草剤施用とに切り替えることができ、その切替が容易である。
請求項2の発明の施肥装置付き苗移植機は、上記請求項1の効果に加え、ケーブルの分岐なしに整然と構成することができる。また、操作系統を簡易に構成することができる。
この発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
図1及び図2は、施肥装置付き苗移植機1を示す側面図と平面図であり、この苗移植機1は、走行車体(機体)2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
走行車体2は、駆動輪である各左右一対の前輪10,10及び後輪11,11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該前輪ファイナルケースの変向可能な前輪支持部から外向きに突出する前輪車軸に前輪10,10が取り付けられている。また、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支点にして後輪ギヤケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18,18から外向きに突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられている。
原動機となるエンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジンの回転動力が、第一ベルト伝動装置21及び第二ベルト伝動装置23を介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース内のトランスミッションにて変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13に伝達されて前輪10,10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18,18に伝達されて後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植付部4へ伝動されるとともに、施肥伝動機構27によって施肥装置5へ伝動される。
エンジン20の上部はエンジンカバー30で覆われており、その上に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するボンネット32があり、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル34が設けられている。エンジンカバー30及びボンネット32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗載台38,38が機体よりも側方に張り出す位置と内側に収納した位置とに回動可能に設けられている。
昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。これらリンク40,41,41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム45の先端部との間に昇降油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダを油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
苗植付部4は6条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分づつ各条の苗取出口51a,…に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51a,…に供給すると苗送りベルト51b,…により苗を下方に移送する苗載台51、苗取出口51a,…に供給された苗を苗植付具52aで圃場に植付ける苗植付装置52,…、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ53,53等を備えている。伝動ケース50内には、苗植付装置52,…の作動を2条単位で入・切する計3個の植付畦クラッチ54(1・2),54(3・4),54(5・6)が設けられている。これらの植付畦クラッチは、ケーブル120,…を介して畦クラッチレバー110(1・2),110(3・4),110(5・6)で入・切操作する。
苗植付部4の下部にはセンターフロート55及びサイドフロート56,56が設けられている。これらフロートを圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロートが泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52,…により苗が植付けられる。各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動が上下動検出機構57により検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
施肥装置5は、肥料貯留タンク(粉粒体貯留タンク)60に貯留されている肥料(粉粒体)を肥料繰出部(粉粒体繰出部)61,…によって一定量づつ繰り出し、その肥料を移送ホース(粉粒体移送管)62,…でフロート55,56,56の左右両側に取り付けた施肥ガイド63,…まで導き、施肥ガイド63,…の前側に設けた作溝体64,…によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に吐出するようになっている。モータ66で駆動のブロア67で発生させた圧力風を左右方向に長いエアチャンバ68を経由して移送ホース62,…内に吹き込み、移送ホース62,…内の肥料を苗植付部側の肥料吐出口へ強制的に移送するようになっている。
以下、図3、図4に示す施肥装置本体部の各部の構成について説明する。
各条が一体に成形された肥料貯留タンク60は、上部に後側を支点にして開閉可能な蓋60aが取り付けられている。肥料貯留タンク60の下部は各条ごとに漏斗状になっており、その下部が肥料繰出部61,…の上端に接続されている。肥料貯留タンク60はその背面下部で、左右方向に長い施肥フレーム70から上方に突設した支持板71に回動自在に取り付けられており、図3で二点鎖線で示すように、肥料繰出部61,…から分離して後方に回動させられるようになっている。肥料貯留タンク60の下部を肥料繰出部61,…の上端に接続した通常位置では、係止具72により肥料貯留タンク60を固定する。
肥料貯留タンク60の下部には、肥料貯留タンク60から肥料繰出部61への肥料供給を停止する場合や、肥料貯留タンク60を回動させたときに中の肥料が流出するのを防ぐ開閉シャッタ73が設けられている。この開閉シャッタ73は、スライド支持部材74にスライド自在に支持されていて、把手73aをつかんで図4で実線で示す閉じた位置と二点鎖線で示す開いた位置とにスライドさせるようになっている。開閉シャッタ73を閉じた状態にしないと係止具72を外せないので、誤ってシャッタ73を開けたまま肥料貯留タンク60を回動させて肥料を流出させることの防止になっている。
開閉シャッタ73の下側には、肥料貯留タンク60を肥料繰出部61に接続したときに肥料繰出部61の上部に挿入される筒状部75が形成されている。筒状部75と肥料繰出部61の上部との間に隙間が形成されるようになっている。肥料貯留タンク60に肥料が入っている状態で開閉シャッタ73を閉じて肥料貯留タンク60を回動させるとき、肥料繰出部61の上端よりも上側かつ開閉シャッタ73よりも下側に位置していた肥料が前記隙間に流入することにより、肥料繰出部61から肥料が溢れ落ちるのを防いでいる。
肥料貯留タンク60下端部には、肥料貯留タンク60を肥料繰出部61に接続するときの緩衝用の弾性体76aと両者間の気密保持のためのパッキン76bとが取り付けられている。パッキン76bは肥料繰出部61の上端部分とその少し下方の部分の2箇所で肥料繰出部61のケースと接触するようになっている。このため、肥料繰出部61のケースとパッキン76bとの間に空間が有り、肥料貯留タンク60と肥料繰出部61との位置関係が多少ずれてもこの空間で吸収され、両者間の気密性が損われない。
肥料繰出部61は、肥料貯留タンク60内の肥料を下方に繰り出す繰出ロール77を内蔵している。繰出ロール77は、外周部に肥料が入り込む複数本(図示例では6本)の溝77a,…が形成された回転体で、左右方向に設けた繰出軸78の角軸部78a(図示例は四角軸)にそれぞれ一体回転するように嵌合している。繰出ロール77が図4の矢印方向に回転することにより、肥料貯留タンク60から落下供給される肥料が溝77aに収容されて下方に搬送され、下端の繰出口61aから繰り出される。
繰出ロール77の前側には該繰出ロールの外周面に摺接するブラシ79が着脱自在に設けられており、このブラシ79が溝77aから溢れる肥料を受けて下方へ落下するのを規制することにより、溝77aに肥料が摺り切り状態で収容され、肥料繰出量を一定に保持するようになっている。
肥料繰出部61の繰出口61aには、若干後ろ下がりで略前後方向に連通する接続管80が設けられている。この接続管80の後端に前記移送ホース62のホッパ側の端部が接続される。一方、接続管80の前端部はエアチャンバ68の背面部に挿入連結されている。エアチャンバ68の左端部はエア切替管81を介してブロア67に接続されており、該ブロアからの圧力風がエアチャンバ68を経由し管状部61bから移送ホース62に吹き込まれるようになっている。
移送ホース62は、接続管80の少し後方の位置で、後述する左右方向に長い肥料回収管85に固定されたホースホルダ82により下から支えられている。
また、繰出ロール77の後側には、下端が繰出ロール77の上端よりも下位になる位置に肥料排出口83が形成されている。この肥料排出口83は後ろ下がりに傾斜しており、その中間部に上端側を支点にして開閉自在な排出シャッタ84が取り付けられている。そして、各肥料繰出部の肥料排出口83と肥料繰出部61の後方に設けた左右方向に長い肥料回収管85とが肥料排出管83aで接続されている。
移送ホース62の下端部には、図5の苗植付部の側面図に示すように、苗載台51とフロート調節パイプ58との間の位置に、除草剤吐出管121を着脱可能に嵌設する。移送ホース62は、図6の要部拡大側面図に示すように、硬質パイプ材によりその下端に大径段部62sを形成し、この大径段部62sと嵌合して硬質パイプ材による除草剤吐出管121を接続し、苗の植付位置Pの後方でフロート55,56の高さ位置付近に放出口121eを開口するように取付ける。
その取付け方法は、苗植付部4の伝動ケース50に合成樹脂製の弾性支持具50a,50bをボルト止めし、この弾性支持具50a,50bによって着脱可能に支持する。これら弾性支持具50a,50bは、図7(a)(b)の拡大正面図に示すように、それぞれの略C字状の弾性変形可能なキャッチャ部に除草剤吐出管121を着脱可能に固定することにより、苗の植付位置Pの後方位置で圃場の上層に粒状の除草剤を散布することができる。
上記除草剤の散布に代えて本来の施肥装置として使用する際は、除草剤吐出管121を取り外し、図8の側面図に示すように、フロート55,56に作溝体64、施肥ガイド63、覆土板65等を取付けた上で、軟質パイプ材による施肥用パイプ59によって移送ホース62と施肥ガイド63との間を接続する。施肥用パイプ59の上端は移送ホース62の大径段部62sで支持し、施肥ガイド63のブーツ63bの上端を施肥用パイプ59の溝59tに嵌め込んで接続することにより、作溝体64により圃場に形成される溝内に肥料を埋設することができる。したがって、施肥装置を利用して除草剤散布が可能となり、簡易な構成により除草剤施用と共用することができる。
また、図6に示されるように、除草剤吐出管121の放出口121eを覆土板65の後方へ向けて除草剤が覆土板65の後方へ放出される構成としているので、圃場の表層へ散布した除草剤を覆土板65で土中に埋めるようなことが防止される。いいかえれば、作溝体64、施肥ガイド63及び覆土板65等をフロート55,56に装着したままで除草剤散布が可能となり、施肥用パイプ59と除草剤吐出管121との付け替えだけで施肥と除草剤施用とに切り替えることができ、その切替が容易である。
次に、除草剤散布部の別構成例について説明する。別構成例による除草剤散布部は、図9の苗植付部の側面図に示すように、肥料貯留タンク60の後側に一体的に除草剤貯留タンク131を形成し、その下部に所定量の除草剤を繰出す繰出部132を設け、繰出された除草剤を圃場面上層位置まで案内する硬質パイプ材による小径の除草剤ホース133を施肥用の移送ホース62と並行して配列する。除草剤ホース133は、図10の要部拡大側面図に示すように、除草剤ホース133の放出口133eを覆土板65の後方でフロート55,56の高さ位置付近に配置することにより、圃場の上層部に除草剤を散布することができる。
除草剤ホース133の固定方法は、施肥用の移送ホース62に一体形成した保持部62hを苗植付部フレームのブラケット62bに取付け、この移送ホース62と除草剤ホース133との間を連結固定するために、図11の拡大正面図に示す略C字状の弾性変形可能な大小のキャッチャ部を備えた弾性支持具50cを両者間に介設する。また、図12に示すように、施肥用の移送ホース62に沿ってリング状のガイド部材50g、50gを取付け、このガイド部材50g、50gによって除草剤ホース133を配索保持する場合を含め、コンパクトに構成することができる。
次に、施肥ガイドによる除草剤散布構造について説明する。施肥ガイド63には、図13(a)の側面図に示すように、移送ホース62の下端を受ける筒体の一部を切欠いて後方に開いた除草剤放出口63eを形成するとともに、この除草剤放出口63eを開放可能に閉じるための蓋63cを軸支する。
除草剤に適用する際は、図13(b)のように、除草剤放出口63eの蓋63cを後方に開いた上で、略L字状に屈曲して施肥ガイド63の下部を塞ぐ形状の反射板63gをボルト止めにより着脱可能に固定する。これら蓋63cと反射板63gは、ユーザレベルの簡易な取扱いにより、除草剤放出口63eから粒状体を後方に案内して圃場の上層部に除草剤を散布することができ、また、容易に施肥構成に復旧することができる。
肥料繰出部61は、図14の除草剤用の繰出ロールの正面図(a)およびそのA―A線断面図(b)のように、繰出溝77tを大きく形成したロール77hを左右同位相で直列に構成する。各ロール77hは、図15の断面図に示す多数の細分溝77a…を形成した慣行施肥用ロール77と基本形状を共通化する。
上記構成の2つのロール77h、77hによる除草剤用繰出部は、その大きな繰出溝77tによりペレット状の除草剤の充填率を向上することができる。また、慣行施肥用の2つのロール77、77を左右別位相で直列構成すれば、慣行施肥用の肥料繰出部61を構成することができるので、ユーザレベルの簡易な取扱いにより、ペレット状の除草剤散布と慣行施肥作業に適合するべく切替えることができる。
畦クラッチの操作系統は、図16の配索系統図に示すように、3系統のそれぞれについて、畦クラッチレバー110から施肥畦クラッチ78c、植付畦クラッチ54を経て苗送り畦クラッチ187まで直列にケーブル120を配索することにより、ケーブルの分岐なしに整然と構成することができる。この場合、植付部のピンを入れるスプリング力により、施肥畦クラッチ78cのスプリングを要することなく、施肥畦クラッチ78cのシフタ78sを押し込むことができる。また、図17の操作系統の別の配索系統図に示すように、施肥畦クラッチ78c、植付畦クラッチ54を経て苗送り畦クラッチ187までケーブル120の押し引き方向をそれぞれのシフタ78s、54s、187sについて統一し、かつ、末端の苗送り畦クラッチ187にスプリング187rを代表付設することにより、操作系統を簡易に構成することができる。
図18は除草剤ホース配置の平面図、図19はその正面図である。薬液タンクTから液状の除草剤を滴下する構成の除草剤ホース201は、複数本を除草ホルダHにより配置してフロート55,56の間の複数の未整地部F,Fに滴下することにより、従来のようなフロートによる整地部分に除草剤が停滞する事態を回避して均等に拡散することができる。また、圃場に水が少ない時においても、除草剤の停滞を防止することができる。
施肥装置付き苗移植機の側面図である。 施肥装置付き苗移植機の平面図である。 施肥装置本体部の拡大側面図である。 施肥装置の繰出部の拡大側面図である。 苗植付部の側面図である。 苗植付部の要部拡大側面図である。 弾性支持具の拡大正面図である。 施肥装置として使用する際の側面図である。 別構成例による除草剤散布部の苗植付部の側面図である。 別構成例に係る苗植付部の要部拡大側面図である。 別の弾性支持具の拡大正面図である。 ガイド部材による除草剤ホースの支持例の斜視図である。 施肥ガイドの側面図(a)および除草剤適合構成(b)である。 除草剤用の繰出ロールの正面図(a)およびそのA―A線断面図(b)である。 慣行施肥用繰出ロールの断面図である。 畦クラッチの操作系の配索系統展開図である。 畦クラッチの操作系統の別の配索系統図である。 除草剤ホース配置の平面図である。 図18の除草剤ホース配置の正面図である。
符号の説明
1 苗移植機
2 走行車体(機体)
4 苗植付部
5 施肥装置
25 植付クラッチケース
26 植付伝動軸
27 施肥伝動機構
50 伝動ケース
55 センターフロート
56,56 サイドフロート
58 フロート調節パイプ
59 施肥用パイプ
60 肥料貯留タンク(粉粒体貯留タンク)
61 肥料繰出部
62 移送ホース
62s 大径段部
63 施肥ガイド
63b ブーツ
63c 蓋
63e 除草剤放出口
63g 反射板
64 作溝体
65 覆土板
121 除草剤吐出管
121e 放出口
P 植付位置

Claims (2)

  1. 圃場走行可能な機体(2)に苗植付部(4)と施肥装置(5)とを備え、この施肥装置(5)は粉粒体を貯留するための粉粒体貯留タンク(60)と、この粉粒体貯留タンク(60)から粉粒体を繰出す肥料繰出部(61)と、その粉粒体を案内する移送ホース(62)とからなり、苗植付部(4)は畦クラッチレバー(110)を操作することによって苗植付装置(52)の作動を入切する植付畦クラッチ(54)を備えてなる施肥装置付き苗移植機において、
    上記機体(2)の後部上側に上記施肥装置(5)を設け、
    上記移送ホース(62)の下端に大径段部(62s)を形成し、当該大径段部(62s)に除草剤吐出管(121)を接続し、この除草剤吐出管(121)の放出口(121e)を覆土板(65)の後方へ向けて構成し、
    上記除草剤吐出管(121)を取り外し、苗植付部(4)に備えるフロート(55,56)に、作溝体(64)、施肥ガイド(63)、覆土板(65)を取り付けた上で、軟質パイプ材による施肥用パイプ(59)によって移送ホース(62)と施肥ガイド(63)のブーツ(63b)との間を接続することを特徴とする施肥装置付き苗移植機。
  2. 前記畦クラッチレバー(110)から施肥畦クラッチ(78c)、植付畦クラッチ(54)を経て苗送り畦クラッチ(187)まで直列にケーブル(120)を配索し、末端の苗送り畦クラッチ(187)にスプリング(187r)を代表付設することを特徴とする請求項1に記載の施肥装置付き苗移植機。
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