JP5818992B2 - 自動車用サンバイザ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のフロントウインドウやサイドウインドウからの車室内への入射光を遮る自動車用サンバイザに関する。
フロントウインドウあるいはサイドウインドウを通して強い太陽光が入射して乗員が幻惑されることを防ぐ目的で、多くの車両がサンバイザを備えている。サンバイザは、通常、フロントウインドウ付近の天井に設置されており、必要に応じて下げられてフロントウインドウの一部を覆い、あるいはサイドウインドウ側に向けられてその一部を覆う。特許文献1は、自動車用サンバイザに関する関連技術を開示する。
特許文献1が開示する関連技術によれば、本体から補助体を水平方向に引き出すことにより、遮光する範囲を拡大することができる。乗員が幻惑されるおそれがさらに低減されるが、同時に乗員の視野はさらに制限されてしまう。
日本国特許出願公開2011−20631号公報
本発明は、遮光する範囲を拡大しながら乗員の視野の制限を低減することができる自動車用サンバイザを提供することを目的とする。
本発明の一局面によれば、車両の室内であって天井に設けられた支持部に係止されて利用される車両用サンバイザは、遮光するべく構成されたサンバイザ本体と、前記サンバイザ本体にスライド可能に取り付けられ、前記サンバイザ本体と重なり合う第1の位置から、前記サンバイザ本体から引き出されてより広い範囲を遮光する第2の位置まで、前記サンバイザ本体の幅方向にスライド可能な、補助体と、前記補助体を貫通し、入射光を部分的に通過させる、複数の貫通孔と、前記貫通孔の周囲に起立した突起と、を備える。
遮光する範囲を拡大しながら乗員の視野の制限を低減することができる。
図1は、本発明の一実施形態による自動車用サンバイザを車両のサイドウインドウの一部とともに示す立面図であって、(a)は補助体が本体と重なった状態を示し、(b)は補助体が本体から引き出された状態を示す。 図2は、自動車用サンバイザをフロントウインドウを含む車室内の一部とともに示す斜視図であって、(a)は天井側に格納した状態を示し、(b)は下した状態を示す。 図3は、自動車用サンバイザの立面斜視図であって、(a)は本体のみを示し、(b)は補助体のみを示す。 図4は、図1のIV−IV線から取られた断面図である。 図5は、サンバイザの角度により小孔を通過する光量が変化することを説明する模式的な断面側面図であって、(a)は一の例を示し、(b)は小孔の周囲に起立した突起を有する他の例を示す。 図6は、図1のVI−VI線から取られた断面図であって、当初の状態を表す図である。 図7は、図1のVI−VI線から取られた断面図であって、スリットにチケット等のカードを挿入した状態を表す図である。 図8は、補助体の裏面を見せる立面図である。 図9は、本発明の他の実施形態による自動車用サンバイザをフロントウインドウを含む車室内の一部とともに示す斜視図であって、天井側に格納した状態を示す。 図10は、図9の自動車用サンバイザの他の斜視図であって、(a)は下した状態を、(b)は補助体が本体から引き出された状態を示す。 図11は、図9の自動車用サンバイザの立面斜視図である。 図12は、図9の自動車用サンバイザの立面斜視図であって、本体のみを示す。 図13は、図9の自動車用サンバイザの立面斜視図であって、補助体のみを示す。
添付の図面を参照して以下に本発明の幾つかの例示的な実施形態を説明する。
図2を参照するに、車両の室内であり、フロントウインドウ1の近傍であって天井3に、サンバイザ5は設けられる。図2は車両の前列右側の乗員席を主に例示するが、通常、これと略対称的に、前列左側の乗員席にもサンバイザ9が設けられる。サンバイザ5,9の間には、照明装置等を格納したユニット7が配置され、またその下方にはルームミラー11が配置される。
サンバイザ5は(サンバイザ9も)、遮光の必要のないときには、通常、図2(a)に示すごとく上方に跳ね上げられて天井3に面しており、必要に応じて図2(b)に示すごとく下方に倒されて、遮光に利用される。
以下の説明において、専ら右側の乗員席のためのサンバイザ5を例にとるが、左右の相違を別にすれば、説明は左側の乗員席のためのサンバイザ9にも適用できる。また以下の説明において、図2(a),2(b)に示す状態において車両の幅方向に一致する方向を幅方向と呼び、天井に向かう方向を上方、その反対を下方と呼ぶ。
天井3には、その前端縁3aにごく近接して、また右フロントピラー13に近接して、ステー17が設けられる。サンバイザ5はこれに対応して取付部15を備え、取付部15を介してステー17によって回動可能に支持される。ステー17は、取付部15から下方に延びる縦軸部17aと、縦軸部17aからほぼ90度の角度で屈曲して横方向に延びる横軸部17bとを有する。横軸部17bは、サンバイザ5の角部に形成した切欠部5aの縦壁に回転可能に挿入されている。
天井3には、さらに、右フロントピラー13から離れて、ユニット7に近接して、回転支持部19が設けられる。サンバイザ5はこれに対応して水平軸部21を備える。水平軸部21は回転支持部19に脱着可能に係合し、以ってサンバイザ5は天井3に係止される。
サンバイザ5は、横軸部17bと水平軸部21とを軸として、回転可能に支持される。サンバイザ5は、図2(a)の格納状態から横軸部17bを中心として下方に向けて回転させることで、図2(b)のフロントウインドウ1の上部を遮る使用状態(第1の使用状態)となる。
サンバイザ5は、その縦方向において一方の縁に切欠5bを有し、水平軸部21は切欠5b内に設けられる。回転支持部19は、短い円筒様の形状であって、天井3の前端縁3aに向かう側において円筒面が切り欠かれて開口を有し、以ってフックの形状をなす。水平軸部21はこの開口を通して回転支持部19内に嵌入して係合し、あるいは開口を通って脱係合する。回転支持部19から脱係合したサンバイザ5は、縦軸部17aを軸として横方向に回動することができ、以って図1(a)に示すごとくサイドウインドウ23の上部を遮る使用状態(第2の使用状態)となる。図示されていないが、この状態にサンバイザ5を仮に固定するために、サイドウインドウ23の側にも回転支持部19と同等の構造を設けることができる。
サンバイザ5は、概して、サンバイザ本体25と補助体27とよりなる。補助体27は、サンバイザ本体25にスライド可能に取り付けられ、サンバイザ本体25の幅方向にスライドする。補助体27は、図1(a)に示すごとくサンバイザ本体25と重なり合う第1の位置から、図1(b)に示すごとくサンバイザ本体25から引き出されてより広い範囲を遮光する第2の位置まで、スライド可能である。
サンバイザ本体25は、サンバイザ5の切欠部5aに対応する切欠部25aを備え、切欠5bに対応する切欠25bを備える。また補助体27は、前述の第1の位置にあるときに切欠5bに位置が一致する切欠27bを備える。
サンバイザ本体25は、図4に示すように、概して2つの部材25A,25Bを接合することにより形成された中空体である。部材25A,25Bはそれぞれ適宜の樹脂よりなる成形品であり、第1の部材25Aは補助体27に面し、第2の部材25Bはそれと反対側である。補助体27も適宜の樹脂よりなる成形品であり、第1の部材25Aに面して、これに幅方向にスライド可能に取り付けられる。なお、かかる幅方向は、図4の紙面に対して直交する方向である。
サンバイザ5がサイドウインドウ23の上部を遮る第2の使用状態では、図1(a)に示すように、補助体27は車室の内方に露出する。サンバイザ5がフロントウインドウ1の上部を遮る第1の使用状態では、図2(b)に示すように、補助体27は車室からは隠れてフロントウインドウ1に面し、跳ね上げられた(格納された)図2(a)の状態において車室の内方に露出する。
補助体27は、好ましくはその縦方向の長さが、サンバイザ本体25の縦方向の長さと略同一である。また好ましくは、補助体27の幅方向(引き出される方向)の長さは、サンバイザ本体25の幅方向の長さよりも適宜に短い。例えば切欠部25aに対応する分だけ、補助体27はサンバイザ本体25よりも短くてもよい。
補助体27において、補助体27が引き出される方向に最前の(第2の使用状態において車両の方向に対して後方の)縁27fは、サンバイザ本体25において対応する縁25eと略平行に形成されていてもよい。
補助体27は、例えばそれぞれ円形の、複数の小孔27pを備えてもよい。小孔27pはそれぞれ補助体27を貫通する貫通孔であって、後述のごとく入射光を部分的に通過させる。円形に代えて、楕円形、あるいは四角形を含む多角形を採用してもよく、またあるいはスリットのごとき縦横比の大きな形状でもよい。
複数の小孔27pは、補助体27が引き出される方向の縁27fに偏った領域に設けられる。複数の小孔27pは、例えば縦方向と幅方向の両方に列をなしていてもよいし、あるいは他の態様で配列されていてもよい。
小孔27pが縁27fに偏った領域に設けられることにより、図1(b)に示すごとく補助体27がサンバイザ本体25から引き出されたときには、小孔27pを通して入射光を通過させ、また小孔27pを通して乗員に車室外への視野を提供する。
図4を参照するに、サンバイザ5は、補助体27を支持し、幅方向のスライドを可能にする機構29,31を備える。上部機構29は、一例として、サンバイザ本体25が一体に備える溝25cと、補助体27が一体に備えてこれと係合する突起27cと、よりなる。同様に下部機構31は、溝25dと突起27dとよりなる。溝25c、25dと突起27c,27dとはそれぞれサンバイザ5の幅方向に走り、互いに摺動可能に係合することにより、補助体27の幅方向のスライドを可能にする。好ましくは溝25cは上方に向き、突起27cはこれと係合するように下方に向く。同様に溝25dは下方に向き、突起27dは上方に向く。以って上部機構29と下部機構31とが互いに反対方向を向いているために、補助体27が上方あるいは下方にずれてサンバイザ本体25から脱落することがない。
また補助体27は、サンバイザ本体25の下端に回りこむように湾曲した曲面部27eを備えてもよい。突起25dは、曲面27eの下端であってその内側に設けることができる。このように構成することにより、突起27c,27dがサンバイザ本体25を挟む作用を強め、以って補助体27はより脱落しにくくなる。
主に図1を参照するに、第2の使用状態にあるときに補助体27において車両のセンタピラー33に向いた縁27f(車両の方向に対して後方の縁)は、センタピラー33の、車両の方向に対して前方の側縁部33aに平行になるよう形成してもよい。センタピラー33の側縁部33aは、その上部が下部よりも車両の方向に対して後方(図1(a)中で右側)になるよう、傾斜していることがある。縁27もこれに対応して傾斜していてもよい。これらが平行になることにより、縁27fとセンタピラー33の側縁部33aとの間の隙間35が僅少となり、遮光性はより向上する。
引き出した状態において、補助体27の上端縁27gがサイドウインドウ23の開口部23aの上縁部23a1よりも上方に位置するように補助体27を構成してもよい。またサンバイザ本体25の上縁部25gについても、サイドウインドウ23の開口部23aの上縁部23a1よりも上方に位置するようにサンバイザ本体25を構成してもよい。
また引き出したときに縁27fとセンタピラー33の側縁部33aとの間に隙間35を残さないよう、サンバイザ本体25の幅、補助体27の幅、および/または、機構29,31の長さを規定してもよい。さらに図1(b)に二点鎖線で示すように、縁27fとセンタピラー33の側縁部33aとがオーバーラップするよう、これらを規定してもよい。
補助体27が過度に引き出されないよう、適宜の係止体がサンバイザ本体25および補助体27に設けられていてもよい。かかる係止体は、補助体27を図1(b)の実線あるいは二点鎖線の位置に停止させるのに役立つ。
サンバイザ5は、以下のようにして使用される。乗員は、サンバイザ5を、図2(a)の格納状態から、例えば上部を掴んでステー17の横軸部17bを中心として下方に回転させる。すると、サンバイザ5は、図2(b)に示すフロントウインドウ1の上部を遮る使用状態(第1の使用状態)となる。これにより、フロントウインドウ1から車室内に入り込む太陽光などの入射光をサンバイザ5によって遮ることができる。
上記図2(b)の第1の使用状態から、乗員は、サンバイザ5の水平軸部21を回転支持部19から外し、サンバイザ5を縦軸部17aを中心として回転させる。すると、図1(a)のようにサイドウインドウ23の上部を遮る使用状態(第2の使用状態)となる。これにより、サイドウインドウ23から車室内に入り込む太陽光などの入射光をサンバイザ5によって遮ることができる。
上記図1(a)の第2の使用状態から、乗員は、図1(b)のようにサンバイザ本体25から補助体27を車両後方(図1(a)中で右方向)へ引き出す。すると、サンバイザ5は、サイドウインドウ23の上部のセンタピラー33近傍までのより広い範囲にわたり遮光することができる。
補助体27とサンバイザ本体25とは寸法を略同一としているので、補助体27を引き出す前の状態において、サンバイザ5は十分にコンパクトであって、乗員の視界の制限は僅かである。
補助体27が複数の小孔27pを備えれば、これを通して乗員は車室外への視野を確保することができる。すなわち、補助体27を引き出すことにより遮光する範囲を拡大しながら、乗員の視野の制限を低減することができる。
より詳しくは、小孔27pが奏する効果は以下の通りである。
(1)ストロボスコープ効果:小孔27pを特に横方向に複数設けた場合に、車室外の視認対象物を左目単眼と右目単眼とで交互に視認することで、視認対象物の移動や変化がコマ送りのように見え、車室外の視認対象物を発見しやすくなる。
(2)ピンホール現象:車室内に導入する光の量を小孔27pによって絞ることにより、光の干渉を防ぎ、ピント面の範囲(焦点深度)が広がるので、焦点を合わせやすくなり、車室外の視認対象物をより明瞭に見ることができる。
(3)光の点滅現象:小孔27pを特に横方向に複数設けた場合に、この複数の小孔27pに沿って視認対象物が相対移動するときに、視認対象物によって小孔27pが塞がれた状態(視認対象物が見える状態)と、塞がれない状態(視認対象物が見えない状態)とが相対移動方向に沿って変化する。この小孔27pが塞がれた状態(OFF:消灯)と塞がれない状態(ON:点灯)とが交互に発生することによって光が点滅する現象が発生し、視認性が向上する。
また、図1(b)のように補助体27をも利用して遮光している状態でも、小孔27pを通して太陽光などの光Pが車室内へ侵入する場合がある。このような場合には、図5(a)に示すように、補助体27(サンバイザ5)が鉛直な状態Aから車室内に向けて角度θ1傾いた状態Bへと回動することができ、さらに角度θ2傾いた状態Cへと回動することができる。すなわち適宜の傾きを選択することにより、車室外から車室内への太陽光などの光Pの入射量を調整することができる。角度θ1傾いた状態Bでは状態Aよりも光Pの入射量が減少し、角度θ2傾いた状態Cでは、光Pの入射を遮断している。これらの状態においても、乗員から水平方向ないしやや下方には視野を確保することができる。また車室外に向けて傾けても光Pの入射量を制限することができる。
小孔27pを通過する光Pを制限するべく、適宜の手段をさらに備えてもよい。例えば、図5(b)に示すごとく、各小孔27pは、その周囲に起立するように、突起27iを備えてもよい。突起27iは、図示のごとく円筒形でもよいし、あるいはこれに類似した適宜の形状でもよい。また突起27iは、第2の使用状態において車室外を向く側(サンバイザ本体25に面する側)に設けることができるが、あるいはその反対の側でもよい。
図5(b)を図5(a)と比較して理解されるように、補助体27(サンバイザ5)の傾斜角がより小さくても光Pの入射量が制限される。僅かな傾斜であっても入射光による幻惑を効果的に防止することができる。
また突起27iは、小孔27pの周囲を補強および補剛する。小孔27pを設けることによる補助体27の強度あるいは剛性の低下を補うことができる。
図6ないし8を参照するに、補助体27は、例えば縁27fとは反対側の縁27hの近傍に、その表面から裏面へ貫通するスリット43を備えてもよい。スリット43は、各種のチケットの挿入を受容するのに都合のよい適宜の寸法にすることができる。またスリット43は例えばU字形状とすることができ、スリット43に囲まれた舌片41は根本部45において補助体27と一体である。舌片41は根本部45付近を軸として可撓性を有する。
舌片41は根本部45付近から補助体27に対して適宜の段差を有してもよい。また舌片41を補剛するべく、その裏面に、根本部45からスリット43に向けて走る複数のリブ47を備えてもよい。リブ47が走る方向は、補助体27が引き出される方向と一致していてもよい。またリブ47の先端47aは適宜に丸められていてもよい。
サンバイザ本体25は、補助体27に平行して近接する面42を有する。なお、サンバイザ本体25は、カバー51を有するバニティミラー50を備えてもよい。
スリット43は、チケットホルダとして利用できる。図7に示すごとくチケット49をスリット43から挿入すると、その先端49aは面42に案内されてサンバイザ5の内部へと進入する。このとき、舌片41が可撓性を有するので、図中の矢印のごとく僅かに撓み、チケット49の進入を容易にする。さらに舌片41の弾性およびチケット49自体の弾性によって、チケット49は面42に押し付けられるので、チケット49は摩擦的に支持されて脱落することがない。
図1を参照するに、補助体27を最大限に引き出したときに補助体27とサンバイザ本体25とが重複する領域Dに対し、好ましくは舌片41とスリット43とは、この領域Dの範囲に形成する。補助体27が最大限に引き出されても、面42がこれらの裏に面しているので、チケット49を支持し続けることができる。
また図1より明らかなように、サンバイザ5をサイドウインドウ23の側に向けた第2の使用状態においては、スリット43によるチケットホルダは車両に対して前方に位置し、チケット49は後方に向けて挿入される。スリット43がかかる位置および向きであることは、乗員がチケット49を挿入したり取り出したりすることを容易にする。
またサンバイザ5は、図9ないし13に示すごとく変形をすることができる。
図10(a)を参照するに、サンバイザ5の縁25eは、第1の使用状態においてルームミラー11の端11aと略平行になるように形成できる。補助体27が引き出されていないときには、縁25eと端11aとは距離Lを隔てている。
既に述べた通り、サンバイザ本体25は、水平軸部(係止部材)21のための切欠25bを備えるが、本変形例ではさらに複数の切欠を備える。図9,11ないし13を参照するに、補助体27は、第1の位置にあるときに切欠25bに位置が一致する第1の切欠28を備え、さらに第2の位置にあるときに切欠25bに位置が一致する第2の切欠30を備える。補助体27は、さらに他の切欠を備えてもよい。
図10(a)に示されるように、補助体27が第1の位置にあるときには第1の切欠28が切欠25bに一致するので、水平軸部21は第1の切欠28において露出している。そのため、水平軸部21と回転支持部19との係合および脱係合に支障は生じない。
第1の切欠28の一端から第2の切欠30の対応する一端までの距離をLとすると、距離Lは距離Lと略同一とすることができる。このとき、図10(b)より理解されるように、補助体27を第2の位置に引き出したときに、縁27fはルームミラー11の端11aに達し、第2の切欠30は切欠25bに一致する。水平軸部21は第2の切欠30において露出しているので、やはり水平軸部21と回転支持部19との係合および脱係合に支障は生じない。
既に述べた通り、回転支持部19から脱係合したサンバイザ5は、縦軸部17aを軸として横方向に回動させることにより、図1(a)に示すごとくサイドウインドウ23の上部を遮る使用状態(第2の使用状態)となる。また第2の使用状態から第1の使用状態へ復帰することがある。かかる操作は、補助体27を第2の位置に引き出した状態のままで行う場合がある。そのような場合においても、水平軸部21を回転支持部19に係合する動作、および脱係合する動作を、第2の切欠30は容易にする。
好適な実施形態により本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上記開示内容に基づき、当該技術分野の通常の技術を有する者が、実施形態の修正ないし変形により本発明を実施することが可能である。
遮光する範囲を拡大しながら乗員の視野の制限を低減することができる車両用サンバイザが提供される。

Claims (4)

  1. 車両の室内であって天井に設けられた支持部に係止されて利用される車両用サンバイザであって、
    遮光するべく構成されたサンバイザ本体と、
    前記サンバイザ本体にスライド可能に取り付けられ、前記サンバイザ本体と重なり合う第1の位置から、前記サンバイザ本体から引き出されてより広い範囲を遮光する第2の位置まで、前記サンバイザ本体の幅方向にスライド可能な、補助体と、
    前記補助体を貫通し、入射光を部分的に通過させる、複数の貫通孔と、
    前記貫通孔の周囲に起立した突起
    を備えた車両用サンバイザ。
  2. 前記サンバイザ本体は前記車両のサイドウインドウに沿って仮に固定可能であり、前記第2の位置に引き出され、前記サイドウインドウに沿って仮に固定された時に、前記補助体において前記車両のセンタピラーに向いた縁は前記センタピラーに平行になるべく形成されている、請求項1の車両用サンバイザ。
  3. 前記補助体は、チケットの挿入を受容するべく構成されたスリットを備え、挿入された前記チケットが前記サンバイザ本体に押し付けられて摩擦的に支持されるべく、前記補助体と前記サンバイザ本体とが位置せしめられている、請求項1または2の車両用サンバイザ。
  4. 前記支持部に係合するべく構成され、前記サンバイザ本体の縁部に固定された係止部材と、
    前記補助体が前記第1の位置にあるときに前記係止部材に位置が一致する第1の切欠と、前記補助体が前記第2の位置にあるときに前記係止部材に位置が一致する第2の切欠とを含む、複数の切欠と、
    をさらに備えた請求項1乃至3の何れか1項の車両用サンバイザ。
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