JP5802190B2 - 自動車の車室側壁構造 - Google Patents
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Description
本発明は、自動車の車室側壁構造に関する。
自動車の側面衝突時における乗員保護対策として、例えば、特許文献1〜3に示されているように、サイドドアのドアトリムとドアインナパネルとの間に緩衝体を配設し、車両の側面衝突時にその衝突荷重により緩衝体が圧潰変形することにより、衝突エネルギーを吸収するようにしたものが知られている。
上述の緩衝体は、適宜の合成樹脂材をもって一側が開放した例えば方形の角筒状に形成されている。この緩衝体は、例えば、その開放側の側部をドアトリム裏面の所要部位、即ち、着座乗員の腰部や肩部等に対応した部分に配設して、端壁をドアインナパネル面に近接して対向配置するようにしている。
これにより、車両の側面衝突時におけるドアインナパネルの車室側への変形に対して、緩衝体がドアトリムとドアインナパネルとの間で軸方向に圧潰変形することにより、衝突エネルギーを吸収しようとするものである。
車両の側面衝突時における緩衝体の端壁に対するドアインナパネルの衝接は、該ドアインナパネルの変形態様によって一様ではなく、緩衝体の端壁に対してフルラップ衝接、オフセット衝接、斜め衝接のようにまちまちである。
このため、特許文献1〜3に開示された何れの緩衝体にあっても、筒形状を整然と軸方向に潰れ変形させて最良の衝突エネルギー吸収を行わせることは難しい。
とりわけ、特許文献2,3に示された緩衝体のように、角筒周壁の各隣接する側壁の連設部を線状(角部)としてあって、圧潰変形に際してこの連設線に亀裂が伴うような構造のものでは、各連設線の亀裂のタイミングが不揃いとなって潰れ変形の軸線が倒れて不安定となる傾向が高くなる可能性がある。
また、緩衝体の開放側の側面形状は、ドアトリムの造形面に合わせて面一に成形する必要がある一方、端壁はドアインナパネルに対して平行度を確保する必要があることから、緩衝体の軸方向の高さ寸法が各部分でまちまちであることも上述の潰れ変形が整然と行われ難くなってしまう要因でもある。
そこで、本発明は車両の側面衝突時に緩衝体の筒形状を整然と軸方向に潰れ変形させて、衝突エネルギー吸収効果を高めることができる自動車の車室側壁構造を提供するものである。
本発明の自動車の車室側壁構造は、車室側の側壁パネル面を覆って装着されたトリム材の裏面に、該トリム材に対向した一側を開放してその周縁に外側に張り出すフランジ部を形成した合成樹脂製の角筒状の緩衝体を固着し、車両の側面衝突時に前記緩衝体が衝突荷重を受けて圧潰変形することにより、衝突エネルギーを吸収可能とした構造を基本としている。
そして、前記緩衝体は、周壁の各隣接する側壁相互の連設部を円弧状に形成し、該円弧状の略頂部に周壁と端壁とが隣接した隅部と前記フランジ部の成形基部との間の範囲で、所要長さの座屈調整用スリットを前記衝突荷重の入力方向に形成したことを主要な特徴としている。
本発明によれば、車両の側面衝突により車室の側壁パネルが車室側に変形して緩衝体の端壁に衝接し、該緩衝体に軸方向に衝突荷重が入力すると、開放部周縁がそのフランジ部によりトリム材に均一に圧接する。一方、周壁の各隣接する側壁相互の連設部では、該連設部が円弧状の面として形成されているため応力が分散され、該連設部における応力集中による亀裂の発生が回避される。
これにより、側壁パネルが不規則に変形して緩衝体の端壁にオフセット衝接、あるいは斜め衝接した場合でも、衝突荷重を緩衝体の周壁にほぼ均等に分散させる。
このとき、周壁の各連設部で長さ寸法(高さ寸法)が異なっていても、座屈調整用スリットにより軸方向の剛性が調整されているため、緩衝体の筒形状を整然と軸方向に潰れ変形させる。
この結果、緩衝体の周壁の各連設部の軸方向の亀裂発生や、潰れ変形の偏りによる緩衝体のロバスト性の低下がなく、衝突初期から衝突後期に亘って緩衝体の適正な圧潰変形を行わせて、衝突エネルギー吸収効果を高めることができる。
以下、本発明の実施形態を自動車のサイドドアを例に採って図面と共に詳述する。
図1,図2に示すように、サイドドア1はドアアウタパネル2とドアインナパネル3とで閉断面に構成されている。ドアインナパネル3は車室の側壁パネルの一部を構成し、その車室側の側面にはトリム材としてのドアトリム4を装着してある。
ドアトリム4は、適宜の合成樹脂材をもって型成形してあって、その上下方向中間部分にドアアームレスト5を配設してあると共に、下側部にドアポケット6を形成してある。
ドアトリム4の所要部位には、エラストマー樹脂等からなる高衝撃吸収性能を持つ緩衝体10を配設してある。
緩衝体10は、一側が開放した角筒状に形成してあって、車両の側面衝突時にドアインナパネル3とドアトリム4との間で車幅方向に衝突荷重Fを受けると圧潰変形して、衝突エネルギーを吸収するものである。
具体的には、緩衝体10はその胴部の周壁11を横向きにしてドアインナパネル3とドアトリム4との間の空間部に配置され、上述の衝突荷重Fに対して軸方向に圧潰変形することにより衝突エネルギーを吸収する。この衝突エネルギー吸収特性は、緩衝体10の軸方向の変形ストロークと変形反力とによって一義的に定められる。
本実施形態では、図3に示すように緩衝体10は車両前後方向に横長の六角形の角筒状に形成してある。一側の開放部の周縁には外側に張り出すフランジ部13を一体成形してあり、該フランジ部13を形成した開放部側をドアトリム4の裏面に向けて配置してある。
ドアトリム4に対する緩衝体10の固定は、例えば、緩衝体10のフランジ部13に近接して複数のブラケット部14を突設し、このブラケット部14に対してドアトリム4の裏面に突設した図外のボス部を熱かしめして固着することによって行うことができる。
この緩衝体10は、車両の側面衝突時における乗員保護対策の趣旨から、ドアトリム4における着座乗員の腰部等に対応したインパクトエリアに、上述のように車両前後方向に横長に配設される。
ドアトリム4は、上述のようにドアアームレスト5やドアポケット6等を設置するため、図2に示すように面形状が平坦な一様ではなく起伏に富んだ造形面となっている。
従って、緩衝体10はドアトリム4に対向するフランジ部13を形成した開放部側の側面形状を、このドアトリム4の造形面の起伏に合わせた側面形状とする一方、他側のドアインナパネル3に対向する端壁12は、該ドアインナパネル3と平行度を保てるように平坦に形成される。
このため、緩衝体10は図2に示すように軸方向の高さ寸法が一様ではなく各部分で高さが異なり、その高さ寸法に応じて軸方向の剛性も各部分で異なってくる。
そこで、本実施形態では、前述のように緩衝体10の開放部周縁にフランジ部13を形成して、ドアトリム4の裏面に均一に圧接可能とすることに併せて、周壁11の各隣接する側壁相互の連設部15を円弧状の面として形成すると共に、その略頂部に座屈調整用スリット16を形成してある。
この座屈調整用スリット16は、周壁11と端壁12とが隣接した所要の型抜きRを持った隅部と、同じく所要の型抜きRを持った前記フランジ部13の成形基部との間の範囲で設けられる。
座屈調整用スリット16は、周壁11の全ての連設部15にそれぞれ成形長さを任意に異ならせて設けることも可能であるが、本実施形態では座屈剛性が大きくなる傾向にある横長方向の端部、および成形高さが低くなる壁面側における連設部15にこの座屈調整用スリット16を設定してある。
車両の側面衝突の後期まで高いエネルギー吸収特性を持続させるためには、この座屈調整用スリット16は、フランジ部13の成形基部から所要の高さ寸法、例えば、10mm以上の高さの位置にスリット止端を設定することが望ましい。
また、図4に示すように、座屈調整用スリット16の切欠隅部は円弧状に形成して、応力集中による亀裂発生を抑制するようにしている。
上述の連設部15の曲率半径や、座屈調整用スリット16の長さ寸法は、周壁11の板厚,隣接する側壁間の連設角度、あるいは周壁11の高さ寸法等に応じて任意に設定される。例えば、周壁11の板厚を1mm〜4mmとした場合に、連設部15の曲率半径は20mm〜40mmに、座屈調整用スリット16は最小寸法を10mmとし、最大長さはフランジ部13側の連設隅部から端壁12の連設隅部までの成形長さとすることができる。
また、緩衝体10は、その周壁11に環状に連なる折れ線17を備えている。
この折れ線17は、例えば、図3に例示する緩衝体10では周壁11における上下方向の側壁では径方向外側に突出した外向き折れ線17aとし、前後方向の側壁では径方向内側に突出した内向き折れ線17bとして、これら折れ線17aと17bとが周方向に連続する環状に形成している。
以上の構成からなる本実施形態の車室側壁構造によれば、車両の側面衝突によりドアインナパネル3が車室側に変形して緩衝体10の端壁12に衝接し、該緩衝体10に軸方向に衝突荷重Fが入力すると、開放部周縁がそのフランジ部13によりドアトリム4の裏面に均一に圧接する。
一方、周壁11の各隣接する側壁相互の連設部15では、該連設部15が円弧状の面として形成されているため応力が分散され、該連設部15における応力集中による亀裂の発生が回避される。
これにより、ドアインナパネル3が不規則に変形して緩衝体10の端壁12にオフセット衝接、あるいは斜め衝接した場合でも、衝突荷重Fを緩衝体10の周壁11にほぼ均等に分散させる。
このとき、緩衝体10の高さ寸法がドアトリム4の面形状により各部まちまちで、周壁11の各連設部15で長さ寸法(高さ寸法)が異なっていても、座屈調整用スリット16により軸方向の剛性、即ち、座屈剛性が調整されているため、緩衝体10の筒形状を整然と軸方向に潰れ変形させる。
この結果、緩衝体10の周壁11の各連設部15の軸方向の亀裂発生や、潰れ変形の偏りによる緩衝体10のロバスト性の低下がなく、衝突初期から衝突後期に亘って緩衝体10の適正な圧潰変形を行わせて、衝突エネルギー吸収効果を高めることができる。
ここで、本実施形態では周壁11の連設部15に設けた座屈調整用スリット16は、その切欠隅部を円弧状に形成してあるため、緩衝体10の軸方向の圧潰変形時にスリット16が周壁11の周方向に拡開した際に、切欠隅部に応力集中による亀裂発生を抑制できる。
これにより、連設部15の座屈剛性を亀裂を伴うことなく減少させて、緩衝体10のロバスト性の低下抑制効果を高めることができる。
また、周壁11には環状の折れ線17を形成してあるので、周壁11をこの折れ線17を起点にして座屈変形させて、緩衝体10の軸方向の圧潰変形をより一層整然と行わせることができる。
特に、この折れ線17は、周壁11の上下方向の側壁では径方向外側に突出した外向き折れ線17aとし、前後方向の側壁では径方向内側に突出した内向き折れ線17bとして周方向に連続している。
これにより、図5,図6に示すように周壁11が上下方向の側壁が外側へ向けてくの字状に座屈する一方、前後方向の側壁が内側へ向けてくの字状に座屈して、上下,前後方向の側壁間の突張り、あるいは引き込みを生じることがなく、より一層整然とした軸方向の圧潰変形を促すことができる。
図7は、緩衝体10の配設形態の異なる例を示している。
この実施形態では、ドアアウタパネル2とドアインナパネル3との間の閉断面内に、車両前後方向にインパクトビーム7を配設して、側面衝突時における緩衝作用と、車室側へのドア変形抑制作用とを図っている。
インパクトビーム7は、ドアトリム4の裏面に固設した緩衝体10とほぼ同じ高さ位置、即ち、着座乗員のインパクトエリア内を通る高さ位置に配設してある。
ドアインナパネル3には、緩衝体10が臨む開窓部8を形成してあり、インパクトビーム7の車室側への変形移動を直接緩衝体10の端壁12で受けるようにしている。
この緩衝体10の配置構成では、車両の側面衝突時にインパクトビーム7が車室側へ曲げ変形することにより衝突エネルギーを吸収すると共に、サイドドア1の車室側への変位量を小さく抑制する。
そして、インパクトビーム7が緩衝体10の端壁12に衝接して、該緩衝体10が軸方向に圧潰変形することで、インパクトビーム7の曲げ変形により減少された衝突エネルギーを更に吸収する。
このようなインパクトビーム7を備えた車両では、仕様によって図7の鎖線に示すように該インパクトビーム7の配設高さが微妙に異なる場合がある。
従って、インパクトビーム7が図7の実線に示す対緩衝体10の中央位置よりも上,下にずれると、インパクトビーム7が緩衝体10の端壁12に偏当りして、軸方向の圧潰変形に少なからず悪影響を及ぼす可能性がある。
図8は、このようなインパクトビーム7を用いた仕様のサイドドア1に採用して好適な緩衝体10を示すものである。
この第2実施形態の緩衝体10は、端壁12の中央部分を、複数の凹陥部18と、これら凹陥部18を区画する複数のリブ部19とで、凹凸形状に形成している。
図示する例では、リブ部19を端壁12の周縁に沿う環状部19a、上下方向に延在する2つの平行な縦リブ19bと、前後方向に延在する1つの横リブ19cとで井桁状に形成して、それらに囲繞された部分を凹陥部18として形成している。
この第2実施形態の緩衝体10によれば、端壁12を複数の凹陥部18と複数のリブ部19とにより凹凸形状に構成しているため、端壁12の面剛性が高められている。
これにより、例えば、図7の鎖線に示すようにインパクトビーム7が実線で示す正規位置よりも上,下にずれていて、該インパクトビーム7が端壁12の上,下何れかにずれて偏当りした場合でも、インパクトビーム7からの衝突荷重を端壁12の面方向に分散させる。
これにより、衝突荷重を周壁11に軸方向にほぼ均一に分散させて、前述と同様に緩衝体10を整然と軸方向に圧潰変形させることができる。
図8に示す例では、リブ部19を井桁状に形成しているが、図9に示す変形例のように、上述の横リブ19cを除いて、インパクトビーム7をこれと交差する2つの縦リブ19bと、端壁周縁の環状リブ19aとで受けるようにしたものでもよい。
図10は、緩衝体10の配設形態の異なる例を示している。
この実施形態では、緩衝体10を固設したドアトリム4の裏面に、緩衝体10の開放部周縁のフランジ部13を囲繞するリブ突起4aを一体成形している。
この実施形態の緩衝体10の配置構成では、車両の側面衝突時に緩衝体10が軸方向に圧潰変形した際に、その開放側周縁の拡径方向の変形をフランジ部13に外接するリブ突起4aで抑制する。
これにより、緩衝体10の軸方向の適正な圧潰変形を維持できて、より一層良好な衝突エネルギー吸収効果を得ることができる。
なお、前記実施形態ではドアトリム4における着座乗員の腰部に対応したインパクトエリアの裏面に緩衝体10を配設した例を示したが、この他、リヤサイドトリムにおける着座乗員の腰部や肩部に対応したインパクトエリアの裏面に緩衝体10を配設して、前述と同様の効果を得ることができる。
また、緩衝体10として、六角形の角筒状のものを例示したが、これに限定されることはなく、一側が開放した角筒状に形成されて、軸方向の圧潰変形により衝突エネルギーを吸収可能な緩衝体であれば、どのような多角形状,構造のものにも適用可能である。
3…ドアインナパネル(車室の側壁パネル)
4…ドアトリム(トリム材)
4a…リブ突起
10…緩衝体
11…周壁
12…端壁
13…フランジ部
15…周壁の連設部
16…座屈調整用スリット
17…周壁の折れ線
18…凹陥部
19…リブ部
4…ドアトリム(トリム材)
4a…リブ突起
10…緩衝体
11…周壁
12…端壁
13…フランジ部
15…周壁の連設部
16…座屈調整用スリット
17…周壁の折れ線
18…凹陥部
19…リブ部
Claims (5)
- 車室側の側壁パネル面を覆って装着されたトリム材の裏面に、該トリム材に対向した一側を開放してその周縁に外側に張り出すフランジ部を形成した合成樹脂製の角筒状の緩衝体を固着し、
車両の側面衝突時に前記緩衝体が衝突荷重を受けて圧潰変形することにより、衝突エネルギーを吸収可能とした構造であって、
前記緩衝体は、周壁の各隣接する側壁相互の連設部を円弧状に形成し、該円弧状の略頂部に周壁と端壁とが隣接した隅部と前記フランジ部の成形基部との間の範囲で、所要長さの座屈調整用スリットを前記衝突荷重の入力方向に形成したことを特徴とする自動車の車室側壁構造。 - 前記座屈調整用スリットは、その切欠隅部を円弧状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の自動車の車室側壁構造。
- 前記緩衝体はその周壁に環状に連なる折れ線を備え、この折れ線を、上下方向の側壁と前後方向の側壁の何れか一方に設けた径方向外側に突出した外向き折れ線と、他方に設けた径方向内側に突出する内向き折れ線と、で構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車の車室側壁構造。
- 前記緩衝体の端壁の中央部分を、複数の凹陥部と、これら凹陥部を区画する複数のリブ部とで、凹凸形状に形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の自動車の車室側壁構造。
- 前記トリム材は、前記緩衝体のフランジ部の周縁を囲繞するリブ突起を備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の自動車の車室側壁構造。
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