JP2010264971A - 側突用樹脂衝撃吸収体の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】リブの倒れ込みを防ぐことにより側突時に良好なエネルギー吸収特性を発揮できるようにする。
【解決手段】本発明は、車両におけるドアトリム20とドアパネル30との間に配されるもので、かつドアトリム20に取り付けられる樹脂衝撃吸収体10の取付構造であって、樹脂衝撃吸収体10は、ドアトリム20と交差する配置で4つのリブ11Aを十字状に連結してなる十字リブ11と、リブ11A同士を連結した連結部11Bと反対側の側縁にT字状に連結され、ドアトリム20に接触可能な接触縁12Aを有する外壁部12と、外壁部12の接触縁12Aからドアトリム30に沿って設けられ、外壁部12を介して十字リブ11をドアトリム20に取り付け固定する取付座面14とを備え、ドアトリム20は、側突時にリブ11Aがドアトリム20に対して相対的に移動することを規制する倒れ防止リブ25を備えた構成としたところに特徴を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両におけるドアトリムとドアパネルとの間に配されるもので、かつドアトリムに取り付けられる側突用樹脂衝撃吸収体の取付構造に関する。
この種の側突用樹脂衝撃吸収体として、様々なものが知られている。例えば、格子状をなす側突用樹脂衝撃吸収体として、下記特許文献1に記載のものがある。この側突用樹脂衝撃吸収体は、ドアトリムの車室外側面に取り付けられる底板を有し、この底板から格子状をなして複数のリブを立ち上げた構成である。また、ボックスタイプの側突用樹脂衝撃吸収体として、下記特許文献2に記載のものがある。このものは、ドアトリムの車室外側面から角筒状をなして立ち上がるリブを有している。これらのものは、いずれも側突時にリブを座屈させることによって衝撃吸収ができるようになっている。
特開平8−142234号公報 特開2007−55549号公報
しかしながら、上記特許文献1、2の構成では、例えば図13に示す構造のように、ドアトリム1における樹脂衝撃吸収体2の取付面3が鉛直方向でない場合に、リブ4の先端がドアトリム1の取付面3を滑り、リブ4が座屈することなく、そのまま倒れることにより良好なエネルギー吸収特性の発揮が困難となる。また、側突時における入力荷重の方向5が水平方向に対して傾いている場合にも、リブ4が座屈することなく、そのまま倒れることにより良好なエネルギー吸収特性の発揮が困難となる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、リブの倒れ込みを防ぐことにより側突時に良好なエネルギー吸収特性を発揮できるようにすることを目的とする。
本発明は、車両におけるドアトリムとドアパネルとの間に配されるもので、かつドアトリムに取り付けられる側突用樹脂衝撃吸収体の取付構造であって、側突用樹脂衝撃吸収体は、ドアトリムと交差する配置で4つのリブを十字状に連結してなる十字リブと、リブ同士を連結した連結部と反対側の側縁にT字状に連結され、ドアトリムに接触可能な接触縁を有する外壁部と、外壁部の接触縁からドアトリムに沿って設けられ、外壁部を介して十字リブをドアトリムに取り付け固定する取付座面とを備え、ドアトリムは、側突時にリブがドアトリムに対して相対的に移動することを規制する移動規制部を備えた構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、リブがドアトリムに対して相対的に移動することを移動規制部によって規制できるため、各リブを確実に座屈させることができる。したがって、側突時に良好なエネルギー吸収特性を発揮できる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
移動規制部は、対向状態をなしドアトリムから突出する一対の突部によって構成され、ドアトリムに対して正規の取付位置に取り付けられたリブは、一対の突部間に配置される構成としてもよい。
このような構成によると、一対の突部によってリブの移動が規制できる。
移動規制部は、リブと交差する配置で延出するリブ状をなしており、ドアトリムに対して正規の取付位置から外れた位置に取り付けようとした場合に、リブは、一対の突部のいずれか一方に干渉する構成としてもよい。
このような構成によると、側突用樹脂衝撃吸収体を正規の取付位置から外れた位置に取り付けようとしたときに、リブが突部に干渉することにより正規の取付位置でないことを検知できる。そして、リブが一対の突部間に嵌り込む位置までリブを移動させることにより側突用樹脂衝撃吸収体を正規の取付位置に案内することができる。
本発明によれば、リブの倒れ込みを防ぐことにより側突時に良好なエネルギー吸収特性を発揮できる。
実施形態1におけるドアトリムの正面図 図1におけるII−II線断面図 図1の樹脂衝撃吸収体をドアトリム側から見た斜視図 図1の樹脂衝撃吸収体の座屈状態を示した断面図 図1の樹脂衝撃吸収体のエネルギー吸収特性を示したグラフ 図1の樹脂衝撃吸収体と倒れ防止リブとの位置関係を示した斜視図 図6における樹脂衝撃吸収体の十字リブと倒れ防止リブとの位置関係をドアトリム側から見た簡易図 図6におけるVIII−VIII線断面図 実施形態2における樹脂衝撃吸収体と倒れ防止リブとの位置関係を示した斜視図 図9における樹脂衝撃吸収体の十字リブと倒れ防止リブとの位置関係をドアトリム側から見た簡易図 図9におけるXI−XI線断面図 実施形態3における樹脂衝撃吸収体の取り付け状態を示した断面図 従来における樹脂衝撃吸収体の座屈状態を示した断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8の図面を参照しながら説明する。本実施形態のドアトリム20は、図1に示すように、ドアポケット21、アームレスト22、インサイドハンドル23などを備えて構成されている。また、ドアトリム20は、図2に示すように、ドアパネル30の車室内側に固定されている。ドアパネル30は、車室内側に配置されたインナパネル31と、車室外側に配置されたアウタパネル32とを備えている。
樹脂衝撃吸収体10は本発明でいう「側突用樹脂衝撃吸収体」であって、ドアトリム20の車室外側面に設置されている。ドアトリム20の車室外側面とは、ドアトリム20の表裏両面のうちインナパネル31と対向する側の面のことをいう。また、ドアトリム20の車室内側面とは、ドアトリム20の表裏両面のうち車室内空間に面した意匠面のことをいう。なお、以下においてドアトリム20の車室外側面を単に「ドアトリム20の外面」といい、ドアトリム20の車室内側面を単に「ドアトリム20の内面」という。
樹脂衝撃吸収体10は、ドアトリム20においてシート(図示せず)に着座した乗員の腰部付近に対応して配置されている。樹脂衝撃吸収体10は、ドアパネル30に対向している。このため、側突時に車両の側方から衝撃が加わると、ドアパネル30が車室内側に変形し、樹脂衝撃吸収体10に接触する。なお、樹脂衝撃吸収体10は、ポリプロピレン樹脂などによって構成されている。
樹脂衝撃吸収体10は、図3に示すように、十字状をなす十字リブ11、4つの外壁部12、天板13、および4つの取付座面14などを備えている。
十字リブ11は、ドアトリム20の外面に交差して配置された4つのリブ11Aを有し、各リブ11Aが十字リブ11の中心となる連結部11Bで互いに連結され、この連結部11Bから等角度(90°)間隔で放射状に延びた構成である。このように、十字リブ11という簡素な構成を採用したことにより、樹脂衝撃吸収体10を格子状に形成したものと比較して、成形時における型抜きを容易に行うことができる。
外壁部12は、各リブ11Aにおいて連結部11Bと反対側の側縁にT字状に連結され、ドアトリム20の外面に接触可能な接触縁12Aを有している。外壁部12は、車室外側(ドアパネル30と対向する側)の端縁12Bから接触縁12Aに向けて次第に幅狭となるように形成されている。換言すると、本実施形態の樹脂衝撃吸収体10は、格子状をなす樹脂衝撃吸収体10の各コーナー部を斜めにカットしたものである。これにより、樹脂衝撃吸収体10を軽量化することができるとともに、外壁部12の剛性を低下させて側突時に乗員にかかる初期荷重を緩やかに立ち上げることができる。
外壁部12の接触縁12Aには、同接触縁12Aからドアトリム20の外面に沿って外方に張り出す取付座面14が設けられている。取付座面14は取付孔を有し、ドアトリム20と一体に成形された樹脂ボス24を取付孔に挿入した後、超音波溶着などの溶着手段で樹脂ボス24を溶着させることによって樹脂衝撃吸収体10がドアトリム20に取り付け固定されている。なお、超音波溶着などの溶着手段以外に、ビス締め、爪嵌合などの固定手段を用いてもよい。
外壁部12と取付座面14との間には、これらを連結する連結リブ12Cが設けられている。外壁部12は、連結リブ12Cによって取付座面14側に倒れることが規制されている。したがって、側突時に外壁部12とリブ11Aが共倒れすることを規制できる。さらに、連結リブ12Cによって外壁部12の割れ防止が可能となっている。
十字リブ11において車室外側の端縁11Dには、天板13が連結されている。天板13は、図2に示すように、アウタパネル32と対向状態で配置されている。天板13は略方形をなし、その4辺は、それぞれ外壁部12の端縁12Bに連結されている。これにより、側突時に天板13で受けた衝撃を確実に十字リブ11に伝達することができる。すなわち、天板13の設置範囲内であれば、どこで衝撃を受けても十字リブ11にその衝撃を伝達することができる。
リブ11Aにおいてドアトリム20と対向する対向縁11Cは、図2に示すように、ドアトリム20の外面に当接または一定の隙間を確保する形状を有している。したがって、樹脂衝撃吸収体10が衝撃を受けると、天板13を介して十字リブ11に衝撃が伝えられ、十字リブ11全体が変形することで初期荷重が発生し、対向縁11C全体がドアトリム20に接触した後、リブ11Aが座屈することで本荷重が発生する。
リブ11Aの両側面には、同リブ11Aの補強を行う補強リブ11Eがそれぞれ設けられている。この補強リブ11Eによって側突時におけるリブ11Aの割れ防止が可能となっている。また、補強リブ11Eは、リブ11Aの端縁11D側から対向縁11C側に向けて徐々に小さくなるように形成されている。これにより、リブ11Aの対向縁11C側では、リブ11Aの座屈動作を阻害せず、かつ、リブ11Aの端縁11D側では、リブ11Aの倒れ防止が可能となっている。
さて、ドアトリム20において樹脂衝撃吸収体10が取り付けられる取付面20Aは、図2に示すように、下方に向かうにつれて車室外側に向かう傾斜を有している。すなわち、樹脂衝撃吸収体10の下端部では、鉛直方向に形成された場合の取付面20B(破線部)よりも距離D1だけ車室外側に取付面20Aが配置される。これに対し、十字リブ11は水平方向に形成されているため、十字リブ11は取付面20Aに対して斜め方向に配置される。よって、次述する倒れ防止リブ25を設けなかった場合には、衝撃を受けた際に、リブ11Aが取付面20Aを滑ることとなり、良好な衝撃吸収特性を発揮できなくなる(図13参照)。
そこで、本実施形態では、図6に示すように、各リブ11Aの両側にそれぞれ倒れ防止リブ(本発明の「突部」の一例)25を設けており、これら8個の倒れ防止リブ25によってリブ11Aの滑りを規制している。倒れ防止リブ25は、ドアトリム20の外面から車室外側に突出する形態でドアトリム20と一体に成形されている。倒れ防止リブ25は、図7に示すように、リブ11Aの延出方向と平行に延出されている。すなわち、鉛直方向に延びるリブ11Aに対しては、鉛直方向に延びる倒れ防止リブ25が配置されており、水平方向に延びるリブ11Aに対しては、水平方向に延びる倒れ防止リブ25が配置されている。
倒れ防止リブ25は、図6に示すように、ドアトリム20の取付面20Aに沿って延びる方向の長さD3を40mm以上とし、図8に示すように、取付面20Aと交差する方向の高さD4を10mm以上とすることが好ましい。このようにすると、側突時にリブ11Aが倒れ防止リブ25に乗り上げることを規制できる。また、倒れ防止リブ25は、リブ11Aの両側に配置された一対の倒れ防止リブ25の間隔D5を5mm程度とし、図6に示すように、十字リブ11の中心の両側に配置された一対の倒れ防止リブ25の間隔D2を40mm程度とすることが好ましい。
倒れ防止リブ25においてリブ11Aと対向する面と反対側の面には、倒れ防止リブ25自体の倒れ防止を行う補助リブ26がそれぞれ設けられている。補助リブ26は、倒れ防止リブ25の中央に直交配置で連結されている。このため、リブ11Aが滑って倒れ防止リブ25に接触し、倒れ防止リブ25が倒れる方向に作用しても、倒れ防止リブ25は、補助リブ26によって倒れることが規制される。これにより、図4に示すように、リブ11Aを確実に座屈させることができる。
ここで、本実施形態の樹脂衝撃吸収体10のエネルギー吸収特性として、ドアトリム20の車室内側で受けた荷重を測定したものが図5である。図5における横軸は、ドアパネル30により樹脂衝撃吸収体10が押し込まれた変位量を示しており、ドアパネル30が樹脂衝撃吸収体10に接触した位置をゼロとして、ここから車室内側に移動した変位量を図示してある。また、図5における縦軸は、樹脂衝撃吸収体10の変形によって吸収される荷重を示している。
図5の実線は図4に示す変形モードを示しており、図5の破線は図13に示す変形モードを示している。図13の変形モードでは、リブ11Aの倒れ込みが発生し、十分な衝撃吸収が行われず、その後においてもリブ11Aが座屈しないことにより右上がりの曲線となっていることから、良好なエネルギー吸収特性を発揮できないことが示されている。一方、図4の変形モードでは、十字リブ11全体が撓み、十分な衝撃吸収が行われ、リブ11Aの座屈によってほぼ一定の荷重を吸収することから、良好なエネルギー吸収特性を発揮することが確認できた。
本実施形態は以上のような構造であって、続いてその作用を説明する。まず、側突により車両が側方から衝撃を受けると、ドアパネル30が車室内側に変形する。ドアパネル30が樹脂衝撃吸収体10の天板13に接触すると、ドアパネル30からの衝撃が十字リブ11に伝達される。
リブ11Aは、連結部11Bに連結され、かつ、外壁部12に連結されているから、リブ11Aが座屈することなく倒れることが規制され、十字リブ11全体が変形することによって車室外からの衝撃を吸収する。
次に、リブ11Aの対向縁11Cは取付面20Aに沿って移動しようとするものの、リブ11Aの両側に一対の倒れ防止リブ25が配置されているため、リブ11Aの倒れ込みが規制される。したがって、リブ11Aは正規に座屈し始める。座屈時においてもリブ11Aの挙動は、外壁部12によって制御されており、リブ11Aは、ドアトリム20側に折り重なるようにして座屈し、ほぼ一定の荷重を維持したまま理想的なエネルギー吸収特性を発揮する。また、十字リブ11という簡素な構成をとったため、リブ11Aを高く形成することができ、座屈時に衝撃吸収するストロークを稼ぐことができる。
以上のように本実施形態では、リブ11Aの両側に一対の倒れ防止リブ25を設けたから、ドアトリム20の取付面20Aの形状や、アウタパネル32からの衝撃の入力方向にかかわらず、リブ11Aの倒れ込みを規制でき、リブ11Aを確実に座屈させることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図9ないし図11の図面を参照しながら説明する。本実施形態の倒れ防止リブ40は、実施形態1の倒れ防止リブ25とは異なり、図9に示すように、リブ11Aに対して直交する配置で延出する形態をなしている。実施形態1と同じ構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。倒れ防止リブ40は、一つのリブ11Aに対してその両側にそれぞれ一対ずつ設けられている。すなわち、一つのリブ11Aに対して4個の倒れ防止リブ40が設けられている。また、倒れ防止リブ40の両側には、倒れ防止リブ40自体の倒れ防止を行う補助リブ41がそれぞれ設けられている。したがって、一つのリブ11Aに対して8個の補助リブ41が設けられている。
倒れ防止リブ40は、図9に示すように、一つのリブ11Aに対して同じ側に配置された一対の倒れ防止リブ40の間隔D6を40mm程度とし、十字リブ11の中心の両側に配置された一対の倒れ防止リブ40の間隔D7を40mm程度とすることが好ましい。また、倒れ防止リブ40は、図11に示すように、ドアトリム20の取付面20Aと交差する方向の高さD8を10mm以上とし、一つのリブ11Aの両側に配置された一対の倒れ防止リブ40の間隔D9を5mm程度とすることが好ましい。このようにすると、側突時にリブ11Aが倒れ防止リブ40に乗り上げることを規制できる。
本実施形態によると、樹脂衝撃吸収体10を正規の取付位置から外れた位置に取り付けようとした場合に、リブ11Aの対向縁11Cが倒れ防止リブ40の先端に干渉するため、正規の取付位置から外れた位置であることを検知できる。また、この時点では樹脂衝撃吸収体10は、一対の倒れ防止リブ40の間に嵌り込んでいないため、自由に移動させることができる。そして、樹脂衝撃吸収体10が正規の取付位置に至ると、リブ11Aが一対の倒れ防止リブ40の間に嵌り込み、正規の取付位置に至ったことを検知できる。このように、本実施形態では、実施形態1と同様の効果を得ることができる上に、樹脂衝撃吸収体10の組み付け時の組み付け性を向上させることができ、誤組み付けを防ぐこともできる。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図12の図面を参照しながら説明する。本実施形態における移動規制部は、実施形態1、2の倒れ防止リブ25,40のようにリブ形状をなしておらず、図12に示すように、凹部50とされている。一方、リブ11Aは、凹部50に嵌り込み可能な程度の高さに設定されている。このため、樹脂衝撃吸収体10をドアトリム20の取付面20Aに取り付けると、リブ11Aの対向縁11Cが凹部50に嵌り込み、リブ11Aがドアトリム20の取付面20Aに対して相対的に移動することが規制される。このようにすると、ドアトリム20の構成を簡素にできる。ただし、ドアトリム20の内面側に突部51が形成されることになるため、意匠性を損ねないようにドアトリム20の内面側にカバーを設けるなどして突部51を隠してもよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではドアトリム20の取付面20Aが鉛直方向に対して傾いて形成され、入力荷重の方向が水平方向となっているものの、本発明によると、取付面が鉛直方向に形成され(例えば図2の取付面20B)、入力荷重の方向が水平方向に対して傾いていてもよい。
(2)上記実施形態では樹脂衝撃吸収体10をドアトリム20の斜面部である取付面20Aに取り付けているものの、本発明によると、樹脂衝撃吸収体10をドアトリム20の曲面部に取り付けてもよい。
(3)上記実施形態1,2では移動規制部としてリブ状をなす倒れ防止リブ25,40を例示しているものの、本発明によると、ピン形状をなす突部としてもよい。
10…樹脂衝撃吸収体
11…十字リブ
11A…リブ
11B…連結部
12…外壁部
12A…接触縁
14…取付座面
20…ドアトリム
25…倒れ防止リブ(移動規制部、突部)
30…ドアパネル
40…倒れ防止リブ(移動規制部、突部)
50…凹部(移動規制部)

Claims (3)

  1. 車両におけるドアトリムとドアパネルとの間に配されるもので、かつ前記ドアトリムに取り付けられる側突用樹脂衝撃吸収体の取付構造であって、
    前記側突用樹脂衝撃吸収体は、
    前記ドアトリムと交差する配置で4つのリブを十字状に連結してなる十字リブと、
    前記リブ同士を連結した連結部と反対側の側縁にT字状に連結され、前記ドアトリムに接触可能な接触縁を有する外壁部と、
    前記外壁部の前記接触縁から前記ドアトリムに沿って設けられ、前記外壁部を介して前記十字リブを前記ドアトリムに取り付け固定する取付座面とを備え、
    前記ドアトリムは、側突時に前記リブが前記ドアトリムに対して相対的に移動することを規制する移動規制部を備えたことを特徴とする側突用樹脂衝撃吸収体の取付構造。
  2. 前記移動規制部は、対向状態をなし前記ドアトリムから突出する一対の突部によって構成され、前記ドアトリムに対して正規の取付位置に取り付けられた前記リブは、前記一対の突部間に配置される請求項1に記載の側突用樹脂衝撃吸収体の取付構造。
  3. 前記移動規制部は、前記リブと交差する配置で延出するリブ状をなしており、前記ドアトリムに対して正規の取付位置から外れた位置に取り付けようとした場合に、前記リブは、前記一対の突部のいずれか一方に干渉する請求項2に記載の側突用樹脂衝撃吸収体の取付構造。
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