JP3186563B2 - 衝撃エネルギー吸収部材 - Google Patents

衝撃エネルギー吸収部材

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JP3186563B2
JP3186563B2 JP01592496A JP1592496A JP3186563B2 JP 3186563 B2 JP3186563 B2 JP 3186563B2 JP 01592496 A JP01592496 A JP 01592496A JP 1592496 A JP1592496 A JP 1592496A JP 3186563 B2 JP3186563 B2 JP 3186563B2
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
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    • B60J5/00Doors
    • B60J5/04Doors arranged at the vehicle sides
    • B60J5/042Reinforcement elements
    • B60J5/0451Block or short strip-type elements

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアの内
部に設けられ側突時の衝撃エネルギーを吸収する衝撃エ
ネルギー吸収部材に関する。詳細には、衝撃荷重を受け
たときに樹脂製のリブを塑性変形させて衝撃エネルギー
を吸収する衝撃エネルギー吸収部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両においては、側突
等によって車幅方向からサイドドアに衝撃荷重を受けた
ときのために、サイドドア内にエネルギー吸収部材を設
けた構造が知られている。例えば、実公平5−410号
公報、実開平3−13251号公報、実開平3−491
10号公報及び実開平3−49111号公報等では、サ
イドドア内に発泡ウレタン、発泡スチロール等からなる
衝撃吸収部材をドア部品とは別に配置して、側突時の荷
重による衝撃を吸収する方法を開示している。
【0003】一方、実開平4−128912号公報、特
開平6−72153号公報、実開平6−78035号公
報、特開平6−247199号公報及び実開平7−31
432号公報等では、複数のリブを形成した樹脂部材に
よって衝撃を吸収する種々の衝撃吸収部材を提案してい
る。これらの衝撃吸収部材では、衝撃による荷重を受け
たリブが塑性変形することにより衝撃エネルギーを吸収
するものである。また、衝撃吸収部材を樹脂で成形する
ことにより、例えばサイドドアに設けられるドアポケッ
ト等と一体に成形することができ、サイドドアの組み立
て工数の削減を図ることができる。
【0004】図6には、衝撃エネルギーを吸収するとき
の衝撃吸収部材の理想的な荷重−変位量曲線(対荷重特
性)を示している。理想的な対荷重特性を有する衝撃吸
収部材では、衝撃荷重を受けて塑性変形を開始した直後
は変位量に応じて荷重が大きくなるが、荷重が所定値に
達すると、これ以降は、荷重の変化を抑えて変位量のみ
が変化する。また、衝撃吸収部材のエネルギー吸収量
は、荷重−変位量曲線と横軸間の面積で表され、荷重変
位曲線と横軸との間の面積が方形に近いほど高い。理想
的な対荷重特性は、急激な荷重の上昇がなく略一定でか
つ荷重値が低いことである。
【0005】一方、衝撃吸収部材に対して必要とされる
対荷重特性は、使用状況やサイドドアの構造、使用部品
等によって異なるものである。また、リブを形成した衝
撃吸収部材では、リブの肉厚、大きさ、リブの配置間隔
(ピッチ)によって対荷重特性が大きく変化することは
知られている。特に、射出成形等によってリブを形成す
るときには、金型から成形品を抜き取るために、リブに
抜き勾配が必要となる。したがって、リブは、先端が薄
肉で根元部分が厚肉となったテーパ状に形成されてい
る。このようなリブの先端は塑性変形し易いが、根元部
分は塑性変形し難くなっている。
【0006】このため、衝撃吸収部材を製作するときに
は、所望の対荷重特性を得るためにリブの肉厚、大き
さ、リブの配置間隔(ピッチ)等を決定し、この結果に
合わせて金型を作り、樹脂成形を行うようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、所望の
対荷重特性が得られなかった場合、リブの肉厚、大き
さ、ピッチ等を変更する必要がある。これらの変更は成
形に用いる金型の形状に影響するために金型を作り直す
必要がある。このような作業を経て所望の対荷重特性が
得られる衝撃吸収部材を製作するのは極めて困難な作業
であり、衝撃吸収部材の製造コストの上昇及び試作から
製品化までの製作期間の長期化を招いてしまう。
【0008】本発明は上記事実を鑑みてなされたもので
あり、所望の対荷重特性を容易に得ることができる衝撃
エネルギー吸収部材を提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、車両用ドア内に設けられ外部から
の衝撃荷重によって塑性変形して衝撃エネルギーを吸収
する衝撃エネルギー吸収部材であって、それぞれが一定
方向へ向けられて配設された複数のリブと、前記リブの
一端が連結された状態でリブと一体に形成され、それぞ
れのリブが前記衝撃荷重方向に沿うように前記車両用ド
アの所定の位置に取り付けられる基板部と、前記リブの
前記基板部側に設けられ前記車両用ドアに取り付けられ
たときにリブの前記衝撃荷重方向と直交する方向に沿っ
た断面積を衝撃荷重方向の中間部から基板部へ向けて前
記リブに切欠部を設けることにより縮小させた断面積縮
小部と、を有し、前記基板部に基板部を貫通し前記リブ
の切欠部へ通じる開口部を設けたことを特徴としてい
る。
【0010】この発明によれば、複数のリブの衝撃荷重
方向に沿った一端を基板部によって連結することによ
り、リブの基板部側の端部を固定端としている。この基
板部は、リブを車両用ドア内の部品と一体に成形すると
きの連結用として用いることができる。
【0011】衝撃荷重を受けたリブは、基板部とは反対
側の自由端から塑性変形を生じ、衝撃エネルギーを吸収
する。断面積縮小部は、リブの基板部側の荷重を受ける
断面積を小さくしている。このため、衝撃荷重を受けた
リブの塑性変形がリブの基板部側へ向けて進行し、断面
積縮小部に達すると、荷重を受ける断面積が減少するた
めに変形荷重が著しく大きくならずに、リブの塑性変形
が進行する。これにより、低荷重で衝撃エネルギーを確
実に吸収する。リブの塑性変形の進行に応じて断面積縮
小部が塑性変形するが、この断面積縮小部で縮小する断
面積を調整することにより、対荷重特性の調整が可能と
なる。
【0012】リブの基板部側に切欠部を設けると共に、
この切欠部に対応させて基板部に開口部を設ける。リブ
の切欠部の切欠量を調節することにより、リブによる衝
撃エネルギーの吸収度合いの調節が可能となる。リブの
基板部側に切欠部を設けると、成形時の金型からの抜き
が困難となるが、基板部を貫通した開口部を設けること
により、射出成形等を行うための金型の作成は勿論、金
型からの成形品の抜きも簡単となり、成形作業が極めて
容易となる。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕図面を参照しながら本発明の第1
の実施の形態について説明する。図1及び図2には、本
実施の形態に適用した車両用のサイドドア10を示して
いる。なお、図1及び図2には、一例として車両右側の
サイドドア10を示している、また、図中の矢印UPは
車両の上下方向の上方側を示し、矢印FR及び矢印IN
はそれぞれ車両の前方側及び車両幅方向の内方側をそれ
ぞれ示している。矢印Fは側突等によって受ける荷重方
向を示している。
【0022】サイドドア10は、車幅方向の外方側に設
けられる鋼板製のドアアウタパネル12と車幅方向の内
方側に設けられる鋼板製のドアインナパネル14とを備
えており、ドアアウタパネル12とドアインナパネル1
4との間の空間にドアウインドガラス16を収容可能な
一般的構造となっている。
【0023】サイドドア10には、ドアインナパネル1
4の車室内側の表面に合成樹脂製のドアトリム18が設
けられている。このドアトリム18には、車室内方側に
突出するアームレスト20及び車室内方側に開口してい
るドアポケット22が設けられている。ドアポケット2
2は、ドアトリム18のドアインナパネル14側に取り
付けられた合成樹脂製のドアポケット成形材22Aとの
間に設けられた空間となっている。
【0024】ドアトリム18のドアインナパネル14側
の面には、本発明を適用した衝撃吸収部材24が配設さ
れている。衝撃吸収部材24は、ドアトリム18取り付
けられるドアポケット成形材22Aと一体に樹脂成形し
ても良く、これにより、サイドドア10の組み立て作業
工数の削減を図ることができる。本実施の形態では、衝
撃吸収部材24のみを示し、ドアポケット成形材22A
との接続を省略する。
【0025】図2に示すように、ドアトリム18への衝
撃吸収部材24の取り付け部位は、車両に乗車した乗員
26が着座するシート28のシートフレーム28Aに対
向している。これにより、車両幅方向の外方から衝撃荷
重を受けてドアインナパネル14が車両内方側へ移動す
ると、ドアインナパネル14がドアトリム18との間で
衝撃吸収部材24を挟むようになっている。
【0026】図3、図4(A)及び図4(B)には、衝
撃吸収部材24の概略構造を示している。この衝撃吸収
部材24としては、ポリプロピレン等の種々の合成樹脂
材を用いることができる。本実施の形態の衝撃吸収部材
24は、住友化学工業株式会社製の商品名:住友ノーブ
レンWP712F(エチレン−プロピレンブロックコポ
リマー、メルトフローレート(MFR)=15)を用い
て射出成形している。
【0027】図3に示されるように、衝撃吸収部材24
は、ドアトリム18の形状に応じて湾曲した基板30を
備えている。この基板30には、衝撃吸収部32が一体
に設けられている。衝撃吸収部材24は、衝撃吸収部3
2をドアインナパネル14側へ向けて配置され、基板3
0をドアトリム18へ接着、溶着、ビス等の種々の方法
によって固定して取り付けられている。なお、衝撃吸収
部材24をドアポケット成形材22Aと一体に成形する
ときには、基板部30をドアポケット成形材22Aに連
結させた構造とすればよい。
【0028】衝撃吸収部32は、衝撃吸収部材24をサ
イドドア10に取り付けたときに、車両の上下方向に沿
う複数の縦リブ34と車両の水平方向に沿う複数の横リ
ブ36をそれぞれ所定の間隔ピッチw1 、w2 (図4
(A)及び図4(B)参照)で配置して格子状にかつ一
体的に連結した形状となっている。本実施の形態では、
一例として、3本の横リブ36A〜36C(以下総称す
るときは横リブ36と言う)の間に7本の縦リブ34A
〜34G(以下総称するときは横リブ34と言う)を掛
け渡して格子状に配置し、縦リブ34と横リブ36の間
に矩形柱状の空間を形成している。また、縦リブ34よ
り横リブ36を長くすることにより、衝撃吸収部材24
は、外形形状を車両の前後方向に長尺の矩形ブロック状
としている。
【0029】図2に示されるように、衝撃吸収部材24
の衝撃吸収部32とドアインナパネル14との間には、
所定の間隙が形成されている。これにより、縦リブ34
及び横リブ36の基板30に連結された根元側の固定端
に対してドアインナパネル14側が自由端となるように
配置し、衝撃吸収部材24が荷重を受けたときに、ドア
インナパネル14側(自由端側)から塑性変形するよう
にしている。
【0030】図4(A)及び図4(B)に示すように、
縦リブ34及び横リブ36は、衝撃吸収部材24の成形
後の型抜きを容易にするために、それぞれの先端の肉厚
1、t2 に対して基板30側の根元部の肉厚を厚肉と
したテーパ状に形成している。これにより、縦リブ34
及び横リブ36の個々については、衝撃荷重を受ける断
面積(車幅方向と直交する方向に切断したときの断面
積)が自由端側から基板30側へ向けて徐々に広げられ
ている。
【0031】ところで、図3に示すように、衝撃吸収部
材24の衝撃吸収部32には、切り込み部40が設けら
れている。また、衝撃吸収部材24の基板30には、開
口部38が形成されている。
【0032】切り込み部40は、複数の縦リブ34及び
横リブ36のそれぞれの根元部分を略台形形状に切り欠
いた切欠部42によって衝撃吸収部32内に形成された
空間となっている。また、基板30の開口部38は、そ
れぞれの切欠部42を基板30の裏面側(衝撃吸収部3
2と反対側の面)へ向けて基板30を貫通して形成され
ている。すなわち、切欠部42は、基板30の開口部3
8を跨ぐ縦リブ34及び横リブ36の根元部側に形成さ
れている。
【0033】図4(A)及び図4(B)に示すように、
本実施の形態では、一例として基板30の略中央部に、
長尺方向に沿った開口幅W1 及び短尺方向に沿った開口
幅W 2 の開口部38を形成しており、切欠部42は、こ
の開口部38を跨ぐ縦リブ34C〜34E及び横リブ3
6Bのそれぞれに切欠部42A〜42Dとして設けられ
ている。
【0034】開口部38を跨ぐ横リブ36Bに形成した
切欠部42D及び、縦リブ34Dに形成した切欠部42
Bは、長さh1 の横リブ36B(縦リブ34Dも同じ)
に対して、深さが横リブ36Bの先端からの長さh2
位置に達している。また、縦リブ34Dに隣接する縦リ
ブ34C、34Eに形成されている切欠部42A、42
Cは、深さがそれぞれ交差する横リブ36Bの切欠部4
2Dと一致する位置に達している。
【0035】これにより、縦リブ34C〜34E及び横
リブ36Bには、荷重方向に沿った中間部から根元側の
基板30へ向けて徐々に断面積が縮小された断面積縮小
部44A〜44Dが形成されている。これらの断面積縮
小部44A〜44Dは、衝撃吸収部材24の縦リブ34
及び横リブ36の合計の断面積を荷重方向に沿った中間
部から基板30へ向けて徐々に縮小させている。また、
衝撃荷重吸収部32は、切欠部42A〜42Dによって
縦リブ34C〜34Eのそれぞれと横リブ36Bとの接
合部である連結部46A〜46Cの荷重方向に沿った長
さが短くなっており、衝撃荷重を受けたときにこれらの
連結部46A〜46Cにおいて裂けを生じ易くしてい
る。
【0036】次に本実施の形態の作用を説明する。サイ
ドドア10は、側突等によって車幅方向の内方側へ衝撃
荷重を受けると、サイドドアアウタパネル12及びサイ
ドドアインナパネル14が車幅方向の内方側へ押し込ま
れる。この衝撃荷重によって車両内方側へ移動するドア
インナパネル14が、ドアトリム18に取り付けている
衝撃吸収部材24へ当接することにより、衝撃吸収部材
24に衝撃荷重が加えられる。
【0037】衝撃吸収部材24は衝撃荷重が加えられる
と、先ず、ドアインナパネル14と当接する縦リブ34
及び横リブ36の先端が座屈等の塑性変形を起こすこと
により衝撃エネルギーを吸収する。衝撃吸収部材24
は、さらに荷重が加わると、縦リブ34及び横リブ36
のそれぞれに裂け等の塑性変形が生じ、衝撃エネルギー
の吸収を行う。
【0038】ところで、荷重を受ける断面積が増加する
と塑性変形し難くなり、荷重が高くなる。これに対し
て、衝撃吸収部材24は、縦リブ34C〜34E及び横
リブ36Bの基板30側に断面積縮小部46A〜46D
を設けることにより、荷重方向に沿った中間部から荷重
を受ける断面積を減少させて塑性変形し易くして衝撃エ
ネルギーによって受ける荷重が高くなるのを防止してい
る。
【0039】すなわち、衝撃吸収部材24では、荷重の
大きさに応じて基板30の近傍まで塑性変形が容易に進
行し、確実に衝撃エネルギーを吸収できる。したがっ
て、衝撃吸収部材24の基板30が受ける荷重が高くな
ることがない。
【0040】このように構成した衝撃吸収部材24は、
切り込み部40の大きさ、すなわち、衝撃吸収部32の
断面積が減少する位置及び断面積の減少量を変えること
により、荷重エネルギーの吸収量の目安となる対荷重特
性を容易に変更することができる。
【0041】図5には、切り込み部40を設けた衝撃吸
収部材24である試料1及び試料2と、切り込み部40
の形成していない衝撃吸収部材である試料3のそれぞれ
の荷重−変位量曲線を示している。
【0042】なお、試料1、2、3のそれぞれは、縦リ
ブ34の間隔ピッチw1 =35mm、横リブ36の間隔ピ
ッチw2 =50mm、リブ長さh1 =70mmであり、基板
30になだらかな傾斜が設けられている。また、試料1
〜3は、縦リブ34と横リブ36のそれぞれの先端の肉
厚t1 、t2 が0.8mmであり、前記した住友ブレーン
WP712Fを用いて同一の外形形状となるように射出
成形している。また、前記した如く、試料3には、開口
部38は勿論、切り込み部40も形成しておらず、縦リ
ブ34及び横リブ36をそれぞれがテーパ状に形成され
ていることにより、基板30側へ向けて断面積が徐々に
広くなっている。
【0043】試料2は、基板30に設けている開口部3
8の開口幅W1 、W2 のそれぞれをW1 =70mm、W2
=20mmとし、リブの先端から切り込み部40までの長
さh 2 をh2 =20mmとしている。なお、これによっ
て、縦リブ34Dと横リブ36Bに切欠(切欠部42
B、42D)を形成したものとなっている。
【0044】また、試料1は、開口幅W1 、W2 をそれ
ぞれW1 =120mm、W2 =20mmとし、リブの先端か
らの切り込み部40までの長さh2 をh2 =20mmと
し、試料2より開口部38を大きく形成している。これ
により、試料1では試料2よりも衝撃吸収部32の断面
積の減少量が大きくなっている。
【0045】試験測定は、20.0Kg重の衝突子を速度
5.90m/s で試料1〜試料3のそれぞれへ衝突させ、
衝突直後からの衝突子の移動量を変位量S(mm)として
測定すると共に、移動量Sに応じて基板30が受ける荷
重F(KN)を計測している。
【0046】図5に示すように、開口部38及び切り込
み部40を形成していない試料3では、変形が進行する
に伴って荷重Fが高くなり、図6に示す理想的な曲線に
近いものではない。
【0047】これに対して、試料2では、衝突子の衝突
初期では、変位量Sに応じて荷重Fが高くなるが、変位
量Sがある程度増加すると、変位量Sの増加に拘らず荷
重Fが略一定となる領域が生じる。このように、切り込
み部40を形成した試料2では、切り込み部40を形成
していない試料3と比較して変位量Sに応じた荷重Fの
増加が抑えられていると共に、荷重Fの最高値も抑えら
れている。ここから、試料2は試料3と比較して理想的
な荷重変位量曲線(図6参照)にかなり近づいているこ
とが判る。
【0048】一方、切り込み部40を試料2よりさらに
広げた試料1では、衝突子が衝突した直後は、変位量S
に伴って荷重Fも増加するが、変位量Sが試料2より少
ない状態で荷重Fが略一定となる。また、このときの荷
重Fの値も試料2より低くなっている。さらに、試料1
では、変位量Sが増加しても、荷重Fは略一定の値に抑
えられ、極めて理想的な荷重−変位量曲線に近い変化を
示した。ここから、衝撃吸収部材24では、切り込み部
40の大きさを変えることにより、荷重−変位量曲線は
勿論、荷重Fのコントロールも可能となることが判る。
【0049】例えば衝撃吸収部材24の開発段階で対荷
重特性が最適となる切り込み部40の寸法(仕様)を求
めるためには、先ず、試料3の如く開口部38と切り込
み部40を形成していないか、又は暫定的に開口部38
と切り込み部40を小さく形成した衝撃吸収部材24を
成形する。次に、縦リブ34と横リブ36のそれぞれを
少しずつ切り欠いて切欠部40を形成すると共に、切り
込み部40に合わせて基板30の開口部38を広げる。
このようにして、荷重−変位量曲線及び荷重値が所望の
値となるように、切り込み部40と開口部38を決定す
る。
【0050】この後、決定した開口部38及び切り込み
部40に合わせた金型を用いれば、所望の対荷重特性を
備えた衝撃吸収部材24を製作することができる。
【0051】所望の対荷重特性を備えた衝撃吸収部材2
4を射出成形するための金型は、最初に暫定的に用いた
金型を、対荷重特性が最適となる切り込み部40及び開
口部38に変更することになるが、縦リブ34及び横リ
ブ36の肉厚及び間隔ピッチw1 、w2 等を変更する必
要がない。このために、金型を大幅に作り直す必要がな
く、衝撃吸収部材24の試作から製品化までの期間の短
縮及び作業が容易となると共に製品コストを抑えること
ができる。
【0052】また、衝撃吸収部材24には、衝撃吸収部
32の切り込み部40に合わせて基板30に開口部38
を形成しているので、縦リブ34及び横リブ36の基板
30側に切欠部42を設けても型抜きが極めて容易とな
っている。 〔第2の実施の形態〕次に本発明の第2の実施の形態に
ついて説明する。
【0053】図7及び図8には、第2の実施の形態に適
用した衝撃吸収部材50及び衝撃吸収部材52の概略構
造を示している。なお、第2の実施の形態では、実際に
車両のサイドドア10に形成するときの構造を省略し、
実験的に形成した衝撃吸収部材50、52を用いて説明
する。
【0054】図7に示すように、衝撃吸収部材50は、
矩形平板状の基板54に間隔ピッチw3 で互いに平行に
配置したリブ56A〜56C(総称するときはリブ56
と言う)と、これらのリブ56A〜56Cと交差させ、
間隔ピッチw4 で互いに並行に配置したリブ58A〜5
8D(総称するときにはリブ58と言う)によって格子
状に組んだ衝撃吸収部60を備えている。この衝撃吸収
部60は、リブ56A及びリブ58A、58Dによって
三方を囲った形状となっており、これらのリブ56A、
58A、58Dが中央部のリブ56B、56C、58
B、58Cより高さh3 だけ突出して、基板54と一体
成形されている。
【0055】衝撃吸収部60には、周囲を囲うリブ56
A、58A、58Dの基板54側に切欠部62A、62
Bが形成されている。リブ56Aに設けられている切欠
部62Aは、リブ56Aに接合したリブ58Bとリブ5
8Cの間に形成されており、切欠部62Bは、リブ58
Aの接合部分からリブ58Bの接合部の間及びリブ58
Dの接合部分からリブ58Cの接合部の間に形成され、
これらの切欠部62A、62Bによってリブ56Aの基
板54側に断面積縮小部64Aが形成されている。
【0056】また、リブ58A及びリブ58Dには、リ
ブ56Bとリブ56Cの間に切欠部62Aが形成されて
いる。切欠部62Bは、リブ56Aとの接合部分からリ
ブ56Bの接合部の間に設けられている。リブ58A及
びリブ58Dには、これらの切欠部62A、62Bによ
って基板54側に断面積縮小部64Bが形成されてい
る。なお、リブ58Dは、切欠部62Bを形成した位置
が異なるのみであるため、図7では図示を省略してい
る。
【0057】一方、図8に示すように、衝撃吸収部材5
2は、前記した衝撃吸収部材50の衝撃吸収部60にリ
ブ56Dを加え、リブ56A、56D、58A、58D
によって周囲を囲って形成された衝撃吸収部66を備え
ている。なお、図8は、図7に示す衝撃吸収部材50と
は異なる向きから見た衝撃吸収部材52を示している。
【0058】衝撃吸収部材52のリブ56Dには、リブ
56Aと同様に切欠部62A、62Bが設けられ、これ
らの切欠部62A、62Bによって基板54側に断面積
縮小部64Aが形成されている。また、衝撃吸収部66
では、リブ58A及び58Dのリブ56Dとの接合部に
切欠部62Bが形成されこれにより、リブ58A、58
Dには、基板54側に断面積縮小部64Cが形成されて
いる(図8においても図7と同様にリブ58Dの図示を
省略している)。
【0059】図9(A)は、衝撃吸収部材50を試料4
として試験した荷重−変位量曲線を示し、図9(B)は
衝撃吸収部材52を試料5として用いた荷重−変位量曲
線を示している。なお、試料4の衝撃吸収部材50及び
試料5の衝撃吸収部材52は、それぞれ周囲が90mm×
90mm、高さh4 が80mmであり、外形寸法は同一とな
っている。また、試料4、5は、リブ56、58のそれ
ぞれの間隔ピッチw3、w4 が30mmとなっており、周
囲のリブ56A、(56D、)58A、58Dと中央部
のリブ56B、56C、58B、58Cとの段差の長さ
3 は5mmとなっている。さらに、試料4、5は、切欠
部62A、62Bの上端(基板54と反対側の端部)の
幅寸法w5 は5mmであり、互いに隣接する切欠部62
A、62Bの基板54側の間隔w6 は10mmである。
【0060】試料4は、リブ56A、58A、58Dの
先端から切欠部62A、62Bまでの高さh5 が35mm
であり、試料5は、この高さh5 が20mmである。ま
た、試験計測は、20kgの衝突子を速度4.5m/s の速
度で衝突させて行った。
【0061】図9(A)及び図9(B)に示すように、
試料4及び試料5の何れにおいても略理想的な荷重−変
位量曲線となっている(破線で理想的な曲線を示す)。
試料4と試料5では、リブ56Dの有無の相違がある
が、切欠部62A、62Bの大きさ、即ち断面積縮小部
64A〜64Cを変更することにより、それぞれ理想的
に近い荷重−変位量曲線を得ることができる。すなわ
ち、リブ56、58の数の差を断面積縮小部64A〜6
4Cによって調整することができる。
【0062】また、対荷重特性をコントロールするため
には、周囲のリブ56A、56D、58A、58Dに断
面積縮小部64A〜64Cを設けても良いことは明確で
ある。
【0063】なお、第1及び第2の実施の形態に適用し
た衝撃吸収部材24、50、52は、本発明の衝撃エネ
ルギー吸収部材の構成を限定するものではない。例え
ば、第2の実施の形態では、リブ56A、56D、58
A、58Bに同じ切欠部62A、62Bを形成したが、
それぞれに大きさの異なる切欠部を設けるようにしても
よい。
【0064】また、第1及び第2の実施の形態では、複
数のリブを格子状に配置した例を説明したが、これに限
らず、それぞれのリブが荷重方向に沿って形成されてい
ればよく、例えばハニカム状や五角形状等の種々の形状
に形成したものであってもよい。
【0065】また、第1の実施の形態では、衝撃吸収部
材24の基板30に縦リブ34と横リブ36を一体に成
形し、基板30に開口部38を設けており、第2の実施
の形態では、リブ56、58を基板54に一体成形して
いるが、基板30、54の形状は勿論、基板30に設け
る開口部38の大きさ、形状を限定するものではない。
これらの点を図10(A)及び図10(B)を用いて説
明する。
【0066】図10(A)及び図10(B)は、同一構
造の衝撃吸収部70を備えた衝撃吸収部材72、74
示している。これらに用いている衝撃吸収部70は、複
数のリブ78とリブ80によって格子状に形成されてお
り、リブ78には、リブ80との接合部の間の切欠部8
2Aによって断面積縮小部84Aが形成されている。ま
た、リブ80には、リブ78との接合部の間の切欠部8
2Bによって断面積縮小部84Bが形成された構造とな
っている。
【0067】図10(A)に示すように、衝撃吸収部材
72には、衝撃吸収部70と基板86が一体に成形され
ており、基板86には、リブ78、80に設けている切
欠部82A、82Bに対向した位置に開口部88A、8
8Bが形成されている。
【0068】このように、本発明において基板部に設け
る開口部は、基板を貫通しリブに設けた切欠部を露出さ
せるものであればよく、これにより射出成形時の金型の
構造を簡略にすると共に射出成形後の金型からの型抜き
を容易となる。
【0069】図10(B)に示すように、衝撃吸収部材
74には、衝撃吸収部70に複数のリブ78、80の間
に掛け渡された形状で一体に形成された小基板90が設
けられており、この小基板90を用いてドアトリム18
の所定の位置に固定できるようにしている。
【0070】衝撃吸収部材74では、衝撃吸収部70の
切欠部82A、82B側が固定端となるように、ドアト
リム18等の所定の部位に当接させるなどして取り付
け、衝撃荷重を受けたときに固定端と反対側(切欠部8
2A、82Bと反対側)からリブ78、80の塑性変形
が始まるようにすればよい。
【0071】なお、衝撃吸収部材74は、小基板90に
貫通孔90Aを設けて、この貫通孔90Aに挿入したク
リップやビス等によってドアトリム18へ固定するもの
であってもよい。
【0072】このように、本発明では、リブと一体に
形される基板の大きさは任意とすることができ、リブに
形成した切欠部によって所望の対荷重特性を得るもので
ある。
【0073】なお、以上の本実施の形態の説明では、本
発明衝撃エネルギー吸収部材をドアポケット成形材22
Aと一体成形するなどしてドアトリム18に取り付ける
ものとして説明したが、これに限らず、例えばドアイン
ナパネル14等に取り付けるものでもよい。この場合、
ドアインナパネル14側に切欠部を配置し、衝撃荷重を
受けたときにドアトリム18側の自由端側から塑性変形
が始まるようにすればよい。すなわち、衝撃荷重方向の
一端を固定端として、これと反対の自由端から塑性変形
するようにすれば良く、これにより、断面積縮小部が対
荷重特性をコントロールすることができる。
【0074】また、本実施の形態では、テーパ状に形成
したリブの厚肉側に切欠部を設けて説明しているが、リ
ブの形状はこれに限るものではなく、例えば、肉厚が荷
重方向に沿って一定の所謂ストレート状であってもよ
い。
【0075】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明では、リブの
基板部側に断面積縮小部を設けており、この断面積縮小
部を変更することにより、所望の対荷重特性が得られ
【0076】また、本発明では、リブを基板部と一体に
成形することにより、車両用のドア内への取り付けが容
易な構造とすると共に、断面積縮小部によって効率良く
衝撃エネルギーを吸収することができる。
【0077】さらに、本発明では、基板部に開口部を設
けているため、断面積縮小部を設けることによる射出成
形作業が極めて容易となり、製造コストを抑えることが
できると共に、試作から製品化までの作業期間を短縮す
ることができる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する車両のサイドドアを示す概略
斜視図である。
【図2】サイドドアの車幅方向に沿った概略断面図であ
る。
【図3】第1の実施の形態に適用した衝撃吸収部材を示
す概略斜視図である。
【図4】(A)は図3の4A−4A線に沿った概略断面
図、(B)は図3の4B−4B線に沿った概略断面図で
ある。
【図5】第1の実施の形態に適用した衝撃吸収部材の荷
重−変位量曲線図である。
【図6】衝撃吸収時の荷重に対する変位量の理想的変化
の概略を示す荷重−変位量曲線図である。
【図7】第2の実施の形態に適用した衝撃吸収部材の概
略構造を示す斜視図である。
【図8】図7に示す衝撃吸収部材の変形例を示す斜視図
である。
【図9】図7(A)及び図7(B)に示す構造の衝撃吸
収部材を用いて作成した試料の荷重−変位量曲線を示す
グラフであり、(A)は図7の構造を用いた試料の試験
結果を示す荷重−変位量曲線図、(B)は図8の構造を
用いた試料の試験結果を示す荷重−変位量曲線図であ
る。
【図10】(A)、(B)はそれぞれ、本発明を適用し
た衝撃吸収部材の変形例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 サイドドア 14 ドアインナパネル 18 ドアトリム 22 ドアポケット 24、50、52 衝撃吸収部材 34 縦リブ 36 横リブ 56、58 リブ 30、54 基板 32、60、66 衝撃吸収部 38 開口部 42A〜42D、62A、62B 切欠部 44A〜44D、64A、64B、64C 断面積縮
小部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 陽司 岐阜県羽島郡笠松町円城寺1,603 (72)発明者 矢部 徹 千葉県市原市姉崎海岸5の1 住友化学 工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−11539(JP,A) 特開 平8−11542(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/04 B60R 21/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用ドア内に設けられ外部からの衝撃
    荷重によって塑性変形して衝撃エネルギーを吸収する衝
    撃エネルギー吸収部材であって、 それぞれが一定方向へ向けられて配設された複数のリブ
    と、 前記リブの一端が連結された状態でリブと一体に形成さ
    れ、それぞれのリブが前記衝撃荷重方向に沿うように前
    記車両用ドアの所定の位置に取り付けられる基板部と、 前記リブの前記基板部側に設けられ前記車両用ドアに取
    り付けられたときにリブの前記衝撃荷重方向と直交する
    方向に沿った断面積を衝撃荷重方向の中間部から基板部
    へ向けて前記リブに切欠部を設けることにより縮小させ
    た断面積縮小部と、を有し、 前記基板部に基板部を貫通し前記リブの切欠部へ通じる
    開口部を設けたことを特徴とする衝撃エネルギー吸収部
    材。
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