JPH06227254A - 車両用ドアインパクトビーム - Google Patents
車両用ドアインパクトビームInfo
- Publication number
- JPH06227254A JPH06227254A JP1887793A JP1887793A JPH06227254A JP H06227254 A JPH06227254 A JP H06227254A JP 1887793 A JP1887793 A JP 1887793A JP 1887793 A JP1887793 A JP 1887793A JP H06227254 A JPH06227254 A JP H06227254A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- impact beam
- width
- places
- shorter
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 衝撃吸収性能を低下させることなく軽量化さ
れたインパクトビームを提供すること。 【構成】 車両用ドアインパクトビーム(2)の形状を
荷重が作用した際の応力分布に合わせてドア上下方向に
渡る幅が長手方向において除々に変更した形状とした。
れたインパクトビームを提供すること。 【構成】 車両用ドアインパクトビーム(2)の形状を
荷重が作用した際の応力分布に合わせてドア上下方向に
渡る幅が長手方向において除々に変更した形状とした。
Description
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、車両ドアに加わつた衝
撃による荷重を受ける車両用ドアインパクトビームに関
するものである。
撃による荷重を受ける車両用ドアインパクトビームに関
するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のインパクトビームとして
は、実開昭63−112920号公報に示されるものが
知られている。これは、車両ドア内にドア前後方向に渡
り配置され両端で車両ドアに固定されたものであつて、
ドア上下方向に渡る幅はドア前後方向において一定のも
のとされていた。
は、実開昭63−112920号公報に示されるものが
知られている。これは、車両ドア内にドア前後方向に渡
り配置され両端で車両ドアに固定されたものであつて、
ドア上下方向に渡る幅はドア前後方向において一定のも
のとされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のインパクトビームであると、ドア上下方向に渡る幅が
ドア前後方向において一定のものとされているので、重
量増を招くこととなるものであつた。
のインパクトビームであると、ドア上下方向に渡る幅が
ドア前後方向において一定のものとされているので、重
量増を招くこととなるものであつた。
【0005】故に、本発明は衝撃吸収性能を低下させる
ことなく軽量化されたインパクトビームを提供すること
を、その技術的課題とするものである。
ことなく軽量化されたインパクトビームを提供すること
を、その技術的課題とするものである。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、荷重が作
用した際の応力分布に合わせてドア上下方向に渡る幅を
長手方向において除々に変更したことである。
るために本発明において講じた技術的手段は、荷重が作
用した際の応力分布に合わせてドア上下方向に渡る幅を
長手方向において除々に変更したことである。
【0008】
【作用】上記技術的手段によれば、ドア上下方向に渡る
幅がドア前後方向において変更されるので、変更された
分だけ軽量化される。又、ドア上下方向に渡る幅の変更
は荷重が作用した際の応力分布に合わせて行われるの
で、衝撃吸収性能が低下は招かれない。
幅がドア前後方向において変更されるので、変更された
分だけ軽量化される。又、ドア上下方向に渡る幅の変更
は荷重が作用した際の応力分布に合わせて行われるの
で、衝撃吸収性能が低下は招かれない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0010】図1及び図2に示されるように、車両のド
ア1は車両室外側に配置される外側板1aと車両室内側
に配置される内側板1bとを内部に空間を形成するよう
に接合して構成されている。このドア1内にはインパク
トビーム2が車両長手方向に渡りその両端で内側板1b
に固定されて配置されている。
ア1は車両室外側に配置される外側板1aと車両室内側
に配置される内側板1bとを内部に空間を形成するよう
に接合して構成されている。このドア1内にはインパク
トビーム2が車両長手方向に渡りその両端で内側板1b
に固定されて配置されている。
【0011】図1ないし図5に示されるように、インパ
クトビーム2は一枚の板材よりなり、外側板1a付近に
位置しドア上下方向に渡る所定幅の第1部分2a,内側
板1b付近に位置しドア上下方向に渡る所定幅で且つド
ア前後方向において第1部分2aより短い第2部分2b
及び第1部分2aと第2部分2bとを連結する第3部分
2cを有する断面中空のH形状を呈している。第1部分
2aの両端にはインパクトビーム2をドア1の内側板1
bに固定するために利用される貫通穴2dが形成されて
いる。第1部分2aは長手方向(ドア前後方向)におい
てその幅が中央付近Aで長く貫通穴2dより中央側Bで
短くなり両端付近Cで長くなる除変されたテーパ形状と
されている。又、第2部分2bは長手方向(ドア前後方
向)においてその幅が中央付近Dで長く両端付近Eで短
くなる除変されたテーパ形状とされている。このテーパ
形状は図6に示されるインパクトビーム2の応力分布に
合わせて決定される。つまり、応力が小さい部位の幅が
除変されて短くされている。このように構成されたイン
パクトビーム2は第1部分2a及び第2部分2bの除変
量に合わせて移動可能な成形用ロールを持つロール成形
機や第1部分2a及び第2部分2bのテーパ形状とされ
た成形用ロールを持つロール成形機によつてロール成形
される。
クトビーム2は一枚の板材よりなり、外側板1a付近に
位置しドア上下方向に渡る所定幅の第1部分2a,内側
板1b付近に位置しドア上下方向に渡る所定幅で且つド
ア前後方向において第1部分2aより短い第2部分2b
及び第1部分2aと第2部分2bとを連結する第3部分
2cを有する断面中空のH形状を呈している。第1部分
2aの両端にはインパクトビーム2をドア1の内側板1
bに固定するために利用される貫通穴2dが形成されて
いる。第1部分2aは長手方向(ドア前後方向)におい
てその幅が中央付近Aで長く貫通穴2dより中央側Bで
短くなり両端付近Cで長くなる除変されたテーパ形状と
されている。又、第2部分2bは長手方向(ドア前後方
向)においてその幅が中央付近Dで長く両端付近Eで短
くなる除変されたテーパ形状とされている。このテーパ
形状は図6に示されるインパクトビーム2の応力分布に
合わせて決定される。つまり、応力が小さい部位の幅が
除変されて短くされている。このように構成されたイン
パクトビーム2は第1部分2a及び第2部分2bの除変
量に合わせて移動可能な成形用ロールを持つロール成形
機や第1部分2a及び第2部分2bのテーパ形状とされ
た成形用ロールを持つロール成形機によつてロール成形
される。
【0012】次に作用について説明する。
【0013】車両の衝突等によりドア1に衝撃が加わる
と、その荷重がインパクトビーム2の第1部分2aに作
用してインパクトビーム2が図6に示される応力分布で
変形する。これにより、作用した荷重が緩和されて衝撃
が吸収される。
と、その荷重がインパクトビーム2の第1部分2aに作
用してインパクトビーム2が図6に示される応力分布で
変形する。これにより、作用した荷重が緩和されて衝撃
が吸収される。
【0014】上記したように、インパクトビーム2はそ
の幅が除変されてテーパ形状とされているので、従来に
比べて軽量となる。又、このテーパ形状は荷重が作用し
た際の応力分布に合わせて決定されているので、従来に
比べてインパクトビーム2の衝撃吸収性能が低下するよ
うなことはない。
の幅が除変されてテーパ形状とされているので、従来に
比べて軽量となる。又、このテーパ形状は荷重が作用し
た際の応力分布に合わせて決定されているので、従来に
比べてインパクトビーム2の衝撃吸収性能が低下するよ
うなことはない。
【0015】図7ないし図9に示されるように、インパ
クトビーム2の第1部分2aと第2部分2bとを別々の
板材から構成し、第1部分2aのみをテーパ形状として
もよい。この場合、第1部分2aと第2部分2bとは溶
接等により接合されることとなる。
クトビーム2の第1部分2aと第2部分2bとを別々の
板材から構成し、第1部分2aのみをテーパ形状として
もよい。この場合、第1部分2aと第2部分2bとは溶
接等により接合されることとなる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、ドア上下方向に渡る幅
がドア前後方向において荷重が作用した際の応力分布に
合わせて変更されるので、従来に比べて衝撃吸収性能の
低下を招くことなく軽量化を計ることができる。
がドア前後方向において荷重が作用した際の応力分布に
合わせて変更されるので、従来に比べて衝撃吸収性能の
低下を招くことなく軽量化を計ることができる。
【図1】本発明に係る車両用ドアインパクトビームを搭
載したドアの斜視図である。
載したドアの斜視図である。
【図2】図1のF−F線断面図である。
【図3】図1のG−G線断面図である。
【図4】図1のH−H線断面図である。
【図5】図1のI−I線断面図である。
【図6】本発明に係る車両用ドアインパクトビームに荷
重が作用した際の応力分布を示す線図である。
重が作用した際の応力分布を示す線図である。
【図7】本発明に係る車両用ドアインパクトビームの変
形例を示す図3に相当する断面図である。
形例を示す図3に相当する断面図である。
【図8】本発明に係る車両用ドアインパクトビームの変
形例を示す図4に相当する断面図である。
形例を示す図4に相当する断面図である。
【図9】本発明に係る車両用ドアインパクトビームの変
形例を示す図5に相当する断面図である。
形例を示す図5に相当する断面図である。
1 ドア(車両ドア) 2 インパクトビーム(車両用ドアインパクトビーム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺 田 春 彦 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 車両ドア内にドア前後方向に渡り配置さ
れ両端で前記車両ドアに固定された車両用ドアインパク
トビームにおいて、荷重が作用した際の応力分布に合わ
せてドア上下方向に渡る幅が長手方向において除々に変
更された車両用ドアインパクトビーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01887793A JP3211452B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 車両用ドアインパクトビーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01887793A JP3211452B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 車両用ドアインパクトビーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06227254A true JPH06227254A (ja) | 1994-08-16 |
JP3211452B2 JP3211452B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=11983788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01887793A Expired - Fee Related JP3211452B2 (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | 車両用ドアインパクトビーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3211452B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5580120A (en) * | 1995-02-23 | 1996-12-03 | Mascotech Tubular Products, Inc. | Vehicle door intrusion beam |
US5785376A (en) * | 1995-06-21 | 1998-07-28 | Mascotech Tubular Products, Inc. | Vehicle door beam |
JP2008189311A (ja) * | 2008-05-08 | 2008-08-21 | Kikuchi Co Ltd | 車両用荷重受け物品 |
US20170001497A1 (en) * | 2015-06-30 | 2017-01-05 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Door Assemblies Including An Engagement Member and Vehicles Incorporating The Same |
-
1993
- 1993-02-05 JP JP01887793A patent/JP3211452B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5580120A (en) * | 1995-02-23 | 1996-12-03 | Mascotech Tubular Products, Inc. | Vehicle door intrusion beam |
US5785376A (en) * | 1995-06-21 | 1998-07-28 | Mascotech Tubular Products, Inc. | Vehicle door beam |
JP2008189311A (ja) * | 2008-05-08 | 2008-08-21 | Kikuchi Co Ltd | 車両用荷重受け物品 |
US20170001497A1 (en) * | 2015-06-30 | 2017-01-05 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Door Assemblies Including An Engagement Member and Vehicles Incorporating The Same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3211452B2 (ja) | 2001-09-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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