JPH08216923A - 自動車のセンタピラー構造 - Google Patents

自動車のセンタピラー構造

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JPH08216923A
JPH08216923A JP2278095A JP2278095A JPH08216923A JP H08216923 A JPH08216923 A JP H08216923A JP 2278095 A JP2278095 A JP 2278095A JP 2278095 A JP2278095 A JP 2278095A JP H08216923 A JPH08216923 A JP H08216923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center pillar
absorbing means
shock absorbing
center
pillar structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP2278095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Omori
幸男 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP2278095A priority Critical patent/JPH08216923A/ja
Publication of JPH08216923A publication Critical patent/JPH08216923A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両側部が受ける衝撃に対して高い衝撃吸収
能力を発揮し得る自動車のセンタピラー構造を提供す
る。 【構成】 フロア両側端部にて、それぞれサイドインナ
パネル3,サイドアウタパネル2及びクォータパネル1
を相互に結合して成る一対のセンタピラー4を立ち上が
らせ、フロアからの所定の高さ位置にて、端部が各セン
タピラー4に当接するようにした連結パイプ9を横架す
ると共に、この連結パイプ9のほぼ中央部に衝撃吸収手
段11を設けたものである。連結パイプ9は、ほぼバン
パの高さ位置でクォータパネル1の内側至近位置まで延
設される。衝撃吸収手段11は、所定の閉断面を構成す
るように概略中空箱型に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車等の車両におけ
るセンタピラー構造、特にその補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7は、この種の車両における
従来のセンタピラーまわりの構成例を示している。図に
おいて、1はクォータパネル、2はサイドアウタパネ
ル、3はサイドインナパネルである。これらクォータパ
ネル1,サイドアウタパネル2及びサイドインナパネル
3を相互に結合することにより、フロア両側端部にて立
ち上がるようにセンタピラー4が構成される。
【0003】また、5はセンタフロア、6はセンタピラ
ー4に対応して車幅(車両の左右)方向に配設されたセ
ンタクロスメンバ、7はフロントフロア、8はロッカイ
ンナである。なお、図における各矢印Fr,Rr及び
L,Rは、車両の前後方向及び車幅方向をそれぞれ示し
ている。
【0004】ところで、車両に対する側面からの衝撃、
例えば側突などに対しては、センタピラー4が適度に変
形し、この衝撃を吸収もしくは和らげると共に、ロッカ
の曲げ剛性及びセンタクロスメンバの突き当てによって
その衝撃を抑える構造が採られている。例えば、図7に
示されるように他の車両等100による衝撃が作用する
と、センタピラー4を構成するクォータパネル1及びサ
イドインナパネル3等がその衝撃を受けて、図の点線の
ように変形する。この場合、図7に示したようにクォー
タパネル1及びサイドインナパネル3間の衝撃吸収領域
Sが変形して潰れることによって、衝撃を吸収するとい
うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の一
般乗用車では、図7に明示されるようにロッカ(ロッカ
インナ8)の位置が、例えば他の車両等100のバンパ
の高さ位置よりも低く設定されている。このような場
合、センタピラー4の変形を抑えるためには大変強固な
補強が必要となっている。
【0006】本発明は上記の点に鑑み、車両側面からの
衝撃に対して一層高い衝撃吸収能力を発揮し得る自動車
のセンタピラー構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車のセンタ
ピラー構造は、フロア両側端部にて、それぞれサイドイ
ンナパネル,サイドアウタパネル及びクォータパネルを
相互に結合して成る一対のセンタピラーを立ち上がらせ
て成るが、特に、前記フロアからの所定の高さ位置に
て、端部が各センタピラーに当接するようにした連結パ
イプを横架すると共に、この連結パイプのぼほ中央部に
衝撃吸収手段を設けたものである。
【0008】また、本発明の自動車のセンタピラー構造
において、前記連結パイプは、ほぼバンパの高さ位置で
前記クォータパネルの内側至近位置まで延設される。
【0009】更に、本発明の自動車のセンタピラー構造
において、前記衝撃吸収手段は、所定の閉断面を構成す
るように概略中空箱型に形成されている。
【0010】
【作用】本発明によれば、センタピラーは、サイドイン
ナパネル,サイドアウタパネル及びクォータパネルによ
って構成されるが、車両側部からの衝撃が作用しても、
センタピラーの衝撃吸収領域にて衝撃を吸収することが
できる。このときの衝撃力は同時に、連結パイプを介し
て衝撃吸収手段に伝達され、この衝撃吸収手段でも衝撃
が吸収される。このように衝撃に対してセンタピラー自
体と衝撃吸収手段の両方で当該衝撃を受けるようにした
ことにより、該センタピラーの変形を有効に抑えること
ができる。
【0011】また、連結パイプを、ほぼバンパの高さ位
置に好適に設定することにより、車両が受ける衝撃力を
連結パイプを介して衝撃吸収手段に的確に伝達させ、側
突に有効且つ効果的に対応することができる。所定の閉
断面を構成するように概略中空箱型に形成される衝撃吸
収手段は、好適にはセンタピラー自体の衝撃吸収領域と
ほぼ同一の衝撃吸収領域を備え、これにより実質的に衝
撃吸収能力を倍増することができる。
【0012】
【実施例】以下、図1〜図5に基づき、従来例を実質的
に同一又は相当部材には同一符号を用いて、本発明の自
動車のセンタピラー構造の好適な実施例を説明する。
【0013】図1及び図2は、この実施例におけるセン
タピラーまわりの構成例を示している。本実施例の基本
構成は、前述した従来例のものと実質的に同様に構成さ
れており、即ちクォータパネル1,サイドアウタパネル
2及びサイドインナパネル3を相互に結合することによ
り、フロア両側端部にて立ち上がるようにセンタピラー
4が構成される。
【0014】図1に示されるように、センタピラー4間
でフロアからの所定の高さ位置に連結パイプ9が横架さ
れる。連結パイプ9の端部は、各センタピラー4に設け
た後述する連結材10に当接するようになっているが、
その中央部にて分割構成されている。そして、この連結
パイプ9のぼほ中央部に衝撃吸収手段11が設けられ
る。連結パイプ9は、図2に示されるように好適にはバ
ンパ100とほぼ同一高さ位置に配置される。
【0015】また連結パイプ9は、図2に示されるよう
にサイドインナパネル3及びサイドアウタパネル2を貫
通して、クォータパネル1の内側至近位置まで延設され
る。この例では、例えば椀状の連結材10をサイドアウ
タパネル2の外側に付設し、サイドインナパネル3及び
サイドアウタパネル2を貫通した連結パイプ9の先端
が、連結材10に当接するようにサイドアウタパネル2
に取り付けられる。連結材10は、複数の溶接部10a
にてサイドアウタパネル2と結合するようにしてもよ
い。
【0016】図4及び図5は、衝撃吸収手段11の構成
例を示している。衝撃吸収手段11は、所定の閉断面を
構成するように概略中空箱型に形成されている。この例
では複数の板金材12〜15を箱型を呈するように接合
する。板金材12〜15を相互に接合する場合、溶接
(図5、×印参照)等の方法を用いてよい。また、図5
(A),(B)のように衝撃吸収手段11は、ほぼ矩形
の閉断面を有している。衝撃吸収手段11の左右方向
(矢印L,R)の長さは、センタピラー4の衝撃吸収領
域Sとほぼ同一の衝撃吸収領域を有するようにS1 に設
定されている(図2参照)。そして、連結パイプ9の各
端部が、衝撃吸収手段11の長手方向の両端に当接する
ようになっている。
【0017】上記のように構成されたセンタピラー構造
において、図2のように側突などにより車両側部が衝撃
を受けると、センタピラー4の構成部材が変形してその
衝撃吸収領域Sにてこの衝撃を吸収することができる。
また、連結パイプ9がほぼバンパ100の高さ位置に設
定されており、そのバンパ100からの衝撃力は同時
に、連結パイプ9を介して衝撃吸収手段11に伝達さ
れ、この衝撃吸収手段11おいても衝撃が吸収される。
このように側突に対してセンタピラー4自体と衝撃吸収
手段11の両方で衝撃を受けるようにしたことにより、
該センタピラー4の変形を有効に抑えることができる。
【0018】このように連結パイプ9を、ほぼバンパ1
00の高さ位置に好適に設定することにより、車両側部
が受ける衝撃力を連結パイプ9を介して衝撃吸収手段1
1に的確に伝達させ、有効且つ効果的に対応することが
できる。この場合、衝撃吸収手段11を構成する板金材
12〜15の板厚を適宜組み合わせ、或いは衝撃力によ
って適度に変形する材料を選定することにより衝撃吸収
能力を最適に設定することができる。また、この例では
衝撃吸収手段11において、センタピラー4の衝撃吸収
領域Sとほぼ同一の衝撃吸収領域S1 を持たせたことに
より実質的に従来の衝撃吸収能力を倍増することができ
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、連
結パイプ及び衝撃吸収手段を好適位置に配置することに
より、車両側部の衝撃に対するセンタピラーの変形を有
効に抑止することができる。また、衝撃吸収手段を車両
のセンターに設定することにより車両幅が比較的に狭い
車両においても有効に適用可能であり、高い衝撃吸収能
力を発揮させることができる。更に、側突対策として車
両全体を補強する場合に比べて簡単な構成で済み、重
量,コストが実質的に嵩むことなく効果的に安全性を確
保することができる等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車のセンタピラー構造の実施例に
おけるセンタピラーまわりの構成例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の自動車のセンタピラー構造の実施例に
おけるセンタピラーまわりの構成例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の自動車のセンタピラー構造の実施例に
おける連結パイプ及び衝撃吸収手段の斜視図である。
【図4】本発明の自動車のセンタピラー構造の実施例に
おける衝撃吸収手段の分解斜視図である。
【図5】本発明に係る衝撃吸収手段の構成例を示す
(A)は図4のA−A線に断面図、(B)は図4のB−
B線に断面図である。
【図6】従来の自動車のセンタピラー構造におけるセン
タピラーまわりの構成例を示す斜視図である。
【図7】従来の自動車のセンタピラー構造におけるセン
タピラーまわりの構成例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 クォータパネル 2 サイドアウタパネル 3 サイドインナパネル 4 センタピラー 5 センタフロア 6 センタクロスメンバ 7 フロントフロア 8 ロッカインナ 9 連結パイプ 10 連結材 11 衝撃吸収手段 12〜15 板金材 100 バンパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア両側端部にて、それぞれサイドイ
    ンナパネル,サイドアウタパネル及びクォータパネルを
    相互に結合して成る一対のセンタピラーを立ち上がらせ
    て構成した自動車のセンタピラー構造において、 前記フロアからの所定の高さ位置にて、端部が各センタ
    ピラーに当接するようにした連結パイプを横架すると共
    に、この連結パイプのぼほ中央部に衝撃吸収手段を設け
    たことを特徴とする自動車のセンタピラー構造。
  2. 【請求項2】 前記連結パイプは、ほぼバンパの高さ位
    置で前記クォータパネルの内側至近位置まで延設される
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車のセンタピラ
    ー構造。
  3. 【請求項3】 前記衝撃吸収手段は、所定の閉断面を構
    成するように概略中空箱型に形成されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の自動車のセンタピラー構
    造。
JP2278095A 1995-02-10 1995-02-10 自動車のセンタピラー構造 Pending JPH08216923A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001233254A (ja) * 2000-02-22 2001-08-28 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd 車体構造
KR20030008268A (ko) * 2001-07-19 2003-01-25 현대자동차주식회사 후방 충돌 흡수구조를 갖는 자동차의 플로워 패널
CN100434327C (zh) * 2005-11-24 2008-11-19 叶子青 乘用车侧面碰撞抗侧体变形装置及带有该装置的乘用车
JP2009255746A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Nissan Motor Co Ltd 車両用側面荷重対応構造

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