JPH0313251A - 翼車模型成形用金型の製作方法 - Google Patents

翼車模型成形用金型の製作方法

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JPH0313251A
JPH0313251A JP14679689A JP14679689A JPH0313251A JP H0313251 A JPH0313251 A JP H0313251A JP 14679689 A JP14679689 A JP 14679689A JP 14679689 A JP14679689 A JP 14679689A JP H0313251 A JPH0313251 A JP H0313251A
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JP
Japan
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sliding block
mold
mold structure
groove
master model
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JP14679689A
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English (en)
Inventor
Masao Kuramitsu
倉光 昌夫
Takeshi Nakamura
武 中村
Ryozo Asai
浅井 良造
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0313251A publication Critical patent/JPH0313251A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、翼車模型成形用の金型を製作する方法に関し
、詳しくは、ターボチャージャのタービンホイール等の
ブレード形状部を有する製品のロストワックス鋳造法で
使用するワックス模型を成形する金型の製作方法に関す
る。
(従来の技術) 従来、第17図に示すように、ボス部aと該ボス部aの
外周に放射状に設けられた複数のブレードbとを有する
翼車Bの形状に対応するキャビティにワックスを充填し
て翼車形状のワックス模型を成形する翼車模型成形用金
型が知られている。接金型の構成は、例えば、実開昭5
9−30353号公報に見られるように、基板と該基板
上でキャビティ下部を形成する下型と、該下型に対向し
てキャビティ上部を形成する着脱自在の上型と、ブレー
ド形状及びボス部形状に対応するキャビティを形成する
複数の金型構成体とからなる。前記上型は、その中心位
置にワックスを充填する湯口が設けられている。前記各
金型構成体は、互いに隣合うブレードが形成する間隙の
形状に対応する形状に形成されている。各金型構成体は
、基板上でワックス充填位置を中心として放射方向に摺
動するIS動ブロックと一体に設けられている。該金型
によって翼車形状のワックス模型を成形する場合には、
該摺動ブロックをワックス充填位置に向かって摺動させ
て全金型構成体を集合させ、前記下型と上型と全金型構
成体とで製品形状に対応した金型を構成する。、そして
、該金型に上型に設けた湯口を介してワックスを充填し
て翼車形状を成形した後、各摺動ブロックを放射方向に
摺動させて開いてワックス模型を取出す。
一般に、この種の金型では、金型構成体の製作方法は、
先ず、翼車模型と同一形状のマスターモデルをNC5軸
マシン等で全てのブレードを削り出し・た後、手加工に
よって整形して製作する。該マスターモデルを前記摺動
ブロックが開閉する中心位置に載置し固定する。続いて
、該マスターモデルの隣合うブレード形状部によって形
成される溝部のうちの1つに摺動ブロックを内方に摺動
させて対面させ、該溝部にブレード形状部を介して隣合
う両側の他の溝部に形状を保持する材料である石コウ等
を盛り付けて見切り部を成形する。そして、該見切り部
と摺動ブロックとに包囲された空間に低融点合金を充填
して該摺動ブロックと一体の金型構成体を成形する。そ
の後、該摺動ブロックを外方に摺動させてマスターモデ
ルから離脱させ、前記見切り部を取り除(。以上の作業
を各摺動ブロックごとに繰り返して全摺動ブロック夫り
に金型構成体を一体に設けて該金型が完成する。
しかし、上記の方法によると前記マスターモデルの精度
によって金型の精度が決定するので、完全なマスターモ
デルを高精度に製作しなければならない。特に、手作業
によってターボチャージャのタービンホイールのように
多数の薄肉のブレード形状部を有する翼車模型のマスタ
ーモデルを製作する場合は、夫々のブレード形状部の肉
厚や各ブレード形状部間の溝部の間隔寸法を一定に成形
することが困難である。このため、高精度のワックス模
型を得ることが困難である不都合があった。
(発明の解決すべき課題) 前記の不都合を解消するために、本発明は、高精度のワ
ックス模型を得ることができる金型の製作方法を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決する手段) 上記の目的を達成するために、本発明の製作方法の第1
の態様は、放射方向に摺動する複数の摺動ブロックを基
板上に配設し、各摺動ブロックの内方の先端に一体に備
えた金型構成体を集合させて、ボス部と該ボス部の外周
に放射状に設けられた複数のブレードとを有する翼車模
型を成形する金型の製作方法であって、前記翼車模型の
一対のブレード間の間隙形状に対応する溝部を備えたマ
スターモデルを前記基板上の全摺動ブロックの放射方向
中心にR置する工程と、前記溝部に対面する前記摺動ブ
ロックを摺動させてその端面が前記マスターモデルに対
面する定位置で固定する工程と、前記溝部を該摺動ブロ
ックの端面に連ねて粘土等の形状を保持する材料で見切
り部を形成し、溝部と摺動ブロックの端面と見切り都々
で包囲する空間に低融点合金を充填して該溝部の形状を
備えた金型構成体を成形すると共に、該金型構成体と前
記摺動ブロックとを一体に形成する工程と、該金型構成
体を一体に形成した摺動ブロックを摺動後退して前記マ
スターモデルから離脱させ、該マスターモデルを回転さ
せて該マスターモデルの溝部が他の摺動ブロックに対面
する位置で固定し、前記金型構成体と摺動ブロックとを
一体に形成する前記工程を繰り返して全摺動ブロックに
前記金型構成体を形成する工程とからなることを特徴と
する。
才た、本発明の製作方法の第2の態様は、放射方向に摺
動する複数の摺動ブロックを基板上に着脱自在に配設し
、各摺動ブロックの内方の先・喘に一体に備えた金型構
成体を集合させて、ボス部と該ボス部の外周に放射状に
設けられた複数のブレードとを有する翼車模型を成形す
る金型の製作方法であって、前記翼車模型の一対のブレ
ード間の間隙形状に対応する主溝部を備え、該主溝部の
両側に夫々ブレード形状部を介して仮溝部を備えたマス
ターモデルを前記基板上の全摺動ブロックの放射方向中
心に載置する工程と、前記主溝部に対面する前記摺動ブ
ロックを摺動させてその端面が前記マスターモデルに対
面する定位置で固定する工程と、前記主溝部を該摺動ブ
ロックの端面に連ねて粘土等の形状を保持する材料で枠
取りを形成し、主溝部と摺動ブロックの端面と枠取りと
で包囲する空間に石コウ等の形状を保持する材料を充填
して該主溝部の形状を備えた仮型を成形すると共に、該
仮型と前記摺動ブロックとを一体に形成する工程と、前
記枠取りを取り除いた後に前記仮溝部に対面する前記摺
動ブロックを摺動させてその端面が前記マスターモデル
に対面する定位置で固定する工程と、前記仮溝部内から
該仮溝部に対面する摺動ブロックの端面に連ねて前記仮
型の両側に形状を保持する材料によって見切り部を該摺
動ブロックと一体に成形する工程と、前記仮型が一体に
設けられた摺動ブロックを後退させて主溝部から離脱さ
せ、咳摺動ブロックから該仮型を取り除いた後再び該摺
動ブロックをその端面が主溝部に対面する定位置に固定
し、見切り部と主溝部に対面する摺動ブロックの端面と
で包囲する空間に低融点合金を充填し、該低融点合金を
硬化させて金型構成体とし、該金型構成体と前記摺動ブ
ロックとを一体に形成する工程と、該金型構成体と前記
見切り部とをマスターモデルから離脱させる工程と、前
記マスターモデルを回転させてその主溝部を、金型構成
体を設ける他の摺動ブロックの端面に対面させると共に
一方の仮溝部に前記金型構成体を挿着して該マスターモ
デルを位置決めし、該マスターモデルの他の仮溝部に対
面している摺動ブロックを取り外し、その取り外した位
置に前記一方の見切り部が形成された摺動ブロックを取
り付けて該見切り部を該他の仮溝部に挿着し、主溝部に
対面する摺動ブロックの端面と前記金型構成体と該見切
り部とで包囲された主溝部内に低融点合金を充填し、該
低融点合金を硬化させて金型構成体とし、接金型構成体
を形成した摺動ブロックと前記見切り部を形成した一方
の摺動ブロックとを使用して金型構成体を摺動ブロック
に一体に形成する工程を繰り返し、全摺動ブロックに前
記金型構成体を形成する工程とからなることを特徴とす
る。
そして、前記第1の態様又は第2の態様の場合に、前記
金型構成体と前記摺動ブロックとを一体に形成する工程
において、見切り部と前記摺動ブロックの端面とで包囲
する空間に低融点合金を充填するとき、該摺動ブロック
に対応し金型の中心を軸として回転自在且つ着脱自在の
蓋材により前記空間を閉塞して該蓋材に設けた湯口を介
して低融点合金を充填し、低融点合金が固化した段階で
該蓋材を回転させ、該蓋材を取り外すことを特徴とする
(作用) 前記の本発明の第1の態様の製作方法によれば、前記の
各摺動ブロックに金型構成体を形成するとき、前記翼車
模型の形状のブレード形状部間の間隙形状に対応する溝
部を備えたマスターモデルを用い、各摺動ブロックに対
して同一の溝部によって同一の作業を繰り返せばよ(、
作業の簡略化を可能とする。同時に同一の溝部を使用す
ることにより、精度のバラツキを防止して高精度の各金
型構成体の製作を可能とする。そして、全摺動ブロック
を放射方向中心に向かって摺動前進させて全金型構成体
を集合させることにより、前記翼車模型の金型を形成す
る また、本発明の第2の態様の製作方法によれば、前記の
各摺動ブロックに金型構成体を形成するとき、前記翼車
模型の形状のブレード形状部間の間隙形状に対応する主
溝部を備え、該主溝部の両側には夫々ブレード形状部を
介して仮溝部を備えたマスターモデルを使用し、各摺動
ブロックに対して同一の主溝部及び仮溝部によって同一
の作業を繰り返せばよく、作業を簡略化する。同時に同
一の主溝部及び仮溝部を使用することにより、精度のバ
ラツキを防止して高精度の金型構成体の製作を可能とす
る。更に、該マスターモデルは正値な形状のブレード形
状部を備えると共に仮溝部を備えているので、該マスタ
ーモデルを回転させた後に該仮溝部に既に成形された前
記金型構成体を挿着して該金型構成体のブレード形状に
対応する側面と該マスターモデルのブレード形状に当接
することにより、該マスターモデルが金型構成体に係止
されて該マスターモデルの位置決めが容易となる。そし
て、全摺動ブロックを放射方向中心に向かって摺動前進
させて全金型構成体を集合させることにより、前記翼車
模型の金型を形成するまた、前記金型構成体と前記摺動
ブロックとを一体に形成する工程では、蓋材を取り付け
て該蓋材に設けた湯口から低融点合金を充填し、該低融
点合金の固化した段階で該蓋材を回転させることにより
、湯口に残余して固化した不要の低融点合金の切除を可
能とし、精度の高い形状の金型構成体の成形を容易とす
る。
(実施例) 本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施の際に使用する金型装置を示す断
面図、第2図は第1の実施例で使用するマスターモデル
を示す斜視図、第3図乃至第7図は第1の実施例の各工
程を示す説明図、第8図は第2の実施例で使用するマス
ターモデルを示す斜視図、第9図乃至第16図は第2の
実施例の各工程を示す説明図、第17図は翼車模型の斜
視図である。
第1図示の金型装置Aは、ロストワックス鋳造法で使用
するワックス模型を成形するための金型である。本実施
例の方法によって製作する翼車模型成形用金型によって
成形される翼車模型Bの形状は、第17図に示すように
、ターボチャージャのタービンホイールの製品模型であ
り、ボス部aと該ボス部aの外周に放射状にブレードb
を有している。該模型Bは、ロストワックス鋳造法で使
用する前記翼車のワックス模型である。
第1図で、!は基板を示し、2は該基板1上に設けられ
た翼車模型の底部を成形する下型を示し、3は核上型2
を中心として放射方向に摺動し且つ着脱自在の複数の摺
動ブロックを示し、4は湯口5を備えて前記下型2の中
心位置を軸として回転自在の上型を示す。
前記摺動ブロック3は、摺動ピン6を備えている。該摺
動ピン6は、環状のカム材7aに形成された放射方向に
延びる案内溝7bに挿着自在であり、前記カム材7aを
回転させることにより該案内溝7bに案内されて摺動ブ
ロック3を放射方向に摺動させる。
該摺動ブロック3の放射方向の中心に向かう先端8には
、第1、第2の実施例によって成形される金型構成体9
を一体に備える。接金型構成体9は、各摺動ブロック3
を放射方向の中心に向かう方向に摺動させて集合させる
ことによってプレードキャビティーlOを有して翼車模
型Bを成形する金型11を形成する。
第1の実施例による金型の製作を順を追って説明すれば
次の通りである。
第1の実施例で使用するマスターモデル12は、第2図
示したように、前記翼車模型Bのブレー15間の間隙形
状に対応する溝部13を1個所に備えている。
先ず、第3図に示すように、マスターモデル12を全摺
動ブロック3の放射方向中心に載置する。
そして、前記溝部13に摺動ブロック3aをその端面1
4に対面させて固定する。このときの摺動ブロック3a
の位置を定位置とする。
次に、第4図に示すように、摺動ブロック3aの両隣の
摺動ブロック3.3bを取り外し、その部分に見切りを
形成する見切り部材15a、15bを前記マスターモデ
ル12の摺動ブロック3との対面する側面に当接する。
前記マスターモデル12の溝部13には、それを囲う見
切り部15cを形状を保持する材料である石コウ等で成
形し、摺動ブロフク3aの端面14と見切り部材15a
、15bと見切り部15cとで包囲する空間16を形成
する。その上部に前記の模型成形用金型装置Aの上型4
を被せて該上型4を金型構成体9の成形時の蓋材として
使用する。そして、該見切り部15cとマスターモデル
12の溝部13と前記摺動ブロック3aの端面14と下
型2と上型4とで包囲する空間16に、第5図示のよう
に、低融点合金17を充填する。
その後、低融点合金17の固化した段階で上型4を回転
させる。これにより、湯口5に残余して固化した不要の
合金を切除する。
以上の工程によって、一つの摺動ブロック3aに対して
一体に金型構成体9が形成される。
そして、第6図に示すように、前記低融点合金17を摺
動ブロック3aと一体に固化させて金型構成体9を形成
した後、前記上型4を取り外し、該金型構成体9と一体
の摺動ブロック3aを前記マスターモデル12から離脱
させると同時に前記見切り部材15a、15bを取り外
す。そして、第7図に示すように、マスターモデル12
を、その溝部13が他の摺動ブロック3bの端面18に
対面する位置まで回転する。回転した該マスターモデル
12の位置決めは、先ず、金型構成体9が形成されたI
H動ブロック3aを、次に金型構成体を形成しようとす
る摺動ブロック3bの位置に取り付ける。そして、該摺
動ブロック3aの金型構成体9を、回転した該マスター
モデル12の溝部13に係合させ、該マスターモデル1
2の位置が決まったところで前記金型構成体9及び摺動
ブロック3aを取り外し、その取り外した位置に、金型
構成体を形成しようとする摺動ブロック3bを取り付け
る。なお、回転した該マスターモデル12の位置決めは
、上述した方法以外に、第3図に示したように、マスタ
ーモデル12にノック穴12aを設け、該ノック穴12
aを図示しないノックピンに係合させることによって所
定位置で係止してもよい。
そして、該摺動ブロック3bを放射方向の中心に向かっ
て摺動させた後に固定し、第5図示と同様に空間19を
形成して該空間19に低融点合金を充填し、前記金型構
成体9と摺動ブロック3aとを一体に形成する。このよ
うに、マスターモデル12に見切り部15cを備えたま
まの状態で該マスターモデル12を回転させ、見切り部
材L5a、15bと各摺動ブロック3とを前述のように
付は外しをおこないなから全摺動ブロック3に対して前
述の低融点合金の充填作業の工程と同様の工程を繰り返
して金型構成体9を形成する。
このようにして、各摺動ブロック3に形成された金型構
成体9を、マスターモデル12を取り除いた後の放射中
心位置に集合させて、第1図示した前記翼車模型Bを成
形する金型11とする。
前記の工程により、各摺動ブロック3に金型構成体9を
形成するとき、各摺動ブロック3に対して同一の溝部1
3によって同一の作業を繰り返せばよく、作業を簡略化
することができる。更に、同一の溝部13を使用するこ
とにより、精度のバラツキを防止して高精度の金型構成
体を製作することができる。
次に、第2の実施例による金型の製作を順を追って説明
する。
第2の実施例で使用するマスターモデル20は、第8図
示したように、前記翼車模型Bの形状の2枚のブレード
形状部21.22間の間隙形状に対応する主溝部23を
1個所に備え、該主溝部23の両側に夫々ブレード形状
部21.22を介して仮溝部24.25を備えている。
該マスターモデル20は、2枚のブレード形状部21.
22とイれらの間隙である主溝部23とを正確な形状に
成形し、仮溝部24.25を主溝部23に比して大きく
成形した。それにより、桟仮溝部24.25には、後述
する金型構成体9が挿着可能となっている。
先ず、第9図に示すように、マスターモデル20を全摺
動ブロック3の放射方向中心に載置する。
そして、前記主溝部23に摺動ブロック3Cの端面26
を対面させて固定する。このときの摺動ブロック3cの
位置を定位置とし、該摺動ブロック3Cに隣設した3d
と、別に用意した見切り用ブロック3χとを交換して設
ける。該見切り用ブロック3χは、第9図示のように、
摺動ブロックと同形に成形されたものである。従って、
本実施例では該見切り用ブロック3χを使用するが、該
見切り用ブロック3χを使用しない場合は他の摺動ブロ
ック3をその代用としてもよいことは言うまでもない。
次に、第10図に示すように、前記主溝部23を前記摺
動ブロック3Cにわたって粘土27で枠取りし、それら
が包囲する空間28に形状を保持する材料である石コウ
を充填して乾燥する。そして、第11図に示すように、
前記空間28に対応する該主溝部23の形状を備えた仮
型29を面記摺勅ブロック3cと一体に成形した後、枠
取りのための粘土27をとり除く。
続いて、見切り用ブ「ドック3χ、摺動ブロンク3eを
前記仮溝部24.25に対面する位置に[晶7動させて
固定する。そして、図示しないが、前記仮型29を成形
した方法と同様にして仮溝部24を見切り用ブロック3
χにわたって枠取りすると共に仮溝部25を摺動ブロッ
ク3eにわたって枠取りする。
その際に形成される夫々の空間に石コウを充填して乾燥
させ、第12図に示すように、前記仮型29の両側面に
密着する見切り部となる見切り型30.31を一体に成
形する。
その後、第13図に示すように、摺動ブロック3Cを摺
動後退させて、主溝部23から仮型29を離脱して該仮
型29を摺動ブロック3Cの先端から取り除く。
続いて、第14図に示すように、該摺動ブロック3Cを
放射方向中心に向かって摺動前進させてその端面26が
前記主溝部23に対面する位置で固定し、その上部に第
1図示の上型4を被せる。該上型4は、本実施例におい
ては金型構成体9の成形時の蓋材としても使用する。そ
して、該見切り部30゜31と主溝部23と前記摺動ブ
ロック3Cの端面26と下型2と上型4とで包囲する空
間32に低融点合金を充填する。
その後、前述した第1の実施例と同様に、該低融点合金
が固化した段階で上型4を回転させる。
これにより、湯口5に残余して固化した不要の合金を切
除する。
そして、第15図に示すように、摺動ブロック3Cと一
体に金型構成体9を形成した後、前記上型4を取り外し
、該金型構成体9と一体の摺動ブロック3cを前記マス
ターモデル20から離脱させ、同時に前記摺動ブロック
3eに備えた見切り型31を取り除く。
この時点で、一つの摺動ブロック3cに対して金型構成
体9が形成される。
続いて、第15図に示すように、見切り型30を一体に
設けた見切り用ブロック3χを、第9図示の摺動ブロッ
ク3fを取り外した後にその位置に取り付け、見切り用
ブロック3χを取り除いた位置に金型構成体9を備えた
摺動ブロック3dを取り付ける。そして、マスターモデ
ル20を回転させて該マスターモデル20の主溝部23
が見切り用ブロック3χと摺動ブロック3cとの間の摺
動ブロック3dの端面33に対面する位置で固定する。
続いて、第16図に示すように、マスターモデル20の
仮溝部25に前記の方法で摺動ブロック3cに形成され
た金型構成体9を挿着させ、同時に仮溝部24に見切り
ブロック3χに形成された見切り型30を挿着させるこ
とにより、マスターモデル20のブレード形状部21が
見切り型30に、ブレード形状部22が金型構成体9の
ブレード形状に対応する側面に夫々係止されて、主溝部
23が摺動ブロック3dに対面する位置決めを正確に行
うことができる。そして、第16図に示すように、主溝
部23と金型構成体9と見切り型30と摺動ブロック3
dの端面33とで包囲された空間34に低融点合金を充
填して固化させる、前述した金型構成体9と摺動ブロッ
ク3Cとを一体に形成する工程と同様の工程を行い、摺
動ブロック3dにも一体に金型構成体9を形成する。
このように、全摺動ブロック3に対して既に形成した金
型構成体9と見切り用ブロック3χの見切り型30を使
用して前述の低融点合金を充填する工程と同様の工程を
繰り返して金型構成体9を形成する。
このようにして、各摺動ブロック3に形成された金型構
成体9を、マスターモデル20を取り除いた後の放射中
心位置に集合させて、前記翼車模型Bを成形する金型1
1とする。
前記の工程により、各摺動ブロック3に金型構成体9を
形成するとき、各摺動ブロック3に対して同一の主溝部
23によって同一の作業を繰り返せばよく、作業を簡略
化することができる。更に、同一の主溝部23を使用す
ることにより、精度のバラツキを防止して高精度の金型
を製作することができる。また、該マスターモデル2o
は仮溝部24゜25及び、ブレード形状部21.22を
備えているので、マスターモデル20を回転させた後、
見切り部3o及び金型構成体9を夫々仮溝部24.25
に挿着して係止することにより、該ブレード形状部21
.22を利用した回転位置決めを容易に行うことができ
る。
(発明の効果) 以上のことから明らかなように、本発明によれば、前記
マスターモデルに、翼車模型の形状のブレード形状部間
の間隙形状に対応する高精度の溝部を備えるだけで、該
マスターモデルを回転させて、その同一の溝部によって
全ての摺動ブロック各々に一体に金型構成体が形成され
るので、安定した精度の金型構成体を製作することがで
きる。
また、本発明によれば、前記マスターモデルに、翼車模
型の形状のブレード形状部間の間隙形状に対応する主溝
部が備えられ、且つ咳主溝部の両側に夫々ブレード形状
部を介して仮溝部が備えられているので、該マスターモ
デルを回転させて位置決めする際、既に摺動ブロックに
一体に成形した金型構成体を該仮溝部に挿入してブレー
ド形状部で係止することにより、確実な回転位置決めを
することができ、同一の主溝部によって全ての摺動ブロ
ック各々にブレードキャビティを構成する金型構成体が
形成されるので、接金型構成体は安定した精度を得るこ
とができる。
更に、蓋材を金型構成体の上部に設けて低融点合金の固
化した段階で回転させることにより、湯口に残余して固
化した不要の合金を容易に切除することができる。
従って、本発明によれば、全金型構成体を高精度に製作
することができ、正確な形状の翼車模型の金型を得るこ
とが可能な金型の製作方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施の際に使用する金型装置を示す断
面図、第2図は第1の実施例で使用するマスターモデル
を示す斜視図、第3図乃至第7図は第1の実施例の各工
程を示す説明図、第8図は第2の実施例で使用するマス
ターモデルを示す斜視図、第9図乃至第16図は第2の
実施例の各工程を示す説明図、第17[21は翼車模型
の斜視図である。 ■・・・基板、 3.3a、3b、3c、3d、3e、3z−=摺動ブロ
ック、 4・・・上型、 9・・・金型構成体、 11・・・金型、 13・・・溝部、 8、14.26・・・端面、 15a  15b・・・見切り部材、 15、30.31・・・見切り部、 16、19.28 32・・・空間、 12、20・・・マスターモデル、 23・・・主溝部、 2122・・・ブレード形状部、 24、25・・・仮溝部、 29・・・仮型、 a・・・ボス部、 b・・・ブレード、 B・・・翼車模型。 4 FIG、12 9n FIG、16

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、放射方向に摺動する複数の摺動ブロックを基板上に
    配設し、各摺動ブロックの内方の先端に一体に備えた金
    型構成体を集合させて、ボス部と該ボス部の外周に放射
    状に設けられた複数のブレードとを有する翼車模型を成
    形する金型の製作方法であって、前記翼車模型の一対の
    ブレード間の間隙形状に対応する溝部を備えたマスター
    モデルを前記基板上の全摺動ブロックの放射方向中心に
    載置する工程と、前記溝部に対面する前記摺動ブロック
    を摺動させてその端面が前記マスターモデルに対面する
    定位置で固定する工程と、前記溝部を該摺動ブロックの
    端面に連ねて形状を保持する材料で見切り部を形成し、
    溝部と摺動ブロックの端面と見切り部とで包囲する空間
    に低融点合金を充填して該溝部の形状を備えた金型構成
    体を成形すると共に、該金型構成体と前記摺動ブロック
    とを一体に形成する工程と、該金型構成体を一体に形成
    した摺動ブロックを後退して前記マスターモデルから離
    脱させ、該マスターモデルを回転させて該マスターモデ
    ルの溝部が他の摺動ブロックに対面する位置で固定し、
    前記金型構成体と摺動ブロックとを一体に形成する前記
    工程を繰り返して全摺動ブロックに前記金型構成体を形
    成する工程とからなることを特徴とする翼車模型成形用
    金型の製作方法。 2、放射方向に摺動する複数の摺動ブロックを基板上に
    着脱自在に配設し、各摺動ブロックの内方の先端に一体
    に備えた金型構成体を集合させて、ボス部と該ボス部の
    外周に放射状に設けられた複数のブレードとを有する翼
    車模型を成形する金型の製作方法であって、前記翼車模
    型の一対のブレード間の間隙形状に対応する主溝部を備
    え、該主溝部の両側に夫々ブレード形状部を介して仮溝
    部を備えたマスターモデルを前記基板上の全摺動ブロッ
    クの放射方向中心に載置する工程と、前記主溝部に対面
    する前記摺動ブロックを摺動させてその端面が前記マス
    ターモデルに対面する定位置で固定する工程と、前記主
    溝部を該摺動ブロックの端面に連ねて形状を保持する材
    料で枠取りを形成し、主溝部と摺動ブロックの端面と枠
    取りとで包囲する空間に形状を保持する材料を充填して
    該主溝部の形状を備えた仮型を成形すると共に、該仮型
    と前記摺動ブロックとを一体に形成する工程と、前記枠
    取りを取り除いた後に前記仮溝部に対面する前記摺動ブ
    ロックを摺動させてその端面が前記マスターモデルに対
    面する定位置で固定する工程と、前記仮溝部を該仮溝部
    に対面する摺動ブロックの端面に連ねて形状を保持する
    材料によって見切り部を該摺動ブロックと一体に成形す
    る工程と、前記仮型が一体に設けられた摺動ブロックを
    後退させて主溝部から離脱させ、該摺動ブロックから該
    仮型を取り除いた後再び該摺動ブロックをその端面が主
    溝部に対面する定位置に固定し、見切り部と主溝部に対
    面する摺動ブロックの端面とで包囲する空間に低融点合
    金を充填し、該低融点合金を硬化させて金型構成体とし
    、該金型構成体と前記摺動ブロックとを一体に形成する
    工程と、該金型構成体と前記見切り部とをマスターモデ
    ルから離脱させる工程と、前記マスターモデルを回転さ
    せてその主溝部を、金型構成体を設ける他の摺動ブロッ
    クの端面に対面させると共に一方の仮溝部に前記金型構
    成体を挿着して該マスターモデルを位置決めし、該マス
    ターモデルの他の仮溝部に対面している摺動ブロックを
    取り外し、その取り外した位置に前記一方の見切り部が
    形成された摺動ブロックを取り付けて該見切り部を該他
    の仮溝部に挿着し、主溝部に対面する摺動ブロックの端
    面と前記金型構成体と該見切り部とで包囲された主溝部
    内に低融点合金を充填し、該低融点合金を硬化させて金
    型構成体とし、該金型構成体を形成した摺動ブロックと
    前記見切り部を形成した一方の摺動ブロックとを使用し
    て金型構成体を各摺動ブロックに一体に形成する工程を
    繰り返し、全摺動ブロックに前記金型構成体を形成する
    工程とからなることを特徴とする翼車模型成形用金型の
    製作方法。 3、前記金型構成体と前記摺動ブロックとを一体に形成
    する工程において、前記見切り部と前記摺動ブロックの
    端面とで包囲する空間に低融点合金を充填するとき、該
    摺動ブロックに対応し金型の中心を軸として回転自在且
    つ着脱自在の蓋材により前記空間を閉塞して該蓋材に設
    けた湯口を介して低融点合金を充填し、低融点合金が固
    化した段階で該蓋材を回転させ、該蓋材を取り外すこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の翼車模型成形用金型
    の製作方法。
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